成長してもいっちばん怖いモノは変わんない (第4章,3話)
今回も、コメント等待っています!!
今回は、白露(茜)の苦手なモノが判明します。
また、最近PV数が落ちてきていますが俺には関係ねぇ!!
と、いうわけで。コメント等がつかなくなろうがPV数が一桁になろうが書き続けます。
俺と茜の身体が小っちゃくなってから、2週間が経った。もしかしたら、ほっとけ治るんじゃね? とか思っていた。
けども、そんな事無かった。
全然変わらねぇ。いつになったら俺らは元の身体に戻れるんだ…。
なーんて事を考えていたら、誰かが走ってくる音が廊下から聞こえてきた。誰だ?
ーー執務室にてーー
明石「提督ー!!」
優斗「なんだよ、急に部屋に入ってきて。ドア破壊する気か。」
明石「ドアもう壊れちゃいました」
優斗「は?」
明石「って、そんな事は置いといて…」
優斗「オイ待て、なにしれっとドア破壊した事無かった事にしてんだ」
明石「あー、それは後で直すので安心してください。んで、その大事な話なんですが…」
優斗「まさか、俺と白露の身体を治せるようになったのか!?」
明石「流石、提督。ビンゴです! この機械を使ったら治ります!」
優斗「よっしゃ、じゃあ白露連れてくるから待ってろ!」
明石「了解でーす」
俺は、執務室から駆逐艦寮に全力疾走で向かった。まぁ、走ろうが歩こうがどっちでもすぐに着くんだけどもな。しかし、駆逐艦寮に向かって走って行く最中に雨が降ってきた。
やべぇ、傘持ってねぇから少し濡れちまうわ…。仕方ねぇな、これは。執務室に戻るときに優香か誰かに傘借りればいいだろうし。
そんな事を考えてると、駆逐艦寮に着いた。
優斗「あ…。そういえば…」
今、茜たちが部屋にいるかどうかを聞くのを忘れていたのを思い出した。アカン、これで茜が居なかったら俺、濡れただけじゃねーか。
とりあえず、部屋に行くだけ行ってみるか。居なかったら、俺が悲しくなるだけだけどもな。
優斗「あ、電気付いてる…。じゃあ、誰かしらいるだろ。電気つけっぱでアイツらがどっか行くのはあり得ねぇし」
部屋のドアをノックする。ノックしてから間もなく、茜が返答してきた。
白露「はーい、誰ですかー?」
優斗「俺だぞー」
白露「はーい」
部屋に入る。部屋には、茜以外に優香と由衣がいた。
優斗「なんで、由衣がいるんだ?」
時雨「妹がこの部屋にいちゃダメなのかい?」
村雨「ひどーい」
優斗「いや、いちゃダメとは言ってないから。というか、俺が用があんのは茜だし」
白露「私に? …もしかして、身体が治るとか!?」
優斗「お、おう…」
茜が勢い良く反応してきたので、反応が変な感じになってしまった。まぁ、普通はそういう反応だよな。
優斗「じゃあ、執務室に行くからついてきてくれ。あ、そういや雨降ってんだった。濡れたくないなら、傘持ってった方がいいぞ」
白露「そうだね…。じゃあ、この傘持って行こっと」
優斗「その傘じゃでかすぎないか? 元の身体のサイズの物だぞ?」
白露「だって、相合傘したいもん!」
優斗「いや、相合傘したいって…。数十メートルぐらいだぞ、距離」
白露「少しでも相合傘出来るならいいもん」
茜は、相合傘する気満々みてーだ。まぁ、数十メートルぐらいなら大丈夫だろ。って、雨強くなってきてるじゃねーか…。
優斗「早く行くぞ。天気も怪しくなってきたし、執務室で明石待てせてるから」
白露「はーい」
俺と茜は、一緒の傘に入ったまま執務室の方へと向かった。結構強い雨が降ってきているせいか、外には誰もいなかった。そりゃそうか。
ーー執務室にてーー
優斗「おーい、明石ー。白露連れてきたぞー」
明石「いや、遅いですよ! 何分待たせるんですか!?」
優斗「ゴメンゴメン、んで俺たちを治すその機械ってのは…」
俺がそう言いかけた時だった。閃光が空を走り、どデカい音が鳴り響いたのは。
ドーーーン!!!
優斗「うわっ、なんだ今の。雷か…?」
雷が落ちてからすぐ、電気が消えた。
優斗「げ、マジかよ。停電か…。あれ、白露?」
白露 ガクガクブルブル
優斗「ちょ、白露!?」
白露「な、なにぃ…?」ガクガクブルブル
優斗「もしかして、今も無理…なのか?」
白露 コクコク
明石「私、ブレーカーの方見てきます。ちょっと待っててください」
優斗「頼むわ。さて、と…」
白露 「ううう…」
優斗「大丈夫だって…。俺が一緒にいてやるから、安心しろって」
白露「うん…」
返答してくれたのはいいが、いつも通りの元気な声じゃない。弱弱しい声だった。茜は、俺の手を握ってきた。茜の手は震えていた。俺も茜の手を握り返す。握り返すと、少しだけ震えが収まった。
白露「うう…。いつになったら電気つくの…?」
優斗「明石から連絡こねぇからな…。もしかして、何かあったのか…?」
明石に電話しようとした瞬間、再び雷が近くに落ちた。
ドーーーン!!!
白露「ひいぃぃぃ!?」
優斗「茜、大丈夫だって落ち着いて…」
茜を慰めていると、スマホがなった。スマホを取り出して画面を見ると、明石からだった。
優斗「もしもし?」
明石『あー、もしもし提督? 今、ブレーカー見たんですがこれは今日中には直せそうにないですね…」
優斗「マジか…。まぁ、今が夜で助かった…のか?」
明石『今からちょっと作業するので、提督と白露ちゃんを元に戻すのは明日でもいいですか?」
優斗「まぁ、それは仕方ねぇな…。分かった。じゃあ、そっちも頼むぜ」
電話を切る。茜は、俺の手をずっと握っている。相変わらず、外は雷が鳴っている。
優斗「茜、そろそろ部屋に戻らないと…。っていうか、そろそろ消灯時間だし、優香たち、心配するんじゃ…」
白露「そう、だけどもぉ…。怖いもん…」
茜と話していると、再び大きい雷が落ちた。
ドーーーン!!!
白露「ひゃぁぁぁ!!!」
優斗「お、おい…」
白露「やっぱり、無理ぃ…。戻れない…」
優斗「じゃあ、俺が連れてってやるから…」
そう言うと、茜は安心したのかまた少し震えが収まった。
優斗「じゃ、行くか」
茜と手を繋いだまま、執務室を後にする。茜は傘を持てそうにないので、俺が傘を持つ。執務室にいた時は雷の音が聞こえる度に震えていたが、今は安心してきているのか、震えが収まってきていた。
優斗「着いたぞ。こっからは1人でも大丈夫だろ?」
白露「う、うん…」
茜と駆逐艦寮の前で別れようとした。が。
再び、大きな雷が近くに落ちた。
ドーーーーーン!!!!!
白露「ひゃううぅぅぅぅぅ!?」
茜は、雷の音が聞こえた瞬間、俺に抱きついてきた。俺は、茜を抱き返す。抱き返すと、茜はまた、弱弱しい声で話してきた。
白露「ご、ゴメン…。やっぱり、無理だよぉ…」
優斗「分かった。じゃあ、部屋まで一緒に行ってやるよ」
駆逐艦寮の前で別れるのをやめて、部屋の前まで送る事にした。今さっきのデカい雷が落ちた後から、茜はずっと震えている。
というか、茜って何で雷が嫌いなんだ…? 俺が苦手な高い所と幽霊とかは平気なのに…。まぁ、今聞くのはちょっと悪いかな。茜もビビりまくってるし…。
と、まぁ、そんなこんなで、部屋に着いた。
優斗「さて、と…。部屋に着いたし…。俺は、執務室に戻るかな…」
白露「ま、待って!!」
優斗「何だよ…」
白露「そ、その…。い、一緒に寝てほしい…」
優斗「え…? いや、俺、着替えてねぇし…」
白露「大丈夫だよ、そもそも、ゆーくんは臭くなんかないし…。むしろいい匂いだし!」
優斗「いや、匂いの話はいいから…。そもそも、部屋に優香がいるだろ。流石に迷惑かけちまうだろ」
白露「寝てるから、多分、大丈夫だよ」
優斗「ええ…」
部屋の前で話している間、茜の声は震えていた。やっぱり、雷が怖いんだろうな…。このままだと、茜も寝れないだろうし…。
優斗「分かった。ただし、今日だけな!」
白露「わ、分かってるよ…。で、でも、寝る時は、手、繋いだままね!」
優斗「分かってるって。じゃあ、寝ようか。もう夜遅いし、俺も眠くなってきたし…」
白露「う、うん!」
俺と茜は部屋に入る。流石に、優香は寝ていた。茜のベッドに横になる。茜も俺の横にくる。もちろん、手は繋いだままだ。外ではまだ、雷が鳴り響いている。けども、茜の震えは収まってきている。
優斗「じゃあ、俺、眠いからもう寝るわ…」
白露「う、うん…。おやすみなさい…」
(数十分後)
優斗「zzz」
白露「…」
ゆーくんは、私が怖がってる時とかはいっつもこうして私の傍にいてくれる。そして、いっつも私が落ち着くまで一緒にいてくれる。本当に、優しいもんね。昔から。
白露「…。おやすみなさい、ゆーくん」
私は、ゆーくんの唇にそっと唇を合わせた。
白露「いっちばん、大好きだよ、ゆーくん♡」
七海「今回は、私たちが次回予告担当です」
里奈「私たち、喋ってないよね…」
愛香「だから、メタ発言はやめろって言われてるだろ!?」
鈴奈「けども、後書きだから別に大丈夫だろ」
愛香「ええ…」
里奈「それより、作者からこれ読めって…」
愛香「えー? えっと…? 『最近、自分が書いてきたssを読み返して見ると昔に書いた方が面白い気がします。なので、もし面白くないと思ったら、評価1や批評コメントを残しても構いません』だってさ」
鈴奈「どうした作者!?」
七海「思ったことをそのまま文章にしただけみたいですよ」
里奈「作者、割とネガティブだもんね…」
七海「って、次回予告してないじゃない!」
里奈「あ…。忘れてた…」
愛香「えっと、次回は『ようやく戻れた…』だってさ」
鈴奈「次回は、第4章最終回だってさ」
七海「じゃあ、来週も…」
七海、里奈、愛香、鈴奈「お楽しみにー!」
そういえば艦これアーケードは一部の海域めっちゃ雨降る上に
定期的に雷鳴るんだよね。あっ…(察し)
※1
時雨「じゃあ、僕が代わりに行ってくるよ」
白露「ゴメン…」
優斗「まぁ、仕方ないな」
確かに、子供の頃
怖い物とか苦手な物はなかなか克服できませんからね。
嫌いな食べ物を食べられた時は、
少し感動しました。
※3
優斗「作者はずっとネギ食えてないけどな」
白露「さっさと克服しろー!!」
成長したなぁと思う時。
※5
作者は成長しない模様。
成長してないなぁと、
思う所。
新作のゲームを出ると、苦手なジャンルでも手を出して、
途中で挫折。
※7,8
悲しいなぁ…。
成長したと思うこと。
友達の家で、ご飯を食べることになった時に、嫌いな物を我慢して
食べられるようになったこと。
※10
なお、自宅では食べれない模様。
帰ったら、
ペットボトルの水が手放せないです。
※12
先に水がなくなりそうですね。