強くてニューゲームで転生でハーレム。第7章
お久しぶりです。私用で遅くなり申し訳ありません。
多分これからも更新遅くなります。
あとすいません、ネタが消えてきたので募集します。このメンバーでして欲しいことがあればコメント欄にお願いします。
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健一(え~、四人の女の子に囲まれて全員に二人きりでのいちゃいちゃを望まれています佐藤です)
リン『健一さんはリンだけのものだよね?』
ノート『何ですって!?私のよ!』
エル『貴方達は分かっていませんね。勇者と王女の組み合わせって定番じゃないですか』
ノート『はあ!?それどこからの情報よ?』
リン『時々エルの検索って胡散臭いよね~』
エル『エルの結果は完璧ですよ』
健一(抱きしめてる者一名。それを阻止している者一名。漁夫の利を狙っている者一名。……えっ?三人じゃないかって?)
アリス『お前は何故振りほどこうとしない』
健一(あ、残り一名来た)
アリス『全く…こんな暑い中抱きしめたりしたら暑くてたまらんだろう』
リン『アリスは抱きしめたくないの?』
アリス『別にそんなことしたくない』
健一『えっ?』
リン『そうなの?じゃあリンまだこうしてる!』
ノート『アリスが良くても私が駄目なの!』
健一『耳元で喧嘩するなうるさいんだよ』
アリス『そう思ったなら能力で喧嘩止めろよ…お前自分の能力もまともに使えんのか』
健一『あ、いや…』
ノート『そんな言い方ないでしょ!』
健一(最近アリスの俺に対する言い方がきつくなっている気がする…何でだ?あいつにそんな構ってなかったからか?いやそんなはず…)
ノート『にしてもさっきの言い方はないでしょ!本当にあなたは酷い当たり方をするのね』
リン『もしかしてアリス、健一さんのことが嫌いになったの?』
エル『それは好都合ですね。だってライバルが一人減るんですもの』
ノート『エルはエルで酷いわよね…』
エル『あら、貴方達にとっても同じことが言えるのではないですの?』
ノート『まあ、それはそうなのだけど……』
リン『んで?結局アリスは健一さんのこと嫌いになったの?』
アリス『いやまあそんなことないが』
エル『まあそれはそれとして、エルは他国のお土産を貰ったのを忘れていました』
リン『お土産!?』
ノート『早く見せて!』
エル『(箱を開ける)隣国のチョコですよ~』
リン『わあ~!食べる!』
ノート『とってもおいしそうね!』
エル『では皆様でいただきましょう』
アリス『……私はいらん』
エル『あら残念。皆様で食べようと珍しいの貰ってきたんですよ?』
アリス『チョコは嫌いなんだ。私は別室で作業しているから勝手に食べてな』
エル『そうですか。では皆様、食べましょう』
リン『わ~い!』
アリス(私はこのメンバーに居ていいんだろうか…まあ私がそうしたのだが…だが私はあいつらに比べて弱いことはまあ分かっている。私はリンのように何でも作れる訳ではないし、ノートのように異常に速い訳でも、エルのように何でも知っている訳でもない。ただ事実を予知するだけだ……)
『……ん?何か嫌な予感がする…』
(回想)
リン『あ、あれ~?』
ノート『何か…ふわふわするわね……』
健一『お、おいどうした!?』
リン『あ、健一さんだぁ~』
ノート『こっち来てよねぇ~』
エル『健一様~…エルのものにぃ~』
リン『早く、してえ~!』
健一『う、うわあああ!?』
(回想終了)
アリス(ま、まずい!)
エル『では早速いただき……』
アリス『(バタンッ!)待て!それを食べるな!』
リン『アリス?どうしたの~そんなに慌てて』
アリス『その…予知して分かったが、そのチョコには毒が入っている!』
ノート『そんな訳ないでしょ!』
アリス『おそらく王族の一人であるエルを死に追いやり、国を混乱させる敵国の戦法だろう』
エル『なるほど…ですが、その場合彼らは何故そのようなことをしたのでしょう?』
アリス『それは…今はまだ分からん』
リン『じゃあこのチョコ捨てなきゃだね!』
エル『非常に勿体ないですが……(ポイッ)』
アリス(とりあえず酔って云々の問題は回避したのだが、これから私はどう接すれば?)
健一『おいアリス』
アリス『ん!?何だよ?』
健一『今みんなで宴をやろうって感じになって、みんなで集まってるんだけど』
アリス『…ん?まさかそれって酒もあるか!?』
健一『酒か…エルのお土産の中にあったな、開けてみるか?』
アリス『おい止めろ!』
健一『どうしたそんなに慌てて…まあ俺も酒は好きじゃないからな』
アリス『お前リアルだと高校生だったから飲んだことないだろう?』
健一『本当俺の状況把握してるな……』
アリス『まあそうだな』
健一『……んで?何か悩みがあるのか?』
アリス『いや、特に何も』
健一『俺はお前に何もできない、お前の悩みを聞いてやれないのが……悔しい』
アリス『そうか…なら話そうか』
健一『あ、ありがとう、でいいのか?』
アリス『……私はリンやノートに比べて使える能力がかなりしょぼい。何か作れる訳でもなければノートのように異常スピードやスーパーアーマーがある訳でもない。加えてエルのように役に立つ訳でもないから、その……ずっと気になっていたんだよ、君が何故あんな魅力の塊である三人を捨て、私のような低能力者を選んだんだ?』
健一『……えっ?何言って…』
アリス『それも君へのお礼とお詫びにわざわざこのハーレムルートを開放してやったのに…君はそれでもなお、役に立たない私を選んでいた。もはや私のやったことは全く意味のないお礼だったのか?それとも…』
健一『…意味か、そんなものないな。というか別に俺が誰を選んだっていいだろ。お前が一番いいと思ったからお前を選んだ。それでいいだろ?』
アリス『意味なんてない、か。…なら私が意味もなく君を好きになってもいいのか?』
健一『当たり前だ!』
アリス『なら私に好きと言ってくれ』
健一『えっ流石にちょっと分からないんだけどその、ど、どういうこと?何で?』
アリス『意味なんていらないんだろう?』
健一『じゃあいいか、言うよ?』
アリス『あ、案外すぐ言ってくれるんだな』
健一『まあな……アリス、お前が好きだよ』
アリス『ん?いやちょっと待って嘘だろう?私は好きと言ってくれたらそれでいいんだよ!?』
健一『意味なんていらないんだよな?』
アリス『……言質取ったみたいに言うな』
(盗み聞きメンバー)
リン『仲いいね~』
ノート『何やってんのよあの二人は!』
エル『ひょっとして既にあんなこととか…』
ノート『なっ……!もう我慢できないわ!』
リン『リンも我慢できない!行くよ!』
ノート『(バタンッ!)ちょっと何してんのよ!』
健一『見てたのかよ!?』
アリス『……あ、お前詰んだな』
ノート『アリス!あなた私達に内緒で何抜け駆けしてんのよ!』
リン『健一さんも何励ましに気軽に好きとか言ってるのー!』
エル『エル達に内緒でこんなことして…どうなるか分かっていますか?』
健一(殺され…はしないだろうけど意識持つか?)
ノート『…とりあえず私達一人一人に好きって言ったら今回はチャラにするわ。それでいい?』
リン『う~ん…りょーかーい!』
エル『そうですね』
健一(殺されなくて良かった……)
ノート『それからちゃんとそれらしいシチュエーションでやること!』
健一『はいよー』
健一(とは言ってみたものの、それらしいシチュエーションってどうしたらいいか?)
リン『(ガチャ)健一さ~ん』
健一『リンか……何か面接みたいだな』
リン『んじゃ、早くしてねっ!』
健一『分かった…(うむ、これなら!)リン…』
リン『は~い』
健一『あの後味噌汁の意味を調べてみた…なるほどそういう意味があったんだな、それで味噌汁だけ手作りしたんだなって……だからそれを踏まえてもう一度言う、またリンの味噌汁が食べたい』
リン『……うん!また作ってあげるねっ!』
健一『ああ、待っているよ』
ノート『(バタン!)次は私よ!退きなさい!』
健一(ノートは…あれが使えるな…!)『えー、ノート……』
ノート『あっ、うん……』
健一『この前行った遊園地、楽しかったな』
ノート『そうね……』
健一『何かお前と行くと、順番待ってるときも楽しく感じたなって』
ノート『私もあのとき同じこと感じてたの』
健一『あの時見た花火が忘れられないなって』
ノート『そうね…あの時あなたはとっても素敵だったんだなぁ……』
健一『…また一緒に見に行こう、二人きりで』
ノート『……はい、もちろんです』
エル『あの…入ってよろしいでしょうか?』
健一『ん?あ、ああいいぞ』
健一(うーむ、エルに関しては思い出ほぼないんだけどどうすれば……とりあえず)
エル『しかし、こう二人になると何だか緊張してしまいます』
健一『そうだな…よし、エル?』
エル『はい』
健一『お前が帰ってくることをずっと待ってた…いつかみんなで揃う日がくるって……』
エル『……それはエルも同じことです。貴方様にまた会える日を待ちわびていました』
健一『エル…おかえり』
エル『はい。ただいま……やっぱり、エルもう我慢できません!』
健一『ん?(ガバッ)えっ!?(何だこの残りのメンバーにはない“質量の暴力”か!?…てかこれ思っていたより痛い!)』
エル『今までできなかった分、たっぷり抱きしめてあげます!』
健一『分かったから力を弱めてくれ!潰れる!』
ノート『(バン!)ちょっと何やってんのよ!』
リン『あ~エルずる~い!リンも~!』
健一『えっ(ガバッ!)おいちょっ待っ』
ノート『もうリンまで…!でも……私も抱きしめたい!行きます!』
健一『待って(ガシッ)(ドンッ!)痛って…お前ら倒れる勢いで抱きしめにくるの止めない!?』
リン『健一さんが全然こないから!』
ノート『一人だけ抱きしめるのは間違いよ!』
健一『抱きしめられたの間違いじゃない!?』
エル『健一様…エルが一番好きなんですよね?』
リン『そんなことないよ!リンだよ!』
ノート『いいえ私よ!』
健一『ねえもう全員好きじゃ駄目?』
三人『『『駄目っ!』』』
リン『ね~結局リンが一番おいしく料理作れるんだよ?』
ノート『私はちゃんと待てるし一番あなたのこと好きだって思ってるわよ!』
エル『この豊富な知識で一番役に立つエルが一番ですよね?』
アリス(あいつら何やってんだろうな…あいつに迷惑かけてなきゃいいんだが)(ワイワイ)『ん?』
健一『ちょっと待って痛い腰と尾てい骨痛い』
アリス『入るぞ(ガチャ)……?』
リン『能力は何でも作れるリンが一番強い!』
ノート『シンプルに速いの便利よ!特売間に合うのよ!?』
エル『でもやはり材料と作る力があってもレシピがなければ成り立ちませんよ』
健一『うう…!アリス、良かった助けてくれ!』
アリス『……(ガチャ)』
健一『アリスーーー!!??』
続く
【おまけ】
健一『うう……腰と尾てい骨…』
アリス『もうお前自分で治せよできるんだから』
健一『はいはい…俺の腰と尾てい骨が治る』
アリス『お前せっかく最強クラスの能力持ってんだからさ、私に言われなくてもやれよ』
健一『そうだな……』
アリス『この言い方でいいか?傷ついてないか?すまないな……私の言い方毎回ひどくて』
健一『別に気になるようなことでもないし』
アリス『そうか、なら良かった…昨日あいつらに混ざって抱きついてたら』
健一『あのメンバーでも辛いのに加えるな』
アリス『何か私って、あのメンバーに比べてお前との関係変化ないなぁ』
健一『いや、俺はこの位がいいよ。あのメンバーに妙に格好つけてるより楽だから』
アリス『……えっ、お前格好つけてたのか?』
健一『100%のうち20%位な』
アリス『2割格好つけてるにしちゃ…でもお前の素の状況見るとその位かもな』
健一『それ褒めてる?』
アリス『100%のうち40%ぐらいだな』
健一『もういいや…何か本当に無理しなくていいし、ずっといても疲れないから俺はこのまま適当にしてくれたらいいよ』
アリス『適当ではないよ…まあそう思ってくれるなら私も気が楽だ』
健一『俺はもし自分が』
アリス『フラグになるから止めとけ』
健一『ですよね…てかお前が言うと重みが違う』
アリス『予知はあてにならないよ』
健一『お前の件があって俺はみんなへの愛を言葉にできた、まあお前は狙ってないだろうけど…結局そうなったから、とりあえずありがとう』
アリス『全く狙ってないが……まあ、私は君にありがとうと言われるのが一番好きなんだ』
健一『……意外だな』
アリス『だがそれと同じくらい言うのも好きなんだ、だから…ありがとう』
健一『えっ、お前どうした?』
アリス『……意味は内緒だ』
健一『…そうか』 つづく
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