隻眼提督と艦娘達 3話
「隻眼提督と艦娘達 2話」の続編です。
細かすぎる文章なので読みにくいですがご了承下さい。
たくさんの評価+応援+オススメ+コメントお待ちしています!
出てほしい艦娘が居ましたらコメント下さい。
(できれば、どんな出会いがいいか等のシチュエーションもお願いします。)
※ただし、いつ出てくるか不明なのでご了承下さい。
都合により、順番変わる可能性もあります。
(川内、文月、皐月、長月、水無月、神通、那珂、如月、卯月、菊月、三日月、島風、雪風、金剛型、叢雲、長良型、速吸、ポーラ、オクチャ(ガングート)、が決定してます)
たくさんのリクエストありがとうございます!
優しい目で見守って下さい!
評価、応援、オススメ、優しいコメントよろしくお願いします!
(所属艦娘:吹雪 睦月 弥生 朝潮 霞 綾波 敷波 白露型 野分 嵐 萩風 舞風 神風 曙 秋月型 夕張 大淀 アトランタ 香取 鹿島 多摩 木曽 明石 古鷹型 青葉型 高雄型 鳳翔 隼鷹 瑞鳳 赤城 加賀 蒼龍 飛龍 翔鶴 瑞鶴 大鳳 長門型 大和型 アイオワ)
ーとある基地ー
ザワザワ ザワザワ
獅子丸「…」
副隊長「獅子丸隊長 出撃準備整いました」ケイレイ
獅子丸「よし、行くか」スタスタ
副隊長「はい」スタスタ
隊員達「「敬礼!」」サッ
隊員達「「直れ!」」サッ
獅子丸「準備いいか?」
隊員達「「はい!」」
スタスタ
獅子丸「期待しているぞ」ポンポン←肩たたき
隊員「はい!」
獅子丸「これより、出撃する 日本海軍特殊任務部隊〈獅子部隊〉の名の下に我らの刃で奴等の身体を切り刻め!」
隊員達「「オー!」」ウデアゲ
獅子丸「出撃だ!」
ーーーーーーー
提督「はっ」メヲサマシ
提督「う~ん」
提督「また、部隊の夢か…」
時計「」マルヨンサンマル
提督「…起きるか」ギシ
提督「…」サッサッ←ベッドメイキング
提督「…」サッサッ←着替え
提督「…行くか」
ガチャ バタン
ザーザー
提督「…雨か」
提督「仕方ない、道場に行くか」
スタスタ
-道場-
提督「ふん! ふん!」ブォン ブォン←刀の素振り
提督「ふぅ」カシャン←納刀
提督「…」
提督「…隠れてないで出てきたらどうだ?」
時雨「ばれちゃったか」ヒョコ
提督「どうしたんだ?」
時雨「いつもの癖でね」
提督「なるほどな」スタスタ
提督「早起きはいいが、休むときはしっかり休みなさい」ナデナデ
時雨「あ、うん//」
提督「じゃあ、わしは戻るぞ」
時雨「う、うん」
スタスタ
時雨「…」アタマサワリ
時雨「//」
時雨「なかなかいいものだね」ボソ
-食堂-
ガヤガヤ
提督「間宮さんわしにもいいかな?」
間宮「あら、提督珍しいですね」
提督「間宮さんの料理が食べたくなってな」ニコッ
間宮「ありがとうございます」ニコッ
ーーーーー
間宮「お待たせしました」スッ
提督「ありがとう」パシ
提督「よっと」スワリ
提督「いただきます」パチ
夕立「あ、提督さん!」
す
五月雨「おはようございます」
白露「提督おっはようー!」
提督「おはよう皆」ニコッ
時雨「隣いいかな?」
提督「構わんよ」
ガタ ガタ←白露型席につき
白露「いただきまーす!」
パクパク
江風「あー、うめぇ!」パクパク
海風「江風 もう少しゆっくり食べなさい」
山風「散らかる…やめて…」
涼風「早食いなら、まけねぇや!」パクパク
白露「私が一番に食べ終える!」パクパク
時雨「ちょっと白露…」
夕立「なんか、始まっちゃったっぽい…」
春雨「皆さんそんなに早さで食べると…」
白露、江風、涼風「「「うぐっ!」」」
村雨「ほら、いってるそばから」
五月雨「水取ってきます!」ダッ
提督「おい、大丈夫か?」スリスリ←背中さすり
高雄「はい、お水です」スッ
愛宕「私のもあげるわ」スッ
瑞鳳「私のも」スッ
白露、江風、涼風「「「」」」ゴクゴク
白露「助かったー」
江風「死ぬかと思った」
涼風「危なかった…」
提督「三人とも気を付けるんだぞ」
三人「はーい」
ガタガタ
五月雨「お水持ってきました!」
提督「お、五月雨が…」
ツルン
五月雨「ひゃっ」コテン
バシャーン
提督「…」ビショビショ
艦娘達「」アゼン
五月雨「あ…あ…」アワアワ
間宮「提督大丈夫ですか!?」タッタッタ
提督「…」
村雨「五月雨謝りなさい!」
夕立「謝った方がいいっぽい」
五月雨「提督…ご、ごめんなさい」ウルッ
提督「…」
瑞鳳「て、ていとく?」
鳥海「司令官さん?」
提督「…ふふっ」ブルブル
敷波「司令官?」
霞「どうしたのよ」
提督「はっははは」オオワライ
吹雪「し、司令官?」
白露「ど、どうしたの?」
提督「いやー、すまんすまん」ハハハ
提督「五月雨 今も昔も変わらんな」ニコッ
五月雨「へっ?」
摩耶「どうゆうことだ?」
提督「わしが初めて提督をやったときの初期艦が〈五月雨〉だったんだ」
吹雪「そうなんですか?」
提督「だから、五月雨を見る度に思い出す」
提督「気を付けるんだぞ五月雨」ナデナデ
五月雨「は、はい!」パァァ
提督「…よし」
睦月「ねぇねぇ、提督」
提督「ん?」ゴシゴシ←濡れた部分拭いてます
睦月「五月雨ちゃんとの思い出ってなにがあるにゃ?」
大淀「あ、私も気になります」
白露「提督聞かせて!」
提督「う~ん、たくさんあるがな…」
間宮「なんですか? 私も混ぜてください」スタッ
伊良湖「私も」
提督「う~ん、本人の前で言うのは恥ずかしいがな…」
五月雨「なんですか?」
提督「あれは確か…」
-数十年前-
提督(当時少将)「…」カキカキ
提督「…」パコン←判子押し
提督「終わったぁぁぁーー!!」
提督 チラッ
時計 マルハチマルマル
提督「ようやく終わった 後は、見直しをして提出すれば、ギリギリ間に合うな」
提督「それにしても、二日間徹夜はさすがにきついな」
提督(丸二日寝てないな)
提督「ちょっと顔洗ってくるか」
ガチャ バタン
…………
コンコン
五月雨「失礼します」
五月雨「あれ? 提督?」トテトテ
五月雨「どこに行ったんだろう?」
五月雨「ん?」チラッ
机 グシャ←散らかっている
五月雨「…掃除して待ってよ」スタスタ
…………
ガチャ バタン
大淀「提督お疲れ様です」
提督「迷惑かけて悪かったな じゃあ、見直しを一緒にしてくれ」
大淀「はい」
提督「あれ?」
机 ピカピカ
大淀「どうしました?」
提督「」ガサゴソガサゴソ
提督「…ない」
大淀「え?」
提督「書類が…ない」
大淀「ええ!? どこにやったんですか!?」
提督「いや、ここに置いてあったんだ!」
大淀「探しましょう!」
提督「おう!」
ガチャ
五月雨「あ、提督 大淀さんおはようございます!」
提督「あ、五月雨 ここにあった書類知らないか!?」ユビサシ
五月雨「書類ですか? 書類ならそこに」ユビサシ
提督、大淀「「へっ」」チラッ
シュレッダー「」ヤァ
提督、大淀「」
五月雨「どうしました?」クビカシゲ
提督「…大淀」
大淀「…はい」
提督「…外の空気吸ってくる」
大淀「……」
五月雨「えっ、ていと…」
提督「うわぁぁー」シクシク
タッタッタッタッタッタ
五月雨「え、提督! 待ってください!」
タッタッタ コテン イタッ
…………
提督「ということがあった」
艦娘達「」
提督「頑張って書いた書類を始め、参考書類や皆がまとめた出撃報告書も全部シュレッダーにかけられた」
大淀「そのあと、どうしたんですか?」
提督「それが、覚えてないのだよ」
提督「覚えているのは、事情を知った五月雨が大泣きしながら謝っていたことだ」
五月雨「…なんか、ごめんなさい」
提督「謝らなくてもいい」
提督「他にも…」
テレビ『次のニュースです』
提督「?」チラッ
テレビ『昨夜未明 ○○島で日本人と思われる男性の遺体が発見されました
地元警察では身元の確認を急いでいます』
摩耶「んだよ、朝っぱらからこんなニュース出しやがって」
テレビ『なお、遺体には銃で撃たれた跡があり地元警察は、殺人事件として捜査しています』
古鷹「なんか、嫌な事件ですね…」
提督「…そうだな」
ピンポーン
放送『獅子丸提督 元帥閣下より御電話が入っております 執務室にお越し下さい』
提督「吉良か… どうしたんだ?」
吹雪「元帥からですか?」
提督「ああ、なんだろうな」
提督「じゃあ、皆 今日もよろしく頼むぞ」ニコッ
艦娘達「はい!「おう!」」
-執務室-
提督『すまん、待たせたな』
元帥『なあに、気にするな こっちも突然連絡してすまん』
提督『どうしたんだ急に?』
元帥『ああ、実はなお前のところに海外艦二隻を派遣することになった』
提督『海外艦か… 誰が来るんだ?』
元帥『”アトランタ”と”アイオワ”が着任予定だ』
提督『ほぉ、それは嬉しいな』
元帥『二人ともお前の鎮守府に行くのを楽しみにしてるからな 歓迎してくれよ』
提督『わかった! 新しい娘を歓迎しよう』
元帥『ところで、話は変わるがな』
提督『ああ』
元帥『今ニュースで騒がれている事件は知っているか?』
提督『ああ、日本人が殺害されたってやつだろ』
元帥『ああ、それときいた話だが』
元帥『殺害されたやつは、元海軍少将らしい』
提督『海軍少将?』
元帥『それに、”あの作戦”にも関与した人物だ』
提督『……』
提督『…まだ生きていたとはな』
元帥『元海軍関係者という事でわしらも捜査員を派遣したが、相当酷いらしい』
提督『どうゆうことだ?』
元帥『45口径を七発足に撃ち込まれ、頭に一発撃ち込まれていたらしい』
提督『それは、惨たらしいな』
元帥『あと、拳銃はカラクリっぽいやつで固定されていてな時限式で作動するやつだ』
提督『器用な犯人だな』
元帥『あと、撃たれている様子を家族に見せつけていたらしい』
提督『おいおい、やりすぎじゃねぇか』
元帥『お陰で、その家族は精神的におかしくなってろくに会話ができないらしい』
提督『目の前で家族が殺されたらそうなるもんだ』
元帥『まだ調査中らしいが見つけるのに時間がかかりそうだ 気を付けてくれよ』
提督『ご忠告ありがとう 気を付けるよ』
元帥『頼むぞ』ガチャ
提督「……」
提督「…まさかな」
…………
-湯原鎮守府 港-
提督「お、来た来た」
ズシャー ズシャー
アトランタ「How is everything?
あたしは、Atlanta級防空巡洋艦,Atlanta
Brooklyn生まれ。 貴方、提督さん? よろしくね」
アイオワ「Hi! MeがIowa級戦艦、Iowaよ。
Youがこの艦隊のadmiralなの? いいじゃない!
私たちのこともよろしく!」
提督「よろしく頼む」
提督「I'm honored to meet you」〈あなた方に逢えて光栄だ〉
アイオワ「Wow,英語が上手ネ」
アトランタ「驚いたわ」
提督「お褒めの言葉ありがとう では、鎮守府へどうぞ」
アイオワ「Yes!」
ーーーーーーー
警備兵「提督! お疲れ様です!」ケイレイ
警備兵「提督!」ケイレイ
提督「ご苦労」
スタスタ
アトランタ「あの人たちは?」
提督「”護衛官”という者達だ 言わば、”ボディーガード”だな」
アイオワ「じゃあ、”ガードマン”って呼べばいいわネ!」
提督「まぁ、間違いではないな」
提督「あ、それとこの鎮守府で守ってほしいことがある」
アトランタ「なに?」
提督「この鎮守府内では、敵の襲撃など非常時以外での”艤装の展開”は一切禁止だ」
アイオワ「troubleの対策デスカー?」
提督「そうだ もし、艦娘同士のトラブルがあったら演習場を貸してやるから好きなだけやってくれて構わん」
アトランタ「わかった」
提督「あとは……」
明石「ていとくー!」
提督「ん?」クル
夕張「ちょっと助けてくださ~い」ボロッ
提督「」
アトランタ、アイオワ「?」
提督「…答えは、わかるが念のため聞く 何があった?」
明石「改修失敗です」テヘッ
提督「…」ゴリゴリ←明石の頭に攻撃
明石「痛い痛い痛い 毎回やめてくださーい!」ウェェーン
提督「少しは反省しろ!」ゴリゴリ
明石「あー! ごめんなさい!」ナミダメ
提督「はぁー、とりあえず現場に行こう」
提督「申し訳ないが二人とも少し待っててくれないか?」
アイオワ「OKヨ、ベンチでリラックスタイムネ」
アトランタ「わかった」
提督「ほら行くぞ」ズルズル
明石「きゅーー」←のびてる
アトランタ「行っちゃったわね」
アイオワ「Funny admiralネ」
ワイワイ
アトランタ、アイオワ「?」クル
夕立「疲れたっぽい」
村雨「早く部屋に戻りましょう」
白露「いっちばんに部屋に戻るよ!」
アトランタ「!?」
アトランタ「あいつは…夕立」ゴゴゴゴ
白露「ん? あれは?」
アイオワ「Hello!」
白露「は、ハロー?」
アイオワ「今日からお世話になる、アイオワヨ!」
村雨「そういえば、今日派遣の艦娘が来るっていってたわ」
白露「よろしくね!」
アイオワ「それで…」
アトランタ「久しぶりだな…夕立」
夕立「ぽい?」
アトランタ「あの戦い以来だな」ガシャン←艤装展開
四人「!?」
夕立「も、もしかして アトランタっぽい?」
アトランタ「yes 決着をつけましょう」
夕立「ちょっと、やめてほしいっぽい」
アトランタ「なんだやらないのか? あの時は、偶然だったようだな こんな弱虫だったとはな」
夕立「…は?」カチン
夕立「バカにするなっぽい!」ガシャン←艤装展開
村雨「ちょっと、夕立やめなさい!」
アイオワ「アトランタ! stop!」
アトランタ、夕立「……」ゴゴゴゴ
?「そこまでだ!」
五人「?」チラッ
警備兵達「」ガシャ←銃を向け
提督「さっき言ったはずだ ”鎮守府内での艤装の展開は禁止”だと」
夕立「提督さん! 夕立はバカにされたっぽい!」
アトランタ「提督さんあたしは…」
提督「気持ちはわかるがだからと言ってルールを破っていいとは言えんな」
アトランタ、夕立「…」
提督「これは、皆に言えることだが君達は”艦”だったころ国のために勇敢に戦い生き残った者もいれば散っていった者もいる」
艦娘達「…」
提督「だが、今は”深海棲艦”という共通の敵が現れた 今は、手を取り合い共に戦うべきではないか」
提督「それに、この鎮守府内では皆わしの娘であり、家族だと思っている わしは、娘同士いがみ合っている姿をみたくない」
艦娘達「…」
提督「今の話を聞いて納得がいかないなら演習場行って好きなだけ暴れてこい 死なない程度にな」
アトランタ、夕立「…」
アトランタ、夕立「…」カシャン←艤装収束
アトランタ「sorry、言い過ぎてし待ったわ」
夕立「ごめんっぽい」
提督「いいな…」
提督「…よし」
提督「では、二人には、これをやる」スッ
アトランタ「これは?」
夕立「間宮券っぽい!」
提督「甘いものを食べてくるといい 気分が落ち着く」
提督「ちょうどアトランタにも間宮の場所を教えようと思っていたところだ 夕立行ってくれるか?」
夕立「大丈夫っぽい!」
提督「よし、じゃあ行ってきなさい」
アトランタ「ありがとう提督さん」
夕立「さぁ、行くっぽい!」グイ←手を握り
アトランタ「あ、ちょっと」タッタッタ
アトランタ「フフッ」
タッタッタ
アイオワ「thankyou admiral 助かったワ」
提督「なあに、気にしないでくれ」
アイオワ「どうなるかと思ったけどネ」
提督「アイオワも因縁がある相手がおるじゃろ」
アイオワ「yes、”野分”と”舞風”ね」
アイオワ「香取さんは、大本営でお世話になったワ」
提督「ここには、おらんが 会わせてあげたいと思っている」
提督「大丈夫じゃ あの二人は優しい娘だ」
アイオワ「その言葉、信じてるヨ」ニコッ
ー海外艦編終了ー
ーーーーーーー
ーとある鎮守府ー
△▲提督「…赤城と加賀 お前らクビ」
赤城「…」
加賀「…」
翔鶴「…え」
瑞鶴「そんな…」
△▲提督「損傷し過ぎだ 資源だって無限じゃない」
翔鶴「待ってください提督!」
瑞鶴「加賀さん達は私達を…」
加賀「やめなさい五航戦」
赤城「二人ともいいんです 大丈夫ですから」
赤城「わかりました 提督お世話になりました」
加賀「どうかお元気で」
△▲提督「…修復材の使用を許可する 終わったら荷物をまとめて出ていってくれ」
赤城「はい」
加賀「失礼しました」
スタスタ ガチャ バタン
瑞鶴「提督さん!」バン!
△▲提督「なんだ」カキカキ
瑞鶴「いくらなんでも、クビなんて酷すぎるよ!」
翔鶴「お願いします 撤回してください」
△▲提督「…」カキカキ
瑞鶴「ねぇ!提督さん!」
△▲提督「…」イライラ
瑞鶴「ていと…」
△▲提督「」バン!
翔鶴、瑞鶴「っ!」ビクッ
△▲提督「うっせーんだよ!! こっちは仕事してるんだよ!ここから出てけ!」
瑞鶴「ちょっ… そんな言い方…」
翔鶴「瑞鶴やめなさい」スッ
翔鶴「申し訳ありません提督 配慮が足りませんでした」アタマサゲ
△▲提督「…わかったらさっさと出ていけ」スタッ
△▲提督「…」カキカキ
翔鶴「…行きましょう瑞鶴」
瑞鶴「…許さない」ボソッ
スタスタ ガチャ バタン
△▲提督「これで空母枠が空くな」カキカキ
?「……」
?「……」ニヤッ
-△▲鎮守府前-
赤城「…」スタスタ
加賀「…」スタスタ
加賀「…赤城さんその…」
赤城「加賀さん!」ズイ
加賀「っ!?」
赤城「いつまでも沈んでちゃいけません!」
赤城「鎮守府の外に出れたんですから、今まで出来なかったことたくさんやりましょう!」
加賀「…赤城さん」
赤城「えっとですね まずは、美味しいもの食べるでしょ それから、温泉でのんびりしましょう! それから…」
赤城「それから…」ポロポロ
赤城「あ、あれ?」ポロポロ
赤城「な、なんで…」ポロポロ
加賀「赤城さん…」ギュ
赤城「加賀さん…」ポロポロ
加賀「大丈夫ですよ 私たちが守ったから、あの娘達は無事だったのですから」
赤城「そうですけど… やっぱり悔しいですね…」ポロポロ
加賀「赤城さん…」ギュ
赤城「誰も見てませんよね?」
加賀「はい… 鎮守府から大分離れましたから」
赤城「う、うわぁぁぁんー」ポロポロ
加賀「赤城さん」ナデナデ
加賀「…」ポロポロ
ーーーーーーー
-△▲鎮守府-
瑞鶴「翔鶴姉」
翔鶴「なに?」
瑞鶴「加賀さん達大丈夫かな?」
翔鶴「わからないわ けど、きっと大丈夫よ」
瑞鶴「…」
翔鶴「瑞鶴」ギュ
瑞鶴「翔鶴姉!?」
翔鶴「寂しいのは、私も一緒よ けど、いつまでもくよくよしていちゃダメよ」
瑞鶴「…」
翔鶴「一航戦の先輩方が守ったこの鎮守府を頑張って守っていきましょう そして、再会したら、今度こそ認めてもらいましょ」ナデナデ
瑞鶴「…うん」グスッ
瑞鶴「ありがとう翔鶴姉」ギュ
翔鶴「ええっ」
ーーーーーー
-数日後-
スタスタスタスタ
吹雪「~♪~♪」←鼻歌
レオ「」トテトテ
ソラ「」←レオの背中に乗り
通行人「やぁ、吹雪ちゃん」テヲアゲ
吹雪「あ、こんにちは」ニコッ
店員「お、吹雪ちゃん!」
吹雪「こんにちは」ニコッ
店員「おいで」テマネキ
吹雪「はい」タッタッタ
店員「これあげるよ」スッ
饅頭の箱
吹雪「え、いいんですか!?」
店員「この街を守ってくれているんだ このくらい安いもんだよ」ニカッ
吹雪「あ、ありがとうございます!」
レオ「クゥーン」
店員「お、ちょっと待ってな」スタスタ
店員「ほらっ」←魚肉ソーセージ持ち
レオ「ワン!」シッポフリ
ソラ「カァ」
吹雪「レオ待て!」
レオ「」スッ←お座り
吹雪「………よし」スッ
レオ「」パクパク
ソラ「」ハムハム
店員「ハハハ、よく躾られてるわ」
吹雪「はい」ニコッ
スタスタスタスタ
吹雪「いっぱいもらっちゃったね」
レオ「ワン!」
吹雪「早く帰ろっか」ニコッ
スタスタ
レオ「」ピタッ
吹雪「? レオ?」
レオ「ワンワンワン!」グイグイ
吹雪「ちょっとレオ どうしたの!」
パッ←リード離した
吹雪「あ!?」
レオ「」タッタッタ
吹雪「ちょっとレオ待って!」タッタッタ
ソラ「カァ」バサバサ
吹雪「ソラお願い!」
バサバサ
-とある神社-
赤城「……」フラフラ
加賀「赤城さんしっかりしてください!」グイ
赤城「…大丈夫です加賀さん」
加賀「ちょっと休みましょう」
スタッ
赤城、加賀「…」グゥー
赤城「…お腹空きましたね…」
加賀「…はい」
赤城「昨日からなにも食べてませんね…」
加賀「そうですね… ずっと歩いてましたからね」
赤城、加賀「…」
赤城「近くに鎮守府がありますかね?」
加賀「はい、きっと…」
チャリチャリ
赤城、加賀「?」
タッタッタ
レオ「ワン!」
加賀「犬?」
レオ「ワォーン」
赤城「なんですかいったい?」
トテトテ
レオ「クゥーン」
加賀「なんですかいったい?」
ペロペロ←赤城の顔舐め
赤城「あ、ちょっとくすぐったい」ハハハ
加賀「何をして…」
赤城「大丈夫ですよ加賀さん」
赤城「飼い犬ですかね?」
加賀「おそらく 首輪もつけてますし」
赤城「逃げてきたんでしょうか?」
赤城「よしよし」ナデナデ
レオ「クゥーン」シッポフリ
バサバサ
赤城、加賀「?」
ソラ「カァ」トテトテ
レオ「ワン」
赤城「なんでしょう?」
?「レオ! ソラ!」
加賀「誰か来ます」
レオ「ワンワン」タッタッタ
吹雪「もう、勝手にどっか行って」
レオ「ワン」
ソラ「カァ」
吹雪「さぁ、帰ろう」
加賀「あの…」
吹雪「ん?」チラッ
赤城、加賀「…」
吹雪「…え?」
吹雪「赤城さん…加賀さん?」
赤城「あなたは…吹雪さん?」
吹雪「はい! 湯原鎮守府所属 特型駆逐艦吹雪型一番艦吹雪です!」
赤城「湯原鎮守府?」
加賀「この近くにあるのかしら?」
吹雪「はい、これから帰るところですけど…」
赤城「あの、できたら…」
グゥーグゥー
赤城「」
加賀「」
吹雪「…」
赤城、加賀「~//」カァァー
吹雪「…もしよかったらどうぞ」スッ←饅頭の箱出し
赤城「申し訳ありません…」
加賀「いただくわ…」
パクパクパクパク
赤城「ん~美味しい~」ホッコリ
加賀「気分が高揚します」パクパク
吹雪「…フフッ」
赤城「? どうしました?」
吹雪「いえ、二人ともそうゆう表情出すんだなと思いまして」
加賀「それは、どうゆうことかしら?」
吹雪「前に、他の鎮守府の艦娘と演習をやったんですけど、その時相手に赤城さんと加賀さんがいたんです」
吹雪「とってもかっこよくて、お話したかったんですけど、とても近づけるような雰囲気ではなかったので…」
吹雪「けど、二人を見て怖い人たちじゃないんだなって改めて知れました」
赤城「フフッ、それはよかったわ」ニコッ
加賀「怖そうな人っていうのは、少し頭にきました」
吹雪「あ、す、すいません」
赤城「加賀さん!?」
加賀「……冗談です」フフ
吹雪「は、はぁー…」
赤城「加賀さん!」
加賀「ちょっとからかっただけです」フフ
吹雪「それでも、驚きますよ…」
レオ「ワン」
吹雪「では、鎮守府に行きましょう」
赤城「いいんですか?」
吹雪「大丈夫ですよ 私達の司令官は優しい人ですから!」
加賀「赤城さん行ってみましょう」
赤城「…わかりました お願いします」
吹雪「わかりました!」
吹雪「ちょっと待ってください」スッ
吹雪「…」カキカキ
吹雪「ソラ おいで」クイクイ
ソラ「カァ」トテトテ
吹雪「これを司令官に届けて」シュル←手紙を足に結び
ソラ「」コクッ
吹雪「よし 行って!」
ソラ「」バサバサ
吹雪「では、行きましょう」
ーーーーーー
-湯原鎮守府 執務室-
提督「…」カキカキ
春雨「司令官確認お願いします」
提督「うむ、助かるよ」
提督「…」←確認中
提督「大丈夫だな 綺麗な字で助かる」
春雨「ありがとうございます」
窓「」コンコン
提督、春雨「?」チラッ
ソラ「」コンコン
春雨「なんでしょう?」ガラガラ
ソラ「」ピョン
提督「…手紙か」←手紙ほどき
提督「…」
提督「春雨 お客さんが来る」
春雨「お客さんですか?」
提督「そうだ 正門に行って吹雪達を”食堂”に来るように言っといてくれ」
春雨「わかりました」
ガチャ バタン
提督「…一航戦の二人がなんでこんなところにいるんだ?」
-△▲鎮守府 執務室-
?「一体どうゆうことですか!?」
△▲提督「さっき話したとおりだ」カキカキ
?「信じられない…」
?「酷すぎます…」
△▲提督「なんだ、お前らまで文句を言うのか?」
△▲提督「野分、舞風、萩風」
三人「…」
△▲提督「お前らまで文句とは悲しいな」カキカキ
三人「…っ!」ムカッ
クル
△▲提督「野分どこに行く?」
野分「赤城さん達を探してくる!」
舞風「それなら、私も行く!」
萩風「私も」
△▲提督「お前ら話聞いてたか? あいつらは、もうこの鎮守府の艦娘じゃない 探しに行ったところで無駄だ」
野分「それでも構わない」
舞風「約束したんです! 今後こそ護るって!」
萩風「もうあの時のようなことは嫌なんです!」
△▲提督「…」
△▲提督「…わかった もう好きにしろ その代わり、この鎮守府にはもう居場所なくなるからな」
野分「ご自由にどうぞ」
萩風「お世話になりました」
舞風「さようなら」
スタスタ ガチャ バタン
△▲提督「なんなんだよどいつもこいつも」カキカキ
-第四駆逐隊 部屋-
野分「準備はいいか?」
舞風「大丈夫だよ」
萩風「いつでも」
野分「よし、それじゃあ…」
ガチャ
嵐「あれ? みんなどこ行くんだ?」
三人「!?」
舞風「え、えっと…」
萩風「ちょっと出掛けるだけですよ」
野分「そ、そうだ だから、気にしないでくれ」
嵐「ふーん…」
舞風「そうゆうことだから、ちょっと行ってくるね」
野分「留守番を頼みます」
萩風「いってきます」
スタスタ
バタン!
嵐「」スッ←ドアの前に立ち
三人「!?」
嵐「三人とも、この嵐に隠し事か?」
野分「な、何を…」
嵐「隠し事なんてやめろよ 仲間だろ」
三人「…」
舞風「じ、実は…」
野分「舞!?」
舞風「言おうよ ここまで言われちゃったら」
萩風「そうかもしれませんね」
野分「…」
嵐「で、なんだ?」
-事情説明中-
嵐「…」
嵐「」サッ
萩風「あ、嵐?」
野分「まさか、ついていくんですか?」
嵐「当たり前だろ! 俺だけ置いてきぼりなんてごめんだ!」スッスッ←荷造り中
舞風「でも、提督が…」
嵐「最近の司令には、うんざりしていたんだ だから、ちょうどいい」ニモツセオイ
萩風「で、でも…」
嵐「萩 俺達第四駆逐隊は、ずっと一緒だ」
嵐「それに、俺だって赤城さん達と約束したんだ 今度こそ守り抜くって」
三人「…」
嵐「さ、行こうぜ」スタスタ
野分「行きましょう」
舞風「うん」
萩風「はい」
スタスタ
-湯原鎮守府 正門前-
吹雪「着きましたよ!」
加賀「ここが…」
赤城「鎮守府ですか…?」
湯原鎮守府「」ドン
赤城、加賀(私達がいた鎮守府よりデカイ…)
吹雪「行きましょう!」
スタスタ
吹雪「ただいま戻りました!」ニコッ
門兵「」サッ
門兵「おかえりなさい」ニコッ ケイレイ
門兵「ちょっと待ってね」
門兵『外出者が帰って来た 門を開けてくれ』カチッ
門兵2『了解』ピッ
門「」ガラガラ
門兵「どうぞ」
門兵「お二人もどうぞ 話は聞いてます」
赤城「は、はぁ…」
加賀「…失礼します」
スタスタ
春雨「あ、吹雪さん おかえりなさい」タッタッタ
吹雪「あ、春雨ちゃん ただいま」
レオ「ワン」
春雨「あ、レオもおかえり」ナデナデ
レオ「クゥーン」
春雨「あ、赤城さん 加賀さんこんにちは」
赤城「こんにちは春雨ちゃん」ニコッ
加賀「久しぶりね」
春雨「吹雪さん 司令官が二人を食堂に連れてってほしいそうです」
吹雪「食堂に?」
春雨「はい、多分お腹が空いてるだろうと思ったからですかね?」
吹雪「わかった ありがとうね」
春雨「それじゃあ…」
ヒューン パシッ
春雨「きゃっ」
吹雪「あ、ソラ」
ソラ「カァ」バサバサ
春雨「もうソラったら」ペチ
春雨「?」ペチペチ
春雨「あー!」ソラミテ
ソラ「」バサバサ←脚に春雨の帽子
春雨「もう! ソラ 帽子返して!」
ソラ「カァ」バサバサ
春雨「もう! 待ってください!」タッタッタ
ソラ「カァ」バサバサ
吹雪「あらら…」ニガワライ
赤城「なんか、賑やかな鎮守府ですね」フフ
加賀「そうですね」フフ
-街中-
舞風「すいません、この人達見てませんか?」シャシンミセ
通行人A「う~ん、見てないな…」
舞風「そうですか… ありがとうございます」
タッタッタ
野分「舞 どうだった?」
舞風「ダメだったよ…」
嵐「萩は?」
萩風「ダメでした…」
嵐「どこ行っちまったかな?」
野分「手がかりが少ないですね」
萩風「どうしましょう?」
舞風「ねぇ、今日のところはもうやめない? 遠征から帰ってきて私達休んでないよ…」
嵐「で、でもよ…」
野分「舞風の言うとおりですね ちょっと休みましょう」
萩風「わかりました」
嵐「…わかった」
スタスタ
野分(待っていてください赤城さん 必ず迎えに行きますから)
-湯原鎮守府-
吹雪「ここが食堂です」
赤城「広いですね」
加賀「ここまでとはね」
クンクン
赤城「とってもいいにおいがします」ジュル
加賀「流石に気分が高揚します」
?「ハハハ、久しぶりに聞いたな」
赤城、加賀「!?」クル
吹雪「あ、司令官!」
提督「おう、吹雪 ここまでありがとうな」ニコッ
吹雪「はい!」
加賀(隻眼の提督)
赤城(あれ? この人どこかで…)
提督「まあ、立ち話もなんだ席についてくれ」
赤城「あ、はい」
加賀「…失礼します」
スタッ
提督「ようこそ 湯原鎮守府へ」
提督「わしがこの鎮守府の司令官の獅子丸だ」
赤城「やっぱり!」バン!
提督「おおっ」
赤城「あの、”隻眼の海軍大将”ですよね!?」
加賀「”海軍の英雄”とも呼ばれてますね」
提督「ハハハ、そう呼ばれておるな」
赤城「でも、驚きました 海軍大将と言ったら、普通は大本営にいるものだと…」
提督「わしは、ああいう所は苦手でな こうゆう前線の方が落ち着くんだ」
赤城「はぁ…」
加賀(不思議な人ね 前線が好きなんて)
提督「まあ、本題に入ろう なんでこの付近いたんだ? 見た限り、何処かの鎮守府に居たようだが…」
赤城「…鎮守府をクビにされました」
加賀「それで、しばらく放浪してました…」
提督「…」
吹雪「なんで、お二人がクビに?」
加賀「些細なことよ 五航戦の娘達を指導してたら、敵の攻撃で損傷してしまったの」
吹雪「でも、そんな事…」
赤城「それが何回も続いたらどうですか? 入渠だけで鎮守府の資材を圧迫してしまいます」
加賀「私達は、そのために切り離されたんです…」
吹雪「そんな…」
赤城「…」ポロ
加賀「赤城さん」
赤城「あ、すいません」フキ
提督「…辛い体験をしてきたな」
赤城、加賀「…」
提督「何て言えばいいかわからんがこれだけは言わせてくれ」
提督「尊敬しよう誇り高き一航戦 赤城 加賀」
提督「君達の勇気ある行動に恐縮だ」
提督「君達が守った五航戦の翔鶴 瑞鶴は、君達の意思を継ぎ今後も戦ってくれるだろう」
赤城「ありがとうございます」
加賀「その言葉だけでも嬉しいわ」
提督「なんか、食べるか? 歩いてきて空腹だろう」
赤城「はい、是非!」
加賀「お願いします!」
提督「なにがいい?」
赤城「では、これで!」
加賀「私も赤城さんと同じものでお願いします」
提督「わかった」
糧食班隊員「提督何になされますか?」
提督「これを三つ頼む」
隊員「かしこまりました 少々お待ち下さい」スタスタ
-数分後-
隊員「お待たせしました ”ポルペッティーノパスタ”です」
赤城「これは…」ジュル
加賀「流石に気分が高揚します!」キラキラ
吹雪「いただきます司令官!」
(※実際の名前は知りませんが、モデルは映画「ルパン三世カリオストロの城」で出てきたパスタです
因みに、ポルペッティーノとは、イタリアの伝統料理でイタリア語で「肉団子」という意味です)
赤城「美味しいです!」ズルズル
加賀「はい、とても」パクパク
吹雪(すごい食べっぷり…)
提督「最近、糧食班が”ブルスケッタ”を作っていてな頂くか?」
赤城「いえ、そろそろデザートが欲しいです このイチゴケーキが食べてみたいです」
提督「ブルスケッタもいけるぞ」
赤城「イチゴケーキが食べたいんです」
提督「いやいや、ここは…」
赤城「あの、獅子丸大将…」
?「はぁー、お腹すいた~!」
?「白露、声が大きいよ」
白露「だって、お腹空いたんだもん!」
村雨「まぁ、それは言えるわね」
夕立「ごっはん、ごっはん~♪」
春雨「疲れました」←ソラとおいかけっこしてた
時雨「あれ? 提督 それに、赤城さんに加賀さん?」
五月雨「なんで、お二人がここに?」
提督「ちょうどいい ここの二人と吹雪とあいつらにブルスケッタ九つ頼む」
隊員「かしこまりました」
赤城「あの、獅子丸大将さん」ピキッ
村雨「はい、お水持ってきたわよ」
赤城「イチゴケーキ!」
時雨「もしかして、お茶がよかったかな?」
赤城「イチゴケーキが食べたいんです!!」
加賀「赤城さん少し静かにしてください」
-数分後-
提督「で、味の方はどうかな?」
赤城「上々ね♪」←結局食べてる
加賀「初めて食べましたが、なかなかいけますね」モグモグ
糧食班責任者「お褒めに預り光栄です」
赤城「あ、イチゴケーキお願いします」
隊員「かしこまりました」
赤城(ようやく聞いてくれた)
提督「さて、二人に聞きたいんだが…」
赤城、加賀「?」
提督「君達は、これからどうする?」
赤城、加賀「……」
提督「わし的には、居てくれたら嬉しいんだがな」
赤城、加賀「!?」
赤城「いいんですか?」
ダダダダダッ
提督「ここまで来て追い出すわけにはいかんだろ」
ダダダダダッ
提督「それにな…」
ダダダダダッ
加賀「? なんですか?」
提督「…吹雪扉開けといてくれ」スタッ
吹雪「? はい」ガチャ
?「て~い~と~く~!!」ピョン!
提督「おおっと」ダキッ
赤城「な、なに!?」
加賀「あの娘は…」
瑞鳳「もう限界だよー 空母一人だけじゃきついよ!」
提督「ああ、そうだな」ナデナデ
瑞鳳「早く誰か来てよ!」ジタバタ
提督「ああ、よしよし」ナデナデ
瑞鳳「ん?」チラッ
赤城、加賀「…」ボーゼン
瑞鳳「!」パァァァッ
瑞鳳「赤城さん!加賀さん!」ズイッ
瑞鳳「来てくれたんですね!」
赤城「えっ ええっと…」オドオド
加賀「…」オドオド
瑞鳳「えっ違うの?」ウルッ
赤城、加賀「…っ」
提督「と、まぁこうゆう状況だ どうだ?」
赤城、加賀「…」
赤城「…わかりました」
赤城「あなたに救ってもらった恩があります 微力ながらあなたの力になります」
加賀「私もよ それなりに期待してるわ」
瑞鳳「!」パァァァッ
提督「ありがとう二人とも 歓迎しよう」
吹雪「よろしくお願いします!」
赤城「皆さん、よろしくお願いします」
時雨「よろしくね」
白露「よっろしく!」
間宮「お待たせしました イチゴケーキです」スッ
イチゴケーキ「」2ホール
赤城「美味しそう」ジュル
加賀「…これは?」
イチゴケーキ「着任おめでとう」←チョコの板に書いてあります
間宮「私達からもお祝いさせてください」ニコッ
赤城「感激です!」
加賀「流石に気分が高揚します」フフ
夕立「夕立も食べたいっぽい!」
赤城「これは、私のです」パクパク
赤城「一航戦の誇りにかけて食べきります」パクパク
提督「ハハハ、相変わらずだな」ニガワライ
ワイワイ ガヤガヤ
-赤城、加賀編終了-
-翌日 とある駅前-
嵐「それ本当か!?」
駅員「ええ、この二人なら駅にきましたよ」
萩風「どっちにいきましたか?」
駅員「ごめんね そこまではわからないかな」
野分「そうですか… ありがとうございます」
スタスタ
嵐「少し前進したな」
舞風「あとは、どっちに行ったかだけど…」
萩風「この近くに他の鎮守府ありましたっけ?」
野分「ちょっと待って」パサ←地図広げ
四人「……」ジー
萩風「ありました!」ユビサシ
嵐「どこだ?」
萩風「ここです」
”湯原鎮守府”
舞風「ここにいるかもしれないね」
野分「もしかしたら、なんかわかるかもしれませんね」
嵐「行ってみようぜ!」
三人「」コクッ
タッタッタ
-湯原鎮守府-
提督「では、吹雪頼んだぞ」
吹雪「はい! 司令官!」
提督「赤城達も着任して早々に出撃ですまんな」
加賀「いえ、問題ありません」
赤城「いつでも準備できてますから」
提督「そう言ってもらえると助かる」
提督「では、よろしく頼むぞ」
六人「はい!「Yes!」」ケイレイ
(編成 旗艦吹雪 赤城 加賀 アイオワ 高雄 摩耶)
愛宕「じゃあ、私達もいってくるわね♪」
提督「ああ、気をつけて行ってくるんだぞ」ニコッ
愛宕「了解でーす♪」
愛宕「よーそろ♪」
(編成 旗艦愛宕 鳥海 瑞鳳 アトランタ 時雨 夕立)
夕立「提督さん! 行って来るっぽい!」ズシャー
時雨「行ってくるね 提督」ズシャー
提督「頑張ってきなさい」テヲフリ
古鷹「私達も行ってきます」
提督「古鷹 みんなを頼むぞ」
古鷹「はい!」
(編成 旗艦古鷹 加古 白露 朝潮 睦月 霞)
ズシャー ズシャー
夕張「私達も行ってきますね」
提督「頼むぞ夕張 置いて行かれないようにな」ニコッ
夕張「もう、ひどいです提督!」ブスッー
提督「ハハハ、頼むぞ」
夕張「了解です!」
(編成 旗艦夕張 村雨 春雨 海風 山風 涼風)
ズシャーズシャー
提督「みんなは、すまんが留守番だな」
敷波「ふん いいけどさ別に」
五月雨「他の事で頑張ります!」
江風「この江風さんも出せ!」
提督「次の機会でな」ハハハ
江風「約束だぞ!」
提督「もちろんだ」
明石「提督! なんかやりますか?」
提督「そうだな… 久しぶりに建造するか」
明石「了解です!」
タッタッタ
提督「さて、仕事に移るか」
ーーーーーーー
-とある通り-
舞風「あれ? どっちなんだろう?」
嵐「あっちだろ!」ユビサシ
野分「いえ、こっちに!」ユビサシ
野分、嵐「」ジー
嵐「あっちに決まってるだろ!」
野分「いえ、あっちは逆方向です こっちです」
野分、嵐「」バチバチ
萩風「ちょっとやめましょうよ」アワアワ
舞風「えっと、えっと…」
1、1、1、2
ソーレ!
1、1、1、2
ソーレ!
四人「?」
嵐「なんだ?」
レンゾクホチョウ~ホチョウ~ホチョウ~ホチョウ~カゾエ!
〈1〉
《ソーレ!》
〈2〉
《ソーレ!》
〈3〉
《ソーレ!》
〈4〉
《ソーレ!》
〈1〉《ハイ!》〈2〉《ハイ!》〈3〉《ハイ!》〈4〉《ハイ!》
〈1234、1234〉
クウテイ6ショウタイ! クウテイ6ショウタイ!
タッタッタ タッタッタ
萩風「なんですかね?」
野分「陸軍ですかね?」
舞風「こんなところに?」
嵐「近づいてくるぞ」
大川(おおかわ)大尉「1,1,1,2」←第6小隊指揮官
隊員達「そーれ!」
大川大尉「1,1,1,2」
隊員達「そーれ!」
タッタッタ タッタッタ
旗{湯原鎮守府 第6小隊}パタパタ
嵐「おい、あれって」
萩風「”湯原鎮守府”って書いてありましたね」
野分「あの人達に付いていけば…」
舞風「たどり着けるかも!」
嵐「そうと決まれば、行くぜ!」タッタッタ
舞風「あ、ちょっと待って!」
野分「萩風行きましょう」
萩風「はい」
タッタッタ
-湯原鎮守府-
提督「…」カキカキ
コンコン
提督「入れ」
ガチャ
敷波「司令官 建造された娘つれて来たよ」
?「よろしくお願いいたします」
神風「待たせたわね、司令官。 神風型駆逐艦、一番艦、神風、推参です!」
(※建造では、手に入りませんが見逃してください)
隼鷹「商船改装空母 隼鷹でーす! ヒャッハー!」
提督「おお、これはこれは」ガタッ
隼鷹「飛鷹はいねぇのかな?」キョロキョロ
提督「残念だが、まだ着任しておらんのだよ すまんな」
隼鷹「ほんとうか!? じゃあ…」ニヒヒ
提督「言っておくが、仕事中に飲酒は禁止だぞ」
隼鷹「げっ!? 何でわかったんだよ?」
提督「何年海軍にいると思っている 大抵の艦娘の性格は、お見通しだ」
隼鷹「ちぇっ」
提督「だが、働きには期待しておるぞ」
隼鷹「わかったよ」
提督「神風も期待しておるぞ」
神風「はい! ありがとうございます!」
提督「まだ姉妹もおらんし、何より妙高型の四人もおらん」
神風「いつかは、会いたいですけど… でも、今度こそ皆さんを守れるくらい強くなりたいです!」
提督「いい目標を持っておるな わしも応援させてもらおう」ニコッ
神風「はい!」
提督「敷波 二人を案内してやってくれ」
敷波「りょうかーい」
敷波「行くよ」スタスタ
神風「お願いいたします」
隼鷹「頼むよー」
ガチャ バタン
(飛鷹、神風型姉妹、妙高型はコメント下さい)
-湯原鎮守府 近く-
大川大尉「1,1,1,2!」
隊員達「そーれ!」
大川大尉「1,1,1,2!」
隊員達「そーれ!」
タッタッタ タッタッタ
嵐「あいつら、速すぎだろ」ハァハァ
野分「全然追い付けません」ハァハァ
舞風「き、キツい」ハァハァ
萩風「も、もう限界」ハァハァ
信号「」アカデス
大川大尉「小隊ー 止まれ!」
隊員「」ピタッ
嵐「おい、信号で止まったぞ」
野分「今のうちに」
タッタッタ
信号「」アオデス
大川大尉「小隊ー 進め!」
隊員「」タッタッタ
嵐「おい、待ってくれ!」
萩風「待ってください~!」
-数十分後-
舞風「ねぇ、あれそうじゃない!?」ハァハァ ユビサシ
湯原鎮守府「」
野分「みたいですね」ハァハァ
萩風「もう少しで追い付けそうです」
隊列「」←約三十メートルくらい
嵐「よーし、もう少…」
笛「」ピー!
隊員「うわぁぁー!」←全力疾走
舞風「嘘でしょ…」
野分「」
萩風「…」アゼン
-門前-
ウワァァー!
門兵『6小隊が帰ってくる 門を開けてくれ』カチッ
門兵『了解』
門「」ガラガラ
隊員達「うわぁぁー!」タッタッタ
橋田(はしだ)中尉「俺で最後だ」←第6小隊副隊長
門兵「了解しました」
門兵1『門を閉めろ』
門兵2『了解』
門「」ガラガラ
笛「」ピー!
隊員達「ハァハァ」
大川大尉「よーし、休憩だ」
大川大尉「橋田 脱落者いないよな?」
橋田中尉「はい 誰もいませんでした」
大川大尉「ならいい」
ギャーギャー
大川大尉「? なんだ?」
橋田中尉「入り口からですね」
大川大尉「ちょっと行ってくるわ」
橋田中尉「了解です」
タッタッタ
-門前-
門兵「申し訳ありませんがお引き取りください」
嵐「だーかーら、赤城さんに会わせてほしいだけなんだよ!」
野分「ここにいると思うんです!」
門兵「申し訳ありませんが、外部の者に鎮守府内の艦娘の事は話せませんので…」
萩風「そこをなんとか…」
舞風「お願いします」
門兵「だから…」
大川大尉「どうした?」スタスタ
門兵「大川大尉」
大川大尉「この娘達は?」
門兵「大尉達が鎮守府に入った後に急にやって来たんです」
大川大尉「急に?」
萩風「あなた方に付いてきたんです」
大川大尉「ついてきた!? マジかよ」
嵐「なぁ、あんた”大尉”ならけっこう偉い方なんだろ なんとかしてくれよ!」
大川大尉「そんなこと言われてもなぁ…」
大川大尉「…」
大川大尉「ちょっと待ってろ」スタスタ
四人「?」
大川大尉『もしもし、第6小隊の大川です』
-執務室-
提督「…」カキカキ
PPPP
提督『はい、執務室』
大川大尉『もしもし、第6小隊の大川です』
提督『大川大尉 どうした?』
大川大尉『鎮守府に入りたいって言う娘がいるのですが、いかがなされますか?』
提督『鎮守府に? どんな娘達だ?』
大川大尉『みんな同じ服を着ていて、赤城に会いたいって言っています』
提督『赤城に? と言うことは艦娘か』
大川大尉『わかりませんが、恐らくは』
提督『う~ん… 女性の警備兵を呼んでボディチェックをさせてくれ 安全が確認されたら、迎えにいかせる』
大川大尉『了解しました ありがとうございます』ガチャ
提督「一体誰なんだ…」
-正門前-
タッタッタ
警備兵(女)1「大尉、お呼びですか?」
大川大尉「彼女達が危険物を持ってないかチェックを頼む」
女警備兵1「了解しました!」
タッタッタ
嵐「なんだよ?」
女警備兵1「ちょっとチェックさせてね」パンパン
野分「変なものなんて持ってない」
女警備兵2「ごめんなさい 念のためだから」パンパン
-チェック中-
スタスタ
女警備兵1「報告します 特に異常はなさそうです」
女警備兵2「ですが、艦娘なら艤装を展開する可能性も…」
大川大尉「その時はその時だな 艤装まではどうしようもない」
大川大尉「通してやれ」
門兵「…わかりました」
門兵『門を開けてくれ』
門兵2『了解』
門「」ガラガラ
大川大尉「入りな」
萩風「いいんですか?」
大川大尉「その代わり、妙な事したらその場で射殺するからな」
四人「」コクッ
スタスタ
嵐「うわぁ、ひっろ」キョロキョロ
野分「想像を越えました」
五月雨「あ、皆さん」スタスタ
舞風「あ、五月雨ちゃんだ」
五月雨「提督がお呼びです 行きましょう!」
萩風「は、はい」
タッタッタ
-応接室-
舞風「うわぁ」キョロキョロ
ピカピカ
萩風「綺麗な部屋…」
嵐「なんか、いづれぇな…」
野分「若干申し訳ないですね…」
コンコン
大淀「失礼します」ガチャ
舞風「あ、大淀さん」
大淀「長旅で疲れたでしょ どうぞ」
紅茶とケーキ「」
嵐「うぉー、うまそう!」
野分「頂いてもいいんですか?」
大淀「ええもちろん」ニコッ
萩風「それでは…」
四人「いただきますー」
舞風「おいしい!」
嵐「うっめぇー!」
野分「これは、おいしいですね」
萩風「紅茶もとても」
大淀「お口に合って嬉しいです」ニコッ
ガチャ
提督「いやー、お待たせしたな」
大淀「提督」
四人「あっ」ガタッ
提督「あー、座ったままでよい」
萩風「す、すいません」
スッ
提督「話は聞かせてもらったよ 赤城と加賀を探しているらしいな」
野分「そうなんです! なにか知ってますか!?」
提督「まぁな…」
舞風「教えてください!」
提督「彼女達なら…」
ガチャ
赤城「提督お呼びですか?」
加賀「急に呼ばれてきたのですが…」
四人「あっ!」
赤城「へっ」
加賀「あなた達…」
舞風「赤城さん!」ダッ
赤城「ま、舞風さん?」
萩風「加賀さん…」
加賀「萩風… あなた達何でここに?」
野分「二人を探しに来ました」
赤城「私達を? 鎮守府は?」
嵐「出てきたんだ!」
野分「辞めてきました」
加賀「あなた達たら…」
赤城「いけません すぐに鎮守府戻りなさい」
舞風「嫌です!」
野分「二人がいない鎮守府に戻る気はありません」
嵐「戻れって言うなら二人も一緒だ!」
萩風「お願いします」
赤城「…提督どうします?」
提督「どうすると言われてもな…」
加賀「このままでは、埒があきませんよ」
提督「…」ウーン
提督「…大淀」
大淀「はい」
提督「△▲鎮守府に連絡をしてみてくれ もしかしたら、探しているかもしれん」
大淀「了解しました」
パタパタ ガチャ バタン
-十数分後-
ガチャ
大淀「提督連絡がとれました」
提督「どうだった?」
大淀「それが…」チラッ
野分「いいです 気にしないで言ってください」
大淀「…わかりました」
大淀「結果から言うと、捜索している様子は無かったです」
加賀「…やっぱりね」
赤城「予想はついてましたが…」
提督「どんな感じだったんだ?」
大淀「ここの鎮守府にいると伝えても無関心な感じだったので、とりつく島も無かったです」
提督「そっか…」
提督「で、みんなはどうしたい?」クルッ
舞風「どうって言われても…」
萩風「…」
野分「それは…」
嵐「どうしたんだよみんな 迷ってんのか? 俺は決めたぜ」
野分「嵐?」
嵐「司令 俺、赤城さん達とここで戦いたい だからここに居たい いいか?」
萩風「嵐!?」
舞風「えらいドストレートに…」
提督「…」
提督「ハハハ、相変わらず素直じゃな嵐は」
提督「他はどうじゃ?」
萩風「わ、私は…」
舞風「い、居たいけど…」
野分「迷惑ではないですか?」
提督「迷惑?」
提督「…」
提督「大淀 わしがいままで艦娘が来たとき迷惑そうな顔したことあったか?」
大淀「いいえ、一度もありません」フリフリ
提督「だそうだ それに、わしが今迷惑そうな顔をしておるか?」
野分「い、いいえ」
提督「そうだろう わしは迷惑とは考えておらんが」
舞風「じゃあ…」
提督「第四駆逐隊 君たちを歓迎しよう」スッ
四人「」パァァ
舞風「ありがとう!」ギュ
提督「赤城達も異議はないか?」
加賀「提督が決めたことです 私は、なんの文句もありません」
赤城「私も提督の判断を尊重します」ニコッ
提督「それを聞いて安心した」ホッ
萩風「司令 本当にありがとうございます!」
提督「わしは、もういい それより君達は、もう一人お礼を言わなきゃいけない人がおるだろう」
四人「へっ」
提督「この鎮守府に入れてくれた”大川大尉”の元に行きなさい 今頃訓練を終えているから広場にいるだろう」
提督「大淀連れていってくれ」
大淀「了解しました」
大淀「皆さん行きましょう」
野分「わかりました」
スタスタ ガチャ バタン
赤城「提督」
提督「ん?」
赤城「あの子達をよろしくお願いします」
提督「いきなりどうした?」
加賀「あの子達私達が”艦”の頃の事を未だに気にしているんです」
提督「あの様子を見ればそうだろうな…」
赤城「ですから…」
提督「”艦だった頃と同じ経験をさせたくない”だろ?」
赤城「…はい」
提督「安心しろ わしは、お前達を沈める気など更々無い そのためにも、二人の力が必要だ」
提督「改めて頼もう よろしく頼む」
赤城、加賀「はい!」
-中庭-
嵐「にしても、広い鎮守府だな」
野分「野分達がいた鎮守府がいた鎮守府より遥かに広いですね」
萩風「迷子になりそうです…」
大淀「そうね、他の鎮守府に比べたらかなり広いですよ」
舞風「何でこんなに?」
大淀「そうね 強いて言うなら護衛官達の演習場があるからかな」
萩風「護衛官とは?」
大淀「主に、提督の護衛や基地の警備とかをやる人達よ 大規模な鎮守府や大本営にもいるわ」
野分「そんな人達がいたなんて…」
舞風「てっきり陸軍かとおもった」
大淀「でも、間違ってないわ どちらかと言うと陸軍出身の隊員が多いわ」
嵐「そんなもんなんだな」
バン!バン!バン!
大淀「あ、いたわ」
大川大尉「よーし、各自銃の点検 その後は、休憩だ」
隊員達「はい!」
カチャカチャ
大淀「大川大尉」
大川大尉「お?」
大淀「お疲れ様です」
大川大尉「どうも」ニコッ
大淀「大川大尉 あなたが入れてくれた四人の艦娘達です」
大川大尉「おう、目的の艦娘に会えたか?」
嵐「おう、助かったよ!」
萩風「ありがとうございます」
大川大尉「そりゃ、よかったな」
大淀「後、この娘達つい先程この鎮守府に配属になりました」
大川大尉「おう、そりゃ驚きだな」
大川大尉「改めて紹介させてもらおう 湯原鎮守府特務第六小隊指揮官の大川だ よろしく頼む」
野分「よろしくお願いします大尉」
舞風「よろしくね♪」
大川大尉「せっかくだ 相棒も紹介しよう」
嵐「相棒?」
大川大尉「待ってな」
大川大尉「」ピューイ←指笛
四人「?」
?「」バサバサ
萩風「なんですか?」
?「」ヒューン!←足元通り抜け
舞風「きゃっ!」スカートオサエ
?「」ヒューン
野分「な、なんですか?」
大川大尉「」スッ←右手を横に
?「」スー バサバサ
?「」ピタッ
萩風「その子は?」
大川大尉「紹介するよ 隼の”コタロウ”だ」
コタロウ「キュウ」
嵐「すげぇー」
大淀「大川大尉も飼っていたんですね」
大川大尉「そうだ 空挺団にいた頃に保護してそのまま懐いたんだ」
コタロウ「キュウ」
大淀「でも、いままでどこにいたんですか?」
大川大尉「俺の元いた基地で訓練していたんだ 今朝やって来たんだ」
大淀「そうなんですか よろしくね」
コタロウ「キュウ」
嵐「なぁ、そいつ俺に貸してもらえるか?」
大川大尉「いいぞ ほら行け」
コタロウ「」トテトテ ピョン
嵐「あ、軽いな」
大川大尉「だろ まぁ、艤装着けてる皆からしたら気にも止めないくらいだろうな」ハハハ
(※隼の体重は約0.5-1.3kgだそうです
体長は、38-45cm 翼開張時は、84-120cmになります)
コタロウ「…」ジー
嵐「ん? どうした?」
コタロウ「」チュッ←頬に
嵐「なっ//」
四人「へっ」
大川大尉「お、やりやがった」
コタロウ「」トテトテピョン←大尉の肩に
嵐「な、何すんだよ//」
大川大尉「こいつは、男か女か判断するやつでな 相手が女だったら、さっきみたいに頬にキスするんだ まったく誰に似たんだか…」
大淀(大尉じゃないですよね…)
大川大尉「それじゃあ、俺は戻るよ じゃあな」
コタロウ「キュウ」
タッタッタ
嵐「…」
萩風「嵐大丈夫?」
嵐「あ、ああ」
野分「隼にキスされるなんて初めてね」
舞風「あはは」ニガワライ
嵐「…//」
数日間いじられたのは別のはなし
(※いつか、ソラとコタロウの描写書きます)
-第四駆逐隊終了-
元帥『定例会議がある 大本営に来てくれ』
提督『そんな時期だったな わかった』
元帥『艦娘一名を連れていってくれよ』
提督『わかった』
元帥『あと、お前に会いたがっている艦娘もたくさんいるからな』
提督『了解した』
ガチャ
提督(今日の秘書艦は…)
コンコン
提督「入れ」
ガチャ
瑞鳳「失礼します~♪」
提督「お、瑞鳳か」
瑞鳳「うん 今日はよろしく~♪」
提督「そうだな それで、いきなりで悪いんだが…」
瑞鳳「ん?」
提督「出張だ」
瑞鳳「どこに?」
提督「大本営にだ」
瑞鳳「いついくの?」
提督「今からだ」
瑞鳳「へっ…今から?」
提督「そうだ 付き添い頼む」
瑞鳳「一緒に…// わかった!」
ピュー
提督「どうしたんだ一体? まぁ、いいか」
-鎮守府内-
ガヤガヤ
車両群「」ズラー
大城大尉「提督 準備完了しました」
提督「こんなに大規模にしなくてもいいんだぞ」
瑞鳳「…」シュン
瑞鳳(二人っきりだと思ったのに…)
大城大尉「そうはいきません」
有本中尉「海軍大将が護衛もなしに歩き回るわけにもいきませんしね…」
瑞鳳「私がいるもん!」
大城大尉「気持ちは嬉しいが、艦娘は艤装をつけないと俺達と同じだからな」
有本中尉「艤装を展開しても、動きづらくなるし周囲にも注意しなきゃいけないですし…」
瑞鳳「…」ショボーン
大城大尉「提督 お時間です」
提督「わかった」
提督「じゃあ、水本大佐鎮守府を頼んだぞ」
水本大佐「了解しました 行ってらっしゃいませ」
提督「ありがとう」
大城大尉「よーし、全員乗車しろ!」
タッタッタ ガチャ バタン ブーン
(編成:前から 偵察バイク×2 軽装甲機動車 73式小型トラック(提督乗車) 軽装甲機動車 73式小型トラック 73式大型トラック 偵察バイク×2)
門兵『ゲートを開けろ』
門兵2『了解』
ガラガラ
門兵「行ってらっしゃいませ!」ケイレイ
ブーン
-大本営-
大城大尉『全員下車 各班班長人員確認終了後ミーティングだ』ピッ
ガチャ バタン
提督「うーん、久しぶりだな」シミジミ
瑞鳳「提督って確か、大本営から来たんだよね?」
提督「そうだ だから、顔見知りがたくさんおる」
提督「じゃあ、行くぞ瑞鳳」
瑞鳳「うん!」
大城大尉「では、提督 我々は外の警備に入ります」
提督「頼んだぞ」
スタスタ
提督「当たり前だが、変わっていないな」
瑞鳳「そんなに短期間で変わらないよ~」
スタスタ
?「親父!」
瑞鳳「?」
提督「…懐かしい声だな」
提督「元気しておったか? 呉提督」
呉提督「ああ! 親父も元気そうだな!」
提督「ハハハ、変わっとらんな」
?「親っさん!」タッタッタ
?2「先生!」タッタッタ
ゾロゾロ
?2「お久しぶりです、先生!」
?「親っさん元気だったか?」
提督「ああ、お陰さまでな」
提督「お前達も元気そうだな ”柱島提督””トラック提督”よ」
柱島提督「親っさんも元気そうで何よりだ」
トラック提督「提督業に復帰したと聞いて驚きです」
提督「たまには、前線にいかなくてはな」ハハハ
瑞鳳「提督、この人たちって?」
提督「ああ、わしが士官学校の教官をやっていたときの教え子達だ」
瑞鳳「そうなの!? 三人とも有名な鎮守府の提督じゃん!」
トラック提督「先生の指導のお陰でなれたもんですよ」
柱島提督「まぁ、厳しい指導だったからな」
呉提督「何回死にかけたことか…」
瑞鳳「でも、なんで呼び方が違うんですか?」
呉提督「親父は、身内がいないって昔から話していたからな 俺ら候補生を”息子”のように接してくれたんだ」
柱島提督「それで俺達も”親父”って呼んだり、”親っさん”って呼んだりしているんだ」
トラック提督「まぁ、自分みたいに生真面目な人は”先生”って呼んでますけどね」ヘヘッ
瑞鳳「提督って慕われていたんだね♪」
提督「そういってくれて嬉しいよ 瑞鳳」ナデナデ
瑞鳳「~~//」
職員「提督方 元帥閣下がお待ちです 会議室へ」
提督「わかった さぁ、行こうか」
三人「はい」
職員「秘書艦は、こちらの部屋にどうぞ」
瑞鳳「わかりました」
タッタッタ
-会議室-
元帥「来てくれてよかったよ獅子丸」
提督「来なきゃいけんだろ それに、教え子達にも出会えた」
元帥「お前の教え子はたくさんいるからな」
提督「まあな」
元帥「では、会議にはいる 席についてくれ」
提督「わかった」
-秘書艦室-
ザワザワ
瑞鳳「一杯いるな」ボソッ
瑞鳳「? あれは…」
翔鶴「…」ウトウト
瑞鳳「翔鶴さん!」
翔鶴「っ!」ビクッ
翔鶴「あ、瑞鳳さん どうも」ニコッ
瑞鳳「隣良い?」
翔鶴「ええ、良いですよ」
瑞鳳「やったー♪」スッ
瑞鳳「よかった~ 話せる娘がいて♪」
翔鶴「ええ、私もよ」ニコッ
瑞鳳「? 翔鶴さん大丈夫?」
翔鶴「ええっ? どうして?」
瑞鳳「すごく疲れてるように見えるよ」
翔鶴「え、そうかしら? いつもこんな感じよ」アセアセ
瑞鳳「…ならいいけど」チラッ
名札「△▲鎮守府」←翔鶴の名札
瑞鳳(あれ? △▲鎮守府って確か…)
-会議室-
元帥「では、午前中の会議は終了する 各提督は、食堂にいってくれ シェフ達が、昼食を用意している」
ガタガタ ザワザワ
提督「ふー」
元帥「どうした? 疲れたのか?」
提督「いや、別に…」
元帥「そうか あ、そういえばお前に昼食を振る舞いたい艦娘がいるから顔を出してくれ」
提督「? 誰だ?」
元帥「行ってからのお楽しみだ お前のいた部屋に行け」
提督「…わかった」ガタ
スタスタ
瑞鳳「ていとくー」
提督「おお、瑞鳳 待っててくれたのか?」
瑞鳳「うん!」
提督「いい子だ」ナデナデ
瑞鳳「えへへ//」
提督「さて、昼食をとりにいくか」
瑞鳳「食堂に行くの?」
提督「いや、わしが以前いた部屋だ」
瑞鳳「なんで?」
提督「行ってみればわかるそうだ」
瑞鳳「ふーん」
提督「まぁ、行くか」
瑞鳳「うん!」
スタスタ
-部屋前-
瑞鳳「提督ってここにいたんだね」スタスタ
提督「そうだ 相変わらずだな」スタスタ
ダダダダダダッ
瑞鳳「でも、なんで元の部屋に?」
提督「そうだな…」
ダダダダダダッ
提督「」ピタッ
瑞鳳「? 提督どうしたの?」
提督「懐かしい足音だ」クルッ
スッ←腕を広げ
?「てーいーとーくー!」ピョン
提督「おっと」キャッチ
提督「やっぱりお前だったか 蒼龍」
蒼龍「久しぶりだね、提督♪」
提督「そうだな」ナデナデ
蒼龍「えへへ//」
ピトッ
提督「ん?」
?「提督 私もいるんだけど…」
提督「忘れておらんよ」ナデ
提督「久しぶりだな 飛龍」
飛龍「//」
(※二人とも改二です)
瑞鳳「…」
瑞鳳「…」プクー←頬を膨らませ
瑞鳳「えいっ!」ギュー←後ろから抱きつき
提督「お? どうした? 瑞鳳」
瑞鳳「…」ギュー
蒼龍「提督 拗ねちゃったよ」
飛龍「ちょっと、やり過ぎたかな」アハハ
瑞鳳「…」ギュー
提督「アハハ、すまんな瑞鳳」ナデナデ
瑞鳳「ふん!」プイッ
提督「あー、ふて腐れたか…」ニガワライ
蒼龍「あ、提督昼食作ったから、入って入って」グイグイ
飛龍「そうだよ、私と蒼龍で作ったんだから!」グイグイ
提督「おお、そんなに引っ張らないでくれ」
ガチャ バタン
-昼食-
パクパク
蒼龍「提督 どうかな?」
提督「ああ、とても美味しいよ」ニコッ
蒼龍「ふふふ、やった♪」
飛龍「頑張ったかいあったね♪」
瑞鳳「…」パクパク
提督「瑞鳳どうした?」
瑞鳳「…なんでもない」プイッ
提督「あらら…」
提督「…仕方ない」スッ
提督「瑞鳳」
瑞鳳「ん?」クルッ
提督「はい」←煮物を差し出し
瑞鳳「んぐ」パク
モグモグ
提督「どうだ?」
瑞鳳「…美味しい」
提督「普通なら、逆だがまぁいいか」ハハハ
瑞鳳「//」
瑞鳳(今のはズルいよ)
蒼龍「ちょっと提督 私にもやってほしいな」チラッ
飛龍「私もやってほしいかな?」チラッ
提督「普通は逆だぞ」ハハハ
蒼龍「じゃあ…」
瑞鳳「提督!」
提督「ん?」クルッ
瑞鳳「はい」←煮物を差し出し
提督「あぐ」
蒼龍、飛龍「!?」ガタッ
モグモグ
瑞鳳「美味しい?」
提督「ああ、もちろん」ナデナデ
瑞鳳「えへへ//」
提督「おっと、そろそろ時間が…」
パクパク
提督「頂きました」テヲアワセ
提督「蒼龍、飛龍美味しかったぞ」
提督「またご馳走してくれ」ニコッ
蒼龍「う、うん」
飛龍「…あの、提督」
提督「ん?」
飛龍「さっき瑞鳳ちゃんがやってたこと私もやりたいな~」
蒼龍「!? ちょっと飛龍!」
提督「いいんじゃないか だが…」ハハハ
提督「そうゆうのは、本当に好きな殿方にやってあげるんだ わしにやるんじゃないぞ」ナデナデ
提督(介護されてるみたいで苦手だ)
飛龍「…」
飛龍(好きなのは、提督だよ)
提督「それじゃ、またな」
スタスタ
瑞鳳「あ、待ってよー」
タッタッタ
ガチャ バタン
蒼龍「あーあ、行っちゃったな」
飛龍「…」
蒼龍「もうちょっと話したかった~」
飛龍「…」
蒼龍「? 飛龍どうしたの?」
飛龍「…めた」
蒼龍「? 飛龍?」
飛龍「私決めた!」
蒼龍「ちょ、ちょっと急にどうしたの!?」
蒼龍「何を決めたの?」
飛龍「私、提督についていく! また、提督の下で戦う!」
蒼龍「えぇ!? でも…」
飛龍「じゃあ、元帥さんのところ行ってくる!」ダッ
蒼龍「ちょっと待って! 私も!」タッタッタ
スタスタ
提督「それにしても、二人の料理は美味しかったな」
瑞鳳「私だってできるもん!」
提督「じゃあ、今度は”卵焼き”以外の料理を食べてみたいな」
瑞鳳「」
瑞鳳(卵焼き以外自信ない…)
提督「なんて冗談だよ 美味しい卵焼きを待っておるぞ」ナデナデ
瑞鳳「ブー」
ダダダダダダッ
提督「またふて腐れたか」ハハハ
ダダダダダダッ
瑞鳳「からかわないで!」
ダダダダダダッ
ピタッ
瑞鳳「? 提督?」
提督「…また聞き覚えのおる足音だ」
スッ←腕を広げ
瑞鳳「?」
?「てーいーとーくーさーんー!」バッ
提督「おおっと」キャッチ
提督「お前も来たか 鹿島」
鹿島「お久しぶりです提督さん♪」スリスリ
提督「そうだな」ナデナデ
鹿島「えへへ//」ウットリ
瑞鳳「…」プクー
瑞鳳「ちょっと提督か…」
ゴゴゴゴ
鹿島、瑞鳳「!?」
提督「鹿島 後ろにこわーい人がおるぞ」
鹿島「」ガクガク
?「か~し~ま~」
鹿島「」ビクビク
クルッ←震えながら
?「御手洗いに行くって言ってからどれだけ時間かかっているのかしら~」ペシペシ
鹿島「か、香取…ねえ…」ガクガク
香取「なんでこんなところにいるのかしら~」ニコニコ
瑞鳳(笑顔が怖い)ガクガク
鹿島「ひ、久しぶりに… て、提督さんに会って…テンションが…」
香取「ふーん」ニコニコ
鹿島「直ぐに戻りまーす!」ピュー
コテッ←転けた
タッタッタ
香取「まったく、あの娘たら…」
提督「相変わらず、手厳しいな 香取」
香取「提督も提督です! ちゃんと注意してください!」ビシッ
提督「すまんな… つい、甘やかしてしまうな」ハハハ
香取「…じゃあ、私もいいですよね?」ボソッ
提督「?」
ギュ←抱きつき
瑞鳳「!?」
香取「私だって会いたかったんですよ提督」ギュー
提督「そうかそうか」ナデナデ
香取「//」
瑞鳳「…」プクー
香取「ありがとうございます」パッ
香取「それでは、私も失礼します」
提督「うん、すまんな」
香取「いえいえ、それでは…」
タッタッタ
提督「さて…」
ギュ
提督「? 瑞鳳?」
瑞鳳「…い」
提督「どうしたんだ?」
瑞鳳「みんなズルい…」
提督「?」
瑞鳳「全然…提督と…二人っきりに…なれない」グスッ
提督「…」
提督「…瑞鳳泣かないでくれ」
瑞鳳「うっうっ」ポロポロ
提督「…」
提督「…会議が終わったら、また会議室に来てくれないか?」
瑞鳳「えっ?」
提督「少し二人っきりで周辺を散歩しようか」ニコッ
瑞鳳「…いいの?」
提督「問題ない 寄りたいところもあるしな」
瑞鳳「…わかった!」ニコッ
提督「よし!」
提督「それじゃあ、あとでな」
瑞鳳「うん!」
-会議室-
元帥「--以上だ 何か質問は?」
提督達「…」
元帥「…無さそうだな」
元帥「所で話は変わるが 君達は、元海軍少将の惨殺事件を知っておるな」
A提督「非常に惨たらしかったと聞いております」
B提督「人がやることじゃないですよ」
元帥「知っているかどうかわからないが、元少将の下には警備としてSPが十人いたらしいが十人中五人が犯人の姿を見たらしい」
呉提督「犯人をですか?」
トラック提督「一体何者なんですか?」
元帥「話によると、仮面を被っていたらしく顔はわからないらしい」
柱島提督「仮面ですか?」
元帥「それに、その中の一人によればどこの国のものかわからない言葉を喋ったらしい」
D提督「と言うことは、日本人ではないのですか?」
元帥「どうだろうな… 獅子丸大将どう思う」
提督「そうだな まぁ一つ言えるのは、素顔を見られないために仮面をして顔を隠すなどをしているから用意周到で人員の配置をよく見ている偵察力を持っている殺しのプロだな」
提督「目的まではわからんが…」
トラック提督「先生はなんだと考えます?」
提督「そうだな… 個人的恨みか”海軍への見せしめ”かもな」
呉提督「海軍への…」
元帥「まぁ、何はともあれ 皆も気を付けてくれ」
元帥「大規模鎮守府には、護衛官が配属されているがその他の鎮守府にはいないからな 憲兵本部に協力を要請しているところだ」
元帥「後日、警備担当の憲兵が増員されるだろう」
元帥「話は以上だ」
キリツ キヲツケ ケイレイ ナオレ
ザワザワ
元帥「獅子丸 あの発言なんか裏があるのか?」
提督「どうだろうな あくまで考えたことをいっただけだが」
元帥「そうか まぁ、お前も用心しろよ」
提督「そうさせてもらおう」
大淀(大本営)「あの、提督」
提督「ん? おお、大淀か」
大淀「あ、あの…これよかったら貰ってください!」
スッ←クッキー差し出し
提督「これは…」
大淀「これは、その…//」
元帥「大淀が朝早くから作っていたんだ」
元帥「お前に渡すためにな」ハハハ
大淀「げ、元帥閣下!」カァァ
提督「ほぉ、それは楽しみだな」ニコッ
大淀「~~//」マッカ
元帥「鼻歌をしながら作っていたぞ」ヒソヒソ
提督「それは、見てみたかったな」ヒソヒソ
大淀「~~//」
大淀「し、失礼し、しましゅ//」
ピュー
元帥「噛んだな」
提督「そうだな」ハハハ
提督「それじゃあな」
元帥「ああ」
スタスタ
元帥「あ、獅子丸」
提督「ん?」
元帥「”彼女”に会ったか?」
提督「これからだ」
元帥「楽しみに待っているからな」
提督「わかった」
スタスタ
瑞鳳「提督!」
提督「おお、瑞鳳 待っててくれたか」
瑞鳳「うん! ほら、行こう!」スッ
提督「そうだな」スッ
ギュ←手を握り
瑞鳳「行こう!」
タッタッタ
翔鶴「…」
翔鶴「…いいな」ボソッ
-大本営外-
瑞鳳「どこにいくの?」
提督「周りを散歩するくらいじゃ」
瑞鳳「けっこう広そうだよ」
提督「散歩には、ちょうどいい」
瑞鳳「そうかもね」
提督「行くか」
瑞鳳「うん!」
-散歩中-
スタスタ
瑞鳳「静かな所だね」
(※大本営の敷地内です)
提督「そうだろ ここを歩いて考え事などをしておったんだ」
瑞鳳「作戦考えたり?」
提督「そんなところだな」ハハハ
提督「お、着いたぞ」
-休憩場-
瑞鳳「ここは?」
提督「瑞鳳 懐かしい仲間に会えるぞ」
瑞鳳「? 誰?」
提督「まぁ、おいで」スッ
瑞鳳「うん」ギュ
スタスタ
提督「失礼するよ」
瑞鳳「お、お邪魔します」オドオド
シーン
瑞鳳「誰もいないよ」
提督「あれ? いると思ったんだがな…」
スタスタ
ダキッ
瑞鳳「ん?」クルッ
提督「ほぉ… わしとしたことが背後をとられてしまったな」
提督「久しぶりだな ”鳳翔さん”」
鳳翔「ええ、お久しぶりです”謙吾さん”」
瑞鳳「ほ、鳳翔さん!?」
鳳翔「あら、瑞鳳ちゃん」ニコッ
スッ←離れた
瑞鳳「懐かしい仲間って鳳翔さんだったんだ!」
鳳翔「ええ、会えて嬉しいわ」ニコッ
瑞鳳「私も♪」
提督「良かったな二人とも」ニコッ
鳳翔「では、お茶にしましょうか”獅子丸大将”」
提督「ああ、お願いしよう」
瑞鳳(あれ? 呼び方変わった)
提督「外に座るところがあるそこにいこう」
瑞鳳「う、うん」
スタスタ
ベンチ「」
鳳翔「お待たせしました」コトッ
団子&お茶セット×3
瑞鳳「美味しそう!」
提督「瑞鳳食べてごらん」
瑞鳳「うん!」
瑞鳳「いただきまーす」
パク モグモグ
瑞鳳「美味しい!」
鳳翔「あら、お口合ったかしら」ウフフ
瑞鳳「うん! 凄く美味しいよ♪」
提督「じゃあ、わしもいただくか」
パクモグモグ
提督「うん、これは旨いな」ニコッ
鳳翔「ありがとうございます」フフッ
提督、鳳翔「…」ズズッ←お茶をのみ
瑞鳳「♪」モグモグ
護衛官(大本営)「おい、獅子丸大将だ」
護衛官(大本営)「久しぶりに見たなあの光景」
護衛官(大本営)「どうみても、”夫婦”にしか見えないな」
護衛官(大本営)「真ん中にあの娘がいたら”家族”みたいだな」
スタスタ
?「親っさん!」
提督「ん?」
某島提督「お久しぶりです親っさん!」
提督「おう、○○ 元気してたか」
某島提督「お陰さまで」
金剛「ヘーイ! あなたが提督のteacherデスカー?」
提督「お、金剛か 付き添いの艦娘かの」
某島提督「はい あと、実は…」
提督「どうした?」
某島提督「自分達、つい数日前”ケッコン”をしました!」
鳳翔「あら~」
瑞鳳「!?」
提督「ほぉ、それはめでたいな」ニコッ
某島提督「すぐに親っさんに言いたかったんだけど、遅れて申し訳ない…」
提督「なあに、構わん 本当におめでとう」
提督「金剛」
金剛「なんデスカ?」
提督「こいつは、寝坊はするわ 講義中に居眠りするわ 忘れ物するとかするどら息子だが 仲間思いで正義感が強い男じゃ きっと君を幸せにするだろう よろしく頼む」
某島提督「お、おい…」
金剛「任せてくださいネー! 私のバーニングラブでどんなことも乗り越えて見せますネー!」
提督「ほぉ、頼もしい奥さんじゃな○○」
某島提督「は、はい//」
瑞鳳(”ケッコン”いいな~)
某島提督「それじゃあ、親っさんまた顔だしに行きます」
提督「ああ、待っておるぞ」
ケイレイ
スタスタ
鳳翔「いい教え子を持ちましたね」
提督「そうだな」
鳳翔「戻りましょう」
スタスタ
-数十分後-
提督「それじゃあ、鳳翔 わしらはこれで失礼させてもらおう」
鳳翔「…そうですか」
提督「すまんな…」
鳳翔「いえ、提督ですからしょうがないです」
提督「また来るよ」
鳳翔「はい お待ちしております」ニコッ
瑞鳳「鳳翔さん また来るね」
鳳翔「ええ、待ってるわ」
提督「では、またな」
鳳翔「…はい」
スタスタ
鳳翔「…」
-大本営 正面-
大城大尉「提督お待ちしてました」
提督「すまんな」
大城大尉「いえ…」
提督「鎮守府に帰ろう」
大城大尉「了解しました」
大城大尉「各員乗車!」
隊員達「はい!」
タッタッタ ガチャ バタン
大城大尉『各車両 準備出来次第報告』
バイクタイイジョウナシ LAVイジョウナシ トラックイジョウナシ
大城大尉「各員異常無しです」
提督「よし、行こう」
大城大尉「了解」
大城大尉『出発だ 警戒を怠るな』
ブーン
-十数分後-
大城大尉「なるほど、そんなことが」
提督「わしらも気を付けなければならんな」
ピトッ
提督「?」チラッ
瑞鳳「Zzz…Zzz…」
提督「寝てしまったか」ハハハ
大城大尉「慣れないところで疲れたんでしょう」
提督「そうかもしれんな」ナデナデ
瑞鳳「Zzz…えへへ…Zzz…」
大城大尉『各員、これより車輛無線から個人無線に切り替えろ』
リョウカイ
-湯原鎮守府-
ガチャ バタン
大城大尉「お疲れ様でした」
提督「皆も今日は、ありがとうな」
大城大尉「…起きませんね」
瑞鳳「Zzz…Zzz…」
提督「そうだな」ニガワライ
隊員達(寝顔超可愛い)
提督「部屋に送ってくる」
大城大尉「了解しました」
スタスタ
-艦娘寮 付近-
隼鷹「お、提督じゃん」
提督「お、隼鷹か」
隼鷹「帰ってきてたんだな」
提督「今さっきな って、お前また酒飲んだのか?」
隼鷹「あ、バレた」
提督「匂いでわかる」
隼鷹「あっちゃ~、ここ通るんじゃなかった~」
提督「運が悪かったな」ハハハ
提督「そうだ、隼鷹 瑞鳳を頼む」スッ
隼鷹「あれ、寝ちまったのか?」
瑞鳳「Zzz…てーとく…Zzz…」
提督「どんな夢見とるのかの」
隼鷹「さあね~」ダキッ
提督「では、頼むぞ隼鷹」
隼鷹「あいよ~」スタスタ
提督「わしも戻るか」
スタスタ
-数日後-
提督『配属艦を五人も?』
元帥『そうだ、お前のところを鎮守府を希望している』
提督『受け入れは出来るが急だな』
元帥『その五人がどうしてもって言ってな』
提督『まさかとは思うがわしの事知ってる艦娘か?』
元帥『ああ、とても楽しみにしておるぞ』
提督『なんとなく予想できた』
元帥『当たるといいな』
提督『そうだな』
ガチャ
提督「…まさかな」
-翌日-
提督「…」
蒼龍「あれ~? 提督どうしたの~?」
飛龍「元気ないじゃん」
鹿島「提督さん 私が、癒してあげましょうか♪」
香取「鹿島」ゴゴゴ
鹿島「」ビクッ
提督(予想が当たったわ)
鳳翔「私もお願いしますね 謙吾さん♪」ニコッ
四人「!?」
提督「鳳翔さんその呼び方は…」
鳳翔「あら?申し訳ありません 提督♪」ニコッ
提督「はぁー…」
-蒼龍、飛龍、鹿島、香取、鳳翔終了-
-△▲鎮守府 23時過ぎ-
翔鶴「提督 終わりしました」
△▲提督「ご苦労 上がっていい」
翔鶴「はい… 失礼します…」
フラフラ ガチャ バタン
△▲提督「…」カキカキ
-廊下-
翔鶴「…」フラフラ
瑞鶴「翔鶴姉!」
翔鶴「っ! あ、瑞鶴」
瑞鶴「翔鶴姉大丈夫!?」ダキッ
翔鶴「大丈夫よ瑞鶴 ちょっと疲れただけよ」
瑞鶴「ちょっとどころの話じゃないよ ほら、部屋にいこ」
翔鶴「ありがとう瑞鶴」
スタスタ←翔鶴に肩を貸しながら歩いてます
翔鶴「」ウトウト
瑞鶴「翔鶴姉もう少しだからね」
翔鶴「うん ありがとう」
瑞鶴(提督さんはなに考えてるの? 許さないんだから)
ギギ ギギ ギギ
翔鶴、瑞鶴「?」
ギギギギギギ
瑞鶴「なんの音?」
翔鶴「後ろからだわ」
ギギギギギギ
瑞鶴「なんか近づいてない?」
翔鶴「そうかしら?」
ギギギギピタッ
翔鶴「?」クルッ
翔鶴「」
瑞鶴「翔鶴姉?」
翔鶴「…」ガクガグガク
瑞鶴「?」クルッ
ジジジジ
鳥仮面「…」ジー
瑞鶴「ひっ!?」
鳥仮面「…」ジー
瑞鶴「な、なにこいつ…」ガクガグガク
瑞鶴(に、逃げなきゃ…)
翔鶴「…」パタ
瑞鶴「しょ、翔鶴姉!」
翔鶴「」キゼツ
瑞鶴「ちょ、ちょっと、翔鶴姉!起きて!」グラグラ
鳥仮面「…」カタカタ
瑞鶴「ひっ!」
鳥仮面「Dove sono i tuoi capi」
瑞鶴「な、なに?」ガクガグガク
鳥仮面「Dove sono i tuoi capi!」(お前らのボスはどこだ!)
瑞鶴「い、いやぁぁぁ!」ダッ
タッタッタ
鳥仮面「…」
タッタッタ
瑞鶴(なにあれ!? なにあれ!?)
瑞鶴(とにかくやばい! 逃げよう!)
タッタッタ
瑞鶴(もう少しで私たちの部屋)
タッタッタ
瑞鶴「ひっ!?」
鳥仮面「…」スタスタ←前からやって来た
瑞鶴「な、なんで…」
鳥仮面「…」スタスタ
瑞鶴「…翔鶴姉ごめん」
パタ←翔鶴寝かせ
ガシャン←艤装展開(艦載機無)
瑞鶴「来い!」
鳥仮面「…」スタスタ
瑞鶴「」キリキリ
バシュン! ヒューン!
鳥仮面「」スルリ←避けた
瑞鶴「っ! もう一回!」
バシュン! ヒューン!
鳥仮面「…」スルリ←避けた
瑞鶴「嘘でしょ…」
鳥仮面「…」スタスタ
瑞鶴「このー!」
バシュン! ヒューン!
鳥仮面「」パチッ←矢をキャッチ
瑞鶴「!?」
鳥仮面「…」バキ←矢をへし折った
瑞鶴「そ、そんな…」パタッ←座り込み
鳥仮面「…」スタスタ
ピタッ←瑞鶴の目の前
鳥仮面「…」ジー
瑞鶴「あ、あ…」
瑞鶴(に、逃げなきゃ あ、足が動かない…)
鳥仮面「…」チャキ←折った矢を瑞鶴に向け
ヒュン!←振り下ろし
ザクッ←床に刺さり
瑞鶴「」キゼツ
鳥仮面「…」
スッ ピタッ←手を差し出しおでこに手をおき
鳥仮面「…」
スッ
鳥仮面「…」
翔鶴、瑞鶴「」キゼツチュウ
ダキッ←翔鶴と瑞鶴両脇に抱え
鳥仮面「…」スタスタ
-翔鶴、瑞鶴の部屋-
ガチャ
スッスッ←二人を布団にいれ
鳥仮面「…」
鳥仮面「姉妹のために勇敢に立ち向かった その勇姿に免じて今日は見逃そう」
鳥仮面「Incontriamoci di nuovo」(また会おう)
ジジジジ←透明化
-執務室-
△▲提督「…」カキカキ
△▲提督「…誰が犠牲になろうが、必ず上にいってやる」カキカキ
コンコン
△▲提督「誰だ」
シーン
△▲提督「…チッ」ガタッ
△▲提督「誰だ!」ガチャ
シーン
△▲提督「…気のせいか」バタン
△▲提督「ふっ…」クルッ
ジジジジ
鳥仮面「…」
△▲提督「なっ!?」
鳥仮面「ふん!」ドガッ
△▲提督「」
鳥仮面「…」
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
-湯原鎮守府-
提督「さて、今日の秘書艦は…」
コンコン
提督「入れ」
ガチャ
摩耶「よ、提督!」
提督「おう、今日は摩耶か」
摩耶「おう! 任せときな!」
提督「じゃあ、これをやってもらおうかな?」
ドン!←書類の山
摩耶「」
提督「…」
摩耶「…あのー、提督?」
提督「…」カキカキ
摩耶「おーい」
提督「…」カキカキ
摩耶「…」
提督「……嘘だ」スッ←書類の山取り
摩耶「…勘弁してくれよ」ハハ
提督「すまんすまん」ハハハ
摩耶「ハハハ」
ーーーーーーーー
ーーーーーー
-△▲鎮守府-
瑞鶴「Zzz…Zzz…」
翔鶴「Zzz…Zzz…」
瑞鶴「う、う~ん」
スッ←起き上がり
瑞鶴「…」ボー
瑞鶴「!?」
瑞鶴「あ、あいつは!?」キョロキョロ
瑞鶴「って、あれ?」
瑞鶴「なんで…私たちの部屋に…」
翔鶴「う、う~ん」
瑞鶴「あ、翔鶴姉!?」
翔鶴「あら、瑞鶴」
瑞鶴「翔鶴姉大丈夫!? 怪我してない?」
翔鶴「ええ、大丈夫よ でも、なんで部屋に?」
瑞鶴「わからない 確かあの、変なのと戦ったあと… ダメ…思い出せない」
翔鶴「…夢だったのかしら?」
瑞鶴「そんなわけ…あるのかな?」
翔鶴「いけない! すぐに提督の所にいかないと」サッ
瑞鶴「あ、翔鶴姉…」
ガチャ バタン
瑞鶴「…行っちゃった」
-湯原鎮守府 執務室-
摩耶「提督ここ判子押してもらっていいか?」
提督「おう、わかった」パタン
提督「これでいいか?」
摩耶「サンキュー提督」
カキカキカキカキ
PPPP
摩耶「お、電話か」スッ
提督「あ、わしが出る」
電話「」←元帥の名前
提督(吉良から?)
ガチャ
提督『もしもし』
元帥『よう、獅子丸』
提督『どうした?』
元帥『問題発生だ』
提督『なんだ?』
元帥『△▲鎮守府の提督が殺害された』
提督『……は?』
-数時間前 △▲鎮守府-
瑞鶴「あいつ何者だったのかな?」
ボフン←ベットに寝転び
瑞鶴(私の矢を簡単に避けたり、キャッチしたりするなんて)
タッタッタ バタン!
翔鶴「瑞鶴!」
瑞鶴「ど、どうしたの翔鶴姉?」
翔鶴「提督がいないの!」
瑞鶴「へ? 提督さんが?」
翔鶴「今、他の娘にも探してもらってるけど…」
瑞鶴「わかった 私も探す」
翔鶴「お願い」
タッタッタ
テイトク! ドコデスカ!? シレイカーン!
-一時間後-
瑞鶴「翔鶴姉いた?」
翔鶴「いいえ」フリフリ
瑞鶴「みんなは?」
艦娘達「」フリフリ
瑞鶴「どこ行っちゃったのよ?」
翔鶴「どこにも出掛ける予定無かった筈だけど…」
憲兵兵長「皆さん!」
翔鶴「あ、憲兵さん」
憲兵兵長「見つかりましたか?」
翔鶴「いいえ どこにも…」
憲兵兵長「そうですか…」
瑞鶴「いったいどこに…」
憲兵1「ひっ」
全員「?」クルッ
憲兵1「」ガクガク←双眼鏡見ながら
憲兵兵長「どうしたんだ?」
憲兵1「た、隊長… あ、あれ…」ユビサシ
憲兵兵長「ん?」←双眼鏡覗き
憲兵兵長「」ジー
憲兵兵長「…嘘だろ」
瑞鶴「どうしたのよ?」
憲兵兵長「あれ」ユビサシ←クレーンのところ指差し
艦娘達「?」ジー
△▲提督「」プラーン←首吊り
(※クレーンの吊るす部分のところで首吊りしている状態です)
艦娘達「ひっ!?」
瑞鶴「…嘘でしょ」
翔鶴「そ、そんな…ていと…」パタン
瑞鶴「しょ、翔鶴姉!?」
憲兵兵長「な、何をしている!? すぐに助けにいくぞ!」
憲兵2「どうやっていくんですか!?」
憲兵兵長「確か、昇る所があったはずだ! そこからいくぞ!」
タッタッタ
ーーーーー
ーーー
元帥『憲兵からの通報があって発覚した』
提督『憲兵が増員されたんじゃないのか?』
元帥『どうやら、その憲兵達も気づかなかったらしい』
元帥『今、警察や憲兵隊が調査しているが…』
提督『なんだ?』
元帥『お前のところからも人を出してほしい』
提督『なんでわしのところから?』
元帥『お前のところの隊員達が信用できるからだ』
提督『お誉めの言葉ありがたくいただこう』
元帥『で、どうなんだ?』
提督『…二十人くらいだそう』
元帥『ありがたい』
提督『気にするな では、準備させる』
元帥『頼むぞ』
ガチャ
摩耶「どうしたんだ?」
提督「提督が殺されたらしい」
摩耶「げっ、マジかよ…」
提督「…あの二人も呼ぶか」
提督「摩耶 赤城と加賀を呼んできてくれ」
摩耶「お、わかった」
スタスタ ガチャ バタン
-数分後-
コンコン
提督「入れ」
ガチャ
赤城「失礼いたします」
加賀「失礼します」
提督「すまんな二人とも」
赤城「気にしないで下さい」
加賀「どうしたんですか?」
提督「単刀直入に言うと、君たち二人の元上官である△▲提督が亡くなった」
赤城「…え?」
加賀「…はい?」
提督「なんでも、首を吊って亡くなったらしい」
加賀「自殺なの?」
提督「それが、自殺とは考えにくいらしい」
赤城「どうしてですか?」
提督「首を吊った場所がクレーンの上部辺りらしい」
赤城「…え?」
加賀「殺されたってこと?」
提督「警察とかは、そう考えているだろう」
赤城「…」
加賀「…それで、私達を呼んだ理由はなんなのかしら?」
提督「君達には、一度△▲鎮守府に行ってそこの艦娘達のケアをしてほしい」
赤城「ケアですか?」
提督「精神的ショックを受けているだろう 二人でケアをしてあげてくれ」
提督「本当は、四駆の娘達もと思ったがやめておいた」
加賀「懸命な判断です」
提督「ありがとう それで、お願いできるか?」
赤城「私は、問題ないですよ」
加賀「私も大丈夫です」
提督「ありがとう では、この後出発する」
赤城「わかりました」
加賀「それでは、失礼します」
ガチャ バタン
-運動場-
神風「レオ ちゃんと取るんですよ」←フリスビー持ち
レオ「ワン!」
神風「せーの それ!」ビュン!
レオ「ワン!」タッタッタ
パクッ←キャッチ成功
タッタッタ
神風「よし、いい子です」ナデナデ
レオ「クゥーン」
ヒューイ←指笛
レオ「! ワン!」タッタッタ
神風「?」
中沢中尉「よーし いい子だ」
中沢中尉「神風ちゃんごめんよ ちょっと仕事ができちまった レオを連れてくな」
神風「…そうですか」シュン
中沢中尉「ごめんな 終わったら、また遊んであげてくれ」
神風「わかりました」
中沢中尉「レオ COME」
レオ「ワン!」タッタッタ
神風「…ついてないわ」ガックリ
-正面門-
大城大尉「まさか、派遣されるとはな」
中沢中尉「自分まで呼ばれるとは思いませんでした」
大城大尉「レオを使いたいらしい 警察犬並みの働きを期待されるぞ」
中沢中尉「軍用犬なんですけど…」
レオ「ワン!」
赤城「お二人とも今日はお願いします」
大城大尉「いえいえ、気にせずに」
加賀「本職とは違うこともやるのね」クスッ
中沢中尉「大尉ならまだしも、俺はこう言うのに関してはド素人だぞ」
大城大尉「まぁ、文句言うな」ニガワライ
レオ「ワン!」
赤城「レオ 今日はお願いね」ナデナデ
レオ「クゥーン」
加賀「赤城さんには懐くのね」
赤城「加賀さんにも懐いてますよ ねぇ」
レオ「ワン!」
大城大尉「そろそろいくぞ」
ガチャ
(編成:73式小型トラック 軽装甲機動車 73式大型トラック×2)
レオ「ワンワン!」
中沢中尉「わかったわかった お前の席はここだろ」ダキッ
レオ「」←軽装甲機動車の銃座にのせ
中沢中尉「これでいいだろ」
レオ「ワン!」
操縦士「相変わらずお気に入りですね」ハハハ
中沢中尉「そうだな 運転頼むぞ」
操縦士「はい!」
大城大尉『各車両出発しろ』
ブーン ブォーン
-△▲鎮守府-
ザワザワ
-73式小型トラック内-
大城大尉「すごいなぁ 警察や軍関係者ばっかだ」
赤城「…なんか懐かしく感じますね」
加賀「えぇ、またここに来るなんて…」
加賀(五航戦の二人は元気かしら?)
赤城「あの二人が心配ですか?」
加賀「なっ、なんの事です?」アセアセ
赤城「心配なんですね」フフッ
加賀「~~//」マッカ
運転手「到着です」
大城大尉「さて、仕事しますか」
ガチャ バタン
大城大尉「お疲れ様です」
憲兵兵長「あなた方は?」
大城大尉「湯原鎮守府所属のものです 応援が必要として駆けつけました」
憲兵兵長「そうでしたか わざわざありがとうございます」
赤城「あの…」
憲兵兵長「はい?」
赤城「申し訳ありませんが…提督に会わせてもらえませんか?」
加賀「赤城さん?」
憲兵兵長「なぜですか?」
赤城「私と加賀さんの元上官なんです」
加賀「…」
憲兵兵長「…わかりました こちらです」
スタスタ
-安置所-
パサッ
検死官「お疲れ様です」
憲兵兵長「うむ こちらです」
△▲提督「」
赤城「提督…」
加賀「…」
大城大尉「…首に痕がある」
検死官「はい 死亡推定時刻は、午前0時~1時位と考えられます」
中沢中尉「本当に殺人なのか?」
憲兵兵長「現場を見てみればわかります」
大城大尉「案内してくれ」
憲兵兵長「了解しました」
中沢中尉「二人もいいか?」
赤城「…はい」
加賀「大丈夫です…」
スタスタ
-クレーン前-
憲兵兵長「ここが現場です」
大城大尉「このクレーンにいたのか?」
憲兵兵長「はい あそこで首を…」ユビサシ
中沢中尉「あそこまでどうやって?」
憲兵兵長「エレベーターがありますが事件当時は電源が切られていたので動いてません」
赤城「それは本当ですか?」
憲兵兵長「はい 仮に動いたとしてもエレベーターの電気が点いて憲兵の誰かが気づくはずです」
加賀「じゃあ、どうやって…」
大城大尉「あのはしごは?」
憲兵兵長「エレベーターを設置する前からありました 今は誰も使ってません」
中沢中尉「中嶋(なかじま)」
中嶋兵長「はい」
中沢中尉「あのはしご使ってあの場所まで行ってこい」
中嶋兵長「へっ?」
中沢中尉「早く行け!」
中嶋兵長「は、はい!」タッタッタ
憲兵兵長「ちょっと待ってください 許可取りますから…」タッタッタ
-数分後-
憲兵兵長「準備はいいですか?」
中嶋兵長「どうぞ」
中嶋兵長(ヤバいめっちゃ重い)←△▲提督と同じ重さの重り背負っている
憲兵兵長「よーい、スタート!」ピッ
タッタッタ トットットッ
大城大尉「速いなぁ」
中沢中尉「俺の部下ですから」
トットット トッ…トッ…トッ
加賀「スピードが落ちてますけど」
中沢中尉「人間だからな…」
-十数分後-
中嶋兵長「完了…しま…した」ゼェゼェ
中沢中尉「ご苦労 エレベーターで帰ってこい」
中嶋兵長「了解…」
中沢中尉「やっぱり無理だな…」
憲兵兵長「どうゆうことです?」
中沢中尉「何十キロもある人間を担いであのクレーンに昇って人を吊るすことだ」
大城大尉「お前もそう思うか?」
中沢中尉「あいつは、俺の部下のなかでも体力がある方だ そんなあいつがクタクタになるんだ とてもじゃないが難しすぎる」
憲兵兵長「そうですか…」
赤城「あの、気になったんですけど…」
憲兵兵長「どうしました?」
赤城「目撃者とかいるんですか?」
大城大尉「目撃者?」
加賀「そうね 誰かいないのかしら」
憲兵兵長「そういえば、翔鶴さんと瑞鶴さんがなんか見たって証言してますけど…」
加賀「っ!? それは本当!?」
憲兵兵長「え、えぇ」
大城大尉「なんか聞けるかもしれないな 会わせてくれ」
憲兵兵長「…わかりました」
-応接間(臨時取調室)-
瑞鶴「だから、本当に見たんだって!」
捜査員1「そんなこと言われましても…」
捜査員2「侵入した形跡が無いのでそれだけでは…」
翔鶴「本当に見たんです 信じてください!」
コンコン
捜査員1「…どうぞ」
ガチャ
憲兵兵長「失礼します」
捜査員1「あ、どうも」
捜査員2「お疲れ様です」
捜査員1「そちらの方々は?」
大城大尉「あ、こう言うものです」スッ←軍隊手帳見せ
捜査員1「あ、海軍の方でしたか」
大城大尉「申し訳ありませんが、お話を聞かせてほしいので席を外してもらっていいですか?」
捜査員2「構いませんけど、そんなに時間はとれませんよ」
大城大尉「構いません お願いします」
捜査員1「…わかりました では」
スタスタ ガチャ バタン
大城大尉「どうもはじめまして」
瑞鶴「あなたたち誰?」
大城大尉「申し遅れたな 湯原鎮守府第一特務小隊大尉 大城だ」
中沢中尉「同じく 第二特務中尉 中沢だ」
瑞鶴「なんで他の鎮守府から?」
大城大尉「提督の命令でな ここの元所属艦娘を連れてくると同時に事件の捜査を」
翔鶴「元所属艦娘って誰なんですか?」
中沢中尉「赤城と加賀だ」
翔鶴、瑞鶴「!?」
瑞鶴「加賀さん達がここにいるの!」ズイッ
中沢中尉「おぉ…」アセリ
翔鶴「どこにいるんですか!?」
大城大尉「まずは、落ち着いてくれ 今二人は、他の艦娘のケアに当たっているよ」
瑞鶴「そう…ですか」スタッ
翔鶴「取り乱して申し訳ありません」アタマサゲ
大城大尉「気にしないでくれ 君達にとって彼女達はとても大事な存在なんだな」
翔鶴、瑞鶴「…」コクッ
大城大尉「俺もこの仕事の前は”憲兵”だったが、何処にいっても二人の憧れはあの二人なんだな」
瑞鶴「憲兵だったの?」
大城大尉「まあな」
大城大尉「さて、緊張がほぐれたかな? ここから本題といかせてもらおう」
翔鶴「は、はい」
瑞鶴「うん…」
大城大尉「君達は何を見たんだ? 聞いた感じ誰も取り合ってくれてなさそうだったが…」
瑞鶴「…信じてくれるの?」
大城大尉「俺の経験上、二人が嘘をつくようには見えないが…」
中沢中尉「それに、提督から細かい証言も聞いてくるように指示されてるしな」
翔鶴「わかりました」
大城大尉「だいたい、いつぐらいに見たんだ?」
瑞鶴「たしか、23:30近くかな? あの日、翔鶴姉が帰ってこないから迎えにいって執務室の近くの廊下で翔鶴姉に会ったの」
翔鶴「それで、部屋に向かっていたら後ろから音がしたんです」
大城大尉「音?」
瑞鶴「それで、近づいてくるのがわかってしばらくしたら真後ろぐらいで止まったの 後ろを振り替えったら”あいつ”がいたの」
中沢中尉「あいつ?」
瑞鶴「なにもいなかったはずなのに突然現れたの 透明だったのに実体化したの」
中沢中尉「なんだそりゃ? SF映画じゃあるまいし」
大城大尉「中沢 口を慎め」
中沢中尉「…すいません」
大城大尉「どんな感じだったんだ?」
瑞鶴「ええっと~…」
隊員「似顔絵描いてみますか?」
大城大尉「永森 描けるのか?」
永森上等兵「警務隊時代に何回か…」
大城大尉「…やってくれ」
永森上等兵「了解しました」
スタッ サラッ←座って用紙を出し
永森上等兵「じゃあ、教えてもらっていいかな?」
翔鶴「えっと…」
-制作中-
永森上等兵「こんなもんですかね?」ピラッ
翔鶴、瑞鶴「…」ジー
永森上等兵「…違った?」
瑞鶴「いい感じじゃない」
翔鶴「まるっきりこれです」
大城大尉「どんな感じだ?」
永森上等兵「どうぞ」スッ
大城大尉「こりゃ…」
中沢中尉「ペスト病のマスクみたいだな」
永森上等兵「そのまんまな気がします…」
大城大尉「ありがとう 証拠になるよ」
瑞鶴「そういえば、こいつ喋ったよ」
大城大尉「喋った? 何て言ってた?」
瑞鶴「わからない… 覚えているのは”キャピ”っていってた」
大城大尉「キャピ?」
中沢中尉「多分、イタリア語だな 意味は”ボス”だ」
翔鶴「ボス…」
瑞鶴「提督さんの事…だよね?」
中沢中尉「多分な…」
大城大尉「とりあえず、現場に行かせてもらおう」ガタッ
瑞鶴「案内するわ」
大城大尉「助かるよ」
スタスタ
-廊下-
大城大尉「ここで初めて姿を見たのか?」
瑞鶴「そう ここで振り向いたらいたの」
翔鶴(ここから記憶がない)
瑞鶴「それで、翔鶴姉背負ってこっちに逃げたの」
スタスタ←しばらく歩き
瑞鶴「ここで、目の前からやって来たの」
大城大尉「なんで目の前から?」
瑞鶴「わからない… 本当に突然だったから」
中沢中尉「抵抗はしたのか?」
瑞鶴「艤装を出して戦ったわ」
大城大尉「え、でも…」
瑞鶴「艦載機は出さなかったわ いくらなんでも狭すぎるし私達も危ないわ」
大城大尉「それもそうだな…」
瑞鶴「でもダメだった…」
中沢中尉「ダメだった?」
瑞鶴「放った矢は避けられたし、挙げ句矢を掴まれた」
大城大尉「掴まれた!?」
中沢中尉(化け物かよ)
瑞鶴「そのあと、気を失っちゃったの…」
大城大尉「それで、目を覚ましたら部屋にいたと」
瑞鶴「うん」
翔鶴「はい…」
中沢中尉「一か八かだけど、犯人が部屋に来たなら匂いが残ってるかもな…」
大城大尉「できるのか?」
中沢中尉「難しいですけど、試してみますか」
大城大尉「…やってみよう」
中沢中尉「レオ COME」
レオ「ワン」
中沢中尉「彼女達の匂いを覚えろ」
レオ「ワン!」
中沢中尉「Go」
トテトテ
中沢中尉「すまないが、ちょっと失礼するよ」
翔鶴「一体…」
瑞鶴「なにを…」
クンクン←翔鶴の匂い嗅ぎ
翔鶴「きゃっ」
クンクン
レオ「ワン!」
トテトテ
クンクン←瑞鶴の匂い嗅ぎ
瑞鶴「ちょ、ちょっと!」
レオ「ワン!」
中沢中尉「レオ Go」
クンクン トテトテ
瑞鶴「なに一体…」
トテトテ
-翔鶴、瑞鶴部屋前-
レオ「ワン!」
中沢中尉「部屋合ってる?」
翔鶴「えぇ…」
瑞鶴(匂いだけで…)
大城大尉「あんまり言いたくないけど、犯人は君たちの部屋入ったぞ」
瑞鶴「そんな気がするわ」
大城大尉「中で捜査してみたいが、あいにく警察じゃないからそう言うことは出来ない」
瑞鶴「じゃあ、どうするの?」
中沢中尉「こいつだけ入れてもらっていいか?」クイッ
レオ「?」
翔鶴「ワンちゃんを?」
瑞鶴「まぁ、いいけど…」
中沢中尉「ありがとう 頼むぞ」スッ←リード渡し
瑞鶴「う、うん」
ガチャ バタン
-十数分後-
ガチャ
レオ「ワン!」
中沢中尉「なんか見つけたのか?」
レオ「ワン!」
中沢中尉「辿ってくれ」
クンクン トテトテ
中沢中尉「迷惑かけなかったか?」
翔鶴「えぇ、大丈夫ですよ」
瑞鶴(布団の匂い嗅がれるのはちょっと…)
-執務室-
レオ「ワン!」
大城大尉「開けても」
翔鶴「えぇ…」
ガチャ
トテトテ
レオ「ワン! ワン!」
中沢中尉「窓際?」
大城大尉「今日、窓際に行ったか?」
翔鶴「いいえ 行ってないです」
レオ「クゥーン」
中沢中尉「ここで匂いが途絶えているらしいな」
大城大尉「そっか…」
大城大尉「ご協力感謝する」
翔鶴「いえ、ありがとうございます」
ガチャ
加賀「あら、懐かしい顔の娘がいるわね」
赤城「久しぶりね二人とも」
翔鶴、瑞鶴「!?」
赤城「レオ おいで」クイクイ←手招き
レオ「ワン!」トテトテ
赤城「ちゃんと仕事した?」ナデナデ
レオ「ワン!」
赤城「よしよし」ナデナデ
レオ「クゥーン」
加賀「相変わらず、赤城さんに懐いてるわね」
赤城「加賀さんにも懐きますよ」
レオ「クゥーン」
中沢中尉「時間があったら、散歩してあげてくれ 軍用犬でも中身は普通の犬だからな」
レオ「ワン!」
赤城「鍛練ばかりでなく、息抜きも必要ですよ」
加賀「はぁ…」
瑞鶴(向こうでも、鍛練ばかりなの…)
翔鶴「先輩方…」
赤城「翔鶴さん、瑞鶴さんあなた方は大丈夫ですか?」
翔鶴「私達はなんとか… でも」
赤城「他の娘達の方ですか?」
翔鶴「はい…」
加賀「大丈夫よ 混乱はしてたけど、今は落ち着いたわ」
翔鶴「そうですか…」
瑞鶴「…」
大城大尉「俺たちは出るぞ」ヒソヒソ
中沢中尉「それがいいですね」ヒソヒソ
大城大尉「すまないが、捜査結果を報告しないといけないから俺らは失礼させてもらうぞ」
翔鶴「あ、はい」
スタスタ ガチャ バタン
翔鶴「…」
瑞鶴「…」
赤城「どうしたんですか? ふたりとも」
加賀「言いたいことがあるなら言いなさい」
翔鶴「…先輩方」
赤城、加賀「?」
翔鶴「ごめん…なさい」ポロッ
瑞鶴「翔鶴姉!?」
赤城「…」
加賀「…」
翔鶴「提督の秘書艦として提督を守れませんでした…」
瑞鶴「…私も…なにもできなかった」
赤城「…そんなことありません」
加賀「襲撃されるなんて、誰も予想できなかったはずよ」
翔鶴「で、でも…」
赤城「翔鶴さん もういいのよ」ダキッ
翔鶴「赤城…さん」
赤城「あなた達は、よく頑張ったわ 提督の件は残念だったけど…」
翔鶴、瑞鶴「…」
赤城「それで謝るなら、私達もごめんなさい」
翔鶴「え?…」
加賀「辛い役目をあなた達に任せてしまったわね」
赤城「私達が不甲斐ないばかりに…」
瑞鶴「そ、そんな事…」
加賀「瑞鶴」
瑞鶴「は、はい」
加賀「あなたは、提督を殺した犯人に立ち向かったらしいじゃない」
瑞鶴「…」
加賀「それで、あなた達二人がやられたらどうするつもりだったの?」
瑞鶴「…」
加賀「答えられないのね」
瑞鶴「…」コクッ
加賀「…そう」
加賀「だけどこれだけは言わせて頂戴」
瑞鶴「な、なによ…」
加賀「よく頑張ったわ」
瑞鶴「…」ウルッ
加賀「…それだけよ」
赤城「…」
加賀「赤城さん そろそろ戻りましょう」
赤城「…そうですね」
赤城「二人とも元気でね」
加賀「新しい提督の元頑張るのよ」
翔鶴、瑞鶴「…」
スタスタ
翔鶴「待って下さい!」
赤城、加賀「?」クル
翔鶴「二人とも残ってくれませんか?」
瑞鶴「翔鶴姉!?」
加賀「…それはできないわ」
赤城「私達は、もう違う鎮守府の艦娘よ ここにいることはできない」
翔鶴「で、でも…」
瑞鶴「お願い…します」
赤城「二人とも甘えてはいけません!」
加賀「あなた達なら乗り越えていけると私と赤城さんは信じているわ」
翔鶴、瑞鶴「…」
赤城「頑張りなさい」
スタスタ ガチャ バタン
-玄関口-
スタスタ
大城大尉「終わりましたか?」
赤城「…はい」
加賀「…」
大城大尉「よかったのか? 彼女達を突き放して」
加賀「厳しくしなければ、苦難に立ち向かえません」
赤城「私達はそれを遠くから見守るだけです」
大城大尉「…そうか」
中沢中尉「大尉いきましょう 時間です」
大城大尉「わかった いきましょう」
加賀「えぇ…」
赤城「…はい」
ガチャ バタン
ブーン
-湯原鎮守府 執務室-
大城大尉「…以上が捜査結果です」
提督「…」
大城大尉「提督? いかがなされました?」
提督「いや… なんでもない」
大城大尉「…そうですか」
提督「今日は急に頼んですまなかった」
大城大尉「いいえ、これも任務ですから」
提督「そう言ってもらえると助かる」
大城大尉「ありがとうございます それでは、失礼します」
スタスタ ガチャ バタン
提督「…」
似顔絵「」
提督「…なんでお前がいるんだ」
提督「……”イカロス”」
-とある島 廃墟-
鳥仮面「…」
仮面「どうゆうつもりだ」
山羊仮面「元提督ならまだしも現役の提督を殺すなんてな…」
獣仮面「おいおい、一人でなに楽しいことしてんだか…」
仮面「なんで殺したんだ?」
鳥仮面「あいつは、同期の出世に焦り周りを巻き込んで戦果稼ぎだ 俺の嫌いなタイプだったので」
仮面「そうゆう事は俺達に許可をもらってやれ」
山羊仮面「お陰でそこら中で警戒体制が敷かれてますよ」
鳥仮面「それは、申し訳なかったな」
獣仮面「気になったんだが」
鳥仮面「なにか?」
獣仮面「なんで姿を見た艦娘を生かした?」
鳥仮面「なんか知らないけど、もう一度会える気がしましてねぇ 再戦の楽しみを取っといた感じですねぇ」
獣仮面「…ふーん」
仮面「まぁ、クズ野郎殺すのは反対はしない だが、勝手に動き回るな」
鳥仮面「…了解」
山羊仮面「まぁ、これでお開きにしましょう」
獣仮面「それがいい それじゃあ、俺は狩りに行ってくる」スタッ
仮面「派手に動き回るのは、勘弁ですよ」
獣仮面「…わかってる」
ーーーーーーー
数日後
提督『そういえば、あの鎮守府はどうなったんだ?』
元帥『例の鎮守府か?』
提督『ああ』
元帥『言いづらいが誰も提督が着任していない』
提督『なんで着任していないんだ?』
元帥『いわゆる”曰く付き”になったようでな 誰も行きたがらないらしい』
提督『いわくつきって…』
元帥『まぁ、正体不明の変な奴に殺された提督の鎮守府なんか行きたくないんだろう』
提督『艦娘達はどうするんだ?』
元帥『その問題のせいでわしは今も頭痛がしているんだ』
提督『また別の鎮守府に移すのか?』
元帥『最悪そうなりそうだ』
提督『お前も大変だな』
元帥『そう言ってくれるだけでもありがたみを感じるよ』
元帥『それじゃあ、なんかあったら頼むぞ』
提督『わかった…』
ガチャ
提督「…いわくつきねぇ」
コンコン
提督「入れ」
ガチャ
赤城「失礼します」
提督「赤城か 報告書か?」
赤城「はい お届けに来ました」
提督「ありがとう 助かるよ」
赤城「いえ、大丈夫です」
提督「では、補給等を行ってきてくれ」
赤城「いえ、提督 その前に一つよろしいですか?」
提督「? なんだ?」
赤城「私達がいた鎮守府はどうなっているんですか?」
提督「…」ウーン
赤城「提督?」
提督「あんまり言いたくないが、存続の危機らしい」
赤城「…そう…ですか」
提督「すまないな ショックだと思うが…」
赤城「いえ、大丈夫です」
提督「そう言ってくれて助かる」
赤城「提督」
提督「?」
赤城「もし、艦娘が移ってくるなら受け入れてください」
提督「…検討しよう」
赤城「ありがとうございます」
赤城「失礼します!」
ガチャ バタン
提督「…赤城は優しいな」
-数週間後-
提督「……」
翔鶴「…そ、その」←赤疲労
瑞鶴「よ、よろしく…お願いします」←赤疲労
提督(大丈夫なのかこの二人?)
提督「まぁ、移動で疲れただろう 体を休めてくれ」
翔鶴「え、でも…」
瑞鶴「気にしないで、まだ動けるわ…」
提督「」
提督(鎮守府を潰さないために必死になりすぎて体が麻痺しているのか…)
コンコン
提督「入れ」
ガチャ
赤城「失礼します」
加賀「失礼します」
翔鶴、瑞鶴「っ!?」
加賀「あら?」
赤城「二人ともなんでここに?」
提督「△▲鎮守府が解体されたらしい」
赤城「…」
加賀「…そう…ですか」
翔鶴、瑞鶴「…」
提督「わしは席を外そう」ガタッ
赤城「え、でも…提督?」
提督「若いもの同士話をしなさい 終わったら、部屋に案内してやってくれ」
加賀「…わかりました」
ガチャ バタン
四人「…」
赤城「え、えっと…」
翔鶴、瑞鶴「ごめんなさい!」
赤城、加賀「へっ?」
翔鶴「私達、…提督だけじゃなく…鎮守府も…守れませんでした…」ポロポロ
瑞鶴「ごめん…なさい」ポロポロ
赤城「…」
加賀「…」
翔鶴「本当に…」
赤城「翔鶴さん 瑞鶴さん もういいですよ」
瑞鶴「え…」
加賀「私の知っている五航戦はそんなメソメソしないし、頭なんか下げないはずだわ 特に瑞鶴」
瑞鶴「なっ!?」
赤城「」プッ
翔鶴「…」プルプル
瑞鶴「な、なによ! 私だっ…」
加賀「私の知っている貴方は、メソメソしている暇があったら前に歩き続けたはずよ」
瑞鶴「っ!?」
赤城「そうですね 加賀さんの言うとおりです」
赤城「貴女方は、私達が認めた艦娘です こんなところでへこんでる場合じゃないですよ」
加賀「今度こそ、私達を越えてみなさい」
翔鶴、瑞鶴「…」
瑞鶴「…言わせておけば」
翔鶴「そんなこと言われて悔しくないわけないです」
赤城「だったら、またよろしくお願いしますね」ニコッ
翔鶴、瑞鶴「はい!」
加賀「」フフッ
-鳳翔の店-
鳳翔「それで、四人と話をさせたんですか?」カチャ
提督「わしがいたら、気を使うからな」オチャウケトリ
鳳翔「まぁ、間違ってはいませんね」
提督「そう言ってもらえるとありがたい」
提督、鳳翔←お茶飲み
提督「…うまい」
鳳翔「ありがとうございます」フフッ
鳳翔「お茶菓子もありますよ」スッ←クッキー
ダダダダ
提督「ほぉ、これは美味しそうだな」ニコッ
ダダダダ
鳳翔「手作りなので自信が無いですが…」
ダダダダ
提督「そうか? 美味しそうだがな」スッ
?「提ー督!」ダキッ
提督「うぉっ!」ビシャー
提督「どうしたんだ 蒼龍」ナデナデ
蒼龍「えへへ//」
提督「……蒼龍右を見てごらん」
蒼龍「ん?」チラッ
鳳翔「」ニコニコ←びしょ濡れ
蒼龍「」
鳳翔「」ニコニコ
蒼龍「…提督… 一生のお願い…」
提督「…無理だ」
蒼龍「」
鳳翔「蒼龍さん」ニコッ
蒼龍「ひっ」ビクビク
鳳翔「覚悟はできてますよね~?」スッ←しばき棒出し
(※ガキ使のしばき棒だと思ってください 因みに艤装を着けててもかなり痛い)
蒼龍「ご…ごめんなさいー!」ダッ
鳳翔「まちなさーい!!」ダッ
キャー! マチナサーイ!
飛龍「あーあ、素直に謝ればよかったのに…」ズズッ
提督「…そうだな」パクパク
提督「これは旨いな」
飛龍「てーいーとーく♪」ツンツン
提督「ん?」
飛龍「あ~~ん♪」クチアケ
提督「…自分で食べなさい」
飛龍「あ~~~ん♪」クチアケ
提督「」
スッ
飛龍「んんっ 美味しい♪ ありがとう、提督♪」ニコッ
提督「それは、よかったな」ハハハッ
蒼龍「飛龍何やってんの!! 助けてー!」ダダダダ
鳳翔「まちなさーい!!」
-廊下-
キャー! マチナサーイ!
翔鶴「…どうしたんですか、蒼龍さん?」
瑞鶴「鳳翔さんがすごく追いかけ回してるけど…」
赤城「いつものことですよ」
加賀「あなた達も気を付けなさい」
赤城、加賀(人の事言えないけど…)
-翔鶴、瑞鶴終了-
-その夜-
提督「それじゃあ、翔鶴と瑞鶴の着任祝いだ」
提督「乾杯」
艦娘達「「かんぱーい!」」
ワイワイ ガヤガヤ
赤城「上々ね♪」パクパク
加賀「流石に気分が高揚します」パクパク
アトランタ「これは、美味しいわ」パク
白露「おかわり一番乗り!」
時雨「白露 おかわりなら赤城さん達がとっくにしてるよ」
白露「」ガーン
朝潮「司令官 何か欲しいものがありましたらこの朝潮に…」
提督「大丈夫じゃ 朝潮は朝潮で楽しみなさい」ニコッ
朝潮「し、しかし…」
提督「いや、本当に…」
朝潮「」ウルッ
提督「…お茶を注いでくれ」
朝潮「はい!」パァァ
提督「終わったら、席に戻っても大丈夫だぞ」
隼鷹「よぉ~提督~ 飲んでるかい?」ヒック
提督「どんだけ飲んだんだ?」ハァ
隼鷹「えぇ~ちょこっとだよ~」ゲハハ
提督「一升瓶片手に持って言う言葉か…」
(※一升瓶=1,8㍑)
隼鷹「まぁまぁ、気にしない気にしない」バチバチ
隼鷹「提督も少し付き合いなよぉ~」スッ←コップだし
提督「…すまんな 酒は控えておる」
隼鷹「えー! いいじゃんちょっとくらい!」ギャー!
提督「健康のためだ」ハハハッ
-一時間後-
摩耶「おーい、”ブラックジャック”やるけど、誰かやろうぜ!」
(※ギャンブルです)
加古「あたしやろうかな」テヲアゲ
夕張「私も 面白そう」スッ
アトランタ「やろうかしら」スッ
瑞鶴「私もやるわ!」スッ
(※ブラックジャックというゲームは、手持ちのカードの数字の合計が [21] を超えない範囲で [21] に近い方が勝ちという単純明快なカードゲームです
数字は、10、J、Q、K はすべて [10] として数え、その他のカードはその数字の通りに数える。
Ace は [1] または [11] と数えることができ、状況に応じて自分の都合のよいほうに解釈してかまわない。
例: Ace と 3 と 5 を持っていた場合の合計は [9] または [19] である。
用語
■ HIT(ヒット):
カードを引くこと(カードをディーラーからもらうこと)。
■ STAND(スタンド):
HIT の反対の言葉で、カードをもらうことをやめ、現状の手で勝負をすること。
日本人の間では STAY という言葉が使われることが多い
■ BUSTED(バースト):
合計の数字が [21] を超えてしまうこと。無条件で負けることになる。
勝負は、個々のプレーヤー(自分を含めた他の一般の客)とディーラー(カジノ側のスタッフでトランプを配る人)との 1対1 の対戦形式で勝敗が決められる)
瑞鶴「特別ルールとかある?」
摩耶「そうだな? 三回負けた奴、罰ゲームでどうだ?」
(※誰が負けたかと罰ゲームの内容をお願いします)
アトランタ「なら、負けられないわね」
夕張「内容が怖いから負けないわ」
摩耶「えっと配る奴は…」
?「私がやりましょうか?」
夕張「あ、香取さん」
香取「ディーラーは私がやりましょう 罰ゲームはやめてくださいね」
加古「いいぜ」
香取「では、始めましょう」
摩耶「あ、やべ いい忘れた」
加古「って なんだよ!?」
摩耶「罰ゲームは、(フルコースを作れるようにする)でどうだ?」
瑞鶴「フルコースって料理よね?」
夕張「キツいですよ…」
アトランタ「やりたくないわね」
摩耶「よっしゃ! それじゃあ、いくぜ!」
香取「では、どうぞ」スパスパスパ…
加古「さぁて」ピラッ
瑞鶴「どうかしら?」ピラッ
夕張「どれどれ」ピラッ
アトランタ「どうかしらね?」ピラッ
摩耶「どうだ?」ピラッ
香取→♣️8,?
加古→♥️7,♦️9
瑞鶴→♦️K,♥️J
アトランタ→♣️J,♠️7
夕張→♣️Q,♦️9
摩耶→♥️2,♠️10
加古(これは、どうだ?)
瑞鶴(いけるわ!)
アトランタ(難しいわね)
夕張(大丈夫そうね)
摩耶(マジかよ…)
香取「どうしますか?」
加古「私は”HIT”で」
瑞鶴「私は”STAND”で」
アトランタ「私は”HIT”で」
夕張「私は”STAND”で」
摩耶「アタシは”HIT”で」
香取「わかりました では、加古さん、アトランタさん、摩耶さん どうぞ」スッ
加古、アトランタ、摩耶(頼む(ぜ))ピラッ
加古→♣️3
アトランタ→♥️2
摩耶→♠️K
摩耶「」
加古「”STAND”」
アトランタ「”STAND”で」
香取「摩耶さんは?」
摩耶「…”BUSTED”だよ」ペラッ
香取「あら、他の皆さんは」
加古「ほらっ」19
瑞鶴「自信あったのよね~」20
アトランタ「どうかしら?」19
夕張「みんないい数字」19
摩耶「マジかよ…」22←負け
香取「では、私は…」ペラッ
香取→♣️8,♥️Q
香取「皆さんの勝ちですね」18
摩耶「あー、ちくしょう」パタッ
香取「まあまあ、まだ始まったばかりですよ」
香取「まだまだチャンスはありますよ」ニコッ
香取「では、次のゲームです」スパスパスパ…
五人「」スッ
香取→♥️10?
加古→♠️10♥️2
瑞鶴→♣️2♦️9
アトランタ→♦️8♠️J
夕張→♥️7♠️9
摩耶→♣️10♦️9
加古(ウソだろ…)
瑞鶴(あっちゃ~)
アトランタ(大丈夫そうね)
夕張(微妙…)
摩耶(いけるだろこれ)
香取「どうしますか?」
加古「”HIT”で」
瑞鶴「”HIT”よ」
アトランタ「”STAND”」
夕張「”HIT”で」
摩耶「”STAND”だ」
香取「わかりました では、どうぞ」スッ
加古→♣️7
瑞鶴→♥️10
夕張→♥️2
加古(まぁ、いけるか)
瑞鶴(最高♪)
夕張(大丈夫かな?)
香取「どうしますか?」
三人「”STAND”で」
香取「それでは、開きます」ペラッ
香取→♥️10,♣️K
香取「私は20ですね」
加古「うわっ負けた!」19
瑞鶴「勝ったわ」21
アトランタ「負けたわ」18
夕張「あちゃー」18
摩耶「マジかよ…」19
香取「流石瑞鶴さんですね」フフッ
瑞鶴「当然じゃない 私には、幸運の女神がついているんだから♪」
香取「摩耶さんは、そろそろ不味いですね」ニコッ
摩耶「…」←2連敗
香取「では、次いきますよ」スパスパスパ
香取→♣️J?
加古→♣️8♥️10
瑞鶴→♦️Q♠️A
アトランタ→♣️9♦️8
夕張→♠️8♥️K
摩耶→♣️9♥️A
加古(いけるかな?)
アトランタ(大丈夫かしら?)
夕張(いけるかな?)
摩耶(勝てる)
瑞鶴「ブラックジャック!」ピラッ
四人「!?」
香取「あら、ぴったりですね 瑞鶴さん勝ちですね」
瑞鶴「やった~♪」
香取「皆さんはどうしますか?」
四人「「”STAND”!」」
香取「それでは、開きます」ペラッ
香取→♣️J♥️A
香取「あら、私もブラックジャックですね」フフッ
四人「」
香取「という事で…」
香取「罰ゲームは、三敗した摩耶さんですね」ニコッ
摩耶「」
摩耶「マジかよ…」
罰ゲーム:摩耶
その後、フルコースの料理を作る羽目になった摩耶が苦労するのは、別のはなし
(※書けと言われたら書きます)
-ギャンブル編終了-
-××島鎮守府-
××提督「じゃあ、みんな頼むよ」
青葉「任せてください!」
衣笠「衣笠さんにお任せ♪」
多摩「行ってくるにゃ」
木曾「最高の勝利を期待してくれ」
綾波「頑張ります」ニコッ
曙「行ってくるわねクソ提督」
××提督「衣笠と多摩と木曾と綾波は改ニになったばかりだからあんまり無理するなよ」
××提督「それじゃあ、待ってるからな」
青葉「はい!」
ズシャー ズシャー
××提督「よし、俺も頑張るか」スタスタ
-同時刻 湯原鎮守府-
提督「離島訓練か…」
水本大佐「ええ、これから行おうと思いまして」
提督「もうそんな時期か…」
水本大佐「海軍が揚陸艦を貸してまで行いますからね」
提督「と言うことは、護衛も必要だな」
水本大佐「お願いします」
提督「そうだな…」
提督「…」
提督「それじゃあ、最近改ニになった”古鷹、加古、敷波”達を護衛に入れよう」
(※所属艦娘は、時が経って改ニになりました)
水本大佐「よろしいんですか?」
提督「少しでも、慣らさんとな」
水本大佐「ありがとうございます」
提督「よし、準備にかかってくれ」
水本大佐「了解しました!」
-数十分後-
提督「と言うことだ」
古鷹「護衛…ですか?」
加古「なんだよ…折角改装したから暴れられると思ったのによ」
提督「まぁ、気持ちはわかるが新しい艤装に慣れるにはちょうどいいだろう」
敷波「まぁ、いいんじゃない」
江風「江風さんは、問題ないぜ」
海風「私も大丈夫ですよ」
提督「ありがとう 助かるよ」
嵐「俺達もか?」
提督「あぁ、四駆の四人にも協力してほしい」
野分「まぁ、構いませんけど」
提督「すまんな」
提督「では、みんな準備にかかってくれ」
艦娘達「はい!」
-某海域-
リ級(flag)「ナ、ナンナンダコイツハ!」バン!
?「…」スル
ル級(flag)「ナゼアタラナイ」バン!
ル級2(flag)「ドウナッテイル!?」バン!
獣仮面「…遅い」
シャキーン
チ級(flag)「グハッ!」
イ級「グキャア!」
イ級2「ガガッ!」
ル級(flag)「三体ヲイチゲキデ…」
ル級2(flag)「バ、バケモノ」
獣仮面「お前たちに化け物って言われる筋合いは無いんだけどな」
リ級(flag)「ニ、ニゲ…」
シュン
獣仮面「だから遅いんだよ」スパッ
リ級(flag)「」←首切られ
ル級(flag)「ヒ、ヒィ」ビクビク
ル級2(flag)「…」ガクガク
獣仮面「…」ギロッ
ル級(flag)「タ、タスケ…」
シャキーン
ル級2(flag)「イ、イヤダ…」
スパーン←真っ二つ
獣仮面「…」
深海棲艦「」プカプカ←残骸
獣仮面「…殺しても殺しても湧いて出てくる ハエみたいだな」ピチャピチャ
獣仮面「…ハエに失礼か」
獣仮面「…」
獣仮面「…ん?」チラッ
獣仮面「…」
獣仮面「…獲物発見」ニヤッ
ジジジ←ステルス化
-某海域付近-
青葉「そろそろ予定の海域ですね」
曙「ふん! とっと終わらせて帰りましょ」
綾波「そんなこと言わないの 真面目にやらなきゃ」
多摩「でも、早く帰りたいに同意にゃ」
木曾「それよりも敵を発見しなきゃ始まらないだろ」
衣笠「木曾さんの言うとおりね 青葉、偵察機出していい?」
青葉「あ、お願い」
衣笠「OK♪」カシャ
衣笠「お願いね♪」
妖精 コクッ
バシューン ブーン
青葉「気長に待ちますか」
綾波「はい♪」
-離島 付近-
嵐「それにしても本当にでけぇな」ミアゲ
揚陸艦「」ドーン
(※自衛隊の揚陸艦を一回り大きくした感じです)
水本大佐「まぁ、揚陸艦だからな」
水本大佐「それで、説明するぞ」
水本大佐「ここに信号弾がある 緑が”演習開始” 青が”演習終了”だ」
古鷹「もう一色はなんですか?」
水本大佐「赤は”問題発生 演習中止”だ」
水本大佐「赤色の信号弾は参加する隊員全員が携帯している」
萩風「大丈夫なんですか?」
水本大佐「まぁ、何回か実施しているが一度も使われたことはない」
水本大佐「みんなのお陰で無事に終わっているよ」ハハハッ
隼鷹「それじゃあ、大丈夫そうだな」
水本大佐「そう祈っていてくれ」
水本大佐「休憩になったら、揚陸艦に来てくれ 食事とかを用意してある」
加古「できれば、寝床も…」
古鷹「こら加古!」
水本大佐「安心しろ、休憩室は設けてあるから」
加古「ラッキー」ヘヘッ
水本大佐「それじゃあ、よろしく頼む」
艦娘達「はい!」
[※メンバー 古鷹、加古、隼鷹、瑞鳳、敷波、海風、山風、江風、野分、嵐、萩風、舞風]
-某海域-
衣笠「あれ? 青葉 本当にこの海域で合ってる?」
青葉「どうしました?」
衣笠「何にもいないけど」
木曾「なにもいないってどう言うことだ?」
衣笠「そろそろ敵が見えてもいい頃だけど、なにもいないの」
多摩「なんか嫌な予感するにゃ…」
曙「ちょっと不吉なこと言わないでよ!」
綾波「不安になっ…」
衣笠「ちょっと待って! なんか見つけた!」
青葉「本当ですか!? すぐに行きましょう!」ズシャー
衣笠「あ、待って!」ズシャー
多摩「行くにゃ」ズシャー
ズシャー ズシャー
-数十分後-
衣笠「この辺りのはずだけど…」
綾波「なにもいませんね」
曙「全く、なんな…」グチャ
木曾「? なんだこ…れ」
リ級の首「」
木曾「ひっ!?」
綾波「いやっ!」
ル級の死体「」
多摩「なんにゃこれ!?」
衣笠「深海棲艦…の死骸…?」ガクガク
青葉「っ… 皆さん、ここから離脱します!」
綾波「さ、賛成です…」
木曾「確かにヤバそうだ…」
衣笠「早く行きましょう」
ズシャーズシャー
獣仮面「…」
獣仮面「…」ニヤー
タッタタタ
青葉『司令官! 青葉です 応答してください!』
シーン
青葉『司令官! 応答してください!』
青葉「ダメです 通じない…」
曙「どうなってるのよ!」
衣笠「とにかく…」
ガシッ ガシッ
青葉、衣笠「?」
多摩「二人ともどうしたにゃ?」ピタッ
青葉「そ、それが…」グググッ
衣笠「前に進めないの」グググッ
曙「なんなのよいった…」
キラン←姿が反射
四人「っ!?」ビクッ
衣笠「え、なに!?」
青葉「どうしたんですか!?」
綾波「青葉さん 衣笠さん…」
木曾「う、後ろ…」ユビサシ
青葉「え? 後ろ?」クルッ
衣笠「後ろって?」クルッ
ジジジ
獣仮面「…」
青葉「ひっ!?」
衣笠「な、なに!?」
綾波「って!」バン!
シュン パッ←避ける際に手を離した
ズシャー
多摩「二人とも大丈夫かにゃ?」
衣笠「うん なんとか」
青葉「問題ありません」
曙「それにしても…」
獣仮面「…」ジー
木曾「なんであいつ”水上”で立ってるんだ…」
綾波「敵…ですかね?」
衣笠「でも、見て!」
階級章「」
青葉「准将の階級章?」
曙「じゃあ、味方なの?」
獣仮面「~♪~♪」←口笛
(※某遊園地のテーマソング)
ズシャズシャ←歩いている
青葉「な、何者ですか!」ガシャ
五人「」ガシャ
獣仮面「~♪~♪」ズシャズシャ
木曾「無視すんじゃねぇ!」
ババッバババ←魚雷
シューン
獣仮面「~♪~♪」シャキ
スパッ←ナイフ投げ
バゴーン!←魚雷に誘爆
五人「!?」
木曾「なっ…」
獣仮面「…」ピタッ
獣仮面「攻撃したってことは戦う気あるってことだな?」
カチッ←刀に手をやり
六人「」ガシャ
獣仮面「…」
獣仮面「う~ん…」
獣仮面「やっぱり普通にやってもつまんないな…」
艦娘達「?」
獣仮面「…よし、お前らにハンデをやろう」
衣笠「は、ハンデ?」
多摩「なにするつもりにゃ?」
カシャン ポトッ←刀を置いた
綾波「なんですかいったい?…」
獣仮面「よーし、軽くなったぞ」ピョンピョン
獣仮面「俺は、今から武器を一切使わないでお前達と戦う」
六人「…は?」
獣仮面「お前達は、何使ってもOKだ あ、でも魚雷は俺には無意味だからやめといた方がいいぞ」
曙「あなた、バカなの?」
多摩「イカれてるにゃ」
衣笠「どうする青葉?」コソコソ
青葉「どうしようにも、逃がしてくれなさそうです」コソコソ
青葉「大丈夫 数や武器なら私達が上」コソコソ
青葉「すぐに倒して引き上げましょう」コソコソ
衣笠「了解」
青葉「皆さん、油断せずに行きましょう 相手は、未知存在ですから」
多摩「了解にゃ」
曙「さっさと片付けるわよ」
木曾「上等だ」シャキーン
綾波「負けません」
獣仮面「作戦会議は終わったか?」
獣仮面「それじゃ、いくぞ!」
(※戦闘シーンいる人はコメントお願いします 書き方変わりますけど…)
-離島付近-
ドーン ギュイーン ドーン
瑞鳳「凄い轟音だね…」
江風「派手で面白そうだな!」
山風「江風…うるさい…」
嵐「江風、気が合うな! 俺も参加してみたいぜ!」
萩風「こら、嵐」
嵐「へへっ わりぃわりぃ」
舞風「それにしても、暇だね~」
海風「それだけ平和ってことですよ」ニコッ
古鷹「でも油断しないで 気は抜けないよ ねぇ、加古…」
加古「Zzz…Zzz…」
古鷹「あー、もう! 加古!」
加古「Zzz…ふわぁ、なんだ!?」
古鷹「もう!」バチン!
加古「いってー」
艦娘達「はははっ」
バシューン!←信号弾
隼鷹「お、おい! あれ!」ユビサシ
艦娘達「?」クルッ
フワフワ←赤信号弾
瑞鳳「赤…色?」
敷波「なんか、あったらしいね」
古鷹「とにかく、行きましょう!」
古鷹「隼鷹さんと四駆の皆さんはここにいてください」
隼鷹「わかったよ」
野分「了解です」
古鷹「行きましょう!」
ズシャーズシャー
-数時間前 某海域-
綾波「う、うぅ…」大破 機関損傷
曙「動け…ない」大破 機関損傷
多摩「やられたにゃ…」大破 機関損傷
木曾「くっ……そ…」大破 機関損傷
衣笠「あ、青…葉」大破 機関損傷
青葉「はぁ…はぁ…」大破
獣仮面「…」無傷
獣仮面「おいおい、あんな好待遇なハンデをあげたのにこれかよ」
獣仮面「がっかりだ」ガシッ
青葉「う…ぐ…」クビツカマレ←持ち上げられてる
獣仮面「お前ら艦娘は本当に弱いな」
青葉「う…ぐ…」
獣仮面「おいおい、なんか答えろよ 喉を潰した記憶はないぞ」グイー
青葉「がっ…は…」ジタバタ
獣仮面「…」
獣仮面「はぁ、もう飽きた このまま首へし折るか」グイー
衣笠「やめて! 青葉に手を出さないで!」
木曾「くっ…そ やめろ」
綾波「やめて…」ポロポロ
曙「こ…の!」バン!
シュン←避けた
曙「なっ…」
獣仮面「…しつこい」
バキッ←横腹の蹴り
曙「げほっ」ボトボト
獣仮面「…きったねぇな」ゲシッ
曙「がはっ」
青葉「曙…ちゃん…」
獣仮面「お前みたいな無能なやつが率いるからこんなことになるんだ せいぜい償いながら逝くんだな」グイー
青葉「あ…あぁ…」メキメキ
衣笠「青葉!」
PPPP
獣仮面「?」スッ
獣仮面「…」チッ
ポイ
青葉「はぁ…はぁはぁ」
木曾「おい、大丈夫か?」ズリズリ
綾波「青葉…さん」ズリズリ
獣仮面『~~~』
ピッ
獣仮面「…」クルッ
獣仮面「…」スッ ピピピピ←機器を操作
獣仮面「悪いが、別の用事ができた 俺はこれで退かせてもらおう」
青葉「なっ…」
獣仮面「だけど、お前らにプレゼントだ」スッ
装置「」
多摩「なんにゃ?」
獣仮面「こいつは、時限爆弾だ 爆発すれば、半径2kmの物が吹き飛ぶ」
艦娘達「っ!?」
獣仮面「さらに、面白い機能があってな 設定した時間の半分になると特殊な音波を出すんだ」
衣笠「特殊な…音波?」
獣仮面「まぁ、勘のいい奴は気づくと思うけどな」
青葉「…まさか」
獣仮面「まぁ、考えているのと同じかもな」
獣仮面「”深海棲艦を引き付ける音波”だ」
木曾「なっ!?」
獣仮面「普通の艦娘なら、数分くらいの応急措置で動いて約十分くらいで脱出できるらしいが」
獣仮面「半分でどうだ?」ニヤッ
ピッ ポイッ
青葉「あっ…」
ブクブク←沈んでいった
獣仮面「今から二分三十秒後に深海棲艦がこの周辺に集まってきて、その二分三十秒後に半径2kmが吹っ飛ぶ」
獣仮面「まぁ、せいぜい頑張れよ」フリフリ
木曾「このっ、外道が!」
綾波「あ、あぁ…」ポロポロ
曙「この、クソ…野郎…」
獣仮面「なんとでも言え」
獣仮面「Ας συναντηθούμε ξανά」(また会おう)
ジジジ←ステルス化
綾波「ど、どうすれば…」
木曾「くっそ!」バシャン
衣笠「…」
多摩「どうしようもないにゃ…」
曙「私達の命は、あと数分…ね」ウルッ
青葉「皆さん諦めないで下さい! まだ時間はあります!」
曙「どうしろって言うのよ…」
木曾「俺達は、機関をやられてるんだぞ」
青葉「青葉が皆さんを曳航します!」
多摩「そんなの…無理にゃ」
綾波「いくらなんでも無茶です…」
青葉「そんなのやってみなきゃわかりません!」
木曾「出来たとしても、爆発の範囲以内を抜けることは出来ねぇよ」
青葉「で、でも…」
衣笠「青葉!」
青葉「…ガサ?」
衣笠「…もういいよ 青葉だけでも逃げて…」
青葉「…え」
衣笠「もう私達は動くことが出来ないから動ける青葉だけでも逃げて…」
青葉「…」
綾波「…そうです 青葉さんだけでも逃げてください」
木曾「あぁ、もう覚悟決めたよ」
曙「こんなところで沈むなんて悔しいけどね…」
多摩「鎮守府の皆によろしくにゃ…」
青葉「……」
青葉「…です」
五人「?」
青葉「そんなの嫌です!」
五人「っ!?」
青葉「もう、青葉のせいで誰かが沈むなんて嫌なんです!」
青葉「引きずってでも全員連れて帰ります!」
衣笠「青葉…」
多摩「でも、どうすればいいにゃ…」
曙「機関が壊れてるから進むことなんて…」
青葉「…」ウーン
衣笠「そうだ!」
五人「?」
衣笠「使えなくなった艤装を捨てればある程度は軽くなるはずよ そうすれば…」
木曾「その手はあるが、もし敵に遭遇したらなにも出来ないぞ」
綾波「た、確かに…」
衣笠「そっか…」
青葉「いえ、そうしましょう!」
五人「へっ…」
青葉「もう、迷ってる時間はありません! その案でいきましょう!」
木曾「けどよ…」
バシャン
曙「わかったわよ 棄てればいいんでしょ!」バシャン
多摩「もう考えるのも面倒にゃ」バシャ
綾波「えいっ」バシャン
木曾「…仕方ねぇな」バシャン
衣笠「提督ごめんね 折角の艤装を…」バシャン
青葉「皆さん あとで、司令官に叱られましょ」エヘヘッ
バシャン
青葉「準備はいいですね?」ワイヤー渡し
衣笠「いいわ」←主砲片方と機関
木曾「…頼むぞ」脚の艤装のみ
多摩「よろしくにゃ」脚の艤装のみ
綾波「お願い…します」脚の艤装のみ
曙「頼むわ」脚の艤装のみ
(※脚の艤装=浮くだけのもの)
青葉「行きます! せーの!」
グイー
青葉「うぐぐぐ!」
トロトロ←ゆっくり動いた
衣笠「青葉、動いてるわ!」
木曾「頑張れ!」
綾波「青葉さん!」
青葉「うぐぐぐ!」
トロトロ
多摩「このまま行ければ…」
曙「行け…」
バシャーン
イ級「グギャー!」
六人「っ!」
木曾「くそ! もう来やがった!」
イ級「ギャー!」クパッ
衣笠「させない!」バン!
イ級「グギッ」ゴウチン
青葉「ガサありがとう」
衣笠「いいから進んで!」
青葉「は、はいー!」
ズシャー
衣笠「…あと少し」
ブルブルーン←機関再起動
衣笠「よし!」
妖精「ゴメンネ コレガゲンカイ…」
衣笠「大丈夫 ありがとう」
衣笠「青葉 手伝うよ!」ズシャー
青葉「ガサ いつの間に!?」
衣笠「妖精さん達に機関を直してもらっていたの」
衣笠「それよりも急ぎましょ 本当にまずいよ」
青葉「わかった」ズシャー
ズシャーズシャー
木曾「あと、一分くらいだぞ!」
青葉「大丈夫間に合っ…」
ブシューン ブシューン←機関から煙
青葉、衣笠「!?」
衣笠「う、嘘でしょ…」
青葉「こ、こんな時に…」
綾波「ど、どうしたんですか?」
青葉「き、機関がオーバーヒートしました…」
木曾「う、嘘だろ…」
曙「…ついてないわね」
衣笠「お願い! 動いて!」
青葉「もう少しなんです! お願い!」
綾波「青葉さん!」
多摩「まずい…」
フォーン ドカーン!
艦娘達「きゃあああ!!」←爆風で吹っ飛ばされた
モクモク←キノコ雲
獣仮面「…」
獣仮面「…死んだかな?」
ジジジ
仮面「こんなところにいらっしゃったんですね」
獣仮面「お前か…」
仮面「艦娘達とやりあったそうですね」
獣仮面「あぁ、つまらなかったけどな」
仮面「…そうですか」
獣仮面「…さてと」クルッ
仮面「どちらへ?」
獣仮面「あの艦娘どもの鎮守府だ」
仮面「何をしに?」
獣仮面「”報復”だ」
仮面「…そうですか」
ジジジ
仮面「…」
仮面「やはり、艦娘では国を守れませんよ ”獅子丸隊長”」
ジジジ
青葉達「」プカー←漂流中
-数時間後 離島海岸-
榎本軍曹『前方異常無し 進んで下さい』
陸軍小隊長『了解』
榎本軍曹『…』ジー
目標「」ヒョイ
榎本軍曹『標的確認 排除する』
パシュ ガコン
榎本軍曹『標的排除』カシャン
小隊長『見事な腕だ』
榎本軍曹『ありがとうございます 移動します』
スタスタ
榎本軍曹「あー、ギリースーツ暑い…」
タッタタタッタタ
榎本軍曹「まぁ、もう少しの…しん…ぼう?」
青葉「」プカー←漂着してる
榎本軍曹「嘘だろ…」
タッタタ
榎本軍曹「おい、大丈夫か!」
榎本軍曹「おい、しっかりしろ!」ダキアゲ
青葉「」グッタリ
榎本軍曹「意識がない… まずいな」
グイッ
榎本軍曹「? なんだ」
衣笠達「」プカー←漂着してる
榎本軍曹「…」
榎本軍曹「…問題発生」カシャン
ポン←信号弾発射
-現在-
古鷹「ここら辺のはずだけど…」
加古「あれじゃねぇか?」
榎本軍曹「1,2,3…」←人工呼吸中
古鷹「榎本さん!」ズシャー
榎本軍曹「っ! 古鷹さん」
古鷹「大丈夫で…すか?」
青葉「」グッタリ
古鷹「って 青葉!?」
衣笠達「」グッタリ
加古「衣笠まで!」
敷波「あ、綾波!」
榎本軍曹「皆さんの…知り合い?」
古鷹「その子、会いたがっていた青葉ですよ!」
榎本軍曹「え… マジで…」チラッ
青葉「」
艦娘達 ウンウン
榎本軍曹「まぁ、それは置いといて」
榎本軍曹「あと少しで衛生隊が来る それまで応急措置だ」
江風「何があったんだよ…」
海風「何と戦ったんですか?」
山風「なんで…艤装…ないの?」
瑞鳳「途中で捨てたのかな? 曳航されてるから邪魔になるとかで…」
古鷹「…」
加古「…青葉」
タッタタ
桃井准尉「お待たせしました!」
榎本軍曹「准尉 こちらです!」
桃井准尉「これは…」サワッ
敷波「ねぇ、どうなの!?」
桃井准尉「かなり危険な状態です かなりの怪我と長時間海に浸かっていたので低体温になってます それに…」
加古「なんだよ?」
桃井准尉「大量に海水を飲んでいるので、体内の塩分濃度が高くなってるので、細胞が脱水状態を起こしている可能性もあります」
瑞鳳「そうなるとどうなるの?」
桃井准尉「…体の様々な機能が低下して、最悪死亡します」
艦娘達「なっ!?」
古鷹「そ、そんな…」
桃井准尉「艦娘ですからなんとも言えませんけど…」
榎本軍曹「とりあえず、揚陸艦に連れていきましょう」
榎本軍曹「確か、小規模ですけど入渠所があったはずです」
桃井准尉「それがいいわね」
桃井准尉「すぐに本部(揚陸艦)に連絡して!」
通信兵「了解!」ガチャ
古鷹「青葉…頑張って」ギュ
青葉「…」グッタリ
-一時間後-
青葉「う、う~ん」パチパチ
ピチャン
青葉「う~ん」
青葉「…」
青葉「っ!?」バシャン
青葉「ガサ! 多摩さん! 木曾さん! 綾波…」
衣笠達「Zzz…Zzz…」
青葉「はぁ、良かった…」
青葉「ここは、どこですかね?」キョロキョロ
衣笠「う~ん」
青葉「ガサ!」バシャン
衣笠「…青…葉?」
木曾「ここは…どこだ?」
多摩「天国…かにゃ?」
曙「いや、生きてるわよ…」
綾波「なんで私達…こんなところに」
青葉「わからないですね…」
衣笠「でも、凄く気持ちいい~」ノビー
木曾「あぁ、それは言えてるなぁ」
多摩「極楽にゃ~」
-数十分後-
ガラガラ
青葉「スッキリしましたね」
衣笠「気持ち良かった♪」
曙「中々だったわね」
綾波「さっぱりしました~」
木曾「そういえば、服はどこなんだ?」
多摩「これかにゃ?」
服「」ナオッテル
木曾「あんなにボロボロだったのに…」
衣笠「直ってるわね」
多摩「とりあえず、着るにゃ」
綾波「そうしましょう」
…支度中…
青葉「まずここがどこかですね」ヒョコ
曙「どっかの施設かしら?」
?「あ、出ましたか?」
青葉達「」ビクッ
船員「あ、驚かして申し訳ありません」
曙「本当よ」
綾波「あの、ここはどこですか?」
船員「ここは、揚陸艦”朝日”の艦内です」
衣笠「揚陸…艦?」
木曾「なんで俺達がここに?」
船員「我々が演習していた島の海岸に打ち上げられているのを護衛官の一人が発見して、本艦に収容しました」
青葉「そう…ですか」
木曾「どこに向かっているんだ?」
船員「演習に参加していた護衛官達の鎮守府です ”湯原鎮守府”です」
綾波「湯原…鎮守府?」
船員「あと、数十分位で着きますので楽にしていてください」
船員「自分は、任務がありますので失礼しますね」
タッタタ
六人「…」
木曾「…俺達よく生きてたな」
曙「本当にそうね…」
衣笠「それにしてもあれはなんだったの…」
青葉「とりあえず、鎮守府に着きましたら青葉達の鎮守府に連絡を取ってもらいましょう」
綾波「それがいいですね」
多摩「賛成にゃ」
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
-湯原鎮守府 港-
水本大佐「演習部隊 ただいま帰還しました!」
提督「ご苦労」
水本大佐「彼女達はどうしますか?」
提督「…そうだな」
綾波「うわー…」
木曾「広いな…」
衣笠「こんな鎮守府初めて…」
?「青葉!」
青葉「ん?」チラッ
古鷹「無事で良かった」
加古「久しぶりな」
敷波「綾波無事で良かった」
青葉「ふ、古鷹!」
衣笠「久しぶりね」
綾波「し、敷波!?」
木曾「お前たちもいたのか?」
瑞鳳「ここの艦娘だからね」
提督「お話のところ失礼していいかな?」スタスタ
古鷹「あ、提督!」
提督「みんなご苦労様 補給を行ってきてくれ」
古鷹達「了解!」
タッタタ
提督「初めましてだな 湯原鎮守府 提督の獅子丸だ」
青葉「え、獅子丸って…」
衣笠「もしかして、海軍大将?」
提督「あぁ、そう言われているな」ニコッ
曙「でも、なんで海軍大将が鎮守府の提督やってるのよ? 普通前線にいる人じゃないでしょ」
提督「わしは、大本営みたいな堅苦しいところがどうも苦手でな 前線にいる方が落ち着く」
多摩「珍しいにゃ」
提督「よく言われるよ」
提督「立ち話も難だ 鎮守府に入ってくれ」
青葉「あ、ありがとうございます」
-応接室-
青葉「これはすごいですね…」
衣笠「綺麗な部屋」キョロキョロ
多摩「ソファーふかふかで気持ちいいにゃ~♪」
木曾「おい寝るなよ」ハァー
曙「これなにかしら?」←カップケーキ
パクッ
曙「なにこれ、美味しい!」モグモグ
綾波「お茶も美味しいです♪」ズズッ
ガチャ
提督「いやー、遅れてすまん」
青葉「あ、いえ…」
提督「話を聞く前に謝罪させてくれ」
六人「?」
提督「明石」
明石「はい 皆さんの艤装なんですけど残念ながら修復不可能でした」
六人「…」
明石「青葉さんと衣笠さんのは、曳航による過重な負荷、大量の海水の浸水により機関とタービンが完全に破損してました」
明石「揚陸艦の中や工廠で修復を試みたのですが、どうしようもありませんでした」
青葉「そう…ですか」
衣笠「…」
明石「他の皆さんのも他の艤装が行方不明ですし、スクリューや舵が壊れていて修復不可能でした」
木曾「そうか…」
多摩「ダメだったか…にゃ」
綾波、曙「…」
明石「本当にごめんなさい」
提督「すまなかった」
青葉「あ、いえ ここまでやってくれたので恨むことはしません」
衣笠「艤装の件も覚悟できてたしね」
木曾「むしろ、修復しようとしてくれたのに感謝する」
提督「そう言ってもらえると救われる」
明石「でも、何があったんですか? 深海棲艦と戦ったにしては損傷がおかしいです」
六人「…」
明石「あ、無理に話さなくても…」
綾波「いいえ、大丈夫です」
曙「…化け物よあんなの」
提督「化け物?」
衣笠「仮面を被った奴が襲ってきたの」
提督「…仮面か」
明石「提督…」
提督「容姿とか覚えているか?」
青葉「もちろん」
提督「永森上等兵を呼んできてくれないか?」
明石「わかりました」
タッタタ
-数分後-
永森上等兵「お待たせしました提督」
提督「すまないな」
多摩「誰にゃ?」
永森上等兵「申し遅れました 自分は、湯原鎮守府護衛第一小隊所属の永森上等兵です 元陸軍警務隊所属です」
衣笠「元陸軍?」
永森上等兵「皆さんの証言を元に似顔絵を書きますので、特徴等を言ってもらってもいいですか?」
曙「書いてどうするのよ?」
提督「大本営に送る それで捜査が始まるだろう」
青葉「なるほど…」
永森上等兵「いいですか?」
青葉「…わかりました」
永森上等兵「それでは…」
-作成中-
永森上等兵「こんな感じですかね?」スッ
六人「…」ジー
衣笠「…間違いないわ」
綾波「まるっきりこれです」
曙「似顔絵だけど、見てるだけで腹立つわ」
永森上等兵「提督」スッ
提督「…」
提督「これはまた、怖そうなやつじゃな」
青葉「見たことありますか?」
提督「…いや、知らないな」
青葉「そう…ですか」
永森上等兵「他になんか特徴ありましたか?」
衣笠「…そういえば」
提督「なんかあったか?」
衣笠「胸元に”赤い宝石のブローチ”着けてたわ」
木曾「そういえば、着けてたな」
提督「赤い宝石…」
永森上等兵「赤い宝石と言えば、ルビーですね」
永森上等兵「なんでそんなものを…」
提督「とりあえず、これを大本営に送ってくれ」スッ
永森上等兵「了解しました」
スタスタ ガチャ バタン
青葉「あの、獅子丸大将」
提督「ん?」
青葉「青葉達の連絡を取りたいんですが、できますか?」
提督「その事なんだが…」
六人「?」
提督「君達がここに来るまでの間に連絡をとっているのだが、全く返信がないんだ」
曙「はぁ、なにやってるのよあのクソ提督」
綾波「こら、曙ちゃん」
提督「それで、揚陸艦”小谷”に乗艦していた第四小隊とここの鎮守府から〈白露、時雨、夕立、アトランタ、翔鶴、瑞鶴〉が向かっていった」
提督「そろそろ着くと思うけどな…」
コンコン
提督「入れ」
大淀「失礼します」ガチャ
大淀「第四小隊指揮官 水島中尉より緊急伝です」
提督「なんだ?」
大淀「…」
青葉「大淀?」
衣笠「どうしたの?」
大淀「…”××鎮守府 壊滅”との報告です」
六人「…え?」
提督「…」
木曾「おい、嘘だろ…」
曙「冗談にしては面白くないわよ…」
大淀「…」
衣笠「ちょっとなんか言ってよ…」
綾波「大淀さん…」
大淀「…ごめんなさい 事実です」
多摩「そ、そんな…」ワナワナ
青葉「し、司令官は?」
大淀「…」
青葉「司令官はどこにいるんですか!?」ポロポロ
大淀「…現在捜索中とのことです」
青葉「し、司令官…」パタッ
提督「…」
提督「…大淀 わしらは席を外そう」
大淀「え、でも…」
提督「そっとしておこう わしらではどうすることできん」
大淀「…了解しました」
提督「なにか用事があったら、ここのボタンを押してくれ 誰かしら来てくれる」
六人「…」
スタスタ ガチャ バタン
提督「大淀は引き続き新しい連絡ないか確認しててくれ」
大淀「了解しました」
タッタタ
提督「…」
提督「…お前まで出てきたのか」
提督「”ウプウアウト”」
-応接室-
六人「…」
綾波「…これからどうすればいいんでしょう」
多摩「わからんにゃ…」
曙「なにしょぼくれてんのよ! クソ提督が死ぬわけないでしょ! 生きてるわよ絶対!」
木曾「曙…」
曙「私たちが信じないとダメでしょ!」
衣笠「…そうね いつまでも気が落ちてちゃダメね」スッ
青葉「そうですね 司令官なら絶対大丈夫です!」
青葉「戻りましょう 青葉達の鎮守府に」
木曾「でも、艤装がないのにどうやって帰るんだ?」
衣笠「それは… どうしよう?…」
多摩「ないのかにゃ…」
青葉「ひとつだけあります…」
綾波「なんですか?」
青葉「ここの司令官に頼みましょう」
五人「…」
木曾「マジか…」
曙「聞くと思う?」
青葉「多分、大丈夫です!」
多摩「なんでそう言いきれるにゃ?」
青葉「ここの司令官である獅子丸大将は艦娘に優しく、海軍の名将の一人に数えられている方です きっと青葉達の話を聞いてくれるはずです!」
曙「そうかしらね?」
衣笠「でも、他に手段はないわよ」
木曾「聞くだけ聞いてみよう」
多摩「賛成にゃ」
綾波「青葉さんを信じます」
青葉「では、行ってみましょう 確か、これを…」ポチッ
ピンポーン
-ーーーー
-ーーー
-執務室-
元帥『これ本当か?』
提督『信じたくないがな…』
元帥『彼女達は?』
提督『大破した状態でわしの護衛官達が演習していた島に流れ着いた』
元帥『”あの方”と戦ってよく無事でいたものだな』
提督『いや、あいつは本気では戦ってないだろう』
元帥『どうしてそう言える?』
提督『明石の報告によると、青葉の艤装に殴打痕があったらしい 素手で戦ったんだろうな』
元帥『艦娘の艤装に素手で戦うなんて、お前の”部下”はやっぱりむちゃくちゃだな』
提督『嬉しくない言葉だな』
元帥『それに、××鎮守府を破壊したのも…』
提督『十中八九奴だ 理由は、恐らく攻撃された報復だろう』
元帥『報復で鎮守府一つ吹っ飛ばすとはな』
提督『昔から気が短かったからな』
コンコン
提督『すまん またかける』カチャ
提督「入れ」
ガチャ
隊員「失礼します! 保護した艦娘達をお連れしました」
提督「ご苦労」
提督「気分はどうかな?」
青葉「おかげで大分よくなりました」
提督「それは良かった…」
青葉「それと、お願いが…」
提督「”鎮守府に戻りたい”だろ」
六人「!?」
提督「正解のようだな」
木曾「わかっていたのか?」
提督「ある程度、予想していたからな」
青葉「連れてって貰えますか?」
提督「…少し待ってくれ」ガチャ
提督『わしだ オスプレイの発進準備を頼む』
提督『目的地は、××鎮守府だ 頼むぞ』ガチャ
提督「彼女達を飛行場に送っていってくれ」
隊員「了解しました」
青葉「いいんですか?」
提督「本当は、あまり行かせたくないがな…」
提督「仲間達が心配なんだろ?」
六人「…」コクッ
提督「それなら、止める権限はわしにはない だが、覚悟はしておいてくれ」
木曾「わかったよ」
綾波「ありがとう…ございます」
曙「ありがとうね」
隊員「行きましょう」
スタスタ ガチャ バタン
提督「…」
提督「これで正しかったのだろうか」ボソッ
-飛行場-
綾波「うわぁ」
木曾「これは、驚いたな」
多摩「広すぎるにゃ」
曙「こんなところあったのね」
青葉「カメラ持ってければ…」
衣笠「ちょ、青葉!?」
青葉「冗談です」
隊員「皆さんが乗っていくのは、あれですね」ユビサシ
オスプレイ「」
衣笠「あれって…」
青葉「オスプレイ!? すごい本物です!」
隊員「まぁ、配備されてるのは海軍では大本営とここぐらいですからね」
隊員「乗ったことは?」
木曾「空飛ぶもんなんて乗ったことない」
五人「」ウンウン
隊員「そうですか… では、これを」スッ
曙「なによこれ?」
隊員「…酔い止めの薬です」
隊員「慣れないと酔います」
六人「」
-機内-
津田大尉「やぁ、君たちかい? ご搭乗のお客様は」
青葉「えぇ、そうですね」
衣笠「お願い…します」
宮井少尉「ちょっと遠いからゆっくりしてね」
綾波「ありがとうございます」アタマサゲ
津田大尉「行くぞ」
宮井少尉「はい」
カチャ カチ カチ
ヒュンヒュン パラパラパラパラ
竹野曹長「離陸します」
岡江伍長「ベルト大丈夫?」
召田伍長「着けてないと危ないよ」
パラパラパラパラ
-数十分後-
綾波「うわぁ」キラキラ
多摩「なかなかにゃ」
青葉「カメラ持ってくれば良かったですね」
曙「よく外見れるわね…」←酔った
木曾「あぁ、本当だ」←苦手
衣笠「あとどれくらいで着くの?」
岡江伍長「そうですね… なにもなければ約1時間位ですかね…」
召田伍長「なにもないこと祈っていてください」
衣笠「は、はぁ…」
-一時間後-
津田大尉「まもなく目的地上空です」
六人「」バッ
衣笠「そ、そんな…」
木曾「嘘だろ…」
××鎮守府←崩壊
青葉「し、司令官…」ドタッ
津田大尉「どうします? 降りるか? 引き返すか?」
六人「…」
宮井少尉「大尉、どうしますか?」
津田大尉「う~ん」
青葉「…して…さい」
竹野曹長「ん?」
青葉「降ろしてください」
津田大尉「いいのか?」
衣笠「まだ提督がいるかもしれない!」
木曾「探させてくれ!」
綾波「お願いします!」
津田大尉「…わかった」
津田大尉『CP,CP こちらレッカー これより着陸し要人を降ろす 誘導員を頼む』
CP『こちらCP了解 直ちに誘導員を送る アウト』
津田大尉「降りますよ!」
パラパラパラパラ
パラパラ ガチャン
津田大尉「降りても大丈夫だ」
六人「…」スタスタ
曙「…なんなのよ これ…」
綾波「私達の鎮守府が…」
木曾「…なんでだよ」
多摩「…」
青葉「と、とにかく青葉達も皆さんを探しましょう!」
衣笠「そ、そうね!」
タッタッタッ
津田大尉「…」
宮井少尉「大尉 言わなくて良かったんですか?」
津田大尉「言えるわけないだろう…」
津田大尉「”鎮守府周辺に生体反応なし 生存者絶望的”なんて」
宮井少尉「…」
竹野曹長「大尉が正しいとも言えないな 少尉なら言えたのですか?」
宮井少尉「俺は…」
津田大尉「言わなくてもいい事実もある それが今だ」
宮井少尉、竹野曹長「…」
-青葉達-
青葉「司令官! どこですか!」ガサガサ
木曾「球磨姉、北上姉、大井姉どこにいるんだ!」
曙「朧、漣、潮返事して!」
ガサガサ
隊員「あの娘達、必死ですね」
水島中尉「そりゃ、そうだろ 自分達の鎮守府だ 仲間達を探すのが普通だろ」
隊員「ですが…」
水島中尉「さて、俺達も捜索するぞ」スタスタ
隊員「…遺体捜索ですか…」
スタスタ
隊員2「水島小隊長!」
水島中尉「どうした?」
隊員2「下に繋がる戸を見つけました」
水島中尉「どんなやつだ?」
隊員2「防空壕みたいなやつですね」
水島中尉「…彼女達を呼んできてくれ なんか知ってるかもしれない」
隊員2「了解!」
タッタッタッ
ーーーーー
水島中尉「これか?」
青葉「これは…」
水島中尉「なんか知ってるのか?」
青葉「司令官が作った避難場所です もしかしたら…」
水島中尉「…開けろ」
隊員達「「せーの」」
グイーン バタン!
空洞「」マックラ
水島中尉「照らせ」
カチッ
隊員「誰か居ますか!」
シーン
隊員「誰か居ますか!」
シーン
隊員「なにもいないですね…」
水島中尉「入れるか?」
隊員「入れそうですけどね…」
隊員2「では、自分が」スッ
綾波「あ、私もいきます」スッ
隊員2「いや、君はここに居なさい」
綾波「え、でも…」
隊員2「こう言うのは、俺たちの仕事だよ」
青葉「いえ、一緒に行って下さい もしかしたら、艦娘がいるかもしれません」
衣笠「もしいたら、あなた達襲われるかもしれないわよ」
水島中尉「…確かに、この中にもし、ここの艦娘がいたら俺達はただの侵入者だ 誰か付いてきた方が安全だな」
綾波「じゃあ、いいですね?」
隊員2「…わかった 一緒に行こう」スッ
綾波「はい!」
水島中尉「お前達も行け」
隊員1、3、4「「はい!」」
スッ スタッ
スタスタ
-地下-
カチッ バシュュュ ポイッ
隊員1「真っ暗だな」
隊員2「フレア焚いてもこの暗さでは…」
隊員3「誰かいると思います?」
隊員4「さぁ?」
綾波「…」
隊員1「モーションセンサーを置け」
隊員4「了解」
カチャ ポトッ
綾波「? なんですかこれ?」
隊員4「モーションセンサーって言うんだ もし、なんかなにか動いたりしたら、この腕のモニターで表示してくれる」
(※イメージは、BF4のT-UGSです)
綾波「へぇ~ すごいですね♪」
隊員2「ここら辺には反応無いですね」
隊員1「進むぞ」
スタスタ
隊員3「誰かいるか本当に?」
隊員2「こんぐらい静かだと疑いますけどね」
隊員1「どうだろう…」
ガタッ
五人「!?」
隊員4「だ、誰だ!?」カチャ
シーン
隊員1「モーションボール投げろ」
(※イメージは、BF4のmotion sensorです)
隊員4「了解」スッ
シュッ コロコロ
ピコーン ピコーン
隊員4「反応が二つあります」
隊員3「生存者か?」
隊員2「いや、まさか…」
隊員4「確認いきますか?」
隊員1「頼む」
綾波「待ってください 私も行きます」
隊員1「おい、ちょっと…」
綾波「もし、艦娘だったら私の方が警戒しないで来てくれるはずです」
隊員1「…」
隊員2「どうします?」
隊員1「…わかった おい、ついていってやれ」
隊員3「了解」
スタスタ
綾波「誰ですか? 綾波です 出てきてください」
?「綾波…さん?」
綾波「あ…」
隊員3「っ!」カチャ
?「うっ…」ライトアテラレ
綾波「ちょっと待ってください!」
綾波「大丈夫ですか!? ”大淀さん!”」
大淀(××鎮守府)「綾波さん無事だったんですね」
綾波「はい なんとか…」
大淀「あなたは誰ですか!?」
隊員3「え、あ、自分は…」
綾波「この人達が私たちを助けてくれたんです」
綾波「それで、この人達のいる鎮守府で治療を受けてここに着たんです」
大淀「ということは、海軍兵士ですか?」
隊員3「はい 湯原鎮守府所属の護衛官です」
大淀「そうですか… 疑って申し訳ありません」
隊員3「いえいえ… 他に誰かいますか? 直ちに収容しますので」
大淀「奥に明石さんがいます」
隊員3「他に誰かいますか?」
大淀「…いません」
隊員3「わかりました…」
隊員3『CP,CP こちら、シャーク1-3 生存者を確認 これより二名地上にあげる』
CP『こちら、CP了解 直ちに行動しろ』
綾波「明石さんの所にお願いします 怪我しているんですか?」
大淀「えぇ、肩を貸してくれれば歩けるけど…」
隊員3「自分が手を貸します 案内してください」
大淀「…わかりました」
-ーーーー
衛生兵「大丈夫ですか?」
明石「はい…ありがとうございます」
大淀「明石、大丈夫?」
明石「うん 大丈夫」
青葉「大淀さん 明石さん…」
大淀「青葉さん 無事だったんですね」
青葉「はい 助けてもらったので…」
衣笠「ねぇ、提督は?」
大淀「…」
木曽「おい、なんか言えよ」
大淀「…提督は…」
海兵「おい、誰かいたぞ!」
海兵「引き上げるぞ!」
八人「?」チラッ
××提督「」
青葉「し、司令官!」バッ
曙「クソ提督! 起きなさいよ!!」ユサユサ
海兵「亡くなってます 死後数時間ですね…」
衣笠「そ、そんな…」バタッ
海兵『本部 鎮守府の責任者の遺体を確認した これより搬送する』ガチャ
本部『了解』
-数時間後 湯原鎮守府-
提督「…」
艦娘達「…」
提督「…何て言葉をかければいいかわからんが…」
提督「心よりお悔やみを申し上げる」
青葉「…いえ…ありがとう…ございます」グスッ
艦娘達「…」ポロポロ
提督「…」
提督「…落ち着いたら声をかけなさい」
青葉達「…」コクッ
-十数分後-
提督「落ち着いたか?」
青葉「はい すいません」
提督「気にすることはない 君達に慕われているなんて羨ましいな」
青葉「は、はぁ…」
提督「まぁ、それは置いといて これからの君たちについてだ」
提督「君達は、一旦大本営に行ってもらう」
曙「なんでよ」
提督「元帥が話を聞かせてほしいらしい あの時、なにがあったのかをな」
青葉達「…」
提督「君達には、いい報告かわからないが襲撃してきたやつを大本営は行方を追っているらしい」
木曽「捕まえるのか?」
提督「まぁ、殺人を犯したからな 捕まえれなかったら、海軍のメンツ丸潰れだからな」
提督「血眼になって探すだろうな」ハハハッ
提督(まぁ、捕まるわけないけどな)
衣笠「何から何までありがとうございます」
提督「なぁに、気にしないでくれ」
提督「明日、09:00に大本営に向かうように手配する それまではゆっくりしててくれ」
青葉「あ、ありがとうございます」
多摩「ありがとうにゃ」
提督「気にすることはない では、下がっていいぞ」
綾波「失礼しました」
艦娘達「」スタスタ ガチャ バタン
スタスタ
衣笠「部屋ってどこだっけ?」
青葉「あ、聞くの忘れましたね」
多摩「どうするにゃ?」
木曽「て言うか、この鎮守府広すぎだろ…」
?「あ、青葉」
六人「?」
古鷹「青葉 お疲れ様」
加古「よっ」
青葉「古鷹…さん」
衣笠「ど、どうも…」
古鷹「…提督の事は気の毒だったね」
加古「何て言えば言いか言葉見つからねぇけど…」
木曽「気にしないでくれ」
多摩「…」
曙「同情はいいわよ」
綾波「ちょっと…」
古鷹「あ、ごめんなさい」
加古「どっか行くのか?」
青葉「あの…その、部屋に戻っていいって言われましたけど…」
衣笠「場所聞くの忘れてたからわからなくて…」
古鷹「じゃあ、案内してあるね」
木曽「いいのか?」
加古「アタシは構わないよ 暇だし」
多摩「ありがとうにゃ」
古鷹「じゃあ、行こう」
スタスタ
古鷹「あ、榎本さん」
榎本軍曹「あ、皆さん お疲れ様です」
加古「訓練終わりか?」
榎本軍曹「えぇ、先程まで」
曙「ちょっと、あんただれ?」
榎本軍曹「あ、申し遅れました」
榎本軍曹「湯原鎮守府所属 第一狙撃分隊 副分隊長の榎本です」
木曽「ということは、護衛官か?」
榎本軍曹「はい そうです」
古鷹「それに、この人が漂着した皆を見つけたんだよ」
衣笠「えっ!? 本当?」
榎本軍曹「えぇ、狙撃地点を移動してたら漂着しているところだったので…」
多摩「あ、ありがとうにゃ」
綾波「ありがとうございます」
榎本軍曹「当然の事をしただけです 気にしないで下さい」
榎本軍曹「それに、自分の願いも叶いました」
衣笠「願い事?」
青葉「なんですかそれ?」
榎本軍曹「重巡青葉に会うことです」
青葉「へ? 青葉にですか?」
榎本軍曹「えぇ、お会いするのを楽しみにしていました」
曙「知り合いなの?」
青葉「いや、初めてのはずです…」
榎本軍曹「そうですね 強いて言うなら、自分の祖父が貴女の元乗組員です」
青葉「青葉の!?」
榎本軍曹「えぇ、祖父がお世話になりました」
衣笠「覚えてる?」
青葉「…確か、古鷹から来た人ですよね?」
榎本軍曹「はい 見張り員だったと聞いてます」
青葉「…覚えてます」
榎本軍曹「っ!? 本当ですか?」
青葉「えぇ、最後まで青葉の艦橋で見張り員をしていたので覚えてます」
古鷹「よかったですね榎本さん」
榎本軍曹「えぇ、祖父も喜びます」
青葉「今でも、お元気ですか?」
榎本軍曹「…いえ、数年前老衰で亡くなりました」
青葉「…そう…ですか」
榎本軍曹「ですけど、皆さんが無事でよかった 一生懸命動いた甲斐がありました」
榎本軍曹「すいません これで失礼します」
加古「おう、またな」
タッタッタッ
衣笠「こんなことってあるのね…」
古鷹「私も初めて聞いたときは驚いたよ」
木曽「先祖が軍人だとその後も軍人になるもんだな」
古鷹「いや、そうでもないよ」
多摩「なんでにゃ?」
古鷹「だってあの人元警察官だよ」
曙「じゃあ、なんでこんなところにいるのよ」
古鷹「なんか、選抜されたらしいけど…」
衣笠「青葉これで変なことできなくなったわね」ニヤニヤ
青葉「変なことなんかやってません! 青葉がやっているのは取材です!」
ハハハッ
-重巡寮 青葉型-
ガチャ
古鷹「ここだね」
衣笠「うわぁー、凄い綺麗」
青葉「これは、驚きですね」
加古「ここのベッド寝心地いいぞ~」
古鷹「もう加古ったら…」
青葉、衣笠「あははっ」
加古「でもさ、久しぶりだよな アタシら揃ったの」
古鷹「そう…だね」
衣笠「うん…」
青葉「…」
古鷹「…二人はこれからどうするの?」
青葉「…ええっと」
衣笠「考えてないかな? 明日、大本営に行くらしいからしばらく大本営付きだね…」
古鷹「そっか…」
シーン
加古「なぁ、よかったらここにいねぇか?」
衣笠「えっ?」
青葉「ここにですか?」
加古「そうだよ そうすれば、また一緒に戦えるよ!」
衣笠「でも…」
青葉「そんな事できるんですかね…」
加古「大丈夫だよ、うちの提督が何とかしてくれるよ」
古鷹「なんとかって…」
青葉「…」
衣笠「…」
青葉「…考えます」
古鷹「うん それが良いかもね」
加古「まぁ、アタシが勝手に言ったことだからさ そんなに重く考えなくて良いぜ」
衣笠「うん…ありがとうね」
古鷹「じゃあ、私達も戻るね」
加古「おやすみ~」
ガチャ バタン
青葉、衣笠「…」
衣笠「…どうする?」
青葉「…」
衣笠「すぐには答えでないよね…」
青葉「はい…」
衣笠「今日はもう休みましょう」
青葉「そうですね…」
衣笠「おやすみ青葉」
青葉「おやすみ」
-翌日-
提督「では、大尉頼むぞ」
大城大尉「了解しました 彼女達を大本営まで送ります」
古鷹(やっぱり行っちゃうんだね…)
青葉「…」
大城大尉「よーし、行く…」
ガチャ
大城大尉「ん?」
衣笠「あ、青葉!?」
タッタッタッ
青葉「はぁ…はぁ…」
提督「どうした?」
青葉「…し、獅子丸大将… お、お願いがあります」
提督「なんだ?」
青葉「あ、青葉を… 青葉をこの鎮守府に所属させてください!」
多摩「にゃ!?」
木曽「なっ!?」
曙「ちょっ!?」
衣笠「…」フフッ
青葉「お願いします!」アタマサゲ
提督「…」
提督「…古鷹、加古、吹雪」
古鷹「あ、はい!」
加古「あぁん?」
吹雪「はい!」
提督「お前達が決めろ」
古鷹「え? えぇ!?」
吹雪「どうしてですか?」
提督「お前達は過去に轟沈した時、青葉が関係していた それを許し、もう一度共に戦えるかどうかだ」
青葉「…」
古鷹「提督 私は、なにも気にしていません 青葉を迎えてください!」
加古「アタシも古鷹と同じだ 入れてくれ」
吹雪「私も同感です!」
青葉「皆さん…」
提督「だそうだ 良かったな青葉」ハハッ
青葉「は、はい…」グスッ
提督「それで…」
衣笠「ちょっと待って!」
青葉「ガサ?」
衣笠「提督! 私も入れてください! お願いします」
青葉「ガサ…」
綾波「私もお願いします 敷波と一緒に戦いたいです お願いします」
青葉「綾波ちゃん…」
曙「私は…他の仲間に会いたい それに強くなりたい お願い…します」
青葉「曙ちゃん…」
多摩「多摩もここで戦いたいにゃ」
木曽「俺もだ あいつに負けないくらい強くなりてぇ 頼む!」
提督「…」
大城大尉「いかがなされますか?」
提督「…」
提督「…本当にいいのか? わしは君達の提督みたいに若くもなければ、頭の硬い年寄りだ 苦労するぞ」
木曽「苦労するなら、こんなに艦娘残ってないだろ」
曙「クソ提督じゃない証拠じゃない」
綾波「ちょっと、曙ちゃん…」
提督「あー、構わん 昔よく言われた」ハハッ
提督「…よかろう」
提督「君達六人を歓迎しよう」
多摩「本当にいいのかにゃ!?」
提督「だが、わしは甘くないぞ」
木曽「望むところだ」
提督「ほぉ、いい覚悟だな」
提督「大尉 彼女達に鎮守府を案内してくれ 吉良にはわしから話しておく」
大城大尉「了解しました」
提督「では、改めて言おう」
提督「君達の着任を歓迎する これからよろしく頼む」
六人「はい!」
-青葉、衣笠、多摩、木曽、綾波、曙 終了-
-とある島-
仮面「海軍が俺達を探し始めたらしい」
鳥仮面「今さらか…」
山羊仮面「あれだけ暴れればねぇ…」
仮面「准将 あんたやりすぎですよ」
獣仮面「なにがだ? 攻撃を受けたから報復をしただけだ」
鳥仮面「だからって鎮守府を吹っ飛ばさなくても…」
獣仮面「目には目を歯には歯を 俺はそれを実行しただけだ」
山羊仮面「…」
仮面「まぁ、これで少し面白くなってきたでしょう」
獣仮面「隊長がいつ出てきてくれるか楽しみだな」
鳥仮面「目立つ過ぎるのもどうかと思うが」
山羊仮面「まあまあ」
獣仮面「あと、お前達に頼みがある」
仮面「なにか?」
獣仮面「俺が潰した鎮守府の生き残りの艦娘共が海に漂っているらしい 見つけ次第”殺せ”」
仮面「抵抗されたら、考えましょう」
鳥仮面「自分も同感です」
山羊仮面「自分も…」
獣仮面「まぁ、見かけたらでいいぞー」
-湯原鎮守府 執務室-
提督「…」カキカキ
コンコン
提督「…入れ」
ガチャ
アイオワ「ヘーイ、admiral!」
提督「アイオワか どうした?」
アイオワ「ちょっと、相談したいことが…」
提督「? なんだ?」
アイオワ「そろそろ、Meの他に戦艦が欲しいネ…」
提督「あっ」
提督(言われてみればそうだな…)
アイオワ「あ、でも… 無理にお願いはしないから気にしないで欲しいデス」
提督「いや、大丈夫だ 実はな、わしは少し気にしていたんだ」
アイオワ「what?」
提督「建造などをしていったら、日本艦だけになって孤立してしまわないかと思ってな…」
アイオワ「…」
提督「だから、少々な…」
アイオワ「admiral」
提督「ん?」
アイオワ「Meは、大丈夫よ それに、言ったじゃない ここにいる時は”family”だと思えって ネ?」
提督「…」
アイオワ「だから、気にしないで」
提督「…」
提督「ハハハッ、まさかアイオワからそんな言葉を言われるなんてな」
提督「そうだな アイオワの言うとおりだ 気にしちゃいかんな」
アイオワ「yes!」
提督「わかった じゃあ、工廠に行こうか」
アイオワ「OK!」
-工廠-
提督「明石いるか?」
明石「お、提督! なんですかなんですか!?」
アイオワ「ヘーイ、あかーし」
明石「あ、アイオワさん 珍しいコンビですね」
提督「そうだな 今日は、用があってな」
明石「なんですか!? もしかして、建造?」
アイオワ「yes! お願いしたいデース!」
明石「本当ですか!? いいんですか?」
提督「あぁ、頼む」
明石「了解です! レシピは?」
提督「戦艦レシピで頼む」
明石「お任せください! 行ってきまーす!」ピュー
ミンナーケンゾウダヨー!
提督「相変わらず騒がしいな」
アイオワ「アハハ…」
明石「提ー督!」
提督「なんだ?」
明石「こんな結果です!!」パッ
5:00
5:00
提督「ほぉ、これは…」
アイオワ「oh…」
明石「どうします?」
提督「高速建造材を使え」
明石「了解でーす!」ピュー
提督「アイオワ大丈夫か?」
アイオワ「yes」
-数分後-
長門「私が、戦艦長門だ。よろしく頼むぞ。敵戦艦との殴り合いなら任せておけ。」
陸奥「長門型戦艦二番艦の陸奥よ。よろしくね。あまり火遊びはしないでね。お願いよ?」
提督「ほぉ」
アイオワ「oh…」
提督「これは、久しい艦娘だな」
長門「貴方が提督か?」
陸奥「よろしくね♪」
提督「よろしく頼むぞ 期待しておる」
長門「任せてく… ん?」
アイオワ「…」
陸奥「あらっ」
アイオワ「ハ、ハロー」
長門「お前は確か…」
提督(頼むからやめてくれよ…)
整備士「おい、あれ」
整備士2「日米戦艦の対面だな」
整備士「大丈夫ですかね…」
長門「確か”アイオワ”といったな」
長門「あの戦争が終わった後、日本にも来たな」
アイオワ「yes…」
長門「…」
ガシャン
提督「っ!?」
陸奥「ちょっ」
整備士「おい、ちょっとヤバイぞ」
整備士2「警報鳴らせ! 治安部隊を…」
明石「待って!」
アイオワ「…」
長門「艤装を出さないのか?」
アイオワ「やるならやってくだサイ それで気がすむなら…」
長門「…」
カシャン
長門「どうやら、戦う気はないようだな」
アイオワ「…」コクッ
長門「信用していいんだな」
アイオワ「…yes」
長門「…」ジー
スッ
長門「なら、信じよう 今度は、敵としてではなく共に戦う”戦友”として」
アイオワ「っ! オ、OK! よろしくデス!」ギュ
提督「ほっ」
整備士「はぁ…」ヘタッ
陸奥「あらあら、私も忘れないで」スッ
アイオワ「oh! よろしくデス!」ギュ
提督(ひと安心かな…?)
長門「提督」
提督「ん?」
スッ
長門「これから、よろしく頼む 共に勝利を刻もう」
提督「あぁ、もちろんだ 期待しておるぞ」ギュ
長門「ビックセブンの力、存分に見せてやろう」
陸奥「提督、私にも期待してね♪」フフッ
提督「そうだな ビックセブン二人の力見せてもらおうかな」
-数日後-
長門「艦隊帰投したぞ」
提督「ご苦労 上々な戦果だな」
長門「いや、提督の指示もよかった 感謝する」
提督「そう言ってもらうと嬉しいな だが、現場での判断は君達に任せている これからも頼むぞ」
長門「あぁ、了解した」
提督「補給や入渠を済ませてくれ 疲れているだろう」
長門「了解した 失礼するぞ」
提督「あぁ」
ガチャ バタン
提督「ふぅ」
コンコン
提督「入れ」
ガチャ
青葉「失礼します 青葉です!」
衣笠「私もいます♪」
古鷹「し、失礼します」
加古「失礼するぜ」
提督「おぅ、六戦隊揃ってどうした?」
青葉「インタビューしたいんですけどいいですか?」
提督「ほぉ、今度の内容はなんだ?」
青葉「ズバリ! 長門さんとの関係です!」
提督「ほぉ、いきなり聞いてくるな」ハハハッ
青葉「真相はどうなんですか!?」
提督「まぁまぁ、そう慌てるな お茶にでもしよう」スッ
古鷹「あ、提督 淹れましょうか?」
提督「あー、気にしなくてもいい 折角娘が遊びに来たんだ ゆっくりしててくれ」ガチャ バタン
加古「んじゃ、遠慮なく」ボフン
加古「あ~、このソファー好きだわ~」フカフカ
古鷹「もう、加古ったら…」
衣笠「それにしても、本当に綺麗な執務室ね」
古鷹「前の鎮守府はどうだったの?」
衣笠「物は整頓されてたけど、机がね…」
青葉「毎日、必死になって書類の山片付けてましたね…」
古鷹「やっぱりそうなんだ」ハハッ
青葉「本当に整頓されてますね」ピトッ
ピラピラ
衣笠「? 何か落ちたわ」
古鷹「なんだろう?」スッ
写真「」
青葉「少し昔の写真ですね」
衣笠「五人写ってるけど、真ん中は提督よね?」
古鷹「そうだね 眼帯着けてるし」
衣笠「あとの四人は?」
古鷹「誰なんだろう?」
ガチャ
提督「すまんな お待たせしたな」
青葉「っ!? あ、いえお構い無く…」スッ
提督「? どうした青葉?」
青葉「あ、いえ なんでもありません!」
提督「そっか」
カチャカチャ←ケーキと紅茶を配り
提督「頂いてくれ」
衣笠「うわぁ、美味しそう!」
加古「いっただきまーす!」パクッ
加古「うっめぇー!」
古鷹「加古 行儀悪いよ…」
提督「ハハハ、別に構わんよ」ズズッ
青葉「じゃあ、早速司令官いいですか?」
提督「あ、さっきのことか 構わんよ」
青葉「最近、長門型の二人とよく鳳翔さんのお店に行く姿をよく見かけるのですが、なぜですか?」
提督「そうだな まぁ、強いて言うなら昔を思い出すからだな」
衣笠「昔?」
提督「わしがもう少し若かったときかな?」
-回想-
長門(秘書艦兼戦艦代表)「だから、この案なら確実に敵を倒すことができるはずなんだ!」バン!
提督(若い頃)「ダメだ、危険すぎる 轟沈が出てもおかしくないんだぞ!」
長門「そんなのわかってる! だが、そのくらいの覚悟は我々もできている」
提督「ダメだ そんな覚悟許さん!」
陸奥(戦艦副代表兼記録員)「ちょっと二人とも」アワアワ
赤城(空母代表)「また始まりますね…」
神通(軽巡代表)「そうですね…」
高雄(重巡代表)「止めたところでね…」
吹雪(駆逐艦代表)「もう諦めムードですか!?」
長門「そんな”単純”な作戦では、上手くいかないから言っているんだ!」
提督「単純…だと?」
提督「頭きた… 表出ろ!」
長門「いいだろう その喧嘩買ってやろう」
提督「陸奥…ちょっと頼む」
陸奥「はいはい」
スタスタ ガチャ バタン!
赤城「行っちゃいましたね」
陸奥「いつものことよ お茶淹れてくるわね」ガタッ
吹雪「あの…止めなくていいんですか?」
高雄「止めたところでどうしようもないわ」
神通「少し待ってましょう」
吹雪「はぁ…」
-数十分後-
陸奥「それでね、長門が…」
高雄「なんですかそれ」ハハッ
バン!
五人「」ビクッ
提督「ただいま」ボコボコ アザダラケ
長門「帰ったぞ」ボコボコ タンコブダラケ
五人「」
提督「よし、良い作戦案を思い付いたんだが来てくれるか?」パサッ
陸奥「え、えぇ…」
カクカクシカジカ
高雄「これなら…」
神通「はい 行けるかもしれません」
赤城「えぇ、これなら被害を少なくしつつ目標に行けそうですね」
吹雪「すごいですね、お二人とも!」
提督「おう、ありがとう」イテテ
長門「まぁ、これくらいの事はな」イダダ
陸奥「もう、二人とも動かないで」ポフポフ
吹雪「何でこんな案が?」
提督「殴られて頭がスッキリした」
長門「色々吹っ切れるぞ」
陸奥「…バカ」バシン
提督、長門「「痛ってー!!」」
-作戦終了後-
提督「皆の活躍で無事に作戦が成功した 本当によく頑張った!」
提督「今日は、よく食べそして飲んでくれ 乾杯!」
艦娘達「乾ー杯!」カシャカシャ
ワイワイ ガヤガヤ
提督「長門」
長門「提督か」ゴクゴク
提督「…隣良いか?」
長門「あぁ、いいぞ」ポンポン
提督「失礼する」バサッ
陸奥「はい、提督 お疲れ様」コポコポ
提督「あぁ、ありがとう」
提督「では、長門 今日の勝利に」
長門「あぁ、今日の勝利に」
提督、長門「「乾杯」」カチャン
提督「皆を無事に連れ帰ってきてくれてありがとう」
長門「なあに、私達を勝利に導いてくれて感謝する」
提督「お互い感謝することばっかだな」
長門「そうだな」
ハハハハッ
-現在-
提督「あの頃のわしは若かったな」ハハッ
四人「」
青葉(長門さんと殴り合いしたの…)
衣笠「提督 よく無事だったね」
提督「まぁ、若かったからな 怪我を恐れなかったのだよ」
古鷹「その後はどうなったんですか?」
提督「わしが転属する事になってな わしは別の鎮守府に移った」
提督「ちょっと待っててくれ」ガタッ
四人「?」
提督「これが、転属する直前に撮った写真だ」スッ
加古「うっわぁ、提督若っか」
古鷹「こんなに艦娘がいるんですね」
青葉「青葉達もいますね」
衣笠「みんな笑顔ね 楽しそう」
提督「だが、これを撮る前は泣いてる艦娘もいたぞ 笑顔になって撮ってくれて嬉しかったよ」
青葉「はぁ…」
古鷹「長門さんはどんな感じだったんですか?」
提督「そうだな… 泣いてはいなかったな みんなの前で泣くわけにはいかなかったんだろう」
衣笠「長門さんらしいね」
コンコン
提督「入れ」
ガチャ
長門「失礼するぞ」
陸奥「失礼するわ」
青葉「お、長門さん」
長門「なんだ? 六戦隊揃って」
陸奥「何の話してたのかしら?」
古鷹「過去の長門さん達の話です」
衣笠「ちょっと取材中? って感じです」
陸奥「あら、じゃあお邪魔だったかしら?」
提督「いや、構わん 二人にもお茶を出そう」スッ
古鷹「あ、提督 古鷹もお手伝いします」
提督「あぁ、大丈夫だ ゆっくりしててくれ」ガチャ バタン
陸奥「それで、取材はどうなの?」
青葉「まぁ… そこそこです」
長門「なんだ? はっきりしないのか?」
陸奥「そもそも、何の取材なの?」
衣笠「実は…」
カクカクシカジカ
長門「なんだ…そんな話か」
陸奥「そこまで話題にするような話かしら?」アハハ
青葉「皆さん気になってたんですよ!」
衣笠「二人とばかりいるってね」
長門「そうか?」
陸奥「まぁ、最近一緒にごはん食べてたからね」
古鷹「…羨ましい」ボソッ
加古「昔の話とか聞いたのか?」
長門「あぁ、聞いたぞ」
陸奥「流石に、笑っちゃったけどね」ハハッ
長門「だが、羨ましくもあったな」
衣笠「羨ましい?」
長門「提督とそのように本音で語り合ったり、笑い合えることがだ」
陸奥「まぁ、言えてるわね」
ガチャ
提督「いやぁ、お待たせしたな」
提督「陸奥は紅茶 長門はブラックでよかったな?」
長門「あぁ、申し訳ない」スッ
陸奥「ありがとう♪」スッ
提督「さて、青葉は他に聞きたいことはあるかね?」
青葉「そうですね…」
(聞きたいこと募集します)
青葉「あの、司令官 机の下にこれが落ちていたんですけど…」スッ
提督「ん?」ピラッ
提督「あぁ、この写真か」
古鷹「そこに写ってるのって提督ですよね?」
提督「あぁ、真ん中にいるのはわしじゃよ」
陸奥「いつぐらいの写真なの?」
提督「そうだな… 三十年位前だな」
加古「さ、三十年!?」
提督「お前達… いや、”艦娘”と言うのが存在する前の写真だからな」
長門「我々が存在する前の…」
衣笠「他の四人は?」
提督「同僚じゃ 共に仕事をした仲間だ」
陸奥「みんな若いわね それにみんなイケメンね♪」
提督「まぁ、二十代後半くらいだったからな あの頃が懐かしい」ハハッ
加古「皆、軍刀持ってるな 幹部だったのか?」
提督「そうだな 下は中尉 上は大佐だった 最も大佐はわしだがな」
青葉「これはどこで撮ったんですか?」
提督「どこだったかな?… 悪いが覚えとらん」
青葉「はぁ…」
古鷹「この人達は、今は何を?」
提督「もうとっくに海軍を退役した 今は何をやっているかわからん」
衣笠「そんなに早く?」
提督「あぁ、この写真を撮ってしばらくしてからかな」
加古「なんかあったのかよ?」
提督「…さあな 辞める理由など人それぞれだ」
六人「…」
提督「他はなんかあるか?」
青葉「いえ、大丈夫です ありがとうございました!」
提督「そうか またなんかあったらおいで」ニコッ
青葉「ありがとうございます!」
古鷹「お茶ご馳走さまでした」
加古「まったな~」
衣笠「失礼しました」
ガチャ バタン
陸奥「提督 なんか仕事ある?」
長門「せっかく来たんだ 手伝うぞ」
提督「いや、大丈夫だ あと少しで終わる」
提督「お前達ともう休むと良い」
陸奥「…そう」
長門「では、お言葉に甘えよう」ガタッ
長門「失礼する」
陸奥「また、食事誘ってね♪」ウインク
提督「そうさせてもらおう」ハハッ
ガチャ バタン
シーン
提督「…」ピラッ
提督「…言えるわけ無いよな」
提督「今の騒動にこいつらが”関与している”なんて…」
提督「…”あの戦い”に対する海軍への復讐か」
提督「…」
提督「…娘達は守らねば」
-長門、陸奥 終了-
-とある鎮守府-
a提督「また大破したの?」
大鳳「…はい」
a提督「…」
大鳳「で、でも次は…」
a提督「あー、もういいから」
a提督「”解体”ね」
大鳳「えっ?」
a提督「聞こえなかった? ”か、い、た、い”ね」
大鳳「そ、そんな…」
a提督「今日は時間があれだから明日やるから、部屋でも掃除してて」
大鳳「待ってください! 私は…」
バン!
大鳳「」ビクッ
a提督「いい加減しろよ ろくに戦果挙げたことないくせに”次は頑張る””次は頑張る”ってもううんざりなんだよ! 作戦練ってるこっちの身にもなれよ!」
大鳳「…」
a提督「わかったら、とっと出てけ」
大鳳「…はい 失礼しました」トボトボ
ガチャ バタン
-大鳳の部屋-
ガサガサ
大鳳「こんな…感じかな?」
ガラーン
大鳳「すぐ終わっちゃったわね」
ポロポロ
大鳳「あ、あれ?」ゴシゴシ
大鳳「うっ…うっ……」ポロポロ
ペタン
大鳳「活躍…したかった…な…」グスッ
妖精a「タイホウサン」ヒョコ
大鳳「妖精…さん?」ゴシゴシ
妖精b「ナカナイデ」
妖精c「コンナノマチガッテル!」
大鳳「妖精…さん…」グスッ
妖精a「タイホウサン ニゲヨウ」
大鳳「え?」
妖精b「アンナニガンバッテタノニコンナトコロデ”カイタイ”ナンテアンマリダヨ」
妖精c「ダカラニゲテ」
大鳳「気持ちは嬉しいけど… どうやって」
妖精b「ソコハマカセテ!」
妖精c「ワタシタチガヨウイシタヌケミチヲツカッテ!」
妖精b「ソコヲツカエバ,ケンペイタチニミツカラナイカラ!」
妖精a「ギソウモヨウイシテアル コクインモケシタカラ デタラジユウダヨ!」
大鳳「妖精さん…ありがとう…」ポロポロ
妖精a「ホラ,ナカナイデ」
妖精b「ツイテキテ!」
大鳳「…はい」
ガチャ バタン
-抜け道-
妖精a「ココヲツカッテ」
大鳳「こんなところいつの間に…」
妖精a「ハヤクニゲテ」
大鳳「は、はい…」
スッスッ
妖精b「タイホウサン!」
大鳳「?」
妖精c「イママデツラカッタカモシレナイ ダケド,カナラズシアワセガアルカラソレヲシンジテ!」
妖精b「シアワセニナッテネ!」
大鳳「…ありがとう…ございます…」グスッ
妖精a「サァ,ハヤク」
スタスタ
妖精a「ゲンキデネ」
大鳳「はぁ…はぁ…」
カパッ
大鳳「ようやく出れた」
大鳳「あそこに鎮守府が…」
大鳳「…」
大鳳「…行きましょう」
スタスタ
-湯原鎮守府 執務室-
提督「さて、仕事をしようかな」
パラッ
提督「あ、朝刊が…」
提督「ん?」
朝刊《製鉄所と銀行で強盗殺人事件犯人は…艦娘か…》
提督「製鉄所と銀行? なぜ艦娘が?」
PPPP
提督「…良いタイミングで掛かってくるな」
ガチャ
提督『はい 湯原鎮守府』
元帥『わしだ』
提督『来ると思った』
元帥『やっぱりか』
提督『あぁ』
元帥『また厄介な騒動だ』
提督『艦娘による製鉄所と銀行の襲撃か?』
元帥『あぁ 今、憲兵団と大本営の調査員が捜査協力をしている』
提督『進捗は?』
元帥『今も調査中だが、何せ監視カメラが壊されてるからな 証言しかもらえん』
元帥『それに、朝から大本営に対して抗議電話が相次いでいてわしも耳が痛い』
提督『それは、いい話じゃないな』
元帥『だろ? それに、この騒動のせいで艦娘に対して偏見の目が向けられるだろう』
提督『そうだな 注意しておく』
元帥『それと話が変わるが、お前にいい話がある』
提督『なんだ?』
元帥『あの二人が帰ってきたぞ』
提督『本当か?』
元帥『あぁ、先日な お前がいなくてガッカリしていたがな』
提督『会いに来いってか?』
元帥『そうだな そのまま連れてってくれても良いぞ』
提督『おそらくそうなるだろうな』
元帥『二人もお前と共に戦えるのを望んでいると思うからな 明日辺りに来てもらって良いか?』
提督『急だな』
元帥『お前に会いたがっているからな』
提督『わかった 予定を組んでおこう』
元帥『よろしく頼む 念のため言っておくが気を付けろよ』
提督『…わかった』
ガチャ
提督「帰ってきたか…」
提督「大和、武蔵」
-某所-
大鳳「鎮守府から離れましたけど…」
大鳳「…」
大鳳「とりあえず、今日泊まるところを…」ガサゴソ
大鳳「あれ?」
ガサゴソ ガサゴソ
大鳳「……ない」
大鳳「財布が…ない…」
大鳳「どうして…さっきまで…」
大鳳「あっ」
-数分前-
大鳳「なにも忘れてないわよね?」ガサガサ
大鳳「うん 大丈夫」スッ
スタスタ
財布「」ポロッ
大鳳「あ、信号が!」タッタッタッ
財布「」ポツン
-現在-
大鳳「」
大鳳「ど、どうしよう…」
-某所 アパート-
大家「今月の家賃は?」
秋月「あの…これで…」
ペラペラ…
大家「あの、足りないんだけど!」
秋月「すいません あと少しで…」
大家「もういいよ ここから出ていって」
照月「なっ」
初月「ちょっと待ってくれ!」
涼月「お願いします!」
大家「ダメダメ! そうゆうの受け付けてないから」
秋月「そ、そんな…」
大家「ほら、払えないならさっさと出ていって 次の入居者受け入れる準備しなくちゃいけないんだから」シッシッ
四人「…」
秋月「お世話に…なりました…」
大家「はいはい どうも」
秋月「皆 行こう」
照月「秋月姉さん!」
秋月「しょうがないよ 大家さんの言うとおりだよ 期日を守れなかったんだから」
照月「…」
初月「早く行こう また怒鳴られる」
涼月「えぇ、そうね」
スタスタ
秋月「荷物は持った?」
照月「うん」
涼月「はい」
初月「ああ」
秋月「…行こう」
スタスタ
-翌日 湯原鎮守府-
提督「大本営に行く」
吹雪「何かあったんですか?」
提督「呼ばれただけだ 大したことではないよ」
吹雪「そうですか」
提督「留守番頼んだぞ」
吹雪「はい! あ、そうだ」パタパタ
提督「?」
吹雪「司令官! これを持っていってください!」スッ
提督「傘か…」
吹雪「雨が降るそうなので」
提督「持っていこう ありがとう」ニコッ
吹雪「はい!」
提督「では、行ってくる」クルッ
吹雪「はい!」
ガチャ バタン ブーン
河本曹長「傘ですか?」
提督「あぁ、吹雪がな…」
河本曹長「まぁ、確かに 天候怪しいですね」チラッ
提督「…一雨来るな…」
ブーン ブーン
-某所-
大鳳「…」
グー
大鳳「…お腹…空いた…」
トボトボ
段ボールの囲い「」チョコン
大鳳「あら?」チラッ
秋月「…あっ」
照月「…」ジー
涼月「…」ジー
初月「…」ジー
大鳳「秋月…さん?」
秋月「え? 大鳳…さん?」
大鳳「秋月さん…何でこんなところに?」
秋月「大鳳さんこそ…」
大鳳「私はその…」
初月「ワケありって事だよね?」
涼月「お初さん…」
大鳳「…」
秋月「あ、あの…妹がごめんなさい…」
大鳳「あ、いえ…気にしないで下さい」
涼月「大鳳さんも行くところ無いんですか?」
大鳳「…はい」
秋月「あの…私達といてくれませんか?」
大鳳「えっ?」
秋月「あ、ごめんなさい! 嫌ですよね?」
大鳳「…」
大鳳「私でよろしければ、一緒にいるわ」ニコッ
秋月「ほ、本当ですか!?」
大鳳「私も行くところありませんから…」
涼月「なにももてなすことできませんが…」
初月「立ってるのも難だろう」
大鳳「じゃあ、お邪魔させてもらいます」
スッ
初月「少し狭くなってしまったな」
照月「初月 そんな事言わないの」
大鳳「ご、ごめんなさい」アハハ…
涼月「気にしないで下さい」
-大本営 元帥室-
元帥「まぁ、久々だな」
提督「そうだな」
大淀「お茶をどうぞ」コトッ コトッ
元帥「うむ、ありがとう」
提督「二人はどこに?」
元帥「今は、訓練に行っている と言っても、彼女達にとっては運動程度だろう」
提督「そこまで練度が高いと言うことか」
元帥「そんな感じだ」
提督「しばらく見ない内にな…」
元帥「全くその通りだ」
提督「…」
元帥「ところで獅子丸 少し頼みを聞いてもらっていいか?」
提督「なんだ? 大和達の件か?」
元帥「大和と武蔵はお前のところに配属させる それとは別だ」
提督「なんだ?」
元帥「鎮守府の視察に行ってくれないか?」
提督「どこのだ?」
元帥「行くのは、”呉鎮守府””柱島泊地””松山航空基地”だ」
提督「えらい規模のでかいところを…」
元帥「呉はお前の教え子が指揮を執っているから行きやすいだろう」
提督「だが、普通は元帥が行った方が士気が良いと思うんだが…」
元帥「仮面の連中がいるかもしれないから無闇に動けん それに、お前なら大丈夫だろ」
提督「…」ニガワライ
元帥「引き受けてくれるか?」
提督「…わかった 一小隊と艦娘達と共に行かせて貰おう」
元帥「護衛官にとっては気が気じゃないが、艦娘には退屈になりそうだな」
提督「そうなるのが、目に見える」
提督、元帥 ハハハッ
ガチャ
大和「失礼します」←改
武蔵「訓練終わったぞ」←改二
元帥「お、ご苦労様」
大和「あっ」
武蔵「ん?」
提督「久しぶりだな 二人とも」
大和「て、提督」
武蔵「相棒…」
提督「元気そうだな」
武蔵「あぁ、おかげさまでな」
提督「それは良かった それ…」
ダキッ
大和「…」
提督「大和…」
大和「会いたかったです 提督」ギュ
提督「これこれ 元帥の前だぞ」トントン
元帥「わしは一向に構わんぞ」
提督「吉良…」
武蔵「すまん相棒 今は、大和のわがままを受け入れてくれ」
提督「…わかった」
提督「元気にしておったか?」
大和「…」コクッ
提督「そうか そうか」ナデナデ
大和「~~//」
武蔵「よかったな 大和」
提督「さて、二人に聞こう」
提督「もう一度、わしと共に戦ってくれるか?」
大和、武蔵「…」
武蔵「愚問だな相棒」
大和「その言葉を待っていました」
武蔵「この武蔵 再び共に参る」
大和「微力ながら、お力になれるようにします」
提督「ありがとう」
元帥「二人を頼んだぞ 獅子丸」
提督「あぁ」
ブォォーン
提督「風が凄いな…」
元帥「天気が崩れると言っておったな」
ザーザー ゴロゴロ
提督「降ってきたな」
提督「酷くなる前にこれで帰らせて貰おう」
元帥「わかった すまんなわざわざ」
提督「気にするな 行こうか二人とも」
大和「はい」
武蔵「あぁ」
スタスタ ガチャ バタン
スタスタ
??「ん?」
提督「おぉ」
提督、??「…」
(※これからコラボする予定の作者の作品の登場人物です コラボ終了後公開します)
提督「…久しぶりだな ??」
??「そうだな」
提督「前の会議にはいなかったな」
??「あぁ」
提督、??「…」
??「…ふっ」
提督「どうした?」
??「いや… 数十年前の事件ではわしとお前は対立していた仲だったのに今ではこうやって普通に話したいるのが不思議でな」
提督「そうだな」フフッ
??「お前と吉良と鶴賀の三人の助命嘆願がなかったら、わしと妻は処刑されていた」
提督「そうだな」
??「なぜ嘆願を?」
提督「…」
提督「まだ死ぬべきではないと思ったからだ お前を失うのは海軍にとって痛手だからな」
??「…」
提督「それに話し相手が居なくなるのも困るしな」フフッ
??「…なるほどな」ハハッ
提督「今度飯でもどうだ?」
??「いいな いつにする?」
提督「”千年後”でどうだ?」
??「ほぅ すぐだな」
提督、?? ハハハッ
大和「ねぇ、武蔵 あの二人って仲いいの?」
武蔵「さぁな… 悪くはないだろう」
提督「またな ??」
??「あぁ またな」
スタスタ
大和「あの 提督」
提督「ん?」
大和「?? と仲はよろしいんですか?」
提督「う~ん」
提督「仲は良い方だな」
提督「奴は、天才的な戦術家であり、剣術も達人レベルだ 剣道では何回も試合を交えたもんだ」
武蔵「結果はどうだったんだ?」
提督「五分五分だ 勝ったときもあれば負けたときもある」
大和「提督が負けることもあるんですね…」
武蔵「見たことないな…」
提督「それほどの腕の持ち主だ だから、あいつを失う訳にはいかなかったんだ」
武蔵「なるほどな」
提督「さて、鎮守府に帰ろう」
-玄関口-
ザーザー ゴロゴロ
提督「えらい降ってきたな」
武蔵「本降りだな」
大和「あの…提督 よかったら、私の…」
提督「吹雪の渡してくれた傘が役に立つな」バサッ
大和「」
提督「ん? どうした? 行くぞ」スタスタ
武蔵「…まぁ、気を落とすな」トン
大和「…」グスッ
大城大尉「お疲れ様です どうぞ」ガチャ
提督「ありがとう」
バタン
河本曹長「発車します」
ブーン
-某所-
ブォォーン
大鳳「みんな大丈夫!?」
照月「凄い風です…」
涼月「防ぐ物が無いです…」
初月「雨まで降ってきたな」
ザーザー ゴロゴロ
大鳳「雷まで…」
ピカッ! ゴロゴロ
照月、涼月「「きゃっ!」」
初月「姉さん大丈夫か?」
照月「うん 大丈夫 秋月姉さんは?」
秋月「…」
大鳳「秋月さん?」
照月「秋月姉さん?」
パタッ
大鳳「秋月さん!?」
初月「姉さん!」
涼月「どうしたんですか!?」
秋月「はぁ…はぁ…」
大鳳「…」ピトッ
大鳳「まずい 熱があります」
初月「そ、そんな…」
照月「秋月姉さん!」
涼月「しっかりしてください!」
秋月「はぁ…はぁ… みんな…」
大鳳「秋月さん 大丈夫ですよ 皆さんここにいますから」ギュ
照月「秋月ねぇ!」ギュ
涼月「秋月姉さん」ギュ
初月「秋月姉さん!」ギュ
秋月「大鳳さん てるちゃん はつちゃん 涼月…」
大鳳「だから、安心してください」
秋月「はい…」
-車輛-
河本曹長「それにしても凄い雨と風ですね」
提督「台風並だな」
河本曹長「彼女らは大丈夫でしょうか?」
提督「大佐の事だ おそらく引き上げさせたであろう」
河本曹長「そうですかね」
大和「道が川みたいですね…」
武蔵「海にいるみたいだ」
提督「お前達からそんな言葉が出るなんてな」ハハハッ
大和「提督ったら…」
ブーン バシャーン
提督「ん?」
?「…」
ブーン
提督「停めろ」
河本曹長「へ?」
提督「停めてくれ」
河本曹長「りょ、了解」キキッ
河本曹長『全車両停車』
キキッ キキッ
ドア「」ガチャ
大和「提督!?」
武蔵「どうしたんだ」
バシャ バシャ バシャ
-大鳳達-
ザーザー ゴロゴロ
照月「さ、寒い…」ガクガク
涼月「はぁ…」ガクガク
初月「寒い…」ガクガク
秋月「はぁ…はぁ…」
大鳳「みんな固まって くっつけば温かくなるから」
涼月「は、はい…」
ギュ←抱き寄せて盾になっている
照月「大鳳…さん?」
大鳳「少しだけだけど、これで雨と風は防げるわ」
初月「でも、それじゃあ大鳳が…」
大鳳「私は大丈夫 守ってあげる」
大鳳(私はいい せめてこの娘達だけでも…)
秋月「た…大…鳳…さん」ギュ
大鳳(お願いです 幸運が訪れるなら、この娘達を救ってください)
?「おい、大丈夫か!?」
大鳳「えっ?」クルッ
提督「大丈夫か!?」ビショビショ
大鳳「誰…ですか?」
提督「通りすがりだ 一体…」
大鳳「お願いします! この娘達を…」
提督「安心しなさい 助けてほしいんだろ」
大鳳「」コクッ
大城大尉「提督 どうなされ…」
大城大尉「って、艦娘?」
提督「大尉直ちに鎮守府に連絡 彼女達の受け入れ体制を整えさせろ 手空きの隊員は彼女達を車輛の中に収容しろ」
大城大尉「了解しました」
提督「衛生兵は秋月の容態を確認させろ」
大城大尉「了解しました」
ダッ
大和「提督 いきなりどうしたんで…」
大和「って、大鳳さん?」
大鳳「大和…さん?」
大和「どうしてこんなところに?」
大鳳「た…助かっ…た」グラッ
提督「おいっ」ダキッ
大鳳「…」
武蔵「おい、大丈夫なのか?」
提督「おそらく気を失っただけだ」
提督「直ぐに出発するぞ」
タッタッタ
-湯原鎮守府-
ブーン キキッ
提督「入渠所に直ぐに運んでくれ」
隊員「了解しました」
提督「大和、武蔵 あいつらに付いていってくれ 入渠所に入ったら大和と武蔵に面倒を見てもらいたい」
大和「わかりました」
武蔵「任せてくれ」
隊員「こっちです」
タッタッタ
翔鶴「あら、提督?」
提督「翔鶴」
瑞鶴「提督さん こんなところでどうしたの?」
提督「あ、いや…」
翔鶴「びしょ濡れですけど大丈夫ですか? 傘お貸ししましょうか?」
提督「いや、大丈夫だ 直ぐに中に入らせてもらうよ」
瑞鶴「提督さんが風邪引いたら困るよ 早く休んでね」
提督「大丈夫だ 体だけは丈夫なんだ まぁ、若い頃に比べたら衰えたがな」ハハハッ
瑞鶴「もう」
提督「お前達も部屋に戻りなさい」
スタスタ
瑞鶴「ねぇ、翔鶴姉」
翔鶴「なに?」
瑞鶴「提督さんって風邪引いたことあるのかな?」
翔鶴「どうなんだろう? 大淀さんや吹雪さんは見たことないらしいけど…」
瑞鶴「古参の二人が言うくらいだからないのかな?」
翔鶴「う~ん」
スタスタ
提督「ふー」
キャッ キャッ
提督「? なんだ?」
睦月「ちょっと長門さん くすぐったいにゃ~」
長門「そうか? 気を付けよう」ワシャワシャ
睦月「にゃ~」
提督(長門が駆逐艦達の面倒を見ているだけか…)
提督(面倒見がいいな)
ワシャワシャ
長門「よし、いいだろう 行ってもいいぞ」
睦月「ありがとうにゃ♪」
タッタッタ
提督(一言話すか)スタスタ
長門「フフっ 駆逐艦と…」ウヘヘッ
提督「長門?」
長門「っ!? 提督どうしたんだ?」
提督「いや、通りかかっただけだ」
長門「そ、そうか」
提督「あぁ」
提督、長門「…」
提督「部屋に戻らせてもらおう」
長門「わ、わかった」
スタスタ
提督「あー、それと長門」
長門「なんだ?」
提督「駆逐艦を可愛がるのはいいが 限度を考えろよ」
長門「なっ//」
提督「それだけだ」スタスタ
長門「~~//」マッカ
-二時間後 執務室-
提督「…」ペラペラ
提督「…これが検査結果か?」
明石「そうですね いやー、それにしても…」
提督「直ぐに動くことはできるんだな」
明石「って、これから説明しようとしてるじゃないですか!!」バン!
提督「ながったらしくなりそうだからいい」
明石「そんな…」ガーン
提督「それで、大鳳達は?」
明石「夕張が案内してきてくれるそうです」
提督「そうか…」
コンコン
提督「入れ」
ガチャ
夕張「失礼します」
大鳳「し、失礼します…」
秋月「失礼します…」
照月「失礼します…」
涼月「失礼…します」
初月「…失礼する」
提督「夕張 すまんな」
夕張「いえ、大丈夫ですよ」
提督「気分はどうかね?」
大鳳「お陰でよくなりました」
秋月「ありがとうございます 良くなりました」
提督「それはよかった」
大鳳「…ところで提督?」
提督「ん?」
大鳳「私達をどうするんですか?」
提督「…は?」
大鳳「私 前の鎮守府ではあまり活躍できなかったので…」
秋月「…」
提督「わしはどうもせんよ ただ…」
提督「君達はどうしたい?」
初月「どうしたいって?」
提督「君達には、二つ選択肢がある 一つは、ここに着任する 二つここを出るかだ」
提督「着任するなら、わしを含め鎮守府の皆は歓迎するだろう もちろん酷使するつもりはない」
提督「出るなら、ある程度生きていけるくらいの支援はする」
提督「どうする?」
五人「…」
-数日後-
大鳳「き、今日は…よ、よろしくお願いします!」
赤城「そんなに緊張しなくてもいいのよ」
加賀「えぇ、気持ちを楽に持ちなさい」
大鳳「は、はい」
摩耶「ほら、あたしについてきな!」
秋月「ま、待ってください!」
提督「…」
大和「大鳳さん達、生き生きとしてますね」
提督「そうだな」
大和「提督 最初から着任されるつもりでしたよね?」
提督「…なんの話だ」クルッ
大和「あなたが艦娘を見捨てる人じゃない事はよくわかっていますから」
提督「…そっか」ガタッ
大和「お茶淹れましょうか?」
提督「いや、大丈夫だ この書類を持っていってくれないか?」
大和「わかりました」ニコッ
ガチャ バタン
提督「…」
提督「…すまんな大和」
提督「わしは、皆が思っているような人間ではない」
提督「救えなかった者達の無念が未だにわしを蝕んでいる」
ガラガラ スッ
写真「」
提督「今のわしを見て、皆はどう思う…」
-大和、武蔵、大鳳、秋月型 終了-
-特別編 コラボ前日談-
提督「という事で明日から一泊二日の視察にいく」
大和「は、はぁ…」
鳥海「いきなりですね」
提督「すまんな もう少し早く言えばよかったんだが…」
加古「まぁ、今日は非番だから準備には十分だな 古鷹に手伝ってもらおーと」
提督「加古には悪いが、古鷹はこの後出撃だから留守になるから自分で用意するんだぞ」
加古「…へ?」
提督「”へ?”じゃない それくらい普通だ」
加古「やっべ! 早くしねぇと!」アワアワ
提督「だから、そんなに余裕はないぞ」
大鳳「あの、私達もいいんですか?」
秋月「どうゆうの持っていけばいいんですか?」
初月「初めてだからよくわからないんだ」
提督「それはいかんな… 大和 すまんが見てやってくれないか?」
大和「えぇ、構いませんよ」
提督「すまんな よろしく頼む」
鳥海「あの、司令官さん ついていくのは私達だけですか?」
提督「いや、第一小隊と第一狙撃分隊がついていく 一小隊は、今日の昼くらいに出発して向こうの鎮守府の護衛官と警備の打ち合わせをする」
鳥海「そうですか」
提督「他に質問は?」
シーン
提督「無さそうだな」
提督「では、出発は明日の06:00 遅刻しないようにな 必要なものがあったら、今日中に揃えなさい 外出は許可する」
艦娘達「はい!」
-翌日-
提督「皆 おはよう」
五人「おはようございます!」
提督「加古ー 大丈夫かー?」
加古「Zzz…はっ、ね、寝てないよ!」
提督「通常運転だな」
提督「ところで皆は、周りになんか言われたか?」
大和「なんか言われたんですか?」
提督「昨日、仕事をしていたら鹿島が自分も行きたいと猛抗議してきて、香取に連行されていった」
大鳳「あ、私もです 蒼龍さんと飛龍さんが行きたいと相当騒いでました」
秋月「私達は、羨ましがられました」
提督「まぁ、そんなに機会がないからな」
提督「とりあえず、出発しよう」
スタスタ
提督「水本大佐留守の間指揮を頼む」
水本大佐「お任せください」
提督「有馬中佐 道中の護衛よろしく頼む」
有馬中佐「了解しました」
編成:AH-64D改二 AH-1改二 UH-60J×2
ウィーン パラパラパラ…
-呉鎮守府-
呉提督「お待ちしておりました 獅子丸大将」
提督「出迎えありがとう」
呉提督「は、はい!」
提督「…」
提督「肩の力抜いたらどうだ?」
提督「逆に疲れるぞ」ハハッ
呉提督「では、そうさせてもらうぞ 親父」
呉提督「さぁ、俺の鎮守府を見ていってくれ」
提督「では、そうさせてもらおう」
スタスタ
-鎮守府 視察中-
提督「うむ しっかりやっているようだな」
呉提督「見直したか?」
提督「多少はな」ハハッ
呉提督「多少かよ…」ガーン
提督「まぁ、安心した これからもしっかり努めてくれ」
呉提督「あぁ、ありがとうよ 親父」
提督「あぁ」
大和「提督 柱島泊地からお迎えが来ています」
提督「直ぐにいく」
スタスタ
提督「あ、そうだ」
呉提督「ん?」
提督「最近、妙な事件が多くなっている」
呉提督「製鉄所の事件とかか?」
提督「あぁ お前も気を付けろ 何があるかわからんからな」
呉提督「あぁ」
提督「そう言うことだ しっかり自分の努めを果たすんだぞ」
呉提督「了解」
スタスタ
----------
(※視察のシーンは都合によりカットします すいません)
-松山市 とある公園-
大和「いいんですか? 自由時間をもらっても?」
提督「あぁ、構わないよ 折角の機会だ 羽を伸ばしなさい」
加古「ほんじゃ、お言葉に甘えさせてもらうぜ」
鳥海「ありがとうございます 司令官さん」
大鳳「では、いってきます」
初月「秋月姉さん どこにいく?」
秋月「どこと言われても…」
大和「じゃあ、私と一緒に行きませんか?」ニコッ
秋月「いいんですか!?」
大和「えぇ、もちろん 大鳳さんもどうですか?」
大鳳「じゃあ、お言葉に甘えて」
提督「複数で動いてもらうとありがたい そうすれば、護衛官を動きやすいしな」
加古「あいよ 行こうぜ鳥海!」タッタッタ
鳥海「あ、ちょっと待って」タッタッタ
大城大尉「…行け」
隊員「了解」タッタッタ
大和「それでは、行ってきます 提督♪」
提督「あぁ、楽しんできなさい」
スタスタ
提督「ふぅ…」
大城大尉「なかなかハードなスケジュールでしたね」
提督「まぁな… だが、しっかりしてて安心したな」
大城大尉「そうですね」
黒田曹長『大尉』←木の中に隠れてる
大城大尉『どうした?』
黒田曹長『怪しい二人組がいます』
榎本軍曹『こちらホーク1 こっちも確認した』←ビルの屋上
大城大尉『監視を続けろ 各員警戒』
隊員達『了解』
フード男1,2「…」スタスタ
大城大尉「なんだあいつら…」ボソッ
榎本軍曹『どうしますか? 撃ちますか?』
黒田曹長『まだ武器を出してない 通行人かもしれない』
有本中尉『提督に近づいてるぞ どうする?』
フード男1「」スッ
黒田曹長『なんか取り出したぞ』
フード男1「」スッ←モロトフ(火炎瓶)
有本中尉『おい、まてまて!』
大城大尉「くそっ 提督!」ダッ
提督「…」スッ
フード男1「」フリカブリ
榎本軍曹『くそっ』パシュ
フード男1「うぐっ」←右手に命中
ボトッ パリーン!
フード男2「うわぁぁ!」←火だるま
黒田曹長「嘘だろ…」
パシュ
フード男2「」←ヘッドショット
フード男1「あぁぁ…」
大城大尉「確保ー!」
カクホ カクホ
フード男1「この、離せ!」ジタバタ
大城大尉「提督 お怪我は?」
提督「大丈夫だ それで…」
フード男1「ぐっ」
提督「君の目的はなにかね? なぜわしを狙った?」
フード男1「…仕事だ」
提督「誰に雇われた?」
フード男1「ふっ 知らな…」
シャキーン
フード男1「うっ…」←首元に刀
提督「もう一度聞く 誰に雇われた? 答えによっては処遇を考えよう」
フード男1「…」
フード男1「~~だ」
提督「ほぉ…」
フード男1「言っただろう さっさと離せ」
提督「そうだな…」
シャキーン!
フード男1「なっ…」
バタン ジワー
提督「…わしは、考えると言っただけだ 助けるとは一言も言っとらん」カチャン
大城大尉(かなりご立腹だな)
提督「…」スッ←スマホだし
提督『わしだ 久しぶりだな ”ディナーの予約をしたい” あぁ、直ぐにだ 頼む』ピッ
-数十分後-
初老の男「やぁ、獅子丸」
提督「久しぶりだな」
初老男「調子はどうだい?」
提督「絶好調だ 仕事はどうだ?」
初老男「相変わらずだ」
提督「そうか…」
初老男「おい」
大男×4「はい」
ジリジリ←死体を死体袋に
ドサッ ガシャコン←血痕がついた地面の入れ替え
-----
大男「終わりました」
初老男「うむ うん 元通りだな」
提督「助かった」チャリン
初老男「はい 確かに」ウケトリ
初老男「いかがだったかな?」
提督「最高のディナーだった また頼む」
初老男「はい 了解」
スタスタ
大城大尉「…いつ見ても恐ろしいですね」
提督「それを仕事にしている連中だ」
大城大尉「言われればそうですね」
提督「…もちろんわかっているな」
大城大尉「はい… ”艦娘達には秘密にする”ですよね?」
提督「そうだ 知られてはならん」
大城大尉「…了解しました」
-二時間後-
大和「提督 戻りました」
提督「おう、お帰り」
提督「楽しんできたか?」
大鳳「はい! とても」
秋月「とても賑やかでした!」
大城大尉「だいぶ買ったようだな」
初月「姉妹達にも買ったからな」
提督「それは、いいことだ」ニコッ
鳥海「あの、司令官さん」
提督「どうした?」
鳥海「…言いにくのですが、なんかありました?」
提督「なんでだ?」
鳥海「なんか、雰囲気が違う気がして…」
加古「あぁ、あたしもそう思う」
提督「いや、なにもなかったぞ」
大城大尉「えぇ、いったって平和だったぞ」
鳥海「そう…ですか」
提督「さて、帰ろう 皆が待っている」スッ
スタスタ
大和「…」
鳥海「大和さんもなんか感じますか?」
大和「えぇ、何となくですけど…」
加古「何があったんだ?」
提督「ほら、いくぞ」
三人「…」
スタスタ
------
鳥海「…そんな事があったんです」
古鷹「加古もわかったの?」
加古「あぁ、あたしもなんか違和感感じたんだよなぁ」
青葉「へぇ~、加古さんもそんな事があるんですねぇ~」
加古「おい」
高雄「でも、気になるわね」ズズッ←お茶飲み
愛宕「そうね なんか怖いわねぇ~」パクパク←お土産食べ
摩耶「でもよ 気のせいかもしれないぜ うるさいところから静かな所に来たせいかもしれないぜ」パリパリ←菓子食い
鳥海「そうですかね…」
衣笠「ねぇ、ちょっと気になったんだけど」
高雄「なんですか?」
衣笠「皆ってどのくらい提督の事知ってるの?」
摩耶「どのくらいって…」
古鷹「そういえば、詳しくは知らない…かな?」
愛宕「確かに… あまり自分の事語らないわね」
高雄「軍の教官をやっていたのは聞いたことはあるわ」
摩耶「そういえば、言ってたな あと、格闘も強いしな」
加古「あぁ あとあれには驚いたな」
青葉「なんですか?」
加古「あの、あたしらが前の鎮守府にいた時の…」
古鷹「構えられた銃を分解したやつ?」
加古「そうそれ!」
衣笠「どうゆうこと?」
高雄「相手にぶつかると同時に銃を分解しちゃったの」
青葉「なんですか、その凄技…」
衣笠「それともう一つなんだけど」
衣笠「提督ってケッコンってしてるの?」
古鷹「してないと思うよ 私前聞いたし」
愛宕「そうね 昔からお世話になっていた大和さんや武蔵さんに蒼龍ちゃんに飛龍ちゃんももらってなかったし…」
摩耶「確かにそうだな 仕事が忙しすぎたとは聞いてるけどよ」
加古「あぁ、直ぐにできるのに何でだろうな」
高雄「古鷹さんから聞いたときは少し納得しましたけど、改めて聞いたら不自然ですね…」
ウーン
鳥海「でも、考えてみれば私達司令官さんの事よくわかってませんね…」
六人「…」
衣笠「ねぇ、青葉」コソコソ
青葉「そうですね ちょっと調べてみますか」コソコソ
-鎮守府 近くの山中-
提督「…」
サァー ヒラヒラ
提督「…ふん!」シャキーン
スパッ スパッ スパッ…
提督「…」カチャン
提督「…明日は変わったことが起きそうだな」
スタスタ
-図書室-
青葉「やっぱりないですね」
衣笠「青葉あった?」
青葉「ないですね あるのは、司令官が少将になった辺りのものばかりです」
衣笠「こっちもよ」
青葉「て言うか、二十代後半で少将になるって何事ですか…」
衣笠「そうね いくらなんでも早すぎるわ」
青葉「それに、兵学校卒業から少将になるまでの記録がなんで無いんですかね…」
衣笠「…」
衣笠「提督 私達に何か隠してるわね」
青葉「何かって?」
衣笠「それを調べるのが私達の役目よ!」
青葉「で、ですよね~」オロオロ
衣笠「さ、続き続き!」
青葉「は、はい…」
-------
-提督 私室-
提督「…」ジー
写真「」(←?? 獅子丸 吉良 鶴賀)
提督「…懐かしいなぁ」
提督「この頃に戻りたいものじゃ」
提督「まぁ…無理か」
スッ ガラガラ
スタスタ
-前日談 終了-
-第四話に続く-
読んでくれている方々に質問です。
隻眼提督のような「会話文only」と女性恐怖症提督のような「小説風」の書き方 どちらが読みやすいですか?
どちらがいいかコメントをくださったら嬉しいです。
コメントによっては、隻眼提督第四話の書き方が変わります。
(作者はどちらでも構いません)
速報:近日中、とある作者の作品に獅子丸提督が登場します!
お楽しみに!
4/2 執筆開始
4/13 初の海外艦「Gotland」着任しました!
4/13 1,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます!
4/20 2,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます!
4/23 艦これ七周年おめでとうございます!!
まだ二年目の自分ですが、奇跡の轟沈ゼロです。
これからも艦これとこのSSをよろしくお願いします!
4/28 3,000pv突破ありがとうございます!
リクエスト艦娘の順番変わっていて本当に申し訳ありません…
まだまだ頑張って書いていきます。
5/5 4,000pv突破ありがとうございます!
まだまだ頑張って更新していきます。
5/14 5,000pv突破ありがとうございます!
まだまだ頑張って書いていきます。
5/24 6,000pv突破ありがとうございます!
ちょっとスランプ気味ですが、頑張って書いていきます。
6/3 7.000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。
6/13 8,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。
6/24 9,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。
7/7 10,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。
7/23 11,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。
8/13 12,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。
9/1 13,000pv突破ありがとうございます!
ある作者さんとコラボがありますのでお楽しみに!
9/19 14,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。
K,Eさんこんにちは♪
ついに第3話が始まるんですね。
今から楽しみです♪更新待ってまーす!!
1さん〉コメントありがとうございます!
応援ありがとうございます!
ゆっくりですが、始めさせてもらいます!
コメント等もよろしくお願いします!
お疲れ様です!新作頑張って下さい!こちらも頑張っています。赤城と加賀編を楽しみにしています(ギャンブルもお願いします。確かブラックジャックでしたっけ?)。
こちらも新作が出来ました!「世捨て提督と艦娘」です。こちらも安価制で逃亡提督と少し違う冒険ssです。是非読んで下さい!
提案ですが海外艦は逃亡提督の様に派遣でいいんじゃ無いですか(リットリオ、ローマは病みましたが...)?
3さん〉コメント&応援&提案ありがとうございます!
はい!面白そうなSSなので拝見させてもらいます!
提案ありがとうございます!どうしようかとても、悩んでいたので、採用させてもらいます!
赤城、加賀編も内容はできているので、楽しみにしててください!(ギャンブルもうまくできるかわかりませんが、楽しみにしててください!)
自分も、コメントで、意見を募集するかもなのでその時は、よろしくお願いします!
提案ですが赤城と加賀がどこかで行き倒れになった所に吹雪が現れて間宮に連れて行って
吹雪「赤城さんと加賀さんにスパゲッティを食べさせて上げたいんですが構いませんね!」
と言って提督が黙ってスパゲッティを差し出す。
赤城と加賀は久しぶりの食事に感謝して提督の配下になる。
(ジョジョの奇妙な冒険、黄金の風ナランチャの過去回想)
無理があればやめてください。
そして2部10000万回視聴おめでとうございます!これからも頑張ってください!
6さん〉コメント&提案ありがとうございます!
なんて気が合うんでしょう!?
自分も、同じ事を考えていたところです!
参考にさせていただきます!
そして、お祝いの言葉ありがとうございます!
これからも御愛読よろしくお願いします!
名無しで失礼します。
アイオワと野分舞風の因縁も楽しみですが、史実で赤城を雷撃処分している舞風との絡みも見てみたい。
それと同じく赤城を雷撃処分している萩風、彼女は加賀の乗組員を救助してますので、主に加賀との絡みを。
赤舞と加賀萩という超マイナーカプですが検討お願いします。
8さん〉コメント&リクエスト?ありがとうございます!
了解しました!
野分、舞風、萩風をこの後登場させますので、お楽しみ下さい!
(萩風は、自分の知識不足で入れ損なってしまいました)
引き続き物語をお楽しみ下さい!
この後の赤城と加賀のシーンで…
提督「ここはブルスケッタもいける。まだ食べられるか?」
赤城「ここにイチゴのケーキはありますか?」
提督「…ここはブルスケッタもいける」
赤城「こ…この店にイチゴのケーキはありますか?」( ̄▽ ̄;)
提督「この2人と…そうだな、あいつらの分も…ブルスケッタを8つ」←白露型+吹雪用+赤城、加賀分(あくまで親切)
赤城「イチゴケーキが食べたいんです!!」(╬^∀^)
白露「あれ?どうしたの?」
赤城(やっとまともな…)
春雨(この人にスパゲッティを食べさせてあげたいんですが構いませんね!)
赤城「イチゴケーキが食べたいんです!!」
村雨「お茶?水?」
赤城「イチゴケーキ!!」(╬^∀^)
時雨「お茶でも飲んで…」
赤城「イチゴケーキ!!」(╬^∀^)
加賀(赤城さん、少しうるさいわ…)
無理ならやめてください。(赤城さんは一番最初に結婚した、しかも自分の誕生日0時に結婚したので思入れが深い艦娘ですが弄るのも悪くないと思って…)
上の元ネタは『ド低脳だらけのパッショーネ』
sm35708148←コード
です。
(ミスタの回想シーンです)
面白いですよ!
11さん〉コメント&提案ありがとうございます!
了解しました!
うまくできるかわかりませんが、頑張って書いていきます!
K,Eさんこんばんは♪
最近、吹雪とソラとレオに癒されてる自分がいます(笑)
そのうち、明石にソラとレオの艤装作ってもらって吹雪と一緒に抜錨って展開は…流石にアカンかな?(笑)
赤城&加賀編も面白くなってきましたね♪
野分達との絡みも楽しみにしております!
13さん〉コメント&お褒めの言葉ありがとうございます!
そうですね…
最初はその案もありかなと思ったんですけど、団体にチクられたら終わりなんで(そんなことねぇか)不採用になりました…
この後野分達も出てきますので、引き続き物語をお楽しみ下さい!
そうですね、出ていくところで嵐に出会って「探しに行く!」って一緒に行くのでいいのではないでしょうか?
15さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
その案でいかせてもらいます!
秋月でいいんじゃないですか(投げやり)。
もしくは建造では出来ないですけど神風がいいですね。
(艦これアーケード初日で節約建造したら瑞鶴、演習したらドロップした大淀が当たりました。現在は秋月、照月姉妹が…揃いました)
建造艦希望。
建造できる艦娘縛りなら隼鷹。
建造できないのでいいなら速吸。
建造関係なく話に出して欲しいリクエストは
PolaとОктябрьская революция。
オクチャブリスカヤ・レヴォリューツィヤの名前であえて出して欲しい。
長すぎるから愛称はオクチャ。
17さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
では、「神風」でいかせてもらいます!
(いつか姉妹も出したいですが…)
秋月は、姉妹である場面で登場させますので楽しみにしててください!
18さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
では、「神風」と共に「準鷹」もいかせてもらいます!
それと、「速吸、ポーラ、オクチャ(ガングート)」了解しました!
引き続き物語をお楽しみください!
「隼」鷹ヒャッハー!
21さん〉コメント&ご指摘ありがとうございます!
すぐに訂正するので、お待ちください!
引き続き物語をお楽しみください!
ホチョーカゾエ!(歩調数え)1、2、3、4!1、2、3、4!
ウっ……肺と太股と足首が……
勝手な自分の解釈参考で良ければ……
飛鷹→隼鷹の(酒トラブル)の被害者兼フォロー役……後、美尻なライン
妙高→長女of長女…改までの中破芸人…お世話になっております
那智→酒さえ呑まなきゃ武人…酒さえ呑まなければ……
足柄→(色々と)餓えた狼……そりゃ色々と…
羽黒→大人しい性格だけど、この姉妹の中で一番の武勲艦なんだよ
な……目をつぶって気がついたら敵を全滅させているイメージ
23さん〉コメントありがとうございます!
まさか、元自の方!?
元自の方にお話を聞いたら、辞めてもなお覚えてるって言っていたので相当叩き込まれたらしいです…
もしよかったら、五隻の艦娘も出せますがどうですか?
引き続き物語をお楽しみください!
子供会体験入隊……職業体験入隊……某企業研修会……違うそっちじゃ
ない(泣)……確かに覚えてますね……身体が………
出す出さないはK.Eさんの構想次第でよろしいかと思います
こっちも見させてもらってますので、引き続き楽しみに覗きにきますw
25さん〉コメントありがとうございます!
やっぱり覚えているんですね…
了解です。
もしかしたら、出るかもしれないので引き続き物語をお楽しみください!
こんちゃです♪
おっ♪鳳翔さん来ましたね~♡
いやぁ♪楽しみが増えましたわ~(笑)
それにしても瑞鳳可愛いですなぁ( ̄▽ ̄)ウッシッシ
27さん〉コメントありがとうございます!
鳳翔さんは、後に出す予定だったんですけど、都合により変えさせてもらいました…
楽しんでいただいて嬉しく思います!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
いつも楽しく拝見させてもらってます!
読んでいると時間を忘れる位はまってしまっています。
これからも体調にお気をつけて執筆を頑張ってください。
29さん〉コメント&応援ありがとうございます!
ご声援ありがとうございます!
とても嬉しいです!
体調については、安心してください!
小さい頃から丈夫が取り柄なので!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
これからも頑張ってください!それと新しいSSを投稿しました!そちらも見ていただけると嬉しいです!
31さん〉コメント&ご声援ありがとうございます!
新しいSSも面白そうなので、楽しませてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
更新お疲れ様です! ずっと読んでいるんですけど飽きが全く来ないくらい面白いです! それからお願いなのですが長門姉妹を登場させていただけませんか? ご検討宜しくお願いします。
33さん〉コメント&ご声援ありがとうございます!
了解しました!
実は、長門姉妹はリクエスト来なかった場合、”最終章”出そうと考えていたんですが、ちょうどよかったです!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
33です 重ねてお願いなのですが長門姉妹は他の鎮守府で見かけるのではなく出来れば湯原鎮守府に着任させていただきたいのですがよろしいでしょうか? 難しいようであればそうでなくてもいいですのでご検討宜しくお願いします。 2回もお願いして申し訳ないです。 これからも体調にお気をつけて執筆を頑張ってください!
35さん〉コメント&リクエストありがとうございます!
了解しました!
どうしようかと考えていたところなので、採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
執筆お疲れ様です!
いつも楽しく拝見させてもらってます
お願いが有るのですが登場予定の神通と川内を湯原鎮守府に着任させていただきたいのですがよろしいでしょうか? ご検討宜しくお願いします
37さん〉コメント&ご要望ありがとうございます!
了解しました!
少し間を挟んで川内型三姉妹出す予定だったので、着任させます!
着任の指定(他の鎮守府から来るか 建造等)がありましたら、コメント下さい!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
37です
他の鎮守府からの着任でお願いしたいのですがよろしいでしょうか?
これからも体調にお気をつけて執筆なさってください
追記
出来れば獅子丸提督がもといた鎮守府の艦娘でまた共に戦うという設定でお願いしたいです。 二度もお願いしてしまってすみません。
ご検討宜しくお願いします
40さん〉コメント&ご要望ありがとうございます!
了解しました!
申し訳ありませんが、少し内容が変わると思いますが筋書きは合わせて書かせてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
言い出しっぺの摩耶さまが負けでお願いします
罰ゲームは【二週間でギターの習得(内容はお任せで)】か【フルコースを作れるようにする】でお願いします
42さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
それでは、摩耶の負けで(フルコースを作れるようにする)でいかせてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
42です
できれば摩耶の後日談を書いてください
44さん〉コメントありがとうございます!
了解しました!
別編にて、書かせてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
多摩の話がみたいです
46さん〉コメントありがとうございます!
現在、多摩の話は青葉達と合同の話で進めさせてもらっています。
(青葉、衣笠、多摩、木曾、綾波、曙で書いてます)
もし、ダメでしたら一言下さい!
(できれば、シチュエーションもお願いします)
引き続き物語をお楽しみ下さい!
全然いいです
執筆お疲れ様です! 今現在登場している青葉達を成り行きは何でも良いので出来れば湯原鎮守府に着任させていただきたいのですがどうでしょうか?
無理そうなら無しでも良いのでその場合はまたどこかで別の青葉と衣笠を湯原鎮守府に着任させるなどでも良いのでご検討宜しくお願いします
これからも体調にお気をつけて執筆を頑張ってください
49さん〉コメントありがとうございます!
了解しました!
自分もそうしたいと考えていたので、採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
49です
K,Eさんありがとうございます!
毎回楽しく拝見させてもらってます
これからも体調にお気をつけて執筆を頑張ってください!
執筆お疲れ様です
大和と武蔵っていつ頃登場する予定ですか?
出来るなら登場する時に湯原鎮守府に着任させて欲しいのですがどうでしょうか? 宜しくお願いします
52さん〉コメントありがとうございます!
そうですね、個人的にも好きな艦娘なので次辺りに登場させる予定です!
どんな感じで登場してほしいとか要望がありましたら、またお願いします!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
52です ストーリーは作者さんの思う通りで大丈夫です
でも出来れば艦娘との仲が良くて尚且つ鎮守府に着任させていただきたいです。 ご検討お願いします
54さん〉コメントありがとうございます!
了解しました!
自分もそうしたいと考えていたので、そのまま書かせてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
投稿お疲れ様です
新しい艦娘の登場のお願いなのですが、一、二、五航戦の正規空母の皆さんが揃ったのでついでに装甲空母の大鳳をお願いしたいです。
どうかご検討お願いします。
これからも執筆頑張ってください!
56さん〉コメント&リクエストありがとうございます!
大鳳ですか!?
いつ来るかと待っていたところです!
もし、やってほしいシチュエーションとかあったらまたコメント下さい!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
青葉が持っている提督とその他の四人が写っている写真について聞いて欲しいです
58さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
56です
作者さんの考えるストーリーで大丈夫です
出来れば湯原鎮守府に着任させてあげて下さい
これからも応援しています!
60さん〉コメントありがとうございます!
了解しました!
こちらのストーリーでやらさせてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
この鎮守府の長門は[ながもん]では無いのですか?
これからも執筆頑張ってください!
62さん〉コメントありがとうございます!
どうしようか検討しています…
ながもんも嫌いではないですが…
引き続き物語をお楽しみ下さい!
長門は[ながもん]じゃあ無ければ長門じゃない!
異論反論は普通に認める!
byながもん派提督
64さん〉コメントありがとうございます!
了解しました!
頑張って書いてみます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
ながもん最高!!!!!!!
これからも更新頑張ってください!
by長門はながもん派提督
コラボありがとうございます!いつも楽しく読ませて頂いてます、多聞丸です。代表作は『逃亡提督…艦娘から逃れろ!』『世捨て提督と艦娘』『病んだ艦娘から逃れて…』などです。
ネタが多いssですがよろしくお願いいたします!