2019-04-13 23:52:10 更新

概要

ついに登場する主人公オブ主人公の吹雪さん。主役は遅れてやって来るって言うしね、忘れてた訳じゃないよ?本当、ホントウ。彼女達の織り成す物語とは?


前書き

特型駆逐艦(吹雪型+天霧)が好きな人
または本職農家の方は
ブラウザバックをお願いします

今回は会話形式です
考えるんじゃない、感じるんだっ!
このSSを読むには何よりも勢いが重要です
メンタルを高めて
キラキラ状態になってからお読み下さい

上記の注意に
それでもいいという方はウェルカム

登場キャラのサジェストに
天霧が出てこない為こちらで
補足とさせて下さい


その年、全国的にお芋が不作だった為

大本営は買い付ける食料を米と小麦へと集中

その為各種お芋の配給が滞る事となった


間宮

「お米はきちんと配られているので

 食べ物に困る事は無いのですが…」

間宮

「"令和元年記念芋煮会だよin鎮守府"

  の開催は厳しいかと」ウーン

吹雪

「そ、そんな…」

白雪

「神は死んだ…」

初雪

「チーン」

深雪

「千葉と宮崎の奴らが隠してるだけだろ?

 なぁ、なぁ?」

磯波

「内地に無ければ

 海外に遠征すればいいじゃない」アハハ

浦波

「ス、スカイママに融通してもらいに…」アワアワ

吹雪

「…それじゃ駄目

 皆、外部に頼るのはもう止めようよ」

吹雪

「無いなら作る、それがお芋魂!」

吹雪

「何時作(や)るの?今でしょ!」カメラ目線

白雪・初雪・深雪・磯波・浦波

「「「「「リーダー!」」」」」


こうして吹雪をリーダーに据えた

特型 駆逐艦 お芋の会

略して

TO KU O(トクオ)が結成されたのである


叢雲

「なにこれ…?」

吹雪

「叢雲ちゃんの作業服」クビカシゲ

叢雲

「はぁ?どっかの元会長じゃあるまいし

 私は作業服なんて着ないわよ!」

吹雪

「でも制服が汚れちゃうよ?」

叢雲

「農作業従事を前提にしないでくれる?」

叢雲

「ここは鎮守府で私達は艦娘なの、わかる?」

叢雲

「戦わない艦娘に居場所なんて無いのよ!」

吹雪

「大丈夫、農業しながら

 アイドル活動だって出来るんだから」

吹雪

「農業しながら戦争だってきっとできるよ」

 アハハ

叢雲

「吹雪、アンタ頭が…」

吹雪

「皆はどう思う?」

白雪

「まずは土地の選定」

初雪

「続いて土壌の改良」

深雪

「同時進行で種芋の調達」

磯波

「総員による一斉作付け」

浦波

「害虫・害獣への対策」

吹雪

「ね?何とかなりそうでしょ」指折り数え

叢雲

「そこまでして芋煮会なんてす…」ハツユキマデ…

吹雪

「待った!…叢雲ちゃん

 今"なんて"って言ったの?」

叢雲

「え?…だから芋煮会"なんて"…」

白雪

「有罪」

初雪

「有罪」

深雪

「有罪」

磯波

「有罪」

浦波

「有罪」

吹雪

「判決、有罪」親指で首を切る動作

叢雲

「ちょ…アンタ達正気?

 たかが芋煮会を否定しただけで

 姉妹を吊ろうっての?」ジリジリ

吹雪

「叢雲ちゃん…

 譲れない何かってあると思うの」指パチン

叢雲

「きゃ?ちょっと何するのよ?

 離しなさい、離せったらはな…」

吹雪

「大丈夫、手荒な事はしないよ

 叢雲ちゃんは特型駆逐艦(家族)だもの」

吹雪

「本当の芋煮会を知れば

 きっと解り合えるから」ニコ

………

……



暫く姿を見なかった叢雲と久々に会うと

芋煮会の素晴らしさについて延々と語られた





大淀

「趣味の園芸程度ならいいのですが

 畑を作るとなると、流石に…」

吹雪

「なんてこったい」

白雪

「神は死んだ…」

初雪

「zzz」

深雪

「放置艦の寮があそこにあるだろ?

 なぁ、なぁ?」

磯波

「土地が無いなら拡げればいいじゃない」アハハ

浦波

「おもいやり予算からお芋寄り予算へ変革を」

吹雪

「鎮守府内に土地が無い…ならば」

吹雪

「皆、1つだけ心当たりがあるよ!」

白雪・初雪・深雪・磯波・浦波

「「「「「リーダー!」」」」」

………

……



離島棲姫

「チーン」

吹雪

「名前通りの良い場所を"譲って"くれました」

艤装ポイッ

白雪

「神は不滅也」

初雪

「小屋がある…チョット休憩しよう…」

深雪

「深雪サマも行くぜ、舟屋っぽいな?」

磯波

「浦波はそっちをお願いね

 いくよ1、2の、3っ!」

 ドボーン!

浦波

「離島さんご帰宅の御見送り終了しました」

 手パンパン


こうして"譲り"受けた無人島での

お芋栽培番ぐ…物語がスタートした


天霧

「…なんだこれ?」

吹雪

「TOKUOは無人島で

 お芋を栽培出来るのか?的な?」

吹雪

「そんな事より…はい、天霧ちゃんの鍬」

天霧

「…あたしのトレーニング用具が

 1式丸ごと消えたのは

 吹雪の仕業だったんだな?」

吹雪

「天霧ちゃんは私達と畑を耕すから

 もう必要無いでしょ?」クビカシゲ

天霧

「はぁ?亀○流じゃないんだから

 そんな事で鍛えられるかよ」

吹雪

「でも全身運動だよ?」

天霧

「パーツ毎のビルドアップも大事なんだよ」

吹雪

「大丈夫、農作業は色々やる事が多いから」

吹雪

「部分毎も鍛えられるよ!」確信

天霧

「何でそこまで農作業に拘るんだよ?」

吹雪

「皆はどう思う?」

白雪

「まずは鍬を使って下半身強化」

初雪

「続いてスコップで上腕筋」

深雪

「井戸の水汲みは握力重視」

磯波

「収穫は全身で、腰だけでやるのはNG」

浦波

「休憩時にはお芋で糖質補給」ジュルリ

吹雪

「ね?鍛えられそうでしょ」ウンウン

天霧

「糖質は米とパンで間に合ってるよ!

 芋なんて無く…」

吹雪

「ストップ!天霧ちゃん

 今、芋"なんて"って言ったの?」

天霧

「言ったけど?芋"なんて"特に"必要無"…」

白雪

「有罪」

初雪

「有罪」

深雪

「有罪」

磯波

「有罪」

浦波

「有罪」

吹雪

「判決、有罪」親指で首を切る動作

天霧

「誰1人として躊躇しないのかよ?」

吹雪

「天霧ちゃん、ちょっとだけ

 お姉ちゃん達とお話しようね?」指パチン

天霧

「わっ?おい、何すんだ?

 このっ!ぷにぷにの癖に力強過ぎだろっ?

 離せ、離してはな…」

吹雪

「凄いでしょ?これがお芋から得られる力

 オイモ・フォー・オールだよ!」HAHAHA

吹雪

「大丈夫、そんなに怖がらなくても

 天霧ちゃんもすぐ"こうなる"よ」ニコ

………

……



初雪・深雪

「「リーダーいい知らせ!」」

吹雪

「どうしたの?」

深雪

「ニシシ、良さそうな場所発見したぜ」

初雪

「芝生が生茂ってたけど…広い平地だった」

天霧

「マジ、マジ?ウォー、燃えるぜっ!

 お芋畑が作りたくて

 心と体が燃えてるのぉおー」お目々グルグル

吹雪

「ていっ」ドスッ 近距離立ち強パンチ

天霧

「ぐふぅっ…」バタ

吹雪

「天霧ちゃんはやる気充分だね

 けどもう少し"調整"が必要かな?」ニコニコ

………

……



〜現地〜


初雪

「リーダー…どう?」

吹雪

「ふむふむ…良い土だね

 植物が育ち易い様に

 かなり手が加えられてるよ」ツチニギニギ

初雪・深雪

「「流石、土の違いが分かる駆逐艦!」」

吹雪

「ただ問題は…」

吹雪

「この一面の芝生をどうにかしないと」ウーム

???

「その芝生に手を出してはならぬっ!」

 修験者装束+錫杖ジャラン

吹雪

「白雪ちゃん?」クビカシゲ

白雪

「芝生は神の御使い、神聖な者

 我等特Ⅰ型の起源にして創造主

 決して特Ⅰ型が手を出してはならないっ!」

白雪

「芝生を讃えよ、芝生をうやm…」

磯波

「えいっ」ドスッ →+強パンチ

白雪

「ぐほぉっ…」バタ

浦波

「確かに、芝生には手を出すなと

 本能が訴えて来るけど…」

吹雪

「お芋の為だからね、しょうがないね」ニコ

深雪

「じゃあさ、島の名前に残して

   "芝生島"

 ってのはどうだ?」

吹雪

「深雪ちゃん天才、それ採用!」にっこり

吹雪

「漸くタイトルが決まったね、いくよ!」


吹雪

「TOKUOは芝生島でお芋を穫れるのか?」

 ドヤァ


初雪・深雪・磯波・浦波

「「「「リーダー!」」」」



〜深海〜


離島棲姫

「芝生ノ上デ寝ッ転ガルノガ夢ダッタノニー」

 ウワーン





おまけ1

お芋七変化編


吹雪

「お芋の煮っころがしだよ〜」


「わ、私は遠慮しておくわ

 レディにお芋は似合わないもの!」

吹雪

「(ふむ、暁ちゃんも

  おませなお年頃ですか)」


翌日

白雪

「暁ちゃんフレンチフライ食べない?」


「(フレンチ!)い、頂くわ!」


その次の日

初雪

「ポテイトチップス…デリシャス」パリパリ


「ギブミーチップス!」ジュルリ


その次の日

深雪

「フィッシュアンドチップスだぜ」


「お魚と合うわね!」アツアツ


その次の日

叢雲

「アリゴ〜アリゴー♪ポムが伸びるのよ〜♫」

 ビヨーン


「わっ!?スゴイ伸びるー!」パチパチ


その次の日

磯波

「ジャーマンポテトはいかがですか?」

暁・伊8・ビスマルク(国産)

「(ジャーマン!)わーい!」キャッキャッ


その次の日

浦波

「ビシソワーズです」フンス


「これ美味しい!」ルンルン


その次の日

吹雪

「肉じゃがだよ、暁ちゃん」


「わーい、お芋〜!」ホクホク


吹雪

「(ふふふ、計画通り)」ニヤリ


「チョロ過ぎて不安になってくるのです」


「モグモグ?」クビカシゲ





おまけ2

調整結果編


提督

「お、天霧じゃないか

 最近見なかったけど何処行ってたんだ?」ハハハ

天霧

「…」クル~リ

天霧

「提督はお芋好きか?」目キラーン

提督

「ん?特に好きと言う訳でも無いかなぁ…」

天霧

「なぁーにぃーっ!?」ポコッ

提督

「いて」

天霧

「そんな事で

 提督が務まると思ってるのかよっ?」

天霧

「お前にはお芋の素晴らしさを

 解らせないとなっ!」お目々グルグル

提督

「ひっ!?」

………

……



天霧

「…それにだな提督、見ろよ片栗粉って

 いろんな料理に使えるんだぜ?

 餡掛けからわらび餅とレパートリーも豊富

 しかも安くて保存が効いて

 粒子が細いので消化吸収に良い!

 さらに…」ペラペラ…


久方ぶりに会った天霧は

片栗粉を持ち歩く様になっていた





おまけ3

酒匂は もう 食べたい編


〜台所〜


阿賀野

「おっ芋〜おっ芋〜」ウロウロ

能代

「まだ煮込むんだからもうちょっと

 あっち行っててよ、阿賀野姉」シッシッ

阿賀野

「えぇ〜、能代いっつも煮込み過ぎない?

 阿賀野は少しかためがいいんだけど」ヒドッ!

能代

「作る側の特権よ!」フンゾリ

矢矧

「いや待って!ここは1つジャンケ…」

能代

「却下」

矢矧

「はやっ!?」ガーン

酒匂

「酒匂は今くらいがベストだと思います!」

能代

「阿賀野姉お皿出して!

 早くしろーっ!

 間に合わなくなっても知らんぞー!」

酒匂

「わーい」ニコニコ

阿賀野・矢矧

「「SMT(少々 物申したい ところだけど)

  まあいいか…」」ヤレヤレ

阿賀野

「矢矧〜テーブルの方やっといて」ガチャガチャ

矢矧

「了解」

酒匂

「酒匂も手伝うね!」





艦?


キャラ

吹雪型、天霧、暁、提督、阿賀野型


後書き

片栗粉とお芋の繋がりが分らない人は
現代の片栗粉の原材料を調べてみよう

吹雪と磯波の強攻撃は
ス○Ⅱ Xのリュ○のイメージでお願いします

アリゴ:お芋とチーズを使ったおフランス料理
   (らしい)
ポム:料理用語でリンゴとジャガ芋を指す
   おフランス語(らしい)


このSSへの評価

1件評価されています


SS好きの名無しさんから
2019-04-16 21:36:58

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このSSへのコメント

2件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-04-16 21:35:13 ID: S:_PgVwC

屯田兵

2: おもいつきで行こう 2019-04-18 22:53:32 ID: S:EdXfiC

読んでくれてありがとうございます
彼女達は戦力も有る分とんでもない存在ですね


このSSへのオススメ

1件オススメされています

1: SS好きの名無しさん 2019-04-16 21:36:36 ID: S:B1REyT

屯田兵

古今東西

純粋な『兵隊』として考えた場合、農民出身の『兵隊』が最も優秀な『兵隊』である。これは日本に限らない。全世界、どこもそうである。


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