俺と彼女たち(後編)(第4話)
前回の続きです。今回も評価、コメントいただけると幸いです。
相変わらずの読みづらさです。 いつになったら読みやすいモノを書けるようになるんだろう...。
あと、本編にいく前に一つ。 登場人物はほとんど小学5年生です!!
それでは本編へどうぞー。
俺たちはリビングから場所を移し、茜と優香の部屋へと移動した。部屋割りを決めるためだ。だが、5部屋に対し、俺らは11人だ。どう考えても、俺の部屋に誰かが入ってくる。しかも、1部屋だけ3人部屋だ。
優斗「さて、どうしますかねぇ…」
茜 「じゃあ、私がゆーくんと同じ部屋で!」
優香「じゃ、決まりだね。じゃあ次は、3人部屋に行く人決めようか」
優斗「待て待て! 何勝手に決めてんだ!」
優香「別にいいじゃないか。お二人はラブラブカップルさんなんだから」
優斗「ちょ、待て! しれっと、こいつらの前でとんでもないこと言ってんじゃねえ!」
七海、里奈、愛香、鈴奈「ラブラブカップルさん?」
咲 「あ、言い忘れてたっぽい。優斗と茜はキスしちゃうほどアツアツのカップルさんっぽい」
優斗「やめろぉぉぉ!!! これ以上口を開くんじゃねえぇぇぇ!!!」
咲 「でも、事実だから仕方ないっぽい。教えておいてあげないと、ね。お姉ちゃん」
茜 「だからといって、今言う事じゃないでしょ...」
由衣「あのー。部屋割りの話はどこいったの...」
優香「そうだった。部屋割りの話に戻らないとね。じゃあ、3人部屋に入るのは誰にする?」
優香以外「…」
優香「まあ、そう簡単にには決まらないよね...。じゃあ、先に今決まってるところだけ書いていこうか」
そう言うと、優香は机の上にあった部屋割り表に名前を書いていった。もちろん、俺の部屋のところには大きく『茜と優斗』と書いてあった。けれども、優香の部屋から茜が抜けるため1人分開いてしまう。けれども、優香はその部屋には『優香と咲』と書き込んだ。
咲 「ちょ、何で私が優香と同じ部屋にされてるっぽい!」
優香「由衣がいっつも『咲を別部屋にしろ』って言ってたからね。仕方ないよ」
咲 「ゆ、由衣お姉ちゃん! ど、どうしてっぽい!」
由衣「だって、私のもの壊したりするじゃない…。先週はぬいぐるみ、先々週は...」
優斗「これは仕方ないな。うん」
茜 「でも、由衣の部屋には誰が入るの?」
春香「じゃあ、私が入りたいです! お姉ちゃんと一緒の部屋がいいです!」
優斗「春香は本当に由衣と仲いいよなぁ…。 じゃあ、春香が由衣と同部屋な。んで、次は愛海の部屋か…。誰が入るんだ?」
鈴奈「じゃあ、あたいが入るぜ!」
優斗「いいけど、何でだ?」
鈴奈「何か似てるから、話合うだろ!」
優斗「なんつー考え方だよ…。まあ、それでいいなら、いいんじゃね?」
優香「それだと、3人部屋に入るのは、残った3人になるんだけれども...。3人はそれでいい?」
七海「私は大丈夫ですよ。妹と同じ部屋の方が妹達も落ち着くだろうし...」
里奈「私も、3人部屋でいい...」
愛香「私はどこだっていいぜ! 寝れれば問題なし!」
優香「じゃあ、決まりだね。名前は僕が書いておくよ」
優香は部屋割り表に名前を書き込んでいく。だが、書き終えたあと、部屋割り表を優斗へ渡した。
優斗「何で、俺に渡したんだよ」
優香「いや、暇そうだったし。どうせなら、お姉ちゃんと2人で行ってくれば?」
茜 「まあ、いいじゃん。ほら、ゆーくん行くよ!」
優斗「お、おう」
優斗は優香から部屋割り表を受け取り、茜と一緒に両親の所へ持っていった。茜は割と笑顔だったが、優斗は見るからにめんどくさそうな顔をしながら持っていった。
(数分後)
茜&優斗「ただいまー」
全員「お帰りー」
優斗「ったく、何で俺が持って行かなきゃなんねーんだよ」
優斗が不機嫌そうに優香たちの近くに座る。茜は靴を並べていた。
茜 「まあ、いいじゃん。どっちにしろ、誰かが持って行かなきゃならないんだし」
優香「それにしてもお姉ちゃん、優斗関連の事になると笑顔になるよね」
由衣「本当にそうよね…。今さっき、部屋割り表をもって行く時だって、満点の笑顔だったもんね…」
茜 「2人ともー、何の話してるのー?」
茜が優香たちの方へとかけて行く。しかし、足元にあったものに足を取られてしまった。
茜 「うわっととと…。ゆーくんどいてー!」
優斗「え?」
優斗はかわし切れずに、そのまま茜の突進をもろに喰らってしまった。しかも、倒れた後の体勢が悪かった。周りから見たら、優斗が茜に押し倒されているようにしか見えない。
優斗「ちょ、お前…。何やってんだよ…」
茜 「ご、ごめん!」
俺と茜の間に気まずい雰囲気が流れる。優香と由衣が怪しい目線を送っている気がするが、気のせいだろう。うん。…気のせいだよな?
とりあえず、どうにかしたいんだが茜がなかなかどいてくれない。
優斗「茜、どいてくれ。このままだと、変な誤解される」
茜 「え、あ、うん...」
茜を俺の上から動かすことはできた。けれども、茜が今さっきからずっと下を向いたままもじもじしている。どうしたんだ、アイツ。顔も真っ赤だし…。
茜 「ゆーくんの顔が目の前に来るのって…。やっぱり、恥ずかしい…。どうせなら、あの時キスしちゃえば…。って無理だよぉ…。そんなのぉ…」(小声)
優斗「アイツ、1人で何ブツブツ言ってんだ? 何か怖えーぞ...」
優香(気づいてあげようよ…)
由衣(そういうところはまだ足りてないのよね…)
優斗「そういや、もう少しで夕飯の時間じゃん。お前らー。飯食いに行くぞー」
咲 「やったー!ご飯っぽーい!早く食べにいくっぽい!」
愛香「ここの飯って上手いのか?」
優斗、茜、優香、由衣、咲、春香、愛海「もちろん!」
愛香「は、はあ...」
この後、始めてのこの施設でのご飯で、七海らが大変なことになるのだが、それは別の話。
(この日の夜)
優斗「はあぁぁぁ…」
俺は自室のベッドに寝そべっていた。まだ、部屋の移動は終わっていない。1日で全て終えるのは流石に無理がある。
それにしても、今日は本当に最悪の日だ。新しい家族が増えるのはいい事なんだが、その新しい家族の目の前で茜と俺の関係を暴露されるなんて…。何なんだ、本当に今日は。そんなことを考えていたら、ドアをノックする音が聞こえた。とりあえず、ドアを開けに行く。ドアを開けると、そこにはパジャマ姿の茜がいた。
優斗「茜? どうしたんだよ、眠れないとか?」
茜 「あははは...。まあ、それ以外にもあるんだけれどもね」
優斗「それ以外? まあ、いいや。立ち話するのも何か嫌だから、中入れよ」
茜 「じゃ、お言葉に甘えて...」
茜が俺の部屋に入ってくる。あ、そういえば昨日読んでたあの本(えっちな本)どこ置いたっけ...。 あ、そういえばベッドの下に置いたなぁー。 って、冷静に考えてる場合じゃねえ!! あの本が見つかっちまったら、茜に…。
茜 「ゆーくん、コレ、何?」(えっちな本を持ちつつ)
優斗(あ、俺、死んだわ)
茜 「はぁ…。まったく、えっちな本を読むのはもう禁止! 分かった!?」
優斗「あ、ハイ」
茜 「まったく…。ゆーくんが私を使ってくれればいいのに」(小声)
優斗「何か言ったかー?」
茜 「別に! 何にも言ってないよ!」
優斗「んでさぁ、部屋に入って来る前に、それ以外って、言ってたけども、何か俺に用でもあんのか?」
茜 「うん。ちょっとした事だけれどもね。朝の事、覚えてる?」
優斗「朝の事? あ、起きたら、キスするってやつか? ま、それは嘘なんだろ」
茜 「…。もし、嘘じゃないって言ったら、ゆーくんはどうするの?」
優斗「え?」
茜 「今なら、みんながいないから…。キスだって、し放題だよ?」
優斗「待て待て待て! え、朝のアレって本気で言ってたのかよ!」
茜 「私はゆーくんにウソなんてつかないよ。ゆーくん、ひどい…」
優斗「マジですいませんでした…」
俺はとりあえず、謝っとく。これが原因で大喧嘩に発展。なんてことになったら、たまったもんじゃねえし…。
茜 「じゃあ、今回は特別に許してあげる。キスしてくれればね!」
優斗「ええ…」
とは言え、今回ばかりは茜を疑ってしまった俺が悪い。けれども、こんなにキスってしていいものなのか? まあ、茜とキスするのは嫌じゃないんだけどもな。しかし、そんな事を考えている最中に茜がとんでもない事を言いやがった。
茜 「どうせなら、この本に載ってるようなキス、しちゃう?」
茜はえっちな本のキスシーンをこっちに見せながら言った。いわゆる、ディープキスってやつだ。
優斗「なっ…。お前、何考えてんだ! いくらなんでもそれだけはしねぇぞ!」
茜 「じゃあ、許してあーげない」
優斗「ぐっ…」
確かに、茜とそういうコトをしたいのは事実だ。けれども、そんなことして大丈夫なのか…?
茜 「どうするのー? するの? しないの?」
優斗「...分かったよ。やってやろうじゃねえか!」
茜 「えへへっ。やっぱり、ゆーくんならそうすると思ってた。じゃあ、こっち、きて…?」
茜が笑顔で俺を呼ぶ。俺ももう覚悟を決めた。しかし、初めてのキスの次がディープキスだなんて…。
茜 (ゆーくんとキスできるのはいいけど、調子に乗りすぎちゃった…。こんなキスするなんて、恥ずかしいよ…。 で、でも、相手がゆーくんだし、大丈夫だよね!)
優斗(ヤバい、心拍数が…。茜と、ディ、ディープキスするなんて…。)
俺はあの時と同じように、茜の目の前に座る。茜の顔は真っ赤に染まっていた。恥ずかしいのは、こっちも一緒だっつーの!
優斗「じゃ、じゃあ、キスするぞ...」
茜 「う、うん…」
俺は、少しづつ、茜の顔に自分の唇を近付けていく。少しづつ、少しづつ。そして、茜の唇に俺の唇が重なる。
唇が重なったあと、俺はゆっくりと舌を茜の口の中に入れていく。
茜 (ゆーくんの舌が…。私の口の中に…。口の中、なめられてるよぉ…。で、でも、このままやられっぱなしなんて…。反撃しちゃえ!)
優斗(ちょ、茜の舌が…。俺の舌に絡みついてきた…。あ、コレ、ヤバい!)
優斗は、咄嗟に茜から唇を離す。茜が物足りなそうな顔をしている気がするが、気のせいだろう。
茜 「ど、どうしたの? 急に唇、離して?」
優斗「い、いや…。流石にこれ以上は俺がヤバいなーって思って」
茜 「何がヤバいの?」
茜が優斗のとある部分を見ながら、言う。完全にこれは分かってるやつである。
優斗「いや、やっぱり、なんでもないです」
茜 「ふーん。まあいいや。じゃあ、そろそろ私は部屋に戻るよ。優香が起きたら、マズイしね。じゃあ、明日ね」
優斗「お、おう」
(部屋の外にて)
茜 「ど、どうしよー! ゆーくんと大人のキスしちゃった...。でも、ゆーくんとキスしてる時のゆーくん…」
(部屋の中にて)
優斗「どーすればいーいんだ! 茜とディープキスしちまった! 心臓がヤバいことになってる! で、でも…。茜とキスしてる時の茜の顔…」
茜&優斗「かわいかったなぁ…。」
こうして、俺と茜の夜の物語は幕を閉じる。まあ、このことは後にばれることになるのだが、それはまた、別の話。
次回「俺とサヨナラ」へ続く。
投稿予定より1日遅れてしまいました。 誠に申し訳ありません。来週こそは守れるようにしたいです。
次の投稿予定は、5月19日(日)を予定しています。
次回は、少し時間が飛びます。次回は全員、小学校を卒業するぐらいになってます。
え、タイトルが何か変だって? 俺は何も知らないよ。
最後に一言。
深夜テンションって怖い!
長女ちゃん性格と裏腹に内心しおらしいぽいからなぁ。
しかしここから別れるのか
※1さん、コメントありがとうございます!
悲しいけれども、お別れしないと話が進まないので…。このまま、イチャイチャさせてたいのが本音なんですけどもね…。