2019-08-07 15:16:54 更新

概要

旅行編、いよいよスタート。 
さて、優斗や白露たちはどうなることやら…。


前書き

今回は、優斗と白露(茜)がイチャイチャしない珍しい回です。


優斗「はぁ…。何でこうなるんだよ…」


俺は、新幹線の自由席に腰掛けながら、ため息をついた。周りには、茜たちはいない。何故かって? それは出発する時に遡る…。


(数十分前)

白露「さーて、みんな揃ったし、早速出発だー!!」


時雨以外「おー!!」


時雨「…」


村雨「どうしたの? 優香お姉ちゃん? 何かあったの?」


時雨「いや、実は…」


時雨以外「えー!? 指定席のチケットが10枚しかとれなかったー!?」


時雨「いや、僕も頑張って探したんだよ!? けども、旅行シーズンとモロ被りってのもあって…」


優斗「何とか取れたけども、人数分確保は出来なかったって訳か…」


時雨「うん…。みんな、ゴメン…」


白露「いや、流石にこれは仕方ないよ。けども、どうしようか…。誰か一人だけ自由席行きか…」


江風「ここは大人しく、ジャンケンで決めるしかねえだろ!!」


山風「でも、それだと、負けた人可哀想…」


涼風「その時はそん時だろ!!」


白露「じゃ、じゃあ、時間もないし、ジャンケンで決めるよ!! 負けても文句なしだからね!!」


全員「了解!!」


白露「じゃあ、いくよ!! ジャーンケン…」


白露型「ポン!!」(←全員 グー)


優斗「ポン!!」 (←一人だけ チョキ)


優斗「…へ?」


江風「マジかよ…」


時雨「い、一発で負けてる…」


優斗「うそーん!?」


村雨「優斗、ドンマイ…」


夕立「優斗の運の悪さがやっぱり、発動しちゃったっぽい?」


優斗「だろうな…」


(そして今に至る)

優斗「にしても…。暇だなぁ…。仕方ないから、雑誌でも読みますか」


優斗は、カバンの中から旅行雑誌を取り出す。その雑誌には、いたるところに付箋が張られ、何回もめくったせいだろうか、雑誌の端の方はボロボロになっていた。


優斗「えっと…。ここに最初に行くのもありだけども、やっぱこっちの方がいいかなぁ…。いやでもなぁ…」


優斗は雑誌を開いてからすぐに、悩みだした。それもその筈、優斗はこういう時にには必ず計画を立ててから行動するタイプだからである。


優斗「あーもう、行きたいところが多すぎて困るわぁ…。マジでどうすりゃいいんだろうか…」



一方、その頃 白露型の方は…



白露「お弁当おいしー!!」


時雨「いや、確かにそうだけどもさぁ…」


村雨「咲ー。早く引いてー」(あと、2枚)


夕立「むむむ…。どっちがジョーカーっぽい…」(あと、1枚)


春雨「咲お姉ちゃん、顔が戦ってる時みたいな顔になっちゃってます、はい…。(すでに上がっている)


五月雨「あれ? 椅子が勝手に傾いてる…」


涼風「ちょ、ちょっと姉貴! 急に椅子倒してくんなよ!!」


五月雨「え、ええ!?」


海風「里奈ー。ポッキー食べる?」


山風「食べる…」


江風「あ、私も食べるぜ!」


海風「愛香は今さっき食べたでしょ!!」


江風「えー、別にいいじゃン」


山風「愛香、食べ過ぎ…」


白露「うぐっ…。口に入れすぎた…」


時雨「いや、ホントに何やっての…」


白露型はいつもどうりでした。



(再び戻りまして 優斗側)



優斗「zzz」


優斗は、いつの間にか寝ていた。それもその筈、前日の夜遅くまでこの日のために計画を立てていたからだ。しかも、準備なども重なってしまい、いつもの寝る時間を2時間もオーバーしてしまっていた。おかげで、睡眠時間は3時間半しかなかった。


優斗「zzz」


一応、終点の駅まで行くため、寝過ごすことはない。が、駅についてすぐに起こしてくれる人が近くにいない。まぁ、ジャンケンで負けてしまう優斗が悪いのだが。 


??「何で、コイツがここで寝てるんだ…?」


優斗「zzz」


優斗が爆睡していると、近くの席に1人の男と数人の少女らが来た。


祐樹「まさか、こんな時に一緒になるとは…」


優斗「zzz」


由良「どうしたんですか? 祐樹さん?」


祐樹「いやさぁ…。同期の友人がここで寝てたからさぁ…」


由良「何故か、祐樹さんって出かける度に知り合いの会いますよね…」


祐樹「ホント、なんでだろうね…」


鬼怒「おーい、ゆうーきー! この荷物どうすんのー?」


祐樹「あ、その荷物は俺がもっとくわ。あり? 阿武隈どこ行った?」


鬼怒「アブなら、トイレ行ってくるってー」


祐樹「おけ」


優斗「zzz」


祐樹「さて、と…。空いてる席がこの辺にしかないから失礼しますよー。それにしても、爆睡だな、コイツ」


鬼怒「そーいえばさー。祐樹とこの人って知り合いって言ってたけどどういう事?」


祐樹「ああ、それの事か。コイツと俺は同期であって、俺の親友だ」


由良「そういえば、祐樹さんって『最高の友達と言えるの優斗だけだ』って言ってましたもんね」


祐樹「だな。にしても、阿武隈遅くね?」


鬼怒「髪型直してんじゃないのー? アブのことだし」


祐樹「まー、多分そうだろうな」


優斗「んえ? あり、俺の横に人がいる…? って、祐樹!?」


祐樹「うわ、ビックリした!! 急に起きてくんな!! そして声がでけえよ!!」


優斗「お前もじゃ、このボケナス!!」


祐樹「誰がボケナスじゃゴラァ!!」


由良「…」


鬼怒「…」


由良&鬼怒(なんだ、コレ)


鬼怒「ねぇ、由良。この2人って、兄弟みたいじゃない?」


由良「確かに、言われて見たら…。 まぁ、仲がいいみたいだから、大丈夫だとは思うけど…」


阿武隈「みんなー、今戻りましたー。って、なんで祐樹さんは喧嘩してるの!?」


由良「まぁ、色々あって…ね」


祐樹「だから、テメーの言ってることは訳分からんって言ってるだろうが!!」


優斗「うるせえ!! テメー、一回黙れ!!」


祐樹&優斗「ああ!?」


由良&鬼怒(ホントにこの2人って仲いいのか分からなくなってきた…)


阿武隈(だからどうして、祐樹さんは喧嘩してるの…)


優斗「ったく、さっさ降りろよ、このアホンダラ」


祐樹「るせーな、こっちは終点まで乗るんだよ」


優斗「うっわ、最悪。なんで終点まで一緒なんだよ」


祐樹「もういい、寝る。起こすなよ、お前」


優斗「注文の多いやつだな…。分かったよ、だからさっさと寝ろ」


祐樹「zzz」


優斗「寝るの早ぇ!?」


祐樹「zzz」


優斗「まぁ、いいや。俺も寝るか。まだ眠いし…」


そう言うと、優斗はあくびをする。眠気が一気に優斗を襲う。


優斗「まだ、終点まで時間あるし寝るか…」


優斗は再び目を閉じる。そして、優斗は眠りについた。



(一方、白露型のほうでは)



江風「そういえばさぁー。部屋割りまだ決めてなかったよな」


白露「そういや、確かに…」


時雨「けども、優斗が別車両にいるし…」


白露「別にいいじゃん! さっさと決めようよ!」


時雨「大丈夫なのかなぁ…」


白露「えっと、私たちが予約できたのは3部屋だから、4人部屋が2部屋と、3人部屋が1部屋かぁ…」


村雨「ちょっと、ストーップ!! それだと、優斗が女子と同じ部屋に入っちゃうじゃない!!」


白露「あ、そういえばそうだった…。うーん、ゆーくんどうしようかなぁ…」


江風「もう、姉貴と優斗で1部屋でいいじゃン」


白露「ふえっ!?」


時雨「あ、確かにそれでいいかも。そうしたら、5人部屋が2部屋でいいし」


白露「で、でも、それだと、優香たちが狭くなっちゃうじゃん!!」


時雨「僕たちは別にいいよ。まぁ、2人でゆっくりしなよ」


村雨「良かったね、茜お姉ちゃん。いっちばん大好きな優斗と一緒の部屋で寝れて」


白露「ちょ、ちょっと、由衣!? そんな事、急に言わないでよ…」


夕立「茜お姉ちゃん、顔が真っ赤になってるっぽーい」


春雨「良かったですね、茜お姉ちゃん!」


白露「も、もう…。みんな揃ってそんな事言わなくてもいいじゃん…」


海風「じゃあ、とりあえず、部屋割りは決まったということで…。後は、駅に着くまでのんびり過ごしましょうか」


山風「賛成…」


江風「姉貴ー。私もトランプやらしてくれよ。まだ、時間あるし」


村雨「いいけど、負けても文句なしよ」


江風「分かってるって!」


この後も白露型全員はいつもどうり過ごした。しばらくすると、降りる駅(とは言っても、終点だが)に近づいてきた。



(優斗側サイド)

祐樹「おーい、優斗ー。起きろー」


優斗「ん? あれ? もう終点かよ」


祐樹「俺たちが寝すぎてただけだ。もう出発から2時間以上経ってんぞ」


優斗「マジかー。さて、降りる準備しねーと…」


優斗はそう言うと、荷物をまとめ始めた。一方、祐樹たちはもう荷物をまとめ終わっていた。


優斗「さて、荷物もまとめたし…。後は降りるだけか。泊まるところへのバスの時間もちょうどいい頃かな」


優斗が泊まる予定の場所のパンフレットを開く。そのパンフレットを開くと同時に祐樹が反応した。


祐樹「ちょ、待て。まさか、お前そこに泊まるのか!?」


優斗「え? そうだけども…。何か問題でもあるのか?」


祐樹「俺らと同じ場所じゃねーか…」


優斗「マ?」


祐樹「マジ、マジ」


優斗「…。偶然って変な時に起きるよな」


祐樹「それな…」


優斗「どんくらい泊まんの?」


祐樹「4日間。…。待て、何でそんな顔でこっちを見る? …まさか、な」


優斗「そのまさかですよ。俺らも4日間だよ…」


祐樹「本っ当に俺らって、変な時に偶然が起こるよな…」


優斗「それな…。あ、そろそろ駅に着くみてーだ。じゃ、降りますか」


祐樹「だな」


新幹線が駅のホームに入線する。俺は、一旦降りてから茜らが乗っている車両へと移動した。


優斗「あいつら、降りてくんのおせーな…。なーにやってんだか…」


そんな事をブツブツ呟いていると、茜たちがようやく降りてきた。


白露「やっと降りれたぁ…。荷物まとめるの大変だったぁ…」


時雨「お姉ちゃんが出発する前に、ちゃんと荷物整理してなかったからでしょ…」


優斗「あ、ようやく降りてきた…。おーい、こっちだー」


白露「はーい」


俺たちは11人全員揃った後、バス乗り場まで移動した。バス乗り場には、祐樹と由良たちがいた。


祐樹「あ、優斗。あと、白露たちも」


優斗「なんだその対応は」


祐樹「別にー」


俺はそう言うと、茜らの方を向いた。しかし、茜たちは固まっていた。


白露「え? 何で、由良さんたちがいるの…?」


優斗「あ、そういえば、お前らにこいつらがいる事、言うの忘れてた。って、由良さん? どういう事?」


白露「ゆーく…、優斗のところに来る前までは、祐樹のとこの鎮守府にいたのは優斗も知ってるよね」


優斗「まぁ、そうだな。(今、ゆーくんって言いかけたな)」


白露「その時に、私たちの指導役だったのが由良さんたちだったの」


優斗「なるへそ」


白露「って、『なるへそ』じゃないよね!? 何で、由良さんたちがここにいるの!?」


優斗「それは話すとクッソ長くなるから、バスの中でな」


白露「りょーかい」


しばらくすると、バスが来た。俺たちはバスに乗り込む。


白露「で、どうして由良さんたちがいるの?」


優斗「ああ、それはな…」


俺は茜たちに新幹線の中であった事を話した。茜たちは、俺と祐樹が軽い言い争いになった事を話し始めた瞬間、呆れるような表情を浮かべていた。何故だ?


白露「あ、そうだ。私たちで部屋割り決めたんだけど、見る?」


優斗「ああ、見る見る。どれどれ…? ん? 俺と茜が同部屋…。同部屋ぁ!?」


祐樹「どうした、急に大声出して。ん? あ、コレ部屋割ね。えっと…。って、なんじゃこりゃ!? 優斗と白露が2人で同部屋ぁ!?」


優斗「そうなんだよ、いくらなんでも…。なぁ」


祐樹「じゃ、俺の部屋来るか? 俺、1人だし」


優斗「え?」


白露「え?」


優斗「マジ? じゃあ、俺、祐樹の方行くわ。てなわけで、部屋割の再編成よろ」


白露「え、ちょ、ちょっと…」


村雨「あらら…。悲しいことになっちゃってるみたいね…」


時雨「悲しい、かな…」


白露「うう…」


優斗「いや、流石にこの年で異性同士が同部屋ってのは、流石に、な…」


白露「そうだけどもぉ…」


優斗「お、おい…」


そうこうしているうちに、バスはいつの間にか泊まる場所に着いていた。


優斗「あ、着いたみてーだ。じゃ、降りますか」


祐樹「おけ」


俺たちは、バスから降りると泊まる部屋へと移動した。部屋割りはこうなった。とは言っても、あんまりこだわりはないが。


3人部屋(1つ目)→ 茜(白露)優香(時雨)由衣(村雨)

3人部屋(2つ目)→ 咲(夕立)春香(春雨)愛海(五月雨)

4人部屋     → 七海(海風)里奈(山風)愛香(江風)鈴奈(涼風)

3人部屋(3つ目)→ 由良 鬼怒 阿武隈

俺ら      → 優斗 祐樹


(男組の部屋にて)

優斗「あー、やっと着いた…」


祐樹「に、してももうこんな時間か…」


祐樹はスマホの画面を見る。時間は15時を指していた。


優斗「暇だし、ゲームでもしようぜ」


祐樹「いいけど、何すんのさ」


優斗「パワプロ」


祐樹「オッケー。っていうか、荷物が妙にでかいかと思ったらプレ4持ってきとんのかい!」


優斗「だって、パワプロしたいし」


祐樹「だからといって、プレ4持ってくんなよ…。せめて、vitaにしろよ…」


優斗「俺は自分で決めたことは絶対に変えない主義だからな」


祐樹「そういや、そうだったな」


優斗「まぁ、いいや。ほら、早くお前の使うチーム選べよ。あ、オールスターチーム選ぶのはダメだぞ」


祐樹「へいへい…。じゃ、俺はホークスで」


優斗「俺はいつもどうりのDeNAベイスターズだ」


祐樹「だろうな」


こうして、俺たちは夕ご飯の時間までパワプロをした。ちなみに、結果は2勝2敗だった。


(4試合目終了後)

祐樹「そろそろ、夕飯の時間じゃね?」


優斗「そだな。じゃ、あいつら呼んでから移動しますか」


祐樹「じゃ、俺は由良たち呼んでくるよ。ま、横の部屋だけどな」


優斗「そいじゃ、また食事場で会おうぜ。先に着いたら、ラインくれ」


祐樹「りょーかい。じゃ、また」


俺は祐樹と別れると、茜たちがいる部屋へと移動した。移動する間に、茜にラインを送ろうとすると、先に茜からラインが来た。


優斗「あれ、茜からラインだ。どれどれ…?」


白露『ご飯そろそろ行く? すぐ行けるようにみんな集まってるけど』


俺はそれを見た後、すぐに返した。


優斗『じゃ、そこで待ってて。そっちに今向かってるから』


そう返すと、1分も経たない間に返ってきた。まぁ、もう茜たちの部屋の前にいるんだけどもな。


白露『オッケー。待ってるよ』


俺はそのメッセージを見るとすぐに、茜たちの部屋の戸をノックした。すると、いつもの茜の元気な声が返ってきた。


白露「あ、ゆーくん、ちょっと待っててー。すぐに出るから」


優斗「りょーかい。外で待ってるわ」


少し経つと、茜たちが部屋から出てきた。


白露「じゃ、行こ」


優斗「おけ」


俺たちは食事場へと向かう。祐樹がラインを送ってきたので、確認するとご丁寧に、席の場所の写真を送ってきていた。俺はその写真を確認し、スマホを閉じる。しばらくすると、食事場についた。祐樹たちはもう、食事を始めていた。


祐樹「あ、優斗。もう飯食い始めてるぞー」


優斗「りょーかい。じゃ、俺たちも飯食うか」


白露「すっごい…。バイキングだぁ…」


時雨「お姉ちゃん、お昼あんなに食べてたのに、まだ食べるの!?」


白露「そんな事言ってるけども、優香も夕ご飯の時間楽しみにしてたじゃん!」


時雨「うぐっ…。だって、バイキングだよ! 楽しみにしない方がおかしいって!」


村雨「ま、まあまあ…。2人とも、落ち着いて。早くしないと、2人の好きな物なくなっちゃっうかもよ?」


白露&時雨「それは困る!」


白露「こうしちゃいられない、早く取りに行かなくちゃ…」


時雨「あ、僕もいくよ!」


優斗「あいつら…」


村雨「まぁ、いつもどうりだからいいんじゃない?」


優斗「まぁね…。じゃ、俺も取りにいくか」


夕立「唐揚げが美味しいっぽい!」


村雨「いつの間に!?」


こうして、俺たちはグダグダしゃべりながら夕飯を終わらせた。そして、夕飯の後は…。


風 呂 だ ! !


この宿は、団体で予約すると風呂は決めた時間で入れる。なので、茜たちは夕飯が終わるぐらいの時間帯に風呂に入れるようにしていた。

そして、風呂の時間になったのだが、大事な事を忘れていた。


そう、男は俺だけだという事だ。なので、俺は団体用の風呂場に1人で入らなきゃいけなくなった。

そして、1人で風呂に入ったのだが…。


優斗「隣の女湯がうるせえ…」


(隣の女湯にて)

時雨「ちょ、お姉ちゃん、急に胸揉まないでよ!!」


白露「別にいいじゃん、減るものじゃないし」


春雨「やっぱり、お姉ちゃんたちには勝てないです…。はい…」(胸部装甲を見ながら)


五月雨「春香お姉ちゃん、大丈夫だよ…」(同じく胸部装甲を見ながら)


江風「なンで、姉貴たちだけ…」


涼風「こればかりは、諦めるしかないだろ…」


村雨「どうしたの? みんな俯いて」


春雨ら(自分の胸部装甲を見てからそれを言ってよ…)


海風「里奈ー。水流すよー」


山風「うん…」


夕立「やっぱり、大きいお風呂に入ったら泳ぐっぽーい!」


時雨「ちょっと、咲! 泳いじゃダメだろ!」


白露「あー。身にしみるー」


村雨「ホントねー。この後、ぐっすり眠れそう…」


春雨「あったかーい…」


五月雨「zzz」


涼風「ちょ、姉貴! ここで寝るなよ!」


海風「里奈ー。大丈夫? のぼせてない?」


山風「大丈夫。けど、愛香が…」


江風「」


海風「あ、愛香!?」


江風「ああ…姉貴の胸が…当たってる…」


海風「愛香!?」


(一方その頃)

優斗「相変わらず、うるせえ!!」


まったく、あいつらは何を考えてるんだ。声がでけえんだよ。こっちはそっちの声を聴くのがつらいんだよ。なんだよ、胸がなんだって? 気になるわ、こんちきしょー!!


色々考えながら俺は風呂を出る。どうせ、あいつらはまだ風呂だろうだから俺はコーヒー牛乳を買って一気に飲み干す。そして、扇風機の風に当たりながら暇をつぶす。


優斗「眠いんじゃー。はよ上がって来いよあいつらー」


そうこうしてるうちに、俺のスマホが鳴る。確認してみると、茜からだった。


白露『もう上がったよー』


俺は間もなく、こう返す。


優斗『オッケー。外で待っとくから、早く出てきて。眠い』


俺は外で壁に寄りかかりながら茜たちを待つ。しばらくすると、茜たちが風呂から出てくる。茜たちはパジャマ姿になっていた。


優斗「じゃ、部屋戻りますか」


白露「うん」


俺たちは部屋へと戻る。何故か、茜がずっともじもじしてたけど、どうしたんだろうか?


白露(はぁ…。本来だったら、この後、ゆーくんと一緒の部屋で寝れるはずだったのになぁ…)


優斗「どうした? 今さっきからもじもじして?」


俺は、みんなが部屋に戻った後に茜に声を掛ける。茜は俺の声を聞いて驚いていた。


白露「ふえっ!? べ、別になんでもないよ!?」


優斗「いや、今さっきからもじもじしてたじゃん」


白露「別に、も、もじもじしてなんかないし!?」


優斗「ま、まぁいいや。そういえば、明日どうする? どうせなら、2人でどっか行くか?」


白露「ふえ?」


優斗「いやだってさ、最近、2人で何もできてなかったじゃん。どうせなら、デートでもするか?」


白露「ふええ!?」


優斗「ど、どうした!? 急に変な声出して!?」


白露「だ、だって、ゆーくんと、デ、デート!? そ、そんな事…」


優斗「嫌ならいいけど…」


白露「い、嫌な訳ないよ! じゃ、じゃあ、明日の10時ぐらいにラインして!」


優斗「お、おう…」


白露「じゃあ、私、もう寝るから! お、おやすみなさい!!」


優斗「りょーかい…」


こうして、俺は明日、茜とデートすることになったのだった。


後書き

さて、初の水曜日投稿となりましたが…。まぁ、だからといって何かあるわけではないですけども。

ここで皆さんにお知らせがあります。

なんと、初投稿作である「俺とあの娘」がPV数500を超えました!! いえーい。
これからも、皆さんに読んで頂けるssを書けるよう、頑張ります!!

(おまけ ここまで投稿して来たssのPV数ランキング)
8/7現在

1位 俺とあの娘              PV数 538
2位 着任パーティー            PV数 476
3位 スる時のネタは…           PV数 427
4位 俺と白露型一番艦 白露        PV数 415 
5位 俺と彼女               PV数 400
ー         PV数400の壁         ー
6位 白露「いっちばーん、恥ずかしい日…」 PV数 342
7位 神通の訓練について&七夕       PV数 257
8位 設定資料集              PV数 231
9位 俺とサヨナラ             PV数 230
10位 俺と彼女たち(前編)          PV数 227
11位 俺と彼女たち(後編)          PV数 201
12位 酒と茜と俺。              PV数 189
13位 思い出の場所              PV数 122


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SS好きの名無しさんから
2019-08-10 22:04:34

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SS好きの名無しさんから
2019-11-02 05:52:24

SS好きの名無しさんから
2019-08-10 22:04:35

このSSへのコメント

7件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-11-11 02:27:25 ID: S:1qKFep

今日から、始まる新たなるイチャイチャ

2: 白露型提督になりたい 2019-11-11 08:00:07 ID: S:_xgO0_

※1
ラノベかな?

3: SS好きの名無しさん 2019-11-28 21:18:44 ID: S:pPVgQu

「大変です。明日、あの人達がここに来るそうです。」

「今すぐ、ブラックコーヒーと激辛準備。」

「明日の戦いに必ず勝つぞ!」

4: 白露型提督になりたい 2019-11-29 08:03:04 ID: S:dYiJ1K

※3
負けフラグが立ったぞ。

5: SS好きの名無しさん 2020-02-19 22:18:21 ID: S:JdrLyq

翌日

6: SS好きの名無しさん 2020-02-19 22:20:10 ID: S:hgmOrm

その後、彼らを見た人は居なかった。

7: 白露型提督になりたい 2020-02-20 00:37:49 ID: S:-ybIlY

※5,6
優斗「し、死んでる…」


このSSへのオススメ


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