早く治りたい (第5章,3話)
艦これssを書くのはたまらねぇぜ。(注:このセリフはこのssには関係ありません)
(前回までのあらすじ)
久しぶりのコメントが付いた。以上。
優斗「はぁー…。まだかかる、か…」
白露型全員の身体が入れ替わってから、1週間が経とうとしていた。夕張が機械を必死で直しているものも、なかなか直らない。
俺は、機械についてはあんまり詳しくねぇからな…。今回ばかりは、俺じゃどうしようもない。
けども、それ以上の問題が今、発生している。
優斗「茜と全然、一緒にいれねぇ!!」
まぁ、仕方ない。そもそも今は、茜(白露)は、由衣(村雨)の身体になってしまっている。もし、由衣と俺が長時間、一緒にいたらどうなるか大体予想がつく。
青葉に写真撮られて鎮守府全員に公開だろうな、うん。
なんて事にならないようにするために、茜とはあんまり一緒にいる事は避けている。
けども、茜の元の身体に入っている愛香(江風)も結構キツイ話だ。
俺と茜が全然一緒にいなかったりすると、みんなは怪しむだろう。なので、愛香と1週間ずっと同伴だ。
優香たちもキツイ状態が続いている。なるべく混乱が起きないように、振る舞ってはいるが…。
時雨(涼風)「あた…僕は大丈夫だよ…」
夕立(時雨)「僕…じゃなかったっぽい」
春雨(村雨)「はいはー…じゃなかったです、はい…」
五月雨(夕立)「素敵なパーティー…、じゃなかった…」
海風(春雨)「大丈夫です、は…じゃないです…」
山風(五月雨)「提督-、資料持って…。あっ…」(転倒)
江風(海風)「わ、私は大丈夫だぜ…? まろーん…」
涼風(山風)「構わないで…、じゃない、あたいに任せてー…」
優斗「全員、顔に疲労の色が…」
白露(江風)「そりゃそうだろ…。1週間、他人を演じ続けるンだぞ? 私も、他の艦娘の視線が色々キツイよ…」
村雨(白露)「はぁー…。早く戻りたい…」
優斗「だろうな…」
村雨「だって、1週間もゆーくんと長い間一緒にいれないんだよ!? 艦娘になった時は、いつか会えると思って我慢出来たけども、今回は近くにいるのに、何も出来ないんだよ…。こんな事って…」
白露「姉貴…」
優斗「今は、夕張が早くあの機械を直してくれる事を願うしかできねぇよ…。あぁ、もう、暗い話はここで終わり! 今は、キツイけども、頑張るしかねぇ!!」
(それから更に3日後…)
優斗「…」
白露型「…」
優斗&白露型(早く戻らせて…)
もう10日になる。けども、機械はまだ直らない。急な故障だったから、直すのにも時間がかかるのはまだ分かるけども…。
空気が重すぎる。いつも元気が取り柄の、茜、咲、愛香、鈴奈でさえコレだ。
そんな時だった。俺のスマホに連絡が入った。着信音が鳴ってから3秒も経たないうちに、電話に出る。相手は、夕張だった。
優斗「機械直ったのか!?」
夕張『は、はい…。なんとか直りました…。明日には、使えます…』
優斗「なんで明日なんだよ!?」
夕張『充電しないといけないみたいで…』
優斗「そ、そうか…」
その後、色々話した後、電話を切った。今日中には治らないとしても、明日治せるという事を知れただけで大きな̟プラス材料だ。電話を切ってからすぐに、執務室へと戻る。執務室には、茜たちがどんよりとした空気を出しながら座っていた。
優斗「お前らー!! いいお知らせだー!! 明日にはお前ら治るぞー!!!」
白露型「ええ!?」
村雨「え、ゆーくん、ホントなの!?」
優斗「マジだよ!!」
村雨「やったーー!!! これでまた、ゆーくんとイチャイチャ出来るー!!」
夕立「お姉ちゃん、心の声がダダ洩れだよ…」
村雨「でも、ようやく元に戻れるんだよ!! 嬉しいに決まってるでしょ!!」
優斗「茜、一旦、落ち着こう…」
村雨「あ、ごめんなさい…」
優斗「とりあえず、明日には元に戻れるらしいから、あんまり今日は色々しすぎるなよ」
白露型「はーい!!!」
白露型全員に笑顔が戻った瞬間だった。やっぱり、茜たちはこうじゃなきゃいけないよな!!
(数時間後…)
時計は11時を指している。執務室には、俺1人。この10日間で色々ありすぎて仕事が溜まっていたので、出来る分だけやっておく。とはいっても、そんなに量はないけども。けども、まーた、パソコンとにらめっこだ。
明日は色々あるから、今日中にほとんど終わらせたいんだよな…。目が痛いわ。
優斗「眠ぃ…」
ブラックコーヒー2本飲んでもこれかよ…。仕方ない、冷蔵庫に入れてる某エナジードリンクでも飲みますか…。どこぞやのモンスターでも。
冷蔵庫に飲み物を取りに行こうとすると、ドアをノックする音が耳に入った。
優斗「こんな時間に誰だ…? どうぞー」
ドアを開けて入ってきたのは、由衣…、ではなく茜だ。危うく、由衣って言いそうになっちまったわ。危ねぇ。いや、身体は由衣なんだけども。
村雨「あ、ゆーくん、まだ仕事中だった?」
優斗「まぁね。色々あんのよ。戦績報告書とか」
村雨「まぁ、ゆーくんの事だからほとんど終わらせてるだろうけどねー」
優斗「いや、まったく終わってない」
村雨「へー、珍し」
優斗「うるせぇ。んで、なんで俺の部屋に来たんだ? もう消灯時間のはずだけども」
村雨「ちょっと、眠れなくて…」
優斗「あー、たまにあるよな。寝ようとしても寝れない時」
村雨「まぁ、明日、元の身体に戻ってゆーくんとまた、その…」
優斗「?」
茜は指先を突っつき合わせながら、下を向いている。俺関連の事でそんな恥ずかしい事あるか?
村雨「ゆーくんと、また、イチャイチャしたいなーって…」
優斗「ぐほっ!!」
思わず、吐血するところだった。ああもう、なんでこんなにも俺の彼女は可愛いんだよ、もー!!(今は由衣の身体だが)
村雨「ちょ、ゆーくん!? 鼻から血が出てるよ!?」
優斗「ウェ!?」
思わず吐血しそうになったと言ったが、口からではなく鼻から血が出た。なんてこったい。
茜がティッシュをもってきたけども、話にならないぐらい血が出てたせいですぐ無くなった。俺の鼻はどうかしてるぜ。
優斗「なんとか収まってきた…」
村雨「もう、心配させないでよ…」
優斗「ソーリーソーリー」
村雨「それでさ、今さっきの話の続きなんだけどもね…」
優斗「へい」
村雨「元の身体に戻ったら、思いっっっきり、ぎゅーってしてほしいんだ…。 …ダメ?」
優斗「ダメなわけあるかよ…。でも、なんで、その、ハグ? なんだ?」
村雨「だってさ、私とゆーくんが付き合い始めてから、思いっきりぎゅーって抱きしめてもらった事ないもん。だから、思いっきりぎゅーって抱きしめてほしいなーって」
優斗「ヤバい可愛すぎて俺が死にそう」
村雨「死なないでよ!?」
優斗「死んでたまるか!!」
嘘です。茜が可愛すぎてあの世までいってしまいそうです。あぁ神様、ホントに俺と茜は釣り合っていますか? こんな可愛い娘と一生にいれるなんて…。
優斗「あぁ、俺って、幸せなんだよなぁ…」
村雨「きゅ、急にどうしたの!? 上を向いたまま動かなくなってたからびっくりしてたのに、今度は『幸せだ…』みたいな事言い出して!?」
優斗「何でもないです。ホントに何でもないです。大丈夫です、はい」
村雨「ホントなの?」
優斗「うん」
村雨「じゃ、じゃあ、また明日ね? 明日、元に戻ったら、思いっきりぎゅーってしてよ?」
優斗「当ったり前だろ! じゃ、また明日な」
私は、執務室を出るといつの間にか駆け足でその場から去ろうとしていた。
なぜかというと、恥ずかしいから。
そのまま、歩いて帰ってたら、恥ずかしすぎてその場にうずくまってしまいそうだし。何言ってんだ、私!?
ゆーくんにぎゅーってして欲しいのは事実だけども、それは別に今いう事じゃないでしょ!!
ああ、もう…。早く戻って寝よう…。
私は、そのまま駆け足で自分の部屋へと戻っていった。
(次回へ続く)
優斗「今回も俺だけで次回予告か…。っていうか、作者コメントが色々酷すぎだろ…。まぁ、それは置いといて。」
優斗「次回予告だ。次回、『身体が戻ったのでひたすらイチャイチャする』って、ド直球すぎだろこのタイトル…」
艦娘とのイチャイチャは、もう、気が狂うほど、読んでて気持ちええんじゃ(笑)
※1
口から砂糖をドバーッと出した。
もう一度書きたいぜ。
なるほど、10日間フラストレーション溜まってたから昨日の艦アケイベント、妙に地元のゲーセンの白露カットイン連発しとったんか。やったぜ
※3
優斗「マジかよ」
いいですね!
艦娘とのイチャイチャは読んでいて楽しいですね!
でも現実世界で、口から砂糖を吐きそうになるような光景見せられたらどうなるでしょうか?
読んでいて楽しいです!
次回も楽しみで仕方ないです!
※5
胃が大惨事になると…。
※6
次回も頑張ります!!
なんか砂糖無しのコーヒーが売れそうですね。
白露型の艦娘が好きな自分の作者さんの作品は読んでいて楽しいです!
※9
(この鎮守府内にて)
優斗「ブラックコーヒーしか売ってない、だと…?」
9のコメントした者です。
なんかぐたぐたコメントに対応していただきありがとうございます。
改めて、白露型が好きな自分としては作者さんの作品は、読んでいて楽しいです。
次回作も楽しみです。
ブラックコーヒーと辛い料理とお菓子が
充実している鎮守府
※11
次回どころかいつだって頑張ります!!!
※12
優斗「常にこいつらの売上がえげつないらしいけども…。何でだ?」
夕立「さぁね…」
胃もたれが酷いですが、
懐は暖かくなる、
私の鎮守府で働く人材募集します。
と募集をかけると?
今なら、ブラックコーヒーと激辛料理を
無料でいただけます。
※15
優斗「めちゃくちゃ人来たぞ…。たまげたなぁ…」
※16
優斗「まさか、全員これ狙いなのかな…?」