ようやく戻れた… (第4章,最終回)
優斗、茜が小っちゃくなってしまってから数日。さぁ、2人はちゃんと戻れたのか?
概要に大体書きたい事書いたから、書くことがあんまりねぇ!!
それにしても、艦娘と提督がイチャついてるssを書くのは…。
ああ~^たまらねぇぜ。
時雨「よく寝たぁ…」
朝。いつも通りの時間に目が覚める。外からは、朝日が窓から差し込まれている。昨日の雷は止んだみたいだね。それにしても、お姉ちゃん、優斗の所に行ってから僕が寝るまでに結局帰って来なかったなぁ…。もしかして、執務室で寝たのかなぁ?
と、そんな事を考えながらお姉ちゃんのベッドの方に目を向けるととんでもない光景があった。
お姉ちゃんと、優斗が同じベッドで寝ていた。手を繋いだままで。
時雨「わーお…。あ、そうだ…」
僕は、こっそりスマホを取り出して写真を撮った。え? この写真をどうするのかって? んー、そうだね、青葉さんに送っとこうかな。
時雨「この光景、由衣とかにも見せてあーげよ」
今さっき撮った写真を由衣たちに送る。そしたら、すぐに返事が返ってきた。まぁ、こんな写真送ったらそういう反応にもなるよね。
村雨『なにこの写真!?』
夕立『可愛いっぽい!』
春雨『天使か何かですか?』
五月雨『お姉ちゃん、寝顔が幸せそうに見えます!』
海風『良かったですね、茜姉さん』
山風『ちょっと見に行く』
江風『姉貴達が揃って移動しようとしてるンだけども…』
涼風『滅多にない光景だからだろ』
(数分後)
時雨「まさか、みんな揃って見に来るとはね…」
村雨「そりゃ、こんな光景なんか滅多に見られないからしょうがないじゃない?」
時雨「まぁ、こんな光景は子供の時にも見れなかったからね」
夕立「つついたら、どんな反応するっぽい?」
時雨ら「起こすな!」(小声)
夕立「ぽ、ぽい…」
優斗「んんーっ…」(茜に抱きつく)
白露「ん…」(優斗に抱きつかれる)
時雨ら「わーお…」
時雨「2人とも、寝てるんだよ、ね…?」
村雨「まぁ、そうだけども…」
時雨「もう、起こそうか…。見てるこっちが砂糖吐きそうなんだし…」
村雨「もう少しこの光景を見ていたいけども…。仕方ないしね」
夕立「おーい、2人とも起きるっぽーい!」
優斗「んえ?」
白露「ふえ?」
優斗「ん…? 何でお前らみんな揃ってんだ…?」
時雨「たまたまだよ、うん」
優斗「ええ…。って、時間やべぇ! 早く支度しねぇと!!」
白露「ちょ、ゆーくん、待ってよー!」
優斗「今は待ってる暇はねー!!」
そう言い残して、優斗は執務室の方へと走っていった。とは言っても、まだいつも優斗が起きる時間から数分しか経過してないのだが。
白露「行っちゃった…」
時雨「優斗は時間を守らないと死ぬのかな?」
白露「ええ!?」
村雨「いや、それはないでしょ…」
ーー一方、執務室ではーー
優斗「ヤバいヤバい、マジでヤバい!」
優斗は、急いで着替えを済ませ工廠へと向かった。明石に身体が治る機械を渡してもらうからだ。前の日に、明石はブレーカーを直しに行った時にこうメッセージを送っていた。
『明日の朝に工廠に来てください』と。
だから、優斗は焦っているのだ。焦りすぎな気がするが。
優斗「明石! 来たぞ!」
明石「ああ…。提督…。ようやく来ましたか…。私は眠いので早くこの機械を使って白露ちゃんと提督の身体を戻してください…。私はもう限界なので、寝ます…。おやすみなさーい」
優斗「お、おう…」
明石に渡された機械を持ち、再び駆逐艦寮へと向かって走っていく。なんか、掲示板のとこに人がめちゃくちゃいたけどもたまたまだろう。
優斗「戻ったぞ、コノヤロー!」
白露「うわっ、びっくりした! 急に帰ってこないでよ!」
優斗「なんで急に帰ったらいかんのだ?」
白露「びっくりするから」
優斗「あ、はい」
白露「んで、その手に持ってるやつ何?」
優斗「ああ、コレ? 明石が作ってくれた俺たちを治す装置だとよ。まぁ、使い方分からんけどな」
白露「ダメじゃん!」
優斗「あ、使い方が書いてある紙がくっついてる」
白露「えっと…。『ボタンを押したら元に戻ります』だって」
優斗「適当じゃねーか! 失敗したらどうすんだよ…」
白露「今度は大丈夫だと思うけども…。じゃあ、私から試すね」
優斗「いや、先に茜に試させるわけにはいかないから俺がやるよ。じゃあ、ポチっとな」
装置のボタンを押した瞬間、優斗の身体は元に戻った。
が。服のサイズを変更し忘れていた。小さくなっている時の身体のサイズに合わせていた服は、はじけ飛んだ。しかも、近くにいた白露の身体も元に戻った。もちろん、服ははじけ飛んだ。
優斗「あ…」
白露「え…?」
優斗&白露「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
白露「ちょ、ちょっとゆーくん、こっち見ないで! あと、ソレ、早く隠して!」
優斗「わ、分かったって! でも、隠す物が無いんだよ!」
時雨「ど、どうしたの!? 急に大声出し、て…」
優香は、俺と茜を見た後、硬直した。そして、写真を撮ろうとした。
優斗「ちょ、ちょっと、待てって、優香!! 誤解だ!!」
白露「そ、そうだよ!! そんないかがわしい事なんか、してないから!!」
時雨「もしもし、憲兵さん?」
優斗&白露「やめろぉぉぉぉぉ!!!!!」
憲兵さん「憲兵だ!」
優斗「早っ!?」
憲兵さん「ほら、早く歩け!」
優斗「嫌だぁぁぁぁぁ!!!」
白露「ゆ、ゆーくーん!!!」
この後、憲兵さんに連れて行かれて、めちゃくちゃ怒られた。どうしてこうなった。身体は戻ったのに…。
ーー優斗が憲兵さんに連れて行かれた後の鎮守府にてーー
白露「ああ…。ゆーくん…」
時雨「なんか、ゴメン…。つい…」
白露「ゴメンじゃないよ!! これでゆーくんが帰って来なかったら、一生恨むから!!」
時雨「ホントにごめんなさい…」
白露「うう…。ゆーくん…」
時雨「と、とりあえず、ご飯でも食べて落ち着こうよ」
白露「そんな気分じゃないって…。はぁ…。ゆーくん…」
時雨(どうしよう…)
お姉ちゃんと歩いていると、掲示板の前に人が集まっているのを見つけた。どうしたんだろ。あ。まさか…。
時雨「青葉さんに送ったアレが原因かなぁ…」
掲示板を見ると、やっぱりその写真が原因だった。
時雨「やっぱり…」
白露「え? な、何で私とゆーくんの写真が…?」
時雨「ゴメン。写真こっそり撮って、青葉さんに送っちゃった」
白露「な…。何やってんの、この、バカ妹がぁぁぁ!!!」
祐樹「さて、これで資料の整理は終わりっと…。ん? 憲兵さんからメールだ。なになに…?」
憲兵さん『西本提督をセクハラの容疑で確保しました。こいつはどうしますか』
祐樹「西本って誰だよ。まあ、多分、初犯だろうから説教5時間コースでいいや。じゃ、憲兵さんに『説教よろ』っと…」
メールを送ってから数分後、外から廊下を走ってくる音が聞こえてきた。
祐樹「ん? 誰かこっち来てるのか?」
そう言ってから、数秒も経たない間にドアをノックする音が聞こえた。
祐樹「入って、どうぞー」
男 「失礼します。元帥」
祐樹「アレ? アンタがここに来るって珍しいな。何かあったのか?」
男 「はい。実は、今年、艦娘の養成学校に入学した娘にとんでもない娘がいまして…。こちらの資料を見てください」
祐樹「えっと…。なになに…」
その資料を見た瞬間。祐樹の手は止まった。
祐樹「は…? 全艦娘に適正アリ…。だと…?」
男 「はい。しかも、もう実戦に出られる程の実力をつけています。正直言って、バケモンです」
祐樹「お、おう…。んで、コイツの希望する艦娘って誰なんだ?」
男 「えっと…。確か…。白露型駆逐艦の…」
祐樹「マジ?」
男 「マジです。あと、もう1つだけ驚くべき点が…。実は…。」
ーー養成学校にてーー
??「さて、と…。もう少ししたらこの鎮守府に行くのかぁ…。楽しみだなぁ、提督さんとかに会うの。あ、提督さんじゃないや…。
待っててね。
…お兄ちゃん」
茜 「今回の次回予告はー!?」
優斗「俺たちだー!!」
茜 「でも、来週はこれまで書いてきたssの振り返るらしいよ」
優斗「じゃあ、来週はメタ発言し放題だな。それにしても、作者は前書きになんちゅーもん書いてんだ」
茜 「まぁ、そこは触れないようにしようよ…」
優斗「じゃあ、来週も…」
茜 「頑張って書くので…」
優斗&茜「よろしくお願いしまーす!!」
ちくしょう。
砂糖を吐きそうなくらい甘々なssは
何度読んでも
最高でーす。
※1
時雨「僕たちの胃は…」
時雨ら「最低でーす」
白露&優斗「ひどっ!?」
何処かの店員さん「私達の懐は暖かいです。」
※3
優斗「何でだ?」
白露「さぁ?」
平和ですなぁ。
※5
優斗「平和っていいなぁ…」
時雨「僕たちの胃は平和じゃないよ」
最近、この辺で
深海凄艦を見ないなぁ。
※7
深海凄艦「あの鎮守府に近づいたら、砂糖吐いて死ぬわ」