艦これの日常・朝潮
朝潮は娘にしたいくらいかわいい
色目とかじゃなく父性を擽られる子だなと思います
ちなみに朝潮の史実のなかで好きなお話がありますがそれはそれこれはこれ
本編で朝潮がそれらしいことを言っていたりしているので正式に設定として組み込んで単独シナリオにしました
執務室
提督「すぅ………すぅ……んん………」
朝潮「あの………司令官?起きてください」(ユサユサ
朝潮「う~……どうしましょう。起きてくれません…。」
提督「んん…天津風……それは……だめだ……」
朝潮「どんな夢みてるんですか……こうなったら……。お父さん!おーきーてーくーだーさーいっ!!」(ペチペチ
提督「ん…?あれ…寝てた?ていうかお父さんて」
朝潮「やっと起きました……。もう2時間も寝てましたよ?」
提督「すまんすまん」
朝潮「お疲れですか?」
提督「いや、多分この陽気のせいだろうな…。日差しが暖かいから」
朝潮「なんとなくわかりますけど…お仕事中ですから、寝ちゃダメですっ」
提督「そうだな。すまんな朝潮」(ナデナデ
朝潮「ん…♪」
提督「そういえば書類は…」
朝潮「処理しておきましたっ」(胸張り
提督「おぉ、ありがとう朝潮」
朝潮「…えっと、ご褒美は…」
提督「なにがいい?」
朝潮「お膝に…座りたいです///」
提督「ん?いいよ?」
朝潮「し、失礼します///」
提督「朝潮も良い匂いするな。女の子ってなんで良い匂いするんだろうな?」
朝潮「し、知りませんけど……シャンプーの匂いとかじゃ?あと柔軟剤とか?」
提督「そうなのかなぁ?まぁいいけど。朝潮はかわいいな」(ギュ
朝潮「司令官は……逞しいです///」
提督「そうか?」
朝潮「はいっ…いつもみんなのこと考えてくれますし、鎮守府の施設だって充実させてくれてます。格好いいですし頼りになります!」
提督「ははは、褒めすぎだぞ朝潮」(ナデナデ
朝潮「そんなことはないですけどね…。その……お父さんですし///」
提督「そうだな…」(微笑
朝潮「でも、ご迷惑じゃなかったですか…?養子…だなんて」
提督「いや?特に迷惑とかはないぞ?書類はもう書いてあるし、艤装を降ろすときに出せばいいだけだし」
朝潮「あ、あまりにも簡単に言い過ぎてませんか!?」
提督「いやぁ、だって朝潮は良い子だしなにも負担はないよ」(ナデナデ
朝潮「なんだか、朝潮だけが悩んでるだけになってるじゃないですか……むぅ」
提督「事実だしなぁ。それに天津風だって「朝潮が養子ねぇ…まぁ弥生も居るし別に今さらね」って言ってたしなぁ」
朝潮「あ、そうなると朝潮は姉なのでしょうか?それとも妹?」
提督「どっちでもいいんだよ。まぁ先に俺をお父さんって言ったのは朝潮だし、君が姉でいいんじゃないか?っとそろそろ仕事再開だな」
朝潮「そうですね。また新しい書類が届くと思いますし」
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不知火「じ~・・・」(書類届けに来た
朝潮「あ、あの・・・」(膝の上
不知火「・・・・」
提督「不知火?どうした?」
不知火「司令は・・・朝潮のような子のほうがいいんですか?」
提督「ん?なんでだい?いや、不知火も好きだぞ?」
不知火「ですが、不知火は膝に座らせてもらったことがありません!!!」
不知火「・・・はっ!?」(口押さえ
朝潮「不知火・・・そういうことでしたか。なら、どうぞ!朝潮はいつでも座れますから」
不知火「え、えっと....司令...?」
提督「いいよ?おいで不知火」
不知火「で、では...失礼します...!」(膝に座り
朝潮「お茶淹れてきますね!」
提督「ありがと」
不知火(し、司令の匂いが間近に///)
提督「どうした不知火?」
不知火「ふえっ!?な、なんでもないです....。な、なんというか....あ、暖かい...です」
提督「そうか?不知火はわりかし小柄なんだな。普段の雰囲気だとお姉さんだから錯覚してたよ」
不知火「そ、そうですか?そう言われると嬉しいですけど複雑です」
提督「でも、不知火も女の子だな。このリボン毎日変えてるだろ」
不知火「き、気づいてらしたんですか?フフ、不知火もおしゃれを始めようかと思ったんです。さすがに制服を弄るのは風紀が乱れますからせめてリボンの柄や色は変えようかと」
提督「似合ってる、かわいいよ」(ナデナデ
不知火「~~♪」
朝潮「淹れてきました!あと、お茶菓子のクッキーも持ってきました」
提督「じゃ、書類を確認しながらになるけどゆっくりするか」
不知火「んっ!満足したのでおりますね。それにもうそろそろ図書室に」
朝潮「休憩にはちょうど良い時間ですから不知火も…」
不知火「いえ、お気持ちは受けとりますけど…陽炎に任せっぱなしなのはやはり悪いので」
朝潮「ならこれを持っていってください」(クッキー袋に詰め
不知火「いいんですか?朝潮」
朝潮「お気持ちは受けとる、といいましたよね?」
不知火「ありがとうです。では、戻りますね」
提督「司書の仕事、よろしくな」
<ガチャ…パタン
朝潮「まさか不知火さんが…あんな」
提督「いや、前からだよ。キリッとしてるけどただ誉められたくて仕方ないんだよ。犬っぽいっていった方がいいか」
朝潮「あー、何となくわかります!」
提督「それにしても、今日は暖かいな」
朝潮「そうですね。はぁー♪お茶もクッキーも美味しいです」
提督「でもうまいこと緑茶に抹茶のクッキーなんてみつけたな」
朝潮「えへへ…実はですね。お父さんの秘書艦に選ばれたときに用意しておいたんです。食べてみて美味しかったので」(照
提督「そうだったのか、ありがとうな」(ナデナデ
朝潮「~♪」
朝潮「でも、もう朝潮が配属されて随分経つんですね」
提督「そう言えばそうだな。天津風と結婚した後に配属だから…そうだな。ホントにあっという間だな」
提督「配属されたばかりの時は良い子過ぎて困りもんだったな」(笑
朝潮「もう…その話はやめてください///」
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配属され数日
朝潮「司令官が期待してくれてらっしゃるのですからこれくらいのことは出来なくては!」(艤装整備
霞「艤装整備するのはいいけど、ほどほどにしておきなさいよ?失敗したらそれこそ作戦に支障が出るんだから」
朝潮「わかってますっ!霞も艤装の点検は義務づけられてますよ!」
霞「あたしはもう終わらせたわよ。クズ司令の前々から言い付けだしね」
朝潮「そのクズっていうのやめませんか?べつに大きな失敗とかしたことないんでしょう?」
霞「戦闘にわざわざ母艦を動かしてまで艦娘を守ろうとする指揮をとるバカはクズで充分よ。じゃ、あたしは食堂行くから朝潮もとっとと来なさいよ?」
朝潮「あ、ちょっと待ちなさい!」
朝潮「はぁ、全く。上官に向かってクズなんて言うものじゃないのに…」(カチャカチャ
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夜
朝潮「」(ポカン
朝潮「あ、あぁ…夜になっちゃった、どうしよう…」(汗(焦
朝潮「分解し過ぎて、組み立てるのにも時間が…グス……」
朝潮「ううん、自分で蒔いた種だから、自分で処理しないと……」(涙目
・・・・・・・
・・・
・・
提督「こっちか?」
妖精「そうそう!あさしおがてんけんつづけてて、あかしさんが、あとはまかせろっていってもきかないのでー」
提督「真面目そうな子だとは思ったがここまで生真面目頑固だとは……妖精さん、間宮さんに頼んで夕食、執務室に二人分持っていってもらってくれ」
妖精「あいあいさー」
提督「おい、朝潮」
朝潮「…っ」(ビクッ
提督「返事をしなさい」
朝潮「は、はいっ…」(ウルウル
提督「はぁ、朝潮。昼飯も抜いて、整備とは感心できないな」
朝潮「は、はい…申し訳ございませんっ」
提督「夕飯も抜いたね?」
朝潮「は、はい」
提督「なんで明石や妖精さんに任せていた整備を自分でやりはじめたのかな?出撃の前後の点検は自分でやりなさいとは言ったけど、整備までは任せた覚えはないよ」
朝潮「その、やはり自分の艤装を整備できなくてはいざという時に困ってしまいますし、自分が扱うのですから自分の納得いく整備ができなくては、と」(グシグシ
提督「ほら、目を擦るな。油だってついちゃうから。なるほど…。じゃぁ明石と妖精さんの腕前は信用信頼はできないってことかな」
朝潮「ち、違いますっ!それは違います!」
提督「でも朝潮が納得できる仕上がりに出来てないから朝潮が整備してるんだよね?」
朝潮「ち、ちが……グス……ごめんなs……」
提督「君は作戦をこなす側、整備をこなすのは明石と妖精さんの仕事だ。君が整備を長引かせて作戦に支障がでたらどうするの?責任はとれるの?罰を受けるのは簡単なことだけど、その支障で被害がでたら?」
朝潮「……罰だけじゃ……すみませんっ……グス」
提督「そうだよね?だから役割を分けてるんだよ?適材適所ってやつだね。君は真面目で整備もかって出られる良い子だ。でも、役割を勘違いしちゃいけない。確かに自分の艤装を整備するのは偉い。けど、時と場合を考えなくちゃね?いいかな?」
朝潮「はい……ごめんなさい……申し訳ありませんっ…」(グスン
提督「うん、良い子だ。さてと、今日のことは不問にするから。一緒にご飯食べようか。執務室に夕食を持ってくように頼んであるから」
朝潮「い、いいんですか?」
提督「俺が誘ったんだから悪いことなんてないだろ」
朝潮「執務室でご飯は……いけないことだと……」
提督「今日は特別だよ。いいじゃないか。いつもと違う新鮮さが味わえるぞ?」
朝潮「司令官は真面目な人だと思いました…違うんですね」
提督「それこそ時と場合だよ。君にも言えることだけどどこかでガスを抜かないと爆発しちゃうよ。もう執務の時間は終わっているし仕事も終わらせた。執務室には誰もいない。バレることもない。それに」
朝潮「……?」
提督「真面目すぎる朝潮と少しお話ししたいから、だな」
朝潮「司令官……。わかりました、ご一緒します」
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現在
朝潮「ーっ!ーーっ!!なんでそんな時期のこと覚えてらっしゃるんですか!!お父さんは意地悪です!」
提督「お父さんだからな。可愛い娘のことは覚えておきたいんだよ」
朝潮「か、可愛い娘……えへへ」
提督「ふふ。さて、お茶の時間も終わったし仕事再開だ」
朝潮「はいっ!おと……、司令官!」
提督「ははは、全く良い返事だ」
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夜
朝潮「ふぅ、終わった~。司令官!終わりましたよ!」
提督「よし、ちゃんとファイルも綺麗に纏まってるな。さてと。朝潮、今日は弥生だけだけどどうする?」
朝潮「もちろんご一緒します!えっと、お風呂も一緒して良いですか?」
提督「ん?いいけど、朝潮はいいの?」
朝潮「へ?なにがですか?」
提督「親だとしても男と一緒にお風呂は抵抗ないの?」
朝潮「べつに…ないですよ?寧ろお父さんと入るのは普通では?弥生も一緒に入ってるんですよね?」
提督「はぁ、まぁいいか。わかった。弥生が帰ってきたら一緒に入ろうか」
朝潮「はいっ!」
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子供部屋
弥生「ふぅ、さっぱりしました」
朝潮「そうですね、弥生はお父さんのどこが好きですか?」
弥生「え?そうですね、優しいとこ…かな?轟沈判定受けて、見捨てられて、本来発見された時点で研究対象になる弥生をこうして、守ってもらえる。それって優しいってことだもん」
朝潮「そうですね。私もそう思います、お父さんは優しいですよね」
弥生「お母さんとママも優しいし霞お母さんと満潮ママも優しい。弥生は司令官の娘になれて本当に幸せなんです。朝潮は?」
朝潮「私もこうやって家族って言う形になれるのはうれしいですよ。ずっと憧れていましたし」
<二人とも、夕飯出来ましたよ
朝潮「はい!今行きますっ…ん?」
弥生「あれ?今の声」
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神通「今日はビーフシチューですよ?」
朝潮「神通さん...あれ?」
弥生「お母さんたちは?」
神通「今日は急遽遠征に出ました。提督もいく予定だったんですけどね」
提督「弥生と朝潮がいるし最近俺も出てばっかだから少しは子供二人と夕飯食べなさいって言われたからね」
朝潮「...むぅ...みんなで食べたかったです」
弥生「...うん」
神通「ふふ、そうですね。でも最近は忙しいですししょうがないですよ...て言うのは良くないですね。」
提督「今度、みんなで食べよう、な?ちゃんと約束する。約束、破ったことはないよね?朝潮、弥生」
朝潮「はい。お父さんは、約束を破ったことはないです」
弥生「うんっ、お父さんが約束って言ったときはちゃんと守ってくれました」
神通「提督は、信頼されてますね。お父さんとして。羨ましいです」
提督「神通だって信頼されてるよ。な?」
弥生「はい。神通さんはお母さんたちがいない時はかわりに一緒にいてくれます」
朝潮「そうです、神通さんも信頼してますよ」
提督「だそうだよ、神通」
神通「嬉しいです♪有難うございます、さ、一緒に食べましょう」
「「は~い。いただきますっ」」
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深夜
朝潮「んん...喉乾いちゃった...」
弥生「ス~...ンゥ...ス~...」
朝潮「起こさないように...」
<ガチャ<パタン
朝潮「あれ?...お父さん?」
提督「ん?朝潮、こんな夜中にどうした?」
朝潮「喉が乾いちゃっただけです、お父さんは?」
提督「...晩酌、そこで神通は寝ちゃってるけどね」
神通「ンン...フフ...テイトクサン...エヘヘ」
朝潮「顔真っ赤で幸せそうですね」
提督「神通は大体晩酌の時はこうなっちゃうんだよ。喉乾いてるなら麦茶にしとけよ?味が濃いのは逆に目が覚めちゃうから」
朝潮「あ、はい気を付けます」(麦茶(ゴクゴク
提督「朝潮、今日は秘書艦お疲れさまな?」
朝潮「い、いえ。秘書艦は朝潮にとって誇らしいことですから。それに、任せてもらえるなら嬉しいですよ」
提督「そっか、ありがとな」
朝潮「はい!お父さんも、あまり遅くまで起きていないで下さいね?明日に差し支えますから」
提督「りょーかい」
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朝潮は、本当に司令官の養子になって良かった
前々からドラマで見るお父さん像が司令官と重なって見えていた
時々、お父さんみたいな人ってみんなにも話していた
だから、弥生が養子になったと聞いたとき、思いきって話してみた
快く受けてくれて、天津風さんたちも笑って受けてくれた
艦としては霞や満潮たちの姉になるけど、家族としては娘
複雑な家族関係にはなってしまうけど、それでも受け入れてもらったからには
私は親が”この子は誇らしい娘だ”と言える子になりたいって思う
だから今は艦娘として誇れるようになりたいな
書いててこんな子ほしいな、とか子供っていいよなとか思いながら執筆していました
朝潮みたいな娘ほしいよなぁ
このSSへのコメント