俺とあの娘 (第1話)
初投稿です。 クッソ読みづらいし、この話では提督と昔の女友達(主に幼馴染)しかでません。
評価、コメントくれたら幸いです。 なるべく、コメントしてくれたら返答するつもりです。
とある一人の男が、自分の地元にある鎮守府に着任する前に過去のことを思い出すだけの話。
俺の名前は 西本 優斗(にしもと ゆうと)。 至って普通の名前だ。
話は少しぶっ飛んじまうが、俺は今日からとある鎮守府の提督になる。 とは言っても、深海棲艦との戦いはほぼ終わりに近づいてるんだけれどもな。 そんな時になんで俺が提督になるのかって? 俺が今から配属される鎮守府の前提督が、家の仕事を引き継がなきゃならなくなっちまったらしく、提督を辞めることになった。 んで、その開いた鎮守府に俺が入るわけだ。
けれども…
優斗「まさかここの鎮守府に着任することになるとはねぇ…」
その鎮守府は、俺の地元だった。
優斗「クッソ懐かしいなぁ」
俺は、鎮守府につくまでにまわりを見渡しまくった。いや、そんなに見渡したらただの不審者じゃねーか。
優斗「に、しても… あいつらは元気にしてるかな?」
目を閉じて、あの頃の思い出を思い出す。俺たちがまだ小学5年生だったころだ。
(数年前)
??「ゆーくん、まってよ~ まだみんなついてきてないよぉ…」
優斗「お前たちが遅いだけだろ… 先に行くぜ、茜!」
茜 「そ、そんなぁ…」
俺たちは、施設の近くにある原っぱ目指して走っていた。 俺の後ろを必死になって追いかけてきてるのは、俺の幼馴染である、茜だ。 こいつはいっつも一番にこだわっている。まあ、だいだい俺に負けて二番目なんだけれどもな。 走っているうちに、原っぱに着いた。
優斗「やっぱ、ここはいい場所だなぁ」
茜 「や、やっと追いついたぁ…」
茜が息を切らしながら近づいてきた。
優斗「ったく、体力勝負で俺に勝てるわけないだろ!」
茜 「そんなことないもん! もしかしたら、ゆーくんがこけて追い抜けるかもしれないし…」
優斗「俺がこける? んな事ありえねーし!」
茜 「で、でも…」
優香「お姉ちゃん、そんなこと言ってたらいつまでも終わらないよ」
俺たちの下らない言い争いを止めるように、優香が割り込んできた。
優香「まったく、僕が止めなきゃ、二人はずっと言い争いするんだから…」
茜 「うう…」
優斗「怒られてやーんの」
茜 「ゆーくんもでしょ!」
??「よ、ようやくみんなに追いつけたぁ…」
??「三人とももう少しゆっくりいってほしいっぽい…」
??「きついよぉ…」
茜 「あ、由衣たち ようやくついたみたい」
咲 「いや、あっさりまとめないでほしいっぽい!」
由衣「まったく…」
春香「茜お姉ちゃんと優さんがいっつも急に走り出すからこっちはきついです…はい…」
茜 「まあ、ゆーくんがだいだい悪いんだけれどもね」
優斗「でも、お前も追いかけてくるじゃねーか。」
優香「まあ、それは事実だね」
茜 「でも、一番になりたいし…」
優斗「また言い始めた…」
咲 「って、こんな言い争いしてたら遊ぶ時間が無くなっちゃうっぽい! はやく遊ぶっぽい!」
由衣「そうね。もう時間もアレだし…」
春香「じゃあ、ボール遊びしたいです!」
優斗「りょーかい。っても、なにすんのさ。いちおうボールは持ってきたけども…」
咲 「ドッチボールするっぽい!」
優香「人数足りなくない?」
咲 「じゃあ、男子対女子でいいっぽい」
優斗「おい待て、俺一人で五人を相手しろと?」
茜 「じゃあ、私がそっちにいくよ」
優斗「いいけど、足引っ張んなよ」
茜 「言われなくても分かってるよ!」
(数分後)
茜 「ゆーくん、強すぎない?」
優斗「そうか?」
優香「当てられたとこ、すごく痛いんだけど…」
由衣「女の子相手に本気で投げるとか、ひどくない?」
咲 「赤くなっちゃってるっぽい」
春香「ヒリヒリします…」
咲 「それにしても、こんなに真っ赤になるなんて…」 (スカートをめくりつつ)
優香「さ、咲⁈ み、見えちゃってる! しかも優斗の前でスカートめくったら…」
優斗「」 (鼻血を大量に出しながら気絶)
茜 「ゆ、ゆーくん⁈ だ、誰か~! ティッシュ持ってきて~!」
優香「また、これだよ…」
由衣「相変わらず、女の子相手に話す時は問題ないのに…」
咲 「ちょっとエッチな事になるとすぐこうなるっぽい」
春香「しかも、すこしスカートがめくれただけでもこうなるなんて…」
優香「女の子に強いんだか、弱いんだか、分からないよ…」
由衣「それにしても…」
由衣達が 茜と優斗 の方を向くと、茜が鼻血で顔が真っ赤になっている優斗を揺さぶっていた。
茜 「ゆ~く~ん!」
優斗「」 (気絶中)
優香「...早く連れて帰った方がいい気がしてきたよ」
由衣「そうね」
咲 「早く優くん連れて行かないとやばいっぽい」
春香「ティッシュがもうないです…」
優香「鼻血出し過ぎでしょ…」
優斗「」(白目)
咲 「あ、これはやばいやつだ」
由衣「冷静に考えてる場合⁈」
咲 「早く運ぶっぽい!」
茜 「じゃあ、私が運ぶよ!」
優香「え、一人で運べるの?」
茜 「もちろん! 私がいっちばんこの中では力持ちだからね!」
優香「じゃあ、任せるよ」
茜 「了解!」
元気に返答を返すも、茜一人で優斗を背負って施設まで連れていくのは少しどころか、だいぶ無茶な話だ。この原っぱから施設はそこまで遠くではないが、小学生一人で男子一人を背負って連れていくにはきつい距離だ。
茜 「みんなはもう先に帰っちゃったし...。一人で頑張って連れていくしかないか。 ...大丈夫。私ならゆーくんを運べる...はず!」
優斗「なに一人でぶつぶつ言ってんだ?」
茜 「⁈」
優斗「なんでそんな驚いてんだ? て、いうか優香たちどこ行ったんだ?」
茜 「さ、先に帰ったけれども…。」
優斗「あっそ」
茜 「あっそ。じゃないよ! いまさっきまで白目むいてたんだよ!」
優斗「マジかよ」
茜 「マジだよ! まったく...」
茜 「心配した私が馬鹿みたいじゃない... まあ、大丈夫だったからよかったけども」(小声)
優斗「なんか言ったか~?」
茜 「別に。 遅くなったらみんなが心配するから、はやく帰るよ」
優斗「りょーかーい」
茜 「まったく…」
優斗「あ、そういえば」
茜 「何?」
優斗「サンキューな。俺がぶっ倒れる度に面倒見てくれて」
茜 「な、何? 急に?」
優斗「別に。ただ急に言いたくなっただけ」
茜 「ふーん...。 まあ、別にどうでもいいけど。 まあいいや、はやく帰ろ。優香たちが先に帰ってからけっこう時間たってるし…」
優斗「そうだな」
茜 「ほら、行くよ」
そう言うと、茜は手を優斗の方に向けてきた。
優斗「手つなげってことか? まあ、別にいいけれども...。 少し恥ずいな...」
茜 「私たちがちっちゃかった時はいっつも手つないでたじゃん。 嫌なら、別にいいけども」
優斗は特に何も言い返さず、茜の手をにぎった。 にぎった茜の手はほのかに暖かく、柔らかった。 そして、施設の方に二人は歩いて行った。
茜(うわあああぁぁぁ///// ゆーくんと手つないじゃったよおおお!!! 手に汗かいてないよね?! 私の心臓バクバクしまくってるのばれてないよね?! 私、にやけちゃってないよ?!)
優斗(うわあああぁぁぁ!!! ヤバいヤバいヤバい!!! 手汗がとまんねぇ!!! 心臓が口から出てきちまいそうだ!!! な、何か言わないとこのままだと俺が死んじまう!!! 何か...何か話題を... そ、そうだ!あの時の約束のことを... って言えるかぁぁぁ!!! あっちの約束のほうが恥ずかしいわぁぁぁ!!!!! )
茜 「ど、どうしたの?! 急に頭押さえて?! 頭痛いの?!」
優斗「だ、大丈夫だ! あ、そ、そういえば、あ、あの約束のこと覚えてるか?」
茜 「あ、あの約束?」
優斗(あああぁぁぁ!!! つい口に出してしまったぁぁぁ!!!)
茜 「...うん。覚えてるよ。あの日の約束。」
茜 「 私とゆーくんのいっちばん大事な約束。 」
(まだ二人が小学1年生の時)
茜 「ねー、ゆーくんってすきな子いるのー?」
優斗「えー、いるわけないじゃん。そもそもこの年ですきだ~っていっても、どーせ5年生ぐらいになってたらわすれるだけでしょ~」
茜 「ふ~ん。じゃ~あ~、もし、わたしがゆーくんのすきっていったらど~するの?」
優斗「どうせうそでしょ~。うそつきはよくないって先生言ってたよ」
茜 「もし、うそじゃないっていったら?」
優斗「え?」
茜 「私はゆーくんのこと、ほんとにすき...だよ。」
優斗「...ぼくも茜ちゃんのことすき...だよ。」
茜 「えへへ… これってりょーおもいってやつだよね!」
優斗「う、うん…」
茜 「じゃあ、やくそくしよ! もし、 5年生になってもこのやくそくわすれてなかったら しょーらい、けっこんしよ!」
優斗「け、けっこん?! そ、そんなの早すぎるよ!」
茜 「じゃあ、ゆーくんはわたしとけっこんしたくないの?」
優斗「...」
茜 「だまってたらわかんないよ!」
優斗「けっこんしたい…です。」
茜 「じゃあ、5年生の時にこのやくそくをおぼえてたら、わたしとゆーくんはけっこんする! これでいい?」
優斗「うん!」
茜 「それじゃ、ゆびきりしよ? あ、でも、うそつくわけじゃないし… どーしよう…」
優斗「じゃあ、おぼえててもやくそくまもれなかったら、はり千本のますにすればいいじゃん」
茜 「そうだね。じゃあ、ゆびきりしよ! せーのっ」
茜&優斗「ゆびきりげんまん やくそくまもれなかったら はり千本のーますっ ゆびきった!」
茜 「じゃあ、5年生までがまんだね」
優斗「うん…」
(そして今に至る)
茜 「私は、この約束覚えてるよ。 いっっっちばん大好きなゆーくんと結婚したいから!」
優斗「...俺も。 忘れるわけないだろ!」
茜 「やっぱり、ちゃんと5年生になってても覚えてるんだ。 じゃあ、つぎは結婚...だね。」
優斗(うなずく)
茜 「じゃあ、ゆびきりし直そう! 今度は、大人になったら私たちは結婚するってことで!」
優斗「うん!」
茜 「せーのっ」
茜&優斗「指切りげんまん 約束守れなかったら 針千本飲ーますっ 指切った!」
茜 「じゃあ、次は大人になってから、だね…」
優斗「そう、だね…」
優斗と茜は手をつなぎ直し、施設ヘと戻っていった。
次回 「俺と彼女」 に続く。
こんなクッソ読みづらくて、くだらない話を最後まで読んで下さり、ありがとうございます! 概要にも書きましたが、もしよければ評価、コメントお願いします!
「」に書かない事(主人公の心情等)は空白を開けるのではなく、一行間を開けるととても読みやすくなりますよ。
こんなふうに。
これからも頑張って下さい!
※1さん
コメントありがとうございます! ぜひ参考にさせていただきます!
だが待って欲しい。提督が仮に成人、もしくはソレに近い年齢としても
白露娘達は基本中学生、高く見積もっててもJKな認識が多いだけに
幼なじみとしても手を出すのは(憲兵的な意味で)まずいですよ!
※3さん
コメントありがとうございます! 確かにヤバいっす!
旦那!昔の人は言いました。
「好きになったからしょうがない!」と。
※5
じゃあ、しょうがない!!
この時は、我々は気付かなかった!
この先に、いろんな意味で記憶に残る物語が始まる事を。
※7
記憶に残ることが多すぎる気もしますけどもね…。