2023-10-17 00:00:06 更新

概要

元傭兵「また来ちまった…」の続編です!
(本格的に書くのは終わってから)

頑張って書いていきます!


前書き

前作から2年後の世界です

出会った艦娘達;出会った順(阿賀野型、山城、時雨、山雲、満潮、朝潮、白露、伊勢型、扶桑、川内、村雨、春雨、潮、朧、曙、一航戦、二航戦、五航戦、神通、吹雪、霞、叢雲、初春、若葉、初霜、暁、響、雷、電、天龍、木曾、大淀、明石、鳳翔、大和、金剛、榛名、球磨、龍田、漣)

(夏雲、早潮)

主人公:嶋 秋也(29歳)

フランス外人部隊

CIA SAC SOG所属

高校卒業後、単身フランスに渡り外人部隊に入隊する
ひょんな事が理由でCIAのパラミリに身を置いている
前作の主人公である島とは繋がりがある

武器:SCAR(コンバージョンキット組込)、P226
コードネーム:レッズ(Reds)

※一部”COD:G”にて登場した兵器を出しますのでご理解の程よろしくお願いします。


プロローグ


ある日、ある家族に悲劇が襲った

両親は亡くなり、少年は重症を負った

その少年を助けるために一人の大人が名乗り出た


1章 出会い


−イラク 山岳地域−


イラクのとある山中に動いている人影がいた

銃を持っているが、迷彩服ではなく私服に近い格好をしていた


(※安価を取ります)


容態と兵科は?≫≫1

1.無傷

2.軽傷

3.重傷

(今回は読者の方々に兵科を決めてもらいたいと思います)

1.突撃兵

2.工兵

3.援護兵

4.狙撃手


嶋「あー、痛え…」


彼は左腕を痛めていた 来る途中足を滑らせ強打した

スリングに提げられたSCAR OD色のプレートキャリア 腰にはP226 背中には大きなリュックを背負い、ベースボールキャップを被り、サングラスを付けて口元はゴーストのバラクラバで隠し、その上にシュマグを着けていた


嶋「偵察任務なんて引き受けるんじゃなかった」


そう一人で愚痴をこぼしていた


(※安価を取ります)


相棒は?≫≫3

1.軍用犬

2.鳥


ジーク「ワン!」


嶋「ジークもそう思うか?」


隣を歩いているのは、相棒である軍用犬”ジーク”だった

犬種はジャーマンシェパード 身を護るための防弾ベストを装備し、嶋に寄り添うように歩いていた


嶋「少し休むか」


嶋は隠れられそうな場所を見つけジークと座った


嶋『チーフ こちらレッズ 休憩を取る』


チーフ『了解 しっかり休んでおけ』


嶋は無線を使ったあと、帽子を顔に被せ仮眠を取った


−−−−−


?「…」


何もない空間に一人の女性が立っていた

膝位まである綺麗な黒髪をポニーテールに纏め、澄んだ綺麗な赤い瞳が嶋を見つめていた


嶋「何だよ一体…」


その女性は嶋に近づいて、口づけをし笑顔を向けると


?「また…会えた」


−−−−−−


嶋「…う~ん」


嶋は顔に被った帽子を取った


嶋「またあの夢かよ…」


昔から度々同じ夢を見る

出てくるのは、決まってポニーテールの美女だった

普通の男なら飛んで喜ぶ程の夢だが、嶋にとっては睡眠を妨げる悪夢だった

偵察任務を任された日から毎日のように見ていた


嶋「ていうか…誰なんだよ」


彼女は口づけをして再会を喜ぶような笑みを浮かべていたが、自分自身彼女の事は何もわからなかった


ジーク「クゥーん」


嶋「ジーク?」


ジークが一定の方を見つめていた

若い女性の声だった その声はだんだんと近づいてきた


嶋「何だ?」


嶋はSCARに取り付けてある光学機器で声のする方を覗いた

そして、声の主たちの姿を捉えた


(※安価を取ります)


出てきた艦娘は?≫≫6

(4人程お願いします 見つかった又はやり過ごしたかもお願いします)


瑞鶴「たまにはこういうところ歩くのもいいわね」


榛名「そうですね 森林浴っていうんですかね」


矢矧「こういう息抜きも良いものね」


白露「時雨達も誘えばよかったなぁ」


彼女達は楽しそうに談笑しながら歩いており、だんだん嶋の隠れている茂みに近づいてきた


嶋「あぁ、くそっ…」


嶋は苦々しい顔をしたが、その反面彼女達を懐かしく思えた

嶋は足を引っ込めて見つからないようにしたが


白露「じゃあ、いっちば…」


グシッ


白露の足が嶋の足に接触してしまった


嶋「لا تصدر ضوضاء!(騒ぐな!)」


嶋は直ぐに茂みから姿を見せ四人に銃を突きつけた

四人はいきなり現れ、ドクロのマスクを被り銃を突きつけてきた人物に驚いた


白露「えっ!?」


瑞鶴「ちょっ!?」


榛名「きゃっ!」


嶋は手慣れた手つきで三人を拘束した


矢矧「ふん!」


後ろから殺気を感じると、ケリが飛んできた

嶋は咄嗟に防御し、直撃は免れた


ジーク「グルル!」


矢矧「きゃっ!」


そんな嶋を助けるためジークが矢矧の背中に飛びかかり、矢矧は態勢を崩して倒れた


嶋「put your hands behind your back(両手を後ろにしろ)」


嶋は四人の拘束を完了させた

嶋は無線を繋ぐため無線を起動させた その際、改めて彼女達を見た


瑞鶴「ちょっと何するのよ!!」


一番騒いでいるのは、黒髪のツインテールに巫女服のような弓道着を着ており、嶋を睨みつけていた


榛名「解いてください お願いします」


次の娘は、黒髪ロングヘアーに巫女風の着物に赤いミニスカートとロングブーツを履いており、和風の美女だった


白露「ねぇ、足踏んだの謝るからさ」


次の娘は、茶髪のロングヘアーに黒いセーラー服にオーバーニーにショートブーツを履いており、学生を思わせた


矢矧「…」


嶋「えっ…」


最後の娘を見た時、嶋は驚いた

夢に出てくるポニーテールの女性と瓜二つである

首には、自分と同じシュマグを巻いておりじっと嶋を見ていた


嶋(まさかな…)


嶋は変な考えを振り払い、無線を繋ごうとした


嶋(なんで通じないんだよ…)


休む前はなんの問題もなく通じた無線が全く通じないのである


嶋「don't look this way look down(こっちを見るな 下を向け)」


嶋は四人に下を向くように話した


白露「何言ってるか全然わからないんだけど」


瑞鶴「せめて、わかる言葉話してくれない」


よくよく聞けば、彼女達は普通に日本語を話していた

イラクにいるはずなのに、日本人女性がなんでこんなところにいるのか疑問しかなかった

さらには、


ジーク「…」クンクン


矢矧「えっちょっと…」


ジークがシュマグを巻いている女性の首元の匂いを嗅いでいた 首元というより、シュマグの匂いを嗅いでいた


ジーク「ワン!」


ジークは尻尾を激しく振り、さらには自分の体を矢矧にこすりつけていた


矢矧「えっ…どうしたの?」


彼女は困惑した


嶋「ジーク STOP!!」


嶋はジークの行動に驚きながらも待機させた


ジーク「クゥーん」


ジークは寂し気な表情を浮かべると、矢矧から離れた


嶋(衛星電話を使うか…)


天気は晴れており、使うには申し分ないが森の中のため通じかどうかわからなかった

なおかつ、傍受される可能性もあった


嶋「…」


無線や衛星電話が使えない以上移動するしかなかった

だが、彼女達をどうするかだった


一つ目、解放

彼女達を解放し、自分は通信ができそうな場所に移動する

任務失敗を意味するが最も人道的であり、両者無傷で終わることができる

しかし、彼女達が武装勢力の人間である可能性もあり報告されたら武装勢力に包囲される危険性があった


2つ目、放置

彼女達を拘束したまま、移動し通信ができる場所に向かうだった

うまく行けば、武装勢力に包囲される前に通信し脱出することができる

しかし、身動きの取れない女性四人は野生動物に襲われる可能性があり、なおかつミニスカート姿の彼女達は、夜になれば寒さで体調を崩し、最悪凍死する可能性があり、人間性を疑う案だった


3つ目、危険分子の排除

四人を殺害し、遺体をどこかに隠して任務続行

目撃者である彼女達を殺害すれば、任務を続行することができる

しかし、この行為は戦争犯罪になり国際上大問題となる

もし、遺体が発見されたら終身刑は免れなかった


嶋に残された選択肢はこの三つだった


(※安価を取ります)


選択は?≫≫8

(上の三つから選んで下さい)


嶋「…」


嶋はナイフを出したまま四人に近づいた


瑞鶴「えっ嘘でしょ…」


白露「待って待って待って!!」


矢矧「待ちなさい! やるなら私から…」


榛名「いえ、私から…」


嶋は騒ぐ四人を無視して、ナイフを四人の手の方に向けた


バチッ バチッ バチッ バチッ


嶋は四人を拘束している簡易手錠を切った


瑞鶴「あっ」


白露「な、なんで…」


四人は手首に手を添えながら立ち上がった


嶋「Get lost(失せろ)」


嶋はどっかに行くようにジェスチャーを起こした


瑞鶴「…帰ろう」


榛名「そのほうがいいですね」


白露「賛成」


そう言うと、三人は歩き出した


矢矧「…」


しかし、一人が嶋を見ていた


嶋「what?(何だ)」


矢矧「ねぇ、貴方名前は?」


嶋「…」


いきなり何を聞いてくるかと思いきや、名前を聞いてきた


瑞鶴「矢矧ー 帰ろうよ」


白露「矢矧さん 危ないって!」


先に歩いている娘達が彼女を呼んでいた


矢矧「私は阿賀野型軽巡洋艦三番艦矢矧よ 貴方は?」


彼女は曇りのない赤い瞳で嶋を見た


(※安価を取ります)


返答は?≫≫10

1.答える(本名は名乗りません)

2.無視


嶋「……R(アール)」


無視するのはどうかと思い、嶋はコードネームの頭文字である”R”と名乗った


嶋「…」


これ以上この場にいても良い事はないと判断した嶋は場を離れる事にした


ガシッ


立ち去ろうとする嶋の腕を矢矧が掴んだ


矢矧「…私達の言葉通じるのね」


この時嶋は彼女に嵌められたと気づいた


矢矧「貴方と同じ様な人を待ってるの なにか知ってるなら教えて」


矢矧は握っている手に力を込めた


嶋「…誰の事か知らないが、俺は無関係だ」


嶋は彼女の方に向き直り 隠しても無駄だと悟り、日本語を話した


矢矧「…」


嶋「これ以上俺に関わるな さっさと帰れ」


そう言うと、嶋は手を解かせた


嶋「ジーク」


嶋はジークを呼ぶと再び歩き出した 島の後ろをジークがついていった


矢矧「…」


白露「あの…矢矧さん?」


戻ってこない矢矧を心配したのか三人が戻ってきた


榛名「何を話していたんですか?」


瑞鶴「ていうか、言葉分かったの?」


矢矧「…彼、日本人だったわ」


白露「そうなの…」


瑞鶴「じゃあ、なんで今まで話さなかったのよ」


日本人なのに自分達と同じように話さなかった彼に艦娘達は疑問だった


榛名「それより、もう戻りましょう 皆さん心配しているかもしれないので…」


瑞鶴「そうね もうあんなのゴメンだわ」


矢矧「…」


(※安価を取ります)


この後は?≫≫12

1.尾行(誰が行くか)

2.帰る


白露「ねぇ、私あの人追いかけて見る」


榛名「はい?」


瑞鶴「嘘でしょ?」


白露「だって、私のせいでこんなことになったんだもん」


白露「それに、何か気になるし…」


矢矧「…いいわ だけど、何かあったら、すぐに帰ってくるのよ」


白露「うん ありがとう」


白露はそう言うと、彼の通った道を辿り始めた


榛名「…大丈夫ですかね?」


矢矧「大丈夫よ 何かあれば、彼が守ってくれるわ」


瑞鶴「なんでそんなこと言えるわけ?」


矢矧「なんとなくよ 早く戻ってみんなに知らせましょう」


そう言うと、三人は鎮守府に向かった


2章 任務か人命か


『君には期待している 必ず成功させてくれ』


嶋「バンクス 悪い、見事に失敗だ」


嶋は任務を依頼してきたCIAの中央情報局の課長であり、嶋がCIAに入るきっかけを作った人物である

基地に戻れば、チーフに怒られ課長に怒られるためはっきり言えば憂鬱だった


嶋「ジーク 二人で怒られるか…」


嶋は歩きながら、ジークに話しかけた


ジーク「クゥーん」


心做しかジークも嫌そうだった


嶋「…?」


暫く歩いた時、眼下に工場のようなものが見えた


嶋「あれは…」


嶋は持っていた資料を見た


嶋「…ターゲットの潜伏場所だ」


仕事の依頼の中にテロ組織の幹部の暗殺が入っていた

その幹部は、アメリカ兵を始めとした多くの国の兵士やジャーナリストを拷問や処刑に関わっており、国際手配されていた

その潜伏場所が目の前にあるのである

敷地内には、AKで武装している兵士もいれば、F2000.G36といった西側の銃もあった


嶋「さて、お目当ての人物は…」


嶋はスポッターレンズを覗いてターゲットを探した


嶋「あ、いた」


レンズの先にターゲットを発見した

ブリーフィングの際に渡されたデータと一致した


嶋「ジーク 千載一遇の大チャンスだ ここで奴を倒せば任務達成できるし、民間人に発見されたというのもチャラだ 絶対に仕留めるぞ」


ジーク「クゥーん」


嶋はSCARにサプレッサーを装備し、狙撃姿勢に入った


嶋「…」


SCARのスコープには、ターゲットが収まっていた

あとはタイミングだった


?「ちょっと待ってよ!」


嶋「はぁ?」


声がした方を見ると、先程あった黒いセーラー服を着た少女が兵士三人に銃を向けられていた

足を怪我したのか、腰が抜けたのか立ち上がれず後ずさりをしていた


兵士「sa'utliq alnaar ealayk(射殺するぞ)」


兵士達はアラビア語で会話をしており、会話を終えると少女に銃を向けた


白露「ねぇ、待って!」


嶋「…」


嶋は標的か民間人か迷った だが、考えるよりも早く指が動いた


ザシュッ


白露「…へ?」


白露に銃を向けていた一人が右に傾いて倒れた


兵士「madha aw m…(何…)」


ザシュッ


振り向こうとした一人は額の真ん中に風穴を開けて倒れた


バババッ


最後の一人は撃ってきたであろう場所に乱射し始めた

銃声に気づき、ターゲットの周りが慌ただしくなった


嶋「あぁ、くそ!」


嶋はスコープに収まっている敵に発砲を開始した

ターゲットを狙おうとするが、銃撃が激しいのに加え護衛の兵士が上手くターゲットを誘導し撃つ暇がなかった


嶋「ぐっ…」


嶋はターゲットへの攻撃を諦め、白露の元へ走った


嶋「立てるか?」


白露「えっ?」


嶋「立って走れるかって聞いてるんだ!」


彼女は怒鳴り声に驚きながら


白露「え、えぇっと…」


嶋「さっさと答えろ!! 死にてぇのか!」


質問を待つ間も銃撃は続いていた

このまま留まるわけにはいかなかった


白露「あ、足が痛くて…」


嶋「そうか…じっとしてろ」


白露「えっちょっと…」


嶋は白露を抱えた

本来なら、ファイヤーマンズキャリーで運んだほうが嶋は楽なのだが、スカートを履いていたため気が引けてしまった


嶋「おい これを後ろに投げろ」


白露「へっ?」


嶋「早く!」


白露「…えい!」


白露は嶋から渡された物を投げた


ブシュー!


すると、落ちたところから大量の煙が出た

スモークグレネードである


嶋「ジーク!」


嶋達は煙に紛れその場をあとにした


3章 鎮守府


敵から逃れた嶋は白露を下ろし、応急処置をした


白露「いっ…」


嶋「我慢しろ」


嶋は痛めたであろう箇所に濡らした布を巻き患部を冷やした


嶋「ひとまず応急処置だ あまり動き回らないほうがいい」


白露「…ありがとう」


嶋「…」


このまま放置して立ち去るという考えが浮かんだが、流石に止めておいた


嶋「送っててやる ほら」


嶋は白露に肩を貸した


嶋「ジーク」


嶋はジークに哨戒を任せ、歩き始めた


嶋「大丈夫か?」


白露「うん…」


抱えて動いたほうが彼女の負担は少ないが不意の遭遇があったら、対応ができなくなる

嶋は彼女を支えている腕とは逆の手に拳銃を持って警戒していた


白露「ねぇ、どこから来たの?」


不意に白露が聞いてきた


嶋「…答える必要はない」


白露「なんで?」


嶋「言う必要がないからだ」


嶋は軽くあしらった


ジーク「ワン!」


突然、ジークが止まり吠え始めた

誰か来たという警告である


嶋「…」ガチャッ


嶋はジークが吠えている方へ銃を向けた


(※安価を取ります)


出てきたのは?≫≫14

1.敵

2.艦娘(複数お願いします)


夏雲「え、なんですか?」


一人は、白髪のボブヘアーにサスペンダー付きのスカート姿の中学生位の娘だった


早潮「白露に…誰?」


もう一人は、黒髪のセミロングにグレーのベストとスカートを身に着けてた高校生位の娘だった


白露「夏雲に早潮 なんでこんなところに?」


早潮「散歩してるだけだよ てか、どうしたの?」


どうやら、彼女の仲間らしかった


嶋「足を怪我してる 手を貸してくれ」


夏雲「えっ…何かあったんですか?」


嶋「いいから、手を貸してくれ」


聞き返されるのも面倒になった嶋は日本語で会話した

そうして、二人に付き添われ歩き始めた


−佐世保鎮守府−


彼女達に促されついたのは、大きな施設だった


嶋「…」


来た事の無い筈なのに、懐かしさを感じた

むしろ、実家に帰ってきた様な感じが嶋を襲った


艦娘達「…」


施設内を歩いていると艦娘達の視線は嶋達に向けられていた


嶋「何なんだよここは…」


見渡す限り、女性しかおらず基地にしては違和感があった


嶋「あとは大丈夫か?」


白露「うん ありがとう」


医務室があるであろう建物の前に着くと白露は二人に支えて貰いながら建物に入っていった


嶋「…」


嶋は帽子を取ると、太腿に叩きつけた

千載一遇の大チャンスを無駄にしてしまった自分に苛ついているが、心の奥底ではこれが正解だったと嘆いており頭がぐちゃぐちゃだった


嶋「くそっ…」


嶋は再び帽子を被り直した


ジーク「クゥーん」


嶋「ゴメンなジーク…大丈夫だ」


不安そうに覗き込んできたジークを抱き寄せ撫でた


?「…」


不意に視線を感じ後ろを向いた


(※安価を取ります)


いた艦娘は?≫≫16

(2〜4人の所属艦からお願いします)


嶋「っ…」


嶋は拳銃とナイフを抜き視線の感じる方を見た


飛龍「ちょっといきなり!?」


蒼龍「何もしないってば!」


左側にいる二人は、和服のような服を着ているが袴がミニスカートのように短く和服とは言いづらかった


霞「いきなり銃構えるなんて失礼じゃないの?」


銀髪をサイドテールで纏めた中学生位の娘に文句を言われた


叢雲「常識っていうのがないのかしら?」


もう一人は、ワンピースのような服に黒タイツを履き、銀髪のロングヘアーの娘だった


嶋「…」


嶋はゆっくりと銃を下ろした

さっきとは違い、任務上での発見ではないと同時に彼女達に武器の携行が認められなかった為、交戦規定に違反してしまうからである


艦娘達「…」


銃を下ろした後に周りにいた艦娘達がゾロゾロと集まってきた

集まってきた女性達は絶世の美女と言っても決して過言ではない程の見た目をしており、日本人女性らしい娘もいれば、外国人の様な女性もいた

不思議な事に大半の彼女達に見覚えがあるが名前が思い出せなかった


榛名、瑞鶴、矢矧「…」


その中には、ついさっき解放した女性もいた


(※安価を取ります)


艦娘達の反応は?≫≫18


加賀「貴方 彼女達に銃を向けるなんてどういうことかしら?」


弓道着に髪をサイドテールに纏めた女性が来た


加賀「敵意があると判断していいかしら?」


彼女は突き刺すような視線を向けてきた


嶋「…敵意? 意味が分からないな」


嶋は平然と答えた


嶋「俺は交戦規定に沿った行動をしただけだ 敵意を向けた記憶は一切ない」


叢雲「敵意がないなら向ける必要ないじゃない」


嶋「俺の事を見ているから追い払おうとしただけだ 実際、武器の携行が認められなかったから発砲していない」


(元PMCの方曰く、自分達を見ている現地民を追い払うために銃を向けるのは違反ではないそうです

警告なしで発砲した場合、交戦規定違反になるそうです

ちなみに派遣された紛争地での主な訓練は現地民を追い払う訓練だったそうです)


金剛「じゃあ、なんで榛名達を拘束したデス!」


翔鶴「納得する説明をして下さい」


今度は、巫女のような服にブラウン色のロングヘアーの女性と銀髪ロングヘアーの女性が来た


嶋「理由? そんなの簡単だ 俺の姿を見たからだ」


木曾「姿を見ただけで拘束? 理不尽にも程があるだろう」


嶋「ただ俺の姿を見ただけならどうでもいい だが、四人にあった時の俺は作戦行動中だった」


瑞鶴「作戦? あんなところで何やってたのよ」


嶋「極秘作戦だ そんな中、敵か味方かわからない奴らが俺の事見つけたら、拘束するだろ」


嶋「本来なら殺してもおかしくない状況だ」


艦娘達「…」


(※元PMCの方曰く、パラミリは軍隊等とは違い極秘作戦が多いため発見されたら、証拠隠滅の為発見した対象を射殺しているとかいないとか…)


嶋の話に間違いはなかった

彼は規定上でのルールを守っての行動だったため責めようがなかったのである


嶋「他になんか文句あるやついるか?」


嶋「無いなら、ここから出て行かせてもらう 発見されたおかげで一年近くかけて考えた作戦が全て台無しだ」


嶋は出口に向かって歩き始めた


(※安価を取ります)


どうする?≫≫20

(行かせるor引き止める)


白露「待って!」


不意に声が聞こえ振り向くと、さっき運ばれた娘が走ってきた


嶋「…へ?」


嶋はその光景に唖然とした

彼女の怪我からして捻挫していたのに間違えはなかった

その彼女がなんの違和感もなく走っていたのである


白露「あの…邪魔しちゃってごめんなさい」


彼女は頭を下げた

彼女なりに反省したのだろう


嶋「いや…もういい」


嶋はもう怒る気はなかった

そもそも、彼女達が全て悪いかと言われたらそうでもない

嶋の運も悪すぎたのである


白露「じゃあ、なにか手伝わせて」


嶋「……は?」


白露は嶋を見て言った


白露「私達が手伝うから」


時雨「ちょっと白露…」


村雨「あんまり関わらないほうがいいわ」


彼女と同じような服を着た二人が止めに入った


嶋「…」


嶋「…ふっ」


嶋「はっははは」


嶋はそのやり取りを見ると笑い始めた


伊勢「何なの一体…」


天龍「どこに笑う要素あるんだ」


艦娘達は嶋を怪訝そうに見ていたが、ある艦娘達は違った


阿賀野「あの笑い方」


矢矧「…」


阿賀野型の四人は嶋の笑い方に既視感があった


嶋「あー、悪い悪い」


嶋は笑いを止めると艦娘達の方へ向き直った


嶋「君達面白いねぇ そして、興味深い」


球磨「どういうことクマ?」


嶋「普通の奴らなら、俺の姿を見たら顔色を変えて逃げるか、俺を逃さないために拘束して袋叩きにする」


嶋「でも、捕まえるどころか俺の手助けをしたいなんて面白いこと言うなぁ」


嶋は一部失笑しながらも答えた


嶋「君達にできるのは一つだけだ」


嶋は人差し指を立てながら言った


嶋「君達は何も見ていないし、誰とも話さなかったし、ここには誰も来なかった そう頭の中で暗示をかけるんだ」


大和「そんなの難しいです」


嶋「集団で心霊体験をしたと思えばいい 俺は”亡霊”だ」


そう言うと、嶋は再び出口の方を向いた


白露「ねぇ、名前は?」


嶋「…ゴースト」


そう言い残すと、嶋は艦娘達の元を去った


−数時間後−


嶋『チーフ こちらレッズ応答してくれ』


嶋は山の開けた場所で無線交信を試みていた


嶋「くそっ」


だが、相変わらず応答はなかった


嶋「…ここどこだよ」


嶋の目の前には考えられない光景があった

眼下には先程までいた基地が見え、それに面しているように海が見えた

イラクは一部地域はペルシャ湾に面しているが、嶋がいたのはそことは逆の北部だった 海が見えるわけがなかった


ジーク「クゥーん」


嶋「ジーク大丈夫だ 心配するな」


嶋はジークの頭を撫でた


嶋「…」


嶋はどうするか考えあぐねた


(※安価を取ります)


何をする?≫≫23

(偵察or休息)


嶋「仕方ない」


嶋はリュックからドローンを取り出した

接続を完了させて飛行を開始した


嶋「さて、どうなってる?」


嶋は茂みに隠れながらドローンから送られてくる映像を見つつ地図を見た


嶋「……なんでだ」


偵察を始めて十数分、送られてくる映像と地図を見ていた嶋は地図の地形とまったくあっていないと気づいた


嶋「…」


嶋は一旦ドローンを戻した

そして、場所を移動した 一箇所に留まるのは危険と判断したからである


嶋「…」


歩きながら嶋は先程居た場所のことを考えた

・イラク軍が新しく建設した基地

これは考えづらかった 何故なら、あそこにはイラク軍の軍人どころかイラク人がどこにもいなかった

むしろ、そういう情報をCIA本部掴んでいないわけがない

・捕虜収容所

これも考えたが、それにしては警備がザルすぎる

警備をしている兵士もいなければ、服装等も自由過ぎる


嶋「…わからん」


どの考えも説明がつかないものばかりだった

唯一、わかることがあった

”自分は彼女達を知っている”

彼女達の顔を見た時、ほぼ全員見覚えがあった だが、名前が全く思い出せない

思い出せそうで思い出せないこの気持ち悪さをどうにかしたい


ジーク「ワン」


嶋「少し休むか 最悪、歩いて帰るぞ」


嶋はジークに話しかけながら近くの木に座った


嶋「…」


木に腰掛け一息ついた

疲れと寝不足のせいか嶋はウトウトし始めた


ポキッ


だが、その眠気は遠くから聞こえてきた音で遮られた

明らかに何かが木の枝を踏んだ音である

(※元自衛官の方いわく、森林を移動する際最も注意しなければならなかったのが足音だったそうです

特に木の枝は踏むと音が響くため、前を見て歩くより足元を見て歩いたそうです)


嶋「ジーク」


嶋はジークを呼び、タブレット端末を取り出した

それと同時にジークが装備している防弾ベストからカメラが展開した


嶋「ジーク行け」


ジークは音の鳴った方へ動き始めた 嶋の持っているタブレット端末にはジークの防弾ベストに搭載されているカメラの映像が送られていた


ザザッ ザザッ


音が近づくとジークは姿勢を低くし茂みに隠れた

そして、カメラが敵の姿を捉えた


(※安価を取ります)


敵の人数は?≫≫25

(十名以上でお願いします)


ザザッ ザザッ


武装した30人以上の敵を捉えた 確実に嶋を探していた


嶋「マジか…」


タブレット端末を閉じた嶋は呟いた


ジーク「ワン」


戻ってきたジークは嶋を見ていた


嶋「ジーク タフな戦いになるけど、獲物が向こうから来てくれた ここでターゲットを倒せば任務達成だ」


嶋「やってやろうぜ 俺達でな」


嶋はサングラスを外しサプレッサーを取り付けたSCARを構えた


嶋「ジーク タイムカード押すぞ」


ジーク「クゥーン」


光学機器に敵の顔が写った セーフティーを解除しセミオートに切り替え引き金を引いた


パシュッ


乾いた音がしたと同時に敵が倒れた

それと同時に周囲が騒がしくなった 敵が近すぎたため音が聞こえてしまったのである


バババッ バババッ


敵の銃弾が嶋の近くを通った


パシュッ パシュッ バババッ バババッ


熾烈な銃撃戦が幕を開けた

嶋は場所を変えつつ銃撃を加えた


嶋「ジーク!」


嶋の指示を受けたジークが近くの敵に飛びかかり首元に噛みつき首を折ったり、動きを止めたりして嶋を援護した


バババッ バババッ


だが、敵は数に物を言わせ四方から嶋に銃撃を浴びせた

さらに、連絡を受けた別働隊も加わり数を増やしていった


嶋「クソっ」


数発の銃弾を浴びた嶋は痛みに顔を歪めた

だが、次の瞬間敵が圧倒的に優勢になる出来事が起きた


ドーン!! ドーン!!


嶋は爆風により数メートル飛んだ


嶋「くそったれ!」


敵が重迫撃砲等を使い攻撃してきたのである

さらに追い打ちをかけるようにLMGによる掃射、RPGによる攻撃が行われ嶋を追い詰めた


嶋「ジーク逃げろ」


ジーク「ワン!」


嶋「Go!!」


嶋はジークを逃がす為、苦痛に顔を歪めながら戦闘を継続した


ジーク「ワン」


ジークは指示に従い、その場を離脱した

敵はジークに気付くことなく島に対して攻撃を集中させた


ダダダッ ダダダッ


ジークは山道を駆け抜けた その足は数時間前にいた鎮守府に向かっていた


−佐世保鎮守府−


佐世保鎮守府では、任務を終えたり向かう艦娘やまだ修復が終わっていない建物の修理をする艦娘や授業を受ける艦娘達で溢れていた


(※安価を取ります)


いる艦娘は?≫≫27

(数人お願いします 一人は矢矧にさせてもらいます)


阿賀野「はぁ~、疲れた〜」


瑞鶴「哨戒任務って言っても退屈よね」


翔鶴「瑞鶴 哨戒も重要な任務よ」


瑞鶴「わかってるけどさ…」


白露「あ、おかえり〜」


任務を終えた阿賀野達の前に遠征から帰ってきたと思われる白露が来た


能代「あら、白露ちゃんも遠征帰り?」


白露「うん! 時雨達と一緒にね」


酒匂「じゃあ、一緒に間宮行かない?」


白露「行く!」


そうして話している時だった


ダダダッ


矢矧「なにか聞こえない?」


矢矧の一言に皆が耳を傾けた


ダダダッ


翔鶴「なにか近づいてきてますね」


その直後だった


ジーク「ワン! ワン!」


阿賀野「あのワンちゃんさっきの…」


ジークは阿賀野型の周りを一周すると、矢矧に飛びつくように吠えた


能代「ちょっと、矢矧が困ってるから」


能代は矢矧についていたジークを引き剥がした


ジーク「ワン! ワン!」


だが、ジークは再び矢矧に飛びついた


矢矧「…」


矢矧は唖然としたが、まるで何かを訴えているように見えた


瑞鶴「ちょっと、いい加減に…」


矢矧「待って」


矢矧は瑞鶴を止めるとジークに目線を合わせた


矢矧「何かあったの?」


ジークは吠えるのをやめ真っ直ぐと矢矧の目を見た


白露「ねぇ、この子怪我してない?」


白露が指を指すとジークの体には血痕が付着していた


翔鶴「違う この子の血じゃないわ」


翔鶴は血が付着している部分を触ったが怪我していなかった


矢矧「ねぇ、彼はどこ?」


矢矧は再びジークに聞いた


ジーク「…」


ジークは踵を返し来た道を再び走り始めた


矢矧「待って!」


矢矧はジークを追いかけ始めた


阿賀野「ちょっと矢矧!」


能代「どこ行くの!」


酒匂「矢矧ちゃん!」


姉妹の制止を聞かず矢矧はジークを追いかけていった


(※安価を取ります)


ついていく艦娘は?≫≫29

(行かないという選択もありです)


阿賀野「あー、もう!」


能代「翔鶴さん、瑞鶴さん 矢矧を追います 赤城さん達に伝えて下さい!」


酒匂「あ、待って!」


阿賀野型の三人は矢矧を連れ戻す為、追いかけていった


瑞鶴「翔鶴姉」


翔鶴「大丈夫よ あの人の背中を最も近くで見てきた四人よ すぐに帰ってくるわ」


白露「でも、大和さんや赤城さんに伝えないと」


そう言うと、三人は司令部に向かった


−阿賀野型−


ジークを追い掛けて十数分経った

直ぐに追い始めたとしても相手は50mを約6秒で走る俊足のジャーマンシェパードである

阿賀野型も疲労が隠せなかった


阿賀野「ワンちゃん 速すぎるって…」ゼェゼェ


能代「やっぱり…陸は苦手ね…」ハァハァ


息切れをしている阿賀野型を見てジークは四人の元に戻ると周りを歩いた


矢矧「…行きましょう」


矢矧は息を整えると再びジークについていった


ジーク「…」


森に入って暫くすると、ジークは突然立ち止まった


酒匂「どうしたの?」


ジークは一点を見つめた後、茂みに身を隠した


能代「…あれ」


四人が何事かと思った矢先、能代がジークが見ていた先を指差した


阿賀野「誰か来る…」


阿賀野達も茂みに身を隠した

そして、ジークと阿賀野達が隠れる茂みの近くで敵兵士二人が立ち止まった


矢矧「…」


矢矧は何かを情報が聞けるかもしれないと思いメモ帳とペンを取り出した

能代も同様だった

しかし、予想だにしないアクシデントが起きた


敵「ーー〜~ー」


敵2「〜〜ーー」


目の前の敵は明らかに日本語ではない言語で会話をしているのである


矢矧「ちょっと…嘘でしょ」


能代「何話してるの…」


聞いたこともない言語で話されているため、メモを取るどころか何を言ってるか理解できなかった

しかし、そんな中でも唯一聞き取れた言葉があった


”アブ・デラ”


二人の会話からこの言葉が数回出てきたのである

勿論、意味はさっぱり分からなかった


敵「ーー」


敵はそのまま歩き出し始めた

阿賀野達はそのままじっとしようとした


阿賀野「はっはぁ…!」


しかし、茂みの葉が阿賀野の鼻に掛かり阿賀野はくしゃみが出そうになり、小音だが声が漏れてしまった

能代と矢矧が慌てて阿賀野の口を塞いだ

だが、敵も妙な音がしたせいか茂みの方を凝視していた


(※安価を取ります)


どうなる?≫≫31

(見つかったorやり過ごした)


阿賀野「クション!」


二人の努力虚しく阿賀野はくしゃみをしてしまった


バババッ!


くしゃみをした直後、四人のいる茂みに向けて敵の二人は銃弾の雨を浴びせた


能代「もー、バァカ!」


酒匂「ぴゃあ!?」


四人は咄嗟に伏せ銃撃を躱した

四人の頭上を7.62×39mm弾が通り過ぎていった


敵「ーー〜〜!!」


敵が何かを叫んでいた

勿論、何を言っているか全然分からない

一つわかることは出ていったら確実に殺される事だった


阿賀野「あれ? ワンちゃんは?」


矢矧「へ?」


阿賀野の言われ見てみると、先程まで矢矧の隣りにいたジークがいなかった


ジーク「ワンワン!!」


その直後、犬のけたたましい鳴き声と共に大きな影が敵二人に迫っていた


猪 ダダダッ!!


現れたのは1mを優に超え、推定体重120kg以上の巨大イノシシだった

ジークに追われていると共に先程の銃声でかなりの興奮状態だった

(※日本で発見されたイノシシの最高記録は体長約1.8m体重約240kg)


敵「!!??」


敵は銃を向けて発砲しようとしたが、阿賀野達に発砲し弾切れとなっていた

慌ててリロードをしようとしたが、イノシシは高速で迫ってきた

二人は銃を投げ捨て慌てて逃げていった

巨大イノシシは背を向けて走る敵に向けて走り去ってしまった

(※猪に遭遇した際、背を向けて逃げるは非常に危険な行為です

猪は個体差はありますが、運動能力は非常に高く時速45kmで走ることができます

余談ですが、過去にイラクではイスラム国の戦闘員3人が猪に八つ裂きにされる事件も起きている)


阿賀野「助かった…の?」


阿賀野達はゆっくりと茂みから出た


ジーク「…」


ジークは大人しく座り、茂みから出てきた四人を迎えた


矢矧「助けてくれたの?」


ジーク「…」


ジークは真っ直ぐと四人を見ていた


阿賀野「ありがとうワンちゃん!」


阿賀野はジークを抱きしめた


酒匂「ありがとうねワンちゃん」


酒匂はジークの頭を撫でた


能代「感謝するわ」


矢矧「ありがとう」


二人は体を撫でた


ジーク「…」


本来軍用犬は撫でられるのを嫌う

しかし、ジークはまるで主人に撫でられて喜ぶように尻尾を左右に振っていた


4章 突破


森の中を嶋は歩いていた


嶋「はぁ…はぁ…」


腹部には迫撃砲弾の破片が刺さり、複数の銃創が確認できた


嶋「…」


SCARは弾切れとなり、片手にP226を持っていた

ジークは無事に脱出出来ただろうか そんなことが頭に浮かんだ


嶋「ハハッ…」


こんな時にそんなことを考える自分に苦笑してしまった

無線が繋がらない こんな事今思えば簡単な事だ

自分は見捨てられた

衛星かUAVで自分が失敗したのを確認したCIA本部が関与を疑われないようにするために切り捨てたのだろう


嶋「ついてねぇな…」


嶋は痛みに耐えつつ歩き続けた 敵はまだ自分を探しているだろう


嶋「はぁ…はぁ…」


嶋がふと前を見ると建物が見えた

一見したら廃墟に見えるくらいの外見だった


嶋「今の俺からしたら……高級ホテルだ」


そう皮肉を呟くとそこに向けて歩いた


ガチャッ


ドアを開けると拳銃を構えながら入った


嶋「おい…マジかよ…」


中は異臭はするが、人の気配は感じられなかった

嶋は警戒しつつ、中に入った


嶋「はぁ…」


嶋は暗い室内を歩いて暫くすると壁を背に座り込んだ


嶋「人生とは…わからないもんだな…」


嶋は一息入れると呟きながら天井を見た

どこから来ているかわからないが隙間風が傷に染みた


嶋「親父…わりぃ…」


嶋は拳銃を眺めた そして、ゆっくりと頭に上げた


?「…」


引き金に指を掛けようとした時、視線を感じた


(※安価を取ります)


見ていた艦娘は?≫≫33

(未所属日本艦で1〜2人お願いします 二人の場合は片方は負傷してます)


嶋「من أنت؟」(お前は誰だ)


嶋はアラビア語で聞き、拳銃を構えた


武蔵「なんだ 貴様こそ何者だ」


眼の前に現れたのは白髪に眼鏡をかけ、コートのようなものを羽織った女性だった

その女性の背には、長い灰色の髪に臙脂色のジャンパースカートを着た女の子がいた

背にいる娘はぐったりとした様子だった


嶋「…」


嶋は拳銃を下ろした 二人に武器の携行が認められなかったと判断したのである


武蔵「おい、大丈夫か? 血が出てるぞ」


武蔵は屈むと嶋の傷を見た


嶋「…大丈夫だ」


武蔵「喋れるのか?」


武蔵は少し驚いた表情を見せた 訳の分からない言葉を喋った相手が急に日本語を喋ったからだろう


嶋「…あぁ」


嶋は一息入れて答えた


嶋「君は?」


武蔵「私は武蔵 戦艦武蔵だ こっちは駆逐艦清霜だ」


彼女は武蔵と名乗った 女性にしては合わない名前だった


嶋「戦艦? 珍しい名字だな…」


武蔵「艦娘だからな」


嶋「艦娘?」


嶋は聞き慣れない言葉を聞き、武蔵を見た


清霜「武蔵…さん?」


嶋が口を開こうとした時、背負われている少女が起きた


武蔵「清霜 大丈夫だ」


武蔵は清霜に言い聞かせた

よく見てみると、彼女は怪我をしていた


嶋「ちょっと見せてくれ」


嶋は清霜の怪我の具合を見るため武蔵に頼んだ


武蔵「何をする気だ」


嶋「傷を見るだけだ 変な事をする気はない」


武蔵「お前も怪我をしているだろう」


嶋「俺なんかより、彼女の方が大事だ」


嶋は清霜が怪我をしている部分を観察した


嶋「待ってろ」


嶋は医療ポーチを開くと包帯とガーゼを取り出して、清霜に応急処置を行った


嶋「口を開けて」


清霜「…へ?」


嶋「口を開けて」


清霜「…あーん」


清霜が口を開けると嶋は清霜の口に何かを入れた


武蔵「何を入れた?」


嶋「鎮痛効果のあるトローチだ 少しは楽になるはずだ」


清霜はトローチを舐めていた 心做しか表情が落ち着いた


武蔵「…すまないな」


嶋「気にしないでくれ…」


嶋は再び壁にもたれた


武蔵「名前を聞いていなかったな 名前は?」


武蔵は嶋の隣に座った


嶋「…R」


武蔵「ふざけているのか?」


嶋「…別に」


そう話している時だった


カタッ…カタッ…


足音が聞こえてきた 音からして複数いると分かる


嶋「隠れろ」


嶋は武蔵に促した


武蔵「分かった」


武蔵は清霜を背負うと先程いた場所に戻った


嶋「…」


ガチャッ


嶋は扉の方に拳銃を向けた


(※安価を取ります)


現れたのは?≫≫38

(敵or阿賀野型からお願いします)


敵兵「〜〜ー」


アラビア語が聞こえてきた 敵兵だった

言うまでも無いが武装していた だが、世間話をしながら歩いていたため嶋には気付いていなかった


嶋「…あばよ」


バンッ


P226から放たれた弾丸は先頭を歩いていた敵の頭を貫いた

突然の事で敵は慌てた


バンッ バンッ


嶋は引き金を引き一人を倒した

だが、敵も反撃を開始した 十数メートルしかない間で銃撃戦が始まった


嶋「くっ…」


嶋は場所を移動し、武蔵が隠れている角についた


武蔵「倒せるのか?」


嶋「…多分な」


嶋はリロードをしながら答えた


バババッ


敵の銃撃が壁に当たり、壁の破片が床に落ちていった


清霜「武蔵さん…」


武蔵「清霜 大丈夫だ」


銃撃音を聞き清霜は武蔵にしがみついた

嶋はそんな姿を見つつ応戦を再開した


ー外−


嶋がいる建物の近くに阿賀野型の四人がやって来た


矢矧「あそこにいるの?」


ジークは建物を凝視していた


パーン パーン


何かが破裂したような音が周囲に木霊した


能代「銃声…」


音は建物から聞こえてきた

その証拠に見張りをしていた二人の男が建物に振り返った


ジーク「…」スタスタ


酒匂「あ、ちょっと…」


ジークは建物の近くに行くために動き始めた


敵兵「ーー!!」


敵兵の二人はドアに向かって何か叫んでいた

そのお陰か阿賀野達は気づかれることなく動くことができた


阿賀野「行く…よね?」


能代「行くにしてもあの二人をどうにかしないと…」


能代の言う通りだった

気づかれることなくこれだとしても、二人はアサルトライフルで武装しており、気づかれたらまず命はなかった

仮に艤装があったとしても、ここでは使えそうになかった


(※安価を取ります)


どう切り抜ける?≫≫40


ジーク「…」


酒匂「あ…」


ジークは突然歩きだし四人から離れた


ジーク「ワンワン!」


すると、突然吠え始めた


敵兵「?」


当然、敵兵の二人は鳴き声がした方を見た

二人は言葉を交わすと一人はジークのいた方へ歩き始めていった


矢矧「…そういう事ね」


矢矧はそこら辺に落ちていた石を拾い


矢矧「ふん!」


石を投げた


カーン


投げられた石は建物の壁に当たり落ちた


敵兵「?」


もちろんその音は敵兵の耳に入った

そして、音の方へ歩き出した


矢矧「行ってくるわね」


矢矧はそう言うと、腰からナイフを取り出した


矢矧「…」


矢矧は気配を消し敵の背後に忍び寄り


ザシュッ


敵の口を塞ぎ喉にナイフを刺し切り裂いた

敵は全くわからないまま力なく倒れた


能代「矢矧!!」


矢矧が能代の声に気づき見ると、ジークの方に行ったはずの敵が矢矧に銃を向けていた


矢矧「まずい…」


矢矧は目を閉じた


ジーク「ワン!」


矢矧の危機を感じ取ったのか ジークが隠れていた場所から飛び出し敵兵に背後から飛びついた

態勢を崩した敵はジークに喉を噛み付かれ頸を折られた


阿賀野「すごい…やっつけちゃった」


阿賀野はジークを見て感心していたが、能代と酒匂は矢矧に方へ行った


能代「矢矧大丈夫?」


矢矧「えぇ 能代姉が声を掛けてくれなかったら危なかったわ」


矢矧は能代から差し出された手を握り立ち上がった


酒匂「またワンちゃんが助けてくれたね」


そう言うと、ジークが歩いてきた


矢矧「また助けてくれたわね」


矢矧はそう言うと、ジークを撫でた


阿賀野「この子って本当に賢いわね」


酒匂「阿賀野ちゃんより頭良いかも」


阿賀野「酒匂?」


矢矧「…」


能代「矢矧?」


矢矧は自分が倒した敵兵士の元へ行った


矢矧「何か使えるものあるかしら?」


矢矧は敵兵士の持ち物を漁った


(※安価を取ります)


手に入れたのは?≫≫43

(複数OKです アサルトライフルは無しにします)


矢矧「これは?」


矢矧が取り出したのは地図だった しかし


阿賀野「なにこれ?」


能代「なんて書いてあるの?」


地図には、見たことのない文字が書かれており四人はさっぱり意味が分からなかった


酒匂「これ誰?」


酒匂が取り出したのは1枚の写真だった

髭を生やし、矢矧が首に向いているシュマグと同じ様な物を着けていた


ジーク「グルル…」


ジークがその人物の写真を見た瞬間、歯を剥き出しにし威嚇するかのような唸り声を上げた


能代「ちょっと大丈夫?」


阿賀野「誰この人?」


矢矧「日本人じゃない…わね」ええ


酒匂「なんかこの人…やだ」


四人は会ったこともない写真の人物に底知れない嫌悪感を感じた


矢矧「後は…これね」


矢矧は拳銃を取り出した


能代「それ使えるの?」


矢矧「使ったことあるわ 無いよりはマシよ」

(※前作参照)

矢矧はそう言うと、ベルトの間に拳銃を挟んだ


ーーーー


嶋「…」


銃撃が止んだ

小銃を乱射してくる敵を嶋は拳銃で対抗し、制圧したのである


武蔵「おい、血が出てるぞ 大丈夫か?」


制圧したとしても何発か被弾し出血していた


嶋「いつも事だ…」


嶋は一息つきながら答えた


カタカタッ


その直後、再び足音が聞こえてきた

嶋は拳銃を構えたまま覗き込んだ


ジーク「ワン!」


ジークが嶋の姿を見ると駆け寄ってきた


嶋「ジーク…」


駆け寄ってきたジークは尻尾を左右に大きく振り抱き付いてきた


嶋「…」


嶋はそんなジークを撫でた


矢矧「…また会ったわね」


不意に声がして顔を向けると矢矧を始めとした阿賀野型がいた

嶋はなんでここにいるのかと思考を巡らせた だが、答えはすぐにわかった


嶋「ジーク お前が連れてきたのか?」


ジーク「…」


ジークは吠えもせず舌を出して息遣いをしていた


嶋「…」


そんな様子のジークを見て、嶋は再び四人を見た


嶋「ジークが導いて来たって事は味方って判断していいのか?」


嶋は四人をまっすぐ見ながら聞いた


矢矧「…少なくとも貴方が撃ち殺した人達とは無関係だわ」


嶋「…そうか」


ーーー


嶋「なぁ、ここがどこか教えてくれないか?」


嶋は地図を出して聞いた

しかし、阿賀野型を始め武蔵と目を覚ました清霜は地図を見て首を傾げた


能代「あの…これどこの地図ですか?」


嶋「イラクだ 見ればわかるだろう」


酒匂「ねぇ、お兄さん ここどこかわかってるの?」


嶋「イラクの海沿いの何処か…」


艦娘達と嶋の話は全く噛み合ってなかった


矢矧「ここ佐世保よ」


嶋「……は?」


矢矧の言葉に嶋は呆気にとられた


嶋「冗談だろ… 俺はイラクにいたんだ それがなんで…」


武蔵「おい、落ち着け」


嶋は声を荒らげそうになった しかし、それを武蔵が静止し収まった


嶋「…すまない もう一度話を整理したい」


そう言うと、嶋はノートとペンを取り出した


ー数分後ー


嶋「えぇっと……つまりここは俺の知ってる世界じゃないって事…だよな?」


阿賀野「うん…合ってるよ」


嶋「…」


同僚の中にオカルト好きなやつ入る

話自体は聞き流すことが多かったが、まさか自身がこんなオカルトじみた体験をするとは思はなかった

だが、この話が本当なら無線が全く通じなくなった理由は説明できる

それと共に彼女達が何者かも知った


能代「あの…これ使えますか?」


能代が外にいた敵から獲った地図を見せた


武蔵「何だこれ?」


清霜「見たことない文字がいっぱい」


地図は周辺のものだった 所々、アラビア語が書かれており艦娘達には全く理解できなかった


嶋「ありがたい」


嶋は地図を貰うと床に広げ、ペンやコンパスを取り出した


嶋(周辺も見るか)


嶋はドローンを出すかジークを使うかで迷った


ドローンを使えば、上空から広範囲を見ることができるが飛行時間が十数分だけであると共に下手をしたら撃墜されるリスクがあった


ジークを使えば、敵に接近し会話等から情報を盗み聞きすることが出来るが行ける範囲も限界があり深く接近するとジークの命が危うい


嶋はリスクを考え決断した


(※安価を取ります)


選ぶのは?≫≫45

(ドローンorジークからお願いします)


嶋「充電が心配だが…」


嶋は呟きながらドローンを取り出した


清霜「なにそれ?」


酒匂「艦載機?」


艦娘達は見慣れないドローンを不思議そうに見ていた


嶋「頼むぞ」


接続を終えたドローンは嶋の操作により、小窓を通り外に飛んでいった


嶋「さて…」


嶋はドローンから送られてくる映像と受け取った地図を交互に見た


嶋「…」


嶋は送られてくる映像に写っている敵の装備、兵器を捉えるとパソコンのエンターキーを押してスキャンし特定した

迫撃砲をスキャンした際には見つかった箇所に印をつけ、そこを中心にコンパスで円を描いて射程距離を記した

時々、映像も切り替えたりもして動きを見た


武蔵「ほぉ、こんな物があるなんてな」


阿賀野「艦載機より全然小さいのに」


艦娘達はドローンに興味津々だった


嶋「さぁ…」


嶋は地図を広げた


嶋「…ここが皆の帰る場所だ」


嶋は地図の一点を指さした


矢矧「読めるの?」


嶋「アラビア語だ 日本じゃあまり目にしないからわからないのも無理はない」


酒匂「これ文字なの?」


嶋「それで、みんなに聞きたい」


嶋は艦娘達に目を向けた


嶋「自分達でここから離脱するか、それとも俺を信じてここから離脱するかだ」


能代「どういうことです?」


嶋「君達をこんな事態に巻き込んだ 俺は君達をここまで送り届ける義務がある」


嶋「だが、会って十数分の身元の分からない人間を信じるなんて非常に難しい それに俺は前科持ちだしな」


そう言って嶋は矢矧の方を見た


武蔵「何をしたんだ?」


嶋「無実のこの娘を拘束した すぐに解放したがな」


嶋は矢矧を指さしながら答えた


矢矧「もう別に気にしてないわ」


嶋「どうかな? だが、俺は君達の怒りを買った そんな人間を信じて脱出するか それとも、自分達で脱出するか選んで欲しい」


嶋は艦娘達に選ぶ権限を与えた

こんな事態に巻き込んだ事に申し訳無いという気持ちはある だが、本人は気にしてないとはいえ姉妹を拘束した人間を信じるかどうか聞きたかった


(※安価を取ります)


答えは?≫≫47


矢矧「…行くわ」


少しの沈黙の後、口を開いたのは矢矧だった


嶋「本気か?」


矢矧「前に同じ経験したわ」


矢矧の姉妹は首を縦に振っているが、武蔵と清霜は何の事か分かっていない様子だった


嶋「…はっははは」


その決断に嶋は笑いが出た


嶋「艦娘っていうのは、本当に面白いねぇ」


嶋はマスク越しに微笑を浮かべた

その笑い声、笑い方を見て阿賀野達は島を思い浮かべた


嶋「君達二人はどうだ?」


武蔵「それで、助かるなら賛成だ」


清霜「清霜もです!」


嶋「そうか」


嶋「…皆の決意受け取った」


嶋はそう言うと、地図に視線を落とした


嶋「脱出ルートは二つある 一つが森を突っ切るルート もう一つは下山するルートだ」


嶋は指でなぞりながら説明した

艦娘達もそれを目で追った


嶋「一つ目のルートは

・目的地まで最短距離

・身を隠しながら行動できる

・遭遇した際強襲出来る

これが長所だ」


酒匂「じゃあ、その方が…」


酒匂が何か言おうとした時、矢矧が遮った


矢矧「長所があるってことは短所もあるのよね?」


嶋「…まぁな」


嶋「短所は

・相手も強襲しやすい

・方角が間違えやすく迷子になる

・動きが制限される

・敵が集中している」


嶋「俺はまだいいが、皆は森に不向きな格好をしている 目立つし、森林の動き方とか分からないだろ」


彼女達は全員スカートを履いている上に森林を動き回るには目立つすぎる服装をしていた

これでは、格好の標的になる危険があった


阿賀野「もう一つは?」


嶋「もう一つはこっちだ」


嶋は指を指した


嶋「こっちのルートは

・道が開けていて方向がわかりやすい

・トップスピードで動ける

・敵が少ない

この三点だ」


武蔵「敵が少ないなんて何故わかる?」


嶋「さっきこいつを飛ばした時、サーマルを使って動きを見た 比較的、この方面の敵が少なかった」


嶋はドローンの映像で判断して選んだのである


能代「じゃあ、短所は?」


嶋「短所は

・移動距離が長くなる

・身を隠せる場所が皆無

・待ち伏せを受けやすい

・地理的に反撃が難しい」


嶋「この部分が一番の鬼門だ」


嶋は下山した後の道を指した


嶋「敵は俺達を上から撃ち下ろす事ができる そうなれば全滅必須だ」


嶋はルート説明を終えた上で艦娘達に聞いた


嶋「どっちのルートを行く? どっちも安全とは言えないがな」


艦娘達は地図をもう一度見た


(※安価を取ります)


選ぶのは?≫≫49

(森林or下山からお願いします)


武蔵「…こっちだな」


武蔵は森林ルートを指差した


矢矧「私もこっち」


矢矧も武蔵と同じところを指さした


嶋「…他は?」


能代「矢矧と同じです」


他の艦娘達も同じだった


嶋「…わかった 君達の覚悟と命預かった」


嶋「このゴースト〈亡霊〉が責任を持って君達を送り届けよう」


嶋は胸に右手を持っていき艦娘達に礼をした


武蔵「名前が変わっているぞ」


嶋「俺の別名だ」


名前が違うと指摘されても嶋は普通に返した


阿賀野「名前くらい…」


嶋「少し時間貰うぞ」


嶋はそう言うと、ポケットからiPodtouchを取り出し、マスクの下から無線イヤホンとiPod touchのイヤホンを変えた


嶋「〜〜♪〜♪」


SCARを手に取った嶋は足を動かしたり、鼻歌を交えながら銃の整備を始めた


矢矧「貴方の飼い主よくわからないわ」


ジーク「クゥーン」


矢矧はジークを撫でながら呟いた

ジークはそんな矢矧を見つめながら細い声を出した


ー数分後ー


嶋「…行くか」


点検を終えた嶋は音楽プレイヤーをしまい、無線イヤホンを取り付け、帽子にヘッドマウントを装着した


嶋「…ちょっと借りるぞ」


嶋は矢矧の腰にあった拳銃を抜いた


矢矧「ちょっと…」


嶋は簡易的に銃を見た


嶋「M9か… まぁ、誰にでも扱いやすい銃だ」


嶋はM9を回し始めた

嶋によってスピンする拳銃はまるで踊っているようだった


清霜「凄いー」


清霜はまるでサーカスを見て興奮している子供のようだった


嶋「…ほら」


嶋はガンプレイを終えると拳銃を返した


矢矧「あ、ありがとう」


矢矧は少し怪訝そうな顔をして受け取った


嶋「これをつけろ」


嶋は敵から獲ったホルスターも渡し、取り付けた


嶋「自分の身が危ないと感じたら撃て それで俺を助けようなんて考えるなよ」


嶋は忠告を入れた


矢矧「…」


矢矧は何か言いたげな目をしていたが、何も言わなかった


ギギギッ


ドアを開けると、小屋に入る前に見た森の景色が見えた


阿賀野「何かいる?」


酒匂「何も見えないよ…」


森は静寂に包まれており、人の気配が感じられなかった


嶋「大丈夫 何もいない」


嶋はヘッドマウントに装備した単眼式のサーマルゴーグルを左目に当て周囲を見ていた


嶋「行こう 離れるなよ」


嶋はそう言うと、歩き始めた その後ろを艦娘達はついていった


嶋「…待て」


暫く歩くとサーマルゴーグルに複数の熱源を見た

複数で行動しており、こっちに向かって来ていた


嶋「隠れろ」


嶋は艦娘達に隠れるように指示した

艦娘達は木の裏に隠れたり、茂みに隠れた


敵「ーー〜〜」


全員が身を隠してすぐに敵の一団が歩いてきた

無警戒なのだろうか話し声が聞こえてきた


嶋「何話してるかな」


嶋は手帳を出し、耳を傾けた


(※安価を取ります)


話の内容は?≫≫51

(情報でも世間話でもいいですが、内容まで書いてくれたら嬉しいです ちなみに嶋しか理解してません)


敵「〜〜ー〜」


敵の一団は嶋達に気付くことなくそのまま通り過ぎて行った


武蔵「あいつら何喋っているんだ?」


敵が通り過ぎた後、武蔵が呟いた

無論、他の艦娘達も同じように何を言っているか理解していなかった


嶋「…」


そんな中でも嶋は淡々とノートに情報を書き込んでいた


阿賀野「ねぇ、何言ってるかわかったの?」


嶋「あぁ」


能代「わかるんですか?」


嶋「簡単だ アラビア語とクルド語、一部の奴はペルシア語を使ってた 感心したか?」


矢矧「そうね ところで何を話してたのかしら?」


嶋「そうだな…要約するとな

・アジトの周辺を彷徨いていた女性達を捕まえた

・その子達は前に捕らえた子供といる

・ボスが外出中

・海辺の軍事基地を四日後に襲撃するために武器、弾薬を集めている

らしいぞ」


嶋は淡々と答えた


酒匂「海辺の軍事基地って…」


阿賀野「それ鎮守府じゃない!」


どうやら、軍事基地とはさっきまでいた施設の事のようだ


矢矧「待って」


矢矧は移動しようとした嶋達を止めた


矢矧「捕まった娘達はどうするの? 放って置くつもり?」


矢矧は誰かが捕まっているのを放って置くのに疑問を感じていた


武蔵「気持ちはわかるが…」


能代「私達じゃ…」


彼女達も助けたいのは山々だった

しかし今の彼女達ではどうすることもできなかった


嶋「一人で行くつもりか?」


見かねた嶋が口を開いた


矢矧「私だけでも助けに行く覚悟よ」


矢矧の目は真剣そのものだった


嶋「…」


頭の中では、とっとと彼女達を送り届けてこの世界から逃れる方法を模索したいと考えていた

しかし、自分の中にいるもう一人の自分がそれを拒否する


嶋「…仕方ねぇな」


嶋はノートを取り出し書き込むとページを破いた


嶋「これを…」


嶋はその紙を武蔵に渡した


武蔵「これは?」


嶋「さっきあいつらが話していた情報だ」


武蔵は紙を見つめた


嶋「予定変更だ」


嶋はそう言うと、地図に印を付け折り畳むとジークのベストのポケットに収納した。


嶋「お前達は先に行ってろ」


嶋は艦娘達に向き直るとそう告げた


清霜「お兄さんは?」


嶋「行くところができた」


そう言うと、嶋は銃のマガジンを抜き弾薬を確認すると再び差した


酒匂「酒匂達の事は?」


嶋「ジークが誘導してくれる 俺じゃなくて悪いが」


嶋はそう言いながらジークを撫でた


嶋「囚われてるやつは俺が行く お前も皆と行け」


嶋は矢矧に帰るよう促した


(※安価を取ります)


答えは?≫≫53

肯定or拒否でお願いします


矢矧「…嫌よ」


矢矧は嶋を見てはっきり答えた


嶋「…」


それに対し、嶋は反応しなかった

むしろ、彼女は拒否するとなんとなくわかっていた


嶋「…どうなっても知らねぇぞ」


矢矧「わかってる」


彼女は先程と変わらない視線を送った


嶋「…女ってなんでこうなんだ…」


嶋は小言を言いつつ、背を向けてジークを撫でた


嶋「ジーク 頼むぞ」


ジークは吠えることなく撫でられた


能代「あの」


後ろを向くと能代が睨むような目つきをしていた


能代「矢矧になにかあったら絶対に許さない」


能代が言うと他の二人も同じように嶋を見ていた


嶋「怖いねぇ 美人な顔が台無しだぞ」


そんな三人をあざ笑うかのように嶋は被っていた帽子を能代に被せた


能代「ちょっと…」


嶋「預けるぞ」


そう言い残し進む予定だった道とは違う道に歩いていった


矢矧「待って」


その後を矢矧はついて行った


酒匂「…司令?」


違う道を行く二人の後ろ姿を見て酒匂が呟いた


5章 工場


鎮守府に帰る艦娘達と別れた嶋と矢矧は敵の見回りを掻い潜り工場が見える地点まで来ていた


嶋「ここならよく見える」


嶋は銃の光学機器を覗きながら工場を見始めた


矢矧「ちょっと、私にも見せて」


矢矧は体を寄せながら頼んできた


嶋「…ほら」


嶋は違和感なく体を寄せてくる矢矧にやや戸惑いながら双眼鏡を渡した


矢矧「…」


矢矧は渡された双眼鏡を覗き込んだ

山中には不釣り合いな程の車輌の多さ、日本人とは全然違う顔つきをした人間達が銃を持って敷地内を歩いていた


矢矧「ねぇ、双眼鏡とか使うんじゃなくてさっきの使えばもっと広い範囲見れるんじゃないの?」


嶋「それは無理な話だ」


矢矧「どうして?」


嶋「…10時方向見てみろ」


矢矧は言われた通りの方角に双眼鏡を向けて覗いた

そこには、1台のトラックと変な形の銃を持っている兵士がいた


嶋「対ドローン用の人員を配置している もし使えば撃墜される上に逆探知される可能性がある だから使えないんだ」


彼らが使っているのは正規軍から鹵獲した物だろう

実際、敷地内にある車輌の中にアメリカ軍が使用しているハンヴィーやM4やM16といった小銃も確認された


嶋「粗方、見終えたが問題はどうやってあん中に入るかだ」


救助や任務以前にまずは侵入しなければ始まらなかった

だが、出入り口には武装した兵士は勿論、重機関銃や迫撃砲が備え付けられていた

周りを囲っているフェンスを切断して潜入も考えたが、有刺鉄線が張り巡らされている上に発電機が確認されたため、電気柵である可能性があり近づけそうになかった


(※安価を取ります)


侵入方法は?≫≫57


嶋「仕方ない」


嶋は拳銃を取り出した


矢矧「どうするつもり?」


嶋「…こうするんだ」


嶋はP226にサプレッサーを取り付けフェンスに狙いを定め


パシュッ


一発発砲した


嶋「…来い」


嶋は矢矧についてくるよう言うと中腰の姿勢のまま移動を開始した

そして、二人が撃ったフェンスの近くまで来たところで見張りの兵士二人が様子を見に来た

一人はフェンスに近づき音の原因を探り、もう一人はそれを後ろから見ており、嶋達に背を向けていた


嶋「俺が行く」


嶋は小声でいうと、そっと近づき


ガシッ! グギッ


敵の口を塞ぎ、首の骨を折った

そして、そのままもう一人に近づき同様なやり方で殺害した


嶋「良し…じゃ、手順はこうだ」


嶋「まずはこいつらの荷物を身に着けて、中に侵入

中に入ったら、攫われた奴らをかっさらって脱出する」


嶋「簡単だ」


矢矧「さらっと言ってるけど上手くいくの?」


嶋「…上手くいくかどうかは俺達の行動次第だ」


嶋はそう言いながらシュマグを広げ顔を覆い隠し、敵の上着を羽織った


嶋「…あんたはこれだ」


嶋は矢矧に黒い布を手渡した


矢矧「…なにこれ?」


受け取った矢矧はそれを広げ、疑問を浮かべた


嶋「ブルカっていうあいつらの国の女性が着る服だ これで身元は隠せる」


矢矧はとりあえず着てみた


矢矧「…」


着てみた矢矧だが、網目状の物から覗く目は明らかに不満を言いたげだった


嶋「…まぁ似合ってるぞ」


矢矧「さっさと脱ぎたいんだけど…」


露出の多い服に慣れている矢矧からしたら、素肌を見せないように覆われているブルカは不便なのだろう


嶋「いいか? 捕まったフリをするんだ 多少乱暴するが恨むなよ」


矢矧は小さく頷くと二人は基地の入口に向かった


兵士「انتظر(待て)」


入口に差し掛かった時、見張りの兵士に止められた


兵士「ماذا تفعل؟(何をしている?)」


嶋「كان يدور(巡回していた)」


嶋はアラビア語で話され、普通会話した

どうやら、気づいていないようだった


兵士「من ذاك؟(そいつは?)」


兵士はブルカを着ている矢矧を見た


嶋「أنا أسير حرب(捕虜だ)」


島がそう言うと、兵士は矢矧に近づき覗き込んできた


兵士「جودة جيدة(上物だな)」


兵士はニヤつきながら、答えた


兵士「خذنى(連れて行け)」


嶋はそう言われると矢矧を引っ張り基地内に入っていった


矢矧「…何なのよあいつ」


二人は目立たない場所に行き着くと着ていた服を脱ぎ、いつもの服になった

矢矧は見張りの兵士を始め、他の兵士達の視線を浴びてストレスが溜まっているようだった


嶋「まぁ、とにかく侵入には成功した そこは良しとしよう」


矢矧「…ここからどうするの?」


嶋「二手に分かれる あんたは攫われたやつは探せ 俺は別件を片付ける」


矢矧「分かれるの?」


嶋「その方が良いだろう 後で合流だ」


嶋はそう言うと、背を向けた


(※安価を取ります)


どうする?≫≫59

(行かせるor引き留める)

(行かせる場合、嶋から矢矧にアイテムを送ります 何を送るかもお願いします 現実的な物でお願いします)


嶋「あ、そうだ」


嶋は矢矧に向き直ると、リュックを漁った


嶋「持っておけ」


取り出したのは、予備の無線機と小型のヘッドセットと小型のビデオカメラだった


矢矧「いいの?」


嶋「なんかあったら困る」


そう言いながら、無線のテストを行い矢矧に渡した


嶋「喋りたい時はこのスイッチを押せ カメラの映像は俺も見れるようにしてある アドバイス位はしてやる」


矢矧「わかったわ」


嶋「…気をつけろよ」


矢矧「そっちこそ」


そう言うと、二人は別々の方向へ動き出した


ーーーーー


嶋「…」


嶋は細心の注意を払いながら歩みを進めた

しかし、道中敵と出会すことなくあっさりと情報で判明しているターゲットの部屋についた


嶋「…」


嶋は扉に耳を近づけ人の有無を確認した

しかし、何も聞こえなかった


嶋「…なんだ?」


嶋はここに来て違和感を覚えた

ここに来るまで誰にも会わなかったのである

ターゲットがいる部屋の出入り口には見張りがいていいはずなのだが、それすらいなかった


嶋「…」


嶋は意を決して部屋に入った


嶋「……何だこれ」


そこにはターゲットはいた

しかし、首から血を流して変わり果てた姿だった

護衛の兵士も同様に首から血を流しており、足元には数発の弾丸が落ちていた


嶋「頸動脈一撃か…」


室内にいた人間の共通点は頸動脈が切断される程深く切られていた


嶋「…」


嶋は念のためと思い簡易的なDNA鑑定と写真撮影を行ったが、ターゲット本人であると確認された


嶋「誰が一体…」


嶋達が来る前にここに潜入し、外にいる兵士達に気付かれることなくターゲットを暗殺する人間がいる


(※安価を取ります)


行動は?≫≫61

(探索or連絡と合流)

(探索の場合は何を見つけたかまでお願いします)


ふと目をやると机の上のパソコンが目についた

嶋はパソコンのデータを調べることにした


嶋「日記か…」


嶋はターゲットが記録したと思われる日記を開いた


○月○日

最近、部下達の様子がおかしい

疲れてもいないのに目が霞む、耳鳴り吐き気、誰もいないのに物が動いている等様々だ

気のせいだと言ってはいるが、側近も含め顔色は変わらなかった


○月△日

最近、誰かに見られているような感じがする

アッラーが見てくれていると思ったが、それとは全く違う異形の視線だった

一体、この近くに何がいるんだ


△月○日

今日も戦士達の集団が姿を消した

やはり、この世界には異形の何がいる

調査が必要だ

アッラーは偉大なり


嶋「…何だこれ?」


ここの連中は集団妄想でもしていたのだろうか

元から頭がおかしい連中だと思っていたが、ここまでおかしくなっていたなんて呆れを通り越して笑いが出そうになった


嶋「何がいるんだよ」


嶋はボヤきながらパソコンから離れた


pppp


不意に無線が鳴った


嶋『はい』


矢矧『矢矧よ それらしい場所に着いたわ』


矢矧からの連絡だった


嶋『怪我はないか?』


矢矧『問題無いわ むしろ、誰にも会わなかったわ』


彼女も誰にも会わなかったらしい

ますます、様子が変だった


嶋『…わかった それで?』


矢矧『扉が閉ざされていて中に入れないわ』


嶋はそれを聞いて映像を確認した


嶋『電子ロックだな 下手にいじるな』


矢矧『でも…』


嶋『下手したら二度と開かなくなるぞ』


矢矧『…わかったわ』


嶋『今から向かう どこかに隠れてろ』


島はそう言うと、無線を切った


嶋「…くそ」


嶋は早々に部屋を出ていった


?「…」


嶋の後ろ姿を見ている者がいた


「…レッズ」


ーーーー


矢矧と連絡を取りながら合流地点に到着した

場所は工場と繋がっているが別棟のような感じだった


嶋「これか」


入口には電子ロックで閉ざされた扉があった


矢矧「どうやって…」


嶋「…任せろ」


嶋はそう言うと小型の端末を取り出した


嶋「ハッキングしてこじ開けてやる」


嶋は電子ロックにハッキングを仕掛けた


ピピッ


機械音が鳴ると電子ロックが解除された


嶋「はい完了」


矢矧「色んな物持ってるわね」


嶋「まあな」


二人は室内に入っていった


嶋「…あー、これは」


矢矧「最悪ね」


中は明かりもついておらず、湿気臭かった


嶋「監禁するには持って来いだ」


嶋は皮肉を言いながら、SCARに取り付けてあるライトを点け進み始めた


嶋「…誰かいるのか?」


進み始めて数分、嶋がボヤいた

人の気配がしないのである


矢矧「いる……筈だけど」


矢矧も疑問が浮かんでいた

偽情報だったかもしれない そう思った時だった


ガチャン


そう遠くない場所で音が聞こえた


嶋、矢矧「…」コクッ


二人はアイコンタクトを交わすと音の方へ向かった


嶋「…あれか」


二人の前に南京錠が掛けられている牢屋があり、中に人がいた


(※安価を取ります)


いた艦娘は?≫≫63

(未登場鑑から5人程お願いします 日本艦です)


嵐「おい、誰か分からねぇけど出してくれ!」


一人は癖のある赤毛に男口調な娘が格子越しに懇願してきた


萩風「矢矧さん? お願いしますここから出してください!」


その隣には、紫色のセミロングにエッジの効いたアホ毛とサイドアップという髪型の娘がいた


舞風「お願い…ここやだ」


もう一人は金髪のポニーテールの娘で半泣き状態だった


野分「お願いします 何でもしますから…」


その隣には、先程の事は対となる銀髪の長い髪を後ろで纏めた娘だった


朝雲「お願い…出してよ」


最後の娘は、四人とは異なる服装をしていた

栗色の長い髪をツインテールで纏めており、サスペンダーで釣られたスカートを着用していた


嶋「…」


5人とも嶋が育った養護施設の子達とさして歳が違わないように見えた 尚更、放って置く事ができなかった


嶋「出してやるから待ってろ」


嶋は南京錠に手をかけた

銃で撃った方が楽に壊せるが弾を無駄にしたくないと考えピッキングで解除した


カチッ


2分もかからずに南京錠を解除し、扉を開けた


矢矧「皆、大丈夫?」


矢矧は5人のもとに駆け寄った


野分「えぇ、なんとか」


萩風「あの人は?」


矢矧「大丈夫 味方よ」


5人は嶋を怪訝そうに見ていた

こんな薄暗い所にドクロをマスクをしてサングラスを着けた人間がいれば尚更怪しい人間に見えるのは当然だろう


嶋「…」


嶋は何も喋らなかったが、あることに気がついた

5人の首に首輪のようなものがついていた


嶋(どこかで…)


そう思うと、嶋はスマートフォンを取り出してファイルを開いた


嶋「……え?」


嶋はある項目を見ると指を止めた


嶋「ちょっとごめんよ」


嶋は近くにいた萩風の首輪を掴んだ


萩風「きゃっ」


嵐「おい、何するんだ!」


朝雲「いきなり何なの!」


二人が怒声をあげたが、嶋は気にも止めなかった


嶋「…はぁ」


嶋は萩風の首輪から手を離すと短いため息をついた


矢矧「どうしたの?」


嶋「なぁ、これいつ付けられた?」


舞風「わからないよ 気がついたら付いてた」


野分「これなんですか?」


どうやら彼女達はいつ付けられたかわからないようだった


嶋「…これ爆弾だ」


艦娘達「…へ?」


それを聞くと艦娘達の顔色が変わった


嶋「俺の世界にこれと同じ物が使われていたんだ 同僚は骨董品って呼んでたけどな」


嶋「この首輪をつけた者同士に殺し合いをさせて最後まで生き残ったやつを兵士として迎えさせるんだ 期限以内に達成できなかったり、逃げようとしたやつは首輪を爆破して爆殺したんだ」


嶋は淡々と首輪の説明をした


朝雲「嘘でしょ…」


嵐「冗談じゃねぇよ! 外してくれ!」


萩風「助けてください!」


舞風「こんなので死にたくない!」


矢矧「ねぇ、どうにかならないの」


嶋「専門の奴に解除してもらうか それとも作動しないことを祈って放置するかだ」


矢矧「貴方じゃ解除できないの?」


嶋「出来なくはないが、やったことないから保証はできない」


選択肢は3つだった

危険を覚悟で嶋が解除するか、一旦鎮守府に行き、明石たちを連れてくるか、このまま放置するかだった


(※安価を取ります)


選ぶのは?≫≫65


野分「解除して下さい」


野分が嶋に頼み始めた


嶋「いいのか?」


野分「覚悟はできています」


野分は即答だった


嶋「…その覚悟買った」


そう言うと嶋はバックからドローンの修理用具を出した


嶋「誰も来ないか見張っててくれ」


矢矧「了解よ」


嶋「専門の用具じゃねぇが我慢しろよ」


嶋は野分の後ろに回り野分を屈ませた


嶋「動くなよ」


嶋はサングラスを外し、メガネ型のライト付きルーペを着け解除に乗り出した


チュイィィ


薄暗い牢の中で機械音が響いた

外側のカバーを外し、接続部分を探り当て切断した


チャキ


野分「あっ」


小さな音を立てて野分の首から首輪が外れた


嶋「もう大丈夫だ」


嶋は首輪を持ちながら答えた


野分「あ、ありがとう…ございます」


嶋「…お前達はどうするんだ?」


嶋は四人に聞いた


嵐「頼むよ」


朝雲「お願い…します」


嶋は時間をかけ慎重に四人の首輪を解除した


ーーーー


嶋「ほら、終わった」


最後の朝雲の首輪を解除し、5人は爆弾の恐怖から解放された


舞風「助かった…」


萩風「ありがとうございます えぇっと…」


嶋「…R 俺はRだ」


嵐「R? 変な名前だな」


嶋「本名は名乗らない 決まりでな」


野分「…」


嶋は片付けながら、話をしていた


矢矧「とにかくここから出ましょう 長居は無用よ」


矢矧は早めにここから出ることを勧めた


嶋「それは賛成だ」


5人も同意見だった


嶋「なぁ、変な質問していいか?」


矢矧「何?」


嶋「俺、前にもこんなことやったか?」


矢矧「…え?」


唐突な質問に矢矧は驚きながら嶋を見た


嶋「なんか前にも爆弾解除した記憶があるんだよな…」


矢矧「えぇ…」


矢矧は過去に同じような光景を目にしていた


嶋「やっぱりなんでもない 忘れてくれ」


矢矧「ちょっと…」


矢矧は止めようとしたが、嶋は先に牢を出てしまった


矢矧「…」


萩風「矢矧さん?」


野分「どうかしたんですか?」


矢矧「…いいえ 行きましょう」


矢矧はさっきの質問が引っかかった

なぜあんな質問をしたのか 疑問に思ったが一旦考えるのをやめた


ーーーー


嶋「さて…ここから出るぞ」


出入り口に着いた一行は閉じられている扉の前にいた


嶋「…あれ?」


再びハッキングして開けようとしたが、接続できなかった


矢矧「どうしたの?」


嶋「接続出来ない」


嶋は端末を弄りながら答えたが、なにかに気づき配電盤を開けた


嶋「…くそ ヒューズが飛んでやがる」


内部のヒューズが壊れており、電源が落ちていた


舞風「どうするの?」


嶋「交換するしかない 面倒くせぇな」


嶋は怠そうに答えた


嶋「ここにいろ ヒューズ探してくる」


矢矧「一人で行くの?」


嶋「その方が動きやすい」


矢矧「…」


矢矧の表情が珍しく曇っていた

嶋はそれを察したのかあたりを見回した


嶋「おっ…」


すると、行きの時には気付かなかったがあるものが放置されていた


(※安価を取ります)


あった物は?≫≫67

1.セントリーガン

2.クレイモア

3.C4


嶋「いいもの見っけ」


嶋が手に取ったのはC4だった

嶋は手に持ったC4をドアに設置し起爆装置を矢矧に渡した


嶋「15分以内に戻ってこなかったら、ドア破壊して先に脱出しろ」


矢矧「あなたは?」


嶋「…後で追いつく」


萩風「だったら、今壊した方が…」


嶋「やってもいいけど、音聞きつけてここで集まってくるぞ」


舞風「それは…嫌かな」


嶋は持っていたスマホをタイマーの画面にして時間をセットした


嶋「それじゃ、後でな」


それを言うと同時に嶋は画面をタップしてスタートさせ、5人の前から去っていった


ーーーー


嶋「ここか?」


2階に上がっていった嶋は道中にあった案内板を頼りに進み続け、管理室に辿り着いた


ガチャッ!


室内に入った嶋はクリアリングを行い、誰も居ないことを確認した


嶋「…」


嶋は違和感を覚えていた

ここに来てから、外で会った兵士以外の人間に会っていないのである

5人の艦娘達が囚われているのだから、看守位居ていいはずである


嶋「どうなっているんだ…」


嶋は違和感を抱きながらスペアのヒューズを探した


嶋「あった」


暫く探していると箱に入った新品のヒューズを見つけた


嶋「…ヤベ」


腕時計を見ると、約束の時間まで残り5分位だった

ヒューズをダンプポーチに仕舞い、顔を上げるとある物が目に入った


(※安価を取ります)


あった物は?≫≫69

1.ショットガン(出来れば武器名)

2.手記

3.USBメモリー


嶋「レミントンか…」


嶋の目の前にレミントンM870が置いてあった

おそらく、囚人達が暴動を起こした時の為の物だと見えた


嶋「貰ってくぞ」


嶋はM870を手に取ると箱に入ったショットシェルを装填し、ホルダーが取り付けられているベルトも回収した


嶋「…」


不意に視線を感じ、目を向けると入口に人が立っていた

茶色の軍服に憲兵と書かれた腕章を着けていた


嶋「what are you(何だお前)」


嶋は入口に立つ人物に声を掛けた

しかし、その人物は俯いたまま反応しなかった


嶋「What the hell are you doing?(お前何してんの?)」


嶋は無視されている事に苛立ちを覚えた

しかし、目の前の人物は俯いたままだった


嶋「…チッ」


嶋は舌打ちをし、その人物に近づこうとした時だった


ブォン!


嶋の前に何が振り下ろされた

幸い、当たりはしなかったが振り下ろされた物を見るとそれは軍刀だった


嶋「…は?」


嶋は目の前の光景に唖然とした

目線を上げると目の前の人間は顔を上げていた

目は虚ろで顔には生気が感じられないが、口元は笑みを浮かべ口の端から涎が出ていた


嶋「何だこいつ…」


あまりの容姿に不気味さに背筋に悪寒が走った

目の前の人間は軍刀を構え直し、生気のない顔を向け嶋と対峙した


ーーーー


朝雲「…ねぇ、遅すぎない?」


嶋を待つ艦娘達は、予定時間になってはいないが不安になってきた


舞風「でも、まだ時間じゃないよ」


野分「でも、そろそろ…」


スマホに表示されている時間は残り約3分程だった


矢矧「…」


矢矧は受け取った起爆装置を見た

あと数分で戻ってこなかったら、使うことになる


萩風「…ねぇ、何か聞こえない?」


不意に萩風が口にした

耳を澄ませると何かが近づいてくる音がした


ガラガラ ガラガラ


重たいものを引きずっているような音が艦娘達のいる方に近づいてきた

やがて、音の正体が姿を見せた


男「…」


艦娘達の前に現れたのは、整備士を思わせるような服装に身を包んだ男性だった

手には大きな両口ハンマーを引きずりながら持っていた


嵐「おーい」


舞風「大丈夫? 私達と逃げよう」


二人が男に声をかけた


男「…」


男は声に反応して顔を上げた

目は虚ろで生気のない顔を艦娘達に向け見つめていた


矢矧「…」


矢矧は底知れない嫌悪感を抱いた


朝雲「ちょっと、なんか言いなさいよ!」


萩風「具合悪いんですか? こっちに…」


萩風は具合が悪いと判断し、近づいた


男「…」


男がハンマーを持ち上げ振りかぶった


嵐「萩あぶねぇ!」


萩風「へ?」


ガン!


萩風が嵐の声に反応し、後ろを振り返った直後萩風の目の前にハンマーが振り下ろされた


萩風「きゃっ!?」


萩風は慌てて後退りした


野分「何するんですか!?」


野分の怒声が響いたが、男は無表情でハンマーを引きずりながら近づいてきた


矢矧「みんな下がって!」


矢矧は男の前に立ち塞がった


(※安価を取ります)


勝敗は?≫≫71


男は矢矧に向けてハンマーを振り下ろした

しかし矢矧は後ろに下がり回避した


矢矧「この距離なら…」


矢矧は拳銃を引き抜くと男に向けて発砲した


男「ッ…」


銃弾を食らった男は膝をついた


矢矧「ふん!」


矢矧は膝をついている男に向けて上段回し蹴りを繰り出した

鈍い音をたてて男は壁に叩きつけられた


矢矧「終わりよ」


矢矧は男に向けて拳銃を構えた


ブォン!


矢矧「え?」


矢矧が風を切るような音が聞こえる反射的に避けた その際に拳銃を足元に落としてしまった

矢矧が先程までいた位置の壁にハンマーがぶつけられていたのである


男「…」


男は鼻血を出しているが痛がる様子もなく相変わらずの無表情で立ち上がった


ブォン!


男はハンマーを振り下ろすと落ちていた拳銃を叩き潰した


矢矧「…くっ」


矢矧はナイフを引き抜き男に視線を合わせた


男「…」


しかし、男は矢矧に背を向け始め引き揚げ始めた

やがてその姿は暗い廊下の先に消えて行った


萩風「や、矢矧さん!」


野分「大丈夫ですか!?」


男の姿が見えなくなると駆逐艦達が駆け寄って来た


矢矧「大丈夫 心配ないわ」


矢矧はナイフを仕舞いながら答えた


嵐「あいつなんなんだよ」


舞風「普通じゃなかったよ…」


生気のない顔でハンマーを振り回すなど常人の男がやる訳がない

艦娘達はしばし沈黙した


朝雲「…誰か来る」


不意に足音が聞こえてきた

先程のこともあり、艦娘達は身構え入口を見た


(※安価を取ります)


来たのは?≫≫73

(嶋or敵の大群からお願いします)


嶋「はぁ…はぁ…」


やってきたのは、ショットガン片手に息を切らした嶋だった


舞風「戻ってきた…」


艦娘達は戻ってきた嶋を見て安堵した


萩風「…大丈夫ですか?」


嶋「あぁ?」


萩風「血まみれですよ…」


萩風の言う通り今の嶋はプレートキャリア、衣服が血まみれだった


嶋「…俺の血じゃない」


嶋はヒューズを交換しながら答えた


嶋「日本刀振り回す奴はいるわ、斧振り回す奴はいるわ、鎌投げてくる奴いるわ イカれてる」


嶋も修羅場を掻い潜り戻ってきたのである


野分「とりあえず、ここから出ましょう」


嵐「賛成だ こんな所懲り懲りだ」


嶋は閉ざされている扉に歩こうとした時だった


嶋「…おい」


嶋は矢矧の方を見た


嶋「…血が出てるぞ」


矢矧「え?」


矢矧は頬を触り、見てみると血がついていた

ハンマーを回避した際に壁の破片が当たったのだろう


嶋「…すまんな」


矢矧「何が?」


嶋「顔に傷をつけちまったな」


矢矧「これくらい平気よ」


矢矧は血を拭き取りながら答えた


嶋「…何掛けてるんだ?」


不意に矢矧の首に何か掛けてあるのが見えた


矢矧「あ、これ」


矢矧は大事そうに掛けているものを見せてくれた


嶋「拝見しても」


矢矧「いいわよ」


矢矧は首にかけてある物を手渡した


嶋「ドッグタグか…」


嶋はネームを確認した


”Tatsuki Shima”


明らかに見覚えのある名前が刻まれていた


矢矧「知ってるの?」


不意に矢矧が聞いてきた


嶋「…」


矢矧「なにか知ってるなら教えて」


矢矧が再度聞いてきた


(※安価を取ります)


選択肢は?≫≫75

1.誤魔化す

2.白を切る


嶋「…どうだったかな 仕事柄日本人に会う事少なくないがな…」


嶋は誤魔化す事にした


矢矧「…そう」


嶋「まぁ、機会があればどんな人物だったか話してくれ」


嶋はそう言いながら、矢矧の首にドッグタグを着けた


嶋「さて、ここから出るぞ」


嶋は端末を扉に接続し解除を始めた


ピピッ


嶋「…パターンが変わってる」


入った時とパターンが変わっており、再度入力を始めた


オォォォー


突然廊下の奥から人の声とも風の音とも取れない音が聞こえてきた


舞風「ねぇ、今の何…」


今の音は全員に聞こえ廊下の奥を見ていた

そして、6人の元に迫ってくる影が見えてきた


(※安価を取ります)


やってきたのは?≫≫77

1.サディスト(サイコブレイク)

2.トラウマ(サイコブレイク)

3.敵の大群


サディスト「オォォォ」


やってきたのは、2mを軽く超える巨漢に返り血を浴びたヘッドギアにタンクトップとズボンという服装に加え、大量に血の付いたチェンソーと腰に差した肉切り包丁を

持っていた


嶋「…嘘だろ」


サディストはチェンソーにエンジンを掛けると大きく振りかぶり


サディスト「ヴォォォ!」


エンジン音と共に唸り声を上げて襲い掛かって来た


嶋「危ねぇ!」


嶋は咄嗟に回避し、チェンソーは空を切った


嶋「今日は13日の金曜日じゃねぇぞ!」


嶋はm870をコッキングをしてサディストに向けて発砲した


バシャン!


約5m位から放たれた弾丸はサディストの上半身に直撃した


サディスト「ヴォォ」


サディストは唸り声を上げながら嶋に向き直った


嶋「…っ」


嶋はコッキングをし直すと再び発砲を繰り返し5発食らわせた

しかし、サディストは多少怯む程度で嶋に向かってきた


朝雲「何で死なないの!」


至近距離で数発もショットガンを食らっているにも関わらず動き続けるなど常人では考えられなかった


嶋「くそっ」


嶋はチェンソーを振りかぶったと同時に前転し、サディストの横を通り抜けた


嶋「accès(アクセスしろ)」


嶋はリロードをしながら置かれている端末に呼んだ


『code s'il vous plait(コードをお願いします)』


端末からフランス語のアナウンスが聞こえてきた


嶋「あぁ、面倒くせぇ! ”Y.1.9.4.2.1.0.2.5…」


萩風「危ない!」


コードを言っている最中に萩風の声が聞こえハッとするとチェンソーが振り下ろされ咄嗟にショットガンがガードした


ギュィィィ!


金属が削れる音が室内に響いた


嶋「”1.9.4.5.0.4.0.7”!!」


嶋はガードしながらコードを続けた


『validé le code(コードを認証しました)』


『début d'accès(アクセス開始します)』


端末はドアのハッキングを開始した


嶋「そろそろヤバい…」


必死に押し返そうとする嶋だったが差が歴然であるとともに両手が塞がっているため反撃ができなかった


矢矧「こっちよ!」


矢矧がサディストの背後に周り頭に持っていたナイフを刺した


サディスト「ガァァ!」


サディストは不意の攻撃が効いたのか嶋の上から退くと頭を抑えながら後ろに下がった


矢矧「大丈夫?」


嶋「あぁ、助かった」


嶋は矢矧の手を借りて起き上がった


矢矧「皆も来て」


呼ばれた嵐達は二人の後ろに来た


嶋「ドアが開くまでの辛抱だ あいつを止める」


リロードを終え、コッキングしながら話した


矢矧「どうやって?」


矢矧は予備のナイフを構えながら聞いてきた


(※安価を取ります)


倒し方は?≫≫79


嶋「ありったけの弾丸ぶち込んでやる あいつをダウンさせればいい話だ」


サディストは頭に刺さったナイフを引っこ抜きナイフを力任せに踏みつけて壊した


嶋「お怒りだ」


嶋はそう呟いた


嶋「ちょっと身軽にさせてもらうぞ」


嶋は背負っていたリュックとSCARを下ろした


サディスト「ヴォォ!!」


サディストはチェンソーを掲げて走ってきた


嶋「…っ」


嶋はそれに向かって走り始めた


ブォン!


振り下ろされたチェンソーをスライディングで紙一重で回避した嶋はショットガンを撃った


サディスト「ヴォォ」


サディストは短い悲鳴をあげた

嶋は再度構え直したが、相手はヤケクソになったのかチェンソーを振り回しながら向かってきた


ガキン!


その内の一振りがm870を破損させ、勢いに押され嶋は尻もちをついた


嶋「Shet」


嶋は拳銃に手をかけた


パリン


その時、サディストの頭に瓶がぶつかり割れた


嵐「こっち来いよ!」


朝雲「かかってきなさいよ、このブサイク!」


嶋を助けるためかその辺に落ちていた物を投げて注意を引き付けてくれた

言葉が通じているか不明だが、罵った事で艦娘達の方を向き突進を始めた


舞風「こっち来たけど!?」


野分「回避!」


艦娘達は左右に展開して突進を避けた


萩風「きゃあ!?」


しかし、萩風が躓き逃げ遅れてしまった

起き上がろうとする萩風に大きな影が覆った


サディスト「ヴォォ」


サディストは止めを刺すためか肉切り包丁に持ち替えた


萩風「あ…あぁ…」


萩風は腰を抜かしたのか立ち上がれず後退りをして距離を取ろうとした


バンバン


萩風を追い詰めようとしたサディストだったが、体に数発被弾した


嶋「…こっちだ」


m870を壊され、SCARを置いてきてしまった嶋は拳銃で攻撃を加えた


サディスト「ヴォォ!」


サディストは肉切り包丁を嶋目掛けて投げた


嶋「…ぐっ」


包丁は嶋の左肩を掠めて壁に当たった


嶋「…っ」


嶋は出血している左肩を抑えサディストを睨みつけた


嶋「…お前の負けだ」


嶋はマスク越しに呟いた


ザクッ!


その直後、サディストの首をナイフが貫いた


矢矧「私が居ること忘れていたのかしら」


嶋が注意を引き隙を付いての攻撃だった

息の合った連携だった


矢矧「ふん!」


矢矧は深く刺さったナイフを引き抜いた

サディストは声を上げることなく前のめりに倒れていった


舞風「…やっつけたの?」


艦娘達は恐る恐る近づいた


嶋「あまり近づくな」


嶋は艦娘達に注意すると、SCARの銃口で突付いた


嶋「…反応はないな」


嶋は銃口で突付くだけでなく、足で踏んだりして反応を見たが動かなかった


嵐「…死んだのか?」


嶋「そう願っておこう」


ピー


すると、後ろの方で電子音が響いた


『Merci pour l'attente(おまたせしました)』


嶋「…おせぇよ」


嶋は端末を毒づきながら端末とC4を回収した


朝雲「…眩しい」


外は午後の日差しが地上を照らしていた


野分「あの…その怪我大丈夫ですか?」


嶋「あぁ?」


嶋の左肩からはまだ出血が止まっておらず左肩を紅く染めていた


矢矧「傷を見せて」


嶋「掠り傷だ」


矢矧「見せなさい」


嶋「…」


何故か分からないが彼女と言い合いして勝てる気がしなかった

むしろ、本能が拒否した


ーーーー


「…流石レッズね」


建物の屋根の上から嶋達を見る影があった


「流石、私が見込んだだけはあるわね」フフッ


「だけど…あの女邪魔ね」


その目には光が宿っておらず、殺意を込めた視線で眺めていた


6章 発作


応急処置を終えた嶋達は出入口付近まで来ていた だが


嶋「…敵だらけだ」


壁から顔を覗かせた嶋は目の前の状況に顔を歪ませた

出入口付近には、機関銃を装備したハンヴィーやランドクルーザー、トラックが集結しており大勢の敵がいた


嵐「どっかに行くの待って隠れたほうがいいんじゃねぇか?」


野分「ですけど、どこに?」


朝雲「あんなにいたら、見つかるのも時間の問題よ」


嶋「…」


艦娘達の言うの最もだった

隠れるにしても隠れられそうな場所には敵がおり、隠れられそうになかった


嶋(どうしたもんか…)


嶋が頭を悩ませた時だった


嶋「…あぁ」


艦娘達を見ていた嶋の視界が急に歪んだ


嶋「…っ」


嶋はサングラスを外し目頭を押さえた


舞風「どうしたの?」


嶋「いや目が…」


再びサングラスを付けたが状況は変わらなかった

その時だった


嶋「…うーっ…あーっ」


嶋は側頭部を押さえながら倒れた


萩風「どうしたんですか!?」


矢矧「しっかりして!」


矢矧が嶋を寄って揺さぶった


嶋「あぁぁ…ぐっ…」


しかし、嶋は頭を押さえながら唸り声を上げていた


嵐「おい、見ろよ」


嵐が指差す方を見ると、出入口にいる敵も嶋と同じように顔を歪めながら頭を押さえていた

ある者は嘔吐、ある者は地面に頭を叩きつけ、ある者は銃を振り回し仲間を殴打していた


萩風「何が起きてるんですか…」


あまりの光景に艦娘達は呆然とした


嶋「ぐぅぅ…皆は…平気なのか…」


嶋が絞り出すような声で聞いてきた


矢矧「えぇ…なんともないわ」


艦娘達は何ともなく、苦しんでいるのは人間だけだった


舞風「…ひっ!?」


不意に舞風が短い悲鳴を上げた


嵐「舞?」


野分「どうしたんですか?」


舞風「…な、なんかいる」


舞風が指を指した


矢矧「…なにあれ」


矢矧も何かいる気配に気づいた


嶋「…何も…いないぞ」


嶋も激痛に耐えながらSCARを構え光学機器を覗いたが何も見えなかった


朝雲「目の前にいるじゃない!」


嵐「早く倒してくれ!」


艦娘達はなおも指を指しながら敵を示していたが、嶋には何も見えなかった


嶋「…くそっ」


銃を構えようにも頭痛と目眩でうまく構えられなかった


矢矧「しっかりして」


矢矧はそんな嶋を支えながら銃を構える補助を始めた


矢矧「私が標準を合わせるから合図をしたらあなたは引き金を引いて!」


嶋の有無を確かめず矢矧は銃を動かし標準を合わせた


矢矧「今よ、撃って!」


嶋「何もいないぞ…」


矢矧「いいから!」


嶋は促されるまま引き金を引いた


(※安価を取ります)


弾丸は?≫≫81

命中or外れた


ブシュッ!


着弾した辺りに液体が飛び散った


嶋「あそこか…」


嶋は矢矧の補助を貰いながらもう一度引き金を引いた


バシュン!!


肉が砕けるような音がしたと同時に標的の姿が現れ、地面に倒れていった


嶋「あっ…はぁ…はぁ…」


倒したと同時に頭痛と耳鳴りと目眩が収まった


嶋「…くそっ」


嶋は立ち眩みがするものの立ち上がった

支えようとした矢矧を手で制止し、標的の所へ向かった


嶋「…何だこれ」


嶋は見た不快感に包まれた


矢矧「なによこれ…」


朝雲「気持ち悪…」


艦娘達も見た瞬間顔を歪めた

見た目は人間だが、脇腹辺りから蚊のような足が生えており、頭は上半分が人間下半分が蚊のようになっており、背中からは蚊のような羽がついていた


嶋「この世界の生き物?」


矢矧「そんなわけ無いでしょ!」


嶋「だよな」


嶋は不快感しか与えない生物の足に持っていたライターを近づけ燃やした

敵地で目立つ行為になるが、今は目の前の気持ち悪い生物を葬りたかった


嶋「はぁ…はぁ…」


嶋はふらつきながら歩き、壁に背を向けて座り込んでしまった


野分「大丈夫ですか?」


嶋「…度数の高い酒飲まされた気分だ…あー、気持ち悪ぃ…」


先程まであった頭痛は治まったが、倦怠感と吐き気が治まらなかった


萩風「他の人達は倒れ込んでますね…」


出入り口付近にいる敵兵は気を失っているのか動く気配がなかった

他の人間が動けないのにもかかわらず嶋は気合と根性で動いていたのである


嶋「今なら…ここから出られるな…」


嵐「今がチャンスだな」


舞風「ねぇ、行こう」


舞風が嶋の手を取ろうとしたが、嶋は拒否した


嶋「…悪いな…まだ動けそうにない」


嶋の口ぶりからわかるようにまだ万全では無さそうだった


嶋「先行ってくれ…後で…追い付くから」


嶋は艦娘達に先に行くように促した


(※安価を取ります)


判断は?≫≫83

(置いていくor連れて行く)


矢矧「悪いけど、それは拒否させてもらうわ」


そう言うと、矢矧は嶋に肩を貸し立ち上がった


嶋「おい…」


矢矧「黙って」


矢矧は嶋を抱え歩き出した


矢矧「艦娘は仲間を見捨てないの よく覚えておきなさい」


矢矧は宝石のような綺麗な瞳を前に向け歩みを進めた

しかし、艤装を展開していない彼女の力は人と殆ど同じあるため嶋が重そうだった


嵐「荷物持つぜ」


野分「貸してください」


それを察したのか二人が嶋の荷物を持ち始めた


嵐「重いなこれ…」


嵐はリュックを持ったが、想像していたよりも重かったらしく顔をしかめた


野分「これは…」


野分はSCARを持ったが、重いのとスリングの長さが合わず苦戦していた


嶋「…本当に面白い娘達だ」


嶋は拳銃を抜くと、顎で挟みサプレッサーを装着させた


矢矧「ねぇ、このまま出ればいいわね?」


矢矧は歩きながら聞いてきた

歩いて出るのも手だが、敵が使っているハンヴィーやランクルが放置されていた

歩いて行けば、隠れながら動ける為目立ちにくいが時間がかかった

車輌なら、早く動ける上に多少の銃撃なら防御できるが目立すぎる


(※安価を取ります)


選ぶのは?≫≫85

歩きor車


嶋「悪いが…車の方に」


矢矧「あっちね」


一行が目指したのは、M2重機関銃に装甲銃塔キットを装備した重装備のハンヴィーだった


嶋「確か…ここに」


嶋は運転席の下を漁った


嶋「あった…」


嶋は座席の下にあった医療キットを取り出し、中からペン型注射器を取り出した

(※実際はありません)


嶋「…あまり使いたくないんだよな」


嶋はそうボヤきながらキャップを外した


プスッ


嶋「…っ」


嶋は注射器を首に刺した


嶋「はぁ…はぁ…」


嶋は空になった注射器をダンプポーチにしまい、立ち上がった


矢矧「ねぇ、大丈夫?」


嶋「あぁ、絶好調だ」


そう言いながら、嶋は野分が持っていたSCARを受け取った


嶋「ここからは車を使った方が良い」


嶋は艦娘とハンヴィーを見ながら提案した


舞風「動くの?」


嶋「どっかのバカが鍵を置いてくれたお陰でな」


嶋の手にはハンヴィーの鍵があった


嶋「こいつなら、多少の銃撃を食らっても平気だし、スピードも100kmは出る」


萩風「でも、盗むのは…」


嶋「元々、米軍の物だ 返してもらうだけだ」


野分「ここ日本です」


嶋「どうでもいい」


そう言いながら、嶋は乗り込みエンジンをかけた

周囲にハンヴィーの重いエンジン音が響いた


嶋「…ヤベッ」


ここで嶋はあることに気がついた


嶋「…全員乗れねぇかも」


矢矧「……は?」


矢矧から気の抜けた声が出た


ハンヴィーは四人乗りの車輌だが、今いるのは嶋を入れて7人もいる

だが、うち5人は体格が大きくないので6人は入れそうだがどうしても一人出てしまう


嶋「皆は車に乗ってくれ」


嵐「じゃあ、誰が動かすんだよ」


嶋が降りるとしたら車輌を動かす事が出来なくなる

かと言って、こんなところに艦娘一人置いていくなど出来るわけがなかった


矢矧「ねぇ」


すると矢矧が嶋の方を見て呼んだ


矢矧「これを動かす事ができればいいのよね?」


嶋「そうだが、俺以外に…」


矢矧「私出来るわ」


嶋「…え?」


矢矧「これよりデカいの動かしたことあるわ 私ならできる」


矢矧はやけに自信満々だった


嶋「信じていいか?」


矢矧「…もちろん」


嶋は矢矧の正面に立ち目を見た


嶋「…わかった だが、念の為に動かし方を教える」


嶋「他は乗り込んでくれ」


そう言うと、嶋は簡単ではあるが矢矧に動かし方を教えた


ーーーー


ギギッ


嶋「よし、いいぞ あとは道なりに進んで行けば目的地に着くはずだ」


彼女の運転技術だが、嶋の予想に反してしっかりとしていた

ハンヴィーがマニュアルではなく、オートマチックであったのも功を奏したのである

(※調べてもどっちかわかりませんでした 知ってる方がいたら教えて下さい ちなみに自衛隊の高機動車はATでした)


矢矧「貴方は?」


嶋「違う方法で追い付く」


矢矧「そう でも…」


矢矧「必ず来なさいね 貴方には聞きたい事山程あるんだから」


嶋「俺はジークを迎えに行かなきゃいけないんだ 嫌でも辿り着いてやるよ」


二人は会話を交わすとハンヴィーは動き出していった


嶋「…さて、なにかあるかな」


嶋は起きそうな敵がいたら無力化しながら、移動手段を探した

そして、納屋みたいな場所であるものを見つけた


(※安価を取ります)

見つけたのは?≫≫87

1.馬

2.バイク

3.4輪バギー


嶋「ほぉ、これは」


嶋が見つけたのは、少し埃が被ったシートに包まれたバイクだった

嶋は各部に異常が無い事を確認すると共に少し細工をした


嶋「さて、お嬢様達を追い掛けますか」


嶋はウイリーをして走り始めた


ーーーー


嶋がバイクで走り始めた頃、艦娘達を乗せたハンヴィーは順調に鎮守府に向かっていた


舞風「ねぇ、矢矧さん」


矢矧「何?」


舞風「矢矧さんってあの人と知り合い?」


運転に集中していた矢矧に唐突に舞風が聞いてきた


矢矧「いや、数時間前に会っただけよ」


嵐「それにしちゃ随分仲良さそうだったぞ」


矢矧「…」


矢矧は一瞬無言になったが、すぐに口を開いた


矢矧「…似ているの」


朝雲「似ている?」


矢矧「私がずっと逢いたくて、ずっと一緒に居たいと想っている人よ」


野分「想い人って事ですか?」


野分の一言に矢矧の顔は少し紅くなった


萩風「矢矧さんが惚れる方ですか」


舞風「えー、聞きたい聞きたい!」


嵐「どんなやつなんだ?」


駆逐艦娘もそうゆう物に興味がある年頃のせいか、はたまたお堅いイメージがついていた矢矧にそんな話があると聞いて興味が湧いたのだろう


矢矧「そうね…」


矢矧も勢いに根負けして話そうとした時だった


『ーーー〜〜〜!』


今まで静かだったハンヴィーの車載無線機が動いたのである

何かを言っているが、艦娘達には全く分からなかった


野分「何でしょう?」


朝雲「なんか慌ててるような感じね」


だが、なんとなく切羽詰まるような内容だと理解できた


舞風「あれは?」


すると、舞風が前方を指さした


朝雲「なんかいるわね」


そこには、四人程の敵兵と機銃を装備したトラックが止まっており、検問所の如く道を塞いでいた


嵐「やばくねぇか?」


このまま行けば間違い無く捕まり元いた場所に逆戻り、最悪射殺である

しかし、戻ろうにも切り返す場所もなくモタモタしていたら余計怪しまれるのがオチだった


矢矧「…」


ハンドルを握る矢矧は決断しなければならなかった


(※安価を取ります)


選ぶのは?≫≫89

(直進or回り道)


矢矧「…あそこ」


視線の先に車輌がギリギリ通れるくらいの道があった

矢矧は通れることを信じハンドルを切った


『〜ーー〜』


相変わらず無線からは何を言っているかわからない言葉が響いていた


コンコン


不意に運転席側の窓が叩かれた


嶋「よぉ」


そこにはバイクに跨った嶋がいた


矢矧「道が塞がれてるのなんとかして」


視線の先には開けた道と共に別の検問部隊がいた


嶋「…任せろ」


そう言うと、バイクのアクセルを吹かした


朝雲「何をする気?」


嶋「あいつらの十八番をお見舞いしてやるだけだ」


そう言うと、嶋はバイクを走らせた


舞風「何を…」


その時、耳を劈くような炸裂音が周囲に響いたと共に前方で煙が上がった


野分「何事です…?」


矢矧「…」


矢矧はハンヴィーのアクセルをゆっくりと踏み動かした

そして、艦娘達の前に現れた光景は車輌が燃え盛り、燃えた木々が倒れていた

そして、眼前には嶋が立っていた


矢矧「…何をしたの?」


ハンヴィーから降りてきた矢矧が嶋に聞いた


嶋「C4を積んだバイクで吹き飛ばした」


言われてみれば、さっきまで彼が跨っていたバイクが無くなっているのである


矢矧「貴方無茶苦茶よ」


嶋「…そうだな」


嶋はそう言い振り向こうとした時だった


クラッ


視界が歪み始め、再び倦怠感が襲って来た


嶋「…ヤバ」


呟いた直後に地面に倒れた

最後に聞こえたのは、慌てた矢矧の声だった


7章 パラミリ


再び夢を見た

しかし、いつも見ている光景とまるで違っていた

応接室のようなところで男女が話していた 自身は、第三者視点でその光景を見ていた

眼の前にいる男女は、自分の事が見えていないのか構わず話していた


嶋「…矢矧?」


女の顔に見覚えがあった

それは、夢に出てくる女性 つまり矢矧だった

矢矧は、男に何かを首に巻かれていた それは、今も彼女が身につけているシュマグだった

男の顔が見えそうな時、光が眼前を包んだ


ーーーー


嶋「…」


見えたのは、白い天井だった

サングラスは外されているのか光が眩しく見えた


(※安価を取ります)


いた艦娘は?>>91


酒匂「あ、気がついた!?」


眼前に広がったのは、海鼠色の髪の毛の女の子が写った


嶋「…どこだ?」


酒匂「鎮守府の医務室だよ 矢矧ちゃんが運んできたんだよ」


彼女の言う通り、視線を移すと薬が入った棚が確認できた

そして、気になったのは


嶋「…何してんの?」


ドアの近くで固まっている3人だった


叢雲「その犬なんとかしなさいよ!」


叢雲が指を指す方向にジークがいた


金剛「近づこうとしたら、吠えるデス…」


白露「なんか嫌われてる…」


実際、ジークは床に伏せており大人しくしているように見えるが目線は3人の方を見ていた


嶋「大丈夫だ 何もしない」


現に酒匂が近くにいるのに伏せて大人しくしているが、なぜ彼女には吠えないのか疑問でしかなかった


嶋「ジーク」


嶋が呼ぶとジークは立ち上がった


嶋「sit down(お座り)」


ジークは座った


嶋「ほら、これで怒らない」


恐る恐る近づくがジークは凝視こそしているが吠えることはなかった


白露「本当に吠えない」


嶋「普通は誰にでも吠える 軍用犬だからな」


金剛「じゃあ、なんで阿賀野型の4人には吠えないデース?」


叢雲「私達が来る前に阿賀野さん達いたけど、全く吠えなかったわ」


どうやら、彼女達4人以外が近づいたり触ろうとしたら怒って吠えたらしく艦娘達には吠えないという考えはなくなった


嶋「…犬に懐かれるフェロモンでも出してるんじゃないのか?」


叢雲「何言ってるかわからないわ」


軽くあしらわれた


嶋「…あれ」


嶋は辺りを見始めた


酒匂「どうしたの?」


嶋「俺の荷物は?」


金剛「今、工廠で調べられているデス」


叢雲「貴方が何者か調べるためね」


嶋「…」


これは覚悟はしていた

手当などはしてくれて入るが、傍から見たら捕虜である


嶋「…戻ったらクビだな」


嶋は気づかれないように呟いた


ー工廠ー


工廠では、明石と夕張の手によって嶋の荷物が広げられていた

使っていた小銃、拳銃、ナイフを始めリュックに入っていた物全てが目の前にある つまり、アメリカが隠したいCIA直属の部隊の装備のベールが剥がされようとしていた


(※安価を取ります)


立ち会う艦娘は?≫≫93


扶桑「艤装の状態を見に来ただけですのに、私達も加わってよろしいのですか?」


山城「私達別に興味無いんだけど…」


鳳翔「申し訳ありません… 私が引き留めたせいで…」


鳳翔は明石の要請で来てもらっていたが、扶桑型の二人はたまたま居合わせた時に引き留められ手伝うことになった


明石「さて、どんな物があるか見せてもらいましょう」


夕張「見たことない物が多いですから、宝の山ですね」


明石と夕張はノリノリの様子だった


明石「これは…」


明石が手にしたのは、SCARだった


明石「口径は、憲兵隊や陸戦隊の人達が使っている弾薬と同じに見えますけど、何か細工したような跡がありますね」


夕張「弾倉も違う物がありますね」


夕張は、5.56mmのマガジンと7.62mmのマガジンを持って答えた


鳳翔「弾薬を入れ替えて使えるって事ですか?」


山城「そんなことできるの?」


明石「わかりませんけど、分解して確かめますか…」


明石はSCARを別の机に置いた


扶桑「これは何かしら?」


扶桑は野球ボールのような黒い物体を持った


夕張「爆発物の類かと思ったんですけど、火薬類の反応はありませんでした」


扶桑は不思議そうに球体を動かして見ていた時だった


カチッ


親指が何かを押したと思ったと同時に球体が光り始めた


扶桑「きゃっ!?」


扶桑は驚いた弾みで球体を地面に落としてしまった


山城「姉様!?」


山城が慌てて駆け寄ってきた


夕張「なんですか一体!?」


球体は赤い光を点滅させていた

それと同時に机に置いてあったデバイスが光り始めた


鳳翔「これは?」


デバイスには、赤い点が五つ表示されていた

だが、やがてデバイスの画面は真っ暗になり球体も光らなくなった


山城「…何だったの一体」


山城は恐る恐る球体を手に取ったが何も反応しなかった


明石「動かないですね…」


明石も拾い上げて見てみたが反応しなかった


鳳翔「これも動いたんですけど…」


鳳翔は画面が光っていたデバイスを起動させたが英語の文が表示され、解読できていなかった


夕張「これは、時間掛かりますよ…」


様々な艤装を整備してきた明石と夕張 鎮守府の中でも古参に当たる扶桑型と鳳翔はその後も装備の探求が進められた


ーーーーー


嶋「じゃあ、俺はここから出られないってわけか」


叢雲「部屋から出る事はできるわ ただ、この鎮守府から出る事はできないわ」


白露「でも、傷つけるとかする気はないから安心して」


嶋「本当か? 普通なら尋問位するだろう」


金剛「私達の敵は深海棲艦デース それに、私達はそんな趣味ないデース」


ツッコミを入れたい部分があったが、嶋はあえてスルーした


嶋「…そうか」


そう言うと嶋は再び横になり始めた


白露「寝ちゃうの?」


嶋「夜中にヘリで山ん中降ろされて、何時間も歩き通しでろくに寝てねぇだ じゃあ、おやすみ」


嶋はそう言った直後に目を閉じた


ーーーー


嶋「……ん~~」


部屋に響く笑い声で目が覚めた


嶋「あっ?」


嶋は体を起こしながら声のする方を見た


矢矧「起きたわ」


そこにはジークと遊んでいる阿賀野、レポートを書き込んでいる能代、読書をしている矢矧、その矢矧に膝枕をされて寝ている酒匂がいた


嶋「…夢じゃないか」


今まで経験した事は全て夢であり、起きたらアメリカにある自宅または基地のベット

だと思ったが、現実は非情だった


阿賀野「あ、おはよう〜」


嶋「やぁ、どうも」


まるで、幼稚園の先生のような楽しげな声と笑顔は正直に言えば、とても可愛らしかった


能代「ずっと、眠っていたのですがお体は大丈夫ですか?」


嶋「no problem(問題無い)」


能代「…はい?」


矢矧「酒匂起きなさい」


酒匂「ウ~ン」


矢矧は酒匂を起こしていた


嶋「…」


嶋は立ち上がると扉の方へ行った


矢矧「どこ行くの?」


当然のように矢矧に呼び止められた


嶋「…散歩 ジーク」


嶋に呼ばれたジークは阿賀野から離れ嶋の足元についた


嶋「少し歩かせてもらうぞ」


そう言うと、嶋は部屋から出た


(※安価を取ります)


誰が行く?≫≫95

(阿賀野型から二人からお願いします)


能代「阿賀野姉 行きましょう」


阿賀野「えー」


矢矧「あ、なら私が…」


能代「矢矧はここにいて」


能代は矢矧には行かせたくない様子だった


能代「私達で探ってみるわ」


能代は阿賀野の手を引きながら嶋の後を追った


ーーー


嶋「ふぁ~~あ」


寝起きのせいか嶋は欠伸をしながら歩いていた

バラクラバをしているお陰で情けない顔を見せる心配はなかった


嶋「あんたら二人は監視か?」


能代「どこかに行かれたら困ります」


阿賀野「怒られるの私達なの!」


嶋「ふーん」


嶋は軽く流すとそのまま歩き続けた


嶋「…」


不意に嶋は止まり、ある一点を見ていた

阿賀野と能代も目線の先を追った


嶋「…懐かしい」


嶋はそう呟いた

二人はその呟きを聞いて驚いた 何故ならその場所は阿賀野型姉妹と島が初めて出会った場所だった


嶋「…」


嶋は何事もなかったかのようにまた歩き始めた


ーーーー


しばらくして嶋はもといた部屋に戻ってきた

中には、矢矧と酒匂がまだいた


矢矧「あら、お帰りなさい」


矢矧は近寄ってきたジークを撫でながら答えた


嶋「…」


嶋はその光景を静かに見ていたがやがて口を開いた


嶋「君達はこいつの知り合いか?」


嶋はジークを引き寄せ顎を撫でながら聞いた


酒匂「ううん 初めて会ったよ」


酒匂はそう答えたが、他の三人は不思議そうに見てきた


阿賀野「なんで?」


嶋「…こいつは軍用犬だ 普通人に懐くことはない」


酒匂「でも、普通に懐いてるよ」


嶋「それがわからないんだ ジークが懐くのは、俺の他に俺の親父と施設の子供達に俺の仕事仲間だ」


嶋が撫でるのを止めるとジークは寝そべった


矢矧「ジークってその子の名前よね?」


嶋「あぁ、俺の親父が付けたんだ ジークって言うのは、ドイツ語で”勝利、栄光”って意味だ」


嶋は阿賀野達を見て話した


能代「なんで私達にそんな話を?」


能代は疑問に思っていたことを聞いた


嶋「…君達がジークに気に入られたからかな」


嶋は言葉を濁しながら答えた


嶋「俺が一方的に話すのも難だろう 少々世間話といこうか」


(※安価を取ります)


話す事は?>>>97


矢矧「貴方からしてここはどうなの?」


嶋「どうって… 不思議な娘が多くいて懐かしく思う」


能代「懐かしいって言うのは」


嶋「…俺な、養護施設で育ったんだ 7歳からだけどな」


阿賀野「ということは、それまでは」


嶋「…普通の家庭にいたよ 両親と俺の三人家族だった」


能代「その…二人は?」


嶋「……亡くなった 居眠り運転していたトラックが俺の家族が乗ってる車に突っ込んできて両親は即死だった」


嶋は少し沈黙した後に答えた


能代「あの…ごめんなさい」


嶋「いいよ 慣れてる」


酒匂「でも、お兄さんは助かったんだよね?」


嶋「あぁ 輸血が必要なくらい重体だった」


嶋「でも、救護活動に参加していた自衛官の奴がたまたま同じ血液型だった その人に輸血してもらって助かった」


矢矧「命の恩人ね」


嶋「そうだな」


彼女達の時間はあっという間に過ぎていった

彼女達と話すのは嫌いではなかった


ー翌朝ー


朝日が差し込もうとする時間に嶋は食堂にいた

昨日食堂にて鳳翔と間宮に会い艦娘達を救ったお礼を言われたと同時に少し食堂を使わせて欲しいと頼んだ


嶋「久しぶりに作るな」


そう言うと、嶋はパンケーキを作った

幼い頃、亡くなった母親と一緒に作った思い出があり今でも仕事が休みの時は朝食や間食に作っていた


嶋「いいんじゃないか」


久しぶりに作ったわりには、焼き色や柔らかさは完璧に思えた

すると、廊下から足音が聞こえてきた


(※安価を取ります)


来た艦娘は?>>>99


加賀「あら、ここで何をしてるの?」


目を向けると、弓道着を模した姿の四人がいた


赤城「美味しそうな匂いですね♪」


瑞鶴「なに作ってるの?」


翔鶴「瑞鶴 邪魔してはダメよ」


四人とも朝早くにどこかにいたのだろうか 現に他の娘はいない


嶋「俺の朝飯を作ってるんだ」


嶋はそう言いながら出来立てのパンケーキを皿に盛り付けた


嶋「…食うか?」


赤城「いいんですか!?」


嶋「一宿一飯の恩義」


そう言うと、嶋は再びパンケーキを作り始めた


ーーーー


嶋「はい、どうぞ」


嶋が持ってきたパンケーキはバターと蜂蜜がかけられ綺麗に盛付けされていた


翔鶴「頂いてもいいんですか?」


嶋「いいよ 他の娘には言うのは止めてくれよ」


瑞鶴「どうして?」


嶋「多分、作りきれない」


そう言うと、嶋は少しだけ笑みを浮かべた

しかし、バラクラバにサングラスをしているため艦娘達は笑顔を見ることは出来ない


赤城「では、頂きますね♪」


そう言うと、赤城は積み上げてあるパンケーキの一枚を食べた


(※安価を取ります)


評価は?>>>101

1,美味しい

2,普通


赤城「ん~~! 美味しい♪」


翔鶴「本当に美味しいです」


瑞鶴「生地もふわっふわ 美味し過ぎる」


加賀「文句無しですね」


どうやら受けてくれたようだ

女性に作るのは、久しぶりだったが悪い気はしなかった


嶋「気に入ってくれて安心した」


嶋は、バラクラバを口の部分まで上げ多く作ったパンケーキを食べた


瑞鶴「それ外せば」


瑞鶴は少し呆れた様子で言ってきた


嶋「悪いな それは嫌だな」


嶋は四人の近くに腰を掛けた


翔鶴「なんか理由あるんですか?」


嶋「醜男だから顔を見せたくないだけだ」


嶋は当たり前かのように答えた

勿論、素顔を覚えさせないようにするための嘘である


加賀「私には嘘を言ってるように聞こえるわ」


いつの間にか食べ終えた加賀が言ってきたが、スルーすることにした


嶋「そろそろ、俺の仕事道具返してくれないか? もう十分だろ」


嶋は唐突に聞いた


赤城「いいですよ とても興味深い物だったそうですよ」


赤城は食事に満足した顔をした後、表情を変えて答えた


嶋「工廠って所に行けばいいか?」


赤城「えぇ」


嶋「ありがとさん」


嶋は立ち上がって去ろうとした


瑞鶴「ねぇ、これまた作って」


嶋「……暇があったらな」


嶋は食堂を出ていった


ーーーー


道具を回収した嶋は空き部屋一室を貰えた

自由に使っていいとの事だが、いくつか条件付きだった

・自由に行動してもいいが、艦娘の監視が付く


・鎮守府関係の仕事に参加


・敵対行為が確認された場合、それ相応な処置を加える


etc.


どっかの国の囚人みたいだが、別に気には止めなかった

嶋はレポートを作成するために机に座りパソコンを開いた

そんな時に監視役の艦娘達が現れた


(※安価を取ります)


現れた艦娘達は?>>>107

(2、3人程でお願いします 矢矧は居ても居なくてもいいです)


明石「お邪魔しま~す」


夕張「失礼しま~す」


鳳翔「失礼致します」


一人除いて面倒臭そうな監視役がやって来た


嶋「…どうも」


嶋は軽く挨拶をすると再びパソコンに向き合った

監視するだけなら、なにもしてこないと考えていたがそれを考えた時点で嶋の負けだった


明石「これが、モーションボールで…」


夕張「こっちが地上センサーですか…」


彼女達二人は、嶋が持ってきた装備に興味津々だったらしく事ある毎に名称や機能を聞いてくるため仕事どころではなかった


鳳翔「…おいで」


ジーク「…」


鳳翔はジークとコミュニケーションを取ろうとしているが、ジークは見つめるだけで無反応だった


嶋「ちょっと失礼させて貰うぞ」


鳳翔「…どちらに?」


嶋「…コーヒー貰ってくる」


そう言って嶋は部屋の扉を開けた


矢矧「…あっ」


ドアを開けたらノックをしようとしていた矢矧が立っていた


嶋「…なんだ?」


矢矧「貴方の監視」


嶋「…そうか」


何故か部屋に居る艦娘より彼女が来た事に内心ホッとしている自分が居る

嶋はそのまま歩き出したが、その後ろに矢矧はついてきた


ーーーー


嶋「ええっと……あった」


昨日のうちに凍られた氷牛乳とコーヒーとチョコソースをミキサーに入れて撹拌した


矢矧「なに作ってるの?」


嶋「家庭で出来るフラペチーノ」


矢矧「?」


矢矧は聞きなれない言葉に首をかしげた


嶋「よし完成」


ホイップクリームを乗せチョコソースを掛けてストローを差して完成した


嶋「……そこそこ旨い」


嶋はマスクをずらしフラペチーノを飲んだが、やはり店のフラペチーノには及ばない味だった

(※アメリカのCIA本部にはスタバがあるそうです)


矢矧「…」


嶋「…飲むか?」


矢矧「いいの?」


嶋「興味あるだろ?」


嶋はコップを差し出し矢矧に渡した


矢矧「…いただきます」


矢矧はストローに口を付けて飲み始めた


(※安価を取ります)


評価は?>>>120


矢矧「…美味しい」


矢矧は笑みを溢した

矢矧は再び手作りのフラペチーノを飲み始めた


嶋「そんなに旨いのか?」


矢矧「私はこの味好きだわ」


そう言いながら、笑みを浮かべる矢矧の顔は普段の引き締まった表情とは違い、年相応の女性の顔をしていた


嶋「…そうか」


嶋は直視できず、視線を反らした


矢矧「? どうしたの?」


そんな嶋を矢矧は覗き込んできた 心なしか嶋の様子を見て面白がっているように見えた


嶋「…俺はもう行くぞ」


矢矧「ダメ」


嶋はそんな矢矧を見ないように立ち上がって去ろうとしたが、飲み終えた矢矧が腕を掴んだ


矢矧「これの作り方教えて 他の娘にも作ってあげたいの」


嶋「…」


断るのも悪い気がして付き合った どうやら、姉妹にもご馳走したいらしく用意していた氷牛乳を全て使ってしまった

完成したフラペチーノをトレーに乗せ満足そうな笑みを浮かべた矢矧はもうすぐ帰ってくる姉妹達のもとに行った


ーーーー


夕方、レポートを作成していた嶋はあと少しのところで行き詰まった 説明がつかない部分があり、上手く纏めることが出来ないのである


嶋「あー、やめだやめだ だりぃ…」


いつの間にかジーク以外誰もいなくなった部屋で嶋は嘆くとパソコンを閉じた


嶋「ジーク follow me」


嶋の声に反応したジークは嶋の元に歩いてやってきて共に歩き始めた


ー数十分後ー


ジーク「ワン!」


ジークが何かに気づいて走り始めた

追いかけると、工廠に入っていき中にいた阿賀野型と戯れていた


酒匂「おいで」


酒匂が呼ぶとジークの元に行き酒匂の顔を舐めた

これだけ見ていれば、本当に軍用犬かどうか疑うレベルである

これでも、CIAを始めアメリカ軍(陸軍、海軍、空軍、海兵隊)やFBI、SWATからオファー来る程の実力を持っている犬である


能代「あ、どうも」


四人は嶋に気づいた


嶋「邪魔したか?」


矢矧「いいえ 艤装の整備しているだけよ」


阿賀野「それとも、矢矧が持ってきてくれた飲み物持ってきてくれたの?」


嶋「悪いな 作ってない」


阿賀野「えー」


どうやら、手作りフラペチーノは彼女達にも受けたようだった

しばらく他愛もない話をした後、嶋は奥に置かれている物体に気づいた


嶋「あのピアノどうしたんだ?」


矢矧「あー、あれは捨てられてたのを明石さん達が直したの」


阿賀野「でも、誰も弾けないのよね」


そう話しているのを聞いてグランドピアノを見てみたら、修復した痕が確認された 音も確認したが普通に演奏できそうだった


嶋「…一曲弾き語り付き合ってくれるか?」


嶋はドラム缶を椅子にしてピアノを前にした


矢矧「弾けるの?」


嶋「そこそこな」


嶋は鍵盤に手を置き、ペダルに足を掛けた


(※安価を取ります)


弾き語りする曲は?>>>122

1,桜(コブクロ)

2,栄光の架橋(ゆず)

3,君に捧げる応援歌(Hippy)


~~♪ ~♪


嶋は頭に浮かんだ曲を弾き始めた 自分にとってとても思い入れがある曲だ


嶋「誰にも~見せない~泪があった♪ 人知れず…流した~泪が~あった♪」


阿賀野達は艤装を整備する手を止めて嶋に注目した 引き寄せられるような歌声だった


嶋「決して~平らな~道では~なかった♪ けれど…確かに~歩んで来た道だ♪」


時間もせいもあるが、遠征や演習を終えた艦娘達や近くを通り過ぎようとした艦娘達がピアノの音色に引き寄せられたのか続々と集まってきた


嶋「いくつもの~日々を越えて♪ 辿り着いた~今がある♪ だからもう~迷わずに進めばいい~栄光の~架け橋へと…♪」


嶋は楽譜も歌詞も無しでそのまま歌い続け最後の1フレーズを弾き終えた


~~♪…


パチパチパチパチ


歌い終えた嶋に艦娘達は拍手を贈った


嶋「いつからコンサートになったんだ」


嶋は覆面の下で満更でもない笑みを浮かべた


矢矧「いい歌ね 気に入った」


初霜「素敵な歌です」


大和「私達のために歌ってくれました?」


川内「ねぇ、もう一曲なんか歌って」


金剛「アンコールネ!」


艦娘達からもう一曲というコールが起きてしまった


嶋「どうする?指揮者」


ジーク「クゥーン」


ジークもやれよみたいな顔で嶋を見ていた


嶋「じゃあ、もう一曲な」


艦娘達は嬉しそうな顔を浮かべていた

嶋は再びドラム缶に座り、鍵盤に手を置いた


(※安価を取ります)


弾き語りする曲は?>>>125

1,桜(コブクロ)

2,蛍(サザンオールスターズ)

3,君に捧げる応援歌(Hippy)


後書き

前作同様、安価ばかりで申し訳ありません。
ご協力してくれればかなり喜びます。

11/3 遂に艦これ2期スタートですね!
提督の皆さん 楽しんで見ましょう!!

書こうとしたシナリオ忘れてました。

Twitterアカウントでのログインが出来なくなってしまったので、投稿しなくなったら察して下さい。
運営さん早く直してください!!


このSSへの評価

7件評価されています


SS好きの名無しさんから
2023-10-14 07:15:17

SS好きの名無しさんから
2023-03-27 10:33:03

昌一さんから
2023-03-12 23:44:34

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2023-02-25 21:52:11

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2022-08-31 21:06:25

このSSへのコメント

127件コメントされています

1: SS好きの名無しさん 2022-08-31 21:06:48 ID: S:h9OCfR

島さんとはフランス外人部隊時代の関わりでしょうか?こちらもどんな展開になっていくのか楽しみです!

安価は…
2-1、軽傷の突撃兵。
武装はコンバージョンキットで5.56mm口径にしてあるFN SCAR-Hに
SIG SAUER P226(バージョンはお任せします)の組み合わせで。

2: K,E 2022-09-01 06:50:18 ID: S:84KEwz

1さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

5.56mm口径のSCARはSCAR-Lでいいですかね?
(違ったらごめんなさい)

初めての試みでしたが、答えてくれてありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

3: SS好きの名無しさん 2022-09-01 21:00:51 ID: S:VIqihz

ここは犬で!

SCARの話、混乱させてしまいすみません。
//k-hobby.com/blog/airgun/20161213/
元々、任務によって近距離から狙撃までバレル交換で対応!という形だったので部品の互換性が高く、7.62mm弾を撃てる強度があるSCAR-Hはパーツ組み替えで5.56mmやカラシニコフの弾も撃てるマルチキャリバー選手になったので、潜入任務で弾薬を選ばずに活動できるようにパーツを持っているという設定もアリでは?と考えていました。

4: 50AEP 2022-09-01 21:02:18 ID: S:RUAFcb

ログアウト状態になっていました…!
以上、50AEPの独白です。

5: K,E 2022-09-02 04:19:50 ID: S:OUdsxW

3.4さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

この情報は恥ずかしい話初耳です!
それでは、設定を変更しますね。

引き続き物語をお楽しみ下さい!

6: SS好きの名無しさん 2022-09-02 07:56:01 ID: S:NYJuif

榛名、瑞鶴、白露、矢矧でお願いします。
見つかったで

7: K,E 2022-09-09 06:23:01 ID: S:vVRW9P

6さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

8: SS好きの名無しさん 2022-09-09 08:00:34 ID: S:gD0uR9

1で平和的に

9: K,E 2022-09-10 05:09:08 ID: S:OJmZ3n

8さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

10: SS好きの名無しさん 2022-09-10 10:29:13 ID: S:-Iwf8r

1で
矢矧があんたみたいな人を前にも見たと

11: K,E 2022-09-12 06:26:59 ID: S:F68ghb

10さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

12: SS好きの名無しさん 2022-09-12 07:58:08 ID: S:csqUzM

1の白露で

13: K,E 2022-09-17 07:03:02 ID: S:avSRU8

12さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

14: SS好きの名無しさん 2022-09-25 22:10:23 ID: S:Ojw25M

2で、早潮、夏雲で

15: K,E 2022-10-02 18:23:15 ID: S:HS9d6G

14さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

16: SS好きの名無しさん 2022-10-03 15:43:23 ID: S:CjwmSw

二航戦と霞と叢雲で

17: K,E 2022-10-06 07:25:04 ID: S:qphaE4

16さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

18: SS好きの名無しさん 2022-10-06 17:45:19 ID: S:2zCC1w

艦娘の反応はいきなり銃とナイフ向けて何やってんの?
さっき解放した艦娘の姉妹が激怒、と言う感じはどうでしょうか?

19: K,E 2022-10-11 05:43:37 ID: S:anFO7N

18さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

20: SS好きの名無しさん 2022-10-11 22:41:38 ID: S:iOqQOt

白露が引き止めて、申し訳ないと
私たちも協力したいと言う
しかし嶋はそれを振り解いて出て行くというのはどうだろうか?

21: SS好きの名無しさん 2022-10-13 11:31:31 ID: S:2L6ty-

行かせるでお願いします

22: K,E 2022-10-20 15:13:03 ID: S:ILJ2w3

20.21さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

23: SS好きの名無しさん 2022-10-20 18:01:21 ID: S:88KuWY

偵察でまずは何処かを確認する
最近、投稿が落ちてきてますが大丈夫ですか
いつでも待ってますファイトです!

24: K,E 2022-10-27 13:23:41 ID: S:9paRVn

23さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

ちょっと、仕事の都合だったりで頻度が落ちていますが頑張って書いていきます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

25: SS好きの名無しさん 2022-10-29 07:50:08 ID: S:ZG2OhI

30弱ぐらいで

26: K,E 2022-10-30 10:57:27 ID: S:VdhrXX

25さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

27: SS好きの名無しさん 2022-10-30 21:45:56 ID: S:IO7IVg

阿賀野型、五航戦、白露で任務後でお願いします

28: K,E 2022-11-03 13:29:06 ID: S:pMfy7m

28さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

29: SS好きの名無しさん 2022-11-05 10:03:46 ID: S:qKA5Ld

阿賀野型でお願いします

30: K,E 2022-11-11 03:25:26 ID: S:8xbpo4

29さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

31: SS好きの名無しさん 2022-11-11 08:18:17 ID: S:GE3jnI

敵「うん?なんか変な音が」
阿賀野「ハクシ!」能代、矢矧、酒匂「あ・・・・・・」
敵2「誰かいるな出てこい!いるのは分かってるんだ!」
敵「おい・・あれ・・・・・」
敵2「えっ・・・・・・」
イノシシの大群突撃!!
敵、敵2「やべーーー逃げろーーーーーー!」敵逃げる!
阿賀野たち(助かった)ほっ という感じでお願いします

32: K,E 2022-11-13 01:35:15 ID: S:3D3acg

31さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

多少変えますが、よろしくお願いします!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

33: SS好きの名無しさん 2022-11-13 07:09:46 ID: S:P3NzT4

山城と扶桑で
怪我は扶桑で足を怪我しているで

34: K,E 2022-11-13 19:00:29 ID: S:YMcB4b

33さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

申し訳ありません…
今回は未登場艦でいきたいので、再安価します。
(コメントが来なかった場合、採用します)

引き続き物語をお楽しみ下さい!

35: SS好きの名無しさん 2022-11-13 19:17:11 ID: S:XQTCsu

武蔵と清霜で、清霜が負傷

36: 50AEP 2022-11-13 19:18:33 ID: S:R5laIP


非ログイン&文章欠けました。
以上でお願いします。

37: K,E 2022-11-14 08:14:39 ID: S:3pqH1M

35さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

38: SS好きの名無しさん 2022-11-14 09:42:26 ID: S:XvL7op

敵でアサルトライフル持ちで

39: K,E 2022-11-17 21:04:33 ID: S:PPXNu9

38さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

40: SS好きの名無しさん 2022-11-18 12:23:02 ID: S:iQdc8I

その辺にある石を投げつける。
ダメージを与えられるし、注意を惹くことはできます!

41: SS好きの名無しさん 2022-11-18 12:25:02 ID: S:ws6DHi

↑訂正。
見当外れの方向に石を投げて物音を立てて陽動。
その隙に背後から忍び寄って石で撲殺or頸をへし折る!

42: K,E 2022-11-20 04:15:19 ID: S:EibLLX

40.41さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

少し変えますがよろしくお願いします。

引き続き物語をお楽しみ下さい!

43: SS好きの名無しさん 2022-11-21 07:59:51 ID: S:VHfjTD

アラビア語で書かれた建物の地図、嶋さんのターゲットの写真
ピストル銃で

44: K,E 2022-11-26 08:32:08 ID: S:3QLnru

43さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

45: SS好きの名無しさん 2022-12-04 09:14:48 ID: S:EU0SKQ

ここはドローンでいきましょう

46: K,E 2022-12-04 22:02:46 ID: S:KESyYJ

45さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

47: SS好きの名無しさん 2022-12-06 23:44:22 ID: S:beOvG3

嶋さんについていくで

48: K,E 2022-12-08 06:40:24 ID: S:nJy-hu

47さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

49: SS好きの名無しさん 2022-12-09 09:39:25 ID: S:3zDHNq

最短距離で

50: K,E 2022-12-16 01:36:38 ID: S:eyx2A6

49さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

51: SS好きの名無しさん 2022-12-20 08:08:38 ID: S:oI3ski

女の子(艦娘)を何人か誘拐した。
女の子たちはは重症を負った少年といる。
ターゲットは今、外出中帰ってくるのは15分後くらい。
佐世保鎮守府を4日後に襲撃する予定

52: K,E 2022-12-24 05:21:46 ID: S:SCg_Lu

51さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみください!

53: SS好きの名無しさん 2023-01-27 09:33:33 ID: S:_jjyQg

阿賀野、酒匂、能代、武蔵、清霜 帰ることに肯定
矢矧は拒否で

54: K,E 2023-01-31 07:57:43 ID: S:nKIsQu

53さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

55: お粥 2023-02-05 04:20:47 ID: S:4E-fKb

面白いです!頑張ってください!

56: K,E 2023-02-05 06:12:41 ID: S:leXS6Z

55さん>コメント&応援ありがとうございます!

ありがとうございます!!

頑張って書いていくので引き続き応援よろしくお願いします!!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

57: SS好きの名無しさん 2023-02-05 10:48:41 ID: S:rExMYg

フェンスをピストルで撃つ→怪しいと思った敵2人が見回りにくる
→後ろを振り向いた瞬間に敵2人の首を折る→2人の服を拝借に変装し侵入
と言う感じで

58: K,E 2023-02-10 05:18:56 ID: S:UAfsSW

57さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

少し変えますが採用させてもらいます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

59: SS好きの名無しさん 2023-02-10 09:15:52 ID: S:_YGcpe

行かせましょう。送るのはビデオカメラ、通信機、ピストル、ナイフで

60: K,E 2023-02-13 07:57:26 ID: S:Tcavip

60さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

61: SS好きの名無しさん 2023-02-19 16:10:50 ID: S:G-Bo0m

探索で見つけたものは日記で内容は部下が何か怪しい行動をしていた
そして恐ろしい化け物がこの近くにいることその例で一部の部下が行方不明になったこと

62: K,E 2023-02-19 21:43:33 ID: S:sjbTRh

61さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

63: SS好きの名無しさん 2023-02-20 09:46:49 ID: S:by5EH6

ピッキングで開けましょう
いるのは嵐、萩風、野分、舞風、朝雲で

64: K,E 2023-02-21 21:14:54 ID: S:vulC-c

63さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

65: SS好きの名無しさん 2023-02-22 09:09:27 ID: S:WAR98-

嶋さん解除で

66: K,E 2023-02-27 04:59:39 ID: S:cSIOI1

65さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

67: SS好きの名無しさん 2023-02-28 09:30:55 ID: S:ZixrZJ

3、C4で

68: K,E 2023-03-03 02:17:22 ID: S:XnOFzX

67さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

69: SS好きの名無しさん 2023-03-03 21:09:21 ID: S:HQsrWU

1のショットガン。
ショットガンはレミントンM870で。

70: K,E 2023-03-04 13:53:07 ID: S:3mW_qE

69さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

71: SS好きの名無しさん 2023-03-10 16:32:39 ID: S:Gj8itg

引き分けで男はハンマー振り回して戦いつつキリがいいところで逃走

72: K,E 2023-03-13 06:15:41 ID: S:JVca7a

71さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

73: SS好きの名無しさん 2023-03-17 22:39:53 ID: S:Ap_u2v

嶋さんで

74: K,E 2023-03-18 06:00:13 ID: S:bgeOnb

73さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

75: SS好きの名無しさん 2023-03-19 23:00:51 ID: S:ZEY2cZ

誤魔化しましょう

76: K,E 2023-03-22 05:21:23 ID: S:vx5zwm

75さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

77: SS好きの名無しさん 2023-03-24 10:06:59 ID: S:2L6GD3

1で

78: K,E 2023-03-25 18:12:31 ID: S:vgHRGP

77さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

79: SS好きの名無しさん 2023-03-27 10:32:35 ID: S:b8fSma

嶋が今ある武器弾薬全て使って防衛するがどんどん押されてくる→この外伝シリーズで今まで出演した方々の誰か(艦娘以外)がロックマンシリーズのブルース(どっちかといえばXシリーズのゼロかもだけど)のごとく現れて応戦する。

80: K,E 2023-03-29 06:49:56 ID: S:aE62DJ

79さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

申し訳ありません、考えましたが第三者が出てしまうと話が分かりづらくなってしまうので前半部分のみ採用させていただきます。

引き続き物語をお楽しみ下さい!

81: SS好きの名無しさん 2023-04-07 14:56:34 ID: S:isY9LY

命中で

82: K,E 2023-04-07 19:06:59 ID: S:OR70l9

81さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

83: SS好きの名無しさん 2023-04-10 12:23:18 ID: S:i_JPQd

連れて行きましょう

84: K,E 2023-04-12 17:15:37 ID: S:rs6IAT

84さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

85: SS好きの名無しさん 2023-04-12 21:03:00 ID: S:wIl-5q

車を使いましょう。
不測の事態が発生した以上、素早い戦闘区域からの離脱および味方との合流(鎮守府への到着)を可能にした方が得策と思います。

86: K,E 2023-04-16 18:29:05 ID: S:Cx3MBZ

85さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

87: SS好きの名無しさん 2023-04-18 08:48:32 ID: S:oBhb4m

バイクで

88: K,E 2023-04-19 22:07:56 ID: S:slx2Rj

87さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

89: SS好きの名無しさん 2023-04-24 06:07:27 ID: S:ZPXdK2

回り道で

90: K,E 2023-05-01 23:34:51 ID: S:ts-bVr

89さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

91: SS好きの名無しさん 2023-05-07 13:33:21 ID: S:zhY96Q

金剛、白露、酒匂、叢雲

92: K,E 2023-05-12 17:25:13 ID: S:X-yUO4

91さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

93: SS好きの名無しさん 2023-05-14 09:31:42 ID: S:DTBr8C

扶桑型、鳳翔で

94: K,E 2023-05-18 23:36:08 ID: S:xxBnV0

93さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

95: SS好きの名無しさん 2023-05-30 08:24:36 ID: S:XKQMje

阿賀野と能代で

96: K,E 2023-06-03 11:17:11 ID: S:V6uY5c

95さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

97: SS好きの名無しさん 2023-06-11 22:32:47 ID: S:Gb9ACK

ここは不思議な奴らが多い
お前らを見ていると島が勤めている孤児院の子供たちを思い出す。
でお願いします。

98: K,E 2023-06-18 19:57:12 ID: S:V-UE6z

97さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

99: SS好きの名無しさん 2023-06-27 08:09:34 ID: S:bCN3ry

一航戦、五航戦で

100: K,E 2023-06-28 18:10:15 ID: S:sy0kA1

99さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

101: SS好きの名無しさん 2023-07-02 14:28:02 ID: S:3lZqhN

1で

102: SS好きの名無しさん 2023-08-23 11:47:53 ID: S:x497Hl

1で、滅茶苦茶美味い感じ

103: SS好きの名無しさん 2023-08-23 11:47:57 ID: S:KhYqbj

1で、滅茶苦茶美味い感じ

104: SS好きの名無しさん 2023-08-23 11:48:36 ID: S:j2y6SB

連投してもうた。すまん

105: SS好きの名無しさん 2023-08-25 19:54:30 ID: S:1Lml6K

1ネ。very delicious

106: K,E 2023-09-09 21:59:17 ID: S:SOk1aU

101~105さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!

107: SS好きの名無しさん 2023-09-17 13:26:42 ID: S:YIDnvO

明石、夕張、鳳翔、そして抜け出して来た矢矧でオナシャス

108: SS好きの名無しさん 2023-09-17 13:28:21 ID: S:P0y-_l

追記
明石or夕張でした
すみません

109: SS好きの名無しさん 2023-09-17 13:30:06 ID: S:A0hnJC

あ、すみません
やっぱり明石、夕張、鳳翔で監視に来て
勝手に来た矢矧と鉢合わせって感じで
すみません、ややこしくて

110: SS好きの名無しさん 2023-09-17 13:31:42 ID: S:-goxPW

もうアレです。
じゃんじゃん明石と夕張が押収した装備について追及しまくる感じでオナシャス

111: SS好きの名無しさん 2023-09-17 13:31:48 ID: S:_KLKrk

もうアレです。
じゃんじゃん明石と夕張が押収した装備について追及しまくる感じでオナシャス

112: SS好きの名無しさん 2023-09-17 13:32:00 ID: S:pxnDro

もうアレです。
じゃんじゃん明石と夕張が押収した装備について追及しまくる感じでオナシャス

113: SS好きの名無しさん 2023-09-17 13:32:35 ID: S:bHIVWs

ヤベ…めっちゃ連投しちまった

114: K,E 2023-09-19 22:16:58 ID: S:KtXRTX

107~113さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!
(連投については気にしないで下さい!)

115: 白朱鷺admiral Mk2 2023-09-21 21:04:34 ID: S:7Bk9rD

すみませんね
ほんと、ややこしくて
ごめんなさい
あ、107~113は私ですので

116: 白朱鷺admiral Mk2 2023-09-21 21:07:44 ID: S:9U_5Bs

続きまってますね

117: SS好きの名無しさん 2023-09-24 17:30:53 ID: S:LRLtUw

続きキタァ!!

118: SS好きの名無しさん 2023-09-24 17:32:01 ID: S:0G8jaU

あっ、、、ログアウト状態でした。
sorry
by白朱鷺abmiral

119: K,E 2023-09-24 20:47:48 ID: S:2peSYF

117,118さん>コメントありがとうございます!

アクシデントでログアウトしない限り書くつもりでいるので引き続きお楽しみ下さい!

120: SS好きの名無しさん 2023-09-25 08:09:27 ID: S:jTap_e

うまいとお願いします

121: K,E 2023-09-25 16:25:52 ID: S:_hnCPN

120さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

122: SS好きの名無しさん 2023-09-26 08:03:39 ID: S:j0bigc

栄光の架橋で

123: SS好きの名無しさん 2023-10-14 07:19:47 ID: S:dGm9kZ

そりゃぁ勿論[栄光の架橋]ですよぉ

124: K,E 2023-10-16 22:28:30 ID: S:VkYWPU

122,123さん>コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!!

125: SS好きの名無しさん 2023-10-17 08:08:13 ID: S:EZbmJL

続きキタァァァァァ!
フゥッフゥゥゥゥゥ‼︎

126: SS好きの名無しさん 2023-10-17 13:08:02 ID: S:J42aVB

ほ・た・る!
蛍をplease!

127: SS好きの名無しさん 2023-11-14 17:58:28 ID: S:cMzosk

蛍[Southern All Stars]が良きかな


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