会議? (新章,第5話)
アイツら、久しぶりに登場。文章力が相変わらずひっくい。
疲れた。
6月になった。梅雨に入り、ジメジメしている日が続いている。
蒸し暑いし、クーラーはぶっ壊れてるし。あ~。嫌になる。
亮太「扇風機出すか…。どこにしまったっけ…」
扇風機を探しに、部屋を出ようとする。
ところが、部屋を出ようとした時にドアが思いっきり開いた。ドアの目の前にいた亮太の顔面にドアが直撃する。
亮太「いでぇ!? あ、鼻血が出た!?」
皐月「司令官、手紙だよって…。鼻血出てるよ!?」
亮太「ド、ドアが…。あ、口からも血が出てきた…。やっべ、クッソ痛ってぇ…」
皐月「し、司令か~ん!?」
亮太「ティッ~シュ!! ティッシュはどこだ~!!」
皐月「ちょ、ちょっと待ってて、取るから!!」
亮太「血がぁ~!!」
扇風機を取りに行こうとしたら、この有様である。この後、なんとか止血した。
亮太「んで…。手紙って?」(←鼻にティッシュ詰め込みながら)
皐月「はい、これ。なんか、大本営からだってさ。…司令官、なんかやらかした?」
亮太「なんもやってねぇよ!? あ。また、血が…」
皐月「はい、ティッシュ。んで、中身は何なの?」
亮太「えっと…。会議あるから集合しろよ、だって」
皐月「え? 急すぎない?」
亮太「まぁ、新人提督だからな。色々あるだろうね。会議っても、座談会的な感じだろうけども」
皐月「それって、ボクもついていってもいいやつ?」
亮太「オッケーみたいだな。秘書艦同伴で来いよって書いてるし」
皐月「ちなみに、いつ行くの?」
亮太「どっかに書いてあったな…。え? 3日後ぉ!?」
皐月「司令官、鼻からティッシュ落ちてるよ…」
亮太「血はもう止まったから大丈夫だ!」
皐月「いや、汚いから!!」
なんやかんやで、皐月がツッコミのポジションに落ち着きつつある。
確か、前行った時は、皐月は置いて行ったっけ。皐月と2人で元帥さんの所に行くのか…。なんか言われそうな気がするんだけど。
とりあえず、準備しなくちゃなんねぇな。それにしても、皐月はどうしたんだ?
俺と2人で行くって言ったら、急に部屋から出ていったし。睦月たちに自慢でもする気か? 皐月の考えてる事はよくわかんねえ。
ーー一方、睦月型の部屋ーー
皐月「~♪」
睦月「皐月ちゃん、テンション高いけども何かあったの?」
皐月「いや~。実は…」
皐月が、睦月たちに亮太と「2人で」元帥のところへ行く事を話した。
言い終わった後、睦月たちが色々な文句を言い出す。
睦月「皐月ちゃんだけ、ズルいにゃしい…」
如月「まぁ、秘書艦だから仕方ないかしらね…」
弥生「皐月、羨ましい…」
卯月「一歩だけ先を行かれた気分ぴょん…」
水無月「羨ましすぎるよ…」
文月「皐月ちゃん、良かったね~。けども、「告白」なんてしたら怒っちゃうよ~?」
「告白」というワードを文月が口にした瞬間、異様な雰囲気が部屋に漂い始めた。
まぁ、そうなる。この鎮守府にいる駆逐艦の娘のほとんどが、司令官、つまり、亮太に好意を寄せているからである。
ただし、亮太はこの事に気づいていない。なので、亮太の見えない所でたまにバチバチやってる事もある。
…いつか、この鎮守府にもヤンデレ艦娘が発生しそうな気しかしない。
そう思う、皐月であった。特に、ヤバいと思っているのが妹艦でもあり、家族である…。
文月「どうかしたの? 皐月ちゃん」
皐月「いや、なんでもないよ?」
そう、文月だ。文月は司令官の事が、多分ボクよりも好きだと思ってる。(負ける気はないけどもね)
けども、たまに怖いと思う時もある。ちょっと前の話だけども…。
(少し前)
亮太「よく頑張ったな~。文月~」
文月「えへへ~。頑張ったから、当ったり前でしょ~」
亮太「けども、皐月たちも頑張ったよ。次からも…」
文月「…。チッ…」
亮太「ん? どうかしたか、文月?」
文月「いや? なんもないよ?」
皐月(文月が…。舌打ちした!?)
こんな感じで、たまに文月が怖いと感じる事がある。
もしかして、ホントにヤンデレになってしまうかもしれない。そうなったら…。ボクはどうすればいいんだろうね。
部屋の中では、皐月以外がずっと皐月に変な目線を送っている。
皐月「…なにさ?」
睦月「なんでもないにゃしい…」
三日月「大本営に行くのはいいですけども、何かしら司令官とあったら許しませんよ?」
皐月「いや、何もないから! 普通の会議だから!!」
文月「ホントぉ~?」
皐月「ホントだってばぁ!!」
どうやら、この地獄はまだ終わらないみたいである。
そんな事も知らずに、亮太は資料整理をしている。ちなみに、亮太は恋愛関係にはあんまり興味がない。
この後も、睦月型の雰囲気はずっと微妙な感じだった。
(3日後)
亮太「さて、会議に行きますか…」
皐月「うん…」
亮太「どうかしたのか? 皐月」
皐月「いや、まぁ、色々あって…」
亮太「そ、そうか…」
(前日の睦月型の部屋)
睦月「提督と何かやらかしたら、許さないにゃしい…」
如月「睦月ちゃん、落ち着いて…」
弥生「羨ましい…。私が秘書艦だったら良かったのに…」
卯月「ぐぬぬ…。いよいよ明日かぴょん…」
皐月「いや、会議に行くだけだからね!?」
前日も、この様であった。
ーーーーーーーーーー
特に、何か起きる事もなく大本営に2人が到着した。
どうやら、早めに着きすぎたのか人が全然いなかった。
亮太「早く着きすぎちゃったみてぇだな」
皐月「そうみたいだね。でも、どうするの?」
亮太「その辺でも歩いて時間潰すか…」
皐月「そうだね」
2人が、大本営の近くを散歩していく。途中でなんかヤバい人の気配を感じたけども、気のせいだろう。
(すれ違った車の中)
??「あの娘…。かわいいなぁ…」
??「司令官?」
??「あ、ごめんごめん…」
??「おい、お前のいとこってヤバいやつしかいねぇのか」
??「いや、そんなワケないでしょ!? ってかお姉ちゃんはいい加減自重して!!」
??「すいません…」
ーーーーーーーーーー
少し散歩したら、いい感じの時間になった。
皐月と一緒に大本営に移動する。しかし、違和感を覚えた。
なぜか、人がいない。会議があるなら、俺と皐月以外にも誰かしらと会うはずだ。けども、誰とも会わない。
亮太「なんで誰もいないんだ…?」
皐月「もしかして、日付間違えたとか?」
亮太「いや、日付も時間もあってるんだけども…。もしかして、何かあったのかとか?」
皐月「とりあえず、移動する?」
亮太「そうだな。もしかしたら、そこに誰かいるかもしれないし」
会議が行われる予定の場所に移動する。移動している最中にも、誰にもすれ違わなかった。
そのせいで、近づくにつれて不安になってくる。けども、行ってみないと何が起こっているのかも分からないので、移動するしかない。
そして、会議が行われる部屋に着いた。
亮太「失礼します」
そう言って、ドアを開ける。部屋の中には、3人の提督と、3人の艦娘がいた。
亮太「…え?」
元帥(祐樹)「よく来てくれた。ま、とりあえずそこに座りなよ」
亮太「は、はい…」
言われるがまま、亮太と皐月は用意されていた椅子に座る。
元帥「さて、会議のつもりで君は来てくれただろうけども…。実は、会議というのはウソだ」
亮太「へ?」
元帥「実は、面談を行う為に呼んだんだ」
亮太「面談、ですか…?」
元帥「じゃあ、秘書艦の娘は別の部屋に行ってもらおうかな。由良、よろしく」
由良「分かりました」
祐樹の秘書艦である、由良が皐月を連れて別の部屋に移動していった。由良と一緒に、他の2人も移動していった。
部屋には、亮太と元帥、そして2人の提督が残された。亮太の顔からは、汗が止まらなかった。
なぜかと言うと、元帥の横にいた男はあの時に暴行を加えたあの人だからだったからだ。
優斗「…」
亮太(し、心臓が止まる…)
優斗「どうかしたか?」
亮太「い、いえ何も!」
優斗「もしかして、あの事まだ引きずってんのか? あの件はもう気にしてねぇから、大丈夫だぞ」
亮太「え、あ、は、はい…」
優斗「おいおい…。こんな感じで大丈夫なのかよ、祐樹…」
元帥「いや、俺に言うなよ…」
朱里「じゃあ、あの馬鹿2人は置いといて面談始めようか」
優斗&祐樹「「誰がバカだ!!」」
朱里「じゃあ、最初の質問いくよ」
亮太「は、はい…」
優斗&祐樹「「反応しろよ!!」」
朱里「まず、艦娘の娘と最近何かあったりした?」
亮太「いや、特に何も…」
朱里「りょーかいっと…。じゃ、次優斗よろしく~」
優斗「はいはいっと…。じゃ、艦娘とコミュニケーション取れてないってことあったか?」
亮太「いや、まったく」
優斗「了解…。じゃ、祐樹よろ」
祐樹「いや、聞くこともうなくない?」
優斗&朱里「確かに」
亮太「あの~? 俺はどうすれば…」
亮太が困惑しながら聞く。
バカ3人衆「そこで待機しとけばいいんじゃない? あと、作者はコロス」
亮太「は、はぁ…」
亮太(作者って誰だよ)
亮太は、言われるがまま部屋で待つ事にした。一方、もう片方の部屋では…。
ーーもう1つの部屋ーー
皐月「…」
由良「…」
白露「…」
響 「…」
由良&白露&響「何を聞けばいいんだろう?」
皐月「ボクに聞かれても困るよ!?」
(やっぱり次回に続いてしまう)
次回、皐月が説明攻めに?
あ、急ですが就活関連でしばらく書けなくなるかもです。その時はTwitterになんか書きます。
ちなみに、6月中旬で亮太の話は終わります。
もうちょっと長く書きたいのですが、就活だったり、やりたい事が多すぎるのでちょっとヤバいです。
なので、早すぎですが6月中旬で終わります。
このSSへのコメント