2019-09-01 06:45:57 更新

概要

優斗と白露(茜)の身体に何かが起きてしまう。さて、何が起きたのやら…?


前書き

この話は、第4章,0話を読んでからご覧ください。しかし、なんちゅーもん書いてんだろうか。俺は。


スマホのアラーム音が執務室に鳴り響く。


…。朝か。まだ眠いけども…。二度寝したら、茜たちにクッソ怒られるからやめとこ。まぁ、今日は毎月恒例の朝礼だから二度寝出来ないけどな。


…。あり? 妙に視線が低いような…。何か服もブカブカなんだよな…。鏡でも見るか。


俺は、鏡の前に立つ。いつもなら、俺の姿が普通に映るはずだ。 


けども、鏡に映っていたのは…。



優斗「なんじゃこりゃー!?」



幼い頃の俺だった。



ーー一方その頃ーー

あー、よく寝たぁ…。ふっふーん、今日もみんなよりも先に起きれたぞー!! やっぱり、いっっちばん最初に起きるのは最高だね! 

って、あれ? 何か、昨日と比べると景色が違って見えるんだけども…。まぁ、気のせいだよ、ね…? 


いや、気のせいじゃないよ!? どう考えても、いつもよりおかしいもん! まさか、私の身体がおかしくなっちゃってる…?

とりあえず、鏡見て確認しなきゃ…。


私は、鏡の前に移動する。けども、鏡に映っている私の姿は…。



白露「なんじゃこりゃー!?」



小学校の頃の私だった。



ーー執務室にてーー

優斗「どうなってるんだ、これ!? 何で幼くなってんだ、俺は!? ホントにどうしてこうなっちまった!?」


俺は、昨日まで起きた出来事を思い出す。どう考えても、これまで普通に過ごしてきた。こんな事になる要因がなかなか見つからない。


あ。一個だけあったわ。昨日のアレだァ!!


俺は、明石のいる工廠に向かって走り出した。今の自分自身の格好を確認せずに。



ーー同時刻、白露型の部屋にてーー

白露「ど、どうしよう!? 私の身体、小っちゃくなっちゃった! ど、どうして…!?」


時雨「ん…。あれ、お姉ちゃん起きて…。んん!?」


村雨「もぉー、茜お姉ちゃんが大声出したから、目が覚めちゃったじゃない…。って、茜…お姉ちゃん…?」


白露「あ、優香、由衣! 何か、身体が小っちゃくなっちゃったんだけど!」


時雨「え、ええ!? ゴ、ゴメン、何がどうしてこうなったのかが分からないんだけど!?」


村雨「ホントにどうしてこうなった…?」


夕立「あー、よく寝たっぽい…」


時雨「あ、咲、おはよう」


夕立「おはようっぽい! って、何か知らない人がいるっぽ…。ええ!? 茜お姉ちゃん!?」


村雨「まーた、騒ぎを大きくしそうな娘が…」



ーー工廠にてーー

優斗「明石ぃ!!」


明石「うわっ、朝から急に入ってこないで…、え?」


明石は、俺が工廠に入ってきた瞬間、目を丸くしていた。まぁ、そうなるだろうけども。


優斗「どうでもいいから、この身体をどうにかしろ! この身体だと動きづらいんだよ!」


明石「その前に、服をどうにかした方が…」


優斗「へ?」


服を見ると、寝間着がえらい事になっていた。というか、ここまでこの格好で走ってきたのによくこけなかったな、俺。


明石「とりあえず、身体を調べるんでこっちに来てください」


優斗「へいへい…」


俺は、明石の近くの機械に移動した。どうやら、この機械で俺の身体を調べる…らしい。


明石「じゃあ、そこで横になっててください」


優斗「変なことすんなよ…?」


明石「しませんよ! さっさと横になってください」


優斗「分かったよ…」


俺は、何だかよく分かんねぇ機械のベッドに横たわった。明石が何かよく分かんねぇ機械をいじり始める。画面によく分からんプログラムが表示されている。

少し経つと、プログラムが画面から消えた。それと同時に何だかよく分からん機械が俺にレーザーを打ってきた。


優斗「ちょ、明石!? 何か、レーザー打たれてるんですけど!?」


明石「あー、それは人体には影響しないんで大丈夫ですよ。少し経ったら結果が出るんでそこで待っててください」


優斗「えぇ…」


機械からレーザーを打たれながら、結果が出るのを待つ。ん? そういえば…。茜も昨日…。


優斗「まさか、な…」


明石「どうかしたんですか? あ、結果が出ましたよ」


優斗「い、いや…。昨日のアレが原因だったら…」


明石「あ、昨日の高速修復材ドリンク版ですね! それがやっぱり、原因でした!」


優斗「ふざけんな、明石ぃ!!!」


明石「うわっ、急に大声出さないでくださいよ…。まぁ、とりあえず元に戻す方法も見つかったのでどうにかなりそうですけど」


優斗「ま、まぁ、元に戻す手段が見つかったなら、いいけども…。って、安心してる場合じゃねぇ! 白露と今日の朝礼どうすんだ!」


明石「まぁ、白露ちゃんもあのドリンク飲んじゃったから、こうなっちゃってるでしょうね。で、今日の朝礼は…。ガンバ、です」


優斗「ふ ざ け ん な よ ?」


明石「まぁ、それは冗談ですけども。とりあえず、朝礼のことは大淀に代わりにやってもらうように私から頼んでおきます」


優斗「けども、通常の執務はどうすんだよ…。まぁ、やれないことはないけども」


明石「そこは頑張ってください」


優斗「だ か ら ふ ざ け ん な よ ?」


明石「じゃあ、仲のいい白露型の娘に手伝ってもらえばいいじゃないですか。あの娘たちとなら、多分大丈夫ですよ」


優斗「ホントかなぁ…」


機械から降りて、ポケットからスマホを取り出す。時間は、もう8時になっていた。朝礼の1時間前だ。


優斗「そういや…。茜、朝礼どうすんだ…?」 


後で、アイツらの部屋に行って見るか。この時間なら、駆逐艦寮の奴らのほとんどは食堂にいるだろうし。けども…。


優斗「服、どうすっかなぁ…」


明石「あ、それなら…こんなものありますよ」


明石は、またよく分からんものを取り出してきた。これは…。銃?


優斗「なんだよ、この銃みてーなもの」


明石「よくぞ聞いてくれました! これは、ダイヤルをしたいサイズに合わせて打つと…」


優斗「うお、サイズが変わった!?」


俺が着ていた服が、今の俺のサイズにピッタリになった。ホントにどうなってんだ、コイツの発明品は。


明石「とりあえず、これを渡しておくので服のサイズをこれで調整してください」


優斗「分かった。じゃあ、そっちは俺とあか…、白露を元に戻す薬を早く作ってくれ」


明石「分かりました…」


優斗「じゃ、俺はこれで」


工廠を後にして、駆逐艦寮へと向かう。ただ、一つだけ問題がある。


他の誰かとすれ違わないようにしなきゃならんという事だ。


だって、誰とすれ違った瞬間、「誰?」って視線が突き刺さるに決まってるだろ!? だから、誰ともすれ違いたくないんだよ!


なので、小走りで駆逐艦寮へと向かう。そしたら、30秒で着いた。急ぎ過ぎた。俺は、白露型の部屋へと向かう。


優斗「さーて、着いた、けども…。まだいるかなぁ…?」


とりあえず、ノックしてみる。すると、ちゃんと返答が返ってきた。良かった。誰かいるみたいだ。


優斗「入るぞー」


涼風「どうぞー。って、お前も小っちゃくなってるのかよ!?」


優斗「お前も…? って、ことはやっぱり…」


白露「うん…。私も…」


優斗「…」


白露「…」


優斗&白露(アレ? わりとこの姿の茜(ゆーくん)でもいいかも…)


時雨「どうしたの? 2人とも固まって」


白露「な、なんでもないよ!? …ん? ゆーくん、何それ?」


優斗「あ、これ? 明石から渡されたやつで、服のサイズを変えれるやつらしいぜ。これで俺は、服のサイズ変えたから茜のも変えられるハズだよ」


白露「じゃあ、これで、っと…」


茜は、銃を服に向かって打つ。茜の服のサイズが今の茜のサイズに合わせて縮んでいく。


白露「何これ!? 凄い!」


優斗「明石って、たまにとんでもないもん作るよな…」


時雨「同感…」


優斗「んで、こっからは大事な話になんだけども…」


白露「大事な話? 何それ?」


優斗「今日からの仕事の話。明石は、お前らに手伝ってもらえばって、言ってたからその通りにしていこうと思ってさ」


白露「私は大丈夫だよー。あ、でも、私も身体小っちゃくなっちゃってるや」


時雨「小っちゃくなっても、仕事は出来るでしょ。あと、手伝うのはいいけども、その間は僕たちは出撃はどうするの?」


優斗「治るまでは、出撃なしで。ただ、ちゃんと手伝えよ?」


時雨「分かってるって…」


村雨「そういえば、今日の朝礼は優斗はどうするの?」


優斗「大淀が代わりにやるってさ。って、時間そろそろヤバいんじゃね?」


夕立「本当っぽい! もう、8時50分っぽい! このままだと、間に合わないっぽい!」


白露「え、急がないと! って、私はどうすれば…?」


優斗「ああ、茜は行かなくてもいいぞ。流石に、この姿のまま行くのはマズイ気がするし」


白露「ええ…」


夕立「じゃあ、行ってくるっぽい!」


白露「あ、行ってらっしゃーい」


咲たちが、外に出ると俺と茜だけになった。


白露「…。この姿は、10、11歳ぐらいの姿だよね。確か、このぐらいの時って…」


優斗「小学校4、5年ぐらいだな。まぁ、この時は色々あったよな。茜に告ったのも、こんぐらいだっけ、な」


白露「そ、そんな恥ずかしい事思い出せなくていいよ!\\\」


優斗「いやー、何故か思い出しちまって」


白露「もう\\\」


優斗「それにしても…。どうする? 俺たち」


白露「そうだね…」


こうして、俺と茜の身体が治るまでの日々が始まった…。


次回へ続く。


後書き

時雨「さて、新シリーズが始まったわけなんだけども…。何で、僕たちが次回予告してるの?」

村雨「今回から、そうするようにするって。それにしても…。まさか、茜お姉ちゃんと優斗があんな事になるとはね…」

時雨「ホントだよ。急に身体が小っちゃくなるって…。まぁ、ココでグダグダ話してるのもアレだし、次回予告いくよ」

村雨「はいはーい。じゃあ、次回予告。『この姿でそれはちょっと…』に続きます!」

時雨「来週も、お楽しみにー!(意味深なタイトルだなぁ…)」

村雨「来週の村雨にも期待してねー」


このSSへの評価

2件評価されています


SS好きの名無しさんから
2019-11-11 09:23:49

暗闇(くらや)さんから
2019-09-01 22:20:52

このSSへの応援

3件応援されています


64273641684379さんから
2021-06-07 07:37:29

SS好きの名無しさんから
2020-02-19 22:23:30

暗闇(くらや)さんから
2019-09-01 22:20:53

このSSへのコメント

6件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2019-11-11 09:25:51 ID: S:cNqwGM

今日から、始まる新たなる
イチャイチャ展開。



俺達のイチャイチャはこれからだ!

2: 白露型提督になりたい 2019-11-11 20:14:43 ID: S:IHxhuU

※1
時雨「またぁ…?」
夕立「胃が痛いっぽい…」

3: SS好きの名無しさん 2019-11-24 23:40:31 ID: S:DB0EVU

ここに刻まれるは、
俺たちの新たなるイチャイチャの
一ページ。

4: 白露型提督になりたい 2019-11-25 08:12:19 ID: S:8B_78b

※3
ラノベっぽい?

5: SS好きの名無しさん 2019-11-28 21:26:17 ID: S:5q7SZ-

と、その光景を見せられて砂糖を吐いて、胃が大変な事になった人達の物語である!

6: 白露型提督になりたい 2019-11-29 08:05:10 ID: S:dTqaac

※5
読んだら読んだで胃が破壊されそうだ…。


このSSへのオススメ


オススメ度を★で指定してください