2020-07-16 09:47:05 更新

概要

パート7からの続きです。宜しければ、お付き合い願います!



これまでのあらすじ


提督、子ども化が戻らず


艦娘達、ますますママ化が止まらなくなる



ーーー昼・御留供鎮守府、執務室


提督「うーん、この出張指導は飛龍に行ってもらうとして…」


ガチャ!


浦風「お待たせー!ぶち美味しいお好み焼きの出来上がりじゃ!熱い内に食べんさい♪」


提督「え?もうそんな時間?」


浦風「ほーじゃよ、提督さんが真面目にやってるけぇ、あっという間にお昼じゃ。さ、こっちに来んさい?ウチと食べよ♪」


提督「うん♪」


浦風「あ、食べる前に手を洗うんよ」


提督「はーい♪」


浦風(ああ!なんて可愛らしい返事じゃ!)


浦風(前にいた鎮守府じゃ、雷に提督さんを取られてしもうたけど、それは正解だったんじゃ!おかげで、こがあに可愛い提督さんに会えたんじゃから!)


提督「お待たせ、じゃあ…」


提督&浦風「「いただきまーす!」」


ハグハグ!モグモグ


提督「うん!美味しいよ浦風!」


浦風「ホンマに?嬉しい~♪」


提督「うん。やっぱり広島風お好み焼きは浦風には勝てないよ」


浦風「提督さん?」


提督「ん?どうしたの?」


浦風<●><●>「エエか?『広島風』っちゅーお好み焼きはないんじゃ。お好み焼きはお好み焼きじゃ、エエね?」


提督「は、はひ…(お、おっかねー!)」


浦風「物わかりのエエ子は、ウチ、だーい好きじゃ♪」


提督「そ、そう言えば、ウチに来てしばらく経つけど、何か不都合はない?気になる事があったら聞くよ?」


浦風「提督さんを独り占め出来る時間が無さすぎるんじゃけど…」


提督「そ、それは流石に皆との都合の兼ね合いもあるから…ごめんなさい」


浦風「フフフ、気にせんでエエんよ。提督さんを困らせてまで変えて欲しいなんて思わんけぇ」


ーーー


提督「ごちそうさま!美味しかった~♪」


浦風「はい、お粗末様♪ウチはお皿片付けてくるから、いい子で待っとるんよ?」


提督「はーい♪」


ガチャ!バタン


提督「さ、浦風が帰ってくるまで予定の確認でも…」


コンコン、ガチャ!


??「司令官、お疲れ様!」


提督「あれ?長良、どうしたの?今日は休みだろ?」


長良「うん、そうなんだけど…」


提督「何かあった?まぁ、座って。お茶でも飲みながら聞こう」


ーーー


提督「んで、何があったの?」


長良「あの…私の隊で預かってる浜風ちゃんの事で…」


提督「浜風?そう言えば着任して以来あまり会わないな。浜風がどうした?」


長良「なんか…普段の訓練や戦闘とかは問題無いんだけど、それ以外は私や隊の皆と最低限しか接してくれなくて」


提督「あの時着任した萩風や浦風、夕雲はそれぞれ別の隊に編入しちゃったから、所謂『同期』が居ない状態だから、ストレスになってしまったのかな?」


長良「でも、他の3人は皆と上手く接してるから、浜風ちゃんが特別変わってる訳じゃないと思うんだよね~?」


提督(そう言えば、浜風は着任してから一度も僕のところに来ていない。日数からすれば着任してからだから、自分で母乳を搾っても限界がくる頃、だな)


提督「うーん、あまりプライベートに口出しはしたくはないけど、それで連携が乱れるようなら放っておけない。一度浜風と膝をつき合わせて話す必要があるな」


長良「司令官!」


提督「善は急げだ、早速浜風に会いに行こう」


長良「うん♪」


ーーー


浜風の部屋の前


長良「さて、浜風ちゃんはいるかな?」


提督「あれ?ドアがちょっと開いてる」


ブツブツブツブツブツ…


長良「?何か聞こえる?」


提督「何だろう?悪いけど、ちょっと内緒で覗かせてもらおう」


長良「司令官!?」


提督「シッ!声が大きいよ」


長良(小声)「ごめんなさい。でも…覗きはよくないと思うんだけど?」


提督(小声)「僕だって正直したくないけど、浜風の誰にも見せない部分に解決の鍵があるかもだから、ここは見逃して?」


長良(小声)「まぁ、そういう事なら…」


提督(小声)「じゃあ、見てみよう」


ソーッ…


浜風「ブツブツブツブツブツ…」


ジャラジャラ!ジャラジャラ!


提督&長良(な、なんか壁に向かって一心にお経唱えてるーーー!?)


長良(小声)「ど、どどどどどどどどどうしよう!?」


提督(小声)「どうしよう!?ったってどうしよう!?まさかこんな展開になるなんて思ってもみなかったよ!?」


長良(小声)「と、とりあえず戦略的撤退しかないよ!」


提督(小声)「だね…」


ーーー執務室


提督「ああ~!びっくりした~!」


長良「まさかあんな事になってるなんて…」


浦風「提督さん!どこ行っとったんじゃ!待っててって言ったじゃろ!」


提督「え?あ、いや、その」


浦風「今日はウチの日じゃ!提督さんはウチから離れたらいけんのよ!」


提督「そ、そうです、はい」


浦風「もう!こっち来んさい!お仕置きじゃ!」


提督「あ、あの、ご、ごめんなさい!」


ズカズカ、バタン!


長良「司令官、部屋に連れて行かれちゃった…どうしよう?」


ーーー母子部屋


パン!パン!パン!


浦風「全く!悪い子じゃ!悪い子じゃ!」


パン!パン!パン!パン!


提督(尻叩きされてる真っ最中)「ご、ごめんなさ~い!」


浦風「もう今日はこの部屋からは出さんからね!ウチとずっと一緒!解った!?」


提督「はい!解りました!」


浦風「反省した?」


提督「ごめんなさい



浦風「もうウチに黙って勝手に出たら、いけんよ。ええね?」


提督「は、はい!」


浦風「よし、それでこそウチの大好きな提督さん、ううん、坊やじゃ♪」


提督「で、でも仕事はどうすればいいのさ?まだ残ってるよ?」


浦風「こっちに持ってきてあげるけえ、ここでやりんさい」


提督「うん」



ーーー執務中


提督(さて、浦風に浜風の事を話すべきかなぁ?姉妹だからあまり心配させたくはないけど、いざという時は助けを借りなきゃだし)


浦風「提督さん、どないしたん?さっきから 仕事が進んどらんよ?」


提督「え?ああ、ごめん」


浦風「さっきの事、怒っとるん?」


提督「いや、そうじゃないよ。ただ…」


ガチャ!


長良「入るよ、司令官。それでさっきの事どうします?」


提督(っていきなりバレそうーーー!)


浦風「さっきの事?そう言えば長良さんも一緒におったのう。話してみんさい?」


ーーー説明中


浦風「まさか、そがあな事になりよるなんて…信じられんわい」


提督「残念だけど事実だよ」


長良「でも、何であんな事しているんだろ?」


浦風「まさか信仰に目覚めたとか?」


提督「だとしたらその内『深海棲艦と和解せよ!』とか言い出しかねないよ」


長良「信仰自体は悪くないけど…問題が出てくるようだと困るから、今の内に対処しないと」


提督「そうだね。まずは何で信仰に目覚めたのかを突き止めないと」


浦風「それはウチに任せて。姉妹じゃけえ、他の娘と比べて話しやすいじゃろうし」


長良「念のため、萩風も一緒に連れていきなよ」


浦風「ううん、まずはウチが様子見して、必要じゃったら呼ぶ。多人数で押し掛けても逆効果になりかねんけぇねえ」


提督「そうか。じゃあまずは浦風に頼むってことでいい?長良?」


長良「私的にはOKです。でも、なるべく早めにお願いね、浦風ちゃん」


浦風「任せんさい!」


長良「じゃあ、私はこれで」


提督&浦風「「お疲れ様です!」」


ガチャ、バタン


提督「フゥ。ひとまず、めどはついたな」


浦風「何とかせにゃいけんね。こりゃ大仕事じゃ」


提督「キツいかもだけど、頼むよ」


浦風「了解じゃ♪でも…」


提督「でも?」


浦風「提督さん、ううん、坊やがウチ『にパワー』をくれたらもっと頑張れるよ?」


提督「パワー?」


浦風「坊や…ウチにパワーをくれる?」


提督「む、無理難題じゃなければいいよ」


浦風「やった♪じゃあ?お布団行こ♪」


提督「お布団ってまさか」


浦風「ウチとラブラブ❤️母子セックスじゃ❤️」


提督(やっぱりそうなるのね!)


浦風「坊やは何もせんでええよ、ウチが最初から最後までみーんなやっちゃるけえね♪」


提督「う、うん」


浦風「じゃあまずは」


チュッ❤️


浦風「んん…」


チュッ❤️チュッ❤️


提督「んん、ンム…」


チュル❤️チュッ❤️チュパ❤️


浦風「んあ…ンフ❤️」


提督「んプア❤️ま、ママあ…」


浦風「んん~?どないしたん?」


提督「ちゅーしながら…抱っこして?」


浦風(何じゃこのとろけきった顔で上目遣いしてくる可愛い生き物)


ギュウウウウウ!


浦風「ンチュ❤️ンチュ❤️ンム❤️どう?どう?ウチの抱っこ、気持ちええ?」


提督「ンム❤️ンム❤️気持ちいいよママあ!」


浦風(ママって言葉が、言葉がこがあに気持ちエエなんて、未体験じゃ!)


ジュン❤️ジワア~


浦風(いかん、おっぱいとあそこがたった一言で準備万端になってしもうた。何じゃこの破壊力!?)


提督「んん~❤️ママあ~❤️」


ギュウウウウウ!スリスリ


浦風(だ、抱きつきギュウウウウウからのスリスリじゃと!?理性がもたん!)


浦風(せっかく優しくイチャイチャしよう思うとったんに、こいじゃあ、坊やを…坊やを…)


提督「?どうしたの?ママ?」


浦風<❤️><❤️>(むさぼり尽くしたくなる!)


浦風「んん~❤️坊やあ!」


ガバッ!プチ!


浦風「もうたまらん!ほら、服とブラ外したから、ウチのおっぱい!おっぱいを吸うんじゃ!」


提督「ママあ❤️」


パクっ❤️モグニュン❤️ムグニュン❤️


チュウチュウ❤️チュウチュウ❤️


浦風「ああん❤️おっぱい出しやすいようにモミモミしながらちゅーちゅー❤️なんて!坊やはママ思いのええ子さんじゃあ❤️」


提督(き、今日は一段と味も量も多いな)


モミュン❤️モミュン❤️


浦風「ああん❤️吸うてない方はいじっちゃ駄目え!坊やにあげるおっぱいが出ちゃうううう!」


プジュッ!プビュウウウウウ!


浦風「んん~❤️坊や!坊や!やめ…止めて」


提督(浦風ママには悪いけど、ある程度搾っておかないと腹がパンパンになるまで飲んでも足りなくなるからな。ごめんね?)


浦風「んん❤️んん❤️もう!止めえ言うたら止めんといけんよ!」


ガシッ!


浦風「もう!今度はウチの番じゃ!」


カチャカチャ、ジーッ、スルスル


浦風「毎日見ても飽きないソーセージちゃんじゃね♪さぁ、覚醒しんさい」



提督「へ?」


浦風「ママの言う事を聞かん子は…」


サワサワ❤️サワサワ❤️


提督「あう!ん!」


モミモミモミモミモミモミモミモミ


浦風「3回イくまでシコシコ止めんからね!」


シコシコシコシコシコシコシコシコ!


提督「あ、あ、あ、ママ、ママ、て、手袋!手袋外して!」


浦風「フフフフ、萩風から『坊やは手コキの中でも手袋でされるのがお気に入り』じゃあ聞いとったけえ、まずは手袋コキじゃ♪」


シコシコシコシコシコシコシコシコ!


提督「ああ!んあ!んあ!や、止め…そんなに激しくされたら、すぐにイく、イっちゃう!」


シコシコシコシコシコシコ!


浦風「ふーん、でも坊やも止めんかったけえ、ウチも止めんよ~♪」


提督「あ、あ、あ、駄目!駄目!駄目え!出る!」


ピュピュ!ピュッ!


提督「ああ!あう!」


チュコチュコチュコチュコチュコ!


提督「ママ、止め…イったから、イったから!」


浦風「じゃあ次は…」


ぬちゃああ❤️


浦風「ウチのミルク❤️ヌレヌレおっぱいでパイズリじゃ♪」


ムヌニュン❤️


提督(ミルクまみれのおっぱいに挟まれた!)


浦風「ペースを上げるけえ、気張りんさい♪行くよ!」


ムニュヌニュムニュヌニュムニュヌニュムニュヌニュ!


提督「いやああ!ま、ママ!待って!」


提督(ヤバい!おっぱいの柔らかさとミルクのヌメリであり得ない位気持ちいい!)


ニュットン❤️ニュットン❤️ニュットン❤️ニュットン❤️


浦風「フフフフ、おっぱいを上下でシゴいたり…」


ズリズリズリズリ!


浦風「左右で擦るように反対に動かしたり…」


提督「やあ!やあ!ま、また出る!でちゃうよお!」


浦風「なら、止めといくかいのう!」


パクっ❤️レロレロレロレロレロレロレロレロ❤️


提督「んにゃあ❤️イくっ!パイズリフェラでイくウウウウウウ!」


トプピュ!トプピュ!トプピュ!


提督「あう!あ!ああ!」


浦風「プア❤️このまま」


グポッ❤️グポッ❤️グポッ❤️グポッ❤️


浦風(イかせっぱなしでフェラじゃ♪)


浦風「んん❤️ンム❤️ンモ❤️フモ❤️」


ヂュポ❤️ヂュポ❤️ヂュポ❤️ヂュポ❤️


提督「ああ!があ!ぎいいい!や、やめへえ❤️も、もうれないからあ❤️」


ヂュポ❤️ヂュポグポッ!グポッ!


浦風(このまま亀さんを…)


レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ❤️


浦風(徹底攻撃じゃ♪)


提督「あああああ!イやああああ!イぎゅうううううう!」


ドプルピュ!ドプルピュ!ドプルピュ!


提督「かあはあ!」


浦風「ン❤️ンム❤️」


ゴキュッ❤️ゴキュッ❤️ゴキュッ❤️


浦風「ぷはあ!はあ、はあ」


提督「あ、あう、うう…」


ジョロロロロローー!


浦風「あらあら、イきすぎて潮をお漏らししてもうたね…ちいとやり過ぎたわい」


提督「かは…はあ、はあ、はあ」


浦風「ごめんね。ちいと休まにゃ回復せんね。ウチのおっぱい飲んで休みんさい」


提督「はあ、はあ…うん」


浦風「ほら、ウチが頭抱えておいてあげるけえ、楽にして飲みんさい」


チュッ❤️チュウウウウウ❤️


浦風「回復したら本番じゃけえ、そん時はウチが動くから、坊やは何もせんでええからね」


提督「ング、ング、ング」


浦風「おっぱいは、まだまだたっぷり残ってるけえ、安心してな♪」


提督(最近、精力の回復が半端じゃない)


ムクムク!


提督(おっぱいを飲んでいくそばから勃起していく。これも皆のおっぱい飲んでるからかな?)


浦風「ちいと疲れた?ごめんね?テンションが上がって抑えが聞かんかったよ」


ナデナデ


提督(おっぱいに顔を挟まれながらナデナデされてるちょっと苦しいけど、気持ちいいなぁ)


浦風「ウフフ、ウチのナデナデ、気持ちいいん?」


提督「うん、ママのナデナデ、好き」


浦風「嬉しいわ~❤️❤️じゃあ」


ゴロリ


浦風「坊やはそのまま寝んねしとってな?」


チュク❤️


浦風「ウチが最後までしちゃるけえね❤️」


ツプ、ツプププププププ!


提督(す、すごい!いじってないのに、もうアソコが濡れてて準備万端だ!)


ツっプン❤️❤️


浦風「ああん❤️入ったあ❤️」


グニュグニュ!グニュグニュ!


提督「す、すごい!動いてないのに、中がウネウネしてる!」


浦風「坊やがええ子じゃけえ、ウチのおまん●がおちんちんをナデナデしとるんじゃ❤️」


浦風「こんな状態で腰を動かしたら、どうなるかいのう?」


提督「す、すごく気持ちいい、と、思う」


浦風「じゃあ…試してみるかいのう♪」


ズル~❤️


浦風「腰を浮かせて…」


ジュプ❤️


浦風「あん❤️」


提督「アグッ!」


ズルズル~❤️❤️


浦風「浮かせて~」


ジュプ❤️


浦風「落とす♪」


提督「ひゃう❤️」


浦風「おお~、すぐイくか思ったけんど、なかなか頑張るのう♪」


提督「だ、だって…」


浦風「ん?何じゃ?」


提督「僕もママを気持ちよくさせたい、んだもん」


浦風「ああ、そがあな事言われたら!」


ガチッ!


提督「ママ?何で僕の脚を持つの?」


浦風「ウチにしがみつきんさい❤️」


ガバッ!


提督(あ、脚を取られて、持ち上げられた!?)


浦風「フフフ、これが『逆駅弁』じゃ❤️」


提督「ぎ、逆駅弁!?」


浦風「ちいとペースをあげるけえ、しっかりウチをつかんどき!」


ジュプジュプジュプジュプジュプ…!


提督「う!あ、あう!ま、ママ!ちょっと!ペースが早いよ!」


浦風「ごめんな、ウチ、何べん坊やを可愛がっても足りんのよ!可愛がれば可愛がるほど足りんくなるんよ❤️❤️」


ズパンズパンズパンズパンズパンズパンズパンズパンズパン!


提督「んやあ!ああ!ああん❤️らめえ❤️

ママ❤️らめらってばあ!おかしくなりゅ❤️おかしくりゅうううう❤️」


浦風「エエよ、エエよ!ウチはどんな坊やでも大好きじゃけえ、気にせんと、赤ちゃんミルク出しんさい❤️我慢なんかせんでええんじゃ❤️」


ズパン❤️ズパン❤️ズパン❤️ズパン❤️


提督「やあ!やら!まだ、ママを気持ちよくさせたいにょに!」


浦風「ウチは幸せ者じゃ❤️」


ジュプ❤️ジュプ❤️ジュプ❤️ジュプ❤️


提督「あ、駄目!駄目!出ちゃう!出ちゃうからあ!」


浦風「エエよ!イき!イき!イき!ウチも!ウチも…」


ズパンズパンズパンズパンズパンズパンズパンズパンズパンズパン!


提督&浦風「「ああああああああ!イくウウウウウウ!」」


プシャッ!ドプビュル!


浦風「あああん❤️坊やのミルクう!ウチの赤ちゃん部屋に来てるう!」


ドプビュルルルルルルル!


提督「やあう!あう!と、とまんにゃいよお❤️」


浦風「ウチの中、いっぱいで弾けてまううううう❤️❤️❤️」


ーーー


提督「はあ、はあ、はあ、」


浦風「はあ、はあ、はあ…気持ちいい」


提督「はあ…はあ…僕も、だよ」


浦風「んもう❤️」


チュッ❤️


提督「ママ…」


浦風「坊やはおませさんじゃねえ❤️こがあにウチを喜ばせてくれるなんて❤️」


提督「ママ…大好き❤️」


浦風「ウチもじゃ❤️」


ーーーしばらく後、浜風の部屋前


浦風「さて、浜風の様子を見に行くかいのう」


浦風「提督さんと長良さんの話からしかわからんけど、ウチが任された以上はしゃんとせにゃ!」


コンコン!


浦風「浜風!おるか?ウチじゃ、入ってもエエ?」


浜風『どうぞ』


浦風「邪魔するよ」


浜風「どうしました?」


浦風「いや、ちいと時間が空いたけえ、久しぶりに様子を見に行ってみようか思うて来たんじゃ♪」


浜風「ありがとうございます。今お茶を淹れますから座って待ってて下さいね」


浦風「了解じゃ」


スタスタ…


浦風(さて、特に変なものは、と…何じゃ、この本棚!?)


『悟りとは?』


『ネイティブアメリカンの教え』


『月刊ムー』


その他諸々…


浦風(あからさまに怪しい本がズラリと揃っとるー!!)


浜風「お待たせ」


浦風「あ、ありがとう」



ーーー


浦風「そういえば、さ、最近雰囲気変わったのう、浜風」


浜風「そうでしょうか?私自身はあまり実感がありませんが?」


浦風「へ、へ~」


浜風「ところで浦風…」


浦風「ん?何じゃ?」


浜風「貴女、何か悩みを持ってない?」


浦風「え?」


浜風「貴女の悩みを、私に聞かせて欲しいの」


浦風「う、ウチに悩みなんてありゃあせんよ」


浜風「本当に?」


浦風「も、もちろんじゃ!」


浦風(な、何じゃ?何か違和感が…)


浜風「フフフフ…」


浦風「な、何がおかしいンじゃ?」


浜風「大方、誰かから何か言われて様子を見に来たんでしょ?」


浦風「な、何を…」


浜風「普段の私の行動を解っているなら、当然姉妹艦である貴女か他の娘を寄越すと思っていましたから」


浦風「…そこまで解ってて、何で皆と交わろうとせんのじゃ?」


浜風「それを待っていたからです」


浦風「待っていた?どういう」


ぐにゃあ~


浦風(な、何じゃ!?急に視界が!?)


浜風「フフフ、効いてきましたね」


ドサッ!


浦風「ち、力が、入らん。お、おどりゃ、何を…」


ガサゴソ


浜風「安心して下さい」


浦風「な、何じゃその薬瓶は!?」


浜風<●><●>「目一杯、堕としてあげます」


浦風「い、いや、止め…」


浜風「フフ…まずは、1人」


ーーー


執務室


提督「浦風は上手くやってるかな?」


ガチャ!


浦風「帰ったよ提督さん♪」


提督「お帰り、浦風。どうだった?」


浦風「心配ないよ!ウチがちゃーんと言って聞かせたけぇ、もう心配ないよ♪」


提督「そっか、ありがとう」


浦風「じゃあ、ウチは用事があるけえ、またね」


ガチャ!バタン!


提督「ふぅ、何とかなりそうかな?」



ーーー


スタスタ…


浦風<●><●>「フフフフ…」


ーーー


ーー1ヶ月後、夕食後の調理場


提督「やっと終わった~!相変わらず調理場は忙しいな~!」


瑞鳳「でも、暇よりはいいでしょ?」


提督「まあね」


浜風「すみません、提督。ちょっとよろしいですか?」


提督「あれ?浜風?どうしたの?量が足らなかった?」


浜風「いえ、ちょっと人前では話づらい事なので…」


提督「(授乳かな?)わかった。瑞鳳、悪いけど、後頼める?」


瑞鳳「いいよ、こっちは任せて」


提督「じゃあ、行こう」


浜風「はい」


ーーー浜風の部屋


提督「そういえば、浜風の部屋に来るの初めてだね」


浜風「ええ、そうですね」


提督「んで、話したい事って?」


浜風「こちらをご覧下さい」


提督「何この紙…って、死亡通知書じゃないか!しかも僕の名前が!?なんで!?」


浜風「貴方の提督としての生活、そして人間としての生活の終了をお知らせします」


提督「ふざけないでよ!何で!?」


浜風「貴方は工廠の事故に巻き込まれ死亡した事になり、貴方を守る法律も何も失くなりました」


提督「冗談でもやって良い事と悪い事があるでしょ!!」


浜風<●><●>「黙れ」


提督「!!」


浜風「だから子どもは嫌いなんです」


提督「え?」


浜風「まあ、後はあの人に任せましょう」


提督「どういう…って何そのスプレー」


プシュ!


提督「ング!(な、何!?急に眠気が…)」


浜風「さようなら、もう二度と会う事はないでしょう」



ーーー


「おい!起きろ!」


提督「ん、んん…」


「いつまで寝てるんだ!」


提督「んあ?ここは…」


提督がふと見ると、白い壁に囲まれた冷たい部屋に、病院の患者が着るような簡素な服を着ていた。


「『実験体』の癖にずいぶんとお寝坊さんだな、まぁこれからはそうはいかないがな」


自分よりも背の高い、白衣を着た男はさらに告げる。


「ようこそ、我らの『実験室』へ。私がここの研究主任だ」


提督「実験室?け、研究主任?僕が実験体って何?」


主任「なんだ、浜風は何も教えなかったのか?良い趣味してるな!アハハハハハハハ!」


提督「な、何で、は、浜風の名前が!」


主任「いちいち質問が多い奴だな。まぁ俺様は優しいからな。特別に教えてやろう。アイツは書類を改竄して潜り込ませたこちらの『駒』だ」


提督「こ、駒!?」


主任「そうだ。あの鎮守府の艦娘どもに言う事をきかせる為に、浜風を使ってお前を誘拐させて人質にしたのさ」


提督「そんな!!」


主任「今じゃアイツらはただ母乳を出す為だけの家畜同然さ。憐れだなぁ~アハハハハハハハ!」


提督「う、嘘だ!ママが!ママ達が!そんな!!」


主任「なら、見てみるか?」


主任はスマホを起動し、ある動画を見せた。


牛のように繋がれ、乳房に吸引器をつけ


『ああん❤️あん❤️もっと❤️もっと吸ってえ❤️』


『しゅごい❤️しゅごい❤️もっと❤️もっと❤️』


主任「見ろよ、アイツらには合成で作ったお前の顔と声を四六時中聞かせたり見せたりして、お前に乳を与えてると勘違いしてるんだ!アハハハハハハハ!憐れだなぁ~~!もうアイツらは、お前なんかいらねーんだよ、アハハハハハハハ!」


提督「う、う、」


提督「うわあああああああああああああ!」


主任「さて、じゃあ実験を始めよう。おい」


主任は部下に命じて提督を抑えつけた。


主任「さあて、どこまで耐えられるか、見せてくれよ♪」


提督(そんな…そんな…)


提督の心は絶望に打ち砕かれた。



ーーーー某海上


不知火「…」


不知火は1人、共連れもなく海を進んでいた。


大本営から通達された、『指定海域にて僚艦と合流後、特別任務につくこと』の司令に従い、指定海域に向かっていた。


不知火(一体…不知火に何をさせようとしているのでしょう?)


大本営所属であり、憲兵隊にも所属しているあきつ丸に自慰をしているところを見られて以来、多少の注意をもらい『指示あるまでは通常通りすごすように』と言われてからはあきつ丸から音沙汰はなく、大本営で日々を過ごしていたところに与えられた指令。何か裏があるのか?と怪しむ。


不知火「そろそろ予定海域に到着ですね」


見渡す限りの海原にまだ影は見えず、一面の景色に不知火は一種の解放感を覚えた。


誰もいない。でも、そのかわり誰にも邪魔されない。


普段なら僚艦の居ない心細さに気を病むところだが、今だけは誰もいない状況に感謝していた。


不知火(こんなに美しい海を…何年も血塗り続けているなんて)


不知火「…一体いつまでこの闘いは続くのでしょうか?」


ふと呟いた一言に呼応するように、真下から


ゴボゴボ!ゴボゴボ!


不知火「!?」


慌てて前進して気泡から離れ、戦闘体勢をとる。が


不知火(しまった!対潜装備がない!!)


内心「チッ!」と舌打ちしながら砲を構える。


ザバッ!


「ぷはあ!ま、待って~!う、撃たないでくださ~い!」


不知火「誰!?って、貴女は確か陸軍の潜水艦の…」


「ま、まるゆです~!」


泣きそうになりながら、まるゆは両手を挙げて不知火に呼びかけた。


不知火「ええと、じゃあ貴女が」


まるゆ「は、はい!不知火さんとご一緒致します!」


不知火(大丈夫かしら?)


ーーー


不知火「じゃあ、貴女は別の鎮守府から?」


まるゆ(海上航行中)「は、はい!まるゆは足が遅いので、早めに来て潜航して待っていまして、時間が来たので浮上しました!」


不知火「(確かに貴女の足だと時間がかかりますね)ところで、特別任務については何か聞いていますか?」


まるゆ「い、いえ、隊長から『現地に着き次第、指示があるからそれに従うように』としか聞いていません」


不知火「そうですか」


不知火(ちょっと話しただけですが、嘘をつけるような感じは見受けられないですし、恐らくまるゆさんも何も知らないようですね。一体不知火達に何をさせようというのでしょうか?)


まるゆ「あ、もうすぐ指定場所に着きますよ!」


不知火「あの島ですか?」


まるゆ「はい、そうです」


不知火が指さした先には小さな山の上に洋館が建つ島だった。


不知火(ん?おかしい?この海域は何回か来た事がありましたが、あの島は深海の攻撃で住民もろとも壊滅したはず!?そんな場所に何故私達を?しかもあんな建物、前はなかったのにいつの間に!?)


まるゆ「あ、お迎えが来ました!おーい!」


あきつ丸「やあやあご両人、遠いところをご苦労様であります!」


不知火(あきつ丸…)


あきつ丸「さて、まるゆ殿。自分たちはちょっと用たしがあるので、先に港に行ってて欲しいであります。自分が来た方にそのまま進めば大丈夫でありますよ」


まるゆ「は、はい!」


あきつ丸「港に着いたらどら焼きとお茶があるので、一休みしていて結構でありますよ」


まるゆ「わーい♪」


まるゆは元気よく港に向かって行った。


あきつ丸「ハハハハ!何時の世も、甘味は人を魅力するものでありますな」


不知火「あきつ丸さん」


あきつ丸「ああ、不知火殿の分もあるので心配無用でありますよ」


不知火「いえ、そうではなく特別任務についてを聞きたいのですが?」


あきつ丸「やれやれ、生真面目でありますな。着いたとたんにその話とは。まぁ、その方がこちらも都合が良いでありますがな」


不知火「あきつ丸さん、貴女はあの時、『御琉供鎮守府に行きたいか?』と聞きましたよね?不知火はてっきりそちらに行くのかと思っていたのですが?」


あきつ丸「その事でありますが、ちょっと予定が変わりましてな。なあに、不知火殿の『お目当て』にはちゃんとたどり着くでありますよ」


不知火「やはり、不知火の事は調査済みでしたか」


あきつ丸「そりゃまぁ、仕事でありますからな。さて、本題に入りましょう」


あきつ丸「不知火殿には特別任務には特別任務として、ある人物の世話をしてもらいたいのであります」


不知火「世話?不知火は艦娘であっても、看護師や、介護士ではありませんが?」


あきつ丸「まぁ、まずはご対面してもらうのが良いでありますな、こちらへ」


あきつ丸と不知火はまるゆが行った方向とは離れ、島の裏側に回った。そこには山の上の洋館から直通のケーブルが張られた発着場があった。


あきつ丸「ここは特別任務を受けた者のみが使える発着場であります。まるゆ殿は別の任務でありますからこちらには入れなかったのであります」


不知火「そうでしたか…」


あきつ丸「さぁ、艤装を置いたらさっそくご対面でありますよ」


ーー


発着場で艤装を外し、直通のケーブルにあるケーブルカーに乗り、そのまま洋館の二階にあるケーブルカーの発着場についた。


発着場から中に入ると、ところどころ壊れているものの、補修がされた跡が残っていた。


あきつ丸「こちらでありますよ」


あきつ丸に案内されたのは、奥にあるエレベーターだった。


不知火「一度壊滅して、誰も居ないはずの島にしては過ぎた設備ですね」


あきつ丸「おっと、それ以上の発言は気をつけるでありますよ」


不知火(深く探るな、という事でしょうね)


エレベーターに乗り、下に降りる。


あきつ丸「いやぁ、不知火殿がいてくれて助かったでありますよ」


不知火「どういう事でしょうか?」


あきつ丸「見知らぬ者よりは多少面識がある者の方が少しは良いという事でありますよ」


ガゴン!


エレベーターが止まり、扉が開くと、そこは白一色の世界だった。


あきつ丸について歩いて行くと、薬品の匂と白一色の壁やドアが続いている。


不知火「まるで医療施設ですね」


あきつ丸「まぁ、ある意味そうでありますな。さて、ここでありますよ」


奥の部屋を開けようとした時


ガチャ!


主任「ふぅ、やれやれ。お、あきつ丸」


あきつ丸「主任殿、ご苦労様であります、例の不知火殿をお連れしたでありますよ」


主任「お、そうか」


不知火(…何だか嫌な感じがする)


主任「お前か。さっそくだが、中で寝転がってる奴を頼む。全く根性のねえ奴だ。多少薬の量を増やした位でへばりやがって」


あきつ丸「やれやれ、やり過ぎは禁物でありますよ?」


主任「心配すんな、死なせやしねーよ。じゃあ後頼むぞ」


スタスタ…


不知火「あの人は?」


あきつ丸「この『研究所』の主任でありますよ」


不知火「研究所?」


あきつ丸「そうであります。ここは」


「ウあガアアアアアアアアアア!」


あきつ丸「おっと、さっそく仕事でありますよ、不知火殿」


あきつ丸に促され、中に入ると


不知火「な!?」


そこにはベッドが1つ、その周りに種々の機械が立ち並んでいた。


だが、不知火が驚いたのはベッドに寝ていた人だった。


パンツ一枚で、腕や脚はそれぞれ大人と子ども並みに長さが違い、胴体は赤ん坊のように小さく、その顔はしわくちゃの老人だった。


不知火「あきつ丸、さん、これは」


あきつ丸「しばらく見てるでありますよ」


ベッドの上の人物は叫びながらベッドのシーツを掴み、痛みに耐えていた。


そして…


グニャグニャグニャグニャグニャ…


不知火「か、身体が!?」


突如、ベッドの上の人物の身体のあちこちが、まるでゴムのように伸びたり縮んだりは物理的にあり得ない変化を起こした。


あきつ丸「もうしばらくすれば落ち着くでありますよ」


「ああああああ!ガあああああああ!」


やがて身体が縮み、子どもの身体になり、顔も老人から背丈相応の子どもの顔になり、そのままベッドの上の人物は意識を失った。


不知火はその顔に見覚えがあった。


自分が知っている人、本人ではないが、その面影が強く残っている顔だった。


不知火「あきつ丸さん…この人は…まさか」


あきつ丸「察しが良いでありますな。貴女の予想通り、この人は貴女が前にいた鎮守府の元提督であります」


不知火「そ、そんな…」


あきつ丸「元提督殿が御瑠供鎮守府に行ったのは、貴女は言うまでもなく知っていると思うでありますが、あの鎮守府には、いや、あそこにいる艦娘達は『実験体』なのであります」


不知火「実験体とは?どういう意味ですか?」


あきつ丸「人間達の永遠の願い、『不老不死』を実現させる為の実験体なのであります」


不知火「え!?」


あきつ丸「知っての通り、我々艦娘は轟沈したり解体されたりしない限りはいつまでもこの姿のままであります。しかも肉体的にも普通の人間よりは強いであります」


あきつ丸「そしてそんな艦娘達を見て、権力と財力のある一部の人間達は考えました」


あきつ丸「『自分たちがそうなれないだろうか?』と」


不知火「!?」


あきつ丸「そして人間達は長い月日をかけて、『人間を若返らせる』為の計画を立て、それを実行してきたのであります」


不知火「そんな馬鹿な事が!」


あきつ丸「話は最後まで聞くものでありますよ、不知火殿」


あきつ丸「そう、本来なら夢想、妄想の類いであり、不可能であります。しかし、人間の執念はその不可能を無理やり形にし、それは今、最終段階に入ったのであります」


不知火「さ、最終、段階?」


あきつ丸「おや、身体が震えているでありますよ?不知火殿」


不知火「え?」


脚が、膝が、そして全身が、寒くもないのにガタガタと震え、ねっとりと嫌な汗が頬をつたう。


話のあり得ない内容もそうだが、不知火が震えている本来の原因は、あきつ丸がそれを事も無さげに淡々と話していく様が、恐ろしかった。


あきつ丸「話を続けるでありますよ。詳細は話せないのでありますが、若返らせる事には成功したのでありますが、若返らせすぎて人間達が望む位の見た目にならず、今度は肉体の見た目を希望通りにする実験が始まったのであります」


あきつ丸「『肉体年齢の調整』、その為の実験体として、元提督はここにいるのであります」


不知火は元提督に目をやった。


実験による激痛で身体の緊張が取れないのか、手足をちぢこませ、顔は寝ているにも関わらず苦悶の表情のまま、そして「うう、うううう…」とうめき声を、浅く、小さな呼吸の合間にあげる。


不知火「…」


不知火は激しく後悔していた。


久しぶりに大本営で会ったあの時が、元提督にとって運命の分かれ道であり、あの時陽炎と共に元帥に頼んで辞めさせていれば元提督はこんな事になる事は無かったのにと己を攻めた。


不知火「何故…何故●●さんが…●●さんだけが!こんな貧乏くじを引かなければならないのですか!」


あきつ丸「それは違うでありますよ、確かにキツいでありますが、考えようによっては、●●殿は計画を知る全ての人に、『偉大な先駆者』として名を残すのでありますからな」


不知火「そんなものを●●さんが望んだんですか?望んだって言うんですか?」


あきつ丸「さあ?それは自分とは関わりの無い事でありますからな。さて、時間も惜しいので、不知火殿にやってもらいたい事を説明するでありますよ」


不知火「話はまだ…」


ボグッ!


不知火「ングッ!」


あきつ丸の拳が不知火の鳩尾を直撃し、不知火は崩れ伏し、あきつ丸は隠し持っていた小型拳銃を不知火の頭に突きつけた。


あきつ丸「言い忘れていましたが、自分はここでは不知火殿の上官にあたる者であります。許可なく上官の話を遮る事は規律違反でありますから注意するであります。それと、自分には不知火殿の生殺与奪の権利が与えられているので忘れる事なきように。」


不知火「ウグ…んん…」


あきつ丸「おや、少々力を込め過ぎたでありますかな?まぁ、一罰百戒という事にしておくでありますよ」


あきつ丸「さあ、立ち上がり、説明を受けるであります」


不知火は痛む腹を押さえて立ち上がった。


あきつ丸「まだ目付きが上官に向けるには不適格でありますが、まぁ元々あまり宜しくないから今さらでありますな!あはははははは!」


不知火「…」


あきつ丸「では、一度しか言わないからしっかり聞いて覚えるでありますよ」


あきつ丸「不知火殿の役目は●●殿の身の回りの世話、そして『慰安』であります」


不知火「い…慰安?」


あきつ丸「慰安に関しては、今までは自分が片手間にやっていたのでありますが、自分も多忙になったので、専属でやってもらうであります」


不知火「慰安とは、ぐ…具体的、には?」


あきつ丸「もちろん、性行為であります」


不知火「!?///」


あきつ丸「おやおや、顔が真っ赤になったですありますな。まるで茹で蛸でありますな。もしかしてまだ…」


不知火「まだも何も///…私達は人間との性行為は禁止のはずでは///?」


あきつ丸「ならばちょうどいいでありますな。●●殿に初めてを捧げる絶好の機会であります」


不知火「な///」


あきつ丸「今さら恥ずかしがらなくても良いであります。あそこで自慰をしていたあの時から、性知識を持ちあわせ、●●殿に対する不知火殿の感情は理解していたのでありますからな」


不知火は恥ずかしさで顔をあげられなかった。


あきつ丸「不知火殿…貴女はここで役目を果たす限り、ずっと●●殿と一緒に居られるでありますよ?」


あきつ丸「幸い自分は手と胸でしか性処理していないであります。不知火殿は何憚ることなく、その身の全てを使って慰めてあげれば良いのであります」


不知火「し、しかし…」


あきつ丸「ならば今から自分が胸で…」


不知火「駄目です!!」


あきつ丸が挑発的に制服を押し上げる胸を、手で持ち上げた時、反射的に不知火は止めた。


不知火「…やります、不知火がやります」


あきつ丸「良い返事であります」


あきつ丸はニヤニヤと笑いながら不知火に見つめた。


あきつ丸「とりあえず●●殿が目覚めるまで好きにしてて良いであります。食事は運ばれてくるから、それを食べさせれば良いであります。では、自分は他の仕事に行くので、後は頼むでありますよ」


そう言い残してあきつ丸は部屋を後にした。


不知火はしばらく突っ立っていたが、ふとベッドに腰掛け、元提督を見る。


不知火は気づかないうちに元提督の頭を優しく撫でていた。


不知火(こんなになるまで…)


しばらく撫でていたが


元提督「うう!うあああう!」


夢の中で嫌な事があったのか、うめきがさらにキツくなった元提督に、不知火はジャケットを脱ぎ、シャツ姿になると横に寝転び、元提督の顔を抱き寄せ、自分の胸にかき抱いた。


不知火(あきつ丸に比べたら、遥かに薄いですが…これで少しでも落ち着けば…)


元提督「うあああああん!うあああん!」


たちまち不知火のシャツは元提督の涙と鼻水で濡れた。


それにお構い無しに、不知火はただただ、落ち着かせる為に頭をなで、優しく抱き締めた。


そうして、5分も経たない内に元提督はスースーと寝息をたてて落ち着いた。


不知火(やっと落ち着いてくれました…)


これからこんな事が果てなく続くのかという気持ちと、ここに居ればこの人と一緒に居られるという気持ちがごちゃ混ぜになっていた。だが


ムクムク!


不知火(?何かが当たって…)


不知火「こ、これは…」


不知火の身体の匂いや柔らかさに反応したのか、身体に見合わないサイズのおちんちんが不知火の腹に当たる。


不知火「ど、どうすれば…」


(性行為であります)


あきつ丸の一言が、不知火の頭で繰り返し繰り返しリフレインする。


不知火「…性、行為」


心臓の拍動が上がり、元提督を見つめる眼差しは潤み、子宮に熱さが宿る。


不知火「やって…良いのです、よね…」


そう言った時、不知火の右手が元提督の股間に手を添えていた。


上下に優しくさすると、ビクン❤️ビクン❤️と反応する。


不知火「不知火で…感じているのですか?●●さん…」


まだ意識の戻らない元提督に話しかける。


不知火は元提督を仰向けにすると、ゆっくり、ゆっくりと、元提督のパンツを下ろした。


不知火「お、大きい…ので、しょうか?」


比べたことが無いから解らないが、身体の割には大きいことは理解できた。


不知火は手袋ごしに優しくさすり続けた。


元提督「はあ…はあ…」


先ほどとは様子の違う息遣いに一瞬ためらうが、多少リラックスしている表情を見て、不知火は擦っていた指を肉竿に巻きつけるように握り、そのままシゴいた。


元提督「んん、んん、んあ///はあ///」


不知火(気持ちよさそうです。おや?先っぽから何か透明な液体が?)


カウパーがだらだらと溢れる。


不知火(もっとスピードをあげたら…どうなるのでしょうか?)


シコシコシコシコ❤️


不知火「●●さん…ごめんなさい」


チュッ❤️


不知火は元提督に謝罪しながらキスをして、シゴくスピードをあげた。


意識の無い相手に好き勝手をする事に対してなのか?あの時、辞めさせて安全な世界へ行かせてあげられなかった事に対してなのか?それはわからない。或いはその両方かもしれない。


シコシコシコシコシコシコシコシコ❤️


チュッ❤️チュッ❤️


不知火「んん///ンム❤️●●ふぁん…」


シゴくスピードをあげながら、唇を貪っていた時肉竿が一気に膨らみ


ドプビュル!ドプビュル!ドプビュル❤️


不知火「んん!?」


手袋ごしに射精で脈うつ肉竿の感触と、前腕にかかる温かい精液を不知火は驚きながら受け止めた。


よほど溜まっていたのか、精液がゼリー状にまでなっていた。


不知火「これが…精液…」


人との性行為が禁じられている艦娘と言えども、長い間生きていればそれなりに知識もつくが、実物を見たのは初めてだった。


不知火「以前、秋雲が書いていた漫画のように液体のようではないのでしょうか?」


不知火(そして確か…この精液を女の身体に入れて、人間は人間を建造する)


キュン❤️


不知火「建造…」


キュン❤️キュン❤️


不知火「不知火と…●●さんで…建造…」


キュン❤️キュン❤️キュン❤️


子宮に宿った熱は全身に伝わり、特に男を受け入れる膣は


ジュン❤️じわわわ~❤️


不知火は自らのパンツに指を入れて中を確認すると、指は湿っているどころか完全に濡れていた。


不知火は自らのパンツを下ろし、元提督に跨がると、おちんちんを入り口にあてがった。


不知火「●●さん…」


ヌププププ…


そのまま腰を落としていく。


途中、わずかな抵抗があり、そこでストップすると


不知火「●●さん、不知火の初めてを、受け取って下さい」


その言葉と共に


ズジュプ!


不知火「ンギい!」


腰を一気に落とした瞬間、引き裂かれるような痛みが襲い、不知火はそのまま前に倒れ、覆い被さる形になった。


不知火(い、痛い!これが、処女膜の消失!)


痛みに動けず、不知火はそのまま深呼吸を繰り返し、落ち着くのを待った。


しばらく後、やっと痛みが和らいだところで不知火は身を起こした。


不知火「●●さん…」


不知火は腰をあげると


ズジュプ❤️


不知火「んん❤️」


また腰を落とし


ズジュプ❤️ズジュプ❤️


不知火「んん❤️ん❤️」


ズジュプ❤️ズジュプ❤️ズジュプ❤️ズジュプ❤️


不知火「ん❤️ん❤️はあ❤️ああ❤️」


痛みはまだ消えないものの、その痛みは愛する人を迎え入れた喜びが脳を麻痺させていた。


不知火は再び覆い被さると腰を激しくストロークさせ、元提督の全てを取り込もうとするように抱きしめ、キスを繰り返す。


ズップズップズップズップ!


不知火「はあ❤️はあ❤️●●さん///●●さん///不知火は!不知火は!」


眠っている元提督に不知火は想いのたけをぶつけた。


不知火「不知火はずっと!ずっとこうしたかったんです!貴方と!こうして結ばれたかったんです!」


陽炎とのレズセックスの際にも膜を破られないように細心の注意を払っていた。その努力が報われた喜びは、ずっと心に閉じ込めていた気持ちを引きずり出す。


ズップ!ジュップ!グップ!グップ!


不知火「もう❤️不知火は❤️我慢しません!はあ❤️はあ❤️●●さんは!●●さんはずっと!ずっとこの不知火がお世話します!」


ズップズップズップズップ!


不知火「いいですよね?不知火でいいですよね?もうどこにもいけない貴方は!貴方は不知火だけがこうしてお世話しますからね!」


ズプズプズプズプズプズプ!


ストロークは激しさを増し、元提督の射精を促す。


そして、肉竿が再び射精する為に膨らんだ。


不知火「出すのですね!不知火の初物の中にたっぷり出すのですね!いいですよ!出して!出して!出して!出してえええ!」


元提督「んん!」


どぷっ❤️どぷっ❤️どぷっ❤️


不知火「ああ❤️きたあ❤️」


ドクドクドク…


不知火「ああ…精液が…いっぱい❤️」


不知火はかつてない幸福感を得ていた。


ーーー


別室『監視部屋』


あきつ丸「お~お~、よだれ垂らしてアクメ顔とは、普段の鉄面皮ぶりが嘘のようでありますな♪」


主任「部下の初体験を覗きとは…趣味が悪いぜ、あきつ丸」


あきつ丸「監視も任務でありますからな。それに大事な初体験を、想い続けた愛しい人に捧げる為の対価と思えば妥当どころか大サービスであります」


主任「しっかし、あの部屋に充満させた催淫ガスの効果は抜群だな」


あきつ丸「何せ死にかけの老人すらあれを嗅いだら射精が止まらなくなるという一品ですからな。完全に空気が入れ替えられるまでは立ち入り禁止であります。オナニーを覚えた猿のように辺り構わずシコりたくなければの話でありますが」


主任「おお、怖い怖い。ここにゃお前と不知火以外は女は数が居ない上に俺好みが居ないからな。間違えて吸ってホモセックスに目覚めたら大変だ、気をつけねーとな」


あきつ丸「なんなら自分が胸か手でお相手しますが?手が3(万円)に胸が5(万円)でありますが?」


主任「いらねーよ。しばらくしたら本土に戻るから、そん時ゃ風俗行きまくりだ。タマが枯れ果てるまでやってやるさ」


あきつ丸「お若いでありますな」


アハハハハハハハ!


二人の笑いは監視室にこだました。






ーーー船着山鎮守府


船着山提督(以下提督表記)「御瑠供鎮守府が壊滅?」


時雨「大本営から通達が来たよ。3日前に敵の大規模な襲来を受けて壊滅したってさ」


提督「あの強者揃いの鎮守府が?何かの間違いじゃねーか?」


時雨「広報が撮った写真を見る限りでは、跡地は暫く使い物にならないし、海域的にさして重要じゃないからそのまま放棄するような話が大本営では主流だってさ」


提督「そうか…『惜しい人達』を亡くしたな」


時雨「何度も僕らの仕事を手伝ってくれたところだったからね。これで上のハゲどもがますます僕らに難題を押し付けてくる事は間違いないね」


提督「だな、大本営のハゲどもが本格的に動き出す前に体勢を整えよう。予算は何とか引っ張ってくるから、後は各艦の筆頭と力を合わせてくれ。頼むぜ?秘書艦さま」


時雨「解った、僕に任せてよ。深海だろうと大本営のクソハゲステロイダーどもが相手だろうと退かない連中を作ってみせるよ」


提督「ハハハハ!頼もしいぜ」


時雨「フフフフ…」





ーーー御瑠供鎮守府跡地?


コツ、コツ、コツ、コツ…


1人の男が、歩いている。


人の気配など感じられない建物の中を。


男が歩いてるのは、大本営から『壊滅した』と報告され、打ち捨てられたはずの建物には、砲弾や爆弾で破壊された後などなく、前のままだった。


歩いているのは、新たに提督兼現場責任者、『所長』として配属になった男だった。


所長(フフフフ…ついに、ついにこの時が来た)


所長(上に媚び、ゴマをすり、ドロップや建造でダブった艦娘達を高級幹部に娼婦としてあてがい、様々な手を使って、ついに手にいれたぞ!この地位を!)


所長「ククククク…笑いがとまらんな」


やがて歩いていた足は執務室にたどり着いた。


ガチャ!


浜風「ん、んん…あん❤️あん❤️」


扉を開けると、秘書艦であり、所長の性奴隷となった浜風が、来客用の椅子に座り自慰にふけっていた。


所長「おいおい、昼間から盛るなと何べん言ったら解るんだ?」


浜風「も❤️申し訳ありません❤️んん❤️でも❤️でも、一週間もお預けをさせられて、浜風のおまん●は、もう限界なんです❤️」


所長(ちょっと調教の時に使った媚薬がすぎたかな?何せ普通の手段じゃなかなか堕ちなかったからな。人間相手に使ったら廃人確定な奴を処方してもらってやっとだったからな。多少イカれてても、まぁ仕方ないか)


所長「ならば自分が何をすれば、コイツをもらえるか、解ってるよな?」


所長は自分も執務用の椅子に座ると、浜風に尋ねた。


浜風は、椅子から立ち上がり、所長の前に膝立ちになり


浜風「失礼いたします」


とベルトを外し、ズボンを開くと、口にファスナーを咥え


ジジジジ…


と咥えながら、しかし、眼は所長に向けたままの上目遣いで、ゆっくり下ろしていった。


浜風「んん❤️ふぅ❤️」


浜風はパンツ越しに、股間に頬ずりをすると鼻息を荒くした。


所長(ククククク、以前は反抗的な眼差しと言葉しか出さなかった、あの浜風が!あの浜風が!今では俺のもの!俺だけのもの!たまらないな!)


すりすり❤️すりすり❤️


浜風「ああ❤️おちん●様、一週間ぶりのおちん●さま❤️」


所長「そろそろ御開帳といくか」


その言葉に、浜風は所長のパンツに手をかけ、所長は少し腰を浮かせる。


下ろされたパンツの下から、頬ずりで固くなったナニが姿を現した。


「あは❤️おち●ぽ様あ❤️」


浜風は肉竿を手で優しく包み、上下にゆっくりシゴく。


「あ、ああ…いいぞ、浜風」


手袋の柔らかい肌触りが余計に興奮を誘う。


シュコ❤️シュコ❤️シュコ❤️シュコ❤️


「はあ…ああ❤️」


所長の満足気な表情に気をよくした浜風は、さらにシゴきあげる。


「よし、今度は口でご奉仕してみろ」


「畏まりました❤️」


浜風は竿をシゴいていた手を下げ、屹立したナニをアイスを舐めるようにしゃぶる。


チュブ❤️チュブ❤️チュッ❤️チュッ❤️


浜風「んん❤️んも❤️ふも❤️ふも❤️」


所長「ククク、随分美味しそうに舐めるじゃないか、浜風。俺のナニは臭くて嫌いだったんじゃないのか?」


チュパ❤️ヂュポ❤️グポ❤️グポ❤️


浜風「ぷあ!む、昔の事は忘れて下さい!あの時はまだ、このおちん●様の魅力に気づいてなかったんですから///」


所長「昔のお前は反抗的だったからなあ~」


浜風「だ///だから今、こうやって反省の意味を込めて心からのご奉仕をしているんじゃないですか///もう!意地悪❤️」


ヂュポ❤️グポ❤️ヂュポ❤️グポ❤️


所長「ハハハハ、悪い悪い、ちょっとからかっただけだ。さあ、今度は胸でご奉仕してみろ」


浜風「はい❤️」


浜風は制服をたくしあげ、ブラを外した。


所長(流石仕込んだだけはあるな、完全に脱がない方が俺が喜ぶ事を解っている)


浜風「ンチュ❤️れる❤️ぷあ❤️ヨダレをまぶして…」


ムニュン❤️


浜風「あはあ❤️おちん●様、熱くて、固あい❤️やけどしちゃいそうです❤️」


所長「そうか、ならば焼き付く位にご奉仕しろ」


浜風「はい❤️」


ジュニュッ❤️ズニュッ❤️ズニュッ❤️ズニュッ❤️


浜風「あん❤️あん❤️あん❤️は、浜風のパイズリは、いかがですか?」


所長「あ、ああ、いいぞ、浜風。お前のパイズリは最高だ」


浜風「んん❤️あん❤️ありがとうございます❤️もっともっとご奉仕しますね❤️」


ズニュッ❤️ズリュッ❤️ズニュッ❤️ズリュッ❤️


浜風「フフフフ、左右を逆にしながら…」


所長「おお!さっきより刺激が強いな!いいぞ浜風!そのまま先端を咥えろ」


浜風「はむっ❤️」


ズリュッ❤️ズニュッ❤️ズリュッ❤️ズニュッ❤️


グポ❤️グポ❤️グポ❤️グポ❤️


浜風「ンム❤️ハム❤️ンモ❤️フム❤️」


所長「ああ!いいぞ浜風!まずは一発、口で受け止めろ!一滴たりともこぼすなよ!」


浜風「ハム❤️ンモ❤️ふあい!❤️あつあつ❤️ザーメン❤️浜風のお口に下さい!」


所長「ああ!イク!イク!イクぞお!」


ドプッ!ドピュッ!ドピュッ!


浜風「ンム❤️」


ゴキュッ❤️ゴキュッ❤️ゴキュッ❤️


所長「あ、ああ…出た…」


浜風「ンムあ❤️ぷあ❤️はあ、はあ」


所長「ククククク、なかなかよかったぞ、浜風」


浜風「ありがとうございます❤️」


所長「さあて、一発出したら何だか落ち着いてしまったな」


浜風「ええ!?そんな!まだおちん●様を中にお迎えして、パンパンしていただいてません!」


所長「やれやれ、食いしん坊さんだな。浜風は」


浜風「お願いします!浜風の、ザーメンが欲しくて欲しくてたまらないおまん●に、おまん●にザーメンをお恵みください!」


浜風は必死に土下座し、肉竿を乞う。


所長「さあて、どうしようかな~?」


浜風「お願いします!」


所長「仕方ないな。ならば私の上に来い。たっぷりハメて、ハメてハメ尽くしてやる」


浜風「はい❤️失礼します❤️」


浜風は所長の上に跨がり、向かい合う形になり


浜風「では、おちん●様を、いただきます」


所長「ああ、しっかりやれ」


ズプププププ


浜風「ああああん❤️おちん●様が!おちん●様が!浜風の中にい!」


ジュップン❤️


浜風「はうん❤️奥まで来ましたあ❤️」


所長「ほら、呆けてないで、さっさと腰を動かせ」


浜風「はうん❤️わかりましたあ❤️」


ジュプ❤️ジュプ❤️ジュプ❤️ジュプ❤️


浜風「あん❤️あん❤️あん❤️これえ❤️これが❤️これが欲しかったんです!このおちん●様が欲しかったんですうううう❤️」


ズプズプズプズプ!


所長「ん!ぐ!おいおい、いきなり激しいな。そんなに欲しかったのか?」


ズプ!ズプ!ズプ!ズプ!ズプ!ズプ!ズプ!ズプ!


浜風「あん❤️はん❤️そ、そうです!このおちん●様が欲しくて!夜も眠れなくてオナニーしてた位なんです!」


ズップ❤️ジュプ❤️ジュプ❤️ズプズプズプズプ!


浜風「はあ!おほお❤️すごおい!奥まで届いてますううう!」


所長(そろそろだな)


所長「よし、そのままだぞ、浜風」


所長は胸ポケットを探ると注射器を取り出し


プスッ!ぢゅうううううううう❤️


浜風「は、あ、ああ❤️きたああああ❤️ご褒美お薬きたああああ❤️」


ガクガク!


所長「新しくもらった新薬だ。どうだ?気分は?」


浜風「最高です!頭がきゅううううっとしたり❤️ふわふわ、チカチカしたりして!おまん●が、おまん●が、敏感になってますう❤️」


ズプズプズプズプズプズプズプ!


所長「はあ、はあ、どうだ?気持ちいいか?気持ちのか?この淫乱が!」


浜風「はおおん❤️し、下からずんずんされて!おまん●めちゃくちゃにされちゃうううう!」


パンパン!パンパン!パンパン!パンパン!


浜風と所長はタイミングを合わせて互いに動く。


所長(コイツは長らく『キープ』していたが…)


浜風「はあヘエ❤️ああヘア❤️しゅごい❤️しゅごいれしゅ!」


所長(そろそろヤクで頭が壊れるな。また新しい奴を探さなきゃだな)


所長(さあて、生意気な奴はちょっと飽きてきたから、今度は清楚系を堕として『昼間は普通なのに、夜は淫乱ドスケベ』をコンセプトに調教しよう!)


グチュ❤️ドチュ❤️ドチュ❤️バチュ❤️


浜風「はあ❤️はあ❤️あん❤️あん❤️せっくしゅ❤️せっくしゅ❤️らいしゅきひい❤️」


所長「薬ギメセックスがそんなに気持ちいいか?いいのか?この変態が!」


浜風「いいれすう❤️気持ぢいいれす❤️」


所長「なら、もっとそのゆるマンを締めて奉仕しろ!捨てちまうぞ!」


浜風「いや!いやれす!捨てないれえ!」


きゅうううう❤️


所長「おうおぅ、急に締まりが良くなったな。その調子だ!」


ズパン!ズパン!ズパン!ズパン!ズパン!


浜風「や、あ、あん、はほえ❤️イぐう❤️やぐギメぜっぐじゅでイぐううううう❤️」


所長「おらイけ!イけ!イっちまえ!俺も、イ、くうっ!!」


ドビュッ❤️ドビュッ❤️トプトプトプトプ❤️


所長「ふうっ!おうう!搾り取られる!」


浜風「あへあああ❤️」


トプ…トプ…ぴゅっ❤️


所長「はあ、はあ、ああ…出た…」


浜風「はふう❤️へああ❤️」


所長「…」


浜風「あへ、あはははは!」


所長「いつまで人様の上でアヘってんだこのバカ野郎!」


グイッ!ドサッ!


浜風「ああ!あへへへあへあああ❤️」


所長「重てーんだよ、ヤク中乳牛が!」


所長に投げ出され、倒れながらも笑い続ける浜風に一瞥をくれると


所長「片付けとけよ」


と言い残し、部屋を後にした。


ーーーー


ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン…


ヂュルルルルルル…


『や❤️あん❤️あん❤️坊や❤️坊やあ❤️もっと、もっとおっぱいチューチューしてえ❤️』


『あひい❤️坊やのおちんちん❤️硬くて太おい❤️』


所員「えーと、搾乳量は…問題なし、と」


班長「おい、どうだ?『牛』どもの具合は?」


所員「特に問題ないッス」


班長「そうか」


所員「しっかし艦娘もこうなっちゃあおしまいッスね。アヘ顔さらして舌垂らしてるなんて」


班長「は?コイツらは『牛』だ。乳を出すだけのただの『牛』だ。間違えるな」


所員「あ…はい、そうッスね。牛ッス」


班長「それと、間違えてもコイツらを使ってヌこうなんて考えるなよ?バレたら所長に大目玉くらうからな」


所員「へい。しっかし所長はいいよなあ~、あんな生ダッチ持ってるんだから。たまにはこっちにもまわしてくれないッスかね?」


班長「まぁ、俺達ゃ滅多に内地へ行けねえからな。溜まるもんは溜まるわな」


所員「でしょう?だから1人位俺たち向けに卸してくれないもんッスかね~?」


班長「まぁ乳の生産体制も大分落ち着いたし、そろそろ休ませる奴らも出てくるから、そん時に卸してもらえるように頼んでみる。俺もそろそろ限界だ」


所員「じゃあ、そん時はなるべく巨乳の奴がいいッス!」


班長「馬鹿言え、貧乳の奴が最高だろうが?」


所員「班長~、いくら何でもロリコンはまずいッスよ~!」


班長「馬鹿野郎、俺は貧乳が好きなんであって、ガキはお呼びじゃねーよ」


所員「じゃあ2人頼めばいいんじゃないッスか?」


班長「なるべく所長のご機嫌がいい時に頼むとするか。さあて、そろそろ交代の時間だ。行こうぜ」


所員「ウッス!いやあ~、楽しみだなぁ~♪」


スタスタ…バタン!


ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン…


ヂュルルルルルル…


アン❤️アン❤️イクウ!


…………


『…ボウヤ…』



ーーーそれから数年の月日が流れた。


とある山奥にあるホテルの宴会場に海軍の、その中でも『反元帥派』の高級幹部達が一堂に会していた。


庶民には手の届かない高級な酒や食事に舌鼓をうち、煙草を燻らせ、生バンドの演奏に耳を傾ける。


そこまでの事なら、別段他の金持ちや、政治家のパーティーと何ら変わりは無いが、一つだけ違うところがあった。


シワや染み一つない白の制服に身を包んだ、まだ提督になりたてにしか見えない1人の若者が、遥かに年上のはずの幹部達にペコペコと挨拶されていた。


若者「やあ、●〇君。しばらくだったね」


幹部「お久しぶりです。『先輩』。いやあ~、すっかり『初めてお会いした頃』に戻られましたな~!」


若者「おかげで夜が楽しみで仕方ないよ」


幹部「お若いですなあ~♪」


若者「何言ってるんだい、君も『順番』が来りゃこうなるんだ。今の内にやりたい事をリストアップしておきたまえ」


幹部「そうでしたな。では、『私の番』が来るまで考えておきましょう」


若者&幹部「「はははははははは!」」


ーーーこの若者、実は反元帥派の中でも高齢だった幹部が、御瑠供鎮守府の母乳をベースに改良された『若返り薬』で若返った姿だった。


若者「そうそう、遺産の相続は生前贈与にするのを忘れるな?後、若返った後の設定は穴が無いようにするんだぞ。怠ると、若返ったはいいが、一文無しのみなしごになりかねんからな」


幹部「そうですね、気をつけませんと」


若者「何にしろ金の管理は疎かにするなよ。さて、また乾杯の挨拶があるからこれで」


幹部「はい!」


そう言うと、壇上に上がり一礼した。


若者「諸君!我々はついに長きに渡る庶民出身者達からの弾圧に耐え、再び我々上級民が力を握る時が来た!諸君らも再び若返り、共にまた、新しい時代に生きようではないか!では、グラスを持ちたまえ!」


幹部(若返ったら、あの古女房に1銭だって残してやるもんか!散々俺を馬鹿にして家事もろくにしなかった、そんな奴は一文無しになって路上をさ迷うのがお似合いだ!)


若者「では、我々の時代に、乾杯!」


『乾杯ー!』


い並ぶ幹部達は、第2の青春に想いを馳せ、グラスの酒をあおった。



ドサッ!ドサッ!ドサッ!ドサッ!


そして、その想いを馳せたまま、幹部達は若者と一部の護衛役を残して倒れ、眠るように息絶えた。


若者「諸君らの、今までの金銭面での多大なる貢献に対しての礼だ、苦しまずに逝きたまえ」


若者は壇上から降り、息絶えた幹部達を見渡す。


若者「金さえあれば、という考えで私のような上級民になれると思った自身の愚かさを呪いたまえ。金があろうと血筋が無ければ上級民とは呼べないのだよ、成金諸君」


護衛役は黙って会場の幹部の息があるかを確認し、薬があまり効かない相手の首を


ゴギン!


へし折り、息の根を止めた。


若者「従業員達は?」


護衛「同じく眠らせてあります」


若者「爆薬は?」


護衛「ご依頼通り、建物及び周囲を吹き飛ばす量にしてあります」


若者「よし、何もかも吹き飛ばせ。何も遺すな、いいか?何も、だ」


護衛「はい」


護衛は返事をすると作業に戻った。


若者(これで私の…いや、我々『真の上級民』の時代は、何度でも、永遠に巡ってくるのだ!)


若者「さて、私は先に帰る。後は任せたぞ」


護衛「はい」


??「ちょっと待ちいや」


若者「!?誰だ!」


??「何や、ウチの声を忘れたんか?若返っても、ボケボケなんは相変わらずやな~、〇〇ちゃんは」


若者「そ、その声と関西弁は…まさか!龍驤!?」


龍驤「せや、ウチや。『元』御瑠供鎮守府所属の龍驤ちゃんや」


若者「ば、馬鹿な!お前はあそこで搾乳場に繋がれてるはずじゃ…」


龍驤「ウチだけやないで?鳳翔!」


スタスタ…


鳳翔「お久しぶりですね。〇〇様」


若者「ど、どういう事だ!」


鳳翔「貴方達が時を待っていたように…私達も『待っていた』んですよ」


龍驤「いやあ~、演技すんのも難儀やったわ~」


若者「え、演技だと!?」


護衛「〇〇様、お下がりを!」


龍驤<●><●>「逃がさへんよ」


パァン!パァン!パァン!


護衛「ぐあっ!」


若者「ぎゃああああ!足が!俺の足が!」


ドサッ!


護衛は後ろから撃たれそのまま絶命し、若者は足を撃たれて倒れた。


若者「があああ!痛いいいいい!」


衣笠「銃の扱いも、衣笠さんにお任せよ♪」


いつの間にか、若者の護衛は皆、倒れていた。


龍驤「ナイスや、お衣ちゃん♪」


若者「な…何なんだ!何が起こっていいるんだ!」


龍驤「見た限りの事や。アンタがトカゲの尻尾切りをしたように、ウチらもまたアンタっていう尻尾を切りに来たんや」


若者「何を馬鹿な事を!私は上級民だ!切る事はあっても切られる事など、あってはならないんだ!高貴な血筋の私が!」


龍驤「あはははは!なら、爆薬が高貴な血筋と成金の血筋を分けて、アンタを避けてくれるように祈りや」


鳳翔「〇〇様、私達を『解放』してくれて、ありがとうございます」


若者「か、解放だと?」


龍驤「せや、ウチらを轟沈扱いにして戦闘から解放してくたんや。おかげでウチらは艦娘のまま、戦わなくてエエようになった。ありがとさんやで♪」


衣笠「さて、名残惜しく…はないけど、お別れの時間が近いよ、お二人さん」


龍驤「せやな、坊やの迎えも着いた頃やろうし、ここの爆破まであとちょいやからな」


若者「む、迎えだと!?」


龍驤「今頃研究所はハチャメチャやろうな~?ここと同じく何一つ遺す気はあらへんからな~♪」


鳳翔「それに鎮守府の搾乳場は…」



ーーーーー時間は少し遡り、2時間前、旧御瑠供鎮守府・執務室


ヴィンヴィンヴィンヴィン…


浜風(二代目)「ふう❤️ぐううう❤️」


所長「どうだ?媚薬つきバイブの味は?まん●とケツの二本差しはキくんじゃないか?」


浜風「こ…こんな事をして…ただで済むと」


所長「おぉ、しゃべる気力があるとは驚いた。先代のお前の倍の薬の量なんだがな~♪」


浜風「こ…の…あふう❤️げ、外道…!」


所長「フフフ…そうだ、まだ壊れないでくれよ?お楽しみはこれからなんだからな」


ヴィンヴィンヴィンヴィン…


浜風「はあああ❤️いやあ!また!いや!いや!イ、イぐう!」


ぷシャア❤️ピシャッ❤️ピチャッ❤️


所長「はははははははは!盛大にイった挙げ句お漏らしか!いい様だ!あははははははは!」


浜風「うう…グスッ!」


所長「ほれほれ、来た時みたいに蔑んでみろよ?馬鹿にしてみろよ?」


浜風「くうっ!あ、貴方は最低です!」


所長「よく言った、じゃあ最低な俺に『おちん●をお恵み下さいご主人様』って言うまでお前の身体をオモチャにしてやる。楽しみにしと…」


ジリリリリリリリリリリ!


所長「警報だと!?クソッ!」


所長は鎖で縛り付けた浜風をおいて、1人搾乳場へと向かった。


ーーー


「ウエホッ!ゲホッ!相変わらずむせ返る位に乳くせえな、ここは」


搾乳場の入り口まで来ると、独特の匂いがただよってくる。


「おい、誰か居ないのか!!何がどうなってる!?」


消えたのか、消されたのかは不明だが、艦娘達を一まとめにしていた搾乳場の証明は消えて真っ暗になっていて、所長はその闇の中に叫んだが、答えは返って来なかった。


「おい班長!誰か!居たら返事しろ!」


再び声をあげるも、沈黙となって答えが返る。


出来ればこんな闇の中に入りたくない、誰か来るまで待ちたい。しかし、誰も居ない以上は、責任者として自分が行かねばならない」


「クソッ!アイツら!見つけたらただじゃおかねえぞ!」


居ない者に毒づきながら、入り口に備え付けてあった懐中電灯をつけて、恐る恐る闇の中に入っていった。


先ほどの毒づき具合が嘘のように、そろそろと、音を立てずに闇の中を、懐中電灯で足元を照らしながら進む。


そんな時、ある事に気づく。


シーン…


(機械の作動音どころか、奴らを縛り付けてる鎖のこすれる金属音すら聞こえない!)


「クスクス…♪」


所長「だ、だ、誰だ!」


シーン……


所長「ちきしょう!出てこい!こっちは銃を持ってるんだぞ!」


あわてて腰にさげていたリボルバーを取り出し、構えた。


カチッ!とハンマーをコックし、いつでも撃てる状態にすると「おい!聞こえてんだろ!早く出てこい!」と再び叫ぶ。


ガチャン!ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン…


「ヒイッ!な、なんだ!?」


止まっていた搾乳機が再び動き始め、じゃらじゃらと鎖がこすれる音が聞こえてきた。


(誰かがスイッチを入れたのか)と一瞬安堵するが


「おお…うう…」


その安堵を打ち消すように、『男のうめき声』が聞こえてきた。


所長「班長か!何がどうなってる!?」


懐中電灯で辺りを照らし、うめき声が聞こえる方へと進む。


そこにいたのは


班長「ああ…うう…ふぐう❤️」


どぷびゅる❤️どぷびゅる❤️どぷびゅる❤️どぷびゅる❤️


所長「な!?」


艦娘がつながれているはずの場所につながれ、全裸にされた挙げ句、搾乳機を改造したと思われる機械をナニにつけられ、だらしなく射精を続ける班長の姿だった。


班長「あおお❤️おおん❤️」


所長「おいどうした!?他の奴らはどうした!?」


近寄って外そうとした時、班長の首筋を始めとして、身体のあちこちに赤い点々が出来ていた。


所長「これは…まさか注射の跡か!」


??「そうです、貴方達が『私達に使っていた』薬を体験させてあげたんですよ♪」


所長「その、声は!青葉か!」


青葉「ご名答!いや~こうやってお話できるなんて光栄ですよ」


青葉「何せ、班長さん以外にお薬を試した皆さんは、すぐ『壊れちゃったので』、つまらなかったですよ」


所長「こ、壊れた?に、人間に手を出したのか!?艦娘の貴様らが!?法律で、艦娘は人間に手を出してはならないはずだ!」


青葉「おやおや?それは『深海の襲撃によって全員轟沈した』皆さんの事で、『鎮守府所属の艦娘でも、深海勢でもない私達』には適用されませんよ♪」


所長「屁理屈を言うな!貴様らは人間に手を出した!これは重罪だぞ!!」


所長は何とか自分に流れをもたらそうと、怒りを全面に押し出して、相手の気をそごうとした。


青葉「ふ~ん、じゃあどうします?法廷で裁くんですか?私達をそこまで引っ張り出すんですか?そして、今までの事を暴露して、然るべき裁きを下すと。いやあ~、所長さんは気長ですね~、あはははは!」


所長「お、俺に手を出してみろ!こ、こいつで、う、撃つぞ!」


青葉「あらあら、その銃で倒しきれますか?人間より強く、貴方より多数の私達に」


クスクス…アハハ♪


段々と辺りから笑い声が聞こえてくる。そして、それはじわりじわりと所長に近づいていた。


所長「お、俺に手を出せば、上が黙っちゃいないぞ!いいのか!」


青葉「…やれやれ、法を持ち出し、その次は暴力、挙げ句の果てに権力とは。借り物ばっかりで、貴方自身の力で何とかしようとは思わないんですか?まぁ、そんな貴方だからこそ、上の人らは貴方をこんな場所に送ったんでしょうね。『生きてる死人』として」


所長「お、俺が死人?」


青葉「戸籍上じゃ、貴方は死亡扱いになってますよ?ほら、これが証拠です」


闇の中から封筒が投げられ、所長の足元に落ちる。


中身を開けると、そこには戸籍謄本があり、所長の欄は赤い✕印がつけられていた。


所長「う、嘘だ!こんなもの、ハッタリだ!」


青葉「信じるか信じないかは貴方次第ですよ。でも、貴方は最初から使い捨てにされる予定だったんですよ」


所長は戸籍謄本を握りしめたまま、足元から崩れ落ちた。


所長「嘘だ…嘘だ…」


上に行けると信じていた。


元帥までは無くとも、上級幹部クラス位までは行けると信じていた。


それが、最初から可能性なんて0だった。


所長の心はすでに限界を迎えていた。


青葉「さあて、所長さん。いえ、生きている幽霊さん」


所長「な、なんだ?ってか、幽霊ってなんだ!!」


青葉「散々笑わせてくれてありがとうございました、私達はそろそろおいとまします」


所長「な、ま、待て!何処へ行く気だ!」


青葉「貴方の知らない、知ったところで行けない世界ですよ」


所長「待て!いや、待ってくれ!お前らに行かれたら、ここはどうなる!?俺はどうなるんだ!?」


青葉「知りません」


冷たい声で、冷たい一言が闇から響く。


所長「待ってくれ!頼む!行かないでくれ!お前らが居なくなったなんて上に知られたら、俺は!」


青葉「後はあの娘に任せます。では、さようなら」


「さようなら」「さようなら」「バイバーイ!」


辺りから別れの声が響き


ガチャン!


搾乳場の照明が再びついた時には、艦娘は1人もおらず、精を搾られ続けている班長と、抵抗したのか、首を180度回されて、うつ伏せなのに顔が上向きになっていたり、鎖で縛り付けられたまま絶命した班員達が屍をさらしていた。


所長「ウッ」


眩しさに一瞬目がくらんだ時


チクッ!と所長の首筋に痛みが走った。


その瞬間、全身が痺れ、所長は無様に倒れた。


所長「にゃ、にゃんだ?ほれは?」


ズゴリリリ…ズゴリリリ…


遠くから何か大きな金属を引きずる音が聞こえてきた。


所長が音がする方を向くと


「へあ(は)、へあまかひえ(浜風)…」


縛られていたはずの浜風が、巨大なハンマーを引きずりながらやってきた。


「ひ、ひつまのに」


ゲシッ!


所長「グボッ!」


浜風に脇腹を蹴られ、所長は仰向けになった。


浜風「…あの人達から、聞きました」


所長「はえ?」


浜風「前にいた私を散々遊びに使って、その挙げ句に処分したそうですね」


うつ向いている為に顔が髪に隠れて見えないが、その声は怒りに震えている。


浜風「そして…貴方はもう、『人間ではなく、ナニモノでもないモノ』だという事も」


所長の身体を冷たい感触が突き抜ける。


怒りに満ちた相手と巨大なハンマー、その答えは…


浜風「人でないモノなら、何をしても問題ないですね」


それを理解した所長は逃げようとするが


ブオン!ゴキャッ!ブオン!ゴキャッ!


所長「ふわあああああ!ひゃああああああああああ!」


両膝の皿をフルスイングしたハンマーで叩き壊され、立ち上がれなくなった。


浜風「さあ、時間はたっぷりあります」


所長「ふううううう!ぐああああああ!」


浜風「私が飽きるまで…」


浜風<●><●>「楽しませて下さいね♪」


浜風の顔は、怒りを込めた笑顔だった。


所長「ふやらあはあ(嫌だあー!)」


ーーー海上


青葉「皆さーん!忘れ物はありませんか!」


大和「あれ?浜風さんは?」


青葉「あの人は、『まだ戻れる』から、気が済むまで遊んでもらったら、船着山鎮守府に行くように手配が済んでますから心配は無いですよ。」


大和「あそこの爆破は?」


青葉「浜風さんが艤装を起動したら、2時間後に爆破されるようにセットしてあります」


大和「なら、安心ですね♪」

如月「やっと解放されたのね♪」


睦月「坊やに会うのが楽しみにゃしい♪」


青葉「さあ!合流地点まで、全速前進ー!」


一同『おー!』


ーーーー研究所


不知火は幸せだった。


ずっぷ❤️ずっぷ❤️ずっぷ❤️ずっぷ❤️


提督「あうあ~!ああきゃあ!」


不知火「気持ちいいですか?たくさん気持ちよくなって下さい」


ずっぷ❤️ずっぷ❤️ずっぷ❤️じゅっぷ❤️


実験に連れて行かれる時以外は、部屋で飽きること無くセックスに明け暮れ、終われば食事やお風呂の介助をする。


提督「ああ!あう!あう!」


不知火「イくのですか?不知火の中で?いいですよ、出して、出して、出してえ❤️」


ぶぷびゅょる❤️ぷびゅ❤️ぷびゅるる❤️


不知火「ああ❤️来たあ❤️来ましたあ❤️」


っとぷ❤️とぷ❤️とぷ❤️とぷ❤️


不知火「中に…中に注がれてる…」


提督「ああ…あう…」


全てを奪われたショックと、度重なる薬物実験により、提督の精神は完全に破壊され、赤ん坊に近いレベルまで幼児退行を起こし、提督にとって、今や不知火無しでの生活は死に直結するまでになった。


ドサッ!


提督を下にして騎乗位をしていた不知火は、満足そうな笑みを浮かべながら、そのまま前に倒れこみ、提督を抱きしめてキスの雨を降らせる。


不知火「んむ…んちゅ…ふあ…あ❤️」


それに答えるように提督も舌を絡め、不知火の背に手を回してより密着を求める。


歪だと解っていても、本来望んだ形ではない事も、それらを手放させる位に愛する人の元に居られる喜びは強かった。


不知火「はあ…❤️●●さん❤️」


どんな形であれ、不知火は幸せだった。


ヌジュル❤️じゅぽん❤️


どろり❤️たら~


不知火「ああ…こんなにいっぱい」


ナニを引き抜き、垂れてくる精液に満足感を覚えた不知火は、そのまま下に下がり


「さぁ、キレイキレイしましょう」


肉棒を咥え込み、口の中で舌を使って、精液と愛液を舐めとる。


ちゅるちゅる❤️グポッ❤️グポッ❤️


顔を離してアイスのように


ペロペロ❤️くちゅ❤️くちゅ❤️と竿から亀頭を丹念に舐めてから、玉を両方一度に頬張り


モムモム❤️ハプッ❤️モニュッ❤️


不知火「んぷあ!はあ。はい、綺麗になりましたね。じゃあ、ご飯にしましょうね」


提督「ああう♪ああ♪」


不知火「お腹が空いたでしょう、沢山食べましょうね」


不知火は垂れてくる精液を拭き取り、身支度を整えると、配膳された食べ物を持ってくる。


不知火「さぁ、まずは野菜からですよ」


スプーンで口に野菜を運ぶ


提督「ぶう~ああ!」


不機嫌な顔になり、そっぽを向いてしまう。


不知火「食べたくないのですか?」


提督「ああう!きゃあう!」


じたばたと手足を動かす提督に


不知火「仕方ありませんね」


と、提督に差し出した野菜を口にふくみ


モグモグ、と噛み砕くと提督の口に


くちゅる❤️ぬぱあ❤️


不知火「んん…ふぅ」


提督「んあぶう」


口移しで野菜を流し込む。


提督「ああう♪」


不知火「●●さんはこの食べ方が大好きですね」


提督の歯は実験の影響か、ほとんど抜け落ちてしまって固いものは食べられない。だから不知火が咀嚼して与えるのがほとんどになっている。


不知火「んちゅ…んむふ…」


端から見れば異常な光景だろう。


野生動物でもないのに口移しで食べさせる等、見ている方は不快に思うかもしれない。


だが


不知火「んぷあ!はあ、●●さん?ベロちゅーは食べ終わってからまた沢山してあげますから、早く食べてしまいましょう」


誰にはばかる事なく、愛する人が自分にのみ存在の全てを明け渡し、全てを委ねている。不知火には、それが嬉しく嬉しくてたまらなかった。


一緒に仕事をしていた時は素直になれず、冷たい言葉しかかけられなかった。


だが今、一部を除けば自分と提督の二人きりのこの暮らしは正に楽園だった。


ビーーーー!ビーーーー!ビーーーー!ビーーーー!ビーーーー!


不知火「!?警報!?」


ガチャ!


あきつ丸「不知火殿!」


不知火「何があったんですか!」


あきつ丸「襲撃であります!」


不知火「そんな!ここは味方の勢力圏内で安全なはずでは!?」


あきつ丸「その味方、いや、『元味方』による襲撃であります」


不知火の背中を嫌な冷たさが走る。


あきつ丸「とにかく脱出するであります!奴らの狙いは、言わずもがなであります」


不知火(元味方…●●さんが狙い…まさか!!)


不知火「敵は…御瑠供鎮守府?」


あきつ丸「話は後であります!自分は他に用があるので、不知火殿は直ちに●●殿を連れて、合流ポイントへ向かうであります」


不知火「わ、解りました」


あきつ丸「不知火殿」


不知火「はい?」


あきつ丸「もし合流ポイントに行って、2時間経って誰も来なかったら、自身の判断で行動するであります」


不知火「了解…あきつ丸さん」


あきつ丸「?」


不知火「気をつけて」


あきつ丸「…必ず合流するであります」


タタタタタタ…


不知火「…急がないと」



ーーーー所は戻ってホテルの宴会場


若者「うぐ…くそ!あ、脚…」


龍驤「あははは、まぁ散々ウチらを弄んだんや、最後にこの位の意趣返しはええやろ。な?〇〇ちゃん」


鳳翔「衣笠ちゃん、従業員さんたちは?」


衣笠「皆と手分けしてホテルから離れたところに避難させときました!無関係な人達を巻き込むのは気が引けますからね~」


龍驤「ま、坊やの前にはどいつもこいつも十把一絡げやけどね!」


一同『『『あはははは!』』』


若者「た、頼む!助けてくれ!まだ死にたくない!せっかく若返ったのに、もう死ぬなんて嫌だ!」


龍驤「何言うてんねん、そこらに転がっとる亡骸の皆さんは若返る事すらできずに死んだんやで?それに比べたら夢が叶ったあんたがどんだけ恵まれてるか解るやろ?」


若者「あ、アイツらと俺を同列扱いする気か!この上級民の俺を!」


衣笠「まぁ、死んじゃったら生前の階級や財産なんて何の意味もありませんからね」


若者「ふざけるな!俺は!俺はまだ必要とされているんだ!まだ仲間が待っている…」


卯月「鳳翔さ~ん、おっ待たせだぴょん!」


ズルズル…


弥生「…こいつら、重い。飲み食いしすぎなのに運動不足」


若者「な、お前ら!」


仲間「あ、ああ…うう…」


会場に次々と運び込まれて来たのは、若者が選抜した若返りの資格を得た上級民の仲間だった。


若者が見た限りでは、選抜した全員が連れて来られていた。


若者「ほ、鳳翔!どういう事だ!」


鳳翔「『立つ鳥跡を濁さず』と言いますし、私達も旅立つ前に後始末をしてから気兼ねなく旅立とうという事です。ここで、全てを焼き付くして終わらせます」


龍驤「ウチらで作った若返り薬も、そのデータも、みーんなここに置かせてもろたで!」


若者「お前ら!こんな事をして、人間に反逆して、暮らしていけると思っているのか!?」


鳳翔「ご心配なく、すでに住む場所も、必要なものも全て手に入れてますので」


龍驤「じゃあ〇〇ちゃん、お別れや。先に逝った子らにちゃ~んと『僕が悪かったです、ごめんなさい許して下さい何でもしますから!』って謝るんやで」


衣笠「まぁ、許してはくれないだろうけど」


卯月「お互いの悪いところをあげ連ねて罵り合いと殴りあいする姿しか浮かばねーぴょん!アハハハハハハ!」


弥生「…どっちも悪党。だから、ドングリの背比べ。醜い争いに、なりそう」


龍驤「やろうな~。ほな、もう時間ないから、さいならや!」


鳳翔「あの世への道中、お気をつけて」


衣笠「じゃあね♪皆ー!最後は仲良くね!」


弥生「…さよなら」


卯月「君たちの事は忘れないぴょん!50秒くらいは覚えていてあげるぴょん!アハハハハハハ!」


スタスタ…


若者「おい!待て!待ってくれ!もうお前達には出さないから俺だけでも助けてくれ!」


ぴたっ


去り行く一同の中で鳳翔が立ち止まり


鳳翔<●><●>「上級民でしょ?その位自分で何とかしなさい」


冷めきった視線をふいと向けて言い残すと、足早に去った。


若者「待て!待ってくれ!待ってくれ!」


艦娘達が戻らない事を覚り、若者は這いずりながら脱出を試みる。


その時


タタタタタタ…


卯月「いっけなーい!忘れてたぴょん!」


若者「た、頼む!卯月!助けて、助けてくれよお!」


カチャ!


涙ながらに訴える若者の前に置時計をおいて


卯月「これがあれば爆破までのカウントダウンができるぴょん!うーちゃん、やっさしーい♪」


若者「え…?」


卯月「じゃあ、バイバーイだぴょん!」


タタタタタタ…


そう言い残し、卯月は人の速さを超える駆け足で去って行った。


そして駆け足は聞こえなくなり、うめき声と衣擦れの音だけが聞こえる会場は…


カッ!


一瞬の光に飲み込まれ


若者「時計の意味な…」


あわれな若者とその仲間、護衛、若返り薬、データは、平等に炎に包まれ、焼きつくされた。



ーーー


龍驤「いや~、すっきりしたわ~!」


卯月「まるで新年初めのお風呂みたいにせいせいしたぴょん!」


衣笠「そういえば、私達お風呂まだでしたね」


鳳翔「皆と合流して、坊やを取り戻したら、皆で入りましょう?」


弥生「賛成…久しぶりに抱っこしたい」


卯月「うーちゃんはおっぱいちゅーちゅーして欲しいぴょん!」


鳳翔「ふふふふ」


鳳翔(『あの娘』の話ではかなり出来上がっているとの事でしたから、楽しみですね♪)


久しぶりの再会への期待に、鳳翔の顔は満面の笑みとなった。


ーーー


ヴィイー!ヴィイー!ヴィイー!ヴィイー!


『非常事態発生、非常事態発生、各員はマニュアルに従ってただちに行動して下さい。この施設は後40分後に爆破されます、各員はマニュアルに従って行動して下さい。繰り返します…』


機械音声の放送がなる研究所の中を不知火は元提督、もとい●●を背負って港に向かって走っていた。


不知火「はあ、はあ、はあ、はあ」


事前に渡されたマニュアルには、『指定の脱出用小型挺に乗り、合流ポイントに行く事』と示されていた。


不知火(あと少しで港に…)


ワーワー!


向かう先から怒号や罵声が飛び交う。


「バカヤロー!何モタモタしてんだ!早く出ろ!」


「待て!まだ乗ってないんだよ!」


「お願い乗せてー!」


脱出用の小型挺は、我先に乗らんと争う研究員で溢れていた。


(こんな時に争うなんて、犬猫にも劣る連中ですね。いや、そんな事を言っては犬猫に失礼ですね)


心の中で毒づきながら早々に小型挺での脱出を諦め、不知火は港の端に向かう。


そこには艤装の装着装置が置かれており、不知火の艤装はそこに置かれていた。


不知火「不知火の艤装…時々手入れはしていましたが、果たして最後までついてきてくれるでしょうか?」


外装とある程度の部分はできても、基本的な部分は妖精さんにしかできない。


スイッチを入れ、装置を起動させる。


グオゴゴゴゴゴゴゴゴ…


不知火は手際よく作業を進める。その内にも小型挺は乗り損ねた研究員を残して出航して行った。


不知火(急がなければ…あの残りの研究員達が此方に気づいて何をしてくるか解らない)


ガゴン!ウィイイイイイイン!


艤装装着が開始され、不知火の身体に宿る艤装とのリンク回路が作動する。


不知火「急速リンク開始、30・60・80…」


ワーワー!


遠くから不知火に気づいた研究員達が迫ってくる。


不知火は●●を抱き抱えて用意をする。


「待てー!」


「止まれコラー!」


「待ってー!私を連れてってー!」


研究員達は最後の望みを託して走る。


だが


不知火「艤装接続完了!緊急発進!」


バシュウ!


「ああ!」


最初の1人が、後1メートル迄近づいたその時、不知火と、抱き抱えられた●●は装置から射出され、海に着水した。


不知火「駆逐艦不知火、発進します」


ザザザザザザザザザ!


不知火は後ろを振り向く事なく発進した。


「待て!待ってくれー!」


「おい!戻ってこーい!」


「いやああああああ!」


「助けてくれー!」


「てめえ!それでも艦娘かー!人間を助けないのかー!バカヤロー!」


競争に敗れ、研究所と運命を共にする事が確定した所員達の、恨み辛みの言葉を背中いっぱいに浴びながら、港を出た。


ザザザザザザザザザ…


不知火「…私が電だったらあの人達を何かに乗せて引っ張っていたのでしょう…ですが」


●●「スー…スー…」


不知火が下をチラリと見ると、まだ聞こえてくる罵声の数々を子守唄にするかのように、●●はすやすやと寝息をたてていた。


不知火「●●さん…」


不知火は●●を落とさないようにお姫様抱っこをしている手の力を強めた。


目の前には、前を行くであろう小型挺が放つ小さな光が見えるだけの、どこまでも暗い海が広がっていた。


口に咥えた小型ライトで、●●の腹の上に載せた海図とコンパスを照らし、時おり後ろを振り向きながら研究所の位置を確認して自らの現在地を割り出す。


そうしてしばらくした後


ドゥウウウウウウウウウウウン!


研究所の方角から爆発音が響き渡り、強い衝撃波が不知火の背中を襲った。


不知火「どうやらかなりギリギリだったようですね」


かなり離れたはずなのに来た衝撃波が、爆発の凄まじさを物語る。


不知火(情報の秘匿の為に跡形も残さないように爆破したのでしょう)


不知火「このペースなら合流ポイントまで2時間といったところですね」


不知火「…合流して…その後は…」


●●はまた新しい場所に連れて行かれて実験台として使われ続ける。


このまま使われ続ければ、いずれ死は免れない。


不知火「このまま合流しなかったら…」


現場は混乱していたし、あきつ丸とも連絡不能な状態である。


不知火は今、今この場での決断が迫られている。


このまま合流するか?


はたまた行方をくらませて二人でどこまでも逃げるか?


不知火「不知火は…不知火は…どうしたら」


逃げるのは簡単だし、生活費だって無駄遣いしなかったおかげでかなりの額になっている。


だが、不知火の見た目ではまだ幼いからアパートを借りるにしても無理だし、さらに●●を抱えて移動すればたちまち通報されてお縄になるのは目に見えている。


不知火「それでも…それでも、不知火は」


心が揺れていたその時


ドカーン!


前を行くであろう小型挺が派手に爆発した。


ドカーン!ドカーン!


音が鳴る度に、小型挺が赤い炎を纏い、暗い海を照らす。そしてそれは2つ・3つと数を増していく。


ゾクゾク!


不知火の背中を冷たい何かが走る。


不知火(マズイ!マズイ!マズイ!)


不知火は小型挺の後ろを追うのを止め、急速に舵を切ってコースを変更した。


全身が震えていた。艦娘として産まれ、戦火の中で生きてきた不知火がだ。


例え姿が見えなくても、戦場で磨かれた鋭い勘が、いや、その鋭い勘だからこそ、迫りくる相手が誰であるか?という事と、その相手が放つとてつもないプレッシャーを感じとった。


不知火(小型挺を沈めた相手は、御瑠供鎮守府の誰かで、目的は間違いなく●●さんだ!)


不知火はコースを変更した後、機関の出力を目一杯あげ、一刻も早く逃げる事だけに意識を集中させた。


言わずとも解っている。


一度あの人達に●●を渡したら、二度と会う事は叶わない。


この手に抱き締める愛しい人が、不知火の手の届かないところへ行ってしまう。


不知火「駄目…駄目です!それだけは!」


せっかく掴んだ、歪んでいたとはいえ、長い時を待って掴んだ、不知火にとっての幸せを失う事など、不知火にできるはずがなかった。


不知火「嫌です、嫌です嫌です嫌です!」


必死に心の中で祈った。


どうか気づかないでくれと。


どうか逃げきるまで艤装がもって欲しいと。






だが


バスン!ブブブブブブ!


不知火「な!?」


その不知火の祈りを嘲笑うかのように足元から背中にかけて嫌な感触が伝わる。


不知火「待って、嫌!駄目!ここでは!」


まだ現場から少しも離れていないにもかかわらず艤装の機関は段々と動きを落とし


不知火「そ、そんな…!」


やがて機関は完全に沈黙し、不知火は惰性で進んでいたが、前からくる波に阻まれ、ついに動けなくなった。


不知火「動いて!動いて!動いて!お願い!今ここで止まったら!」


不知火は何とか機関を動かそうと努めるが、艤装は海に立つだけで精一杯の状態だった。


不知火「動いて!動いて!」


不知火の悲痛な叫びが暗闇に響く。


カッー!


辺りから光が不知火に照射され


『動かないで』


魂を掴むような冷たい声が拡声器から放たれた。


不知火「クッ!」


不知火は膝立ちになり、ぶら下げていた砲を光に向ける。


ガシャコン!


『無駄な抵抗はやめなさい』


不知火「……」


不知火の瞳はまだ諦めていなかった。


不知火(この声は恐らく空母の加賀さん、大本営にもいたから声は間違いない。ならば探照灯を壊して闇夜に紛れれば勝機は)


ゴリッ!


不知火は後頭部と首の境に冷たい感触と滴る海水を感じた。


不知火「貴女は…!」


まるゆ「動かないで下さい、これは対艦娘弾が装填された銃ですが、貴女を撃ちたくはありません」


普段のおどおどした態度が嘘のような、正に軍人らしい静謐な口調だ。


不知火「…待ち伏せされてましたか」


まるゆ「そうです、チェックメイトです」


不知火「…撃ちなさい、まるゆ」


まるゆ「……」


不知火「解っているでしょう、不知火は●●さんを失う位ならばここで共に果てて海の底へ行きます」


まるゆ「不知火さん、それは賢明な判断ではありません」


不知火「撃ちなさい、まるゆ」


まるゆ「不知火さん落ち着いてください!」


不知火「撃てと言っているのです!」


まるゆ「不知火さん!」


●●「グスッ!いあうう!あああああん!びゃあああああああああん!」


不知火「……●●さん」


まるゆ「不知火さん、お願いです。まるゆに…まるゆに、撃たせないで…」


●●「びゃあああああああ、あああ!ああう!ああああああ!」


不知火「不知火、は…不知火は…」


加賀「もういいでしょう、不知火」


いつの間にか眼前に加賀が立っていた。


一発撃てば確実に沈められる


加賀「貴女はよくやってくれた、それに関しては感謝しているわ。ありがとう」


不知火「……わたしを」


加賀「心配しないで、救援は呼んであげる」


不知火「私を…一緒に…」


加賀「駄目よ」


不知火「何故ですか!何故!?」


加賀「貴女は『母』ではなく『娘』だから、それだけよ」


不知火「は、母?」


加賀「そう」


●●「ほぎゃあああああ!ほぎゃあああああ!」


●●の手は、加賀に向かって目一杯伸びていた。


不知火「不知火では…駄目なのですか?●●さん」


加賀「貴女が悪いんじゃないわ。ただ、坊やがいるべき場所はもう私達の側しかないの。だけど、貴女にはまだ帰れる場所がある、闘うさだめがある、今ここで沈みゆくのは貴女のさだめでは無いわ」


不知火「●●さん…」


不知火はゆっくりと立ち上がり、加賀に●●を渡した。


●●と共に沈みゆく事もいとわない覚悟は本物だ。


だが、●●が望まない死を強制するのも不知火にとっては本来は不本意、そのせめぎ合いの果てに不知火は決断を下した。


まるゆ「ホッ…」


加賀「ありがとう、不知火」


●●「キャッ♪キャッ♪」


●●は、先ほどまでのぐずり具合が嘘のように、加賀に抱かれて上機嫌になる。


バシャッ!


不知火「う、ウウッ、ウッ!」


不知火はうつむいたまま膝から崩れ落ちて、泣いた。


精一杯の愛を注いだはずだった。


その愛に答えてもらえていると思った。


だが、結局は勝てなかった。


加賀「ご苦労様、まるゆ。後は頼むわね」


まるゆ「了解しました、お気をつけて」


加賀「ありがとう、それでは」


ザザザザザザ…


加賀は不知火に背を向けて進みだした。それと同時に不知火を照らしていた光は一斉に消えた。


不知火「●●…さん…●●さん」


まるゆ「不知火さん…」


不知火「●●さーああああああん!」


悲痛な叫びが、探照灯の消えた暗い海にこだまする。


波を掻き分けて進むいくつもの推進音は、しばらくすると聞こえなくなり、穏やかな波音と、不知火のすすり泣く声だけになった。


ーーーーその後、不知火は爆発音を聞いた哨戒中の駆逐艦隊に曳航されて近くの鎮守府に保護された。しかし、まるゆの姿はその時どこにもなかった。



ーーー


あれから3ヶ月後、精神的参っていた不知火は何とか立ち直り、保護された鎮守府を辞して、大本営に来ていた。


元帥執務室


元帥「そうか…そんな事があったのか」


不知火「…お話できる事は、これで全部です」


元帥「解った、ありがとう不知火。それで…不知火」


不知火「はい」


元帥「…私はそろそろ身を引こうと思っている」


不知火「退役なさるのですか?」


元帥「ああ、いささか疲れたよ。いろいろとね」


元帥「そこでなんだが、君も一緒に来ないか?私が君を引き取ろう。私と妻には子どもが無いんだ、君がよければ」


不知火「すみません、不知火の心はまだ戦場にあります」


元帥「そうか…残念だ」


不知火「では、次の任地へ行く準備がありますので、これ…」


不知火「うっ!」


元帥「!?どうした!」


不知火「う、グプッ!」


ダダダダダダダ!


猛烈な吐き気に襲われた不知火は、口を抑えて挨拶もせずに執務室を飛び出し、トイレに駆け込み、吐いた。


ーーー


ジャーーーーー!


不知火「はあ、はあ、はあ」


「大丈夫?」


不知火「あ、貴女は?」


不知火が、水道で口をゆすいでいると、見知らぬ女性が立っていた。服装は着物で、民間人のようだった。


元帥妻「私は元帥の妻の✕✕です。ちょうど来たらあの人が、『様子を見てきて欲しい』っていうから来てみたの。おかしな感じはない?」


不知火「あ、ありがとう、ございます。もう、大丈夫です」


不知火が立ち去ろうとすると


ガシッ!


不知火「あの、手を離してもらえますか?」


元帥妻「不知火ちゃん、だったかしら?」


元帥妻「ちょっと話をしない?」



ーーー再び執務室


不知火「元帥…」


元帥「すまん、ウチのはたまにこう、頑固なところがあってな…」


元帥妻「あなた?何かおっしゃいまして?」


元帥「何でもありません!」


元帥妻「ふぅ、それで不知火ちゃん?貴女急に吐いたみたいだけど、身体の具合はどう?前からおかしくはなかった?」


不知火「いえ…ただ、ここ数日身体と気力がなかなかふるわず、イライラする事が増えました。きっといろいろあったストレスで…」


元帥妻「…あなた、ちょっと不知火ちゃんを借ります」


元帥「お、おい!?何するんだ?」


元帥妻「病院に連れて行きます、暇なら車を出して下さいますか?」


元帥「いやいや、病気なら大本営の…」


元帥妻<●><●>「何か?」


元帥「すぐ用意します」


ダダダダダダダ!


不知火「あ、あの、✕✕さん?不知火は任地に向かう準備を…」


元帥妻「今は待ちなさい、全てがはっきりしてから話をしましょう」


不知火「は、はい」


有無を言わさない元帥の妻の迫力に押され、あれよあれよという間に一同は病院につき、不知火は診察を受けた。



医者「妊娠してますね」


元帥「えええええええええええ!?」


元帥妻「やっぱり、おめでたでしたのね」


元帥「ちょ!ちょ!待った!か、艦娘は妊娠しないんじゃなかったのか?」


不知火「?妊娠とは何ですか?」


元帥妻「何言ってますの!?貴女はお母さんになるのですよ!」


不知火「………え?」


元帥妻「あなた?私というものがありながらこんな性知識の無い子を…見損ないましたわ!」


元帥「落ち着け!誤解だ!俺じゃない!」


元帥妻「子どもも諦めて、やっと二人きりの生活になると思ったら…ひどい裏切りですわ!」


元帥「落ち着け!おれはやって無い!不知火も何か言ってくれ!」


不知火「おかあ…さん?不知火…が?お母さん?とは?」


元帥(駄目だ!考えにハマって答えない!)


元帥妻「離婚ですわー!うわーん!」


医者(他所でやってくんねーかな?)


ーーー数ヶ月後


女医「うーん、よし!経過は順調、このままのペースなら問題ないわ今日の診察はこれでいいわ」


不知火「ありがとうございました」


女医「ちゃんと運動もしてね。じゃないと産む時大変よ?」


不知火「解りました」


不知火は、海から離れた高原の病院に入院していた。


誤解を解かれた元帥の妻が、「子どもが産まれるという大事な時期に周りが騒がしくてはなりません!それに、妊婦に闘わせるなんて何事ですか!」と元帥に激怒し、長期休暇の形を取って元帥の妻の実家が経営する病院の一つに不知火を入れ、更に海軍から出産経験のある中年の女性軍人を監視役として置く事で一応の解決をみる形となった。


不知火「はあ…」


不知火は、病室に戻った。


女性軍人「お疲れ様、不知火ちゃん」


不知火「お疲れ様です」


女性軍人「それにしてもお腹が大きくなったわね~♪ちょっと触ってもいい?」


不知火「どうぞ」


サスサス♪


女性軍人「ふふふふ、懐かしいわね~♪私が子ども産んだ時を思い出すわ」


不知火「そう言えば、お子さんが居たのでしたか」


女性軍人「そ、もう高校と中学なんだけどね~」


不知火「…母親になるって」


女性軍人「ん?」


不知火「母親になるって、どんな気持ちなのでしょう?」


女性軍人「そうね、私は産む時難産だったから大変だったわ。でも、それ以上に嬉しかったわ」


不知火「大変だけど…嬉しかった?」


女性軍人「そう。必死の思いで産まれたばかりの赤ちゃんを抱いた時、『ああ、愛する人と、本当の意味で『家族』になれたんだって嬉しさがこみ上げてきたわ」


不知火「愛する、人、ですか…」


女性軍人「貴女の事情は元帥に聞いてるわ、簡単にだけど。でも心配いらないわ、私がいろいろ教えてあげるからね」


不知火「あ、ありがとうございます」


女性軍人「さしあたり、今は名前を考えることね」


不知火「名前、ですか」


女性軍人「そう、楽しいわよ~♪ああでもない、こうでもないって悩みながら考えるのよ。一生ものなんだから」


不知火「名前…ロドリゲス…」


女性軍人「それはやめなさい」



ーーー海沿いの街


チュッチュッ❤️ングング❤️


木造家屋の縁側で、鳳翔は●●に授乳をしていた。


鳳翔「坊や、お母さんのおっぱいは美味しい?」


●●「んま~あう♪」


鳳翔「ふふふふ、たっぷり飲みなさい♪」


チュウチュウ、チュウチュウ


鳳翔「はあ…坊や…坊や」


鳳翔は、●●の頭を優しく撫でながらお乳も与える。

































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2020-04-20 20:06:14

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2020-04-19 12:53:58

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1: SS好きの名無しさん 2019-12-25 10:04:30 ID: S:1eC3aK

気がつけばホラーになっていたw更新頑張って下さい!楽しみに舞ってます

2: ムフロン 2019-12-27 17:17:49 ID: S:h-edFG

1氏、ご覧いただきありがとうございます!

楽しんでいただけるよう、精進致します。

3: 芝犬 2020-01-10 09:33:57 ID: S:Il1H5C

いつのまにこんな展開に...

4: ムフロン 2020-01-10 10:13:49 ID: S:-G3FPt

芝犬氏、お久しぶりです。ご覧いただきありがとうございます!

展開的には最初から決めていました。ストも決めてあります。

5: ムフロン 2020-01-10 11:07:20 ID: S:hdwTmp

誤送信してしまったorz

ストではなく、ラストも決めてあります。

6: SS好きの名無しさん 2020-02-09 13:43:47 ID: S:QZ8pr-

SS内から失礼するゾ〜
このSS面白スギィ
自分コメントいいっすか?
まだ続きそうだからファイルにぶち込んどくぜー
いきなりコメントしてすみません!
こういう感じのコメが嫌いだったら
許して下さいなんでもしますから
(なんでもするとは言ってない)

7: ムフロン 2020-02-09 17:31:54 ID: S:Sj8JBI

6氏、ご覧いただきありがとうございます!

こういうコメは大好きですので、お気になさらず書き込みしていただけたら幸いです。

8: SS好きの名無しさん 2020-02-11 13:50:13 ID: S:503Uox

ありがとうございます😊
(SSないから失礼した人)


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