神通の訓練について&七夕(第2章,3話)
今回はまさかの二本立てです。 今回もコメント等お待ちしております。
(前回のあらすじ)
五月雨がジュースと間違えて、お酒を持ってきてしまいそれを飲んだ白露型のみんなが暴走。結果、優斗と村雨、江風がめちゃくちゃにされた。その後、眠ってしまった白露たちを優斗らで運んだ。
翌日、優斗にお姫様抱っこされたことなどで優斗のことを意識してしまう白露。子供の頃にしたキスのことなども考えてしまう。そんな事を考えている時に優斗登場。
その後、執務室に移動し、白露は優斗に久しぶりにキスしたいって言ってしまう。 優斗はOKだったが、キスしようとしたその時...!! (神通の訓練について に続く)
ドアがいきなり開いた。茜の唇とほんのわずかの距離のところで。
卯月「しれーかん、遊びに…。え?」
弥生「卯月、急にドア開けちゃ、ダメ…。え?」
皐月「え、何かあったの、って…」
睦月「こ、これはすごいところを見ちゃったにゃしい…」
如月「これは、私たち、やらかしちゃったわね…」
優斗&白露「」(顔真っ赤)
水無月「みんなで執務室に遊びに行ったら、こんなことになっちゃうなんて…」
長月「な、何をやってるんだ! こんな所で!」
菊月「仲はいいとは聞いたが、ここまでとは…」
三日月「朝から何やってるんですか!」
優斗「滅相もありません…」
白露「何か、すいませんでした…」
睦月「およ? もっちーがいない…」
皐月「もっちーなら、部屋で寝てるよ。ていうか、文月はなんで今さっきからニコニコしてるの?」
文月「だってー。白露ちゃんとしれーかんがチューしてたんだよぉー。そんなところ見ちゃったら誰だってこうなっちゃうでしょー」
優斗(天使かな?)
優斗「って、あれ? 卯月がいねぇ…。まさか…」
白露「まさか、ね…」
(食堂にて)
青葉「ネタが最近ないなぁ…。なんか、みんなの興味を一気に引くようなものはどっかにないんですかねー」
卯月「あ、青葉さんここにいたっぴょん!」
青葉「どうしたんですか、卯月さん。そんなにテンション高めで」
卯月「新聞のネタに出来そうないいネタを持ってきたっぴょん!」
青葉「マジですか!」
卯月「マジっぴょん!」
青葉「それで、そのネタっていうのは?」
卯月「実は…」
卯月が大きく息を吸う。そして、食堂にいる全員に聞こえるような大声でこう言った。
卯月「しれーかんと白露ちゃんがキスしてたぴょん!!」
艦娘ら「!?」
青葉「ま、マジですか!?」
卯月「マジっぴょん! ちゃんとこの目で見たっぴょん!」
青葉「こうしちゃいられない、今すぐ記事を書かないと…。見出しは『司令官と白露、ついに決着か?』で」決まりですね!」
青葉が新聞を書くため、食堂を後にしようとしたその時だった。優斗と白露が食堂に走りこんできた。2人とも、全力疾走したのか息を切らしている。
優斗「ちょっと待てやゴラァ!!」
青葉「うわぁ! び、びっくりしたぁ…。急に叫ばないでくださいよ…」
優斗「そんなことより、あのウサギはどこ行きやがった!! 見つけたら速攻でぶっ潰す!!」
卯月(ヤバいことになってるっぴょん…。ここは黙って逃げるのが正解ぴょん。さて、脱出っと…)
睦月「おやぁー? どこに行く気なのかにゃ?」
卯月「え?」
弥生「卯月…。流石に、やっていい事と悪い事の区別ぐらいはできるよね…」
卯月「ちょ、ちょっと、弥生…? 真顔でこっち来るのは…」
卯月は後ずさりしていく。しかし、後ろをまったく見なかったせいで卯月の後ろに接近していた、優斗と白露には気づいていなかった。卯月
が優斗と白露の足元にぶつかる。その瞬間、卯月の顔は真っ青になった。一方、優斗と白露は指を鳴らしながら卯月を見ていた。
卯月「ご、ごめんなさい…。ゆ、許してください…」
優斗&白露「許 す わ け な い で し ょ ?」(真顔で)
卯月「ヒイッ!」
優斗と白露は、ここまで生きていた中で一番切れていた。(当たり前だ)ただし、顔には出てはいなかった。後ろにとんでもない怒りのオーラは出ていたが。
(数分後)
卯月「」
優斗「さて、コイツは神通のとこにでも連れていくか…」
白露「おお…、駆逐艦の娘がいっちばん恐れる神通さんのとこに…」
神通「呼びました?」
優斗「あ、神通。ちょうどいいところに。コイツ(卯月)の訓練頼むわ」
卯月「ちょ、ちょっと待つぴょん! いくらなんでも、それだけは無理っぴょん!! お願いだからそれだけは…」
優斗「神通」
神通「はい」
優斗「連れていけ」
神通「分かりました。じゃあ、行きましょうか。卯月ちゃん?」
卯月「こうなったら、逃げるしか…」
白露「逃がすと思った?」
卯月 \(^o^)/ オワタ
神通「じゃあ、行きますよ」
卯月「」ズルズル…
睦月「これで少しは懲りるかにゃあ…」
皐月「さぁ? ボクには分からないよ。でも、1つだけ言えることがあるよ」
睦月「言えること?」
皐月「卯月は、今日中に帰ってこれたら奇跡だってことだよ…」
睦月「確かに…」
優斗「え、そんなに『神通の訓練』って厳しいのか?」
白露「ちょ、その言葉はここでは禁句だって!」
優斗「え?」
白露以外の駆逐艦「もうあの訓練は嫌だもうあの訓練は嫌だもうあの訓練は嫌だもう…」
優斗「うわーお…」
白露「ひえー!」
比叡「呼びました?」
白露「呼んでない!!」
優斗「でも、なんで白露は神通の訓練がキツイって知ってるんだ? まぁ、俺も小耳に挟んだ程度だけども」
白露「実は、ゆーくんがここに着任する前にここの鎮守府と演習したことがあって、その時に神通さんの訓練について聞いたことがあるんだ。けども、私もあんまり詳しくは知らないんだよねー。知ってるのは、神通さんの訓練は死ぬほどキツイってことだけだよ」
優斗「でも、なんで白露以外の白露型の娘はあんなことになっちまってんだ?」
白露「確か、私が遠征中に私以外の娘はみんな、合同訓練に参加したからだからかな。その時の合同訓練のリーダーが神通さんだったし、時雨たちが訓練から帰ってきた時、顔が今にも死にそうだったもん」
優斗「マジかよ」
白露「うん…」
その後、卯月の姿を見たものはいなかったという…。
卯月「勝手に殺すなっぴょん!!」
神通「誰に言ってるんですか?」
卯月が優斗と白露がキスしようとしたことを全員にばらした日から、数日が経った。あれからというもの、俺も茜も他の艦娘らに色んな事を聞きに来た。そんなに女子って、他人の恋愛関係が気になるんだろうか。そんな事を考えながら、いつも通りに執務室で仕事をしていると俺のスマホが鳴った。
優斗「あれ、電話だ。誰だろ?」
俺はスマホの画面に表示されている名前を見る。電話してきたのは、祐樹だった。
優斗「もしもーし、急になんですか電話してきて」
祐樹「いやさー。もうちょいで七夕じゃん。んで、うちの鎮守府で短冊飾ろうって、話になったんだよ。けどさ、笹が余っちまったからそっちに送ってもいいかなーって」
優斗「何だ、そんな事かよ。別にいいんだけどさ。んで、いつ笹持ってくるんだ」
祐樹「今」
優斗「は? いや待て。何で今?」
祐樹「だって、俺もうお前の鎮守府の前にいるから」
優斗「じゃあ、電話すんなよ!!」
俺は電話を切ってから、鎮守府の入り口に向かう。入り口には笹を持った祐樹がいた。
祐樹「お、きたきた。良かった、鎮守府にいなかったら笹持ったまま、この辺ウロチョロしてたわ」
優斗「それはヤメロ」
祐樹「じゃあ、これ笹な」
そう言うと、祐樹は俺に笹を渡してきた。よりによって、クッソでかいの持ってきやがったぞ、コイツ。
優斗「じゃあ、有難くもらっとくわ。どうせ駆逐艦の娘らがこの笹を短冊まみれにするだろうけどな」
祐樹「だろうな。まぁいいや、俺は帰るんで」
優斗「気を付けて帰れよー」
しかし、こんなでかい笹を持ってくるとは…。仕方ないから、どっかに飾っとくか。
(笹設置後)
優斗「さて、後はここに短冊でも置いておけば、誰か勝手に書くだろうな。さて、仕事仕事っと…」
笹を設置してから、数日後、優斗の予想どうりたくさんの艦娘が短冊をかけていった。もちろん、白露たちも短冊をかけていた。
優斗「まさかこんなに人気が出るなんてな。まぁ、こういうイベントもいいかもな。どうせなら、俺もかけとくか」
優斗は短冊に願いを書こうとした。が、書くことが思いつかない。
優斗「…。なに書きゃいいんだ。とりあえず、誰も沈むことなくこの戦いを終えることが出来ますように…っと。これでいいか」
優斗が短冊をかけた時、横に白露が書いた短冊があるのに気づいた。
優斗「見てもいい…。よな」
優斗は白露の短冊を見た。短冊には、『みんなでまたあの原っぱで遊べますように』と書いてあった。そういえば、あの原っぱ、俺たちがここからいなくなってから一回も見てねぇな。今度、久しぶりに行って見るか。
優斗「じゃ、仕事に戻るか」
(その日の夜)
白露「…。誰も見てないよね。じゃあ、この辺にかけとこ。一人で2個もかけるのは反則かもしれないけども、叶えたい願い事がたくさんあるから仕方ないよね…」
そう言うと、白露はその場を去っていった。白露のかけたもう一つの短冊にはこう書いてあった。
『もう一度、いっちばん大好きなゆーくんとキスできますように』
白露「キスのこと書いちゃったけども、どうせなら、け、結婚とか書いちゃえば良かったぁ…。でも、流石にそれは見られたら恥ずかしいし…」
部屋に戻った白露は頭を抱えていた。もう一つの短冊に願い事を書いたのはいいが、叶うわけでもないし、ましてや他人に見られたら自分が恥ずかしくなるようなことを書いてしまったんだから当然だ。
白露「叶うといいなぁ…。まぁ、そんな簡単に叶っちゃったら大変なんだけれどもね。…もう遅いから寝よ」
白露はベットに入ると、すぐにスヤスヤと寝息を立てて眠った。けれども、白露はまだ知らない。この願い事が叶うということを。
来週で、第2章は終わる予定です。
また、第2章が終わった後は番外編を出す予定なのでよろしくお願いします。
来週は7月15日(月)投稿予定です。
見てるこっちが恥ずかしくなってなかなか見れなかった...
まったくもって同意です。
一緒にブラック珈琲飲みます?
※1、※2
ブラックコーヒーだけで大丈夫ですか?
口から砂糖が津波みたいに溢れてくる…
ブラックコーヒー取り敢えず10杯下さい…
あ、あと唐辛子…世界一辛い唐辛子のペッパーXを…
※4
ブラックコーヒーも唐辛子もそれだけで足りますか?
2ですが妹達の反応が気になる。
とりあえずブラック珈琲と
唐辛子…は可哀想だから暴君ハバネロを
送りましょうかねぇ
※6
カラムーチョも追加で!!
あ、俺すっぱムーチョ追加で!
※8
あ、これ追加し続けるやつだ。
1です!すみませんブラック飲むにはミルクと砂糖がたくさん入りますが大丈夫ですか?
1です!すみませんブラック飲むにはミルクと砂糖がたくさん入りますが大丈夫ですか?まだ十代なんで
連続コメントしてしまいました!ごめんなさい!
※10〜12
別に大丈夫ですよ〜。
1さんそれをミルク砂糖抜きで…
※14
ただのブラックコーヒーじゃねーか!!
すみません。
お子様カレーの激辛一つ
※16
店員「そんなものはありません」
すみません。
砂糖の入っていない
お水ください。
※18
店員「元から砂糖なんか入って無いですよ」
馬鹿な!
そんなはずは、無いです。
だって、この水甘い!
※20
店員「ワサビ一本入れましょうか?」
すみませーん。
イチャイチャに負けない強い胃袋一つ!
※22
店員「そんなモノはウチでは取り扱っておりません」