俺と 白露型一番艦 白露 (最終回)
いよいよ、最終回です。最後まで、読みやすく出来ませんでした…。
しかも、3週間連続で遅刻とか…。
今回も、コメント等、待ってます。
前回の終わりから、一気に時間が飛びます。今回は第1話の文頭部分に戻ってきます。
では、最終回をどうぞ。
色んな事があったよな。ここまでくるまで。
俺は目を開く。あの頃の思い出を思い出すのはいいけども、あいつらが一緒じゃないと…。なんか、寂しいよな。 茜は元気にしてるのかな…? まぁ、あいつのことだから、いつも『いっちばーん!』とか言って困らせてそうだけども…。
そんな事を考えながら、鎮守府の方へと歩いて行く。関係ないけど、俺、ウロチョロし過ぎだ。マジで不審者じゃねーか。
優斗「さて、そろそろ鎮守府に着くころかなぁ...」
俺は地図を片手に歩き回っていた。言っとくけど、俺、方向音痴じゃねぇからな! (そんな事言ってるが、30分以上歩き回っている)
(1時間後)
優斗「やっと、着いた...」
何とか、たどり着けた。いやー、それにしてもまさか地図を間違えてたなんてな。…クッソ恥ずいわ!!
??「あのー、新しい提督さんですか?」
後ろから誰かに声をかけられた。声のする方を向くと、そこには1人の男が立っていた。
優斗「あ、はい。そうですが…、もしかしてここの提督さんですか?」
前提督「はい。まあ、もう元提督ですがね。それにしても、随分早く到着したんですね。まだ、予定の時間の30分以上前ですが…」
優斗「マジっすか…。予定時間の10分前ぐらいに着こうと思っていたのに…」
前提督「まあ、立ち話をするのもキツイですし時間になるまでこの鎮守府を案内しますよ。ついてきて下さい。あ、荷物はこれから案内する執務室に置いていってください」
優斗「分かりました」
俺は前提督の後についていく。途中でこの鎮守府にいる艦娘とすれ違ったが、めっちゃ俺を見てくる。何でだ? 俺、そんなに珍しいのか?
前提督「どうしたんですか?」
優斗「いや、今さっきから艦娘の娘が俺のこと、めっちゃ見てくるなーって」
前提督「ああ、そのことですか。この鎮守府にいる艦娘の娘たちは私以外の男の人を見たことないですからね…」
優斗「マジっすか。そりゃ、俺見たら、そういう反応するよな...」
前提督「まあ、あなたに危害を加える事は無いので安心してください。ちょっと口が悪い娘もいますけども...」
優斗「ええ…」
前提督「多分、大丈夫ですよ。私もギリギリ耐えられたので」
優斗「ギリギリって…。大丈夫なのか、ココ…」
前提督「色々言われたせいで私の胃がボロボロになりそうでしたが…」
優斗「大丈夫じゃねえ!」
そんな事を話しているうちに執務室に着いた。
前提督「ここがこの鎮守府の執務室です。掃除は既に終えているので、自由に使って下さい。あと、私が使っていたものですが、家具は置いていくので、使って下さい」
優斗「え、大丈夫なんですか? 家具置いていくなんて...」
前提督「大丈夫ですよ。家に戻ったら、家具はあるし、使えるものは使ってほしいので」
優斗「じゃあ、有難くもらっときます」
前提督「じゃあ、荷物はここに置いていって下さい。ここの鎮守府を紹介します」
優斗「どうも」
荷物を執務室に置いてあと、この鎮守府を案内してもらった。しかし、1つ思ったことがあった。 すれ違う艦娘のほとんどが駆逐艦の娘なんですが…。まあ、そんな事は置いといて。気が付いたら、もう30分も経っていた。
前提督「おや、もう30分も経っていたんですか、そろそろ移動しますか」
優斗「移動? どこにですか?」
前提督「体育館です。そこで艦娘のみんなにあなたを紹介します。一応、あなたのことは全員に言っているんですが、顔合わせはしないといけないといけないので」
優斗「まあ、確かにそうですね」
前提督「じゃあ、移動しますか」
優斗「了解です」
この後、俺は前提督と共に鎮守府内にある体育館に移動した。そこで始めて俺はこの鎮守府にいる艦娘の娘たち全員と顔合わせをした。
けれども…。 やっぱり、駆逐艦多くね!? いや、少しは軽巡の娘たちとかもいるよ、けどもやっぱり、駆逐艦の娘が多い! ま、まあ、それは置いといて…。
前提督「あのー、優斗さん? 自己紹介してもらいたいんですが…」
優斗「あ、はい」
色々考えすぎてて、呼ばれていることに気がついていなかった。考えすぎないようにしよう。うん...。
俺はとりあえず、自己紹介をすました。自己紹介が終わったあと、前提督が最後の言葉を残していった。
(顔合わせが終わってから数分後)
前提督「それにしても、来るのが遅いなぁ...」
優斗「遅い? 俺以外に誰か来るんですか?」
前提督「実は、あなたと一緒にこの鎮守府に来る予定の艦娘がいるんですよ。予定では、あなたと一緒にここで自己紹介してもらう予定だったんですが…」
優斗「まさかの着任日に遅刻って…。大丈夫なのかよ...」
前提督「ちょっと電話してみます。少し待っててもらえますか?」
優斗「俺は大丈夫ですよ。もしかしたら、事故とかに…」
??「おーい! お前らー! 何とかこれたぞー!」
優斗「え、まさか、この声って...」
元帥(祐樹)「そのまさかで悪かったな!」
優斗「やっぱり、お前か...」
こいつは軍学校時代の同級生、祐樹。そして、卒業と同時に元帥になった、ヤベー奴だ。まあ、才能は俺以上なのは俺も分かってる。だってコイツ、深海棲艦との戦いをあっさりと終わらせたからな。しかも、血を流すことなく。普通に和平協定結びやがった。 そんな事したら、誰だって才能認めるよ。うん。
んで、コイツの父親がコイツの才能を認めて、元帥の座を譲った。そりゃそうなるわ。
しかも、コイツの鎮守府に異動したいっていう艦娘は数え切れないほどいるらしい。何故かって? 理由はたった一つ。『その鎮守府はいっつもどこにいてもみんなが楽しそうだから』だそうだ。まあ、アイツの性格からすると、そんな鎮守府をつくるのは楽な作業なんだろけども。
優斗「んで、何でココにお前が来たんだよ。まさか、冷やかしに来たとかじゃないだろな」
祐樹「いや、お前の鎮守府に異動する、艦娘の娘を連れて来ただけだ。しかも、人数多いからバス借りちまった」
優斗「お前の行動は常に、俺の予想の斜め上をいくよなぁ…。バス借りるって…」
祐樹「おいおい…。お前、馬鹿か? このクッソ暑い中、女の子を歩かせんのか?」
優斗(言い返す言葉もございません)
祐樹「ったく…。そういうとこだぞ、お前の悪いとこ」
優斗「へいへい…。んで、この鎮守府に来る艦娘の娘って?」
祐樹「俺の鎮守府に在籍してた奴だよ」
優斗「いやいや、待て待て。なんかしれっとエグイこと言ってんぞ、うん。…まさか、お前の鎮守府で問題起こした奴とかじゃないよな」
祐樹「んな訳あるか。まあ、若干、問題はあるけどな」
優斗「オイ。何だ問題って」
祐樹「まあ、会ったら分かる。あいつら呼んで来るからちょっと待ってろ」
優斗「りょうかーい」
祐樹がバスの中に乗り込んでいく。俺は一緒に祐樹を待っていた前提督と2人になった。
前提督「…。元帥も来たことですし、私はそろそろ移動しますね。」
優斗「すいません、何か色々としてもらって」
前提督「いえ、私がすべきと思ってやったことなので、気にしなくても大丈夫ですよ。じゃあ、私はこれで。 これからの提督としての人生、頑張って下さい」
優斗「すいません、最後まで」
そう言い残すと、前提督は荷物を持って駅の方へ歩いていった。それと入れ替わるように、祐樹がバスから降りてきた。
祐樹「じゃ、初顔合わせといこうか」
優斗「へいへい...」
祐樹「じゃ、お前ら、降りてきていいぞー」
そう言うと、艦娘の娘たちがバスから降りてくる。 けれども、降りてきた瞬間、俺は自分の目を疑った。
…だって、あいつらだったから。
優斗「え? こ、これってゆ、夢か?」
祐樹「何言ってんだ、現実世界だ」
優斗「まさか、お前が言っていた問題って...」
祐樹「まあ、そういうことだ。お前がこいつらと会ってぶっ倒れないか心配してただけだ」
優斗「余計なお世話だ!」
優香「…。とりあえず、久しぶりだね。優斗」
優香が口を開く。それに便乗するかのように、咲も口を開いた。
咲 「まさか、ここに戻ってきて来れるなんて思ってもなかったぽい!」
咲がそう言ったあと、俺はおかしなことに気が付いた。茜がいない。こんな時は大体、最初に出てきそうなのに。
優斗「あれ? 茜は?」
優香「茜お姉ちゃんは、優斗に顔合わせるのが恥ずかしいってさ」
由衣「やっぱり、彼氏さんが迎えに行ってあげるのが普通じゃない?」
優斗「…まあ、普通はそう、だよな。じゃあ、ちょっと行ってくる」
俺はバスに乗り込む。後ろの席に、あいつは、座っていた。
優斗「まったく…。迎えに行くって言ったのに、そっちから来るなんてな」
茜 「…」
優斗「ま、こういう時に限って約束破っちまうから、俺はダメなんだろけど」
茜 「...」
優斗「とりあえず、これだけ言わせてくれ」
優斗「また会えたな、茜」
茜 「…。馬鹿。こんな時に限ってかっこつけるのは反則だって...」
そう言うと、茜は思いっきり抱きついてきた。茜の長い髪の毛と黄色いカチューシャが俺の頭に当たる。けれども、今の俺には関係なかった。俺は思いっきり、茜を抱き返した。
茜 「やっと…、やっと会えた...」
優斗「まさか、茜とまた会えるなんて、俺も思ってなかったよ…」
茜 「でも…、私はもう、ゆーくんの彼女である『茜』じゃないよ」
優斗「どういうこと?」
茜 「私は…」
白露 「ゆーくんの彼女であり、白露型一番艦。『白露』だよっ!」
最終回。俺と 白露型一番艦 白露 終。
最後の最後まで、間に合わせることが出来ず、誠に申し訳ありませんでした。
一応、これで「俺と○○」シリーズは終了です。来週は、この話の設定資料などを書く予定です。
ここで、ここまで見て下さった方、コメント等を下さった方に最後のコメントを残させていただきます。
こんな読みづらい、このSSを見て下さり、ありがとうございました。
第1話、3話で、コメントを頂き、第3話では応援をしてくださった、llightさん。
第1話に応援、評価をして頂いた、とあるリンガ泊地の赤髪提督さん。
第1,2,4,5話でコメントを頂いた、SS好きの名無しさん。
この方々には本当に感謝しています。本当にありがとうございました。
来週の投稿予定は、6月2日(日)を予定しています。 来週が今のところ、最後の投稿となります。
本編完結本当にお疲れ様でした!
「読みづらい」と仰っていましたが、全然そんな事はございません!
本当は外伝(白露型の皆とのストーリーとか)も見たかったですが、まず一区切りって所ですかね?
何はともあれ、「俺と○○」シリーズの完結、本当にお疲れ様でした!また新しいssが投稿されるのを待ってます!
(`・ω・´)ノシ
※1,llightさん、最終回もコメントありがとうございます!
実は、来週で本当に投稿最後にするのかどうか、今迷ってる最中です…。一応、番外編も作ってたんですけどもね。
軽く気になるのは提督君何歳くらいだろう今
※3さん、コメントありがとうございます!
提督の年齢などは、日曜日に投稿予定の設定資料集に入れる予定です!