酒と茜と俺。(第2章,2話)
皆さん、お久しぶりです。結構空いてしまいましたが、前回の続きです。
今回もコメント等待ってます。
今回はキャラ崩壊しまくりなんで、白露型が好きな人は閲覧注意です!!
(前回のあらすじ)
着任記念パーティーをしている最中、白露が提督(優斗)と付き合ってるのかどうかの質問攻めにあう。
そこで、優斗がうっかり、白露への思いを(大声で)言ってしまう。その後、その場から逃げるように優斗は立ち去ってしまう。
優斗がいなくなった後、ジュースを取りに行った、五月雨。が、この後、五月雨がやらかすなんて誰も思ってなかった…。
優斗が戻ってきた時に見た光景とは!?
(注)概要で書いて通り、キャラ崩壊注意です!!
優斗「はあぁぁぁ…。何で俺はあんなことを…」
思い出しただけで、顔から火が出そうだ。何せ、この鎮守府にいる全ての艦娘の前であんなこと言っちまったからな…。
優斗「まあ、ここであーだこーだ言ってても、変わんねえよなぁ…。そろそろ戻るか」
トイレからとりあえず出る。この時はまだ知る由もなかった。
白露たちがあんなことになるなんて…。
(優斗が戻って来る数十分前)
五月雨「ジュース持ってきましたー!」
江風「よっしゃー! 優斗はいねえけど、盛り上がっていこーぜ!」
白露型「おー!」
時雨「…。なんか、このジュース、変な味がするような…」
村雨「そう? 普通に飲めるけど…」
山風「大丈夫、なの?」
海風「た、多分…」
夕立「おいしければ、何でもいいっぽい!」
白露「よーし、じゃんじゃん食べまくるよ!」
涼風「そして、飲みまくるぜ!」
(それから数十分後)
白露「あれ? なんか、体が暑くなってきたような…」
時雨「しょ、しょーかなぁ…」
村雨「し、時雨? どうしたの急に!?」
夕立「暑くなってきたから脱ぐっぽーい…」
春雨「頭がフワフワしてきましたぁ…。ひゃい…」
五月雨「あれぇー? お姉ちゃんがたくさん…。しかも、眠くなってきちゃった…。寝ちゃお…」
海風「えへへぇ…。おねーちゃん…」
山風「にゃんか、へんにゃ感じがしゅる…。でもいいや…。寝よ…」
江風「zzz」
涼風「まだまだ行けるじぇ…」
長門「…。なんだこれは。まさか、酒を!?」
優斗「ただいまー。ってなんじゃこりゃ!?」
長門「ああ、提督。帰ってきたのか! それよりも大変だ。白露型全員が酒を…」
優斗「ええ…。なんでだよ…」
長門「おそらく、ジュースか何かと間違えて飲んでしまったんだろう…。すまない、未成年者に酒を飲ますなと言っていたのにこんな始末で…」
優斗「いや、俺もこいつらを見てなかったのも悪い。とりあえず、こいつらを…」
白露「ゆーくーん!!」
優斗「へ?」
艦娘ら「!?」
優斗「オイ待て! その言い方はヤメロ!!」
白露「なんでー。別にいいじゃん。私たち、恋人どうしでしょー」
優斗「落ち着け! って、何で夕立は服脱いでんだ!」
夕立「暑いから、仕方ないっぽーい」
優斗「まあ、確かに暑いな…、って、だからといって脱ぐな! んで、時雨は俺から離れろ!」
時雨「別にいいじゃん~。それよりさぁ…、僕のお姉ちゃんとどこまでいってんの~?」
優斗「いや、急に何言ってんだ!?」
時雨「別に~。気になっただけらよ~」
優斗(ダメだこりゃ)
そんなこんなしているうちに、周りから他の艦娘らが離れていっていた。おそらく、ヤバいと感じたからだからだろう。
優斗「とりあえず、こいつらをどうにかしねぇと…」
江風「ン? 何が起こってンだ?」
村雨「あ、江風起きたのね。って、そんな事を言ってる場合じゃない!」
江風「どういうことだ?」
優斗「こいつらが間違ってお酒飲んじまって、この様だ。てか、江風は大丈夫なのか?」
江風「何か変な匂いがしたから、飲まなかったンだよ。まぁ、その後に眠くなっていつの間にか寝ちまったけどな!」
優斗「じゃあ、江風は大丈夫なのか。でも、村雨はどうして大丈夫なんだ?」
村雨「さぁ?」
優斗「まあ、今はどうでもいい話だ。さっさとこいつらどうにかす…」
そう言いかけた時、白露が後ろから抱きついてきた。
白露「えへへ~。ゆーくん…」
優斗「ちょ、ま、待て、その言い方マジでヤメロ!」
白露「もー、ゆーくんは恥ずかしがり屋なんだからぁー」
優斗「落ち着け!」
白露「落ち着いてるってー」
優斗「村雨、頼むから、白露どうにかしてくれ!」
村雨「こっちも無理ー!」
優斗が村雨に助けを求めたが、村雨も大変な事になっていた。春雨と海風に絡まれているからだ。
村雨「春雨も、海風も、一旦離れて!」
春雨「嫌です!!」
海風「お姉ちゃん…」
村雨「どうしたらいいのよ、これ…」
時雨「こうすりゃいいんだよ」
村雨「いつの間に!?」
いつの間にか春雨と海風の後ろに回り込んでいた時雨が、2人のスカートを一気にめくりあげた。いつもの時雨だったら、こんなことは絶対にしないはずなのに。
春雨&海風「え?」
時雨「えっと、春雨の今日の下着の色はピンクかぁ…」
春雨「な、何するんですか! お姉ちゃん!」
時雨「別にいいじゃないか。姉妹だしー」
村雨(ダメだ、完全に酔ってる)
時雨「そして、海風のは水色かぁ…」
海風「お姉ちゃんが恐ろしいです…」
時雨「さて、次は村雨のを…」
村雨「え、ちょ、ちょっと待って! か、江風! 助けて!」
江風「こっちもこっちでヤバいンだよ!」
一方、江風は夕立と涼風に絡まれていた。
江風「ちょ、姉貴! 急に頬ずりするな! あと、涼風は離れろ!」
夕立「江風のほっぺた柔らかいから、頬ずりし放題っぽいー」
涼風「じゃあ、あたいも…」
江風「やめろ!」
夕立「何? お姉ちゃんに逆らうの? だったら、力の差を見せてやるっぽい!」
涼風「いいぞー! やっちまえー!」
江風「え、ちょ、待って! 誰かヘルプ!」
優斗「俺は無理だ!」
村雨「私も無理!」
白露「えへへ…ゆーくん…」
時雨「村雨…」
夕立「江風ぇ…」
優斗、村雨、江風「う、うわああああ!!!!!」
(1時間後)
優斗「な、何とか…、助かったぜ…」
村雨「明日から時雨とどう接したらいいの…」
江風「身体中が痛え…」
長門「助けに来たが…、少し遅かったか…」
優斗「と、とりあえず、こいつらをどうにかしないと…。勝手に寝やがったし」
パーティーもいつの間にか終わっており、白露たちは疲れ切ったのか、眠っていた。
長門「仕方ない、部屋に運んでやるか…」
優斗「俺も手伝うぜ、あと、村雨と江風も手伝えるだろ?」
村雨「まぁ、うん...」
優斗「じゃあ、村雨は夕立と五月雨頼むわ。江風は海風と山風運んでやってくれ」
江風「優斗は誰運ぶンだよ」
優斗「俺は白露と時雨運ぶよ」
長門「じゃあ、涼風は私が運ぼう」
優斗「頼むぜ」
こうして、俺たちの着任パーティーは酔った白露たちに振り回されるはめになったのであった。
(優斗、白露運搬中…)
優斗(白露をお姫様抱っこで連れていっている)
優斗「まったく…、子供の時から全然変わってねぇな、茜は。いっつも何かをやらかして、俺が尻拭いだ。まあ、別にいいけどさ」
そんな独り言を言いながら歩いていると、白露型の部屋が近づいてきた時、白露(茜)が目を覚ました。
白露(茜)「あれ? なんで私、ゆーくんにお姫様抱っこされてるの…?」
優斗「あ、起こしちまったか。悪い」
白露「いや、大丈夫だけども…。ちょっと、恥ずかしい、かな…」
優斗「じゃあ、降りるか?」
白露「いや、このままがいい…」
優斗「恥ずかしいんじゃなかったのか?」
白露「確かに、恥ずかしいけどもさぁ…。ゆーくんにこんな事されるなんて思ってもなかったし、もう少しだけ、こうしていたいなぁ…って…。ダメ?」
優斗「仕方ねぇなぁ…。まあ、周りに誰もいないから大丈夫だし」
俺は茜をお姫様抱っこしたまま、白露型の部屋の目の前まで移動する。駆逐艦の娘とすれ違わなくて良かった。もし、すれ違っていたら明日は俺と茜のことが明日の青葉の新聞にデカデカと書かれていただろうな。うん。
優斗「茜、着いたぞ」
白露「えー、もう着いちゃったの…」
優斗「とりあえず、降りろ。腕がそろそろキツイ」
白露「それって、私が重かったって言いたいの?」
優斗「んなワケあるか。とりあえず、早く寝ろよ。あと、明日は休みだからといってダラダラすんなよ」
白露「分かってるって…」
優斗「じゃ、お休みー」
白露「お休みー」
白露「…」
白露(それにしても、久しぶりにゆーくんにあんなことされたなぁ…。まぁ、小学生の時に比べたらこのぐらいはまだ序の口な気がするけども…。でも、もう一回ゆーくんとキス出来たらいいなぁ…。って、何考えてるの私! で、でも、最後にキスしたのはお別れする時だったから、しばらくの間、ゆーくんとキスできてない…。明日、会った時に『キスして』って言っちゃおうかなぁ…。でも、そんな事言われたらゆーくんが混乱しちゃうかもしれないし…。どうしよぉ…)
村雨「お姉ちゃん、ドアの前で何やってんの? ブツブツ言って怖いんだけど…」
白露「あ、村雨起きてたんだ…」
村雨「『起きてたんだ』じゃないよ、ホントに! 大変だったんだから!」
白露「ご、ゴメンってばぁ…」
村雨「あと、お姉ちゃんは口に出す癖をどうにかした方がいいと思います!」
白露「え?」
村雨「今さっき、お姉ちゃんが『ゆーくんが…』ってずっと言ってじゃない!」
白露「じゃ、じゃあ、キ、キスのことも…」
村雨「キス? そんな事言ってたっけ?」
白露「あ、じゃあ、いいや」
村雨「いや、気になるんだけれども…」
白露「村雨には関係ないってば!」
村雨「もしかして、優斗とキスしたいってヤツ?」
白露(ギクッ)
村雨「もしかして、ビンゴ?」
白露「そんな訳ないでしょ、もう! 私はもう寝るから! おやすみ!」
村雨「お、お休みー」
白露は村雨に少し怒ったような口調で言い放ち、部屋に入っていった。
(翌日、食堂にて)
時雨「…」
夕立「ぽい…」
春雨「…」
海風「…」
涼風「…」
時雨ら(やらかした…)
時雨(どうしてあんなことしちゃったんだ僕は! 今日から村雨たちに会わせる顔がないよ…)
夕立(私、江風に怪我させちゃったっぽい…。江風大丈夫かなぁ…)
春雨(お姉ちゃんに下着見られた…)
海風(姉さんたちのこと、『お姉ちゃん』って呼んじゃった…。恥ずかしい…)
涼風(姉貴大丈夫かなぁ…)
白露「何、これ…。とんでもないオーラが時雨たちから出てるんだけども…」
村雨「昨日のことなんじゃない?」
江風「まぁ、昨日の姉貴たちはやばかったからな…」
五月雨「昨日って何かありましたっけ?」
山風「覚えてない…」
白露「まぁ、二人は寝てたからね。昨日は大変だったよ…」
村雨(お姉ちゃんも優斗に対してとんでもないことしてたけどね)
村雨「それで、優斗ともう話せたの?」
村雨が白露に聞いた瞬間、白露は急に黙り込んでしまった。顔を真っ赤にして。
村雨「え、急にどうしたの?」
白露「村雨、今はその話はNGで…」
江風「そういや、姉貴、昨日ベットでずっとブツブツ言ってたけどあれ何だったンだ?」
白露「べ、別に何でもないよ!」
村雨、山風、江風(あ、これ絶対に優斗関連だ)
五月雨「?」
白露「じゃあ、私、先に部屋に戻ってるから!」
白露はそう言い残すと、足早に食堂から出て行ってしまった。
山風「…。行っちゃった」
村雨「まぁ、大丈夫でしょ、お姉ちゃんなら」
江風「大丈夫って何がだ?」
村雨「さぁ、ね…」
(食堂の外にて)
白露「あーもう、村雨があんなこと言うからまたゆーくんの事考えちゃったじゃん…。確かに、ゆーくんの事は好きだけども…」
優斗「あれ? 白露じゃん、どうしたんだよこんな所で」
白露「!?」
優斗「おいおい、どうしたんだよ。そんな驚いた顔して」
白露(ど、どうしよう、今ならゆーくんと二人っきり…。だけども、ゆーくんはこんなこと急に言っても大丈夫、なのかなぁ…)
白露「あ、あのね、その…」
優斗「お、おう」
白露「その、ね…」
白露がモジモジしながら、何かを言おうとするがなかなか次の言葉が出てこない。優斗はその間、ずっと困惑した表情を浮かべていた。だが、優斗がこの状態はマズイと察したのか急に口を開いた。
優斗「ここで話づらいなら、別に執務室でもいいぞ。この時間帯には大体、ほとんどの艦娘は食堂にいるから大丈夫だろ」
白露「う、うん…」
白露がそう言ったあと、優斗は白露を執務室に連れていった。
(執務室にて)
優斗「で、大丈夫なのか、茜」
白露(茜)「うん…」
優斗「それで、言いたいことって何なんだ?」
白露「えっと、その、今から言うこと、変に思ったりしない?」
優斗「そんなワケ無いだろ。俺は茜の恋人だぜ?」
白露「う、うん…。じゃあ、言うよ…」
優斗「おう」
白露「じゃあ、えっと、その…。またゆーくんとキスしたいなぁーって…。 ダメだよ、ね…」
白露は自分自身の人差し指どうしをつつき合わせながら、こう言った。もちろん、顔は真っ赤だ。
優斗「な…。ダ、ダメなワケあるかよ…」
優斗は思わず、こう返してしまった。とは言っても、まんざらでもなさそうだが。
白露「ホ、ホント…?」
優斗「あ、ああ。って言うか、俺たち、恋人だろ。別に許可が必要なワケあるかよ…」
白露「じゃ、じゃあ、その、キスしちゃうよ…」
優斗「おう…」
二人は初めてキスした時のように向かい合う。白露も優斗も、どっちも顔は真っ赤にしている。二人は少しずつ近づいていく。二人の唇が重なろうとした、その時だった。執務室のドアが思いっきり開かれたのは。
こんな終わり方するなんて、自分でも思っていませんでした。
ちなみに、作者の脳内では、白露型の娘がお酒を飲んだらこうなる気がします。
白露→優斗に甘えてくる。
時雨→セクハラ魔になる。
村雨→お酒に強いのであんまり酔わない。
夕立→好戦的になる。
春雨→村雨に甘えてくる。
五月雨→眠る。
海風→お姉ちゃんLoveになる。
山風→眠る。
江風→飲めない。
涼風→好戦的になる。
ちなみに、来週はちゃんと投稿出来そうなんで報告しておきます。(7月7日投稿予定)
それにしても、まさかこのssを書いている途中に海風が改二になるなんて…。まぁ、アーケードの方しかやってないんであんまり関係ない気がしますけどね。
タイトル若干変更しました! (7/1 追記)
アーケード提督からすればプレイヤーの地力が結局モノ言うから
改二で浮かれたりネタにされる理由よくわかんないんだよね…。性能
高いのが良いのは分かるけど愛着無いと意味無いんじゃぁ、っていう
※1
同感です。
性能よりも愛! これ大事!!
こんばんは!
いつも楽しく読ませていただいています!
…お酒って、凄いですね…(語彙力)
これからも頑張って下さい!
(`・ω・´)ノシ
※3
お酒はやばい。これ大事!!
大事が多い!これ大事!
ふざけてすみませんでした...
※5,6
結論。 やっぱり大事!
酒は飲んでも飲まれる。
酒は節度を守って、楽しく飲みましょう。
真面目な話、酒での失敗ほど、精神的に
ダメージが大きいです。
飲まれるじゃなくて、飲まれるな。
※8,9
優斗「そもそも俺たち、未成年だから酒飲んじゃ駄目だぞ」