どうすればいいんだろう? (新章、第6話)
相変わらずの文章力の低さです。コメント等待ってます。
ボク、皐月は今、司令官とは別の部屋に連れて行かれた。部屋に他にいた3人の艦娘の娘と一緒に。
司令官…。ボクはどうすればいいの…?
もしかしたら、なんか変なことされるの? ボク、何もしてないよ!?
ーー別の部屋ーー
由良「…」
白露「…」
響 「…」
皐月(なんで黙ってるの!?)
由良(何を聞けばいいんだろう…)
白露(眠い…)
響 (何をすればいいのか分からない…)
こんな感じで沈黙がずっと続いている。5分ぐらい。
だが、流石にこのまま黙りつづけるのはマズいと思ったのか、由良が最初に口を開いた。
由良「えっと…。提督さんとは仲良くやれてる?」
皐月「え、えっと…。まぁ、うん」
由良「そっか…。じゃあ、良かった…」
皐月「なんで急にそんな事を聞いたの?」
由良「祐樹さんが、こんな感じで面談して、提督と艦娘がちゃんと過ごせているか調べるって決めたみたいだからね。まぁ、そんなにひどい質問をする気はないよ」
皐月「分かったけども…。横の2人は何なの?」
白露「一応、面接官として呼ばれたから…」
響 「私も、そうだけれども…」
白露&響「聞くことが特に思いつかない」
皐月「ストレートすぎない!?」
白露「あ、1個だけ思いついた」
皐月「変なモノは答えないよ」
白露「じゃあ、恋愛関係について…」
由良「白露ちゃん、ストップ」
白露「え?」
由良「それはちょっと言いずらいんじゃ…」
白露「そうだった」
響 「ねぇ、2人とも」
由良&白露「ん?」
響 「恋愛関係って言った瞬間、皐月がモジモジしはじめたんだけども…」
そう言われ、由良と白露が皐月の方を見ると皐月が、顔を真っ赤にしてモジモジしたまま下を向いていた。
皐月「恋愛関係って…。それは…。それはぁ…///」
由良&白露「しまった…」
響 「どうするんだい、これ? これじゃあ聞けないような気がするんだけども…」
皐月「っ~///」
皐月の顔は、真っ赤なままだ。由良と白露は、とりあえず落ち着かせようとするが、落ち着かせるための方法が何にも思いつかない。
どうしようもないので、2人は部屋の外に出て、優斗たちのとこに向かった。
部屋の中には、皐月と響だけが残った。
響 「お~い、皐月~」
皐月「はえ?」
響 「ようやく反応してくれた…。もしかして、君のところの司令官と何かあったのかい?」
皐月「いや、その…。特には…」
響 「もしかして、好きだけども告白できない、とか?」
皐月「そそそ、そんな事はないよ!?」
響 「当たっているじゃないか…」
皐月「…///」
響 「もう、いっそのこと当たって砕けろ作戦でいいんじゃないかな」
皐月「え?」
響 「私も、そんな感じで告白したからね」
皐月「え、でも、君の司令官って…」
そう言いかけた時、皐月の口元に響が人差し指を置いた。
響 「知ってるかい? 皐月? 好きという想いは、性別さえ超えるんだよ?」
皐月「んへへ?」(口元を指で抑えられているので上手く話せない)
響が、皐月の口元から指を離し、続ける。
響 「私は、司令官と一緒にいると心がポカポカしてくる感じがするんだ。最初は、よく分からなかったけどもずっと一緒にいるにつれて、どんどん心がポカポカしてきたんだ。そして、司令官が誰か他の娘と話してると…。心が急に冷えていくような、そんな気がしたんだ」
皐月「…」
響 「それで、他の娘と話しているのが我慢できなくて、司令官と2人でいる時に私は言ったんだ」
皐月「…好きって?」
響 「ああ。振られたら、心が冷えていくのは我慢していくしかないと思ってたんだ。そもそも、女の子どうしだからね」
皐月「でも、結果は…」
響 「司令官は、私も好きって言ってくれたよ。そして、指輪を渡してくれた。貰った瞬間、嬉しすぎて爆発しちゃうかと思ったよ」
皐月「う、うん…。でも、それがボクに関係あるの…」
響 「皐月は、その時の私と状況が似ているんじゃないかな。 周りの人が司令官と話していると、心が痛くなったりするだろう?」
皐月「…うん」
響 「じゃあ、言ったらいいじゃないかな」
皐月「でも、ボクが告白したら他の娘はどうなるのさ! ボクと司令官が結ばれるって事は、他の娘は結ばれる事はないんだよ!!」
響 「じゃあ、皐月は他の娘が目の前で司令官と一緒にいるのをずっと見てられるのかい?」
皐月「そ、それは…」
響 「最初に行動しないと、後から後悔すると思うよ。私は」
響がそう言うと、皐月は決心を決めたと言わんばかりの表情になった。
どうやら、皐月は心を決めたみたいだった。響は、それを見ると「早く行きなよ」と言い、ドアを開けた。
皐月は、部屋を飛び出した。亮太のいる部屋に向かって。
ーー元帥の部屋ーー
亮太「んで、これがあれで…」
祐樹「はいはい…」
元帥の部屋では、面談が進んでいっていた。優斗と朱里はやる事が無くなっているが。
そんな時、部屋に由良たちが入ってきた。
由良「祐樹さん! 皐月ちゃんがなんか大変な事になってます!!」
祐樹「え?」
白露「なんか、恋愛関係の事を聞いたらこんな事になっちゃった!!」
優斗「何やってんだ、お前…」
朱里「あれ? 響は?」
白露「響ちゃんは、皐月ちゃんと一緒だよ」
朱里「じゃあ、良かった…」
亮太「ちょっと、様子見て来ます」
亮太が、皐月がいる部屋に向かおうとした時、ドアが勢い良く開いた。
開いたドアの前には、皐月がいた。走ってきたのか、息を切らしていた。
皐月「司令、官…」
亮太「皐月? どうした、そんなに急いで。俺になんか用でもあるのか?」
皐月「司令官!」
亮太「ど、どうした急に大声出して」
皐月「ボクは…。司令官が大好きだよ!!」
亮太「へ?」
祐樹ら (o゚Д゚)`;:゙;`;:゙;`ブハッ!(何急に言ってんだ!?)
亮太「お、おい!? 皐月!? ここにはお前以外にもいるんだぞ!?」
皐月「え…? あ…」
皐月は、緊張していたのかどうかは分からないが、周りが見えていなかったみたいだった。
そのせいか、執務室に突撃した後にそのままの勢いで言ってしまったらしい。ちなみに、祐樹たちは聞かなかったふりを始めていた。
祐樹「由良~。コーヒー飲みに行こうぜ」
由良「あ、はい」
優斗「茜。ちょっと、外の空気でも吸いに行くか」
白露「うん。そうだね」
朱里「さ~て、響ちゃんのとこに行ってナデナデしてこよ~っと」
亮太(思いっきり棒読みだ…)
皐月「あうあうあう…///」
亮太「あ~、落ち着け落ち着け」
皐月「し、司令官…」
亮太と皐月が、てんやわんややってる間に祐樹たちは部屋から出ていく。
皐月にバレないように、部屋から出ていく時に優斗が亮太の耳元で囁いた。
優斗「女の子の扱い、やらかすなよ?」
亮太「え?」
優斗はそれ以上言わずに、茜と一緒に部屋から出ていった。
他にもいた奴らも、部屋の外に出ていったため部屋の中には、皐月と亮太の2人になった。
皐月は、恥ずかったのか目が少しだけ赤くなってきていた。ちょっぴり、泣いてしまったみたいだった。
亮太「皐月…」
泣いてる皐月を慰めたいが、どうすればいいのか分からない。調べようにも、泣いてる女の子の前でスマホをいじるのは流石に酷いと思ったので、頭をフル回転させて皐月を慰める方法を考える。
亮太「…」ギュッ
皐月「ふえ!? し、司令官!?」
とりあえず、皐月を抱きしめた。泣いてる娘にハグするのが正しい事かどうかは分からない。
けども、このまま泣いたままの皐月を放っておくわけにもいかない。なので、とりあえず落ち着かせる為に抱きしめた。
ハグされたら、少しは落ち着いてくれると思ったからだ。
皐月「しれい、かん…」ギュッ…
皐月が、亮太に抱きしめ返した。亮太との身長差が少しあるので、皐月の顔は亮太の胸元にある。
けども、亮太は呼吸がしやすいように少しだけ間を開けている状態をキープしたままハグし続けた。
ーー部屋の外ーー
優斗「…。どうすんのよ、これ」
祐樹「知らんがな…。そもそも、あそこ俺の部屋やぞ…」
朱里「また、カップル成立って感じ?」
由良「そう…、としか言いようがないと思いますよ?」
白露「初々しいなぁ…」
響 「いや、いっつも君たちはあんな感じだよ?」
白露「そうだっけ?」
優斗「そうだかなぁ~?」
祐樹「うるせぇ殴るぞ」
優斗&白露「すいません」
優斗「んで、どうすんだよ。このままだとあの2人、いつまでも部屋から出てこなそうだぞ」
響 (良かったね…。皐月。上手くいって。…ついでにキスしちゃえばいいのに)
朱里「どうしたの? 響ちゃん。急に黙って」
響 「いや、私もあんな感じだったなぁ…って」
朱里「あ~。確かに。響ちゃんも泣いちゃったもんね」
響 「その事は、あんまり掘り下げないで…」
優斗「コラ、そこイチャイチャしない」
祐樹「お前がそれを言うか」
白露「そーだそーだ」
由良「いや、白露ちゃんも言える事じゃないと思うよ」
朱里「さ~て。じゃあ、ちょっとその辺にお散歩しに行ってくるね。行くよ~。響ちゃん」
響 「分かった。早く行こう」
優斗「じゃあ、俺は飯食ってくるわ。行こうぜ、茜」
白露「りょーかーい。あ、ゆーくんの奢りでお願い」
祐樹「まぁ、しばらくあいつらは放っておくか…。由良、俺らもどっか行こうぜ」
由良「そうですね。あ、私、間宮さんのとこ行きたいです」
6人は、バラバラに分かれていった。カッコカリをした相手と一緒に。(まぁ、1組は結婚済みだが)
ちなみに、皐月と亮太は執務室に30分程いた。
ただし、この後問題が発生した。そう。
発生した場所は…。亮太の鎮守府でだ。
(次回、最終回)
就活関連で、そろそろ書けなくなるかもです。
あ、次回で皐月と亮太のお話は最終回です。
このままだと病み月が夜戦カットインぶっ放すやんけ!
見学したろ!(死亡フラグ)
※1
こうして、彼を見たものはいなくなった…。