2019-08-12 14:23:14 更新

概要

提督と艦娘たちが鎮守府でなんやかやしてるだけのお話です

注意書き
誤字脱字があったらごめんなさい
基本艦娘たちの好感度は高めです
アニメとかなんかのネタとかパロディとか
二次創作にありがちな色々


前書き

69回目になりました
楽しんでいただければ幸いです お目汚しになったらごめんなさい
ネタかぶってたら目も当てられませんね

それでは本編を始めましょう


 ↑ 前 「提督と姉妹」

 ↑ 後 「提督とデート」




ー厨房ー


豆を炒っていた

からからと、音が回る鍋を見つめながら、淡々と豆を煎り続けていた


瑞鳳「…見てて楽しい?」


しかし、それはどういう訳か、なんともなしにこっちを見続けている

幸い邪魔はしてこないので、どうでも いいっちゃ、どうでも良いんだけど


まぁ、気にはなる…


提督「いや、ぜんぜん…」

瑞鳳「そ…」


特に言う事はなかった

私は豆を炒ってるだけで、提督はそれを眺めているだけ

そこに何かあろうはずもなく、生まれる会話は沈黙と、少しだけの気がかり


瑞鳳「火傷、しないでよ…」


摘み食い、文字通りの

横から伸びてきた手が、跳ねた豆を啄んで口の中に放り込んでいた


提督「っぁ…」


そうしての案の定だ

まさか言った傍からやるとは思わなかった

いや、やりそうではあったんだ。言うだけ無駄だっただけで


瑞鳳「ばーか。なにやってんのよもう…」


火と一緒に、ため息を消しながら提督に向き直る

口元を抑えて、渋い顔をしている姿は、なんか子供の様だった


瑞鳳「ほら、口開けて…。あーあー、赤くなってるし…」


頬を抑えて、口の中を覗き込む

差し出された舌先に僅かな赤み。まぁ、一日もすれば落ち着く程度だろうか


冷蔵庫に手を伸ばす

中から一つ、氷を摘んで提督の口の中に押し込んだ


瑞鳳「噛まないでよ?」

提督「ん…」


念の為に釘は刺しておく

指先を離した瞬間、がりっと音が聞こえたんじゃ堪らない


やに素直ね…


大人しく頷いた提督に感じる薄気味の悪さ

普段からこうなら可愛げもあるのだが、普段が普段だから訝しいものもあった


瑞鳳「ん、良い子」


提督を子供扱いした後、残った豆に手を移す

卯月の分と睦月の分と…指折り数えて投げたがる娘はどれだけだろうか

余った分は溶かした砂糖を絡ませて、おやつにでもすればいいだろう…余るかな?


提督「づほねーちゃんっ♪」

瑞鳳「ぅひぃっ…!?」


薄ら寒いものを感じて背筋が伸びる

狂った手元から、ぱらぱらと豆が逃げ出していった


瑞鳳「誰がお姉ちゃんだ…」


それは良い、こう言えば済むんだから

けど、あえての猫なで声だけはやめて欲しかった


提督「瑞鳳お姉ちゃん? づほ姉?」

瑞鳳「吟味しないで。飽きるまで続けるつもりか、あんたはっ」

提督「えー? いいじゃん? 懐くよ?」

瑞鳳「懐くなっ」


悪戯に距離を詰めてくる提督を手で押し退けながら、散らばった豆を拾い集める


瑞鳳「ていうか、じゃーまっ」

提督「それ、私の分もあるの?」


かと思えば、ふわふわと回り込んで肩越しから覗き込んできた


瑞鳳「なに? 食べるの? 投げんの?」

提督「投げてっ♪」


何が嬉しそうって、構ってもらえるのがそうなんでしょうけど


拾い集めた豆を握りしめて、そこを見ないまま、肩越しに向かって投げつけた


瑞鳳「そぅ…れっ!」


ぱらぱらと、落ちた豆がまた床に散らばっていく

ものの勢いで投げつけたけど、拾い集めた手間が蘇ってくる頃には少しだけ気分が落ち込んだ


瑞鳳「おにはそと…ねぇ…」


振り返ればどっか行っていた

正しく払われたように見えるけど、そんなもんで払えれば誰も苦労はしてないだろう



ー執務室ー


瑞鳳「やっぱりか…」


扉を開けると案の定

そこがリスポーン地点かの如くに提督はそこにいた

いっそ払うよりも、扉に札でも貼っ付けてたほうが早い気もしてくる


提督「どうしたの? づほ姉?」

瑞鳳「誰がお姉ちゃんだ…」


くそ、やっぱりか。気に入られた、これは飽きるまでやる奴だ

おやつ用にと用意はしてきたけれど、やっぱりやめようかと意地悪も考えたくもなる


瑞鳳「ほら…」


そう、考えたくなる前に、もってきた小袋を投げ渡していた




提督と会話



ー執務室ー



たんたんたん と とんとんとん

かりかりかり と ぱらぱらぱら


あるべきはずの執務室

職場の静謐、仕事中の緊張感

会話は広がらず、黙々と作業だけが進行していく


提督 「皐月…」

皐月 「はい、これ…」

三日月「司令官…」

提督 「ああ、うん…」

提督 「なが…」

菊月 「…なが」

望月 「ふわぁ…」


時折交じる言葉は、何を伝えるでもなく、上半分だけを切り取ったようなものばかり


水無月「ねぇ…なんかおかしくない?」


違和感だった

執務室で皆が仕事をしているというのが想像出来なかった

むしろ、そんな中一人だけ堂々と寝こけている望月に安心さえ覚える


提督 「なに? 何処か間違ってた?」

水無月「いや、そんな事無いけどさ…」


いや、間違っている

何よりも、司令官が戯言も言わずに仕事をしている事こそが間違っている


水無月「なんで真面目に仕事してんのさ、司令官は?」

提督 「水無月が可愛いから?」

水無月「ばかじゃないの…」


ようやくと何時もみたいな事を言いだしたと思ったけど

それでも満足できないのは、その視線が手元に向いたままのせいかもしれない


水無月「ていうかさ…。もうちょっと会話しようよ」


なによりの、一番の気がかりはそこだった

ようやく誰かが口を開いたと思ったら、名前を呼ぶだけだったり、受け答えの返事だったり

肝心な要件は何一つ出てこないばかりか、挙句の果てには「なが…」って、もう鳴き声じゃん


提督「会話ねぇ」


やっと手が止まる

一寸、何かを考えていたようだったけど


提督「あ、皐月」

皐月「うん」


思い出したかのように、紙切れが一枚、さっちんの方へと飛んでいった


水無月「だーかーらーっ、それだよそれっ。なんなのっ? テレパシーなのっ? 分かり合っちゃってんのっ!?」


主語がなければ述語もない

ただ、名前を呼びあうだけで分かってしまう

それが何故か引っかかる。もっと言えば面白くないのかも知れない


三日月「司令官」

提督 「うん」


言ってる傍からまたコレだ

妹にまで先を越されている気分になる


水無月「みーかーづーきーっ!!」

三日月「ひゃいっ!? え? なに? ちょっ、お姉ちゃんっ!?」

水無月「お姉ちゃんも仲間にいれてよっ!」


言ってて恥ずかしくはあるが、疎外感には耐えられなかった

ひーふーみーよーと集まってのほぼ無言。もちろん、そんなつもりなんか無いのだろうけど


三日月「仲間にって…そんな別に…」

水無月「いいからっ。水無月にもそれ、教えて」

三日月「えぇ…」




三日月、それに答えて曰く

「いつもの事だし…。それに、顔見てたら何となく分かるっていうか…」


乙女かよ…


でも、それを言う三日月の顔はちょっと嬉しそうで、ますます羨ましくなる


水無月「顔…ねぇ?」


ちらり、司令官の顔を伺ってみる




思う所、なんてものを思う前に、さり気なく視線をそらした


分かるのか? 自分…

そもそも、まっすぐ見つめ続ける自信も無いんだけど

しかしだ、此処を踏破しない事には、いつまで経っても姉妹たちに負けっぱなしに

ていうか何でムキになってんのさ自分は。分かんないなら普通に話せば良いだけでしょ?


ああ、でもだめだ。それはやっぱり、なんか面白くはない


提督 「水無月…? みーなーづーきー?」

水無月「え、あ、ごめん、なに?」


提督の声。それにひっぱられて慌てて顔を上げる


提督 「ぼーっとしてどうしたの?」

水無月「いや、どうもは…しないけど?」

提督 「そう? 疲れたんだったら、望月を布団にしてもいいからね」


「人を勝手に…抱きまくらじゃ…」「いやいや。暖かくて柔らかくて程よい重さ…」「掛け布団かよ…」


いや、やっぱりどうかしてるんだろう

そんな二人の、なんでもない会話でさえ気に掛かる


水無月「ねぇ、司令官…」

提督 「んー?」


執拗に、それこそ にらめっこでもするみたいに司令官の顔を眺めてみる


分かるものだろうか?


こうして見てるだけだって、恥ずかしいばっかりで何を考えているかなんてのは


提督 「水無月?」

水無月「良いからっ。じっとしてて…」



そう言われてはやることもなくなった

妙な顔をしている水無月を眺めながら、可愛いという感想を浮かべては弾ませる


羨ましい? 悔しい? 疎外感かな?


三日月から何を聞いたかはともかく、聞けば試してみたくもなるだろう

知りたいのは私の考えていることだろうか?

それを知ってどうするの? なんて聞いても無駄だろう

何がイヤって、それが分からないことなんじゃなくて、自分だけ分からないのが堪らないのだろうから


提督「まーだ?」


面白い顔になり始めていた水無月を突っついてみる


水無月「まだっ。ていうか、突くの止めて」

提督 「そんなに難しいことは考えてないと思うけど…」

水無月「別に自分は…司令官の考えてることなんか、どうでもよくってさ…」

提督 「そう? なんかそんな顔していたけれど?」

水無月「むぅぅぅ…」


面白い顔をしている。自分はわからないのにってそんな不満を貼り付けたような


しかし、だ…


そんな顔をされると、眺めていると

どうしてか、どうしても悪戯をしたくなってくる、からかいたくなってくる

顔を赤くして、あたふたさせて、感極まった挙げ句に「もう良いっ」て言わせたい

もしかしたら顔に出ているかも知れない。だってほら、望月が呆れたような顔をしている

当てられるならそれも良い。良い加減、終わらない睨めっこに飽きてもきた


提督「菊月は分かる? 私が何を考えているかって?」

菊月「私か? そうだな…」


一つ、考え込む菊月を先に制したのは水無月だった


水無月「あーっだめだからっ、水無月が先に言うからっ」

菊月 「ん? 別に構わないが…しかし…」

水無月「良いからっ、お姉ちゃんに任せてっ」


とんっと胸を張る水無月。その必死さに何を任せられたものか疑問にも思うが


ここかな?


いい感じに煮詰まってきていた

兎角誰かに言われる前に、何かを言わないとと躍起になり始めている

きっと、それらしい言葉を放り込めば…餌に群がる鯉みたいに飛びつくだろう


「おっぱい…」


そんな、小学生が喜びそうな撒き餌を撒いて見ると、あら不思議


水無月「そう、それっ! おっぱいっ」


そんな言葉を大声で言うものだから、私がからかう理由としては十分だった


提督「水無月? あんまり女の子が おっぱい おっぱい 言うものではないよ?」


自分が元凶なのを差し置いて

殊更に、諭すように、指し示すようにと言葉を投げかける


水無月「へ? あ…いや、まって、ちが…くて…」


固まった。完全に動きが止まっていた

みるみる内に顔が赤くなり、綺麗な水色の髪との対比がより際立っている

まるで私のせいにするかのように、指を向け、詰まった言葉が わなわなと唇を震わせていた


提督 「いや、違わないけど?」

水無月「違うでしょっ!? だって司令官が、いまっ!」

提督 「おっぱい?」

水無月「ーーーーーっ!?」


悔しそうだった

何も言い返せないのが堪らないと、口を引き結んでいる

それなのに、コレ以上は墓穴だと、穴にハマった後に気づいていしまったのも不幸だ


「ばーかっ!!」


感極まって暴言を投げつけた後、提督の笑い声に背中を押され、脱兎のごとく飛び出していく水無月


菊月「はぁ…」


だから言ったのに、とは言えなかった

言わせてくれなかったんだからしょうがない

どうみても、水無月をからかう構えだったろうにな



ー食堂ー



北上「あっはっはっはっ」


北上様が笑っていた

子供のケンカを眺める大人の様に、いとをかし と笑っていた


北上「そりゃ、提督だもの。おっぱい くらいは言うさ」


たとえば、何かを履き違えた人がそう言うのは気にもなるが

小学生がそれをいって 笑ってる分には一緒になって笑えばいいと思う


水無月「なんで笑えるんだよっ」

北上 「なんでって、おっぱいの一つや二つ誰にだってあるでしょう」


それはだって提督にもある訳だし、何も騒ぐような話でもない

たとえ あたしが まな板だと評された所で、そっちは胸板じゃんと言い返すくらいの度量はあるのだよ


水無月「三つも四つもあったら怖いでしょっ」

北上 「あははははっ。そりゃもう牛じゃんね?」


また笑っている。まるで手応えがない

むしろ、自分が騒ぐほどにその色が濃くなって、まるで…


とんっと、司令官の影が重なった


水無月「もうっ、北上様はどっちの味方なのっ」


からかわれている自覚と、浮かんだ影を振り払うように声を上げて、北上様に詰め寄った


北上「ん? あたしかい?」


頭に手が置かれた

そうして、わしゃわしゃと撫でられて、撫ぜ返された…だけだった


水無月「なんかいってってっ。誤魔化してるんじゃないよっ」


ただ撫でられただけ。そうやって向けられた笑顔に

「あ、北上様は自分の味方なんだ♪」って勘違いもしそうになるが、実際、何もは言ってくれなかった

その誤解が後々になって「あたしゃ何も言ってないよ?」って、裏切られた気にさせるんだ


水無月「それが大人のやることなのっ」

北上 「違うね、間違っているよ水無月」

水無月「なにがっ」

北上 「これが大人のやり方なんよ?」



蹴られた



大鳳「お可愛いこと…」


小さくなっていく背中を見送りながら、ぽつり…声を漏らす大鳳


北上「どっちがよ?」

大鳳「どっちもよ?」


相変わらずの余裕の笑み。鉄面皮と言えば格好も付くかもしれないが

しかし、この娘、中々に自分の欲望に素直ではある

被った笑顔の裏側で何を企んでるかなんてのは。良く分からんという意味なら提督のが可愛らしいぐらいだ


北上「そういうお嬢さんは分かるのかい?」

大鳳「むしろ、分かりやすいまであるでしょう? あの人の考えていることなんて」


まあ、そうだろう

からかう腹づもりもありはしたが、このくらいで動揺する訳もなし、か

むしろ、なんか妙な自信を見せつけられてしまった


大鳳「あなただってそうじゃないの?」


それはそうだと返せれば格好もつくが、実際はどうだろうか?

水無月が言うのも分からんでもないのだ。つーとかーで分かりましょって

それは格好が良いし、それを見せつけられた日には羨ましくもあり、なのだが


北上「んー…そうねぇ…」


たまに…いや、但し例外はあるという都合の良い割合で

何の脈絡も無いことを考えていたりするから困るのだ、そもそも困らせたいだけなのがまたね

それこそ突拍子もなく「おっぱい」とか言い出したんだろう。なんとなくでも、その場の空気が感じ取れますよって

皐月たちはきっと良い加減に馴れてるんだろうけど。つられて言わされた日にはもう水無月の顔は真っ赤だったろうね


北上「だからって「おっぱい」はわっかんないわ」

大鳳「まぁ、そうね…」


この時ばかりは、流石の大鳳も言葉を濁らせていた



ー廊下ー



「そんなに言うなら、豆でも投げつけてやれば?」


そう、瑞鳳お姉ちゃんに言われて

こう、司令官に向かって構えているのが今


後ろからの不意打ち。まさか、卑怯だなんては言わないでしょ


水無月「鬼はーっ」

提督 「卯月…」


迎撃された


「ぴょんっ」と鳴いたと思ったら、ぱっと散らさせる

桜色の煌めきに「ぷっぷくぷーっ♪」とバカみたいな笑い声


提督「まさか、卑怯とは言わんよな」


そうして、司令官が大仰に振り返った


水無月「いやっ、卑怯でしょうよっ」

提督 「えー」

水無月「不満そうな声を出すなっ」

卯月 「えー」

水無月「うーちゃんは黙っててっ」


まただ

また、大した会話もなしにやり取りが成立してる

うーちゃんでも出来るのにって、そんな事実にもやっとするし、そんな風に考える自分にイラッとする


卯月「ぅぅっ、嫌われてしまったぴょんっ」

提督「そう? 私は好きだよ? うーちゃんのこと」

卯月「ほんと?」

提督「ほんとう」

卯月「うーちゃんもすきーっ♪」


なんだあれ?


バカがバカ見たく抱き合っている

見るからに「きゃっきゃっ♪」言い合ってるのがそれに拍車を掛けていた


けど…


それを傍目に眺めている自分はどうだ?


司令官が考えている事なんて分かんないままで、言いたいことも宙ぶらりん

そんな自分がさ「きゃっきゃっ♪」してる二人をバカみたいって、どうして言えたもんか




弥生「…ねぇ?」

提督「ん? 弥生もする?」

弥生「うん。それは勿論だけど…」


卯月の頭を抱えて、わちゃくちゃにしていると、弥生に袖を引かれた

羨ましいのかとも思ったが、それは後でと言いながら、指先は向こうを向いている


提督「…あ」


やりすぎたか…それを思うに無理はなかった



ー執務室ー



提督 「何も泣かなくても…」

水無月「泣いてないもん」


ソファに並んで座る二人

ただ、そこに開いた一人分の隙間が、気まずさの杓子になっていた


提督「もんって…」


泣いてないとは言うが

そっぽを向いた横顔、擦った後のように赤らんでいる目元

それでも泣いてないと言うならそれでも良いけど、如何せんどうすれば満足するのか

弥生に聞いても肩をすくめられるくらいで、これと言って答えは返ってこないし


仲間はずれにしないでよ、だったか…


少し前の水無月の言葉

そんな事言うから からかいたくもなるのだけど

そんな事するから逃げられるのだろうなって、自覚もなくはない

いやさ、逃げられるだけならまだ良いんだ。けど、泣かれるのはちょっと困る


提督 「ねぇ、水無月?」

水無月「…なんだよ」


まぁ、大人しく座っている以上、何かしら要求する所はあるんだろう

それを聞いても答えてくれそうにはないけれど


提督 「さっきの続きしようか?」

水無月「?」


怪訝な顔を浮かべる水無月

それでも、こっちに顔を向けてくれたのなら御の字だ


提督 「私は今なにをかんがえているでしょーかって?」

水無月「…しらない」


拗ねてる、可愛い…

けど、そうもばかり言ってもられない


提督 「良いけど、5秒数えるたびにそっちに行くから」

水無月「は?」


言ってる意味がわからないと、そんな顔をしてられたのは5秒の間だけだった


ごーよーんさーんにーいー…っち


まずは一つ

空いていた一人分の距離をゼロにした

高さの合わない肩と肩、逃げるそれを追いかけて、わざとらしく体重をかけていく


提督 「どうかな?」

水無月「どうって…」

提督 「わかんない?」

水無月「分かるわけ…」

提督 「そうか。じゃあ…」


ごーよーんさーんにー


再びのカウントダウン

慌てた水無月が、止めに入ろうとするけど、そんなんで止めてやる気はなかった


提督「いーっち」


ゼロと。今度は頬を寄せ合った

近い。これ以上無いくらい近い。もはや互いの吐息でさえ分かる距離


提督 「これでどう?」

水無月「どうって…そんなの…」


何をする気なの?


そんな事は愚問のような気がした

「5秒数える度にそっち行くから」と言った司令官、それで実際近寄ってきてもいる

触れ合う肩、寄せ合う頬、これより近い場所なんてのは、数える程もなかった


ごー


司令官が数を数え始めている


よーん


言ってしまえばいい

此処まで来て分からないなんて言う方がずるい気がする


さーん


口にすれば数えるのを止めるんだろう

「して欲しかったの?」とか、性懲りもなくからかわれるかもしれないけど


にー


けど、それで話はお終いだ


いーっち


ずるいんだ

きっと自分は、自分で思っている以上にずるい娘なのかもしれない




水無月「はい、司令官」

提督 「あ、うん。あーっと、水無月…」

水無月「はいはい」


変われば変わるものだ

ちょっと前に騒いでたのが嘘のよう


皐月 「ま、これで少しは落ち着くんじゃない?」

三日月「そう…かな?」


今はあれで満足してるから お互い大人しいけれど、それもいつまで続くかは疑問だった


皐月 「心配?」

三日月「そういう訳じゃ…」


気にならないといえば、まぁ嘘だけど

司令官のことだもの。どうせまたしょうもないイタズラを思いつくのだろうし


皐月 「そう? 寂しそうに見えたけど?」

三日月「寂しい?」


なるほど…

「心配?」かと聞いてきた姉の意図を推測る

一見、水無月の事を気にしているようではあったけど。その裏で「司令官がとられちゃったね」みたいな事を言ってたわけだ

しかしだ、そういう発想をしたという事は、少なからず、この姉にも思う所はあったんじゃないかって


三日月「それは姉さんが、じゃないの?」


努めて冷静に、なんでもない風を装って、姉に反撃を試みた


皐月「平気さ」


それで慌てるわけでもなく、むしろ勝ち誇ったような笑顔さえ浮かべて


皐月「だって司令官はボクの事好きだからね」


言い切った。流石と言うべきかもしれない

そうまで自信満々に言われたら、これ以上からかう手もなくなってしまう

そしてそれを羨ましいと思う前に、現実的な対処に迫られた


皐月「三日月だってそうなんでしょ?」


反撃


別に寂しくは無いと言うなら、三日月だってそのくらいは思ってるんでしょって

オウム返しをする度胸はないし、頷くだけでも恥ずかしい

どっちに転がっても自分に勝ちの目は無さそうだった


逃げる?


その手はあった「知らない」とかいってお茶を濁せば、ダメージは最小限に済んだように思う

ただ、まあ、言われっぱなしなのもちょっと…


三日月「そんなの…知らないっ」


回れ右

「ちょっと…」どうだって言うんだ

だからって「司令官は私のこと好きだもん」なんて言えるわけないじゃない

それで逃げたって何が悪い。司令官だって言っていた「誰が戦ってなんてやるものか」って

それがたとえダメな人の言葉でも、今の私には頼もしく思えたんだ


皐月「そうかい…」


うん、ダメだね

司令官がボクらをからかう理由が分からなくもない

多少の勇気は必要だったが。それで三日月の可愛い顔が見られたならと、満足してしまった自分がいる


「ばっかじゃないのっ!?」

「なんか ひらひら してたからつい…」

「子供かっ!」


皐月「あーあーもー…」


少しは落ち着く? そんなの嘘だ

だってほら、もうなんか言い合ってるし


皐月「今度はなにさ…」


司令官の手には ひらひら とした青い帯


しゅっと…したんだろう


水無月の胸元から、そのスカーフを引き抜いちゃったんだろう

なんか目についたからって、そんなしょうもない理由で


「似合う?」

「つけんなーっ!!」


望月「止めろよ…」

皐月「いい、もうめんどくさい」

望月「まあ…なぁ…」


司令官の相手は水無月に任せて仕事に戻ることにした


多少やかましいが、概ねいつもどおりの執務室だった



ーおしまいー



後書き

提督「ながながー(長月は今日も可愛いね」
菊月「ながなが…(当然だな」
長月「お前ら、日本語にしたら叩くからな…」

JVS「皐月? あれは何かの暗号?」
皐月「…。似たようなものかな?」
JVS「私にもできそう?」
皐月「行ってきたら?」
JVS「OK♪ へーいっ、ながながー」
長月「ながながっていうな」
JVS「oh…」



提督「よし、じゃあコメント返しな」
菊月「うむ」
JVS「まぜてまぜてー」



・暁の泣き落とし

暁 「泣いてないわっ」
JVS「really?」
暁 「れありーよっ」
菊月「泣いたやつは だいたいそういうよな」
JVS「あ、わかるわかる」
暁 「れでぃはねっ、簡単に泣いたりしないんだからっ」

響「すまない、暁のおやつを食べてしまったんだ」
暁「え…うそ?」(←目元が潤んでる
響「ああ、うそだ」
暁「むぅぅぅぅぅっ!!」(←顔赤い

雷「おわかりいただけただろうか…」
電「現在進行系で泣きそうなのです…」

嬉しくても泣くし、怒っても泣くし、悲しい時はもちろんだし
それでもそんな暁が大好きな姉妹たち、良いと思います

・響の発言力

響「やっぱりそうだね。私だけでは纏まらないと思うよ? 特に雷がね?」
雷「なによ? なんか文句あるわけ?」
響「いや? 私だって、担ぐなら楽な方がいいのさ」
雷「なによっ!」
響「なんだい?」
電「あのっ、あのっ…」
暁「こーらーっ、ケンカはダメだって言ってるでしょうがっ」

正論ばっかりの響と、言いたい事は分かるけど それが気に入らない雷と
言いたい事は分かるから どっちにも付けない電と、ダメなことはダメっていう暁の差

・雷 ☆ミ>スポットライト

雷 「何がムカつくってね。やらせた本人が真先に興味なくしてるってところよっ」
菊月「物足りなかったのか?」
雷 「ちっがーうっ! そうじゃないっ、そんな訳がないけど、やらせたヤツの責任ってあるでしょっ」
提督「進んでやってたように思えたけど?」
雷 「負けた上に言い訳とかみっともないじゃないっ」
JVS「あなたもしかして…」
雷 「その先言ったら怒るから…」
JVS「きゃーっ、だーりんへるぷっ」

誰もやりたがらない罰ゲームの定番、卯月の真似
本人に演技指導をさせられた挙げ句に「バカみたい」とか言われるおまけ付き

・賭博

提督「賭博じゃないよ、ただのゲームだよ、取引だよ」
JVS「I know…。ものはいいようってそういうやつよこれ、騙されたらイケないわっ」



コンプティークの瑞鳳、可愛い
自分より、ちんまい姉って良いよね、小言言われながら面倒見られたい


ここまでご覧いただきありがとうございました
また、いつも コメント・オススメ・評価・応援も合わせ、重ねてお礼申し上げます



ー以下プロフィール(長いー


提督
練度:神頼み 主兵装:刀 物理無効・神出鬼没
「触らぬ神に祟りなしって、言うだろう?」
長髪の黒髪、何時も気だるげな表情をしてる癖に、人をからかうときだけはすっごい楽しそう
一応、白い制服を着けてはいるが、上から羽織っている浴衣が全てを台無しにしている、不良軍人
そもそも、軍人どころか人ですら無い、元土地神様
覚えている人もいなくなり、ようやく開放されたと思えば、深海棲艦が湧いてきて…
3食昼寝付きの謳い文句も手伝って、提督業を始めだした
性格は、ほとんど子供。自分でやらないでいい事はまずやらない、明日できることはやらないで良い事
悪戯好きで、スカートめくりが好きなお年ごろ
また、結構な怖がりで、軽度は人見知りから始まり、敵は全て殲滅する主義

三日月と一緒にお風呂に入れる券;残り…

皐月ー愛称:さつきちゃん・さっちゃん・さっきー
練度:棲姫級 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★MAX
「え、司令官かい?そりゃ…好き、だよ?なんてな、えへへへ♪」
初期艦で秘書艦の提督LOVE勢。提督とは一番付き合いの長い娘
その戦闘力は、睦月型どころか一般的な駆逐艦の枠から外れている程…改2になってもっと強くなったよ
「ボクが一番司令官の事を分かってるんだから」とは思いつつも
まだまだ照れが抜けないせいか、ラブコメ時には割とヘタレである

睦月ー愛称:むつきちゃん・むっつー・むっつん
練度:褒めてっ 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★MAX
「提督っ、褒めてっ!」
わかりやすい提督LIKE勢、「ほめて、ほめて~」と、纏わりつく姿は子犬のそれである
たとえその結果、髪の毛をくしゃくしゃにされようとも、撫でて貰えるのならそれもよしっ
好感度は突っ切っているが、ラブコメをするにはまだ早いご様子

如月ー愛称:きさらぎちゃん・きさら
練度:おませさん 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★MAX
「司令官?ふふ…好きよ?」
提督LOVE勢。良い所も悪い所もあるけれど
むしろ、悪い所の方が目立つけど、それでも あなたが大好きです
だから、何度でも言いたいし、何度でも言われたいの、ね?司令官?

弥生ー愛称:やよいちゃん・やよやよ・やーよ
練度:無表情 主兵装:3式爆雷 好感度:★9
「司令官?好きだよ、普通に」
普通の提督LOVE勢。変わらない表情をそのままに平気で悪戯をしてくる娘
表情が変わらないならと、大袈裟なリアクションも いつもの澄まし顔で本気に取ってもらえない
結局は卯月の姉、卯月絡みで何かあったら半分くらいは弥生のせいと思っていい

卯月ー愛称:うーちゃん・バカうさぎ、うーちゃんねーさん
練度:ぴょんぴょん 主兵装:超10cm高角砲★MAX 好感度:★7
「司令官?そんなの大好きに決まってるぴょんっ」
ぴょんぴょんする提督LIKE勢。毎日ぴょんぴょんと、あちこちで悪戯しては怒られる毎日
主な対象は瑞鳳、「だって、からかうとおもしろいだもん」なんのかんので構ってくれる瑞鳳が好き
口が滑る水無月と違って、一言多いタイプそれもわかった上、いらん事をよく言う2人である

水無月ー愛称:みぃ・みーな
練度:うん、わかるよ 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★8
「司令官、呼んだかい?」
よく笑う提督LOVE勢。艦娘として姉として妹として仲間として
頼って欲しいと自己アピールは欠かさない。欠かさないけど裏目にでる
胸を張った途端の平謝りが板についてきた
一言多い卯月と違って、よく口が滑るタイプ、いらん事を良く言う2人である
自分が結構ツンデレ気味のやきもち焼きだと気づいたこの頃、降って湧いた恋愛感情と格闘中

文月ー愛称:ふみ、ふーみん、文月さん
練度:ほんわか 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★9
「しれいかん?えへへー…なーいしょっ♪」
ふんわりとした提督LOVE勢。ちゃっかりと美味しい所はいただくタイプ
ラブコメをする姉妹たちの背中を押したり、喧嘩の仲裁に入ったり
緩衝材みたいに立ち回りつつ、実際はプロレスのロープみたいに跳ね飛ばしてくる
二人っきりになるとそこはしっかりと、ラブコメだってやってみせる
本人曰く「大福餅」白くて甘くて…その先は内緒

長月ー愛称:なつき、なっつん、なっつ
練度:頼りになる 主兵装:5連装酸素魚雷 好感度:★8
「司令官…いや、まあ…いいだろ別にっ」
おでこの広い提督LOVE勢。司令官に ちゅーしてこの方
自分の感情を見ない振りも出来なくなり、最近は割りと素直に好意を見せてくれたりもする
自分の感情に振り回されるくらいにはラブコメ初心者。あと、シスコン(菊月)

菊月ー愛称:菊→菊ちゃん→お菊さん→きっくー→くっきー
練度:威張れるものじゃない 主兵装:12・7cm連装砲B型改2★MAX 好感度:★8
「ながなが?ながなが ながなが」
箱入り提督LIKE勢。おもに長月に過保護にされてるせいでラブコメ関連はさっぱり
しかし、偶に見せる仕草はヘタなラブコメより攻撃力は高い。やっぱり如月の妹である
大艦巨砲主義者、主兵装は夕張に駄々を捏ねて作らせた。それとシスコン(長月)
最近、司令官との共通言語が出来た。合言葉は「ながなが」

三日月ー愛称:みつき・みっきー
練度:負けず嫌い 主兵装:12・7cm連装砲(後期型 好感度:★9
「し、しれいかん…そ、その…好きですっ!」
おませな提督LOVE勢。どこで仕入れたのか変な知識は一杯持ってる
そして、変な妄想も結構してる。すぐ赤くなる、可愛い、むっつり
提督と望月に、からかわれ続けたせいで、たくましくなってきたここ最近
ラブコメモードは基本に忠実

望月ー愛称:もっちー、もっち
練度:適当 主兵装:12・7cm連装砲(後期型  好感度:★MAX
「司令官?あー、好きだよ、好き好き」
適当な提督LOVE勢。とか言いつつ、好感度は振り切ってる
だいたい司令官と一緒に居られれば満足だし、司令官になんかあれば不言実行したりもする
ラブコメには耐性があるが、やるとなれば結構大胆

球磨ー愛称:ヒグマ・球磨ちゃん
練度:強靭・無敵・最強 主兵装:46cm…20.3cm(3号 好感度:★MAX
「提督?愚問だクマ」
突き抜けてる提督LOVE勢。気分は子グマの後ろに控えている母グマ
鎮守府と提督になんか有ろうものなら、のっそりと顔を出してくる、こわい
積極的にラブコメをすることもないが、昔は提督と唇を奪い合った事もある
大艦巨砲主義者。最近、私製46cm単装砲の命中率があがった、やったクマ

多摩ー愛称:たまちゃん・たまにゃん
練度:丸くなる 主兵装:15・2cm連装砲 好感度:★6
「提督?別にどーとも思わないにゃ?」
気分は同居ネコ。とか言いつつ、なんのかんの助けてくれる、要は気分次第
絡まれれば相手もするし、面倒くさそうにもするし、要は気分次第
特に嫌ってるわけでもないし、いっしょに昼寝もしたりする、要は気分次第
ラブコメ?何メルヘンなこと言ってるにゃ

北上ー愛称:北上様・北上さん
練度:Fat付き 主兵装:Fat付き酸素魚雷 好感度:★9
「提督?愛してるよん、なんちって」
奥手な提督LOVE勢。気分は幼なじみだろうか
このままゆるゆると、こんな関係が続くならそれで良いかなって思ってる
初キッスはチョコの味がした

大井ー愛称:大井さん・大井っち
練度:北上さん 主兵装:北上…53cm艦首(酸素)魚雷 好感度:★8
「提督?愛してますよ?」
分かりにくい提督LOVE勢。そうは思っていても口にはしない、絶対調子に乗るから
足と両手が埋まったなら、胸…艦首に付ければいいじゃない、おっぱいミサイルとか言わない

木曾ー愛称:きっそー、木曾さん
練度:悪くない 主兵装:甲標的 好感度:★7
「提督?まあ、アリなんじゃないか?」
カッコイイ提督LOVE勢。提督に赤くさせられたり、提督を赤くしたりと、まっとうなラブコメ組
そういうのも悪くはないが、本人はまだまだ強くなりたい模様
インファイター思考だけど、甲標的を使わせたほうが強いジレンマ

金剛ー愛称:こう・こうちゃん・こんご
練度:Burning Love 主兵装:Burning…46cm3連装砲 好感度:★MAX
「提督…Burning Loveです♪」
分かりやすい提督LOVE勢。提督の為ならたとえ火の中水の中
何時からだったのか、出会った時からか
ならそれはきっと運命で、この結果も必然だったのだろう
けれど、鎮守府ではオチ担当、艦隊の面白お姉さん、取り戻せ、お姉さん枠

見た目の割に子供っぽい

瑞鳳ー愛称:ずいほー・づほ姉ちゃん
練度:卵焼き 主兵装:99艦爆(江草 好感度:★6
「だれがお姉ちゃんよっ」
気分は数ヶ月早生まれな幼なじみ。ラブコメルートもあった気がしたけど、何処行ったかな
卯月にからかわれて追っかけまわすのが日課。弥生に唆されてモヤモヤするのも日常
だからって、別に卯月を嫌ってるわけでもなく実際はその逆である

夕張ー愛称:ゆうばりん
練度:メロン 主兵装:軽巡に扱えるものなら何でも 好感度:★6
「ゆうばりんって…気に入ったのそれ?」
気分は一個上のお姉さん。卯月や菊月の駄々に付き合ったり
球磨や提督の無茶振りで、アレな兵装を作ったりと、信頼と安心の夕張さんである
特に決まった装備は無く、戦況次第でなんでも持ち出すびっくり箱、安心と実績の夕張さんである

大鳳ー愛称:大鳳さん
練度:いい風 主兵装:流星改 好感度:★9
「提督、愛してるわ」
素直な提督LOVE勢。金剛見たいにテンションを上げるでもなく、息を吐くように好意を伝えてくる方
ラブコメに悪戯にと我慢強い方だが、許容量を超えると…
その落ち着いた物腰からは、艦隊の保護者っぽくなっているが、内心は見た目通り歳相応だったりもする

見た目以上に大人気ない

U-511ー愛称:ゆー、ゆーちゃん
練度:ですって 主兵装:WG42 好感度:★8
「Admiral…提督さん、次は何をすれば良い?」
好きとか甘いは良く分からないけれど、Admiralの お手伝いが出来ればいいなって思います
素直、とても素直、素直すぎてすぐ手が出るくらい素直
鎮守府の番犬・猟犬・あるいは狼も通り越して、やっぱり番犬の位置に落ち着いている
如月に貰った三日月型の髪飾りは宝物

ポーラ-愛称:ポーラさん
練度:赤ワイン 主兵装:白ワイン 好感度:★7
「提督さん?面白い人ですよねー」
ゆーの舎弟。あんまりな言い方をすれば、そういう立場
酒は飲んでも飲まれるな。口も態度も緩くなるが、意外と理性は残ってる


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このSSへの応援

1件応援されています


しょーごさんから
2019-09-29 23:28:33

このSSへのコメント

2件コメントされています

1: キムチ 2019-02-18 17:47:38 ID: S:NGlyKK

水無月可愛い😆
お疲れ様ですまた頑張って

2: 十六夜月乃 2019-02-19 09:36:18 ID: S:jkI4l8

こんにちはーアーケード提督です
今回は水無月が可愛い回でしたね!
会話しなくても言いたいこと、伝えたいことが分かってしまうのはやはり共に過ごした時間の長さが大きいのかもしれませんね。
まあ、時間なんてすっ飛ばして通じあってしまう娘もいるかもしれませんが。
まだまだ水無月は提督に素直になれないようです。とはいっても、そう簡単に好意を伝えられたら誰も苦労しねーよってもんですけれど。
頑張れ水無月!これからも応援しています!
長くなりましたが、今回のssも大変面白かったです!これからも頑張ってください


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