2020-09-12 06:12:07 更新

概要

やっぱり、イチャラブモノはたまらねぇぜ。


前書き

旅行編と、現在安価で進行している日記編は、日記編が旅行編が終わった後の話です。


優斗「…」


ヤバい。心拍数が大変な事になってる…気がする。

茜と一緒に風呂に入ることになったけれども…。茜の方を見れない。


白露「~♪」


優斗「…」


白露「ん? どうかしたの?」


優斗「いや、なんでもない」


白露「でも、さっきから一言も喋んないじゃん」


優斗「色々とあるんだよ、色々と…」


白露「?」


優斗(茜の方見たら、色々とアカン事にしかならんだろ…。というか、落ち着け、俺!!)


白露「もー。絶対に何かあったでしょ?」ムニュッ


優斗「!?」


後ろから身体を押し付けられた。背中に、茜のたわわに育った2つのモノが当たる。


優斗「ななな何でもないでででです」


白露「ちょっ、ゆーくん!? なんでバグってんの!?」


優斗「え、ええ? な、何にもないですよ?」


白露「いや、焦ってるよね?」


優斗「…」


白露「なんでよー?」


茜が、更に身体を押しつけてくる。アカン、色々とアカン。


優斗「お、俺、先に温泉入るから!」


白露「あ、ちょっ…」


このままでは、色々と大変な事になりそうなので温泉に逃げるように入った。

温泉に入った瞬間、テンパっていたのが少しは落ち着いた。


優斗「ふぅ…。何とか落ち着いた…」


湯船に全身を浸からせる。ポカポカしていてとても気持ちいい。


優斗「あー、生き返る…」


白露「オッサンみたいな事言ってる…」


優斗「!?」


湯船に浸かってボケーっとしていたら、茜が温泉に浸かってきたのに気が付かなかった。

もちろん、温泉にタオルを浸けるわけにはいかないので、裸だ。


優斗「…」


白露「あー、でも気持ちいいや…」


優斗(茜の方見たらダメだ、ダメだ、ダメだ…)


真横では、茜のたわわに育っている2つのモノが浮いている。そっちに視線を向けたら、色々と大変な事になってしまう。


優斗「…」


白露「また、黙っちゃって…。このこのー」


茜が、横から突っついてくる。けども、今はそんな事さえも気にならない。


白露「だったら…。えいっ」


優斗「!?」


まさかの、茜が抱きついてきた。なんでそんな事するんだよ!?

茜が抱きついてきたのはいいが、腕が茜の2つのモノに挟まる形になった。


白露「もー、せっかくの温泉なんだからゆっくりと過ごさなきゃダメだよ?」


優斗(茜の所為で、ゆっくりとも過ごせないんですがぁ!?)


白露「…本当にどうかしたの?」


優斗「えっと、その、なんつーか、まぁ、その…」


白露「?」


優斗「む、胸が…。当たってまして…」


白露「え…。あ…」


茜が、ようやく今の状況に気が付いた。少し距離を取る。


白露「ま、まさか、今さっきからゆーくんが変だったのって…」


優斗「まぁ、うん…」


恥ずかしいとは違う、何とも言えない気分になった。

そんな気分になっていたら、急に顔にお湯をかけられた。


優斗「わぶっ…。急に何すんだよ…」


白露「…えっち///」


優斗「え、えぇ…?」


茜は、そのまま風呂から出て行ってしまった。

一方、俺は何が何だか訳が分からないので暫くの間、風呂に浸かっていた。


優斗「え、えっちって…。えぇ…? ジロジロ見てたワケでは無いのに…」



ーー部屋の中ーー

白露(…ゆーくん、そんな気分になってたりするのかな…。でも、ゆーくん見てたのかな…)


白露(って、そんな事考えてる場合じゃないよね…。明日に向けて準備しとかないと)


数分経った後、優斗が風呂から出てきた。


優斗「ふぅ…。いい風呂だったぜ…」


白露「あ、ゆーくん出て来たんだ。私、先に寝るねー」


優斗「え? い、いいけれども…」


白露「じゃあ、また明日ねー。おやすみー」


優斗「お、おう…」


先に寝ようとする茜に困惑しながら、俺も寝る準備をする。まぁ、明日も色々あるから早めに寝るか…。

茜がベッドに入ってから少し経った後に、俺もベッドに入っていった。



ーー別部屋ーー

時雨 (・д・)チッ


村雨「優香お姉ちゃーん。舌打ちしても何にも起きないわよー」


夕立「相変わらずの優斗だったぽい」


春雨「ヘタレですね、はい」


五月雨「春香お姉ちゃん、言葉が悪いよ…」


海風「特に何も起きませんでしたね」


山風「茜お姉ちゃん…。大胆…」


江風「姉貴のはあんなにも大きいのに…」


涼風「諦めろ、姉貴。私たちには無理だ」


心音「2人の顔色が…」


時雨「それにしても、何も優斗がしてこなかったのは予想外だったよ」


村雨「そんな事言っても、優斗は茜お姉ちゃんの事、大事にしてるからこそ何にもしてこなかったんでしょ?」


時雨「そうだろうけどもさぁ…。何かしら起こる事を期待していたのに、このオチかぁ…」


村雨「明日に期待するしかないわね」


夕立「もう眠いっぽーい…」


海風「明日も早い事ですし、早めに寝ましょうか」


春雨「じゃあ、おやすみなさいです、はい」


別室でも、全員は眠りについた。部屋が狭すぎて一部の娘は布団に入れていなかったが。



(翌日)

優斗「よく寝た…」


朝日が部屋に差し込んできていた。とてつもないぐらい、いい天気だ。雲がまったく空に無い。


優斗「あれ? 茜がいねぇ…。どこ行ったんだ?」


横のベッドで寝ていた、茜がいないの気が付いた。布団などは綺麗に片付けられていたが、当の本人がいない。


優斗「あり? どこ行ったんだよ、ホントに…」


まだ完全に目が覚めてないので、顔を洗うために洗面場に向かう。

洗面場のドアを開けた瞬間、とある光景が目に入ってきた。


白露「あ…」


優斗「あ」


茜が、水着を着ている真っ最中だった。

優斗の顔面には、グーパンチが飛ぶ。



(数分後)

優斗「まさか、茜が着替えていたなんて…。けれども、顔面グーパンはひどくね?」


白露「急に入ってきたから、焦っちゃって…。ゴメン…」


優斗「まぁ、俺も確認もせずに入っちまったからな…。こっちもスマン」


白露「い、いいよ、別に謝らなくても!! そ、それよりも早く朝ご飯食べて、海行こっ?」


優斗「そうだな」


2人は、朝ご飯を素早く済ますと、荷物をまとめて外にある、ビーチに向かった。


優斗「海だー!」


白露「いっつも見てるけれどもね」


優斗「まぁな。けども、守る側の視点から変わって見てみると、いつもと違って見えるもんだな…」


白露「そんな事はいいからさ…。早く泳ごっ!」


茜が、俺の腕を引いて走るのでこっちも走らなければならなかった。

途中、スっこけかけたが何とかなった。

砂浜に着いてからは、荷物をまとめて置き、海に入った。


優斗「うわっ、冷たっ!?」


白露「このくらい、ヘッチャラだよー。それよりも…。くらえー!!」


茜が、優斗めがけて海水をかけてくる。優斗は、防ぎようがなく顔面などに思いっきりかかってしまった。


優斗「っ…。こんニャロー!」


優斗が負けじと水をかけ返す。茜もかけ返してくる。

その攻防の所為で、2人はすぐにびしょ濡れになった。


優斗「うへぇ…。まだ海に入ってから1時間も経ってねぇのに、びしょ濡れかよ…」


白露「水着だから、別に大丈夫でしょー? ほーら、ドーン!!」


優斗「わべっ!?」


優斗めがけて、茜が飛び込んでくる。

茜が、優斗を押し倒す形になったので優斗に茜の胸を押し付ける形になってしまった。


白露「ほらほらー。抵抗しないなら、もっと抱きついちゃうぞー!」


優斗「あぼぼぁ…」←茜の所為で、顔が水面に浸かったまま


白露「あ、ゴメン…」


優斗「殺す気かぁ!? 海水が目に入ってクッソ痛いぞ…」


白露「ご、ゴメン…」


優斗「あと、「ソレ」押し付けるのは…」


白露「ソレ?」


優斗が、目を背けている。それを見て、何を示しているのが分かった。

自分自身の胸を、思いっきり優斗に押し付けているのを。


白露「あっ…」


優斗「…。ちょっと、砂浜の方行こうか?」


白露「え、あ、うん…」


優斗が、顔を赤らめながら砂浜を指さす。こっちも、顔が真っ赤になっていく。


優斗「…」


白露「…」


2人は、何も言わずに砂の城を作っていた。しかも、結構大きめである。


優斗・白露「あ、そういや…」


2人が話そうとすると、同時に同じ言葉を発した。


優斗「あ…。ははっ…」


白露「私たち…。ホンっとに息ぴったりだね」


優斗「ホントだよ…。もしかして、俺たちって本当に相性バッチリなのかな」


白露「当ったり前じゃん! 私たちは、どんな人よりも、いっちばん最高の相性だよ!!」


優斗「まぁ、そうじゃなきゃ、結婚なんかしねぇもんな」


白露「もー…///」


そのまま、2人は夕方まで海で遊びまくった。



(夕方)

優斗「すっかり、日が暮れてきちまったな」


白露「ホントだ…」


太陽が、沈みかけてきていた。海が、太陽に照らされてオレンジ色に染まっている。


優斗「綺麗な景色だなー」


白露「ホントだ…」


2人は、砂浜の上に座り込み景色を見ていた。


優斗「そういや、明日で旅行も終わりかー」


白露「確かに…。あ、そういえば、この辺でお祭りやってるみたいだよ?」


優斗「そうなのか? 知らなかったぞ…」


白露「じゃあ、後で行こうよ」


優斗「そうだな。ってか、着替えねぇと…」


今度は、優斗が茜の腕を引いていく形になった。海に来た時とは逆の形になっている。

2人は、旅館に戻った後、急いで着替えを済ませてお祭りに向かった。



ーーお祭り会場ーー

優斗「めちゃくちゃ人多いなぁ…」


白露「それほど大きなお祭りだからじゃない?」


優斗「あ、そうだ」


優斗が、茜の手を強く握る。


優斗「これで、はぐれる事はねぇな」


白露「…うん///」


顔が、また赤くなっていくのか自分でも分かった。

心臓がバクバク言っているのが胸に手を当てなくても分かる。


白露(ゆーくんって、普通にこういう事するよね…。まぁ、そこがいいんだけれども…)


とりあえず、手を思いっきり握り返す。そして、優斗についていった。



ーー同時刻、別の場所ーー

時雨「海でもイチャイチャするし、ここでもか…」


村雨「まぁ、あの2人はいっつもこんな感じだから…」


夕立「ああなってないと、違和感を感じるこっちがおかしいっぽい?」


春雨「りんご飴美味しいです…」


五月雨「金魚…。1匹だけしか取れなかったぁ…」


海風「里奈、綿あめ食べる?」


山風「食べる…。あ、あと、たこ焼きも食べたい…」


江風「姉貴ー!! このイカ焼きもうまいぜー!!」


涼風「ヨーヨー釣りって、こんなに難しかったけな…?」


心音「た、たこ焼きアッツ!!」


時雨「いや、由衣と咲以外、お祭り楽しみ過ぎじゃない?」


村雨「心音ちゃん、そんなにたこ焼き熱いの?」


心音「めちゃくちゃ熱いです、コレ!! でも、とっても美味しいです!!」


村雨「じゃあ、私ももーらおっと…。って、アッツ!!」


心音「あぁ、やっぱり…。由衣さん、はいジュース」


村雨「さ、サンキュー…。確かに、美味しかったけれどもアッツアツね、コレ…」


夕立「ラムネ買って来たっぽい」


時雨「由衣も咲もお祭りを楽しみ始めたよ…」


海風「優香姉さんも、お祭りを楽しめばいいと思いますよ?」


時雨「じゃあ、僕も楽しもうかな…」


結局、優香たちもお祭りを楽しみ始めた。



白露「あ、射的がある! アレやろうよ!!」


優斗「いいけれども…。茜、絶対にパーフェクトしか狙わないだろ」


白露「そりゃそうでしょ!」


優斗「店の商品全部取るなよー。ってもういねぇし」


茜は案の定、景品を全て持って帰って来ていた。


優斗「おいおい…。持てるのか、ソレ?」


白露「ちょっとキツイかも…」


優斗「俺も少し持つよ。どうせ、他にも回るんだろ?」


白露「そりゃそうでしょ!」


茜が、満面の笑みで返す。優斗は、やれやれと言わんかばかりの表情で茜が取ってきた景品を持ち始める。

その後は、2人はお祭りを余すことなく楽しんだ。

そして、お祭りが終わりに近づくと花火が上がり始めた。


優斗「花火かぁ…。そういえば、去年も見たな」


白露「そういえば、そうだったね」


優斗「まぁ、去年のアレと今年のコレはちょっと違うけれども、な…」


打ちあがる花火を見ながら、優斗と茜が話す。

そして、花火が全て打ちあがった後、2人は旅館に戻った。


その後は、昨日と似た感じでまた温泉に浸かり、そのままベッドに入った。


夜に、ちょっとした事件が起きたけれども…。


(次回に続く)


後書き

由衣「旅行編は、次回で最終話みたいなんだけれども…」

優香「なんだい? あの終わり方は」

咲 「何かしら起きるのは確定っぽい?」

優香「とりあえず、次回予告。「一夜の出来事」に続く」

由衣「タイトルが意味深すぎない?」

咲 「嫌な予感がするっぽい…」


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2020-09-13 15:35:30

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