2020-04-10 01:18:45 更新

概要

「隻眼提督と艦娘達」の続編です。
前回同様、読みにくい作品になると思いますがもしよかったらご覧下さい。頑張って書いていきます。
出てほしい艦娘が居ましたらコメント下さい。
(霞、瑞鳳、白露型、弥生、アトランタを含む海外艦(だれかは主によります)、赤城、加賀、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴、多摩、木曽、川内、文月、皐月、長月、水無月、神通、那珂、如月、卯月、菊月、三日月、香取、鹿島、大和、鳳翔、神風、武蔵、綾波、青葉、衣笠、島風、雪風、金剛型、秋月、曙、叢雲、長良型が決定してます)


前書き

前回の作品が一万PV突破したので続編です。

出てほしい艦娘が居ましたらコメント下さい。
コメント、評価、応援よろしくお願いします!

先が読まれやすい話なのでご注意下さい。(ありきたりすぎる)


-とある海域-


?「イ級三体、 チ級一体 リ級Elite二体確認!

戦闘用意! 迎え撃つぞ!」


?「「オー!!」」


ズッシャー ズッシャー


イ級「ギャアアア」ドカーン


リ級「」ドカーン ドカーン


?「来るぞー!」


タタタタタタ!


?「ふん!」シャキーン←砲弾斬った


バチャーン バチャーン


?「た、隊長!」「隊長が来たぞ!」「獅子丸大佐が来たぞ!」


獅子丸「怯むな! 押し返すぞ!」


?「「オー!!」」


ズッシャーズッシャー


------------


提督「はっ!?」メヲサマシ


提督「う~ん またあのときの夢か……」チラ


時計「」マルヨンサンマル


提督「起きるか」ギシ


提督「」サッサッ←身支度整え、ベッドメイキングしてます


提督「よし!」


提督「行くか」カチャン←軍刀と刀持ち


ガチャ バタン


-廊下-


?「あ、提督おはようございます」


提督「お、高雄おはよう」ニコ


高雄「はい、おはようございます」ニコ


愛宕「提督、私もいますよ~」


摩耶「よ! 提督」


鳥海「おはようございます 司令官さん」


古鷹「提督! おはようございます!」


加古「ふぁ~あ おはよう提督」


朝潮「司令官おはようございます!」


睦月「提督、おはようにゃ~」


提督「皆どうしたんだ?

起床時間までまだ時間あるぞ」


(起床時間 06:00の設定です)


高雄「いえ、前の鎮守府の癖で……」


提督「ああ」ニガワライ


高雄「提督はどちらに?」


提督「わしは散歩じゃ 日課なもんでな」


摩耶「じゃあ、何で刀持ってんだ?」


提督「まあ、護身と居合の練習のためにな」


古鷹「居合いってなんですか?」


提督「居合いというのはな、刀を鞘に収めた状態で帯刀して、鞘から抜き放つ動作で一撃を加える武術じゃよ」

(※Wikipediaよりもらいました)


加古「なんかよくわかんねぇけど、提督はそれできるんだな」


提督「まあな」ハハ


朝潮「朝潮見てみたいです!」


睦月「睦月も見たいにゃしぃ」ズイ


提督「ほう、それは嬉しいな

だが、あんまり面白くないかもしれんぞ」


愛宕「私も見たいかな~?」


鳥海「私の計算によると、面白いものが見れるかと」


提督「面白いかどうかはわからんが、ついてきても構わんぞ」


高雄「では、私達も」


提督「いいぞ、行くかの」


艦娘達「はい!」


-鎮守府門前-


門兵「提督おはようございます!」ビシ


提督「ご苦労」スッ


艦娘達「「お疲れ様です!」」


門兵「はい」ニコ


門兵「開けます」ガチャ


門兵『提督がお出掛けになる』ピッ


門兵2『了解』ピッ


門兵「行ってらっしゃいませ」ビシ


提督「うむ」スタスタ


-裏山道中-


提督「おーい、大丈夫かー?」


摩耶「提督! 歩くの速ーよ!」ゼェゼェ


高雄「いい運動ですけど……」ハァハァ


睦月「疲れたにゃしぃ」ハァハァ


提督「まだ半分位だぞ頑張れ」スタスタ


加古「提督待ってくれよ~」


提督「だいたい、皆の方が若いだろう 普通逆だぞ」


摩耶「艦歴だったらあたしらの方が年上だぞ」ボソ


提督「ほら、頑張れ」スタスタ


-十数分後-


提督「ここを上れば目的地じゃ」


愛宕「……あらあら~」


摩耶「……クソが」


古鷹「……えっえ」コンワク


急階段「」ヤア


提督「では、先行っとるからゆっくり来なさい」


タタタタタタ


艦娘達「「は、早!」」


艦娘達「「……」」


高雄「……行きましょうか」


鳥海「私の計算では……」


朝潮「司令官のためなら朝潮頑張ります!」


睦月「朝潮ちゃん元気すぎるにゃ」


加古「古鷹ーおぶって」


古鷹「加古、頑張って」グイグイ


-数分後-


愛宕「やっと着いたわ」ハァハァ


高雄「すごく疲れたわ」ハァハァ


摩耶「こんなに歩かせやがって」ゼェゼェ


鳥海「わたしもこれはさすがに……」


提督「おお、着いたか」


古鷹「あ、提督!」


加古「提督、速すぎだろ……」ゼェゼェ


朝潮「司令官! 朝潮ただいま到着しました!」ハァハァ


睦月「睦月頑張ったにゃ 誉めるがよいぞ」フンス


提督「おお、よく頑張ったな」ナデナデ


朝潮、睦月「~~//」カアァ


重巡艦娘「」ジー


提督「ん?」


摩耶「提督、あたしらにはないのかよ」


提督「ああ、そうだな……」


重巡艦娘「」ジー


提督「まあ、あとでな」スタスタ


加古「あ、逃げた!」


提督「あとでなんかするから待っててくれ」


愛宕「提督~忘れたら怒りますよ」ニコ


提督「」ニガワライ


提督「皆は、ベンチに座っててくれ」


高雄「は、はい」スッ


提督「ちょっと休んでてくれ」カチャン←刀置き


艦娘達「?」


提督「ふぅ」メヲトジザゼン


提督「……」


古鷹「動きませんね」


鳥海「そうね」


チュンチュンチュン


摩耶「おいおい、鳥が肩に止まったぞ」


高雄「凄い集中力……」


提督「……」


提督「!」パチ!


バタバタバタ


提督「よっこらしょっと」スッ


提督「さて」カチャン


朝潮「刀を持ちましたよ」


スタスタ


提督「」アタマサゲ


艦娘達「」アタマサゲ


提督「ふぅ」セイザ


提督「……」


提督「……ふん!」シャキーン


艦娘達「おおう……」


提督「や!」ブン!


提督「……」カチャン←鞘に納め


提督「……」セイザ


フゥゥゥゥーン


木の葉「」フワッフワッ


提督「……ふん!」シャキーン


木の葉「」マップタツ


艦娘達「おおう!」


摩耶「え、いつ抜いたんだ」


古鷹「速すぎて、見えなかったです」


朝潮「司令官凄いです!」


提督「……」カチャン←鞘に納め


提督「」アタマサゲ


艦娘達「」パチパチ


高雄「お見事です提督」


鳥海「司令官さん素晴らしかったです」


睦月「カッコよかったにゃ」


提督「ありがとう だが、少々動きが鈍かったな……」


提督「娘達の前で緊張してしまったかな」ハハハ


木の葉「」ヒラヒラ


提督「」クル シャキーン


木の葉「」スパ


艦娘達「」


提督「今のはよかったな」カチャン


艦娘達(何で後ろの木の葉見えたの)


提督「さて、帰ろうか」スタスタ


高雄「行きましょうか」


-湯原鎮守府-


提督「すまんな、付き合わせてしまって」


高雄「いえ、私達の方から付いていきましたので」


提督「ならいいかの 今日、皆には鎮守府の施設を回ってもらおうと思う」


愛宕「施設内ですか?」


提督「そうだ この鎮守府は他の鎮守府と違ってかなり広いし迷いやすいからな

あと、護衛官達にも会ってほしい、皆会えるのを楽しみにしてるからな」


鳥海「そうですね、わたしも見てみたいです」


提督「よし、じゃあ、08:00に執務室に来てくれ」


艦娘達「「はい!」おう!」


-執務室-


提督「さて、書類の整理するか」


……書類整理中……


提督「よし、これでいいな」


コンコン フブキデス


提督「入れ」


ガチャ バタン


吹雪「おはようございます! 司令官!」


提督「おはよう、吹雪」ニコ


吹雪「司令官、本日の業務は?」


提督「そうだな、吹雪には施設を案内してもらおう」


吹雪「高雄さん達にですか?」


提督「そうだ、もうすぐ来ると思うが……」


コンコン


提督「入れ」


ガチャ


高雄達「「失礼します」」


提督「おう、来たか」


吹雪「皆さんおはようございます!」


睦月「おはよう吹雪ちゃん」


提督「全員来たかな

吹雪、皆を玄関に頼む 下に河本曹長がいる」


吹雪「わかりました!」


提督「あと、工廠に寄ってくれないか」


吹雪「なんかあったんですか?」


提督「建造をしたんだ

その艦娘を出迎えてほしくてな」


吹雪「わかりました」


吹雪「皆さん行きましょう」


ガチャ バタン


-廊下-


愛宕「そういえば、吹雪ちゃん」


吹雪「はい」


愛宕「提督の秘書艦って誰なの?」


吹雪「秘書艦ですか?」


高雄「確かに、いなかったわね」


摩耶「あたしも気になった」


鳥海「私達が初めて来たときもいなかったわね」


吹雪「司令官の秘書艦はいないですよ」


艦娘達「え?」


古鷹「どうしていないの?」


吹雪「詳しくは知らないんですけど、大本営に居たときから就けなかったそうです」


吹雪「実際、私も志願したんですけどやんわり断れてしまいました……」


睦月「そうだったんだ」


?「あら、吹雪ちゃん」


吹雪「あ、橘中佐!」


水本大佐「俺もいるぞ」


吹雪「お二人共おはようございます!」


橘中佐「あら、元気な挨拶ありがとう」ニコ


水本大佐「お、君たちもいたか」


水本大佐「前にもあったけど、改めて紹介させてもらうこの鎮守府の提督代理兼護衛官の司令官の水本だ

長い付き合いになるだろうよろしく頼む」


橘中佐「提督代理兼護衛官の副司令官の橘よ

同性同士仲良くやっていきましょう」ニコ


古鷹(本当に美人な人)


橘中佐「あ、あと前にも言ったけど男性に変なことされたらすぐ私に言って

すぐに“シバいて"あげるから」フフ


水本大佐「ちなみに橘中佐はここではないが今までで十人近くの男性隊員を病院送りにしたから気を付けろ」


艦娘達「」


橘中佐「ちょっと大佐! 怖がらせないでください!」


水本大佐「ハハハハ」


高雄「お二人共よろしくお願いします」アタマサゲ


水本大佐「皆には期待してるよ」


吹雪「すいません、鎮守府案内行ってきます!」


橘中佐「そう、行ってらっしゃい」ニコ


-玄関-


吹雪「あ、曹長さん!」タタタ


河本曹長「お、吹雪ちゃん」


摩耶「お、憲兵のおっちゃん!」


鳥海「曹長さんお久しぶりです」


河本曹長「久しぶりなお二人さん

あと俺はもう憲兵じゃないぞ」


河本曹長「他の娘は初めてかな?」


河本曹長「初めまして、湯原鎮守府所属機甲科戦車部隊所属の河本だ よろしく」


高雄「初めまして、よろしくお願いします」


睦月「機甲科なんにゃ?」


河本曹長「まあ、走りながら話すよ 乗って」


ガチャ バタン


高機動車「」ブーーン


愛宕「なんか、いつ乗っても不思議な感覚だわ」


古鷹「そうですね

艦の私達が違う乗り物に乗るなんて……」


睦月「睦月はここがいいにゃしぃ」タカオノヒザノウエ


朝潮「//」アタゴノヒザノウエ


高雄「あら、そう言ってくれると嬉しいわ」フフ


愛宕「あらあら、もっと甘えていいのよ」ギュ~


睦月「そういえば、曹長さん」


河本曹長「なんだい?」


睦月「曹長さんのいる"機甲科“ってなんにゃ?」


河本曹長「そうだな、皆には馴染みが少ないかもしれないが、主に戦車や装甲車とかを扱っている部隊だよ

戦車部隊と偵察部隊の二つに別れてて俺がいるのは戦車部隊だよ」


摩耶「でも、おっちゃん憲兵だったのになんでそこにいるんだ?」


河本曹長「本当は、警務隊を志願したんだがいろんな車輌免許持ってるから引っ張られちまったんだ……」


河本曹長「だから、代わりとして提督とかの送迎とかもやらせてもらっている」


鳥海「なるほど」


吹雪「あ、工廠が見えてきましたよ!」


河本曹長「確か、新しい艦娘がいるんだっけ?」


吹雪「はい! 楽しみですね!?」


河本曹長「そうだな」ハハハ


-工廠-


加古「本当にでけぇな」ミアゲ


古鷹「本当に凄い」


河本曹長「俺は、外にいるから行ってくれ」


吹雪「はい!」


朝潮「誰が来たんでしょう?」


スタスタ


明石「あ、皆さんこんにちは!」


吹雪「あ、明石さん」


明石「待ってましたよー

ようやく、この鎮守府に建造された艦娘が来るです!

もう楽しみですよ!」


摩耶(相変わらずうるせー)


明石「じゃあ、開けちゃいまーす!」ポチ


ガラガラガラガラ


?「霞よ ガンガンいくわよ! ついてらっしゃい」


朝潮「か、霞!」ダッ


霞「あ、朝潮ね……」


朝潮「」ギュ


霞「ちょ、ちょっと」


朝潮「やっと……会えた」ウル


霞「も、もう//」


?「おう、終わったようじゃな」


吹雪「あ、司令官!」


霞「あんたがここの司令官なの?」


提督「ああ、お初にお目にかかるよ霞」


提督「ようこそ、湯原鎮守府へ」スッ


霞「な、なによ!?」


提督「いや、握手を求めたんだが……」


霞「なによ、このクズ!」


艦娘達「!?」


整備員達「!?」ガタッ


朝潮「か、霞! いくら……」


提督「あー、大丈夫だ もう聞きなれとるよ」ハハハ


霞「なに笑ってるのよ!」


提督「いや、久しぶりに聞いたからな」ハハハ


提督「手のかかる娘が来たもんじゃ」ナデナデ


霞「ちょっと! なにすんのよ!」アセアセ


提督「撫でてるだけだが」ニコ


提督「まあ、よろしく頼むぞ霞」


提督「吹雪、霞の案内も頼む」


吹雪「はい! 司令官」


スタスタ


霞「な、なによあの司令官は」


高雄「でも、ちょっと嬉しそうでしたね」フフ


霞「なっ!?」


愛宕「羨ましいわ~ 私まだやってもらえてないのに」


摩耶「私は一回だけ……」ボソ


鳥海「えっ」


古鷹「私もまだ……」


加古「私もだな」


睦月「睦月はあるにゃ~ 気持ちよかったにゃ♪」


霞「」


朝潮「霞、司令官に対する態度には気を付けなさい」


霞「わ、わかったわよ」


スタスタ


河本曹長「お、終わったか」


吹雪「はい! 新しい仲間が来ましたよ!」


河本曹長「おお、霞か」


霞「あんた誰よ」


河本曹長「俺は、この鎮守府の護衛官の河本だ よろし

くな」


霞「まあ、よろしく」


河本曹長「相変わらずだな」ボソ


霞「な、なによ」


河本曹長「なんでもありません」


河本曹長「次にいきましょう」ガチャ


霞「なによこれ?」


河本曹長(やっぱり知らなかった)


-数分後-


霞「なんか、揺れるわね」


河本曹長「すまんな、我慢してくれ」

(※元自の人曰く自衛隊車輌は基本的に乗り心地悪いそうです)


河本曹長「そろそろかな?」


キキッ


吹雪「ここって」


艦娘達「?」


ガチャ バタン


河本曹長「来るかな」


ザッザッザッ


大城大尉「全体ー! 進め!」ザッザッザッ


高雄「あ、大尉さん」


河本曹長「大城大尉率いる第一小隊だよ」


鳥海「でも、服装違いますね」


河本曹長「皆が見ていたのは戦闘服だからな

あれは、“特別儀仗服"だ」


高雄「儀仗隊ってことですか?」


河本曹長「そうだ

第一小隊は、元憲兵と元警務隊で編成されているがそれ以外に儀仗隊の資格も有してるんだ別名"華の一小隊“って呼ばれてるんだ」


睦月「……凄いにゃ」キラキラ


大城大尉「……全体ー! 止まれ!」


ザッザッザ


加古「止まったけど」


大城大尉「左向け左!」


隊員達「」サァーサッ!


大城大尉「立て! 銃!」


隊員達「」サッ


古鷹「凄い……息ぴったり……」


河本曹長「お見事です 大尉」ビシ


大城大尉「ありがとう曹長」ビシ

(※自衛隊の儀仗隊の指揮官は三尉~三佐までだそうです)


大城大尉「そして、皆も着任おめでとう」ビシ


艦娘達「」アタマサゲ


高雄「ありがとうございます大尉さん」


愛宕「その制服とっても似合ってるわ♪」


大城大尉「それは、嬉しい一言だな」ハハ


大城大尉「これからよろしく頼むな」


愛宕「ええ、よろしく~」


スタスタ クル


大城大尉「捧げ! 銃!」


隊員達「」サッ!


艦娘達「」ビシ


大城大尉「直れ!」


大城大尉「右向け右」


隊員達「」サァーサッ!


大城大尉「前に進め!」


ザッザッザッ


河本曹長「次に行くか」


艦娘達「はい!」


-射撃場-


バン バン バン


古鷹「ここはなんですか?」


吹雪「護衛官さん達の射撃場です」


高雄「ここにも誰かいらっしゃるんですか?」


河本曹長「ああ、いるよ あの時の作戦にも参加していた人達が」


スタスタ


河本曹長「黒田曹長!」


黒田曹長「お、河本曹長 艦娘達の案内中か?」


河本曹長「そうだ、それでここに来た」


黒田曹長「そうか」


黒田曹長「摩耶さんと鳥海さん以外は初めましてかな 第一狙撃分隊分隊長の黒田だ よろしく」


艦娘達「よろしくお願いします」


黒田曹長「皆が留守の間、皆の鎮守府の警備していたのが俺らだ」


高雄「そうなんですか? ありがとうございます。」


黒田曹長「いいよ 無事でよかった」


黒田曹長「あともうひとり 榎本(えのもと)!」


榎本軍曹「はい!」タタタ


黒田曹長「こいつが、あんたらの提督が持っていた爆弾のスイッチぶち抜いたやつだよ」


艦娘達「!?」


愛宕「じゃあ、あなたが私達を救ったのね」


榎本軍曹「はい! 皆さんご無事でよかったです」


黒田曹長「悪いな呼び出して 戻っていいぞ」


榎本軍曹「あ、はい でも、一つ艦娘さん達にいいですか?」


艦娘達「?」


榎本軍曹「こちらに“重巡洋艦 古鷹"がいると聞いたのですが、どなたでしょうか?」


古鷹「あのー、私です」スッ


榎本軍曹「あなたが古鷹ですか?」


古鷹「どこかでお会いしましたか?」


榎本軍曹「いえ、自分の祖父があなたが艦だった頃に見張り員として乗艦していました」


古鷹「本当ですか!?」


榎本軍曹「サボ島の海戦まで乗艦していたそうです」


古鷹「そのあとは?」


榎本軍曹「青葉に乗艦して終戦まで生き残りました」


古鷹「それは、よかった……」


榎本軍曹「祖父は、青葉より古鷹が好きだったそうです」


古鷹「え//」


榎本軍曹「古鷹は乗り心地がよかったし、艦の形も好きだったそうですよ」


古鷹「~~//」テレテレ


加古「じゃあ、青葉はどうだったんだ?」


榎本軍曹「嫌いじゃなかったそうです けど……」


加古「けど?」


榎本軍曹「青葉で4,5回死にかけたそうで、青葉には嫌われていたって苦笑いしてました」


古鷹、加古「」


摩耶「あんたの爺さんよく生きてたな」


榎本軍曹「皆から言われたそうですよ」


高雄「あなたも海軍出身なんですか?」


榎本軍曹「いえ、自分は"SAT“出身です」


古鷹「サット?」


睦月「なににゃそれ?」


摩耶「鳥海、知ってるか?」


鳥海「聞いたことないわ」


愛宕「高雄は知ってる?」


高雄「わからないわ」


朝潮「申し訳ありません」


榎本軍曹「そうですか」ニガワライ


黒田曹長「まあ、普通はしらねぇわ」


河本曹長「知らなくても無理はないですね」


加古「それでなんなんだ?」


榎本軍曹「SATって言うのは“特殊急襲部隊"ってやつで軍じゃなくて警察の特殊部隊だよ 俺は、そこの狙撃手だったんだ」


吹雪「そんなに凄いんですか?」


黒田曹長「SATに入る時点で狭き門だからな そこの狙撃手ならなおさらだ」


古鷹(私の乗組員の子孫がこんなに立派に……)


摩耶「ならよ、もう一回狙撃するところ見せてくれよ!」


榎本軍曹「いいですけど、黒田曹長構いませんか?」


黒田曹長「リクエストされたんだ 答えてやれ」


榎本軍曹「ありがとうございます!」


スタスタ


榎本軍曹「よし行くか」ウツブセニ


L96「」カシャン

(スコープ、サプレッサー、バイポット、ステッピング加工、レンジファインダー)


榎本軍曹「標的は?」


黒田曹長「600m先の的で頭部狙え」ユビサシ


人形の的「」


吹雪「ほとんど見えませんよ」


睦月「見えないにゃ」


河本曹長「いやでも、戦いになったら皆これより遠い敵と戦うだろ」


愛宕「艤装着けてないと人と同じですよ」


黒田曹長「始まるぞ」


榎本軍曹「距離600,風向きは……」ブツブツブツ


古鷹「なに言ってるんですか?」ボソボソ


河本曹長「標的までの弾道や射角とかを計算してるだ」


河本曹長「狙撃手ってのは正確な射撃が要求されるからな神経使うぞ」


榎本軍曹「よし」


榎本軍曹「……」ジー


L96「」バシュン


人形の的「」キーン


摩耶「あ、当たった!」


愛宕「当たるものなのね~」


榎本軍曹「あー、緊張した」バタ


黒田曹長「先祖が世話になった艦の前で失敗できないしな」ハハハ


古鷹「~//」


-車内-


河本曹長「よかったな、乗組員の子孫に会えて」


古鷹「はい、こんなところにいたなんて」


河本曹長「意外なところにいるもんだよ」


霞「ここってそんな人達たくさんいるわけ」


河本曹長「そうだな、俺の知ってる限りじゃ半分近くかな?」


河本曹長「もしかしたら、いるかもしれないぞ」


霞「ふーん」


河本曹長「お、あれは……」


艦娘達「?」


河本曹長「第2、第3小隊の合同訓練だな」


-訓練所-


河本曹長「中沢中尉、島本中尉」


中沢中尉「お、河本曹長」


島本中尉「どうも、曹長」


河本曹長「お疲れ様です 今、転属してきた艦娘達の案内中でして」


中沢中尉「あー、会議の時話してた」


島本中尉「彼女達か?」


河本曹長「はい、そうです」


中沢中尉「やぁ、初めまして 第2小隊小隊長の中沢だ」


島本中尉「同じく第3小隊小隊長の島本だ」


愛宕「よろしくね~」


吹雪「中沢さん、島本さん 今日は、あの子達いますか!?」


中沢中尉「おー、いるよ」ニコ


島本中尉「ちょっと待ってな」


中沢中尉「」ピューイ←指笛


島本中尉「」ピッ←指笛


艦娘達「?」


タッタッタッ バサバサバサ


シェパード「」タッタッタッ


オオワシ「」バサバサバサ


中沢中尉「レオ カモン!」


島本中尉「ソラ こっちだ!」ウデダシ


レオ「ワン!」


ソラ「カァー」


中沢中尉「よーし! いいこだ」ナデナデ


島本中尉「よーし! いいぞ」バサッ


中沢中尉「レオ 行け」


レオ「」トテトテトテ


吹雪「あー、レオおかえり」ナデナデ


レオ「クゥーン」


吹雪「ソラもおかえり」


ソラ「カァー」


高雄「あのー、その子達は?」


中沢中尉「紹介しなきゃな 軍用犬のレオだ 犬種はシェパードだ」

(※正式名称はジャーマン・シェパード・ドッグ

日本国内では、シェパードと呼称されています

海自、空自は警備犬が採用されてますが、陸自は採用していないそうです)


島本中尉「オオワシのソラだ」

(※日本一大きなワシで全長雄で約80cm 雌で約102cm 翼開張で220~225cm 設定で雄です

天然記念物の為、人の手では飼えない〈多分〉

設定上許してください)


摩耶「へぇー、こいつがか」


レオ「」クビカシゲ


霞「なんか色々背負ってるけどこれなんなの?」


中沢中尉「軍用犬の装備だな ここにカメラとかを搭載して周辺の偵察とかをしてるんだ」

(※モデルはCOD:Gの軍用犬ライリーです)


古鷹「そんなことができるですか?」


中沢中尉「よし、見てろ」


中沢中尉「レオ ゴー」スッ


レオ「」タッタッタッ


中沢中尉「よし、いいぞ」タブレットダシ


ピッ


高雄「あ、写りましたね」


中沢中尉『レオ ステイ』


レオ「」ピタッ


中沢中尉『レオ スロー』


レオ「」スッスッ←匍匐前進


中沢中尉『レオ バックホーム』


レオ「」クル タッタッタッ


中沢中尉「よし、いいこだ」ナデナデ


愛宕「よく教育してますね」ナデナデ


レオ「クゥーン」


愛宕「あらあら、甘えん坊さんね」ナデナデ


睦月「その鳥さんは?」


島本中尉「お、触ってみるか?」スッ


睦月「こ、怖いにゃ」


島本中尉「大丈夫大丈夫 ほら」


睦月「」オソルオソル


睦月「!」タッチ


島本中尉「ほら、大丈夫だろ」


睦月「はい!」ナデナデ


朝潮「この鷲も作戦とかに」


島本中尉「そうだな、足に小型カメラを設置して森林の中を偵察したり、力が強いのを利用して物資を運んでくれたりしてくれるんだ」


(※実際できるかは不明ですが、動物とかを捕らえたりしてるのでできるかなと思います……)


鳥海「頼りになりますね」


島本中尉「だろ、調教したからな」ナデ


中沢中尉「まあ、俺たち第2、第3小隊は動物とかを使って戦闘したり、人命救助や住民の避難誘導とかを任務をしている小隊だ」


島本中尉「違いは、第2小隊は市街地専門部隊 第3小隊は山岳専門部隊ってところかな いずれにせよ海で戦う皆とはちょっと縁が少ないかもな」


高雄「いえいえ、これからよろしくお願いします」


中沢中尉「よろしく頼む レオにも会いに来てくれ 皆を気に入ったようだ」


レオ「ワン!」


摩耶「おう、またな」ナデ


睦月「また来るにゃしぃ~」ナデ


ソラ「カァー」


-車内-


河本曹長「よかったな、無事戻ってきて」


吹雪「そうですね♪」


古鷹「なんかあったんですか?」


吹雪「レオは訓練中足を怪我しちゃって、ソラは体調が悪かったんです」


睦月「そうだったんだ」


吹雪「そういえば、今日4小隊の人達は?」


河本曹長「4小隊は今日はいないな」


摩耶「4小隊って?」


河本曹長「4小隊は、水中部隊だな 皆があの鎮守府にいない間、4小隊が警備したんだ」


鳥海「そうなんですか……」


河本曹長「すまんな、あんまり思い出したくないよな」


鳥海「いいえ、大丈夫です」


河本曹長「お、あれは 第5小隊か」


摩耶「お! 中尉のところか!?」


河本曹長「確か、皆を迎えに行ったのが第5小隊だったけ?」


古鷹「はい、そうです」


河本曹長「5小隊の隊員達どんな印象だ?」


加古「へ、陽気な感じだったぞ」


睦月「変な感じはしないにゃ」


河本曹長「それは、安心した」


摩耶「なんかあんのかよ」


河本曹長「……5小隊は恐らくだが、この鎮守府に所属している護衛官の中で一番強い連中だ」


摩耶「マジかよ!?」


霞「なんでそんなこと言えるのよ」


河本曹長「見てみればわかる」


-訓練所-


ヤー,フン! ウラー!


河本曹長「大村中尉!」


大村中尉「お、河本曹長お疲れ様です」


河本曹長「どうもー」


摩耶「よ! 中尉!」


大村中尉「どうも、摩耶さん」テヲアゲ


河本曹長「訓練中ですか?」


大村中尉「そうだな、今もやってる」


燃える木の板「」メラメラ


隊員「」タッタッタッ


板「」バーン!←突き破られた


艦娘達「……は?」


火のついた板「」ガコ


隊員「」タッタッタッ


板「」バーン!


高雄「え、えーとなにやってるんですか?」オソルオソル


古鷹「なんかあっちでもやってますよ」ユビサシ


腕の甲にブロック載せた隊員1「」


ハンマー持った隊員2「」スタスタ


隊員2「やーー!!」フリカザシ


隊員1「やーー!!」


ブロック「」バーン!


艦娘達「」ドンビキ


朝潮「あ、あの人!? だ、大丈夫なんですか!?」


大村中尉「大丈夫だよ うちの隊員達はそんな柔じゃない」


鳥海(そうゆう問題じゃない気が……)


(※元ネタはYouTubeで〈スペツナズ〉でありますのでご覧下さい)


-車内-


河本曹長「な、意味わかっただろ」


霞「なんか見てるだけで身体中痛くなったわ……」


摩耶「あたしも…… あいつら半端じゃねぇ……」


河本曹長「やってること人間離れだからな 他の小隊の人達は絶対やりたくないって口揃えて言うくらいだからな」


河本曹長「あと、大村中尉には異名があるんだ」


摩耶「ヘー、何て言うんだ」ズイ


河本曹長「ロシア人からは「バーバ・ヤーガ」アメリカ人からは「ブギーマン」って呼ばれてるんだ」


愛宕「どうゆう意味なの?」


河本曹長「まあ、ざっくり言うと恐怖の象徴ってやつかな」

(※元ネタはジョン・ウィックです)

(※バーバ・ヤーガとは、スラヴ民謡に登場する妖婆 日本語で〈魔女、山姥等〉という意味〈ロシアではバーバ・ヤガーとも言う〉

ブギーマンとは、子供達が住々と信じている伝説上の怪物 海外の一部の地域では親が子供に言うことを聞かせるために「ブギーマンが拐う」と脅すそうです

共通点は、どちらも人の恐怖の対象であることです)


睦月「なんか、怖そうな名前にゃ……」


加古「て言うか、なんでそう言われてるんだ?」


河本曹長「皆が来る少し前に富士の演習場で大本営の護衛官300人と湯原鎮守府の第3、第5、第6小隊と機甲科〈戦車2両、装甲車3両〉で演習を行ったんだが」


河本曹長「大村中尉は相手の斥候していたやつら16人を一人で倒したんだ 内約は、アサルトライフルで6人、拳銃で5人、ナイフで3人、素手で2人だ」


摩耶「……マジかよ」


河本曹長「殺られた奴の話だと全く気配が感じられず一人ずつ殺られたらしい」


河本曹長「その様子をたまたま見ていたロシア人とアメリカ人がそのあだ名をつけたんだ」


河本曹長「摩耶さん、あんたの乗組員の子孫は半端じゃないよ」


摩耶「なんか、誉められた気がしないんだけど」


鳥海「仕方ないわ」


-飛行場-


朝潮「ここが飛行場ですか?」


河本曹長「そうだ、皆が鎮守府に帰るとき空を守ったヘリコプター2機はここから出たんだ」


パラパラパラ


河本曹長「噂をすれば」


グオオーーン


河本曹長「UH-60 2機にAH-64DとAH-1Sか」


古鷹「あれって?」


河本曹長「そう 皆の上空を守った2機だ」


河本曹長「多分、同じパイロットかな」


-ヘリポート-


河本曹長「ここに降りるかな」


摩耶「じゃあ、降りるぞ」スッ


河本曹長「あー、まてまて この中に居た方がいい」


摩耶「はー? なんでだよ」


河本曹長「この後わかる」


艦娘達「?」


パラパラパラ


ヘリ周辺「」ブオオーーン←風


睦月「凄い風にゃ」


高雄「……! わかったわ」


鳥海「どうしました?」


高雄「外にでない方が良いって言ったわけよ」


愛宕「なんなの?」


高雄「私達が履いてるのってスカートとかじゃない だから、もし出たら……」


艦娘達「……あ」←察した


艦娘達「~~//」


河本曹長「もういいぞ ってどうしたんだ?」


加古「まあ、おっちゃん 言ってくれてありがとよ」


河本曹長「あー、わかったようだな」ニガワライ


河本曹長「これ以上は言わなんどくよ」



河本曹長「有馬中佐!」


有馬中佐「曹長お疲れ様です」


有馬中佐「艦娘達の案内中か?」


河本曹長「はい、飛行場まで来たので」


有馬中佐「どうも、初めましてかな? 湯原鎮守府航空科指揮官有馬だ 皆が鎮守府に帰るとき航空部隊の指揮を執った」


鳥海「じゃあ、あの発光信号は」


有馬中佐「俺が指示をした このヘリでな」バンバン


AH-64D「」ドン


高雄「これが……」


有馬中佐「まあ、皆は水上偵察機とか使ってるからこう言うのは見慣れないかもな」


有馬中佐「AH-64D 世界最強の戦闘ヘリコプターだ それを妖精さん達が対深海棲艦用に改装してくれたんだ」


摩耶「こいつで戦えるのか!?」


有馬中佐「ああ、実際イ級や艦載機を迎撃したしな」


有馬中佐(本当は戦車用なのに)


加古「じゃあ、あれは?」ユビサシ


有馬中佐「あれは、AH-1Sだ AH-64Dと同じ戦闘ヘリコプターだ」


朝潮「形が違いますね」


有馬中佐「まあ、あっちの方が最初に作られたからな でも、性能は高いぞ」


睦月「睦月乗ってみたいにゃ」


有馬中佐「ヘリにか?」


睦月「」コクン


有馬中佐「……」ウーン


有馬中佐「これから飛行予定のヘリは?」


石川少佐〈副指揮官〉「UH-1 2機がこれから」


有馬中佐「じゃあ、それで行こう 石川、2番機の操縦士を頼む」


石川少佐「了解しました!」


有馬中佐「これから飛行するヘリがあるからそれに乗ろうか」


睦月「ありがとうにゃ♪」


-UH-1前-


有馬中佐「これが、UH-1だ 本来は、もう少し小さいが妖精達のお陰で少し大きくなって乗員がさらに乗れるようになってる」←※2~3mくらい大きいと思ってください


霞「それでも、さっきのより小さいわね」


有馬中佐「まあ、それでも多くの任務に出た歴戦のヘリコプターだからな」


鳥海「例えば?」


有馬中佐「深海棲艦に襲われた町に行って支援物資を届けたり、人を助けたり、時には出撃している艦娘達に物資を届けたりしたらしい」


摩耶「武器は?」


有馬中佐「改装すれば付けられるが速度が落ちるから推奨されてないな 乗員がLMG〈軽機関銃〉持って戦うくらいだな」

(※実際はわかりません)


整備士「隊長! 整備完了です!」


有馬中佐「ご苦労さん 後でまた頼むぞ」


整備士「はい!」


UH-1「」ガシャン←ドア開き


有馬中佐「乗っていいよ」


高雄「これは……」


有馬中佐「車と一緒! なんも変わんないよ」


摩耶「じゃあ、お先!」ヒョイ


鳥海「あ、摩耶待って」ヒョイ


有馬中佐「石川、駆逐艦の娘達はお前の機体に乗せてくれ」


石川少佐「了解しました」


有馬中佐「江川〈えがわ〉中尉 副操縦士を頼む」


江川中尉「了解しました」


一号機 操縦士有馬中佐 副操縦士江川中尉 整備士川田〈かわた〉伍長


艦娘 高雄型 古鷹型の6人


二号機 操縦士石川少佐 桧山〈ひやま〉少尉 整備士村尾〈むらお〉伍長


艦娘 駆逐艦娘(吹雪、睦月、朝潮、霞)


パチパチ カチカチカチ


有馬中佐「計器類異常なし」


江川中尉「燃料等の不足なし」


有馬中佐「ローター起動」


ウィンウィンウィン パッパッパッ パラパラパラ


有馬中佐「メインローター異常なし」


江川中尉「離陸準備完了です!」


有馬中佐「川田 行けるか?」


川田伍長「いつでも!」


有馬中佐「では、艦娘の皆さん普段は見ない空からの景色お楽しみ下さい」


有馬中佐「江川中尉 頼むぞ」左手グー


江川中尉「了解」グータッチ


誘導員「」テヲアゲ


有馬中佐「離陸します」グイッ


UH-1「」フワッ パラパラパラ


加古「飛んでるのか今」


川田伍長「飛んでますよー 見ますか?」ガシャン


加古「……本当に飛んでやがる」


有馬中佐「行くぞ」


パラパラパラ


摩耶「おー、すげぇー!」


高雄「偵察機とは、違うわね」


有馬中佐「偵察機に比べたら速度が足りないですよ」ハハ


-二号機-


睦月「わぁー」パァァ


朝潮「建物があんなに小さいです」


吹雪「やっぱり、不思議な感じですね」


石川少佐「何がです?」


吹雪「私達艦娘がこんな風に空にいるいることですよ」


石川少佐「まあ、普段は海の上だからな」ハハハ


桧山少尉「あれ? そういえば、もう一人は?」クル


霞「」ガクガクブルブル


朝潮「霞どうしたの?」


睦月「霞ちゃんも見るにゃ」


朝潮「すごくきれいな景色ですよ♪」


霞「ちょ、ちょっと待ちなさい 今いくから」


村尾伍長「もしかして、怖い?」


霞「そ、そんなわけないでしょ! このクズ!」


村尾伍長「え、クズ……」ガーン


朝潮「こら、霞!」


石川少佐「ハハハ、噂通りだな」


村尾伍長「あー、まあ覚悟はしてましたけど…… いざ言われるとな……」ハハハ


朝潮「申し訳ありません」アタマサゲ


石川少佐「大丈夫大丈夫 この鎮守府にいる隊員達はそんなことでへこたれないよ」


村尾伍長「いや、自分結構へこみましたよ……」


桧山少尉「それは、お前のメンタルが弱い」


村尾伍長「ひどい……」


石川少佐 桧山少尉「「ハハハハハハ」」


-一号機-


有馬中佐「向こうは、盛り上がってるな」


江川中尉「駆逐艦の娘達ですからはしゃいでるんでしょう」


有馬中佐「お、左見てごらん」


艦娘達「?」


有馬中佐「提督達がいる司令部だ」


摩耶「本当にでけぇ建物だな」


有馬中佐「でかいだけでなく頑丈でもあるぞ」


古鷹「そんなにですか?」


有馬中佐「ああ、本当かどうかわからんが大和の46cm砲にも耐えたらしい」


加古「そんなに強いのか!?」


江川中尉「まあ、わかりませんけどね……」


高雄「そういえば、あなた達は会いたい艦娘とかはいらっしゃるんですか?」


有馬中佐「急にどうしました?」


高雄「ここには、あたし達が艦だった頃の乗組員の子孫がたくさんいらっしゃるんですけど、三人はどうかなと思いまして」


江川中尉「そういうことか 俺は、陸軍出身だから艦娘ってのには無縁だったからな…… 会えただけども嬉しいよ」


愛宕「あら、じゃあ私達に会えただけども嬉しいの?」


江川中尉「もちろん!

あんたらのような美女に会えただけでも嬉しいよ」


摩耶「言ってくれんじゃねぇか!」バシッ


江川中尉「あ、いて」ハハハ


江川中尉「川田 お前は?」


川田伍長「自分ですか?

自分も江川中尉と同じですね」


川田伍長「いろんな艦娘に会いたいですよ」


江川中尉「有馬中佐はどうですか?」


有馬中佐「俺か?

俺は、駆逐艦〈時雨〉〈夕立〉に会いたいな」


鳥海「その二人になにか?」


有馬中佐「江川、俺が空軍(空自)に居たの知ってるだ ろ」


江川中尉「ええ、話してましたからね」


有馬中佐「俺が中尉に昇進した頃だけどな」


-回想-


十数年前


有馬中尉『管制塔、こちら○○飛行隊有馬中尉だ 航空機に異常発生! 海に不時着する』


管制官『中尉大丈夫ですか!?』


有馬中尉『俺は、大丈夫だ それよりこの海域は大丈夫だよな!?』


管制官『はい、中尉のいる海域は艦娘達によって解放されています 連絡をいれますのでしばらくお待ちください!』


有馬中尉『わかった! すぐに頼む!』ピッ


有馬中尉「よーし、いくぞ」グイッ


航空機「」グィー ザパーン!


有馬中尉「はぁー、なんとかなった」カパ


有馬中尉「早く来てくれよ」


-十数分後-


有馬中尉「来ねえな」


ザパーザパー


有馬中尉「お! 来た……か……」


イ級「ギャアアア」


有馬中尉「う…そだろ」


イ級「ギャアアア」ザパーザパー←向かってきてます


有馬中尉「くそったれ!」スッ


9mm拳銃「」バン バン バン


9mm拳銃「」ガチン←ジャム(弾詰まり)


有馬中尉「嘘やん」


イ級「ギャアアア」クチアケ


有馬中尉「詰んだか……」ボソ


ドーン!


イ級「グギャアア」ブクブク


有馬中尉「!? なんだ」


?「当たったぽい!」


?「そうだね ここら辺のはずだけど」


?「時雨! あれ!」ユビサシ


時雨改二「本当だ いくよ夕立!」ズシャー


時雨「君 大丈夫?」


有馬中尉「た、助かっ…た……」グテン キゼツ


時雨「ちょ、ちょっと大丈夫!?」


夕立改二「しっかりするっぽい!」グラグラ


ーーーーーー

ーーーーー

ーーーー


有馬中尉「う、う~ん」メヲアケ


時雨「あ、気がついた!?」


有馬中尉「う~ん …………!?」


有馬中尉←時雨にお姫様抱っこされてます


有馬中尉「!? !?」キョロキョロ


時雨「あ、ちょっとあんまり動かないで」ギュ


有馬中尉「あ、すまない」


ムニュ


有馬中尉「~~//」マッカ


時雨「? どうしたの?」


有馬中尉「いや、なんでも…ないです」


時雨「?」クビカシゲ


有馬中尉「あ! そういえば、俺の航空機は!?」キョロ


時雨「君のなら……」ユビサシ


夕立「ぽーい♪ 軽いぽーい♪」ズルズル


有馬中尉「」


有馬中尉「これが、艦娘か……」


時雨「艦娘に会ったことないの?」


有馬中尉「俺は、空軍所属だから会うことがないから

な」


時雨「そっか… あ、見えてきたよ! 僕達の鎮守府だよ!」


-横須賀鎮守府-


上官「有馬中尉! 無事か!?」


部下達「小隊長!」


有馬中尉「上官殿! 自分は、無事であります! ご迷惑をお掛けして申し訳ありません!」ビシ


上官「いいんだ 君が帰ってきてくれたから」ポンポン


有馬中尉「提督殿、救出要請受けてくださりありがとうございます!」


横須賀提督「気にしないで下さい 自分は、要請を受けて指示を出しただけです」


横須賀提督「お礼なら彼女達にお願いします」


有馬中尉「あ、はい」


横須賀提督「時雨! 夕立!おいで」


時雨「どうしたの提督?」


夕立「提督さん なーに?」


有馬中尉「ごめんな、もう一度お礼を言いたくてな」


時雨「大丈夫だよ、中尉さん」ニコ


夕立「また会いに来てほしいっぽい!」


有馬中尉「ああ、そうだな ちょっと近くに来てくれるかい?」


時雨、夕立「?」スタスタ


ギュ


時雨、夕立「!?」


有馬中尉「ありがとう、二人のお陰で艦娘に対しての意識変わったよ どうか、無事でいてくれ」


時雨「ありがとう、元気が出たよ」


夕立「また会いたいっぽい!」


有馬中尉「ああ、また会おう!」ビシ


上官「有馬中尉 いくぞ!」


有馬中尉「今行きます!」タタタッ


ガチャ バタン


運転手「では、行きます」


ブーン ブーン


ーーーーーーーーー


-現在-


有馬中佐「それで、無事に基地に帰ってこれたんだ」


高雄「そんなことが」


摩耶「それで、その後二人には会えたのか?」


有馬中佐「いや、俺はその後、九州の基地に転属になってな 会えなくなっちまったんだ」


有馬中佐「休日とかに行ってみたかったんだが、なんせ幹部だったからあんまり離れることができなかったんだ」


古鷹「その後、時雨ちゃんと夕立ちゃんは?」


有馬中佐「知ってる限りの海軍の知り合いに聞いたけど誰も知らないらしい まあ、何年も前の話だから、退役したかそれとも……」


加古「沈んだかか……」


有馬中佐「そうだな できれば前者であってほしいがな」


艦娘達「……」


有馬中佐「さて、そろそろ降りるか」


有馬中佐『石川、そろそろ着陸させるぞ』


-二号機-


石川少佐『了解しました』


石川少佐「そろそろ降りるぞ」


睦月「面白かったにゃ」


霞「やっと慣れてきたわ……」


朝潮「よかったですね霞」


吹雪「あっという間でしたね」


桧山少尉「まあ、そんなもんですよ」


睦月「また乗りたいにゃしぃ」


石川少佐「いいよ 許可が取れればいつでも乗せてあげるよ」


睦月「やったー!」バァァー


パラパラパラ


村尾伍長「お、あれは」


OH-1「」パラパラパラ


桧山少尉「本田大尉のOH-1ですね」


石川少佐「確か、哨戒任務中だったな」


本田大尉『おい、桧山おせーぞ!』


桧山少尉『そんなこと言われても性能が違いすぎます

よ!』

(※UH-1 最高速度 240km←実機

OH-1 最高速度 270km←実機

※作中の機体は設定で妖精によって改装されてるので速度が速くなっている設定です)


本田大尉『追い抜かすぞー!』


OH-1「」パラパラパラ


石川少佐「あのまま前に行ったら、知らんぞ」


桧山少尉「目に見えてきました」


-一号機-


OH-1「」パラパラパラ


摩耶「ん? あ、あれって」


有馬中佐「あ、帰って来たのか」


本田大尉『江川 置いてくぞ!』


江川中尉『置いてくって言われても競うつもりはないですよ』


本田大尉『それじゃあ、つまんねぇーだろ ほれほれー』


OH-1「」ロール三回


本田大尉『早く来いよ!』ヘヘヘ


有馬中佐『ほー、俺の操縦している機体の前で良くできるな』


本田大尉『へっ…… た、隊長?』ピタッ


石川少佐『俺もいるぞ』


本田大尉『あらー、隊長お二人ともお疲れ様です』


本田大尉『さよならー!』


OH-1「」パラパラパラ


有馬中佐「始末書+α決定」


江川中尉「ハハハ」


-飛行場-


パラパラパラ


有馬中佐「よーし、降りるか」


江川中尉「お、チヌーク〈CH47〉も訓練開始のようです」


CH47「」パラパラパラ←ホバリング中


加古「なんかでかいな」


川田伍長「そりゃそうですよ

あっちは、輸送ヘリコプターですからね」

(※UH-1 全長 17m CH47 全長 30m)


CH47「」パカ←後部ハッチ開き


鳥海「なんか開きましたけど」


有馬中佐「ファスト降下か」


愛宕「ファスト降下?」


江川中尉「見てみればわかりますよ」


隊員達「」スルスル←降下中


高雄「なんですかあれ!?」


有馬中佐「あれがファスト降下だ 自分の手と足を使ってヘリから降下する手段だ」


有馬中佐「短時間で多くの人員を降下できるが命綱をつけないから難しいのと危ないのが短所だ」


古鷹「確かに、怖そうかな……」


有馬中佐「もう一つあるが、見せた方が早いな」


有馬中佐「川田、いけ!」


川田伍長「ま、マジですか……」


江川中尉「ロープの確認次いでだ 頑張れ」


川田伍長「……わかりました」ロープだし


川田伍長「」カチャカチャ←準備中


加古「なにやってんだ?」


摩耶「さぁ?」


川田伍長「準備完了です!」


有馬中佐「よし! 降下一分前 用意しろ」


川田伍長「はい!」


高雄「え? ……降下?」


有馬中佐『石川、ラペリング降下のテストする 周辺警戒してくれ』


石川少佐『了解しました』


有馬中佐「降下三十秒前」


川田伍長「はい、ドア開けるからご注意下さい」


ドア「」ガシャン


ブオオオン←強風


古鷹「うっ」カミオサエ


鳥海「きゃっ」スカートオサエ


川田伍長「ロープ投下」シュ


川田伍長「」グイグイ


有馬中佐「降下十秒前」


川田伍長「では、皆さん下で会いましょう」M249持ち


高雄「あ、はい……」


有馬中佐「よし、行け!」


川田伍長「降下!」ピョン


摩耶「お、おい!」ノゾキコミ


川田伍長「」スルスルスル


加古「すげー、ちゃんと降りてる」


川田伍長「」チャクチ


川田伍長「」カチャカチャ←ロープ外し


川田伍長「」グッ


有馬中佐「着地確認 退避」


パラパラパラ


有馬中佐『川田どうだった?』


川田伍長『異常無しです』


有馬中佐『了解、後で会おう』


川田伍長『了解しました!』ピッ


江川中尉「ロープ収容しましょう」ピッ


巻き上げ機「」グイ←実際は付いてない筈です(一部の機

体を除き)


有馬中佐「どうでした、ラペリング降下は?」


愛宕「ちょっと怖そうね……」


古鷹「わたしはできないかな……」


江川中尉「まあ、そんなもんですよ」


有馬中佐「さて、降りるか」


パラパラパラ


UH-1「」ガチャン←着地


パラパラパラ……パラ……パラ……ピタ


有馬中佐「はい、お疲れ様でした」


川田伍長「はい、戻ってきました」ガチャ


古鷹「あ、伍長さん」


加古「きれいに降りてったな」


川田伍長「そりゃ、ありがとうございます」


有馬中佐「どうだった、空の旅は?」


摩耶「空もなかなかいいもんだな」


有馬中佐「防空(重)巡洋艦の摩耶からその言葉が聞けるなんてな」


摩耶「ああ? いいだろ別に」


有馬中佐「攻めてないよ」ハハハ


摩耶「//」


江川中尉(照れたのか?)


河本曹長「おう、みんなお帰り」スタスタ


吹雪「あ、曹長さん」


河本曹長「有馬中佐、ありがとうございます」


有馬中佐「構わん、いい機会だ また乗りたくなったら、ここに来な」


睦月「わかったにゃ♪」


有馬中佐「さて、バカ(本田大尉)をしばきにいくか」クル


石川少佐「ハハハ、今日は何があるかな」


江川中尉「桧山、整備見に行くぞ」


桧山少尉「了解しました」


河本曹長「さて、昼飯食いにいくか」


加古「もうそんな時間か!?」


河本曹長「そうだぞ ほら」


時計「」ヒトヒトヨンマル


河本曹長「今行ったら、ちょうどいい時間だろ」


摩耶「じゃあ、すぐ行こうぜ! アタシ腹減っちまった」ヘヘ


河本曹長「ハハハ、そうか じゃあ、行くか」ガチャ


ーーーーーーー

-夕方-

(※都合により、他の部隊の場面は省略させてもらいます。全部回ったってことにして下さい)


-執務室-


提督「……」カキカキ


提督「……」ハンコオシ


提督「……よし 終わった」


~~~♪←課業終了ラッパ


コンコン


提督「入れ」


ガチャ


大淀「失礼します 書類を確認しに参りました」


提督「おう、ちょうど終わったところだよ」トントン


大淀「お疲れさまです では、確認します」


提督「うむ、頼むよ」ショルイワタシ


コンコン


提督「入れ」


ガチャ


高雄「失礼します」


ゾロゾロ


提督「おう、みんな戻ったか」


提督「どうだったかな? 鎮守府施設回りは」


睦月「面白かったにゃ♪」


朝潮「非常に貴重な体験でした」


提督「それは、よかった」ニコ


提督「吹雪、案内とかをしてくれてありがとう」


吹雪「いえ、これも仕事ですから」


提督「ハハハ、吹雪は真面目じゃな」ナデ


吹雪「~~//」


愛宕「あの~て・い・と・く」


提督「ん?」チラ


愛宕「私達には~?」ニコニコ(威圧)


提督「あーあ、ハハハ……」メソラシ


愛宕「提督~朝の約束忘れたなんて言わせませんよ」ズイ


提督「」


提督「……そうだな、何かあるのか?」


愛宕「そうね~」ウーン


愛宕「高雄にやったお姫様抱っこ私にもやってほしいかな~?」


駆逐艦娘以外「!?」


大淀「え? 提督それは……」


高雄「え、ええ」マッカ


提督「……」


愛宕「うふふ、なんてね♪」


提督「お安いご用だ」スッ


愛宕「へっ!?」


ダキ


愛宕「きゃっ」


艦娘達「!?」


愛宕「えっえ」←お姫様抱っこされてます


提督「こんなもんでどうかな?」ニコ


愛宕「~~//」マッカ


提督「どうかな? 抱かれ心地は?」


愛宕「えっ!? え~と」アセアセ


提督「……」ジー


愛宕「~~//」マッカ


愛宕「」ガクン


提督「ん?」


摩耶「姉貴どうした?」


愛宕「」


鳥海「気を失ってます 満足そうな顔で」


古鷹「いいなぁ」ボソ


加古「寝心地良さそう」ボソ


高雄「申し訳ありません提督 ご迷惑をお掛けして」


提督「なあに、こんなことお安いご用だ」ハハハ


高雄「あと、提督 私からもお願いがあるのですがよろしいですか?」


提督「お、なんだ?」


高雄「その……」


高雄「秘書艦をやりたいのですが……」


艦娘達「!?」


提督「秘書艦をか?」


高雄「」コク


提督「う~ん 秘書艦か……」


霞「いいんじゃない サボり防止にもなるし」


朝潮「こら、霞」


提督「ハハハ、それは言えるな」


提督「だが、わしはもう十数年秘書艦をとらなかったからなうまく回せるか心配なんじゃ」


提督「それに、わしなんかと仕事して面白くもなんともないぞ」


高雄「大丈夫です、うまく仕事を見つけますから」


高雄「あなたの近くに居たいですし」ボソ


提督「ん? 後半なんか言ったか?」


高雄「なんでもありません」


提督「そうか、では、考えてみようかの」


高雄「! ありがとうございます」


艦娘達(高雄さん(姉貴)ナイスです)


提督「それと、話が変わるが、明日から本格的に出撃や

遠征に出てもらうが大丈夫か?」


摩耶「お! ようやくか!」


加古「よっしゃー! 腕が鳴るな!」


提督「おー、やる気満々じゃな

編成は明日発表する 今日はもう休みなさい」


高雄「あ、提督 愛宕は私が……」


提督「いや、大丈夫だ 部屋まで送っていこう」スタスタ


-高雄、愛宕の部屋-


高雄「どうぞ」ガチャ


提督「すまんな」


愛宕「」クゥー クゥー←寝てます


高雄「申し訳ありません提督」


提督「構わん、こんなこともある」ネカセ


高雄「提督気になったのですが?」


提督「?」クル


高雄「なぜ秘書艦をつけなかったんですか?」


提督「やっぱり気になるか?」


高雄「はい……

差し支えなければ教えていただきたいです」


提督「う~ん

簡単に言うと昔秘書艦を巡って一悶着あったんだ それ以来、一人で仕事をする方が楽だなと考えるようになってなそれからだな」


高雄「一悶着とは?」


提督「出張から帰ってきたら、鎮守府が半壊してた」


高雄「……へ?」


提督「話し合いがもつれてそうなったらしい」


高雄「大変でしたね……」


提督「そういってくれるだけでもいい

みんなはそういうのはやめてくれよ」


高雄「善処します」


提督「ありがとう では、明日はよろしく頼むぞ」


高雄「はい!」


提督「いい返事じゃ 期待しているぞ」ナデ


高雄「あっ//」


提督「では、失礼する」ガチャ


バタン


高雄「……」


高雄「」ボフン←ベットで寝転がる


高雄「~~//」マッカ ゴロゴロ


-----


スタスタ


提督「……秘書艦か」


-十数年前-


提督「……」


艦娘達「……」


提督「……で?」


提督「つまり、秘書艦を決めようと思って話し合いをし

たが話がもつれて実力勝負になって、気がついたら流れ弾で鎮守府を壊したってことか」


艦娘達「」コク


提督「……長門 お前がいながらなにやってんだ」


長門「……面目ない」


提督「大和姉妹お前らもか……」


大和「申し訳ありません」


武蔵「すまない……」


提督「その他もろもろ」


(誰が居たのかは皆さんのご想像にお任せします)


艦娘達「「申し訳ありません」」


提督「……」


提督「大本営に呼び出しくらってるから行ってくる鎮守府を直してろ」ガタッ


提督「警戒は、最低限にして回せ」スタスタ


------


提督「懐かしいな……」


提督「一週間くらい艦娘と口聞かなかったな……」


(※命令は、妖精さんを通して行っていました)


提督「まあ、明日は誰が来るかな」スタスタ


ー翌日ー


04:30


提督「さて、起きるか」ムクッ


提督「」着替え ベッドメイキング


提督「さて、行くか」スッ


スタスタ ガチャ バタン


-数時間後-


提督「」キュキュ←机拭き


提督「こんなもんかの」フサ


秘書艦用の机「」ピッカピッカ


提督「さて、誰が来るかの」トントン←書類揃え


コンコン


提督「入れ」


ガチャ


?「し、失礼します!」


提督「おぉ、君か」


-数時間前 食堂-


高雄「さて、皆さんおはようございます♪」キラキラ


愛宕「あら高雄元気そうね♪」キラキラ


鳥海(なんで姉さん達キラキラしてるの?)


加古(なんかあったのか)


摩耶「集まってなんかあんのかよ」


高雄「今日の秘書艦決めよ♪」


艦娘達「!?」ガタッ


護衛官(調理員)「っ!? ビックリした」


愛宕「あ、ごめんなさ~い」


護衛官「」エシャク


吹雪「さ、最初は私ですよね!?」


高雄「えっ」イアツ


摩耶「はぁ」ギロ


古鷹「」ムッ


吹雪「え、み、皆さんどうしました?……」


睦月「ダメだよ吹雪ちゃん、みんなで決めないと」


霞「そうよ! ちゃんとやってるかどうかも見なきゃい

けないんだから!」


吹雪「でも、私初期か……」


愛宕「初期艦だからは関係無いわよ~」ウフフ


吹雪「そ、そんな~」ガーン


間宮「じゃあ、無難にくじ引きでどうです?」スッ


朝潮「あ、間宮さん」


鳥海「そうですね、私の計算ではそれが正しいかと」クイ


高雄「間宮さん、ありがとうございます」


間宮「いえいえ では、不正がないように私が作りますね」


間宮「私は、秘書艦できませんから……」


吹雪「お、お願いします!」


-数分後-


間宮「お待たせしました」ゴト


間宮「赤いマークがついたのが当たりですよ」


加古「よっしゃー、いくよー!」


摩耶「当たり引いてやるぜ!」


朝潮「司令官のために」


霞「私がもらうわよ」


艦娘達「「せーの!」」


くじ「」スポッ


艦娘達「」ジッ


高雄「そ、そんな」ハズレ


愛宕「あら~」ハズレ


摩耶「……クソが」ハズレ


鳥海「わ、私の計算ではこんなこと……」ハズレ


古鷹「ハズレちゃった……」ハズレ


加古「くっそー!」ハズレ


吹雪「そんな~」ハズレ


睦月「にゃにゃ」ハズレ


朝潮「ハズレちゃいました……」ハズレ


霞「ふん! 別にいいわよ……」ハズレ


愛宕「あら、じゃあ、誰が当たったの!?」


?「当たりってこれのこと?」スッ


艦娘達「!?」クル


敷波「これ当たりでしょ」


アタリくじ「」ヤァ


間宮「あら~おめでとうー!」パチパチ


間宮「じゃあ、このくじ引きは、敷波ちゃんの……」


摩耶「ちょっと待てー!!」ガタッ


護衛官達「!?」ビクッ


摩耶「お前いつからいた!」ビシ


敷波「いつってさっきだけど」


吹雪「ということは、建造?」


敷波「そうだね、目覚めたらドックにいたよ」


明石「あ、いたいた!」


明石「敷波ちゃんこんなところにいたんだ」


敷波「あ、ごめん 人がいたからさ」


明石「ところで皆さんなにやってるんですか?」


高雄「それが……」


ーーーーーー


明石「なるほどね、でもそれは敷波ちゃんが引いたんですから敷波ちゃんの物ですよ」


艦娘達「……」


明石「まあまあ、執務室に行って提督に挨拶しましょ」


敷波「わかった 司令官のところに連れてって」


明石「了解! こっちよ」スタスタ


スタスタ


艦娘達「……」


ーーーーーーーー


-執務室-


コンコン


提督「入れ」


明石「失礼します!」


提督「お、秘書艦は明石になったのか」


明石「秘書艦? いえいえ違います! それより提督! この子が秘書艦ですよ!」


提督「ん?」


敷波「し、失礼します」


提督「」


提督(え、なぜ?)


提督「明石これはいったい?」


明石「すいません提督 開発と違えて建造しちゃいました」テヘ


提督「」ガタッ


提督「なにやってんだ!」ゴリゴリ←こめかみグーで押してる


明石「痛い痛い痛い ごめんなさいごめんなさい」


敷波「あのー、私のこと無視?」


提督「あ、すまんすまん」パッ


明石「助かった……」ボソ


提督「まあ、何はともあれ紹介しよう ようこそ、湯原鎮守府へ わしは、この鎮守府の提督 獅子丸だ」


敷波「うん、よろしくー」


提督「なんかよくわからんが、秘書艦に決まったらしいな ちょうどいい機会じゃ、一日よろしく頼む」


敷波「わかったよ、これからよろしくね司令官」


提督「よろしく頼む "娘“よ」


敷波「む、娘!?」


提督「ハハハ、わしは、艦娘のことを自分の娘だと思ってるからな まあ、よろしくな」


敷波「いきなり娘って言われても//」ボソ


コンコン


提督「入れ」


ガチャ


高雄「失礼します」ズーン


艦娘達「」ズーン


提督「なんだ? このテンションの低さは」


夕張「秘書艦決める前までは元気だったんですけど…」


提督「あー」察し


提督「まあ、次の機会な」


提督「とりあえず、皆おはよう」


艦娘達「……おはようございます」


提督(元気がないってツッコまないでおこう)


提督「今日は、出撃組と遠征組な別れてもらう」


提督「出撃組もとい第一艦隊は、旗艦吹雪と高雄型の四人でいく」


提督「遠征組もとい第二艦隊は、旗艦夕張と古鷹型の二人と睦月、朝潮、霞でいく」


提督「敷波は、次の機会に頼む」


敷波「わかったー」


艦娘達「」ズーン


提督「……」


提督「わかった! じゃあ、無事に帰ってきたらなんかやってやる」

(※R-18は無しです)


艦娘達「!?」


摩耶「本当か!?」ズイ


提督「で、できる限りな」(近い近い)


摩耶「よし!、やる気でた!」


艦娘達「」ウンウン


提督(立ち直るの早いなぁ)


提督「出撃は一時間後、各自準備してくれ」


艦娘達「「はい!」おう!」


ガチャ バタン


敷波「いつもあんな感じなの?」


提督「いや、今日が初出撃じゃ」


敷波「えっ!? じゃあなんで……」


提督「わかっている なんで、練度の高い艦娘がおるのに初出撃なのかだろ?」


敷波「」コク


提督「ここにいる、艦娘は大淀、明石、吹雪以外は別の鎮守府にいた艦娘なんじゃ」


提督「夕張は、大本営の艦娘だったんだが、異動してきたんだ」


敷波「高雄さん達は?」


提督「別の鎮守府で苦しい思いをしてな いわゆる、ブラック鎮守府からやって来たんだ」


敷波「……そうなんだ」


提督「それで、ついこの間手続きが終わってここに着任したんだ」


敷波「そうなんだ……」


提督「さて、時間だ」ガタッ


敷波「どこ行くの?」


提督「幹部達の会議だ ついてきてくれ」


敷波「う、うん」スタスタ


-会議室-


ガチャ


水本大佐「起立!」


ガタッ ガタッ


水本大佐「敬礼!」


サッ サッ


水本大佐「直れ!」


スッ スッ


提督「皆おはよう 座ってくれ」


ガタッ ガタッ


提督「今日は、議題にはいる前に新しい艦娘を紹介する」


提督「入ってくれ」


ガチャ


敷波「し、失礼します」


ザワザワ ザワザワ


敷波「えっ えっ」コンワク


水本大佐「敷波ですか!」


橘中佐「久しぶりね敷波ちゃん♪」


敷波「え、会ったことあるの?」


提督「この二人は、元提督じゃ 今は、護衛官の司令官兼提督代理だ」

(※会議についてですが、出席しているのは、各部隊指揮官、小隊指揮官等です。副指揮官はいない設定です

ちなみに、自衛隊では会議などに出るのは一尉(大尉)からだそうです)


敷波「そもそもこの人たちは?」


提督「護衛官って言ってな 主に提督の警護、鎮守府の警備、陸上戦闘などを行う部隊だ」


敷波「そうなんだ……」


提督「という事で議題に入ろう……」


-数十分後-


提督「という事で今日もよろしく頼む」ガタッ


護衛官幹部達「「はい!」」


提督「別れ」


ガタッ ガタッ


護衛官幹部達「「別れます!」」


スタスタ


大淀「提督 まもなく出撃の時刻です」


提督「わかった行こう 敷波行こうか」


敷波「う、うん」


-出撃ドック-


吹雪「う、うう」ガクガク


高雄「あら、どうしたの?」


吹雪「いえ、皆さんのような方々と出撃するのと、旗艦を任されて緊張してしまって……」


愛宕「あらあら、そんなに緊張しなくてもいいのよ」


摩耶「気楽に行こうぜ なんせ、この摩耶様がついてるんだぜ!」


鳥海「摩耶、逆に心配なんだけど」ボソ


摩耶「なんか言ったか?」


鳥海「別に」


整備士『艤装整備完了!』


整備長『整備員退避』


イソゲー タイヒシロー


高雄「大丈夫ですわ、私達がついてますから」


吹雪「は、はい! 皆さんよろしくお願いします!」


ビー ビー


吹雪「第一艦隊 出撃します!」


ズシャー ズシャー


-港-


見送り兵士「」フリフリ←帽子振ってます


見送り兵士「」サッ←敬礼してます


摩耶「やっぱり、見送ってくれるやついるんだな」


吹雪「近くにいる人や、手空きの人達は見送るように指導されているようです」


愛宕「悪い気分じゃないわね~」


吹雪「そうですよね! 水上隊の人たちです」


ミサイル挺「」サッサッ←乗組員が手旗信号をやってます


高雄「“健闘を祈る"ですわ」


吹雪「あ、ありがとうございます!」フリフリ


ズシャーズシャー


提督『皆聞こえるか?』


吹雪『司令官!』


高雄『聞こえますわ』


愛宕『聞こえるわ~』


摩耶『問題ないぜ』


鳥海『問題ありません』


提督『今のところ状況は?』


吹雪『問題ありません 大丈夫です!』


提督『それはよかった 高雄達にお願いがある』


高雄『なんでしょうか?』


提督『今向かっている海域は、そんなに強い敵はいないはずだ そこでだ、高雄型の四人は手を出さないで欲しい』


摩耶『はぁ!? どうゆうことだよ!』


提督『皆は、幾多の海域を掻い潜ってきたベテラン艦娘だ』


提督『だが、吹雪は実際の戦闘は数える程度しかない だから、皆には吹雪の教官として戦闘指導をしてもらいたい』


愛宕『要するに、吹雪ちゃんに戦わせて私達は見ているだけってこと?』


提督『まあ、悪い言い方をすればそうなるが、危ないと思ったら助けてやってくれ』


高雄『わかりました』


摩耶『ちぇ、せっかく暴れられると思ったのによ』


提督『すまんな摩耶 少し我慢してくれ』


提督『ちなみに皆の姿は、UAV(無人偵察機)によって中継されている 状況判断も出来るようになっている』


鳥海『それは、心強いですね』


提督『ということだ吹雪 頑張れるか?』


吹雪『や、やります!』


提督『いい返事だ 皆の健闘を祈る』ピッ


-第二艦隊-


夕張「皆さんもうすぐ着きますよー」


加古「ふぁ~あ ねみぃ」


古鷹「こら、加古」


夕張「あはは、まあ気持ちはわかります」


睦月「久しぶりに航海してるにゃ」


朝潮「霞大丈夫ですか? ちゃんと……」


霞「朝潮姉心配しすぎ! これくらい大丈夫よ!」


朝潮「困ったらすぐ私に言うのよ」


霞「もう、わかったからやめなさいよ! 恥ずかしいじゃない!//」


艦娘達「「ハハハ」」


-目的海域-


夕張「じゃあ、資源を集めましょう」


艦娘達「「了解!」にゃ」


--資源回収中--


夕張「よし! 結構集まったわね」


古鷹「皆頑張りましたもんね」


霞「でもこんなに持ってけないわよ」


夕張「その点については大丈夫よ!」


艦娘達「?」


夕張『あ、どうも 準備できたのでお願いします』


夕張「ちょっと待っててください 周囲の警戒をして下さい」


-数十分後-


霞「なに待ってんのよ」


夕張「もうすぐですよ」


加古「なんでもいいから早くしてくれよ~」ネミィ


パラパラパラパラ


夕張「あ! 来ました!」


艦娘達「?」クル


オスプレイ改二×2「」グゥゥゥーン


霞「あれはなに!?」ガチャ


夕張「ああ、待って待って! 味方の機体よ!」


霞「そんなこと言ってもみたこと無いわよ!」


睦月「睦月も初めて見るにゃしぃ」


夕張「あれは、"オスプレイ“よ 皆が体験した物とは全然違うからね」


加古「どう違うんだ?」


夕張「これからわかります」


パイロット1『夕張さん、こちらレッカー応答せよ』


夕張『聞こえてますー 津田(つだ)大尉さん』


パイロット1→津田大尉『運び物はそれですね』


夕張『はい! お願いします!』


津田大尉『レッカー2 周囲を警戒しろ』


パイロット2『了解!』


オスプレイ2「」グゥゥゥーン←重武装です

(※機銃 空対空ミサイル 空対艦ミサイル装備

実際付けれるか不明ですがツッコまないで下さい)


津田大尉『ホバリングに入ります』


オスプレイ1「」グィィー←翼が変形してます


古鷹「えっ!? 翼が」


朝潮「変形してます!」


オスプレイ「」パラパラパラ←ホバリング状態


津田大尉『ロープ投下』


ロープ「」シュルルル


夕張「よしきた」


夕張「」カチャカチャ←吊り上げ器具取り付け中


夕張『お願いします!』


津田大尉『了解、上げますよ』


ロープ「」ヒューー←引き上げ中


津田大尉『よし! 先に帰ってますよー』


オスプレイ「」パラパラ


オスプレイ「」グゥゥゥーン←変形しました


艦娘達「」ボウゼン


夕張「? どうしました?」


加古「あんなのあるなら最初から使えよ」


夕張「そう思うかもしれませんが、資源は私達艦娘じゃないと探知できませんからね」


夕張「でも、運ぶくらいならってことで採用されたんですよ もちろん、妖精さんの力で改良されてますからほとんどの資源を運べるんですよ」


夕張「あの作業覚えるのにどれだけ苦労したか……」


朝潮「わ、私達もいつかできますか!?」


夕張「ええ、きっとできるわ」


夕張「じゃあ、戻りましょう!」


艦娘達「はい!」


-第一艦隊-


吹雪「お願い、当たって!」バン!


イ級「グギャアアア」ゴウチン


吹雪「や、やったー!」


イ級「ギャアアア」ザパー


吹雪「!?」クル


ドーン!


イ級「グギャアアア」ゴウチン


摩耶「たく、油断するなって言っただろう!」


吹雪「す、すいません!」


愛宕「すぐに周囲を警戒しなさ~い」


吹雪「は、はい!」ズシャー


摩耶「根性はあるんだけどな……」


鳥海「でも、初めに比べたら良くなったわ」


摩耶「まあ、そうだけどよ」


PPPP


提督『終わったか?』


高雄『先ほど、敵を倒して周囲を警戒しています』


提督『そうらしいな よし、引き上げてきてくれ 周囲の警戒を怠るなよ』


高雄『了解しました』ピッ


吹雪「周囲異常ありません」


高雄「じゃあ、無線聞いてたわね 引き上げましょう」


吹雪「はい!」


ーーーーーーーー


-執務室-


提督「……」カキカキ


敷波「……」ジー


提督「……」カキカキ


敷波「……ねぇ」


提督「……」ハンコツケ


敷波「……ねぇてば!」


提督「……」カキカキ


敷波「……」


敷波「ふん! 敷波の事なんかどうせ忘れてるよね まぁ、いいけどさ」チラ


提督「……」カキカキ


敷波「……よくない」ウル

(注:本当は改になってから聞けるボイスですがあえて出させてもらいます お許しください)


提督「……ん?」チラ


敷波「」グスッ


提督「!? どうした!?」


敷波「……なんで無視するのさ」グスッ


提督「本当か!? すまない……」


敷波「……いいけどさ 気を付けてよ」ギュッ


提督「すまんな」ナデナデ


ーーーーーーーーー


提督「落ち着いたか?」


敷波「……うん」


提督「すまんな、長い間一人で仕事をしていると周りのことに気が回らなくなってな……」


敷波「もういいよ」


コンコン


提督「入れ」


ガチャ


吹雪「失礼します! 第一艦隊帰投しました!」


夕張「第二艦隊帰投しました!」


提督「おう、ご苦労 結果はどうだった?」


吹雪「私は、散々ダメ出しされました……」


夕張「私の方は問題無しです!」


提督「そっか 二人ともよくやった」


提督「それじゃあ……」


バーン!


摩耶「おーい! 提督帰ってきたぞ!」


提督「」


吹雪、夕張、敷波「」


摩耶「ん? どうした?」


提督「頼むからノックしないで入るの止めてくれ……」


摩耶「あ、わりぃ……」


提督「で、話は戻るが今日の19:00歓迎会を開きたいと考えている」


吹雪「歓迎会って?」


提督「霞と敷波のだ 今回はわしも参加する」


夕張「提督もですか!? それは嬉しいです!」キラキラ


摩耶「おいおい、また飲み会か……」


摩耶「!」ピコーン


摩耶「」ニヤッ


提督「なんだ摩耶? その不適な笑みは?」


摩耶「なんでもねぇよ~ どこでやるんだ?」


提督「食堂の予定じゃ」


摩耶「サンキュー! 姉貴達にも伝えてくる!」バタン


提督「……なんか嫌な予感がするが」


吹雪「あはは」ニガワライ


-18:50-


ガラガラ


吹雪「あ、司令官!」


高雄「提督お疲れさまです」ニコ


提督「おお、皆集まっているな」ハハハ


愛宕「提督、こ・こ・空いてますよ♪」トントン←隣の席


摩耶「提督ー、一緒に飲もうぜ!」トントン←隣の席


鳥海「司令官さん、こちらにどうぞ」トントン←隣の席


加古「提督ーここ空いてるぜ あたしと古鷹で飲もうぜー!」クイクイ←テマネキ


大淀「提督、こちらでのんびり飲みませんか」クスッ


吹雪「司令官、人気ですね!」


睦月「人気者にゃ♪」


提督「ハハハ、そうだな」


提督「まぁ、まずは乾杯するかの」グラスモチ


ーーーーーーー


提督「今日は、来てくれてありがとう」


提督「艦娘達の歓迎会はもうやったが、わしが参加するのは初めてじゃな」


提督「まぁ、挨拶はこの辺にしておいて、今夜は楽しんでくれ 乾杯!」


艦娘達「「乾杯!」」


ガヤガヤ


間宮「提督、お酒いかがですか?」


提督「あ、いやお酒は控えておってな お茶で頼む」


間宮「あら、お体気遣っていらっしゃるんですね」フフ


提督「まぁ、そう言うことにしておいてくれ」ハハハ


吹雪「司令官! 私達の所に来てください!」グイグイ


提督「おお、吹雪 引っ張らなくてもいいぞ」スタスタ


伊良湖「提督さん、楽しそうですね」スッ


間宮「そうね…… ああゆう人だから親しまれるんでしょうね」フフ


ア,シレイカン コレオイシイニャ


-三十分後-


提督「皆楽しんでいるな」


摩耶「おーい、提督!」


提督「ん?」


加古「私らの所に来いよー」


提督「ああ、そうだな」ガラガラ←椅子持ってきて


提督「失礼するよ」ストン


提督「いや、高雄達 今日は吹雪を見てくれてありがとう」


高雄「いえ、任されたことをしたまでです」


提督「そう言って貰えると嬉しいな」ニコ


提督「注ぐよ」ゴトッ


高雄「あ、いただきます」コポコポ


提督「古鷹達はどうだった?」


古鷹「資源の回収の方法には驚きました……」


加古「お陰で全然疲れなかったよ」


提督「まぁ、他の鎮守府はあんな方法使わないからな」


提督「彼らが来たら、しっかり守ってくれよ」


古鷹「はい!」


提督「さて……」ガタッ


摩耶「待てよ提督」ガシ


提督「……なんだ?」


摩耶「提督 あたしらと勝負しねえか?」


提督「なんの勝負だ?」


愛宕「私達重巡艦娘と"飲み比べ“しない?」ウフフ


提督「却下だ」


摩耶「はぁ!? 提督、あたしらの酒が呑めないってのか!?」ズイ


提督「いや、そう言うわけではないが……」


鳥海「司令官さん、諦めてください 摩耶、こうなったら止められませんから……」


提督「」


高雄「提督どうなんですか?」


愛宕「受けるんですか? 受けないんですか?」ズイ


提督「……わかった 受けよう」


摩耶「うっし! そう来なくちゃな!」


古鷹「提督! 私負けませんから!」


加古「あたしも負けないよー」


提督「それは、楽しみじゃな」


高雄「提督 お願いがあるのですが……」


提督「何だ?」


高雄「私達が勝ったら、私達のお願い聞いてもらってもよろしいですか?」


提督「構わないが何が望みだ?」


高雄「私は秘書艦で!」


愛宕「私は、買い物に付き合ってもらおうかしら~♪」


摩耶「あたしも買い物に付き合ってもらおうかな」


鳥海「私も秘書艦を」


古鷹「私は、提督と一日過ごしたいです!」


加古「私は、飯おごってもらおうかな~」


提督「いいぞ わしが負けたら引き受けよう」ハハハ


提督「じゃあ、わしが負けたら……」


提督「」スチャ カチャン


高雄「提督こちらは?」


提督「わしが海軍に入ったときに貰った軍刀だ これをやろう」


鳥海「そんなのあげて大丈夫なのですか!?」


提督「勝てばいい話だ」


摩耶「面白そうだな、いいぜ じゃあ、提督が勝ったら、なにやって欲しいんだ?」


提督「じゃあ、前回の恥ずかしい格好もう一回やってもらおうかな」

(※前作のラスト参照)


艦娘達「」


摩耶「ぜってぇ負けねぇ」


愛宕「間宮さ~ん お酒お願いしま~す」


間宮「はーい あら? 提督お飲みになられるんですか?」


提督「飲み比べだ」


間宮「あら、あまり飲みすぎてはいけませんよ」フフ


提督「善処します」


護衛官(調理員)「お待たせしました」ゴトッ


日本酒「」ヤァ


間宮「注がせてもらいます」コポコポ


提督「ありがとう」ニコ


提督「あ、吹雪 明日秘書艦頼むよ」


吹雪「え!? いいんですか?」


提督「もちろん 起きてこなかったら頼むよ」


吹雪「は、はい!」


加古「おっしゃー、負けないよー!」


「「乾杯ー!」」


-三十分後-


古鷹「うう~限界です~」クラクラ


摩耶「いや、はえーよ!」


加古「……やべー、眠くなってきた」ウトウト


-十分後-

加古「zzZ……zzZ……」


提督「古鷹型脱落か……」ゴクゴク


摩耶(やべー、提督思った以上に飲みやがる)


高雄(ま、負けられません)


-三十分後-


鳥海「……そんな……私の計……算」クラクラ


提督「鳥海、呂律回ってないぞ」ゴクゴク


愛宕「て、提督平気なの……?」←ちょっと危ない


提督「まだいけるが」←余裕


高雄「ちょっとキツいですわ」←危ない


摩耶「まだこれからだ」←まだいける


-十分後-


愛宕「わたし もう無理……」ベタ


高雄「……馬鹿め……言って…差し上…げ…zzZ」


提督「おーい、大丈夫か?」ゴクゴク


摩耶「……嘘だろ」←そろそろ危ない


-十分後-


摩耶「……もう無理だ 負けたよ……」


提督「そうか」チラ


艦娘達「……zzZ」

(※駆逐艦娘達は先に帰りました)


提督「……仕方ない」ガチャ


提督『夜警護衛官に次ぐ 女性隊員は、食堂に来てくれ』ガチャ


-数分後-


護衛官「提督! お呼びでしょうか」


提督「すまんな 実は……」チラ


護衛官達「?」ノゾキ


重巡艦娘達「……zzZ」


女性隊員1「ああ~」ニガワライ


女性隊員2「酒臭いのはこれですかね」ニガワライ


提督「すまんが、彼女達を寮に連れてってくれないか?あんまり、わしが出入りするわけにもいかんしな」


護衛官達「「了解しました!」」


女性隊員1「提督は大丈夫ですか?」


提督「わしは平気だ」


女性隊員1(酒強いって噂本当だったんだ……)


ーーーーーーーーー


女性隊員「彼女達を運び終えました」


提督「すまんな忙しいところ」


女性隊員「構いません これも仕事ですから」


提督「そう言って貰えると嬉しい まぁ、明日は賑やかになりそうだ」


女性隊員「? 何かあるのですか?」


提督「明日になってからのお楽しみだ」


提督「妖精さん頼んだぞ」ニコ


妖精達「マカセナサイ!」「アシタガタノシミデス!」


-翌日-


コンコン


提督「入れ」


ガチャ


吹雪「失礼します!」


提督「お、吹雪 おはよう」ニコ


吹雪「はい! おはようございます司令官!」


提督「今日は、秘書艦を頼んでおったな

よろしく頼むぞ」


吹雪「はい! 一生懸命頑張ります!」


ーーーーーー

ーーーーー

吹雪「そういえば、昨日はどうだったんですか?」カキカキ


提督「なにがだ?」


吹雪「高雄さん達と飲み比べですよ」


提督「あぁ、わしが勝った」


吹雪「えぇ!? 司令官が!」


提督「意外か?」


吹雪「いえ、あまりお酒のイメージが無いので……」


提督「そうか?

これでも、若い頃は〈隼鷹、那智、千歳、ポーラ〉とサシで飲み比べして勝ったことあるぞ」


吹雪「すごいですね……」アハハ


提督「……そろそろかな」チラ


吹雪「どうしました?」


提督「騒がしくなるぞ」


吹雪「?」クビカシゲ


ドタドタ バタバタ


提督「ほら、噂をすれば」


バーーーン!


重巡艦娘達「「ていとーく!!」しれいかんさーん!」


吹雪「み、皆さん!? なんですかその格好!?」


高雄「お風呂に入ってる間に替えらたのよ!」←メイド服


愛宕「恥ずかしすぎるわ」←ウサギ耳


摩耶「早く戻せよ!」←猫耳+肉球グローブ+尻尾


鳥海「……あんまりです」←犬耳+肉球グローブ+尻尾


古鷹「恥ずかしすぎます……」←犬耳+肉球グローブ+尻尾


加古「変態野郎がー!」←メイド服


吹雪「なんでこんなことに!?」


提督「飲み比べで負けたから」カキカキ


高雄「それにしては、ひどいですわ!」


提督「相手が悪かったと思え」


古鷹「い、いつまでこの格好ですか?」


提督「今日一日かな」


艦娘達「」


提督「いいじゃないか

とても似合ってるし、可愛いぞ」ニコ


艦娘達「~~//」カオマッカ


※その日、護衛官数十名が血を流して鎮守府内の病院に運ばれたが幸せそうな顔だったと言う


(※リクエストくれた方へ

非常に雑な出来になってしまい本当に申し訳ありません)


ーーーーーーーーー


ーとある場所ー


リヤカー「」ゴロゴロ


旗〈づほの卵焼き 一パック6切れ300円 食べりゅ?〉パタパタ


瑞鳳「……」トボトボ


瑞鳳「……今日も売れなかったな」


瑞鳳「鎮守府を追い出されて一ヶ月位か……」


瑞鳳「うぅぅ……」ポロポロ


トボトボ


-橋の下-


リヤカー「」ゴトッ


瑞鳳「……疲れたなぁ」


瑞鳳「おやすみなさい」


ーーーーーーーーーー


-湯原鎮守府-


提督「よし完了」トントン


コンコン


提督「入れ」


ガチャ


鳥海「失礼します」


提督「おぉ、今日は、鳥海の日か」


鳥海「はい、よろしくお願いします司令官さん」


提督「よし、では初めるか」


ーーーーーーーーー


-街中-


瑞鳳「た、卵焼き食べませんかー!」


スタスタ


ナニアレ? ウケルー(w) ミチャダメヨ アンナノダレカウンダヨ(w) ヘンナカッコウ


瑞鳳「……」


怖そうな人「おいおい、お嬢ちゃん」


瑞鳳「は、はい!」


怖そうな人「誰の許可もらって販売してるんだ?」


瑞鳳「え、それは……」


怖そうな人「あのな、こんなところでこうゆう事されたら困るの!

邪魔だからとっと出ていけ!」ガシャーン!


瑞鳳「あぁ……」


怖そうな人「ほら、帰った帰った」シッシッ


スタスタ


卵焼き「」グチャグチャ


瑞鳳「……もうやだ」ポロポロ


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-とある演習場 森林地帯-


中沢中尉『一班 前進』


タッタッタ


コンタクト! カバー! バンバン!


隊員「一班敵と交戦中とのことです」


中沢中尉『四分隊援護に向かえ』


分隊長『了解』


ーーーーーーーーーー


中沢中尉「……以上が訓練の評価だ」


中沢中尉「森林戦が慣れてないとは言えそこそこの評価だ」


中沢中尉「だが、これに満足しないように午後も訓練するぞ いいな!」


隊員達「「レンジャー!」」


中沢中尉「よし、飯だ 別れ」


隊員達「「別れます!」」


ワイワイ ガヤガヤ


中沢中尉「ほら、レオ飯だぞ」ゴトッ


レオ「クゥーン」


中沢中尉「待て…………よし」


レオ「」パクパク


中沢中尉「俺も食うか」パクパク


レオ「」ピクピク←耳動いてます


レオ「クゥ」クル


レオ「」タッタッタ


中沢中尉「!? レオどこ行くんだ!」


中沢中尉「戻ってこい!」


ナンダ? レオガ


隊員「小隊長!」


中沢中尉「くそっ 追うぞ!」カチャン←銃持ち


隊員達「「はい!」」


タッタッタ


-同時刻 演習場近辺-


瑞鳳「……」フラフラ トボトボ


瑞鳳「……もういやもういやもういやもういやもういやもういやもういや」ブツブツ


瑞鳳「もう楽になっていいよね……」


木「」グルグル←ロープ巻いてます


瑞鳳「祥鳳 瑞鶴さん会いたかったな……

元気でいてね…… バイバイ」


ズサ ブラーン


瑞鳳「うぐっ ががが あぁぁ」ブラーン


レオ「ワンワン!」シャキン←ナイフ出し


ロープ「」スパッ


瑞鳳「がはっ」バタン←落ちた