2021-09-20 13:54:30 更新

概要

試しに書く程度 飽きたらやめる

「紛争地帯に…」シリーズのスピンオフ風作品

敵の待ち伏せ攻撃により仲間を失った主人公の島
目が覚めたら、ボロボロの鎮守府にいた


前書き

主人公:島 龍輝(しま たつき)
元:陸上自衛隊 普通科連隊所属

元:フランス外人部隊所属

現:米国民間軍事企業社員

(孤児院で育ったため両親の顔を知らない 高校卒業後自衛隊に入隊し、四年間勤務
除隊後、フランスに渡りフランス外人部隊に所属していた)
愛銃:Magpul Masada(ホロサイト、フォアグリップ、ライト)、G17

出会った艦娘達;出会った順(阿賀野型、山城、時雨、山雲、満潮、朝潮、白露、伊勢型、扶桑、川内、村雨、春雨、潮、朧、曙、一航戦、二航戦、五航戦、神通、吹雪、霞、叢雲、暁)


プロローグ


”人生とはわからないものだ”


燃える車輌、倒れている仲間、聞こえてくる銃撃音、血を流している自分には多すぎる情報で頭がどうにかなりそうだった


島「考えるの…メンドクセ…」


1章 鎮守府? 艦娘?


-数十分前-


三台のランドクルーザーと二台のハンヴィーがイラクの市街地を走っていた


仲間1「ハンヴィーが護衛か また大層なことだ」


元米海兵隊にいた仲間が笑いながらいった


運転手「それほど大事な仕事だろ」


運転手は元米陸軍に所属しており、ハンヴィーの運転手も務めていた


二人の会話を聞きながら、島は外を眺めていた


ドーン!!


三人「っ!?」


突然後ろから爆音がし、後ろを見た そこには、火だるまになったハンヴィーがあった


仲間1「おい! スピードをあげろ!」


運転手「やってる!」


突然の襲撃に車内は混乱した いや、車列自体混乱状態だろう


バシューン ドーン!!


何かが、先頭を走っていたハンヴィーに命中し、ハンヴィーが吹き飛んだ RPG-7だろう


運転手「まずい」


そう言うと、ブレーキを踏み車が緊急停止した


バババ!


それを待っていたかのように銃弾が撃ち込まれた


島「降りるぞ!」


そう言うと、車を降りて応戦を開始した

だが、戦闘は圧倒的に敵側が有利だった こっちは、車しか遮蔽物が無いが、向こうは建物の上や室内から銃撃しており戦いづらかった


運転手「がはっ」


戦闘開始して数分後、運転手が撃たれその場に倒れた


仲間1「ぐはっ」


もう一人も胴体に銃弾が命中し、怯んだところ頭を撃ち抜かれ即死した


島「ぐっ」


島も腕等を撃たれたが、応戦を続けた なんとか、自分のいる右側からの攻撃は止んだが反対側からは激しい銃撃が加えられた


島「どうやら年貢の納め時か…」


そう言うと、島はそのまま座り込んでしまった

他の車の連中も撃たれて死んだ奴もいれば、連中に連れていかれていく奴もいた


島「考えるの…メンドクセ…」


そう呟き、目を閉じた


-----


島「…う、う~ん」


何時間たったのだろう 島は目を開けた

周囲は不自然な位、静まり返っていた


島「俺死んだのか…」


そう思ったが、違ったみたいだ


島「いっ」


撃たれた部分に痛みが走り、現実に戻された


島「ここどこだ?」


周りを見渡したら、さっきまでいた市街地ではない所だった


島「とにかく移動しよう」


-十数分後-


しばらく痛みに耐えながら、歩いていたところ建物が見えた


島「ありがたい」


そう思い、足を運んだが現実は非情だった


島「…なんだこれ」


その建物は、コンクリート造りで立派な感じだったが、所々崩れており悲惨な状態だった


島「…まぁ、今の俺にとっては高級ホテルだな」


そう自分に言い聞かせ建物に歩みを進めた

門のような所から入ったが、壁には弾痕があり嫌な予感がした


島「おい、勘弁してくれ」


そう思いつつ、銃を構えながら建物の敷地に入った


敷地はかなり広く軍の駐屯地を彷彿とされるが、周囲はなにか焦げた匂いが充満しており不快だった


島「誰かいないか…」


そう思っていたら


?「うっ…」


誰か倒れているのを発見し、駆け寄った


島「おい、大丈夫か!? しっかりしろ」ユサユサ


島(女? なんでこんなところに…)


声をかけると同時にそう疑問に思ったが、場所を変えるためその女性を抱え移動した


?「あなたは?」


島「通りすがりだ 君は?」


(※安価を取ります)


艦娘は?>>>1

(日本艦でお願いします)


矢矧「軽巡 矢矧よ」


彼女は”矢矧”と名乗った 聞き慣れない名前だと思ったがそれ以前に気になることがあった


島(軽巡ってなに?)


そう考えながら歩いていると、休めそうな場所がありそこに彼女を下ろした


島「大丈夫…?」


改めて彼女の姿を見て言葉を失った

膝くらいある長い黒髪をポニーテールで纏めており、白いワイシャツの上からセーラー襟の紺上着を着ており、黄色の棒ネクタイを着けていた

驚く程美人だった 少なくとも島が会ってきた今までの女性の中では一番だろう


矢矧「大丈夫に見える…」


彼女の言うとおり、とても大丈夫には見えなかった 腹部付近から出血しており、止血の必要があった


島「ちょっと待ってろ」サッ


島は背負っていたリュックを地面に下ろして、中を探った


島「あった!」


取り出したのは、Celox(セロックス)社製の止血剤である

(※米軍や特殊部隊で採用されている止血剤 血液を凝固させ、軽い切り傷なら数秒で深い傷でも3分ほどで出血を止めることが出きます。軍用の強力なものは動脈からの出血も防ぐことが可能です)


島「いいか? かなり痛いが血を止めることが出来るから我慢して欲しい」


矢矧「…わかったわ」


そう言うと、彼女はワイシャツのボタンを下から外し被弾した部分を出した


島「いい?」


矢矧「…」コクッ


矢矧の返事を待って止血剤を腹部にやった


矢矧「~~!!」


彼女は歯を食い縛り痛みに耐えていた 涙目にもなっていたので、若干罪悪感が沸いた


島「終わった」


止血剤を使い終わった事を彼女に伝えた


矢矧「はぁ…はぁ…」


痛みを我慢していたせいか、汗を流し息切れを起こしていた


島「大丈夫か?」


矢矧「こんなの坊ノ岬の時の痛みに比べれば全然よ」ハァハァ


島(なんで坊ノ岬…)


疑問に思ったが、聞くのを止めて止血した所を見た


島「出血は留まったけど、傷口を塞がないとな」


そう言うと、島は首に巻いてあったシュマグを解いて矢矧の腹部に巻いた


島「これでよし 応急措置だから無理に動かないでくれ」


矢矧「あ、ありがとう」


矢矧は、服装を整えながらお礼を言った


島「気にしないでくれ さぁ、ここは危ない 直ぐにここから離れて」スタッ


島は場所を移動するため立ち上がり矢矧に背を向けた


矢矧「あ…」


(※安価を取ります)


どうする>>>3

1,引き留める

2,そのまま行かせる


矢矧「待って」ギュッ


立ち去ろうとしたところ矢矧に手を握られた


島「どうした? まだ痛むのか?」


振り返って彼女を見た


矢矧「お願い もう少しここにいて…」


彼女は手を握ったまま島に告げた


島「悪いが、俺も…」


矢矧「お願い 今は一人にしないで…」


島「…」


彼女の表情や懇願に島はなにも言えなかった


島「…わかった でも、聞かせて欲しいこともあるから少し付き合って貰うぞ」


矢矧「…」コクッ


彼女は無言で頷いた


島「じゃあ、聞こう ここはどこだ?」


矢矧「ここは、佐世保鎮守府よ」


島「は? 佐世保!?」


島は驚いた顔をしていたが、矢矧はきょとんとした顔をしていた


島「冗談止してくれ 俺は、イラクに居たんだぞ」


島からしたら信じられなかった 日本からイラクまでは8,200km以上離れており、飛行機でも約15時間かかる距離である

ましてや、あの銃撃戦の最中である 確実にあり得なかった


矢矧「貴方も何言ってるの? ここは日本よ そもそもイラクってどこ?」


後半の方はスルーすることにして


島「それと、さっき”鎮守府”って言ったな? 俺の記憶が正しければ、そんなのとっくに無くなって代わりに海上自衛隊の佐世保基地がある筈だ」


矢矧「海上…自衛隊? そんなの聞いたこと無いわ 今は海軍よ そして私は、日本海軍 佐世保鎮守府所属の阿賀野型軽巡洋艦三番艦の矢矧よ ここの”艦娘”よ」


さっきから彼女と全然話が噛み合わなかった

そしてまた、新しい単語が出てきた


島「艦娘って何?」


矢矧「貴方…本気で言ってるの?」


その後、簡単ではあるが艦娘についてとこの世界について矢矧から聞いた

そこで、ある結論に達した


島「どうやら、俺は別世界に来ちまったようだ」


矢矧「別の…世界?」


島「”パラレルワールド”ってやつかな…」


島は頭を抱えた 信じられない出来事に頭が付いていけなかった


?「あっ…」


?「誰!?」


そんな時にまた女性達の一団が来た


(※安価を取ります)


来た艦娘達は?>>>5

(複数お願いします 日本艦です)


矢矧「阿賀野姉、能代姉、酒匂」


矢矧が立ち上がり、三人の元に行った どうやら、彼女の仲間らしい


阿賀野「矢矧無事だったのね!」


一人は、黒髪のロングヘアーに肩出しのセーラー服のような服に紅色のスカートを穿いていた


能代「よかったわ それより、あれは誰?」


もう一人は、赤みがかった茶髪を太い三つ編みにしており、それを左右で分けていた

服装は、長袖に黒シャツに黒色のスカート両足ともガーターベルト着用しており、なんとなく矢矧に似ていた

なぜか、こっちを見ていた


島(あれ? もう一人いたような)


そう思い、辺りを見ようとしたところ


酒匂「ぴゃん! お兄さんだ~れ?」


島「っ!?」ビクッ


そこには、不思議そうな目でこっちを覗き込む娘がいた

海鼠色のショートボブ+アホ毛に薄茶もしくは浅梔子色の垂れ目が特徴に、肩出しのセーラー服を着ていたが、先程の三人に比べ体格が小さく、子供のような印象があった


酒匂「私は、酒匂 矢矧ちゃんと一緒に居たらしいけど何してたの?」


自分を警戒していないのか 首をかしげて顔を近づけてきた


島「俺は… ただの通りすがりだ」


酒匂「通りすがり?」


島「そう だからこれでサヨナラだ」スッ


正直これ以上首を突っ込まない方がいい気がした 見捨てるような気がして後ろ髪を引かれるが仕方がなかった


矢矧「ちょっとどこ行くの!」


案の定矢矧に止められた


能代「ちょっと矢矧…」


阿賀野「あの人大丈夫なの?」


矢矧のそばにいる二人が矢矧を心配そうに見た


矢矧「貴方には、まだ付き合って貰うわよ!」


矢矧の一言に島は矢矧を見た


島「まだ何かあるのか?」


矢矧「私たちの仲間と提督を探すのを手伝って欲しいの だから…」


矢矧が何か言おうとした時、島の口が動いた


島「それは、”俺を雇う”って事か?」


矢矧「え?」


能代「雇う?」


島の一言に四人が島を見た


島「言ってなかったな 俺は”PMC”いわば”傭兵”みたいなもんだ」


酒匂「傭兵?」


島「報酬次第で引き受けるかどうかを判断する 悪いが決まりなんだ」


矢矧「報酬って…」


阿賀野「私達何もないよ…」


能代「て言うより、信用していいの?」


酒匂「ぴゃあ…」


島の一言に四人とも困惑してしまった


島「出来ないなら、俺は手を貸さない 自分達でどうにかするんだ」


島は続けて言った


(※安価を取ります)


阿賀野型の判断は?>>>7

1,雇う(何を提供する)

2,断る


酒匂「これしか持ってないよ!」スッ


そう言って、出してきたのはチケットみたいなものだった


島「これは?」


酒匂「…間宮券」


島(間宮券ってなに?)


聞いたこと無い券を貰ったが、使い道がわからない


阿賀野「料理作っちゃうよ! …能代が!」


能代「阿賀野姉!?」


思わずズッコケそうになった 興味無いと言ったら嘘になるがそれは、この後の仕事内容と割に合うのかと言ったら不明だった


島「悪いが、何も無いなら…」


矢矧「待って!」


去ろうとした島を矢矧が制止した


矢矧「今は何も持ってない なら、”私の命”をあげる!」


島「…は?」


あまりの唐突な発言に島は呆然した


矢矧「このままじゃ、明日をも知れない なら、この命を貴方にあげてこの鎮守府の仲間達を救うために犠牲になるわ!」


阿賀野「ちょっと、矢矧!」


能代「そんなの許さない!」


酒匂「矢矧ちゃん…」


他の三人も困惑しており、慌てて止めていた


矢矧「この鎮守府を救うためなら、安いものよ さぁ、どうするの?」


彼女は覚悟を決めた目で島を見ていた


島「…高すぎる報酬だ それに、ついさっきまで危なかったのにそれでもいいのか?」


矢矧「覚悟の上よ」


彼女は引き下がる気はなかった


島「…」


島「…ふっ」


四人「?」


島「はっははは」


島は暫く無言になったと思うと、急に笑いだした


能代「な、何がおかしいの!」


もちろんこの空気で笑いだした島を能代が咎めた


島「いや、”自分の命”を差し出すクライアント(取引相手)なんて初めて見たと思ってね」


島「仲間のために自分の命を差し出すなんて恐れ入ったよ」


そう言うと、島は四人の元に歩いた


島「いいぞ 俺は、自分の力を君達に売ろう」


島「そして俺は、君達の持っている情報やここに関する知識買おう」


阿賀野「と言う事は…」


島「あぁ、君達は今から俺の”クライアント”だ」スッ


そう言うと、島は手を差し出した


矢矧「えぇ、よろしく頼むわ」ギュッ


矢矧は差し出された手を握った


島「よし 交渉成立だ」


島「俺は君達を命に変えて守ろう クライアントに死んで貰ったら困るからな」


そう言うと、四人から安堵の表情が見えた


”人生とはわからないものだ”


イラクで襲撃されて、気が付いたら鎮守府と言う場所にいてそこで、艦娘と言う存在に出会った

これから、この四人を護衛しながらこの鎮守府を探る事になった


2章 捜索


鎮守府を捜索することにはなったが、まずしなければならないことがあった


島「それで、どこから探した方がいいとかあるのか?」


酒匂「ぴゃ?」


島「こんなだだっ広い敷地を無闇に歩き回るなんて嫌だからね 仲間が隠れていそうな所とか心当たり無いのか?」


阿賀野「えぇ~と…」


無闇に歩き回ったら、体力を消耗する ならば、居そうな所を検討して探した方が良い


能代「なら…」


(※安価を取ります)


どこに向かう?>>>11

(理由まで書いてくれたら嬉しいです)


能代「地下牢なら、誰かいるかもしれないわ」


島「地下牢?」


牢屋があるらしくて驚いた むしろ当たり前なのだろうか


島「なんで地下牢に?」


矢矧「元々は深海棲艦を捕獲して閉じ込めておく用に造られたけど、そもそも捕獲自体が難しすぎるから放置されてたの」


酒匂「でも、司令が頑丈に造られてるから避難所にしようって事になって、もしもの時に備えて避難所になったの」


島(なるほど 敵にも見つかりにくいし正解かもしれないな)


島「それで、どこにあるんだ?」


能代「少し歩くけど、そんなに遠くないわ」


島「わかった じゃあ、行こう」


そう言うと、五人は出発した


-----


暫く、歩きながら周囲を見た

立派な建物だったのだろうが、そこら中壊されており内戦に巻き込まれた町を思い出した


矢矧「そういえば、貴方の名前聞いてなかったわね ”通りすがりさん”」


矢矧が唐突に聞いてきた


島「そういえばそうだっけ? 俺は島 龍輝」


矢矧「島 龍輝…」


島「なんて呼ぶかは任せるよ」


無関心そうに島は話しているが、久しぶりに同じ国の人物と話せて嬉しい反面もあった


矢矧「それじゃあ、さっきまで貴方が質問してたわよね 今度は私の番よ」


(※安価を取ります)


聞く事は?>>>13

(複数構いません)


矢矧「もう一度聞くわ 貴方はどこから来たの?」


島「ここに来る前はイラクで仕事していた」


酒匂「イラクって?」


島「中東の国だ 紛争が続いていてな」


能代「なんでわざわざそんなところに?」


島「そう言う仕事だからだ」


矢矧「じゃあ、貴方は何者なの? 何をやってたの?」


島「何者か…」


島は暫くして口を開いた


島「日本にいた頃は”陸上自衛隊 第1普通科連隊 三等陸曹” フランスにいた頃は”フランス外人部隊 第2外人歩兵連隊 伍長” 今はアメリカの”民間軍事企業 社員”だ」


島は簡単ではあるが自分の経歴を言った


能代「自衛隊? 軍はどうしたの?」


島「自衛隊が軍と言う感じだ 最も、他国からしたら軍隊だけど日本は否定してる」


彼女達からしたら、見た事も聞いた事も無い組織が実在しているなんて思いもしなかっただろう


阿賀野「じゃあ、なんで入ったの?」


聞かれると思った質問がやってきた


島「…俺さ、施設で育ったんだ」


矢矧「施設?」


島「両親が居なくてな施設に預けられたんだ そこで、いろんな子達兄妹同然に一緒に育った」


島「その子達の笑顔とか見て思ったんだ この子達が幸せに生きる事が出来るこの国を守ろう そう思って自衛官になった」


島「過酷な訓練を受けたり、上官に鉄帽で殴られたり、匍匐前進の訓練ではやり直しで100m位引きづられて戻されたりえらかった…」

(※元自衛官の方の体験談です 匍匐前進の訓練では50m進んだらやり直しで足を捕まれて100m位戻されたそうです)


矢矧「じゃあ、なんで辞めたの?」


島「まぁ…契約更新ってやつかな? それで辞めたんだ」


矢矧「じゃあ、なんで外国に? そのまま日本に居ればよかったじゃない」


島「…」


それを言われた島は少し黙った


島「きっかけね…」


それを話そうとした時だった


?「ねぇ、誰か助けて!!」


どこからか声がした


島「なんだ?」


能代「あっちから聞こえたわ」


酒匂「行こう!」


そう言うと、四人は声がした方へ走っていった


島「お、おい!」


島は呼び止めたが、聞く耳持たずだった


島「あぁー、くそ!」


島も四人に続いて走っていった


-数分後-


島が来た時、四人の他にまた一人増えていた


島「おい、どうしたんだ…」


?「っ!? 誰ですか!?」


見たこと無い娘が島を見て驚いた顔をした いきなり、見たこと無い男が来たら当然だろう


矢矧「落ち着いてこの人は味方よ」


矢矧はそんな彼女を落ち着かせていた


?「味方? ”あいつら”とは違うの?」


島(あいつら?)


彼女の言葉に少し引っ掛かったが今は聞かないでおいた


島「それで、どうしたんだ?」


能代「仲間が建物の下敷きになってるみたい」


島「マジか…」


目の前には瓦礫の山があり、この下に埋もれているらしい


島「安心してくれ 少なくとも君達を攻撃する気はない 名前は?」


(※安価を取ります)


艦娘は?>>>15

(出ている艦娘1人 下敷きになっている艦娘1~3人程お願いします 日本艦です)


山城「山城よ 貴方は誰よ」


山城と名乗った彼女は阿賀野達四人とは違い大人の女性の感じがした

神社の巫女のような着物に身を包んでおり、セミロングヘアーの髪にはウェーブがかかっており、見たこと無い髪飾りが特徴的だった


島「通りすがりだ この四人に雇われたな」


山城「雇われた? どういう事?」


島「そんなことより、この中に閉じ込められている娘がいるんだろ 先ずは、救助が優先だ」


そう言うと、島は先ず取り除けそうな瓦礫を取り除き始めた


島(こんなことやるの災害派遣以来だ)


そんなことを思いつつ瓦礫を取り除いた


島「ここなら、見えるかな」


上半身が入れそうな隙間を発見し、入って見てみることにした


島「周りを見張っててくれ 無防備になるからな」


そう言いつつ、持っている銃やプレートキャリアを脱ぎ動きやすくした


矢矧「気を付けてね…」


島「ありがとう」


そう言うと、島は隙間に体を滑らせて少し匍匐で進んだ


島「おーい、誰かいるか!」


?「誰?」


島「怪しい者じゃない 下敷きになってる娘がいるって聞いてねー」


島「名前は?」


時雨「僕は時雨」


山雲「山雲です」


満潮「満潮よ さっさとここから出して!」


声がした方にライトを向けると、確かに動く三つの影が見えた


島「どこか怪我してる? どこも挟まれてない?」


(※下敷きになっている人がいる場合は、声をかけて体のどこが挟まれているかを確認する事)


(※安価を取ります)


三人の状態は?>>>17

1,三人とも奇跡的に無傷

2,怪我している(誰がしているか)


時雨「僕と山雲は大丈夫」


山雲「けど、満潮ちゃんが足を挟まれて動けないの」


満潮「全然動かせないの」


どうやら、一人身動きがとれないと言うことだった


島「あまり動かすな! すぐ助けるから!」


そう言うと、島は一旦出た


島「なぁ、閉じ込められてどれくらいだ?」


山城「え?」


島「閉じ込められてどれくらいの時間が経ったかって聞いてるんだ!」


少し強めに言ってしまった


山城「何なのよ一体… えっと、二時間くらいかしら…」


毒づかれたが、時間を聞いて焦りが出た


島「どこかに重機とか無いか? 直ぐに助けないとまずい」


阿賀野「重機って?」


島「ショベルカーとかだ 瓦礫を退かすにはそれしかない!」


能代「ちょっとなんでそんなに慌ててるの?」


島「足を挟まれている娘クラッシュ症候群の可能性がある」


酒匂「クラッシュ…なに?」


島「後で説明するから、重機はどこだ?」


そう言って辺りを見渡したが、それらしいものはなかった


矢矧「瓦礫を持ち上げれば良いの?」


島「そうだ だが…」


ガシャン


島「は?」


妙な音がしたと思い振り向くと


矢矧「燃料少ないけど、これくらいなら出来るわ」


矢矧の背中には、メカメカしい物が付いていた


島「なんだそれ…」


島は唖然としていたが、矢矧はそれを横目にしつつ瓦礫に手を掛けた


矢矧「いくわよ」ガシッ


ガラガラ!


重機を使わなければ、動かないだろう瓦礫がまるで発泡スチロールのように軽々と持ち上げられ数分もしない内に埋まっていた三人の姿を確認した


時雨「うぅ…ありがとう」


一人は、セミロング位の黒髪を三つ編みにしており、赤い髪飾りを付けていた

黒いセーラー服のような服を着ており、高校生位に見えた


山雲「助かったわ~」


もう一人は、灰色のセミロングの髪を後ろで三つ編みに纏めており、その先にも同色のリボンが付いていた

見た目は、小学生~中学生位に見えた


満潮「ちょっと私も助けてよ!」


最後の娘も小学生~中学生位に見えた

セミショートの髪をお団子付きのツインテールで纏めており、黒のジャンパースカートに身を包んでいた


彼女は右足の脹ら脛付近が挟まれており、直ぐに瓦礫を退ける必要があった


島「少し待ってね」


そう言うと、島はメディカルポーチの中から太めの包帯を取り出し満潮の大腿部付近に巻き始めた


満潮「ちょっと、なにするのよ! この…」


島「動くな!」


満潮「っ…」ビクッ


満潮が何かを言おうとしたが、島が黙らせた


島「これで…」


巻き終えると、島は腕時計で何かをセットし始めた


島「少しきついと思うが30分付けた状態でいて貰うよ」


満潮「はぁ? 意味わかんないんだけど」


そんなことを言われつつ、矢矧に協力して貰い彼女を出した


島「これを飲んで」


島は持っていた水筒を満潮に渡した


満潮「あ、ありがとう…」


そう言うと、満潮は水筒の水を飲み始めた


山雲「私も頂戴」


時雨「僕も欲しいかな…」


そう言うと、三人で水を飲んでいた


島「なぁ、足に違和感とかある?」


満潮「何か痺れているような感じがあるわ それに、何か膨れてるかしら…」


自分の脚を触りながら彼女は答えた


山城「さっきから、何を聞いてるの?」


山城が疑問を抱きながら聞いてきた


島「…」


島は少し間を空けると口を開いた


島「お嬢ちゃん 君は今”クラッシュ症候群”を患ってる」


満潮「はぁ? 何それ?」


島「まぁ、一種の病気っぽいやつだ」


時雨「そんなはず無いよ! 満潮はいったって元気だよ」


能代「どういう病気なの?」


島「長時間体が圧迫されたことによって起こるものだ 処置が遅れたりしたら”死ぬ”」


艦娘達「…え?」


その言葉に艦娘達は言葉を失った


※クラッシュ症候群:がれきなど重いものに腰や腕、腿(もも)などが長時間挟まれ、その後圧迫から解放されたときに起こる。筋肉が圧迫されると、筋肉細胞が障害・壊死を起こす


満潮「嘘… 私死ぬの…」


島「そうならないために応急措置をしたんだ だけど、早く人工透析する必要がある」


島は彼女を治療出来そうな所に連れていくことにした


島「なぁ、これからいく予定だった 地下牢に治療できそうな所あるか?」


能代「治療できるかわからないけど… 入渠すれば治るかも…」


島「入渠? なんだそれ?」


矢矧「私達艦娘の治療する所よ 地下牢にもあったはず」


入渠と言うものが何かよくわからないが、助かるなら行くしかなかった


島「わかった 誰か彼女を背負ってくれ」


山城「私が背負うわ」


そう言うと、山城は満潮を背負った


島「それで、どこだ?」


酒匂「こっち」


そう言うと、一行は歩みを進めた


-地下牢入口-


少し歩くと彼女達が言っていた入口に着いた 入口は床下収納みたいなドアだった

だが、瓦礫が入口を塞いでおり退かす必要があった


島「あー、面倒くせ」


阿賀野「取り敢えず、退かそうよ」


そう言うと、島と動ける艦娘で瓦礫を退かし始めた


ゴンゴン…


島「…なんだ?」


ドアから音が聞こえた


ゴンゴン…


時雨「また聞こえた」


島は銃のストックを下にし


ガツガツ…


ゴンゴン…


音が帰ってきた


島「…誰かいるぞ」


そう言うと、島は銃を近くに立て掛けて拳銃を取り出した


島「…」スッスッ


矢矧「私?」


島は矢矧を呼んで扉を開けるように伝えた


矢矧「…行くわよ」


島「…」コクッ


扉の取っ手に矢矧は手を掛け、島は扉に拳銃を構えた


バッ!


?「きゃっ!?」


中から声がして覗き込んだ


(※安価を取ります)


いた艦娘は?>>>20

(1人or2人お願いします)


そこには、一人の女の子がいた


満潮「あ、朝潮!?」


朝潮「満潮!」


そこには、中学生位の背丈に黒髪のストレートヘアーに満潮と同じような格好をした女の子がいた

満潮と同じような服を着ていても、彼女の場合は白いボレロのようなものを着ていた


?「おーい、朝潮何かあったの!」


また声が聞こえたので覗き込むと


?「うわぁ!? 誰!?」


時雨「し、白露!?」


白露「時雨!」


もう一人は、時雨と同じような黒のセーラー服を着ており、もふもふ感のありそうな茶髪のロングヘアーの娘だった


島「ごめんね 驚かせるつもりはなかったんだ」


島「ここにこの娘達の仲間がいるって聞いて訪ねてきただけだ」


朝潮「本当ですか?」


白露「”あいつら”の仲間じゃないよね?」


また謎の存在の事を口にした


島(だから、あいつらって何?)


心の中でツッコミを入れた


時雨「白露 彼の言ってることは本当 だから、僕達も入れて」


時雨が説得に入った


朝潮、白露「…」


二人は、目を合わせてどうするか考えていた


朝潮「わかりました では、一緒に行きましょう」


白露「一緒にいた方が良い気がするしね」


酒匂「ありがとうね」


艦娘達が次々入っていった


島「…」チラチラ


最後に島が入ったが、扉を閉める前に怪しい者がいないかを確認しながら閉めた


島(彼女達は何怯えているんだ)


そんな考えが島の頭の中を廻った


3章 実戦


地下は真っ暗で先が見えなかった


山雲「何も見えないけど…」


能代「ちょっと不気味ね…」


バシュュ


艦娘達「っ!?」ビクッ


艦娘達が一斉にこっちを向いた


島「発煙筒だ 大丈夫」


島がリュックから発煙筒を出して少し明るくなった


ポイッ カランカラン


少し先に投げて道を照らした


島「結構長いな」カチッ


そして、MASADAに装備されているライトを点けた


山城「そんなのあるなら最初から点けてよ」


また嫌味を言われたが無視することにした


島「それで、どこに行けば良いんだ?」


満潮の怪我の事があるためのんびりはしていられなかった


朝潮「それが…」


白露「私達もわかんないんだけど…」


島「……は?」


その発言に唖然とした


白露「ここに避難したのは良いけど、真っ暗で道がわからなくて」


朝潮「ひたすら歩き回ってました」


阿賀野「それじゃあ、ダメじゃん!」


入ったのは良いが、いく場所がわからなければ意味がなかった


能代「あ、でも司令室があったはず…」


時雨「そんなのあったけ?」


能代「地下でも指揮が執れるようにって提督が言っていた気がするけど」


能代が思い出したように言ったが、記憶が不鮮明な為信用しにくかった


矢矧「でも、探してみる価値はありそうよ 行きましょう」


島「まぁ、このままじっとしているのも難だ 探してみよう」


-十数分後-


酒匂「ぴゃあ…疲れた…」


歩いても変わらない真っ暗な道に一行は疲れ始めていた


島(意外に広いんだな)


山城「ねぇ、本当に部屋なんてあるの?」


能代「あったはずですけど…」


ここまで来ると、部屋の存在も疑い始めた

すると、


ガサガサ パサッ


島「…何の音だ?」


朝潮「なんか動いたような音ですね」


島は気になり壁に耳をつけた


ズサズサッ


また音が聞こえた


島(まさかね…)


そう思いつつ、銃のストックを壁に打ち始めた


ガツ…ガツ…ガツ…


阿賀野「何をして…」


矢矧「ちょっと静かに」


ガツ…ガツ…カツン


島「…ん?」


ガツ…ガツ…カツン


何故か音が違う部分があった


島「そんな映画みたいな事が…」


そう言うと、音が違う部分を触り始めると


ガシッ


ドアノブの様な物を掴んだ


島「嘘だろ… 部屋がある」


島(忍者屋敷かよ)


艦娘達はその言葉に驚いた


山城「こんなところに…」


島はドアノブを捻り


島「行くぞ」


そう言うと、扉を開けた


?「く、来るな!」


?「来ないで!」


銃のライトに照らされた先には、大人の女性と女の子達がいた 女性が女の子達をかばうように体を張っていた


(※安価を取ります)


艦娘達は?>>>24

(日本艦です 大型艦(重巡洋艦以上)2~4人 後は(軽巡洋艦以下)4~6人 です)


伊勢「この娘達には指一本触れさせないよ」


鋭い眼光で見つめてくるのは、ブラウン色の髪をポニーテールで纏めており、額には白鉢巻を着けた巫女のような着物を着ており、スカートの前当てには”いせ”と書いてあった


日向「それ以上近づくな 斬るぞ」チャキ


もう一人は、殺意剥き出しな感じで刀に手を掛けていた

先程の女性の同じような服を着ているが、髪型はショートカットに額に鉢巻をしており、スカートの前当てには”ひゅうが”と書いてあった


扶桑「出ていってください」


さらにもう一人いた 腰まである黒髪のロングヘアーに桜吹雪を模った赤い染め模様が付きの着物を着ており、三人の中では一番日本の女性らしさを感じた


島(あれ…なんか…)


誰かに似ていると感じた時


山城「その声は…扶桑姉様!」


時雨「扶桑!」


山雲「扶桑さんよね?」


三人が声をあげた


扶桑「えっ…山城、時雨、山雲?」


川内「なんでここに?」


後ろからもう一人出てきた

一見、くノ一のように見える娘で白い長いマフラーにアイドル様な服を着ており、少し場に合わないような気がした


村雨「え、時雨?」


扶桑の後ろから顔を覗かせたのは、ツーサイドアップの髪にベレー帽を被った女の子がいた


春雨「時雨姉さん!」


もう一人は、ピンク色の髪を黒紐にて片括りにし白いベレー帽を被っており、髪にはヘアピンも見えた


白露「私もいるんだけど!」


春雨「白露姉さんも」


どうやら、この四人は姉妹らしい


潮「悪い人じゃないの…かな?」


さらに顔を出した娘がいた

セーラー服のような服に頭には、鉢巻をしており見るからに中学生位に見えた


朧「どうだろう…」


もう一人は枯草色のショートボブに右頬に絆創膏を着けた女の子だった


曙「騙させちゃダメよ どうせロクな奴じゃないわ」


もう一人は長い紫色の髪をサイドテールで纏めており、警戒心の強い目で睨んでいた


島(なんで会って数分の娘にディスられなきゃいけないんだ)


内心イラついたがスルーした


伊勢「貴方は敵なの?味方なの?」


急な質問が来た


島「少なくとも”今は敵じゃない” 怪我人がいるんだ 匿ってくれたら嬉しい」


島は彼女達を見ながらいった


矢矧「お願いします 彼は敵ではありません」


能代「私達をここまで連れてきてくれたんです」


阿賀野「矢矧の怪我も治してくれたの」


酒匂「信じて!」


阿賀野型の四人も声をあげてくれた 信頼してくれたと言うのだろうか


伊勢、日向、扶桑「…」


日向「本当に”あいつら”の仲間じゃないのか?」


島「あんたらの言っている”あいつら”って言うのはどういうのかは知らない」


島「逆に質問するが、こんなに女性引き連れて人を殺す奴なんているか?」


島は強気で答えた


伊勢「…いいよ けど、まだ貴方の事を信用した訳じゃないから勘違いしないでね」


島「どうぞ ご自由に」


ようやく、離れていた仲間と合流できた


----


島「なぁ、気になったんだが」


伊勢「なに?」


島「なんでこんな真っ暗な所にいるんだ?」


現在、島が持っていたL型ライトを机に立て掛けて辺りを照らしていた


日向「電気が通っていないんだ」


川内「多分、発電機が壊れてると思うんだけど…」


島「なんで直しに行かないんだ?」


曙「直し方がわからないからに決まってるでしょ そんなこともわからないわけ?」


島(俺はこの娘に恨まれているのか?)


だんだんそう考えるようになってきた


島「…はぁ」


島は溜め息をつきながら、立ち上がりドアの方に向かった


矢矧「どこ行くの?」


島「発電機を見てくる こんな暗い中じゃまともに動けない」


いつまでも暗い中でいるのは、嫌なため壊れていると言う発電機を見に行くことにした


島「それに、入渠って言うのも使えるようになるんだろ?」


扶桑「えぇ…一応」


少し話をしたが、電気等が通れば入渠するための場所も使えるようになるらしい


島「だったらなおさらだ 出させて貰うぞ」


そう言って扉に手を掛けた


(※安価を取ります)


この後は?>>>26

1,1人で行く

2,誰かついてく(二人程お願いします)


伊勢「待って 私も行くよ」


島「…は?」


伊勢「さっき言ったよね? ”信用してない”って だから、監視としてついていくよ」


伊勢「それに、場所がわからないんでしょ?」


言われてみればそうだ 場所もわからないのに彷徨うのは御免だったため


矢矧「なら、私も行くわ」


能代「ちょっと、矢矧!?」


酒匂「矢矧ちゃん…」


まさかの矢矧までついていくと言い始めた


矢矧「大丈夫よ 何かあったら守ってくれるでしょ?」


島「…」


本音を言えば一人の方がよかった だが、慣れていない場所で単独行動は危険だった


島「…わかった 監視するなりなんなり好きにしてくれ」


そう言うと、扉の方を向いた


島「あ、そうだ」


島は朝潮の元に行き、腕時計を朝潮の腕に着けた


朝潮「あの、これは?」


島「いいか? 30分毎に振動が起こるように設定してある 振動がしたら、満潮ちゃんの足の包帯を緩めてマッサージをしてあげるんだ いいね?」


デジタル時計を初めて見たのだろうか 時計を不思議そうに見ながら、彼女は話を聞いていた


島「彼女のお姉さんなんだろう? 君がやるんだ いいね?」


朝潮「…はい! この朝潮しっかり努めさせていただきます!」


島「良い娘だ」


そう言うと、島は再び扉の前に行き外に行った


伊勢「日向 皆を頼むね」


日向「わかっている」


阿賀野「矢矧 ちゃんと帰ってきてね」


矢矧「大丈夫 彼が守ってくれるわ」


えも言えぬプレッシャーが感じた


三人が出た後、扉が閉められた


島「それで、発電機はどこにあるんだ?」


伊勢「こっち」


そうして、三人で発電機の元に向かい始めた


伊勢「…ねぇ」


島「なんだ?」


暫く歩いていたところ伊勢が口を開いた


伊勢「貴方は何者? どこから来たの?」


阿賀野達に言われた同じ質問が来た


島「俺は通りすがりだ どこから来たかと言われても信じないだろ」


伊勢「どういう事?」


島「簡単に言えば、この世界の裏側だ」


島「艦娘って言うのが存在しない世界だ」


伊勢「私達がいない世界…」


島「艦としての君達は存在している 現に海自の艦艇の名前の殆どは君達から取ったんだ」


伊勢「海自? 何それ?」


島「海上自衛隊の訳だ 日本海軍の後に創られた軍隊だ まぁ、俺は陸上自衛隊出身だけどな」


伊勢「自衛隊…」


聞いたこと無い単語が出たせいか伊勢はやや困惑していた


-----


伊勢「ここで止まって」


暫く歩いていたところ伊勢が歩みを止めた


伊勢「ここを照らしてくれない?」


島「あぁ」


そう言われ壁を照らしたところ伊勢は壁を探り始めた


ガチャ


またドアノブが隠してあったのだろう また扉が開いた


島「ドアノブを隠す必要あるのか?」


伊勢「提督とも話していたけど、予算が降りなかったの」


島(これの方が予算かかるだろ)


内心毒づきながら中に入った


島「これか…」


中には、発電機が確かにあった

だが、ケーブルが断線しており機能していなかった


島「ケーブルがやられてるな」


矢矧「直せる?」


島「う~ん 直せないことはないが応急措置だから、長くは使えないな 新しい奴を繋げた方が確実だ」


伊勢「けど、時間があまり無いんでしょ?」


島「そうなんだよな…」


直せるが長く使用することには向いていない応急措置をするべきか

または、確実に動かせる事ができるがどこにあるかわからない新しいケーブルを探して接続するか迷った


(※安価を取ります)


どっちを選ぶ?>>>28

1,応急措置

2,新しいケーブルを探して繋ぐ


島「いや、新しいケーブルを探そう」


伊勢「え、でも…」


島「ここは艦娘達にとって重要な施設になるはずだ だったら、長く動いていた方が良いだろう」


伊勢「まぁ…そうだね」


島「そうと決まったら、ケーブルを探そう 発電室なら、予備くらいあるだろう」


島「それと、工具箱だ それがないと何もできない」


矢矧「わかったわ」


島の判断に二人は反対せず、三人でケーブルを探し始めた


-十数分後-


矢矧「ねぇ、これかしら?」


矢矧の手には新品のケーブルがあった


伊勢「これ持ってきたよ」


伊勢の手には工具箱があった


島「俺は、ライトを手に入れた これで作業できる」


そう言うと、島は見つけた小型ライトを口で挟み発電機をいじり始めた


伊勢「失敗したら、承知しないからね」


伊勢が耳元でそう呟いた


島(電気屋じゃねぇから確証はねぇぞ)


ある程度の知識はあるが、正直な所直せるかどうかは五分五分だった


-数十分後-


島「これで交換完了…」


試行錯誤を繰り返しながら、ケーブルを交換した

ケーブル自体がボロボロになっていたため、下手に稼働させたらショートしていたかも知れなかった


島「取り敢えず稼働させるぞ」


そう言うと、島は発電機の計器を調整しスイッチを押した


ブォォォ


大きな音を発てて発電機が作動した それと同時に暗かった発電室に光が点った


矢矧「や、やった!」


矢矧からは喜びの声が漏れた


島「はぁ…よかった」


島は安堵して、その場に座り込んだ


伊勢「あの…ありがとう 少し見直した」


伊勢が座っている島に目線を合わせてお礼を言った


島「あぁ、どうも」


----


島「取り敢えず、電力は確保した 皆のところに戻った方が良いだろう」


伊勢「そうだね あまり長居する必要ないしね」


そう言うと、明かりはついているがまだ暗い廊下に出た


ネェ,ハヤク! ハシッテ!


矢矧「何の声?」


暗い廊下の先に誰かいるのだろうか 声が聞こえてきた


島「なぁ、ここに誰かいるって聞いてるか?」


伊勢「いや、知らないよ」


そう話していると、声の主だろう娘達が見えてきた


島(なんかまた来たぞ)


そう思いつつ、銃を彼女達に向けた


?「きゃっ!?」


いきなり光を浴びた彼女達は眩しいためか目を覆った


伊勢「貴方達は…」


(※安価を取ります)


現れた艦娘の一団は>>>30

1,リクエスト艦娘(一航戦、二航戦、五航戦、神通、吹雪)

2,自由(日本艦 複数お願いします)


伊勢「赤城、加賀、蒼龍、飛龍、それに、翔鶴に瑞鶴」


矢矧「神通さんに吹雪…」


吹雪「その声は伊勢さんに矢矧さん?」


そこには明らかに中学生にしか見えない背丈に黒髪のセミショートの髪を後ろで結んでおり、黒の白のセーラー服を着ていた


神通「お二人ともご無事で」


もう一人は額に鉢巻をつけており、どこかのアイドルのようなノースリーブにボックスプリーツスカートと言う場違いな気がした


赤城「そして貴方は?」


二人の後ろには、黒髪のストレートヘアーに弓道着を着ているが、下が赤いミニスカートになった袴をしていた


加賀「武器を下ろした方が賢明ですよ でなければ…」


もう一人は、先程の女性と違い警戒心が強い目線を送られた

先程の艦娘と同様に弓道着を着ているが、袴が青色になっており、髪をサイドテールに纏めていた


蒼龍「ちょっと待とうよ加賀さん!」


後ろから、違う娘が来た

青みがかった髪をツインテールに纏め、額には、灰色の鉢巻を巻いており緑の着物に暗緑のスカートを穿いていた


飛龍「伊勢と矢矧が一緒にいるんだから敵じゃないよ…多分…」


もう一人は、橙色の着物に緑のスカート ショートカットの髪に額には、先程の娘と同じ灰色の鉢巻を巻いていた


翔鶴「瑞鶴 離しても良いわよ」


その後ろにもさらに二人いた

一人は、白い弓道着に銀髪のロングヘアーに額には、オレンジと白の鉢巻をしており、どこかのお嬢様のような容姿だった

足を怪我しているのだろうか、肩を貸して貰って立っていた


瑞鶴「ダメだよ翔鶴姉 足怪我しているんだからさ」


もう一人は先程の娘と同じような格好をしているが、長い髪をツインテールに纏めており、先程の娘とは違う雰囲気がした


矢矧「皆さん 安心してください 彼は味方です」


矢矧が敵じゃないと言うことを話し始めた


加賀「その証拠は?」


すぐに突っかかれた


島「そうだな… ”皆が生きてる”ってことじゃない?」


加賀「…はぁ?」


その一言に皆拍子抜けした


島「俺が敵ならここに着く前に額に穴を空けてる」


島は当然のように答えた


加賀「…」


納得したかは不明だが、加賀はそれ以上聞かなかった


伊勢「そう言えばさ、誰か提督と会った?」


赤城「いえ、私達も提督を探していたんですけど」


蒼龍「途中で襲われてここに逃げ込んだの」


どうやら、彼女達も”あいつら”に襲われたらしい 正体を知りたいが


ギギ…ギギ…


妙な音が空間に響いた


島「なんだ?」ガチャ


島は彼女達を自分の後ろに下がらせ音がなる方に銃を構えた


ギギ…ギギ…


照らされた先には壁に鉈の様な物をたてながら歩く男がいた


島「なぁ、念のため聞くがあれは敵か?」


矢矧「見ればわかるでしょ!」


島「ですよね」


そんなやり取りをしていると、男の容姿が見えてきた

身体は痩せているが、腕と足だけが太く目には生気が感じられず虚ろな表情をしており、明らかに異様だった


島(なんだこいつ)


様々な紛争地帯を見てきた島でさえ初めて見る感じだった

だが、次の瞬間


男「…」バッ!


男が島に向かって鉈を振りかざし走ってきた


島「…」バンバンバン!


すかさず島は応戦を開始 心臓付近にMASADAから放たれた5,56mm弾が数発命中した しかし


男「…」ダダダッ


男は走るのをやめずなおも向かってきた


島(嘘だろ!?)


人間は心臓に銃弾が当たっても数秒間は動ける だが、目の前の男は倒れるどころか走って向かってきた


島(くそっ)


セレクターを”セミオート”から”フルオート”に切り替え再度射撃した エジェクションポートから大量の薬莢が排出され、地面に落下した


男「…」スッ


だが、全身に銃弾を浴びてもなお男は島に向かって鉈を振り下ろしてきた


ガツッ!


島は咄嗟にMASADAでガードして攻撃を防いだ

そして、そのまま押し返した


男「…」クラッ


男がふらついたのを見ると島は鉈を持っている方の腕を掴み壁に叩きつけて鉈を落とさせた

だが、


男「…」スパッ グサッ!


島「うぐっ!?」


男は取り出したナイフを島の左肩に刺した

左肩から来る激痛に耐えながら、島は相手の喉元に素手で攻撃した


男「…」グラッ


男がぐらつきながら後ろに下がると、島は髪の毛を掴むと同時に拳銃を取り出し男の顎に押し付け


バン!バン!バン!


三発撃ち込んだ


男「」バタッ


男はついに力尽きその場に仰向けで倒れ、二度と動かなかった


島「はぁ…はぁ…」


血が出ている左肩を押さえながら、島は刺さっていたナイフを抜き艦娘達の方を見た


島「これでも俺が敵に見えるか?」


艦娘達は流石になにも言わなかった


矢矧「ちょっと大丈夫!?」


矢矧が駆け寄ってきて心配してくれた


伊勢「とにかくここから離れよう 皆も着いてきて」


そう言うと、一行は他の艦娘達がいる部屋に移動した


----


ガチャ


伊勢「帰ったよ」


日向「無事だったか?」


さっきの奴以来誰にも会わず、無事に辿り着いた


川内「神通!? 無事だったの?」


神通「川内姉さんもご無事で何よりです あの、那珂ちゃんは?」


川内「…ごめん 会ってない」


再会に喜ぶ艦娘もいたが、どうやらまだ見つかってない艦娘もいるようだ


能代「ちょっとその傷どうしたの!?」


島「変な奴に襲われた あー、痛い」


そう言いつつ、プレートキャリアを脱ぎベルトに着いていた救急キットを取り出した


島「ちょっと見苦しい物見せるかもしれないぞ」


そう言うと、島は上半身裸になった


艦娘達「っ!?」


艦娘達は島の背中を見て驚いていた

何故なら、島の背中はそこら中銃創の古傷があり、痛々しかった


阿賀野「これ…どうしたの?」


島「戦地でついた傷だ」


島「そこら中行った ソマリア、アフガン、シリア、リビア、イエメン、そして、この世界に来る前にいたイラクだ」


島は医療キットを出しながら、自分が行った戦場を言った


飛龍「ねぇ、貴方の世界の日本ってまだ戦争しているの?」


飛龍が唐突に聞いてきた


島「日本は戦争を放棄している国だ どこの国とも戦争をしていない」


島「だけど、俺みたいに”傭兵”として戦地を渡り歩いている奴だっている 中には、自衛隊の特戦群の二尉だった奴がテロリスト達の中で”賞金首”として狙われているって話だ」


島は自分の世界の事を少しだけ話した


扶桑「世界が違くても戦争あるんですね…」


扶桑が静かに呟いた


時雨「ねぇ、そういえばさっきからなにやってるの?」


島の行動に時雨が問いかけた


島「傷口を縫うんだよ」


村雨「へぇ?」


春雨「自分でやるんですか?」


島「もちろん」


島はさも当たり前のように答え傷口に消毒をし、縫い始めようとしていた


矢矧「ちょっと待って 手伝うわ」


島「…は?」


矢矧「少し位なにかやらせて 助けて貰ってばかりじゃいけないわ」


矢矧が手伝うと名乗り出た


島「やったことあるのか?」


矢矧「衣服の縫い付けなら…」


島(そっちか…)


正直に言えば一人でも出来る だが、彼女も何もやらないと言うのも嫌なのだろう


(※安価を取ります)


判断は?>>>32

1,1人でやる

2,任せる(補助に1人~2人お願いします)


島「本当に任せて大丈夫か?」


矢矧「もちろん」


島「…じゃあ、頼む」


島は器具を矢矧に渡した


赤城「矢矧さん お手伝いします」


加賀「では、私も」


二人が補助に着くことになった


島「あら、俺を警戒しているんじゃないのか?」


赤城「さっきまではそうでした けど、今はそうでもありません」


加賀「矢矧が貴方に気を許している 貴方の事を信用している証よ」


二人は、矢矧の行動等を見て島が信頼に値する人間かどうか見ていたらしい


島「…そうか」


あまり時間をかけるのも難だったためそれ以上は聞かなかった


島「それじゃあ…」


赤城「”赤城”です」


島「赤城は矢矧の手伝いをしてくれ ええと…加賀だっけ?」


加賀「ええ 私はすぐに覚えてくれたのね」


島「俺のいた日本の自衛隊にあんたの名前を継いだ艦がいるもんでね」


加賀「あら、それは興味深いわ 私は何をするの?」


島「そうだな…」


島はポケットを探るとある物を出した


島「これで俺に傷口を撮していてくれ これを見て俺が指示出すから」


そう言うと、島は持っていた”スマホ”を取り出しインカメラにして渡した


加賀「…なにこれ?」


島「スマホだ」


加賀「スマ…ホ?」


島「もしかして知らない?」


加賀「…」


彼女の反応を見る限り知らないのだろう 最も、この世界で普及しているかどうかも不明だが


島「まぁ、細かい事を聞くのは後にしてくれ 画面をこっちに向けて」


そう言うと、彼女はなんとなく分かったのだろうか画面を向けた


島「それじゃあ頼む」


矢矧「わかったわ」


そうして、縫合が始まった


(安価を取ります)


結果は?>>>34

1,完璧

2,何とか成功

3,失敗(傷が増えた)


島「いいか? あまり深く刺すなよ」


矢矧「えぇ、わかったわ」


そう言うと、矢矧は傷口の付近に針を刺した しかし


ブスッ←深く刺さった


島「痛ってー!」


矢矧「ご、ごめんなさい!」


勢い余ってか思った以上に深く刺さった


島「少し針を上げてから通してくれ」


そう言うと、深く刺さった針を少し上げて丁度いい感じの所まで上げた


島「そのまま一方の方に通して傷口を繋ぐんだ」


矢矧「えぇ 赤城さん ピンセットを」


赤城「これを」スッ


島は、加賀の持っているスマホのカメラを見つつ矢矧にどう縫うのかを指示を出し、矢矧と赤城がそれに答えつつ縫った

慣れない事なので多々失敗した 針をまた深く刺したり、勢いよく糸を引っ張り千切れたり抜けてしまったり等を繰り返しながら処置した


(注:細かく書けなくてすいません)


島「まぁ、なんとか成功だな」


そう言いつつ、島は傷口を見た


矢矧「えぇ、なんとかね…」


少し矢矧も気にしていた


島「初めてやったにしては上出来だ 気にするな」


矢矧「…うん」


そう言うと、彼女は頷いた


島「さて…」


装備を整えていたところあることに気づいた


島(そういえば俺のスマホは?)


そんなに使わないが、私物のためポケット等を探していたところ


加賀「あの…」


そう言うと、加賀がスマホを差し出してきた


加賀「動かなくなったけど…」


島「…は?」


そう言いつつ、スマホを取ると普通に稼働した

どうやら、スリープモードになっただけらしい


蒼龍「ねぇ、それ一体何なの?」


島「”スマートフォン” まぁ、携帯電話だ 俺の世界じゃ、君達位の年齢の娘は皆持ってる」


山雲「あら、そうなの?」


吹雪「明石さんとかが欲しがりそうですね」


そう言いつつ、艦娘達は興味津々だった


島「さて、聞きたいんだが 皆の上官はどこにいるんだ?」


扶桑「提督の事?」


島「そうだ」


山城「知らないわ 皆バラバラになったもの…」


飛龍「何で提督に用があるの?」


島「俺の役目は、”仲間と合流させる事”と”君達を上官の所に連れていく事”だ」


島「心当たり無いか?」


村雨「急に言われても…」


(※安価を取ります)


提督の居場所は?>>>36

(誰が答えたかもお願いします)


翔鶴「そういえば、今日は地下倉庫に物を取りに行くって言って気が…」


足の怪我を治した翔鶴が思い出したように言った


瑞鶴「そういえば、食堂で言ってた気がするわ」


島「それはいつだ?」


翔鶴「朝食の時なので…」


島(ずいぶん前だな)


今もそこにいるか不明だが、行く必要はあった


島「その、地下倉庫はここから行けるか?」


日向「いや、一旦外に出るしかない まだ道が開通してないからな」


島「…マジか」


その発言に島は肩を落とした

さっき戦った変な奴や彼女達が怯えている連中がいるかもしれない所に行く等危険極まりなかった

何より


島(この人数で移動は…)


軽く数えただけで20人は越えていた これを守りつつ提督のところまで行くなど無謀だった

だが、任された仕事はやりきらなければならなかった


島「危険だが、その提督とやらがいる地下倉庫まで行ってみようと思うがどうだ?」


伊勢「ここから出るって事?」


島「留まるのもいいが、このままじゃ食糧とか尽きて終わりだ いつ敵が来るかも分からないしな」


艦娘達「…」


艦娘達は静かになった 考え出したのだろう


赤城「…行きましょう」


吹雪「赤城さん?」


赤城「このまま留まっていてもなにも変わりません 提督と探しつつ、他の娘達を捜索しましょう」


赤城が発言に他の艦娘達も頷いた


阿賀野「賛成」


時雨「うん 良いと思う」


曙「別に反対しないわ」


潮「漣ちゃんと探さないと…」


艦娘達は、各々立ち上がり始めた


島「…わかった だが、覚悟はしておいてほしい 合流する頃には誰かいないかもしれないからな」


酒匂「そんなこと無いもん! 皆で助け合う!」


島「…そうか」


----


ガタッ


島「…」サッサッ


扉を開けた島が周囲を確認し、艦娘達を出してあげた


島「…静かだな」


能代「本当ね」


辺りは、崩れた建物や穴が空いた地面、硝煙の匂いが蔓延していた


川内「鎮守府が…」


神通「何もかも壊れてしまいましたね…」


自分達の基地の惨状に言葉を失う娘もいた


島「…行こう」


島を先頭にし、一行は歩き始めた


----


しばらく歩き続けたが、敵らしい者は居なかった


島(誰もいないのか…それとも…)


島は自身の経験等を生かし周囲を警戒しながら進んだ

普段なら一緒に戦い慣れた仲間達がいるのだが、今いるのは女性だけである

万が一彼女達の身に何かあればと考えたら、気が気じゃなかった


矢矧「ねぇ、大丈夫?」


島「…」


矢矧「ねぇ!」


島「っ… どうした?」


矢矧「大丈夫?」


島「…いつもの事だ 慣れてるよ」


矢矧「…」


矢矧はそのまま静かになった


ガチッ


島「…は?」


妙な音がして後ろを振り向いた


?「…へ?」


一人の艦娘が動きを止めていた その足元にはなにかを踏んでいた


島「…冗談止せよ」


彼女が足で踏んでいたのは”地雷”だった


(※安価を取ります)


地雷を踏んだ艦娘は?>>>38

(島達といる艦娘です)


扶桑「へ?」


山城「なに?」


二人は足元の違和感に気付き足を動かそうとした


島「動くな!!」


扶桑、山城「っ!?」ビクッ


島の怒号に二人は動きを止めた


島「そのまま…」


そう言いつつ、島はナイフで二人の足元を抉り始めた


潮「ど、どうですか?」


島「足退けた瞬間吹っ飛ぶだろうな」


普通の地雷なら踏んだ瞬間爆発するが、現時点では爆発していない だが、退けた瞬間彼女等は無事ではすまないだろう


朝潮「どうするんですか?」


島「…」


島は少し考えた後、口を開いた


島「皆には三つの選択肢がある」


島「一つ目、地雷を解体する」


時雨「出来るの!?」


島「外人部隊にいた頃訓練は受けたことはある」


満潮「それなら…」


島「だが、訓練しただけだ しかももう何年も前の話だ 失敗する可能性が高い」


島「悪いが、俺も死にたくない」


伊勢「そんな…」


日向「二つ目は何だ?」


島「二つ目は、爆発物処理班を呼んできて解体してもらう」


島「少なくとも俺が解体するより、何百倍も安心だ」


処理班を呼ぶと言うのを提案したが


朧「処理班って…」


春雨「そんなのどこにいるんですか…」


少なくとも自分が解体するより良いが、無線等を持っておらず、仮に持っていたとしてもここまで辿り着けるか分からず長時間足止めを食らうことになる


能代「三つ目は?」


島「三つ目は”見捨てる”だ」


それを言った瞬間、艦娘達が一斉に島を見た


翔鶴「見捨てるって…」


瑞鶴「そんなの出来るわけ無いでしょ!」


島「すまないが、戦場ではこれも正解の一つだ 彼女達の為に足止めを食らうわけにもいかないからな」


地雷に引っ掛かった者は”運が悪かった”という事で見捨てられる事が多い

(※ノルマンディー上陸作戦でも同様な事があったそうです)


蒼龍「そんなの酷すぎるよ」


島「あくまで候補だ まだやるとは言ってない」


島「どうするかは皆で決めるんだ」


島「俺は、どんな決断を下そうが反論はしない」


そうして、二人の運命は艦娘達に託された


(※安価を取ります)


艦娘達の決断は?>>>42

1,解体する(島と補助にもう一人)

2,処理班を呼ぶ

3,見捨てる


吹雪「助けましょう」


吹雪がそう口にした


時雨「うん 扶桑達を置いていくなんて出来ない」


日向「同感だ」


艦娘達から次々そんな声が聞こえてきた


酒匂「お願い 力を貸して」


島「…」


島は少し間を置き


島「仲間が目の前で吹き飛ぶのを見ることになるかもしれないぞ 覚悟はできてるか?」


島は艦娘達を試すように聞いた


赤城「島さん 覚悟が道を切り開くんです」


加賀「ですから、貴方も覚悟を決めてください」


他の艦娘達も同様な考えをしていた


島「…本当に君達は面白いね」


島「君達のような人が俺の世界にいたら世の中変わるだろうな」


島は二人の元に歩みだした


島「皆の決意受け取った ここで答えなきゃ、男が廃るな」


島は銃とプレートキャリアを地面に置いた


島「俺はこれから地雷の撤去に取りかかる 皆は周囲から離れてくれ 一部の娘達は見張りを頼む」


島「時間がかかるかもしれないが辛抱してくれ」


そう言い終わると島は二人の足元に寝そべり地面を抉り始めた


山城「姉様…」


扶桑「山城 彼を信じましょう」


扶桑は山城の手を握り答えた


瑞鶴「ねぇ、手伝うよ」


瑞鶴が補助を申し出てきた


島「ダメだ 巻き添えにするわけには行かない」


瑞鶴「平気よ それに私は簡単には死なないわ」


島「なんでそう言い切れるんだ?」


瑞鶴「私には”幸運の女神”憑いているんだから」


島「…はぁ」


瑞鶴「…信じてないでしょ」


島「いきなりそんなこと言われて信じろって言うのが無茶な気がするが」


瑞鶴「本当だもん それより、何をすればいい?」


島「まずは地雷の回りを掘るんだ どこかに分解できる部分があるはずだ」


瑞鶴「わかった」


そう言うと、瑞鶴は落ちていたコンクリート片で地面を抉り始めた


島「二人はしゃがんでいてくれ」


山城「どうしてよ?」


島「立ってると体力を消耗する それに、太陽が照りつけてるから熱中症になる可能性だってある 倒れて足離して爆発なんて勘弁だからな」


扶桑「…分かりました」


そう言うと、二人はしゃがんでくれた しかし、


島(しゃがませたのは不味かったかも…)


島の前にいる二人はミニスカートの為、少し上を向けばスカートの中が見えてしまう


島(煩悩退散煩悩退散煩悩退散…)


島は余計なことを考えずひたすら地雷の回りの土を掘った


-数十分後-


島「ようやく見えたな」


地雷の回りの土を掘り、地雷の本体が見えた


瑞鶴「ここからどうするの?」


島「開けられそうな箇所を見つけて、内部から信管を抜き出す そうすれば起爆しないはずだ」


見たところ、圧力式開放式地雷だった

信管が下まで届いていなかった為、起爆しなかったかもしれないが慎重にやらなければ吹っ飛んで終わりだ


扶桑、山城「…」ハァハァ


最初は励まし合っていた二人だが、そろそろ限界だろう


島「もう少し辛抱してくれ 後少し…」


扶桑「お願いします…」ハァハァ


山城「何かあったら、呪い殺すわよ…」ハァハァ


島「そりゃ大変だ」


-十数分後-


島「あった…」


ようやく信管と思える部分を見つけた


瑞鶴「これの事?」


瑞鶴も同じような部分を見つけた


島「そうだな」グッ


島も瑞鶴の解体している地雷を見て答えた


島「これを…」カチャカチャ


島は信管部分を慎重にいじり始めた


-十分後-


島「よし… ゆっくり足を離すんだ」


扶桑「大丈夫…ですよね?」


島「きっと大丈夫」


山城「信じるわよ」


瑞鶴「行って…」


二人は意を決して足を離し始めた


シーン


扶桑「た、助かった…」


山城「姉様…」ダキッ


足を離した扶桑は腰が抜けたかのように尻餅をつき、そんな扶桑を山城が抱き寄せた


島「終わった…」バタッ


瑞鶴「もう二度とやらない…」


かなり時間がかかったが解除に成功した


4章 提督


島「なぁ、ここからどうするんだ?」


地雷を解除して小休止をしているときに島が口にした


朝潮「どうと言うのは?」


島「地雷があっただろ おそらく他にも埋まってる」


瑞鶴「待って まだあるの!?」


島「一個あったら、まだあると思った方がいい」


島「俺は、迂回して進むのを薦めるが…」


伊勢「けど、ここが近道なんだよ」


島「どっちでもいいぞ 危険を覚悟してこのまま進むか、それとも距離は遠くなるが迂回して進むか どうするんだ?」


(※安価を取ります)


選ぶのは?>>>44


扶桑「私は彼の意見に賛成です」


春雨「扶桑さん」


山城「私も姉様に賛成よ もうあんなの御免よ」


扶桑「急がば回れと言うことわざがあります 罠が仕掛けられている道をゆっくり行くくらいなら、違う道を行った方がいいはずです」


扶桑が自分の意見をいい同意を求めた


阿賀野「私もそんな気がする…かな」


川内「うん ゆっくり行くくらいなら、安全そうな道を行った方がいいかもね」


扶桑に続いてか 各々意見が出た


伊勢「わかった 別の道を行こう」


やや渋っていた伊勢も周りの意見を聞き、考えを変えた


島「ルートはあるのか?」


日向「ここから道を戻って、食堂と間宮を通って、工厰を通り過ぎれば地下倉庫に着く 遠くなるがそれが確実だ」


能代「じゃあ、もう移動した方がいいですね」


村雨「あまり長居したくないしね」


島「それじゃ、行くとしよう だけど、少しルールを加えるぞ」


潮「ルール?」


島「前の奴とは、1~2m位空けろ それと、前の奴の足跡の上を歩くんだ」


飛龍「なんでそんなことを?」


島「地雷対策だ 少なくとも前の人間の足跡の下には地雷がないってことが分かるし、爆発したとしても多少は被害を少なく出来る筈だ」


蒼龍「なるほど…」


島「わかったら行くぞ」


そう言うと、島はとっとと歩き始めてしまった


矢矧「ちょっと、待ちなさい」


矢矧が歩き始めようとしたが


矢矧「…」チラッ


島の足跡を見るように下を見つつ歩き始めた


矢矧が歩き始めたのを始め艦娘達も下を見つつ各々歩き始めた


-20分後-


歩き続けて、食堂を通り過ぎた


吹雪「食堂が…」


赤城「鳳翔さん…」


加賀「赤城さん 鳳翔さんならきっと無事です 信じましょう」


赤城「えぇ」


ここにも仲間がいたのだろうか そんな声が聞こえた


バン!


島「っ!?」サッ


銃撃音がしてとっさに身を屈めた


島「…」スッスッ


島は後ろにいる艦娘達に隠れるように仕草をした


島「…」ズサッズサッ


匍匐で壊れた残骸から様子を見た

そこには、黒い黒衣のような服にガスマスクのような物を被り物し、手には”AR””SMG””LMG”を装備した複数の人間と手を上げている茶色の服を着た人間がいた


バン!


黒服の人間は手を上げている人間に容赦なく射殺した

さながら、処刑のようなものだった


島(マジか)


黒服の兵士達はそのまま何処かに歩いていった


矢矧「どうしたの?」


島「おい、出てくるなって」


何故か矢矧が出てきてしまった


矢矧「いいから、何を見たの?」


島「…皆が恐れている奴らがいた 一人殺してどっか行った」


矢矧「…」


矢矧は無言だった


島「ちょっと…」


島は遺体を確認するために射殺された人のところまで行った


島「こいつは誰だ?」


頭を撃ち抜かれた遺体を矢矧に尋ねた


矢矧「…この鎮守府の憲兵よ」


矢矧は見るのも辛いような状態だった


島「ここで戦っていたんだな」


周囲には空薬莢が散乱しており奮戦の痕が見えたが、あれだけの装備の人間に対しては敵わなかった


島「っ!? 誰だ!」ガチャッ


視線を感じてとっさに銃を向けた


(※安価を取ります)


出てきた艦娘は?>>>46

(軽巡or駆逐艦で四人お願いします 日本艦です)


初春「お主こそ何者じゃ!」


出てきたのは、紫髪をボリュームのあるポニーテールに纏めており、平安時代の貴族のような喋り方と麻呂眉を着けた娘だった


子日「誰?」


もう一人は、白いワンピースのような服に長いピンクの髪を三つ編みに束ねた娘だった


若葉「なんだ、敵か?」


次は、黒のブレザーに赤いネクタイを巻いた茶髪のショートヘアーの娘だった


初霜「や、矢矧さん!」


最後の娘は、黒髪のロングヘアーに青い鉢巻を巻いており、さっきの娘と同じようなブレザーを着ているが襟や袖に白いパイピングをしており、ワイシャツを襟元まで開けていた


矢矧「貴女達こんなところに… あとこの人は味方だから安心して」


初春「味方じゃと…」


疑いの目をかけられた 見た事ない服や装備をしている人間がいたら、疑うのは当然だろう


島「安心しろ 嘘じゃない」


初春「ほぉ…」


やや疑われたままだった


子日「ねぇ、憲兵さんは!?」


子日は気づいたように言った 島は静かに視線を後ろにやった


初霜「そ、そんな…」


若葉「ダメだったのか…」


初春「妾達を守るために戦ったんじゃ…」


子日「…」グスッ


四人は亡くなった憲兵を見て涙を浮かべた


島「悲しんでいるところ申し訳ないがここを離れた方がいい 敵が近くにいる」


島はこの場を離れることを提案した


初霜「ついて行ってもいいですか?」


若葉「どこに行けばいいかわからない」


矢矧「もちろんよ 一緒に行きましょう」


矢矧は初霜達の手を取り答えた

流石にこの状況で幼い四人を置いていく等出来るわけがない


矢矧「…ちょっと、あれ」


矢矧が不意に島の後方を指差した


島「こんな時にか…」


そこには、4,5人で行動している先程の連中と同じ服を着た敵兵がいた


島「…」


距離からして150m~200m程だった ホロサイト越しに敵を捉えたが、判断に鈍った

(※元自衛官の方曰く、交戦距離は大体200m位だそうです)


矢矧「どうしたの?」


初春「早く撃たぬか!」


撃ちたいのは山々だった しかし


島(今撃ったら、ここにいる五人の身が保証できない)


サプレッサーも装備しておらず、人数も装備も不利だった

仮に戦ったとしても、LMGで制圧射撃を食らい、たちまち身動きがとれなくなり彼女達を危険な目に遭わせることになる

やり過ごすと言う考えもあるが、敵が来ないと言う確証もなかった


(※安価を取ります)


決断は?>>>48

1,戦う

2,やり過ごす

3,別案(五人の中から一人が提案)


島「…皆はここから離れてくれ」


若葉「何をするつもりだ?」


島「あいつらを倒す あいつらがいると前に進めない」


矢矧「一人でやる気?」


島「しかないだろ」


初霜「私たちも何かやります!」


島「はぁ?」


初春「妾達もやられっぱなしでは終われんからのぅ」


子日「何か出来ることない?」


島「いや、気持ちは嬉しいが危ないから下がってほしいんだが…」


何かしたい気持ちは正直嬉しい だが、彼女達が出来ることはあるのだろうか…


若葉「艤装で攻撃することなら出来るぞ」


島「艤装で? 出来るか?」


矢矧「撃てなくはないけど、海と違うから…」


陸上で艤装を扱うのは難しいらしい どうりで艦娘達が抵抗できなかったかわけだ


島「わかった じゃあ…」


島は、五人にどう戦うかを話した


-----


島「準備はいいか?」


島は艦娘達から少し離れた所におりプレートキャリアと銃を壊れた壁に立て掛け、自身はナイフ二本を持った


初霜「良いぞ」ガシャ


初霜「どうぞ」ガシャ


初春達四人は艤装の主砲を歩いている敵兵に向けた


矢矧「後少し…」


タイミングを計るように矢矧が敵を見ていた


矢矧「来た!」


初春「ゆくぞ!」


子日「いっけ!」


四人が一斉に砲撃した


ドーン!


敵兵に直撃こそしなかったが、一人が爆風により飛んだのが見え他の兵は突然の攻撃に戸惑っていた


島「…行こ」


そう呟くと島は、風のように駆け出した


島「悪く思うなよ」


砂塵で周囲が見えない中、周囲を警戒していた一人の敵の背後をとった島は、首元にナイフをやり敵の喉を切り裂いた


敵兵「ごふぅ…」


くぐもったこえが耳元に届いた


敵兵「…」ガシャ


二人の敵兵も島を確認に銃を構えたが、それよりも早く島が二人の首をナイフで斬った


バタン バタン


島「ナイフは刺すより斬る方がいいんだぞ」


(※元自衛官の方曰く、ナイフは斬りつけた方が効果的だそうです(刺すのもいいですけど)

刺してしまうと…

・筋肉が引き締まり抜けにくくなってしまう

・血で汚れてしまい滑りやすくなってしまう

・隙が多い 等…

銃剣訓練では、突いたらすぐに抜くように訓練するそうです)


砂塵が晴れた時、艦娘達の目には倒れている四人とナイフを持った島しかいなかった


矢矧「っ…危ない!」


矢矧が声を上げた 島の後方にもう一人敵がおり銃を構えていた


島(ヤバ…)


島も拳銃を引き抜こうとした時だった


ヒューン ザシュ


一本の矢が敵の首に刺さった それを引き金に敵の胴体に更に矢が刺さった


敵兵「」ダダダッ


敵は引き金を引きながら、倒れてゆきそのまま動かなくなった


島「一体…」


島は矢が飛んできた方を見た そこには、弓を片手に持った赤城達がいた


島「お見事…」


島はそう呟き、ナイフを仕舞った


----


島「で、だ…」


敵兵「…」


初春達の砲撃で吹っ飛んで気絶した敵兵を拘束して島達の前に座らせた


島「なぁ、確認だけど… 本当にお前らはこいつらの事知らないんだな?」


山城「知らないわよ 急にやってきて私たちを撃ってきたのよ」


時雨「山城の言う通りだよ」


山雲「こんなの人達と知り合いになった記憶はないわね」


艦娘達は知らないようだった 目的はなんだろうかを知る必要があった


島「まぁ、まずはこのマスクを外すか」


そう言いつつ、島は敵のマスクに手を掛けた


島(開けたら、エイリアンだったって言うのはナシだぞ)


そう思い、マスクを外した


敵兵「…」


マスクを外した顔は、普通の人だった ポカーンとした顔で島を見ていた


島(なんだこいつ…)


島は言葉に表せない不気味さを感じた


島「質問に答えろ」


島は不気味さを感じていたが、尋問することにした


島「お前ら何者だ?」


敵兵「…」


聞こえていないのか、相変わらずポカーンとした顔で島を見ていた


島「もう一度聞く お前ら何者だ?」


敵兵「…」


何も変わりはなかった


日向「いい加減答えろ」ジャキッ


伊勢「ちょっと、日向!」


業を煮やしたのか日向が刀に手を掛けて近づいてきた


島「おい、やめろ」


日向「口を割らせるには、これがいい」


そう言って刀を抜こうとした時


敵兵「…へ」


一同「?」


一同が敵兵を見たときだった


敵兵「あははははははははははははははははははははははははははははははははぎゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははぎゃはははははははははははははは」


敵兵が急に狂ったように笑い始めた それも普通の笑い方ではなかった 白目を剥き、ヨダレをたらし完全に常軌を逸していた


村雨「な、なに一体…」


潮「曙ちゃん…恐い…」


曙「だ、大丈夫よ…」


艦娘達もその光景に引き始めた


島「いい加減だまり…」


島が黙らせるため、近づいたときだった


ウィン


変な機械音が鳴った


島「…は?」


何が起きたか理解する前に状況が変わった


敵兵「」ポロッ


敵の首が地面に落ち、あの気が狂ったような顔が島の足元に転がった


ブシャー!


それと同時に敵の切断部分から血が噴水のように飛び散り、周囲に血の雨を降らした


島「…」ボーゼン


島は返り血を浴びながら、目の前の状況に混乱した


能代「い、いやぁぁ!!」


能代の絶叫が周囲に響き、それに呼応して他の艦娘達も反応し始めた


阿賀野「…」パタン


酒匂「あ、あぁ…」コテン


矢矧「阿賀野姉、酒匂しっかりして!」


阿賀野達を始め、扶桑、山雲、白露、春雨、潮が気を失ってしまい、その場で倒れた


蒼龍「う…うえ…」


あまりの光景に蒼龍を始め、飛龍、山城、朝潮、満潮、吹雪が嘔吐し始めた


伊勢「ちょっと、しっかりして!」


何とか正気の艦娘はその養護にあたった


----


島「俺は、こいつを調べる」


伊勢「調べるって、正気?」


島「何者かを調べる 死体なら動かないし都合がいい」


そう言いつつ、島は死体に向き合った


(※安価を取ります)


どうやる?>>>52

1,一人でやる

2,誰か手伝う(三人程お願いします)


赤城「待ってください」


吹雪「私たちもやります」


島「…は?」


急に吹雪と赤城が手を貸すと言ってきた 顔色は悪かったが


島「いやいいよ そんな具合悪そうな顔で手伝うって言われても…」


加賀「ですが、私達も何者なのかを知る権利はあります 間違ってない筈だわ」


言われてみれば、彼女達からしたら自分達を狙う理由を知る手がかりがあるかもしれないため見過ごす事も出来ないのだろう


島「構わないけど、俺の前で吐くのは止めてくれよ」


吹雪「が、頑張ります…」


島達は首無しの遺体を改めてみた 血はさっきよりは出ていないが、流れが弱い川のような感じで出ていた


赤城「うっ…」


赤城は慌てて口を抑え気持ち悪さを抑えた


島「ええっと…」


島はお構い無しに遺体の装備等を見だした


島「なんだこれ…」


胴体が変に膨らんでいたのでベスト等を脱がした


島「おいおい、マジかよ…」


ベストの下や腕等には、隠し拳銃等が隠されており島を驚かせた


加賀「なんですかこれ?」


島「隠し銃だ 実物は初めて見た」


そう言いつつ、押収したものを三人に渡していった


-数分後-


島「ええっと、タボールAR21一挺にマガジンが六本、デザートイーグル一挺にマガジンが四本、小型自動拳銃六挺にデリンジャー四挺に手榴弾にスモークグレネードとスタングレネード各三個ずつにプラスチック爆弾一個にナイフ六本」


島「おまけに背中にG18カービンを隠し持ってるとはな…」


一人の人間が持つにはあまりにも多い数の火器だった


赤城「なんですかこの人は…」


吹雪「こんなに武器って必要なんですか?」


島「そんなわけないだろ これじゃあ、歩く武器庫だ」


島は皮肉を込めて例えた


加賀「でも、何者かを証明するものはなかったわね」


加賀の言うとおりだった 身ぐるみを剥がして調べたがドックタグのような身分を証明するような物はなかった


吹雪「それじゃあ、意味なかったんですかね…」


島「まぁな だけど、面白い発見はあった」


赤城「何かあったんですか?」


赤城の問いに島は遺体の腕を見せた


島「薬物の注射痕だ それに薬物を混ぜた点滴もあった」


加賀「薬物? 麻薬の事?」


島「そうだ こいつは麻薬を投与されている状態で戦闘を行っているって事だ」


吹雪「なんでそんなことを…」


島「さぁな だが、一つ言えるのは…あんたらとんでもない奴らに狙われているってことだ」


島は静かに言った


赤城「後、首が落ちたのは…」


島「…見ろ」


そう言うと、島はなにかをつり上げた


加賀「何を持ってるの?」


島「ワイヤーだ」


赤城「ワイヤー…ですか?」


島「この胸に付いているこの機械に繋がってる ワイヤーを首に引っ掻けて、一気に巻き上げれば首を切断されるって感じだな」


島は遺体の胸に付いている機械を手に取りながら説明した


吹雪「なんでそんな惨いことを…」


島「情報漏洩を防ぐためだろうが惨すぎるな これ仕掛けたやつ頭イカれてるな」


ここまで来たら、人間性を疑わざる得なかった


島「さて、模索は終わりだ あまり時間を割くわけにはいかないからな」


島はそう言うと、再び遺体の装備を見た


島(なにか拝借するか…)


島は少し考えた


(※安価を取ります)


拝借物は?>>>54

1,持っていく(上記の敵の装備から1~2個程)

2,止める


島(本当は違反だが、この際やむ得ない)


島は遺体の装備をあさり始めた


島「タボールか… あまり好みじゃないが持っていこう」


島はタボール本体とマガジンを回収し、背中に背負った


(※作者もブルパップ銃はあまり好みではないです)


島「G18のカービンカスタム ご立派にロングマガジンも装備しているとはねぇ」


折り畳みのストックにフォアグリップを装備したG18のカービンカスタム 性能等を見たら、G17より上だろう


島「こいつも貰うぞ」


最後にスタングレネードを拝借し、腰のベルトに納めた


若葉「これはもっていかないのか?」


いつの間にか来ていた若葉が見せたのはデザートイーグルだった


島「威力とか見たら即戦力だが重いし扱いづらい そいつはいらない」


(※構え方などを間違え撃つと肩が脱臼するそうです)


若葉「すごい銃なのか?」


島「世界最強の拳銃の一つに数えられてるからな」


若葉「そうなのか… 気に入った」


島「…は?」


若葉「これ貰う」


そう言うと、彼女はデザートイーグルを大事そうに抱え始めた


島「おいおい、そんなの…」


川内「ねぇねぇ、これも貰っていい?」


そう言った彼女が持っていたのは、ナイフ数本とスモークグレネードだった


神通「私もこれを…」


矢矧「私も、貴方の見てたら血が騒いじゃったわ」


そう言うと、神通と矢矧までナイフを持ち出した


島「あんたらな…」


赤城「いいじゃないですか 身を守る物は持っていて損ではない筈ですよ」


赤城の意見に一理あった 島だけでは、カバーしきれない部分を彼女達が補ってくれるだろう


島「…わかった だけど、あくまで自衛用だ 自身の必要なときに使ってくれ」


そう言うと、島は彼女達用にホルスター等も回収し扱い方を簡単であるが教えた


島「…よし 完了だ」


しばらくして、島は回収しない銃器等を分解し瓦礫の下敷きにして使用不能にさせた

敵が回収し、使うのを防ぐためだ


矢矧「終わったの?」


島「あぁ そういえば、他の娘達は?」


矢矧「なんとか落ち着いたわ 心配しないで」


島「そうか… 悪いことしたな」


矢矧「貴方のせいじゃないわ 気にしてはダメよ」


島「ありがとう」


そう言うと、島と矢矧はみんなの元に戻った


-地下倉庫付近-


移動を再開した一行は提督が行ったと思われる地下倉庫の近くまで来た


島「本当にいるんだよな?」


翔鶴「えぇ…きっと」


曖昧な答えが帰ってきた それもそのはずだ もう数時間前の事だからだ


島「まぁ、いるのを信じよう」


そう言いつつ、曲がり角を曲がろうとした時だった


バン!バン!バン!


出ようとした角に銃弾が集中した


島「下がれ!」


島はすぐに下がり艦娘達を下がらせた


加賀「敵ですか」


加賀は矢を放つ準備を始めながら聞いてきた


島「わからない」


行きなり攻撃してきたため敵意があるのは確実だが、姿を見ていない以上無闇に撃てなかった


?「武器を捨てろ! 両手を上げて投降しろ!」


男の声が響いた


時雨「この声は…」


酒匂「司令の声だ」


島「本当か?」


どうやら、彼女達の上官の声らしい 生存していたのである


阿賀野「提督さん!」


提督「阿賀野? 阿賀野なのか!?」


その声を聞き、島も声のする方を見た そこには、白い制服に白い帽子を被り拳銃を手に持った若い男がいた

その周りには、小銃を持った八人程の憲兵もいた


島「間違いないか?」


伊勢「うん 提督だ」


日向「あぁ 無事だったようだな」


そう言うと、艦娘達から安堵の息が漏れた


提督「こっちに来てくれ ここなら、安全だ」


島「…行け」


矢矧「わかった」


こうして、艦娘達は無事に提督と再会できた


提督「よかった 無事だったんだな」


提督は島と一緒にいた艦娘達を見て安堵の顔をした


他の艦娘も提督といたと思われる艦娘との再会に喜んでいた


(※安価を取ります)


提督達といた艦娘は?>>>56

(複数お願いします 日本艦です)


霞「あんた達無事だったのね」


一人は、朝潮達に似たような服装に灰色の髪をサイドテールに纏めた娘だった


叢雲「吹雪 あなたもいたのね」


もう一人は、吹雪の知り合いらしいかった

ドレスのような服に黒のインナーと黒タイツを身に纏っており、頭に機械状の妙なものがついていた 吹雪と比べたらより大人っぽく感じた


暁「…」キョロキョロ


もう一人いたが、明らかに挙動不審な感じだが、誰かを探しているように見えた

紺色のロングヘアーに戦闘帽にセーラー服を着ており、幼さが残る娘だった


暁「ねぇ、響達見てない?」


時雨「ごめん 見てないよ」


春雨「一緒じゃなかったんですか?」


暁「途中で…はぐれちゃって」グスッ


仲間なのだろう 涙目で他の娘に聞き回っていた


副憲兵長「おい、お前は誰だ?」ガチャ


そんなことをしていたら、憲兵達に囲まれた


島(艦娘の次は憲兵かよ)


島はややうんざりとした表情を浮かべ手を上げた


副憲兵長「なぜ艦娘達もいた 何者だ?」


憲兵達はFAMASに見える小銃を構えながら聞いてきた


島(FAMASか… 懐かしいな)


外人部隊にいた頃、FAMASを使っていた島にとっては少し思い入れのある武器だった

(※作者は、サバゲーの際FAMAS持ったプレイヤーにヘッドショット食らった苦い思い出があります)


島「待ってくれ 俺は、ただの通りすがりだ そこにいる四人に依頼されていただけだ」


島は阿賀野達を指差しながら答えた


提督「本当か?」


矢矧「えぇ、本当よ 実際、彼がいなかったら、ここまで来れなかったわ」


時雨「僕も山雲達と埋もれていたところ助けられたんだ」


赤城「彼は味方です 敵ではありません」


提督「…」


提督は島を怪訝そうな目で見ていた


提督「何者だ? 目的は何だ?」


島「さっき言った筈だ 通りすがりだ 目的はこの娘達をあんたの元に送っていくことだ」


島「それも今しがた達成した 俺は、これで引き上げさせて貰うよ」


その一言に艦娘達は驚いた顔をした


酒匂「帰っちゃうの…」


能代「どうやって帰るつもりなの?」


島「まぁ、まずはここから脱出することだ 皆もこいつらといた方が安全だろ」


本音を言えば、関わりたくないという気持ちが大きかった これ以上自分が首を突っ込む案件ではないと目に見えていた事とあんなヤク中の兵隊なんかと戦うのはごめんだからである


矢矧「…」


その気持ちを見据えているのかは不明だが、矢矧が物凄い不満そうな顔をしていた


島「それじゃあ、俺は…」


そうして、引き上げようとした時だった


ウォォーン


獣のような不気味な遠吠えが周囲に響いた


憲兵1「なんだ…?」


そう言った後、島は異様な気配を感じた


島「…なんか来る」


そう呟き、先を見据えた


副憲兵長「…戦闘配置に就け」


その号令の元、憲兵達は間隔を空けて銃を構え始めた


提督「…」


提督も無言で持っている拳銃を構えた


ダダダッダダダッ


確実に何が近づいてくるのを感じ、島を含めた男達がその方角に銃を構えた


?「グォォー!」


目の前に現れたのは、犬のような生物だった

だが、犬にしては容姿が異様だった

頭には、角のようにマチェットを取り付けており、足は普通の犬より何倍も太い筋肉が発達しており、白目でヨダレをたらして突っ込んできたのである


バン!バン!バン!…


姿を確認したと同時に、一斉射撃が始まった


初春「な、なんじゃあれは!?」


撃ち続けていた

だが、驚くべき光景が目の前で起きた


化犬「グォォー!」


何十発も食らっている筈なのに、怯むこともなく突っ込んでくるのである


島(あれの犬バージョンか)


島は地下で会った人間を思い出した


化犬「グォォー…」


だが、その後も被弾し続けた犬はついに力尽きた だが、


化犬達「グォォー!」


その後ろから更にやって来た

体格は、柴犬位の小型もいればゴールデンレトリバー位の大型の奴もおり、一斉にこちらにめがけて走ってきたのである


提督「下がれ!」


副憲兵長「後退しろ!!」


その一言で憲兵達が銃を撃ちつつ後退し始めた


島(皆には悪いが、この機を乗じてとんずらさせて貰うぞ)


島はそう考え、別の方向へ後退し始めた だが…


?「ちょっと置いていかないで!」


何人か島の方に艦娘がついてきてしまった


(※安価を取ります)


ついてきた艦娘は?>>>58

(いる艦娘でお願いします 複数OKです)


島の方には、矢矧を始め一航戦、二航戦、瑞鶴、時雨、吹雪がついてきてしまった


島「なんで俺のところに!?」


矢矧「私達を守るって約束したでしょ!」


島「いや、それは…」


吹雪「前!前! 前から来てます!」


吹雪の言うとおり、一頭が突進してきた


島「あー、くそっ!」


ババババッ!


島はフルオートに切り替え、後退しながら攻撃を続けた


赤城「援護します」バシュン


加賀「来させません」バシュン


二人の放った矢が突進してきた一頭に命中し、倒れた


時雨「右から来たよ!」


右から秋田犬位の大きさの化犬が走ってきた


蒼龍「回り込む気ね」


飛龍「行かせないよ」バシュン


瑞鶴「私だって」バシュン


三人が放った矢が命中したが、なおも突っ込んできた


ババッ! ガチッ


島「くそっ」サッ


弾が切れたMASADAを下げ、背負っていたタボールを構え発砲した


ババババッ!


島(耳が…)


島はタボールの発砲音に顔をしかめた

(※ブルパップ銃は、エジェクションポートが耳の近くにあるため、射撃音が耳元でするため難聴になりやすい)


バババッ ガチン!


島「こんな時にジャムか!」


撃ってる最中にタボールが弾詰まりが起き、射撃できなくなった


化犬「グォォー!」


犬は大口を開けて突っ込んできた 更にその後ろからも数頭やって来た


島「…いいか? 合図をしたら、目と耳を塞げ」


矢矧「どうするつもり?」


島「いいから、言うとおりにしてくれ!」


そう言うと、島はスタングレネードを手に取った


化犬達「グォォー!」


化犬達はなおも走ってくる


島「今だ!」カチャ ポイッ


艦娘達「っ…」


島はスタングレネードのピンを外し、犬達の前に投げた


ピカッー!!


破裂と同時に強烈な閃光と爆音が周囲に響いた


化犬「ガァァ…」


強烈な閃光と爆音により、犬達は動けなくなったり、明後日の方向を走って壁に激突していたりした


島「今のうちだ 逃げるぞ」


吹雪「何が起きたんですか?」


島「あいつらは目と耳がやられたから暫く襲ってこない とにかく行くぞ!」


そう言うと、後退した


島「あそこに行け」


島はコンテナを指差し、近くにあった梯子をコンテナにかけ艦娘達を避難させた


矢矧「あなたも…」


そう言って矢矧が手を差し伸べてきたが


島「…くそっ」


島の目線の先には、先程の犬達がいた


化犬達「グォォー!」


島を見つけると一斉に襲いかかってきた


島「来るんじゃねぇよ」カチッ


バババッ


島はG18を構えて、フルオートで応戦した 先頭を走っていた一頭に集中して一頭倒した


島(9mm機関拳銃より当たるな)

(元自衛官の方曰く、当てづらいとよく聴く9mm機関拳銃ですが、目標の下付近を狙うとよく当たったそうです)


だが、三頭程が向かってきた


島「っ…」


島は唯一弾が入っているG17を右手に持ち、左手でナイフを構えた


島「よし…来いよ」


化犬達「グォォー!」


三頭は未だに突進してきた


時雨「後ろ!!」


島「なに!?」バッ


時雨の声を聞き後ろを振り向くと、猛スピードで一頭が突っ込んできた 完全に挟み撃ちにされた


島(これまでか…)


島は死を覚悟した だか


ピー ピー


何処からともなく笛の音が聞こえた


化犬達「…」ズサッ!


走ってきていた犬達が突然停止し、そのまま島達に背を向け走り去ってしまった


島「はぁ…はぁ…」


島は緊張の糸が切れたせいかそのまま座り込んでしまった


矢矧「大丈夫!?」


矢矧がコンテナから降りてきて駆け寄ってきた


吹雪「見逃してくれたんですか…」


加賀「いいえ、何かに呼ばれたような感じね」


瑞鶴「何かって何よ?」


赤城「わかりません ですけど、まずは皆さんと合流しましょう」


時雨「うん それは賛成だね」


何故退いたかは不明だが、とりあえず艦娘達は無事らしい 一時、合流することにした


蒼龍「ねぇ、立てる?」


島「大丈夫だ とりあえず、ここを離れよう」


島は立ち上がりながら、答えた


島「こいつはもうダメだ」


そう言うと、タボールを捨てた


飛龍「なんで…」


島「弾詰まりが起こるってことは、整備不良の可能性が高い また撃ってる最中に弾詰まりなんて御免だからな」


整備すれば直らなくはない だが、扱いづらい点があったため、破棄した


島「…行こう」


そう言うと、島達は元いた場所に向かった


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翔鶴「瑞鶴!」


島達が元の場所に戻ってくると翔鶴が瑞鶴に駆け寄ってきた


瑞鶴「翔鶴…」


翔鶴「よかった…」ダキッ


翔鶴は瑞鶴を抱き締め、無事を喜んでいた


翔鶴「あの…瑞鶴を守ってくださり、ありがとうございます なんとお礼を言えばいいのか…」


島(苦労した甲斐あったかもな)


残りの人生 こんな美女にお礼を言われるのはあと何回だろうか そんなことを考えた


島「…気にするな」


そう言うと、島は提督達のいるところに歩いていった

何故なら、確信をつくためである


副憲兵長「戦死者二名に負傷者三名が出ました」


提督「そうか…」


仰向けにされた遺体は喉や腕等が食いちぎられており、惨い状態だった


島「なぁ」


提督「…なにか?」


島「こいつらいったい何者だ? あんたらなら、知ってるよな?」


提督、憲兵達「…」


島の問いかけに提督達は黙った


島「無言は肯定と受け取るぞ」


提督「一体何の…」


島「とぼけるな」


島「あの化け犬達の姿を見たあんたらのあの目、あの反応 正体を知ってるだろ」


提督達「…」


島「事実を言え」


それを言ったところ、提督が口を開いた


提督「”深棲教” それが奴らの正体だ」


島「深棲教?」


聞いたことの無い単語が出てきた 島と同じように艦娘達も首をかしげていた


提督「深海棲艦を神の使いと崇める教団 いわゆるカルト教団だ」


提督は彼らの正体を明かした


提督「最初は小さな集まりだった だが、急激に勢力を伸ばしていって、先日は佐世保陸戦隊の基地を襲撃して…」


島「待てよ」


提督は淡々と話したが、島は話を遮った


島「そんな連中が近くにいるのに、なんで彼女達に教えなかったんだ?」


提督「…」


提督「…内々に片付けるつもりだった 艦娘達には任務に集中して貰うために…」


それを聞いた瞬間、島の中で何かが切れた


提督「そのため…」


バキッ!


全員「っ!?」


その場にいた全員何が起きたかわからなかった わかるのは、提督が殴られてぶっ飛び鼻血を出して島を見ていることだ


島「あんた自分が何やったかわかるか? 下手してたら、彼女達死んでたぞ」


島「お前の勝手な考えで、こんな事態になったんだろが!」


島は、正気に戻った憲兵二人に押さえられながら提督を怒鳴った


提督「…」


提督は何も言わず、俯いていた


島「まぁ、俺にはもう関係ない ここから、出させて貰うぞ」


そう言いつつ、島は背を向けた


提督「待ってくれ!」


提督が口を開いた


提督「力を…力を貸してくれ!」


提督がそう口走った


島「…」


島はその姿を無言で見つめた


島「俺に頭下げるより、やることあるだろ」


そう言うと、提督と憲兵達は島を見た


島「艦娘達に謝罪の一言言うのが先じゃないのか? あんたらの独断のせいで死にかけた娘もいるんだぞ」


提督「…」


提督は暫く無言になった そして、暫くして艦娘達の前に立ち


提督「…みんな、すまなかった」


深々と頭を下げた


艦娘達「…」


艦娘達は複雑な表情でそれを見ていた


(※安価を取ります)


艦娘達の返事は?>>>60

1,許す

2,許さない


矢矧「提督」


矢矧が提督の前まで行き


バチン!!


頬をビンタした


矢矧「ふざけないで!!」


矢矧「提督の独断のせいでどれだけの艦娘が危険な目に遭ったと思ってるの!」


提督「…」


提督は頬に手を当て無言で矢矧を見ていた


矢矧「私はもう…あなたを信じられない…」


矢矧「…さよなら」


そう言うと、矢矧は提督に背を向けた


赤城「提督 貴方が努力している姿は皆さん知っています ですから、失敗しても我慢していました それの返しがこれですか…」


加賀「かける言葉もありませんね」


春雨「司令官どうして…」


若葉「見損なったぞ」


艦娘達の堪忍袋も切れたのだろう いろんな言葉が投げられた


提督「…」


提督は両膝を地面につけて座ってしまった そして


提督「…」カチャ


自分のこめかみに拳銃を突き付けた


副憲兵長「提督殿!?」


吹雪「司令官!」


提督「ごめんなみんな 死んで償わせて貰うよ」


そう言うと、引き金に指をかけた


バン!


銃声が周囲に響いた 艦娘達は銃声がした方を見た


島「…」スッ


提督「うぐぐ…」


提督の持っていた拳銃は提督の後ろの方に落ちており、スライドが破損していた


山雲「どうして…」


島は無言で提督の方に向かい 胸ぐらを掴み


島「今のでわかったか? あんたは、散々迷惑かけてきたんだぞ 死んで償うなんて甘ったれた考えするんじゃねぇよ」


島「あんたが死ぬのは勝手だがな、あんたの着けているこの階級章やこの基地の権限を持っているあんたには死んで貰ったら困るんだよ!」


提督「っ…」


提督は少し驚いたように島を見た


島「艦娘達の評価は散々だったな そこは同情する だが、この基地の惨状を上層部に報告して、生存者を救えるのはあんただけだ!」


提督はその言葉を聴くと、少し無言になると


提督「…ありがとう…ございます だけど、自分だけでは難しい 力を貸してほしい」