最終回がこの有様だよ(第8章,最終回)
ホントにこれが最終回でいいのか?
後書きに結構、重要な事書いているので注意です。
…。
確かに昨日、茜と一緒に俺は寝た。昼寝だけども。
そしたらなんで…。なんで…。
目の前の掲示板に貼られている新聞を見た瞬間、俺は叫んだ。
優斗「何でこんな事になっとんのじゃぁぁぁ!!!」
目の前に貼られている新聞には、ドでかい文字でこう書かれていた。
『〇〇鎮守府の西本提督、彼女とラブラブベッドイン!?』
ーーーーーーーーーー
祐樹「よ。スクープ喰らった気分はどうだ?」
無言で朝飯を食ってると、横の席に祐樹が来た。まさかこいつが犯人じゃねぇよな?
優斗「…」
祐樹「ま、そりゃ何にも言えなくなるわな。あれだけ大きく張り出されたらな」
優斗「誰だよ、あれやったやつ…」
祐樹「ま、うちの鎮守府の青葉がやったやつだろうな。新聞担当は青葉だし」
優斗「けども、なんであんな画像持ってんだよ…。俺の部屋に隠しカメラでもつけたか? 祐樹」
祐樹「んな事してねぇーよ。そもそも、急にラインで映像が送られてきたからな」
優斗「は? 誰からだよ」
祐樹「分かんねぇ。名前も変な奴だし、アカウントが消えてるし…」
優斗「まじか…。これじゃ犯人見つけられねぇじゃん」
祐樹「諦めるしかねぇよ。ま、重大な情報とかじゃないから大丈夫だったけれども」
優斗「おいコラ」
祐樹「冗談だって…。んで、今日中には帰るんだろ? 最後にどっか行くか?」
優斗「別にいいわ。どっか行く気分でもない。関係ないけどさ、お前と朱里の鎮守府の娘からの視線がクッソ痛い」
祐樹「それは…。仕方ない」
優斗「はぁ…。とりま、飯食い終わったから俺、先に行くわ」
祐樹「うぃーっす」
皿を戻してから、食堂を後にする。食堂を出るまでが地獄だ。
やめろー、ニヤニヤしながら視線を向けるのはやめろー。視線が痛いんだー。
視線から逃げるように、自室へと戻った。
ーー例の掲示板前ーー
白露「…」
白露は新聞を見た瞬間、立ったまま動かなくなった。
時雨「お姉ちゃん、フリーズしたまま動かない…」
村雨「これは、仕方ないわね…」
夕立「どうすりゃいいっぽい…」
村雨「知らないわよ…。とりあえず、掲示板の前から動きましょ。今ものすっごく邪魔になっちゃってるから」
夕立「白露お姉ちゃんはどうするっぽい?」
村雨「とりあえず、引きずってでも動かすしかないわね」
時雨たちは、完全フリーズ状態の白露を引きずっていく様な感じで移動した。
(移動中)
時雨「お姉ちゃん…。いい加減フリーズから戻って…」
白露「ゆーくんと、私の…」
村雨「ダメだこりゃ…。しばらく戻りそうにもないわよ、コレ」
夕立「ぶん殴ったら戻るっぽい?」
時雨、村雨「「それはない」」
時雨「お姉ちゃんは昔のテレビとかじゃないんだよ…?」
夕立「そんな事は分かってるっぽい」
村雨「まったく…」
白露を近くの休憩スペースに運び終わると、白露はようやく動き始めた。
白露「はぁ…。なんで…」
時雨「でも、なんであんな写真が手に入ったんだろうね」
村雨「隠しカメラとか?」
時雨「それが本当だったら相当タチが悪いよ…」
夕立「犯人探すっぽい?」
時雨「いや、新聞の作成は青葉さんだと思うんだ。けれども、ここの青葉さんは隠しカメラとかは使わないはずだし…」
村雨「写真を撮った別犯人がいるって事ね…」
??「ヤッホー。おっはよー」
白露「あ、朱里お姉ちゃん」
朱里「どうも~。なんかテンション低いけれども何かあったの?」
白露「実は…」
ここまであった事を全て朱里に話した。しかし、とんでもない返答が返ってきた。
朱里「ふ~ん。そんな事が…」
白露「だから、どっかから隠しカメラか何かで撮られていたんじゃないかな~。って話してたの」
朱里「あ、隠しカメラつけたの私だよ?」
白露「へぇー…へ?」
自分の声とは思わない声が出た。それもその筈、目の前に元凶が現れたからだ。
白露「お、おねえ、ちゃん…?」
朱里「いや~。まさか急にキスしてたからね~。見てるこっちもビックリだったよ…」
白露「…」
朱里「アレ? どうしたの? 急にみんな揃って黙って…」
白露「犯人…」
朱里「え?」
白露「犯人、お姉ちゃんだったのかーーー!!!」
朱里「きゅ、急に叫んでどうしたの!?」
白露「みんな、お姉ちゃん捕まえて!!」
時雨、村雨、夕立「「「了解!!」」」
朱里「え、ちょ、まっ…。逃げよっ!!」
白露「あ…。待てー!!」
逃げていく朱里を白露が追いかける。その後ろから時雨たちも追いかける。
朱里「逃げろー!!」
白露「逃げるなー!!」
鎮守府の中を駆け回る。お姉ちゃんが妙に運動神経いい所為で、なかなか捕まえられない。
けれども、少しづつ疲れてきたのか逃げるスピードが落ちてきていた。
白露「やっと…。捕まえたっ…!!」
白露は、疲れてヘロヘロになった朱里をようやく捕まえられた。
朱里「あちゃ~。捕まっちゃった?」
白露「捕まっちゃった、じゃないよ!!」
優斗「それはこっちのセリフなんだけれどもなぁ!?」
朱里、白露「「!?」」
白露「な、なんで、提督が目の前に…?」
優斗「部屋の近くが騒がしかったから出てきたら、目の前で朱里を白露が捕まえていただけだぞ」
白露「え!? ここ、提督の部屋だったの!?」
優斗「そうだよ…。昨日来ただろ…」
白露「そうだった…」
優斗「んで、なんでお前らは追いかけっこなんてしてたんだ」
時雨「それは、僕が説明するよ。お姉ちゃんはガス欠で話せなさそうだし」
優斗「お、おう…」
時雨から、ここまでに至るまでの説明を聞いた。俺は、聞いてただ呆れるだけだった。
優斗「お前らは何をやっているんだよ…」
白露「はい…」
朱里「すいません…」
優斗「ったく…。これでも喰らってろ!」
優斗の水平チョップが朱里の頭に直撃した。
朱里「いったぁ…」
優斗「お前もだぞ、白露」
白露「はい…」
優斗の水平チョップが頭に飛んでくるかと思って身構えた。けれども、飛んでこなかった。代わりにきたのは、デコピンだった。
白露「いった…」
優斗「ったく…」
朱里「なんで対応が違うの…」
優斗「るせー」
こんな事などが色々あって、俺たちのハチャメチャな新年会は終わりの時間が近づいてきていた。
そして、帰宅する時間になった。
優斗「じゃ、またいつかな」
祐樹「ヘイヘイ。ま、暇ならいつだって来てもいいぞー」
優斗「ハイハイ…。じゃ、また」
祐樹「じゃーなー」
この時はまだ分からなかった。
別要件でここに来る事になるなんて。
別要件。それは。
幸せを粉砕してしまうような事だ。
どうも、作者です。
前書きに書いた重要な事というのは、投稿ペースがこれからめちゃくちゃになるという事です。
何故かと言いますと、単位認定テストだったり就活だったり色々あるからです。
なので、変な日に投稿したり、2週間ほど投稿しなかったりします。
不規則日程になりますが、よろしくお願いいたします。
なにやら、忙しくなりそうですね。
身体を壊さないように気をつけてください。
なにやら、今後が気になりますが、
気長に待ってます。
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色々ありますが、これからもよろしくです!!