思い出の場所 (第2章,最終回)
今回はいつもより長いぞー!!
前回のあらすじ
白露(茜)が七夕の時に書いた短冊を優斗が勝手に見ちゃいました。けれども、白露にはもう一つ叶えたい願い事があって…。
(注意)
今回は白露型全員、艦娘になる前の名前が出てきます。誰が誰だか分からない人、このssシリーズを始めて見る方のために名前をここに書いていますが、もう少し詳しいことが知りたい方は設定資料をご覧ください。
茜→白露 優香→時雨 由衣→村雨 咲→夕立 春香→春雨 愛海→五月雨 七海→海風 里奈→山風
愛香→江風 鈴奈→涼風
七夕から数日が経った。七夕の日にはたくさんの艦娘らで盛り上がっていたが、七夕が終わってからは皆、夏の休暇のことを考えていた。
(食堂にて)
白露「あ、暑い…。何でクーラーつけてるのにこんなに暑いの…」
時雨「さ、さぁ…。それよりも、早く旅行の行き先決めようよ…」
白露「はーい…」
白露たちは夏休暇の間、白露型全員で旅行に行く予定らしい。他の艦娘らも姉妹艦どうしでそんな計画を立てているようだ。
え、俺はって? 俺は…
優斗「仕事だよ!!」
そう、仕事だ。なので、俺だけ盆にしか休みがねぇ。しかも、鎮守府に残るのは俺だけという。酷い。まぁ、あいつらが楽しめるようにするためにも仕方ないか…。 こうして俺は大量の資料とにらみ合いながら、パソコンにデータなどを打ち続ける。
(数時間後)
優斗「さて、そろそろ休憩するか」
俺は手を止め、ソファーに腰を下ろした。…。今頃、あいつらは旅行の計画立てながら騒いでんだろうなぁ…。俺も行きたいよ…。でも、仕事がたっぷりだよ…。トホホ…。
そんな事を考えてる時、執務室のドアをノックする音がした。誰だ? まだ昼飯には早いはずだし…。
優斗「入っていいぞー」
白露「しっつれーしまーす!!」
優斗「テンション高っか!!」
白露「だって、旅行に行くんだからテンション低いわけないでしょ!」
優斗「まあ、な。いいよね、お前らは。俺は鎮守府に留守番ですよーだ」
白露「何言ってるの? ゆーくんも一緒に行くんだよ?」
優斗「は?」
白露「だって、もう11人分で予約したよ?」
優斗「はあぁぁぁぁぁ!?」
白露「そもそも、今やってるやつ、本部への提出まだ先だよ。確か、10月ぐらい」
優斗「んなはずねぇ…。マジだわ。10月までに提出って書いてあるわ。てか、何で茜が提出期限知ってるんだ」
白露「そりゃあ、私は秘書艦ですから」
優斗「そういやそうだな。けども、これの提出がまだ先なら午後からやることはなんもないなぁ…。」
そんな時、ふと白露(茜)が七夕の時に書いていた短冊のことを思い出した。『みんなでまたあの原っぱで遊べますように』だっけ? 暇つぶしにはちょうどいいな。確か、優香(時雨)たちも午後は何もないはずだし。
優斗「そうだ、久しぶりにあの原っぱ行かないか?」
白露「え、あの原っぱって…。 もしかして、ゆーくん私の短冊勝手に見たなー!?」
優斗「すいませんでした」
白露「ま、まぁ、午後は私も優香たちも暇だから行ってもいいよ」
優斗「じゃ、昼飯食ったら行きますか。あの原っぱに!」
白露「うん…」
白露(良かったぁ…。もう一つの方の短冊は見られなくて。あっちの方見られてたら、恥ずかしくてゆーくんの顔見れなくなっちゃうよぉ…。)
(昼食中にて)
白露「それにしても、あの原っぱどうなってるんだろ。私たちがここを離れてからもう何年も経ってるし」
時雨「まあ、この辺は再開発とかが進んでるしね。なくなってるかもしれないし…」
夕立「なくなってたら、困るっぽい!」
優斗「とは言っても、あそこ結構広かったし公園に変わってたりはするかもな」
村雨「それはありえそうね…」
春雨「でも、公園になってても遊べる事には変わりないです!」
五月雨「でも、そのまま残っててるのがいいなぁ…」
海風「あそこには思い出がたくさんありますからね…」
山風「いっぱい、あそこで遊んだし…」
江風「そういや、あそこでよく写真撮ったよな」
涼風「懐かしいなー、それ!」
こうして、昼飯中はみんなの思い出の場所でもあるあの原っぱのことで盛り上がった。そして、昼食後、俺たちはあの原っぱに向けて出発した。
(移動中にて)
優斗「それにしても、また全員でここを歩いていくなんて考えもしなかったよなぁ…」
白露「ホントにそうだね。まぁ、私たち10人だけならここを歩いたことはあったけどもね」
時雨「それにしても、この道も変わったよね。道路もいつも間にか、綺麗になってるし」
村雨「小学生の時はここらへんを走って帰ってたもんね」
夕立「そして、よく誰かがこけてたっぽい」
五月雨「?」
春雨「あ、見えてきましたよ! あの原っぱ!」
優斗「ホントだ。パッと見、何にも変わってないみてーだな。良かった、良かった」
白露「あ、でも遊具が設置されてる! 私たちが小学生の時には何にもなかったのに!」
優斗「まぁ、いいじゃん。じゃあ、久しぶりに遊びますか!」
白露型「おー!」
春雨「私、ブランコに乗ってきます!」
村雨「じゃあ、私も一緒に行こうかな」
山風「私も、ブランコ、乗ってくる…」
海風「じゃあ、私も…」
山風「七海お姉ちゃん、ブランコ、3つしかないよ…」
海風「じゃあ二人乗りで…」
村雨「あら? そんな事言って、小学生の時怪我したのは誰かしら?」
海風「それは言わないでください…」
春雨「じゃあ、七海ちゃんが里奈ちゃんを押してあげればいいんじゃないですか?」
山風「でも、それだと、七海お姉ちゃんが乗れない…」
村雨「いや、そこは変わってあげなさいよ…」
五月雨「ローラー滑り台もできたんだぁ…。しかも、結構大きい…」
江風「よっしゃ! あれ滑ろうぜ!」
涼風「え、本気で言ってんのかい? 絶対に尻が痛くなるじゃん」
江風「大丈夫だって! 早く行こうぜ! ほら、愛海姉貴も行くぜ!」
五月雨「お、おー?」
涼風(本当に大丈夫なのかぁ?)
(滑り台のてっぺんにて)
江風「うっひゃー、高っけー!」
涼風「うわぁー、この距離は絶対に尻が痛くなるやつじゃねーか…」
五月雨「え、どのくらい高いの?」(ドンッ)
江風&涼風「へ?」
五月雨が滑るために座っていた、江風と涼風に近づいた時、うっかり五月雨は江風と涼風にぶつかってしまった。そのまま、二人は押し出されるようにして、下へと滑り落ちていった。
江風「早えぇぇ!! けど、尻が痛ええ!!」
涼風「姉貴押すなぁぁぁ!! スピードが洒落になんねぇから!!」
五月雨「あ、愛香ちゃーん! 鈴奈ちゃーん!!」
江風&涼風「尻がー!!」
(ローラー滑り台の下にて)
江風「痛え…。楽しかったけども…」
涼風「あれは二人で乗るもんじゃねぇな。スピードがヤバい。うん」
五月雨「二人とも大丈夫だった? 相変わらずの私のドジのせいで…」
江風「まぁ、大怪我してないし、大丈夫だろ」
涼風「いや、それでいいのかよ…」
優斗「さて、俺たちは俺たちで何する? 別に遊具で遊ぶのもありだけどさ」
白露「じゃあ、コレ使おうよ!」
時雨「あ、これって…」
夕立「小学生の時に遊んでたフリスビーっぽい!」
優斗「懐かしいモノ持ってきたなー、お前」
白露「いやー、こんなに広いんだからコレ使うのいいんじゃないかなって思ってさ」
時雨「じゃあ、ちょっと広がろうか。どうせ、誰かさんがとんでもないところに投げるだろうし」
優斗「?」
俺たちは、四角形の形になるように広がった。けれども、声が聞こえるぐらいの距離だ。
白露「じゃあ、ゆーくん投げるよ!」
優斗「オッケー。いつでもどうぞー」
白露「じゃあ、いっくよー!」
茜が俺の方めがけてフリスビーを投げてくる。 が、俺の立っている場所には届かず、目の前に落ちた。茜が苦笑いしながらこっちを向いている。うん、普通はそうなるよね。
白露「ごめーん。ゆーくんの所まで飛ばそうと思ったんだけども…」
優斗「まぁ、仕方ないだろ。距離が結構あったし。じゃ、俺も投げるとしますか。優香ー。投げるぞー」
時雨「いつでもいいよ」
優斗「じゃ、遠慮なく」
俺は、優香めがけて思いっきりフリスビーを投げた。 しかし、俺の投げたフリスビーは優香の上を通過していき、優香の遥か後ろに落ちた。
優斗「Oh...」
時雨「Oh...じゃ、ないよ! まったく…。フリスビー取りに行くのは僕なんだからね!」
優斗「マジですんません…」
優香が呆れながら、俺がぶん投げたフリスビーを取りに行く。けども、取りに行っている時に髪の毛がぴょこぴょこしてるんだよな。ちなみに、優香の髪の毛がぴょこぴょこしてる時は大体、楽しい時なんだよな。
時雨「まったく…。咲ー。じゃ、そっちに投げるよー」
夕立「いつでも大丈夫っぽい!」
時雨「えいっ!」
優香が咲の方へとフリスビーを投げる。いい感じで飛んで行った。が。 咲は口でフリスビーを加えてしまった。
夕立「ほへはっほい!(取れたっぽい!)」
時雨「って! 咲! 何やってるんだい!?」
白露「まーた、犬みたいなことやってるよ…」
優斗「やってることが完全に犬じゃねーか…」
夕立「ぽい?」
咲は口にくわえていたフリスビーを口から離すと、投げようとしていた。一方、茜の方は少し引いていた。そりゃ、そうなるな。たとえ、妹であっても(誰であっても嫌だが)口にくわえたものが飛んでくると考えると、流石に俺も引く。
夕立「じゃあ、投げるっぽーい!」
白露「ちょっと待ってよ!? せめて拭いてから投げてよ!?」
夕立「なんで? 別に汚れてないっぽい!」
白露「いや、今さっき咲が口でくわえたでしょ!?」
夕立「もー。茜お姉ちゃんは文句が多いっぽい!」
優斗「いや、流石にそれはおかしい」
時雨「同感」
夕立「えー!?」
その後、咲がちゃんと拭いてから投げ合った。ちなみに、優香は俺が投げる度に髪の毛がぴょこぴょこしていた。どうなってんだ、あの髪の毛。しかも、よく見てたら咲の髪の毛もぴょこぴょこしてたし…。
(休憩中にて)
優斗「なぁ、茜」
白露「どったの?」
優斗「何で優香と咲の髪の毛はぴょこぴょこしてるんだ?」
白露「さぁ? まぁ、私も由衣も動かそうと思ったら動かせるんだけどもね」
優斗「マ?」
白露「マジマジ。ほら」
そう言うと、茜は髪の毛の犬耳っぽくなってる所をぴょこぴょこさせた。
優斗「マジでお前らはどうなってるんだ…」
白露「さぁ? このss書いてる作者に聞けば?」
優斗「メタいことを言うのはやめなさい」(真顔)
白露「ふー。遊んだ遊んだー!」
時雨「それにしても、この原っぱはやっぱりいい所だよね。春だったら、ピクニックとかに来るのにちょうどいいよね」
村雨「鎮守府から近いってのもあるからねー」
夕立「みんなで来たら絶対に楽しいっぽい!」
春雨「これで、来年の楽しみが増えましたね! はい!」
五月雨「でも、みんなでここに来たら大変な事になっちゃう気が…」
海風「でも、こんなに広いんなら大丈夫だと思いますよ」
山風「お花見とか、したい…」
江風「お、それ、いいな!」
涼風「って、もう来年の春の事考えてるのかよ…」
優斗「えーっと、みんな。話してる最中に悪いんだけども…」
白露型「どうしたの?(っぽい?)」
優斗「昔、ここでみんなで写真撮ったよな」
白露「そういえばそうだね。それがどうしたの?」
優斗「いやー。久しぶりに全員揃ったんだし、またみんなで写真撮ろうかなって思ってさ」
白露「あー、それいいかも! これでまた思い出が増えるね!」
時雨「でも、誰が写真撮るの?」
優斗「俺だ」
白露「でも、それだとゆーくんが写真に入れないじゃん!」
優斗「そんな時のためのこの自撮り棒の出番なんですよ」
白露「ドヤ顔で言うことなのかなぁ…」
こうして、俺たちはみんなで写真を撮ったのであった。
時雨「さて、そろそろ帰らないと時間がヤバいよ…」
村雨「じゃあ、帰りましょうか…」
夕立「遊んだのはいいけども、汗かいちゃったぽい!」
春雨「これは帰ったら、夕ご飯よりも先にお風呂ですね」
五月雨「一番風呂ですね!」
白露「あー! そのセリフ私が言いたかったのに!」
海風「茜お姉ちゃ…、姉さんは本当に一番が好きですね」
白露「そりゃ、そうだよ! あと、七海は私の事、お姉ちゃんって呼んでいいよ!」
海風「いや、それは恥ずかしいです…」
山風「七海お姉ちゃん、珍しく恥ずかしがってる」
江風「珍しー! そういや、茜の姉貴って一番にこだわるものってもう一つあるよな!」
涼風「あー。『アレ』か」
江風「優斗への愛ってやつ!!」
優斗&茜「ふぇ!?」
思わず変な声を出してしまった。なんつー事を言ってるんだよ、コイツ。って、茜は大丈夫か?
白露「愛香、言ってもいい事と悪い事があるでしょー!!」
江風「うわぁー! 茜姉貴が怒ったー! 逃げろー!」
海風「ちょ、ちょっと、愛香!? 急に走って行かないで!」
時雨「由衣、僕たちもちょっと行こうか」
村雨「え? ああ、なるほどね…」
夕立「二人っきりにしてあげるっぽい?」
村雨「帰ってきた時の反応が楽しみね♪」
白露「ちょ、ちょっと!? 優香たちも何で走っていくの!?」
時雨「気まぐれ…。かな」
白露「え、ええ!?」
こうして、俺と茜は道に二人っきりになってしまったのであった。
優斗「…」
白露「…」
ものすごく気まずい。そりゃそうか。だって、二人きりになるのはキスしようとして、卯月に見つかった時以来だもんな。 けども、このまま沈黙が続くのも嫌だしな…。
白露「ねぇ、ゆーくん」
優斗「な、何だよ…」
急に茜が口を開いたので、俺はとりあえず返事を返す。しかし、急だな!?
白露「懐かしい、よね…。二人っきりになってここを歩くのも」
優斗「…。そうだな。昔、日直の時に俺が遅刻しそうになってここを二人で走っていったっけ」
白露「あー、そんなこともあったねー。本当に懐かしいよね」
優斗「本当だよな」
俺たちは、思い出話をしながら鎮守府の方へと歩いていった。しかし、鎮守府まであと少しというところで茜が俺の服の裾を握ってきた。茜の方を見ると、下を向いていた。
白露「…」
優斗「どうした? 何かあったのか?」
白露「その、さ…。みんながいないから、あの時の続き、してほしいって…。ダメ?」
優斗「あの時? …。ああ、アレか」
あの時。それは、俺が茜と久しぶりにキスしようとしたら、睦月型が俺の部屋(とは言っても、執務室だが)に突撃してきた時だ。
あの時の続き。つまり、キスの事だ。
白露「じゃあ、こっちむいて…」
優斗「…。これでいいか?」
白露「うん…」
俺は茜と向かい合うように立つ。茜の顔は、耳まで真っ赤になっていた。
優斗「まだ、俺とキスするの、恥ずかしいのか?」
白露「だって、久しぶりに会ってからはキス、一回もできてないもん…」
優斗「そういえば、そうだったな…」
白露「じゃあ、キスしちゃうよ…」
優斗「オッケー…」
茜の唇が少しづつ、近づいてくる。ゆっくりと。そうして、俺と茜の唇が重なり合った。
が、俺の予想を超える事をしてきた。 しれっと、舌を入れてきた。
優斗「んん!? ん、んー!!」
優斗(ちょ、コイツ、何しれっと舌入れてきてるんだ!?)
白露「んんっ…。んっ…」
白露(えへへっ。しれっと舌入れちゃったけど…。これまで、ずっとキス出来なかったし…。別にこんなことしちゃっても大丈夫だもんね!!)
数秒間、キスしていた。(というか、されていた気がするが)唇を離すと、俺の唇と茜の唇は銀色の線で結ばれていた。
優斗「てめえ! 何勝手に舌入れてきてんだよ! 流石にそれはマズイだろ!!」
白露「だって、久しぶりに、ゆーくんとキスできたから…。ちょっと、暴走しちゃった?」
優斗「暴走どころじゃねぇだろ…。まぁ、いいや。帰ろうぜ。あいつら、多分、俺たち待ってるだろうし」
白露「うん。でも…。帰る前に、一個だけ聞いてもいい?」
優斗「いいけど…。何だよ」
白露「私の事、どれくらい、好き?」
優斗「どれくらいって…。そりゃあ…」
優斗「数に表せられないくらいだっつーの」
白露「…。やっぱり、ゆーくんは私の予想の斜め上をいくよね…。けども、私なら…」
優斗「?」
茜が俺の方へと近づいてくる。そして…
茜は、俺の頬にキスした。
優斗「!?」
白露「んっ…。こんなことしながら、そう答えるだろうけどもね!」
優斗「おまっ…。まぁ、いいや。そろそろ帰らないとヤバいから、帰るぞ」
白露「うん! あ、そうだ。手、繋ご!」
優斗「分かったよ…」
手を繋ぐとか言いながら、しれっと恋人繋ぎにしてるんだよな。まぁ、いいか。俺と茜は恋人だし。
白露(しれっと、恋人繋ぎにしちゃったけども私とゆーくんは恋人だし、大丈夫だよね!)
白露「じゃあ、帰ろっか。みんなが待ってるだろし」
優斗「ああ」
こうして、俺と茜は恋人繋ぎをしたまま鎮守府までの道を歩いていった。帰ってきた時、恋人繋ぎのままで鎮守府に入ってきたせいか、他の艦娘らがめちゃくちゃニヤニヤしてた。流石に、これは恥ずい。
(鎮守府内にて)
白露「ゆーくん? どうしたの? 早くご飯行くよー!!」
優斗「ちょ、ちょっと、待てって!!」
そんなことも気にせず、茜は俺の手を引きながら、食堂に連れていった。ん? この時間帯は…。
優斗「待て! 白露! このまま、食堂に行ったら…」
白露「早く行かないと、ご飯なくなっちゃうよー!」
優斗「人の話を聞けー!!」
こうして、俺と白露は恋人繋ぎのまま、食堂に突撃してしまった。食堂には、たくさんの艦娘がいた。もちろん、時雨たちもいた。
俺たちが食堂に突撃した瞬間、食堂にいた艦娘全員が俺と茜の方を見る。思いっきり見られてしまった。俺と茜が手を繋いでいるところを。しかも、恋人繋ぎをしている状態で。
白露「あ…」
優斗「ほら、言わんこっちゃない…」
時雨「Oh...」
村雨「これは、後でいい話が聞けそうね♪」
夕立「やっぱり、優斗と白露お姉ちゃんはラブラブカップルさんっぽーい!」
春雨「あれ? ご飯が甘いです」
五月雨「ホントだ…。なんでだろ?」
海風「まぁ、こんなラブラブのところを見たら、こうなっちゃいますよね…」
山風「でも、五月雨お姉ちゃんはご飯に塩じゃなくて、砂糖かけちゃってるから、甘いんじゃ…」
五月雨「あ! 本当だ!」
江風「こんな時でも、五月雨姉貴のドジは相変わらずだな…」
涼風「通常運転ってやつ?」
五月雨「私だって、どうにかしたいんですぅ…」
優斗「…」
白露「…」
時雨「ちょ、ちょっと!? 二人とも!?」
村雨「あちゃー。これは二人ともしばらくは恥ずかしくて動けないってやつじゃ…」
(ご飯中)
優斗「…」
白露「…」
優斗&白露(クッソ恥ずかしい…)
この後、二人は顔を真っ赤にしたまま無言で夕ご飯を食べた。
(なお、しばらくの間、艦娘のみんなから、この二人はイチャイチャカップルさんと呼ばれることになるのだが、それはまた別の話)
友達にこのss見せたら、砂糖を吐きました。なぜでしょうか。
来週は初の番外編を出します。とは言っても、白露型のみんながグタグタ喋るだけなんですがね。
来週の投稿予定は、7月22日(月)の予定です。
今回の一言。
8000文字越えって初じゃねーか!!
やばい...ラブラブすぎてケチャップ吐いちゃった...なんでだろ...すごい鉄みたいな味がする...アレ...目から塩水が出て来た...なんでだろ...
※1
救急車呼んだほうがいいのでは…。
1です!大丈夫!全部飲み干した!
※3
飲み干すのはいいけども、体にちゃんと戻るんでしょうか?
( ゚∀゚)・∵.∵.∵.∵.グハァァァァッ!!
(色々出ました)
いきなりですが本当にあれなんですが少しミスしていまして……
ユーザー記録が全部まっさらになってしまいました…
俺はllightです…
なんかごめんなさい……m(_ _;)m
※5
llightさん、謝らなくても大丈夫ですよ!