優斗と茜、酷い目にあう。(第8章,3話)
どっちかというと酷い目にあうのは次回がメインです。
時雨とかの出番が最近まったくない!!
優斗「急に呼び出すって…。マジでヤバい事でもあったのか…?」
…朱里が呼び出す時は大体はどうでもいい時だが。
廊下をグチグチと文句を言いながら移動する。
優斗「おーい。来たぞー」
朱里がいる部屋のドアをノックする。茜とは違って、流石にちゃんとノックはする。
朱里「あ、来たきたー。入っていいよー」
優斗「失礼しまーす。あ、茜」
白露「来なくて良かったよ…」
優斗「いきなり酷くないですか?」
白露「ホントにそう思ってるからね」
優斗「ひでぇ…。てか、なんで俺を追い出そうとするんだ!?」
白露「それは…」
朱里「さぁ~て、何から聞いていこうかなぁ~?」
優斗「聞く? 何を?」
白露「ストーップ!」
優斗「ど、どうしたんだよ、茜!?」
白露「お姉ちゃん、頼むから何も言わないで!」
朱里「え~? せっかく響ちゃんとかが話を聞かないように外に出したのに…」
白露「無駄に手際がいい…」
優斗「まぁ、聞きたい事あるならどうぞ」
白露「ゆーくん!?」
朱里「じゃあ~。優斗と茜はどこまで進んでんの?」
優斗「ブフォ!」
白露「お姉ちゃん…」
優斗「初っ端からなんつー事を聞くんだアンタは!」
とりあえず、チョップをかます。が、朱里には当たらなかった。
朱里「ちょ、危なっ! いきなりチョップは無いでしょ!?」
優斗「そんな質問をいきなりしてきたアンタが悪い」
朱里「いや、気になるじゃん」
優斗「気になっても聞くな!」
朱里「じゃあ、質問を変えてまずは…」
優斗「人の話を聞きなさい」
朱里「だって気になるじゃん!」
優斗「まったく…。あまりヤバいやつじゃないならいいぞ」
朱里「じゃあ…。2人はどうして付き合おうと思ったの?」
優斗「付き合おうと思ったきっかけ、ねぇ…」
白露「まぁ、色々あるからね…」
優斗「話したら1時間ぐらいになるぞ」
白露「だろうね」
朱里「じゃあ、質問変えて…。2人の互いに好きなトコロは?」
優斗「全部です」
白露「全部」
朱里「え? ゴメンもう一回お願い」
優斗、白露「「全部に決まってます」」
朱里「そ、そう…。2人はホントに大好きなんだね…」
優斗「当たり前です」
白露「当たり前だよ?」
朱里「そ、そう…。じゃあ、次の質問いくよ?」
優斗「どうぞ」
朱里「キスはもうしたの?」
優斗「ブフォア!!」
白露「だから、何聞いてんのお姉ちゃん!!」
朱里「キスしたかどうかは気になるじゃん」
白露「そ、そうなんだけどもぉ…」
朱里「あ、その反応は…。キスは経験済みみたいだね」
白露「あ…。んむぅ…」
朱里「あ、優斗の首にキスマークが」
白露「え!?」
優斗「は?」
首にキスマーク? そんなモノどこにもないし、付けられた覚えもないぞ!?
白露「…。誰かに付けられたの、ソレ」
優斗「は? いやいや待て待て。キスマークなんかどこにも…」
言い終わる前に、茜が首にキスした。しかも、キスマークをつけた。
白露「…これで、上書きできたね」
優斗「んな…。キスマークなんてどこにもないからな!?」
白露「え? お姉ちゃんが首にキスマークがあるって…」
朱里「まさか、ホントにするとは思わなかったよ…。あ、首にキスマークが付いてるってはウソだからね」
白露「え? じゃ、じゃあ、私…。お姉ちゃんの前で…\\\」
朱里「まぁ、うん…。それにしても、茜って優斗関係の事になっちゃったら周りが見えなくなっちゃうみたい?」
白露「そ、そうなのかなぁ…。確かに、ゆーくんの事は好きだけどもぉ…」
優斗「そう言われるとなんか照れるな…。うん」
茜の顔が真っ赤だ。まぁ、こんな事があったら仕方ないな。
とりあえず、ここは落ち着かせる為に何かした方がいいのか?
優斗(とりあえず、手でも握ってみるか)
茜の右手をとりあえず握ってみた。握った瞬間、茜がさらに慌て始めた。
どうしてだろう?
白露「きゅ、急に手を握って…。ど、どうかしたの!?」
優斗「い、いや…。茜が恥ずかしがって暴走してたから落ち着かせてあげようと思って…」
朱里「それ、逆効果じゃ…」
白露「ゆーくんに手、握られちゃった…\\\」
朱里「茜が更に暴走し始めちゃった…。も、もう質問しても意味なさそうだから、帰っても大丈夫だよ」
優斗「お、おう…。じゃ、じゃあ帰るぞ、茜」
白露「えへへ…。ゆーくんに手、ぎゅって…。えへへ…」
優斗「茜ぇ!?」
白露「…はっ!! いけないいけない…。うっかり大変な事になっちゃうトコだったよ…」
優斗「大変な事って…。まぁ、いいや。戻ろうぜ」
白露「うん。じゃあ、また明日ね、お姉ちゃん」
朱里「はーい」
朱里の部屋を後にする。部屋から出ると、茜が左腕に抱きしめてきた。
優斗「ちょ、急にどうした!?」
白露「久しぶりに…。甘えたくなっちゃった」
優斗「いや、別にいいけれどもさぁ…。場所をせめて変えよう、うん」
廊下はマズいので、とりあえず俺の用意された部屋へと移動した。一応、ここって祐樹の鎮守府なんだけれどもなぁ…。
部屋に着くまでは、ずっと茜は左腕を抱きしめていた。まぁ、別にいいんだけれどもさ。可愛いし。いい匂いだし。ヤバい可愛すぎて死ぬわ…。
白露「ど、どうかしたの? 急に下を見たまま動かなくなって」
優斗「何でもないよ、うん」
白露「鼻血出てるけれども!?」
優斗「え? マジで!?」
白露「ほ、ほらティッシュ使って!!」
優斗「さ、サンキュー」
優斗(ティッシュくれたのはいいけれども、可愛すぎて鼻血が止まんねぇ…)
白露「と、とりあえず部屋に行こうよ。結構出てるから」
優斗「お、おう…」
今さっきまでは、俺が茜を連れていっていたのに、今は茜が俺を連れていっている状況だ。
茜に連れられるまま、部屋にたどり着いた。鼻血もちょうどいいところで止まってくれた。
優斗「サンキュー、茜。じゃあ、お望みどうり…」
白露「思いっきり…」
優斗「甘えてもオッケー…だぞ?」
なんか、言わなきゃいけない気がしたのでとりあえず言ってみた。
言ってから1秒も経たない間に思いっきり抱きついてきた。
白露「むぎゅぅ~!!」
こっちも、思いっきり抱きしめ返す。茜がもっと強く抱きしめ返してくる。
白露「最近、こんなにイチャイチャできてなかったから…」
優斗「まぁ、確かにな…。じゃあ、こんなのはどうか、なっ…」
白露「ふえ?」
俺も我慢が出来なかったので、茜の唇に俺の唇を重ねる。
白露「!? ちょ、ちょっと…!? な、何してんの!?」
優斗「キスだけども?」
白露「そ、そうだけれどもぉ…。急にキスするのは反則だってばぁ~!」
優斗「そうやってちょっとあたふたしてんのも…。可愛いなぁ…」
白露「可愛いって…。も~!! バカバカぁ…」
優斗「あ、そうだ…。よっと…」
白露「ふぇぇ!?」
俺は、茜をお姫様抱っこした後、ベッドにゆっくりとおいた。
白露「え? ええ?」
優斗「たまには、こういうのもアリだろ? 俺が茜を攻めるってのも」
白露「そ、そうだけれども、ベ、ベッドに私を連れてくるって…。も、もしかしてシ、シちゃうの!?」
優斗「いや? 流石にそれはしないぞ? ま、俺にできる限界はせめて…」
茜の横に入る。茜の顔が目の前にくる。
優斗「添い寝ぐらいしか…。出来ないけれどもな」
白露「それだけでも…。十分満足だよ」
優斗「じゃ、少しだけ昼寝しますか」
白露「もう4時だけれどもね。けれども、一緒にベッドに入ったら…。私も眠くなってきちゃったし…」
優斗「じゃ、ちょっとだけお休み」
白露「うん、お休み」
俺と茜は、手を繋いだまま眠った。
この後、何をされるのかをまったく考えないまま。
(朱里の部屋にて)
朱里「さて、と…。あの2人帰っちゃったけれども…。何も聞けなかったなぁ~。なんか、いい事聞けると思ったのに。あ、そうだ…。隠しカメラ仕掛けて置いたんだった」
響 「しれっととんでもない事を言ったね…」
朱里「うわっ!! 急に現れないでよ!? びっくりしちゃうから…」
響 「司令官にとっては、私は影みたいなモノなんだね…。ひどい」
朱里「そ、そんな事ないってば!! そ、そうだ!! 一緒に優斗たちの映像でも見ようよ!!」
響 「何で他の娘が他の人とイチャイチャしているところを見なきゃいけないんだい?」
朱里「いや、確かにそうなんだけれどもさ…」
響 「司令官にとっては、私よりもそんなくだらない映像の方がいいんだね」
朱里「いや、そんな事は…」
雷 「こらー!! 司令官が困ってるでしょーが!!」
響 「なんだい、雷。急に大声だして」
雷 「響はもう少し司令官の事を考えて何か言うべきだと思うわ!! あと司令官も、隠しカメラは流石にどうかと思うわ!!」
朱里「ゴメンなさい…」
雷 「まぁ、気になるから映像は見るけれども」
朱里「結局見るのね…。じゃあ、スイッチオンっと」
隠しカメラと繋がっているモニターの電源を入れる。
そこには、優斗と茜がキスしている映像が映り始めた。
朱里「…え?」
響 「…え?」
雷 「…え?」
朱里、響、雷「ええええええええええ!?!?!?」
響 「な、なんだい今の映像は!? なんて不純なモノなんだい!?」
雷 「お、落ち着いて響!? 私も落ち着いてないけれども!」
朱里「いや、2人とも落ち着いて!? 言ってる私も私だけれどもさ!?」
響 「と、とりあえず…。この映像は見なかった事にしておこう、うん」
朱里「いや、この映像は…。そうだ、こうしてやろっと…」
雷 「司令官、何に使う気?」
朱里「ラインでみんなに送り付けておいた」
響、雷「ええ…」
朱里「まぁ、明日大変な事になりそうだけどもね」
響 「もう知らないよ…」
翌日、本当に大変な事になりました。
(次回へ続く)
咲 「出番をよこせっぽい!!」
春香「そんな事言っても、私たちはどうしようもないです、はい…」
愛海「でも、出番は欲しいです…」
咲 「イライラするけれども次回予告っぽい!!」
春香「次回、「最終回がこの有様だよ」に続きます」
愛海「タイトル、本当にソレでいいの…?」
咲 「とりあえず、作者に魚雷打ってくるっぽい」
作者
盛大に夕立からの魚雷逝ってらっしゃい
※1
夕立「盛大に弾け飛んだっぽい」
優斗「いや、作者死んだらこのss終わるぞ!?」
ご冥福をお祈りします。
※3
夕立「作者、ギリギリ生きてたっぽい?」
やったぜ!
これからもイチャイチャが読める。
※5
時雨「僕たちの胃は破壊されるけどもね」
夕立「もう知らないっぽい」