紛争地帯にいたはずなのに…ブラ鎮に(安価制)完結
初めての安価に挑戦します。ご協力よろしくお願いします。
荒らし行為は、絶対やめてください。
現代の民間軍事会社(PMC)に、所属している日本人が艦これの世界に来てしまう話です。
(所属艦娘:吹雪、第六駆、時雨、夕立、陽炎、不知火、秋月、神風、夕張、川内型、長良、大淀、古鷹、青葉、妙高、那智、羽黒、伊勢、日向、金剛型、赤城、加賀、鳳翔、ニ航戦、五航戦、雲龍、明石、間宮)
また性懲りもなく新作です。
ご協力よろしくお願いします。
主人公:結城 桂輔(ゆうき けいすけ)
元陸上自衛隊特殊作戦群 二等陸尉(28歳)
現PMC社員
愛銃:M4(CQBスコープ、フォアグリップ、レーザーサイト、ライト、スリング),G17
陸上自衛隊にいたが、あることがきっかけで自衛隊を退官しPMCに入った。
射撃の腕はもちろん、格闘、医療等にも優れており、チームでの信頼は厚い。
艦娘達と出会い少しずつ変わっていく
この作品には、いろんな映画のシーンや台詞が入っています。
よかったら、考えてみてください。
結城「本日をもって退官します」
二年前、この一言で俺は自衛隊を飛び出した
防大を卒業し、幹部レンジャーの課程を合格して「特殊作戦群」に選抜されて勤務したが”あの事件”で自衛隊にうんざりした。
いや、日本と言う国にうんざりしたかもしれない
海外で傭兵を募集していると聞き、海外に渡って民間軍事会社に入った
元自衛官だと言ったら、若干バカにされた
「戦いもしたこと無い国の奴になにができる」と
無性に腹が立ったから、初仕事で襲撃してきたやつらのほとんどを射殺させて、黙らせた
今日も仕事がある さっさと行くか…
バン!バン!バン! バババババ!
ついてないな 車両護衛中にゲリラの襲撃にあった
結城「あー、めんどくせぇな」バンバン!
同僚1「折角楽な仕事だったのにな」バンバン!
同僚1は、アメリカ海軍の”ネイビーシールズ”出身の仲間だ
同僚2「あー、帰りてぇ」バババババ!
同僚2は、イギリス陸軍の”SAS”出身の仲間だ 怠そうにLMGを撃っていた
リーダー「無駄口叩いてる暇あったら仕事しろ!」バンバン!
リーダーは、アメリカ陸軍の”デルタフォース”出身だ 戦闘中は怒号をあげる事が多い
スコープ越しに入った敵を見つけて撃ち続けた
撃たれたゲリラ兵は、そのまま倒れていった
ヒューン ズシャ
同僚1「あ、いって!」ヒダン
同僚2「大丈夫か!?」サッサッサ
同僚1「くっそ、K! メディックバックをくれ!」
同僚2「車の中にあるはずだ!」
結城「わかった!」
ガチャ
結城「……あった!」←医療リュック背負い
ゲリラ兵「」スチャ
リーダー「! RPG-!」
結城「は?」チラッ
ゲリラ兵「」バコン!
RPG「」ヒューン
結城「…嘘やん」
バコーン!!
ピカー!
強烈な光とRPGの弾頭が破裂した瞬間俺の意識は途絶えた
結城「うっう~」
頭がクラクラする なにがあった?
結城「よっと」アグラカキ
確か、RPGが飛んできてそれで吹っ飛ばされたんだが…
視界も回復してきた何か…
結城「…あれ?」
そこは、砂漠と真逆のコンクリートの地面だった
結城「ここはどこだ?」スッ
立ち上がって様子を見たがさっきまで居たところと全然違った
結城「リーダー! 1! 2! どこいった! おーい!」
なんの返事もなかった
とりあえず、装備確認だ
結城「えっと、M4とグロックは無事だな」スッ
結城「弾は、M4マガジン七本とグロックが七本か…」
結城「…みんなを探すか」スタスタ
とりあえず、仲間と合流しよう
廃墟「」
結城「…なんだここ?」
明らかに周りに似つかわしくない建物があった
だが、建物は立派だ
結城「失礼させてもらうか」スタスタ
正面から入っていった
結城「お邪魔します」M4構え
警戒しながら進むと、看板が落ちていた
結城「掠れているが”鎮守府”って書いてあるな」
結城「て言うか、ここ日本なのか!?」
結城は驚いた
なぜなら、自衛官をやめてから一度も日本に帰ってきてないからだ
結城「もっと情報がいるな」スッ
再び散策を再開した
-工廠-
ガラガラ
結城「お邪魔します」G17構え
結城「あ、くっせ」ハナオサエ
クリアリングしながら進んだ
結城「なんだこれ?」
建造ドッグ×2「」←建造完了
結城「なんか、ボタンがあるけど押せってことか?」
赤いボタンがあり気になって仕方がない
(※人間は、赤いボタンがあると押したくなると言う習性があるそうです)
結城「ええい、ままよ!」ポチッ
建造ドッグ「」ガラガラ
(安価を取ります)
出てきた艦娘は?>>1、2
(二人お願いします 建造できる艦娘でお願いします)
時雨「僕は、白露型駆逐艦時雨これからよろしくね」
夕立「こんにちは 白露型駆逐艦夕立よ よろしくね」
結城(え? 女の子? 何でこんなところに?)
時雨「どうしたんだい提督?」
そう聞いてきた女の子は、セミロングの黒髪を後ろで一つ三つ編みにし、先っぽを赤いリボンで括っている。
瞳の色はスカイブルー。服装は紺に白のラインが入ったセーラー服。右手にのみ黒の手袋をしている。
夕立「提督さん なにその格好?」
もう一人は、金髪あるいは亜麻色のストレートヘアを背中まで長く伸ばしており、前髪は斜めに軽く揃えてカットしている変わったヘアスタイル。右側のほうが少し長くなっている。
前髪の上のところで黒い細身のリボンが結ばれている。
そんなことを見ていたが、気になることがあった
結城「え、提督?」キョロキョロ
時雨「君のことだよ」
結城「俺? いやいや、違う違う 人違いだ」
夕立「でも、夕立達を出してくれたっぽい」
結城「まぁ、監禁されていたような感じだしな」
時雨「監禁?」
結城「それじゃあ、解放してやったからさっさと自分の家に帰りな」
夕立「家?」
結城「そうだ ご両親も心配してると思うからな じゃあな」
スタスタ
時雨、夕立「待ってよ「待つっぽい」」ガシ
結城(やっぱ、ダメだった)
時雨「さっきから言ってる意味がわからないよ」
夕立「夕立達は、”艦娘”っぽい だから、家とかないっぽい」
結城「艦娘? 艦娘ってなんだ?」
時雨「…提督ってもしかして記憶喪失?」
結城「違う まぁ、吹っ飛ばされて若干記憶消えたけど」
結城「それで、なんだ艦娘って」
-艦娘の説明中-
結城「そんなバカな… 日本には、海上自衛隊がいてイージス艦も配備されているのに」
時雨「海上…自衛隊?」
夕立「…イージス艦?」
結城「まぁいい、とりあえずこの敷地をもっと調べないとな」スッ
時雨「どこに行くんだい?」
結城「この辺を調べる まずは、情報収集だ」
夕立「夕立達も行くっぽい!」
結城「は?」
時雨「きっと役に立つよ」
結城「いいけど、離れるなよ」
時雨「うん わかったよ」
夕立「ありがとうっぽい」
結城「行こう」タッタッタ
-建物外-
扉「」ボロ
結城「…入るか」
時雨「…うん」
夕立「怖いっぽい…」
結城「行くぞ」カチッカチッ←M4のライトつけ
扉「」ギギギ
結城「」サッ←クリアリング
結城「部屋が多いな」
?「……」ヒタヒタ
結城「!?」カチャ
結城「だれだ!」
?「……」ジー
(安価取ります)
?の艦娘は誰?>>3
(誰でも構いません)
(大破している状態です)
吹雪「……」ジー
結城「なんだあいつ?」
夕立「あ、吹雪ちゃんっぽい!」
吹雪「…夕……立…ちゃん?」フラフラ
結城「おい、止まれ!」カチャ
吹雪「今…そっ…ち…に……」バタン
夕立「吹雪ちゃん!」ダッ
結城「待って!」ガシ
夕立「提督さん離してっぽい!」ジタバタ
結城「俺が行くからここにいろ」バッ
時雨「夕立一緒に待とう」
夕立「…わかったっぽい」
結城「…」スタスタ
吹雪「」
結城「…」ツンツン←銃でつついている
吹雪「」
結城(反応無しか)
結城「…」ピト←首筋に手を当てる
結城(脈はあるな)
時雨「提督 吹雪は大丈夫なの?」
夕立「提督さん!」
結城「…死んではいないが脈が弱い このままじゃ本当に死ぬな」
時雨「そんな…」
夕立「提督さん、助けてほしいっぽい!」
結城「そんなこと言われてもなぁ…」
吹雪「」
結城「…」ジー
結城「まぁ、やるだけやってみるか…」
時雨「提督」パァァ
夕立「ありがとうっぽい!」ダキッ
結城「おい、抱きつくな」グイー
結城「じゃあ、時雨だっけ? こいつをおぶってくれ」
時雨「わかった」オンブ
夕立「どこに行くっぽい?」
結城「少しでもきれいな部屋にいく ここら辺の部屋は不衛生すぎる」
入った瞬間カビの臭いやら何か腐ったような匂いする部屋なんて勘弁だ
結城「行くか」タッタッタ
-廊下-
スタスタ
結城「そういえば、さっきの話だけど」
時雨「なんだい?」
結城「俺の言っている話とお前らの話噛み合わなかっただろ」
夕立「うん」
結城「恐らくは俺は、この世界の人間じゃない」
時雨、夕立「!?」
結城「じゃないと辻褄が合わない」
時雨「そう…なんだ」
結城「はぁ、早く…」
バン!
結城「うおっ」
時雨、夕立「!?」
三人「」サッ←壁に隠れ
?「出てこい!」
?2「手をあげて出てきなさい!」
?3「無駄な抵抗やめて」
バン!
結城「ん?」
さっきから様子が変だった
結城「…まさかな」スッ
時雨「提督?」
夕立「ぽい?」
結城は、銃を構える三人の前に出た
?2「武器を捨てなさい!」
結城「やなこった」
バン!
結城より十メートル横に着弾
バン!バン!バン!←三人で撃つ
全弾、結城を大きくはずして着弾
結城「おいおい、銃の前が一番安全だ」
時雨「」プッ
?「次は…」
結城「」バン!バン!バン!←M4撃ち
?「うわっ」
?2、?3「きゃあ!」
※バリケードに命中
スタスタ
?3「こ、来ないで…」
結城「あのな、銃の構え方も撃ち方も知らねぇのに銃持ってんじゃねぇよ!」
三人「ひっ」
(安価を取ります)
?、?2、?3の艦娘はだれ?>>4,5,6
(誰でも構いません)
夕立「提督さん待ってほしいっぽい!」
時雨「提督待って」
妙高「提…督?」
時雨「この人たちも怪我をしてるんだ やめてあげて」
結城「言われてみればそうだな そいつよりはましだけどな」
吹雪「」
羽黒「ふ、吹雪ちゃん!」
那智「貴様、こいつに何をした!」
結城「なにもしてない 会ってすぐに倒れたんだ」
夕立「那智さんこれは、本当っぽい」
時雨「それで、治療できる部屋を探しているんだ」
妙高「治療って言われても…」
那智「この先は、怪我人だらけだ」
時雨「そんな…」
羽黒「入渠所も使えないので、怪我が治らなくて…」
結城「入渠? 入渠ってなんだ?」
妙高「えっ?」
那智「貴様何を言っている?」
結城「だから、入渠ってなんだって聞いているんだ」
羽黒「海軍の人じゃないんですか?」
結城「海軍もなにも俺は、軍人じゃない」
妙高「でも、さっき提督って…」
結城「それは、こいつらが勝手に呼んでいるだけだ」
羽黒「そうなん…ですか」
結城「とりあえず、こいつを何とかしたいから通らせてもらうぞ」スタスタ
那智「お、おい、ちょっと待て!」
結城「悪いが、あとで聞くよー」
時雨「ごめんね」
夕立「ごめんっぽい…」
タッタッタ
三人「…」
-医務室-
ウーウー
イタイヨ イタイヨ
シッカリシテ!
結城「…」
時雨「…」
夕立「…」
結城「…入りたくないんだが」
時雨「でも、行かなきゃ」
?「だ、誰ですか!?」
?2「一体どこから?」カチャ←拳銃構え
(安価を取ります)
?、?2の艦娘は?>>7,8
(軽巡洋艦以上でお願いします)
赤城「誰ですか!?」
結城「…」カチャ
加賀「動かないで」カチャ
結城「ん?」
なんかおかしい
結城「…わかった」スッ
スタスタ
加賀「あら、ものわかりがいいのね」
結城「こんなところで争っても意味ないだろう」
赤城「…」ホッ
スタッ←赤城と加賀の前にたつ
夕立「提督さんどうしたっぽい?」
時雨「わからない…」
加賀「武器を置いて」カチャ
結城「そんな突きつけないでくれ」スッ
ソー←M4置こうとする
加賀「…」ホッ
加賀「」スッ←拳銃下げる
結城「ふっ!」
M4のストックで拳銃を持っている艦娘の鳩尾に一発食らわせた
加賀「うぐっ!」グラッ
時雨、夕立、赤城「!?」
結城「ふん!」←拳銃奪い
結城「おりゃっ!」←大外刈
加賀「がはっ」
綺麗に床に叩きつけられた
結城「」カチャン←太股で拳銃のスライド引き
バン!バン!バン!バン!バン!
結城「…」
加賀「はぁ…はぁ…」←頭の上に弾痕
結城「相手が武器下げる前に武器を下ろすバカがどこにいるんだ しかも、スライドも引いてねぇ ど素人か」
赤城「加賀さん!」
結城「…」カシャッ←赤城に向け
赤城「っ!?」ビクッ
加賀「やめて…赤城…さんに…手を出さないで」
赤城「加賀さん…」
時雨「提督!」タッタッタ
夕立「提督さん!」タッタッタ
加賀「!? 提督?」
赤城「あなた提督なんですか?」
結城「だから、違うつーの」カチャ スッ←セーフティかけ拳銃下ろし
結城「ほら、返すよ」ホイッ
結城「扱えもしねぇのに持つな あぶねぇな」
加賀「え、ええ」パシッ
?「なんの騒ぎですか!?」
?2「大丈夫ですか!?」
(安価を取ります)
?、?2の艦娘は?>>9,10
急に長い髪をまとめた女性と割烹着を着た女性が出てきた
鳳翔「あ、あなたは?」
間宮「誰なんですか?」
時雨「鳳翔さん!」
夕立「間宮さんっぽい!」
鳳翔「時雨ちゃんに夕立ちゃん」
間宮「何でここに?」
結城(やっとまともに話できそうなやつが来た)
時雨「建造されてきたんだ」
夕立「さっき出てきたっぽい!」
鳳翔「建造? いつから?」
夕立「それよりも、吹雪ちゃんを助けてほしいっぽい!」
吹雪「う~」←目を覚ました
間宮「吹雪ちゃん、探してたのよ」
吹雪「ごめん…なさい」
鳳翔「というより、あなた誰なんですか!?」
結城「俺は…」
夕立「提督さんっぽい!」
時雨「僕達を出してくれたんだ」
鳳翔「提督なんですか?」
間宮「おかしな格好してますけど…」
結城「だから、俺は… もういいわ!」
二人「」ビクッ
結城「こいつの怪我を治したいんだ 場所はあるか?」
鳳翔「場所なんて…」
間宮「…入ってください」
スタスタ
-医務室内-
イタイヨイタイヨ
ウッウッ タスケテ
ウデガ…
結城「…」
時雨「これは…」
夕立「ひどいっぽい…」
鳳翔「数ヶ月前に襲撃に合って提督は亡くなりました 何とか皆さんで迎撃をして深海棲艦を撃退したんですが…」
間宮「燃料や弾薬等の資材が底をついて入渠所も動かなくなってしまって、艤装も展開できなくなったんです」
結城「…」
大淀「鳳翔さん、間宮さん」ボロッ
明石「なんだったんですか?」ボロッ
またボロボロの女が二人来た メガネをかけた女性とピンクの髪の女性だ
結城(こいつら恥ずかしくないのか服が破れているのに)
鳳翔「大淀さん、明石さん…」
大淀「そろそろ薬もなくなってきています…」
明石「入渠所も直したいんですけど、人が足りなくて…」
鳳翔「そうですか…」
大淀「? そちらのかたは?」
結城「通りすがりの元自衛官だ ちょっとスペース借りるぞ」スタスタ
明石「自衛…官?」
時雨「あ、待って!」
夕立「提督さん 待ってほしいっぽい」スタスタ
大淀「提督!? 鳳翔さん、ついに大本営と…」
鳳翔「それが私も知らないんです…」
大淀「えっ」
部屋の一角にあるベッドの上に彼女(吹雪)を座らせた
シャー←カーテン閉めて
結城「」カシャカシャ←装備置き
結城「」ジジジ ゴゾゴソ←リュック漁り
結城「いいか? あくまで応急措置だ やったあと無理な事するんじゃないぞ」
吹雪「」コクッ
結城「よし ちょっと痛いが我慢しろよ」
-処置中-
結城「よし」
吹雪「終わりましたか?」
結城「ああ、どうだ?」
チラッ
吹雪「傷が塞がってます!」
結城「縫合したからな しばらくしたら綺麗になるだろう」
吹雪「ありがとうございます」
顔色もさっきよりはいい この娘はたぶんもう大丈夫だろう
時雨「提督凄いね」
夕立「かっこよかったっぽい!」
結城「そりゃどうも」カシャカシャ←装備身に付け
結城「さて…」シャー←カーテン開け
艦娘達「」ズラー
結城「…なんなんだお前ら」
艦娘「お願い姉妹を助けて」
イモウトヲタスケテ ネエサンヲミテヨ タスケテヨ
鳳翔「私からもお願いします」アタマサゲ
大淀「手を貸してください!」アタマサゲ
結城「…」イライラ
うるさくてイライラしてきた
時雨「提督? どうし…」
結城「」カシャッ バン!←G17撃ち
艦娘達「!?」
シーン
結城「怪我を治してくれだ やなこった」
鳳翔「えっ」
結城「そもそも俺は、提督でもなんでもない ましてやこの世界の人間じゃない」
大淀「何を言って…」
結城「それに、お前らを救って俺に得があるのか?」
艦娘達「…」
結城「無いならここにいても無駄だな」スタスタ
ギュ
結城「?」
大淀「お願い…します 皆さんを救ってください 救ってくれたら何でもやります」
明石「大淀…」
大淀「出撃してこいなら一人でもいきます 体を売れって言うなら売ります だからこの娘達を…」
鳳翔「お願いします! 私もできることならやります! 助けて下さい!」ドケザ
結城「…」
結城「…やなこった」
艦娘達「…」
結城「じゃあ、元の世界に返してくれってお願いしたら、お前らなにができるの?」
艦娘達「…」
結城「できねぇだろ 出来ないことを口にするんじゃねぇよ」
明石「そんな言い方…」
結城「俺は、事実を言ったまでだ 俺だってどうやって来たかわからないのにお前らがどうにかできるわけ無いだろ」
鳳翔「…」
大淀「…」
明石「…」
結城「時間の無駄だ じゃあ、せいぜい頑張れよ」フリフリ
時雨「提督!」
結城「ん?」
時雨「君には…失望したよ」
夕立「さいってい!」
結城「あっそ じゃあ、ひとつ学んだな 人間って言うのは自分の事しか考えない奴が多いってな」
結城「じゃあな」
スタスタ
どうせ助けたって見捨てられるのがオチだ
あの時みたいに…
結城「はぁー、てか何でこんなところにいるんだ俺は…」←山の中
昔の事を考えながら歩いていたら、山を登っていた
結城「とりあえず…」
サッサトアルケ!
結城「?」チラッ
男「歩けこのアマども」グイ
男2「手荒に扱うなよ」
男3「傷がついたら色々言われるぞ」
男4「多少ならいいだろ」ケラケラ
艦娘?~?4「…」←目隠し、ガムテープで口塞がれ
結城「…なんだあれ?」
結城「まぁ、しーらね」
結城「俺は、なにも見てない そう、なにも見てない」
ーーーーーーーーー
男達のリーダー格「連れてきたか?」
男「ええっ、どうですか?」
男達のリーダー格「おお、いいじゃねぇか」ニヤ
男達のリーダー格「上物だ」モニュ
?「~~」ビクッ
男2「感じてやがる」ニヤニヤ
男3「リーダーやっちゃいましょうよ」
男達のリーダー格「いいぜ、やっちまうか」
男「わかってますね! じゃあ俺か…」
パシュ
男「ら…」←ヘッドショット
男達のリーダー格「へっ」
パシュパシュパシュ
男2~4「」←ヘッドショット
男達のリーダー格「一体何が…」
パシュ
男達のリーダー格「ぐはっ」←足に命中
リーダー格「あー!」←悶えている
スタスタ
結城「こんばんは」カチャ
リーダー格「誰だてめぇ…」
結城「通りすがりの元自衛官です」
リーダー格「なに言って…」
ガコッ
リーダー格「ふごっ」←口の中に銃口突っ込まれ
結城「バイバイ」パシュ
リーダー格「」
結城「ふっ」
結城「」ズルズル サクサク ポイッ
遺体を回収し、埋めた
証拠をある程度失くすためである
結城「で、だ…」
艦娘四人「…」フゴフゴ
結城「」スッ ペリペリ
とりあえず、四人の目隠しとガムテープを外した
結城「お前ら誰だ?」
(安価を取ります)
?~?4の艦娘は誰?>>11,12,13,14
(巡洋艦以上でお願いします)
金剛「ぷはっ 誰ネ!」
声を荒げたのは、髪の長い少し日本語のおかしい女性だった
比叡「お姉様大丈夫ですか!?」
榛名「あ、あなたは一体?」
霧島「助かりましたけど、また一難ですね」
四人とも驚くほど美人だった しかも、外傷は見当たらない
金剛「質問に答えるデース 誰ネ!」
結城「誰って こっちの台詞だ」
金剛「my sisterに手を出したら許さないネ!」
結城「は? 妹?」
全然似てないと思ってしまうが、よくよく見たら似てるかもしれない
榛名「あれ? あなただけですか?」
霧島「他の男の人の声がしたはずなんですけど…」
結城「ああ、安心しな ”殺した”から」
四人「えっ」
結城「それにしても、サプレッサーいいな 持っといてよかった」カション←サプレッサー外し
同僚に持っていけと言われ渡された「QDサプレッサー」がこんなところで役立つとはな
(※作者もサバゲーで愛用しています)
結城「あ、名乗ってなかったな」
結城「”結城 桂輔”だ PMCの社員だ」
金剛「PMC?」
結城「言うなれば、傭兵だよ」
比叡「傭兵…」
霧島「人を殺して平気なんですか?」
結城「それが俺の日常だ」
霧島「…」
結城「それじゃあ、俺はこれで失礼するよ」スッ
榛名「どこに行くんですか?」
結城「まずは休める場所に…」
ヒューン ザクッ
結城、金剛姉妹「!?」
ヒューン
結城「あぶね!」スッ
榛名「きゃっ!」
ザクッ←木に刺さり
結城「チッ」カチャ
バン!バン!バン!
結城「」スッ←木に隠れ
比叡「な、なんなんですか急に」
結城「お前らいたのか」
金剛「逃げれるわけないデス!」
ヒューン! ザクッ
金剛「NO!」フセ
結城「はぁ…」
ヒューン! ザクッ
結城「相手は、一人だな」
榛名「なんで、わかるんですか?」
タッタッタ
榛名「ちょっ…」
ヒューン!
榛名「きゃっ!」
タッタッタ スッ
草木の中に隠れ様子を見た
暗いが相手の姿を確認した やっぱり一人しかいない
森林での戦いに慣れていないのか相手を見失って探しているように見える
?「」キョロキョロ
結城「」サッサッ
?「一体どこに…?」
カチャ
?「!?」
結城「やめろ じゃないと頭に風穴空くぞ」
?「いつの間に…」
結城「武器を下げろ そうすれば、なにもしない」
?「…」
結城「早くしろ」カチャ
?「…わかったわ」
スッ←弓矢置き
結城「森林での戦いに慣れてないな」
?「…」
結城「やっぱりな」
?「どうしてわかるの?」
結城「森林での戦いで立って戦うなんて素人のやることだ 姿勢を低くして気配を消し戦うのが常識だ それに、戦うにしては目立ちすぎる 服装も考えろ」
?「…」
結城「…行け」
スタスタ
金剛「捕まえたんですカー?」
比叡「って、あなたは?」
榛名「い、伊勢さん」
伊勢「金剛姉妹? なんでこんなところに?」
霧島「何処かに連れていかれそうになったところ彼に…」
結城「なんだ、お前ら知り合いか?」
金剛「同じ鎮守府の仲間ネ」
伊勢「四人とも無事でよかったよ というより、この人誰?」
結城「ただの通りすがりだ じゃあ、今度こそ…」クルッ
伊勢「待って」ギュ
結城「…なんだ?」
伊勢「あなたの腕を見込んで頼みがあるの」
結城「…」
伊勢「まだ私たちの仲間が囚われているの その娘達を助けたい」
霧島「まだ、誰かいるんですか?」
伊勢「うん、”青葉”と”雲龍”が…」
比叡「ひえー、あの二人まで…」
金剛「なら、すぐに行くデース!」
結城「待て待て、なんでいく前提なんだ」
榛名「来てくれないんですか?」
結城「そもそも、行くメリットがない 興味もないしな」
霧島「なっ」
結城「行くなら、勝手にいってこい 俺は知らない」
伊勢「助けを待っているんだよ!」
結城「悪いな 興味の無いことには首を突っ込まない主義なんでな」
五人「…」
結城「理解したか? じゃあ、終わりだ」
スタスタ
霧島「じゃあ、あなたは!」
ピタッ
霧島「何が目的で動くんですか?」
クルッ
結城「…元の世界に帰ること それだけだ」
榛名「元の世界?」
結城「俺のいた世界とこの世界は似ているが違う 実際、さっきまで鎮守府にいたが話が噛み合わなかった」
比叡「そんなことって…」
結城「だから、元の世界に帰る方法を探す それが今の俺の目的だ」
五人「…」
結城「わかったなら、もういいな」
伊勢「そうね じゃあ、一ついいこと教えてあげる」
結城「? なんだ?」
伊勢「これから助ける予定の”青葉”なんだけど、彼女結構情報通だからもしかしたら、なにか知ってるかもよ」
結城「!?」
伊勢「どうする? それでも、どっか行っちゃう?」
結城「…」
結城「…その話本当だろうな?」
伊勢「確信は無いけどね…」
結城「…いいだろう 乗った」スタスタ
五人「」パァァ
俺は、意外に単純だったかもしれない
確信もないのにこの話に乗ってしまったんだ その”青葉”という娘がなんか知っていることを祈るまでだ
建物「」
結城「あそこにいるのか?」
伊勢「多分ね…」
結城「確証なしか…」
結城「それで」チラッ
金剛型四姉妹「…」
結城「なんでお前らまで?」
霧島「もしかしたら、あそこに奪われた資源があると思うんです」
金剛「”高速修復材”があるかもデス」
結城「”高速修復材”?」
伊勢「それがあれば、どんな傷も一瞬で治しちゃうの」
道中色々話したが、どうやら艦娘とは俺達と似ているがやっぱり違うらしい
そんなので、傷が治るなんて羨ましい限りだ
結城「邪魔だけはするなよ」
比叡「わかっています」
結城「さて…」カチャ
とりあえず、スコープを覗いて索敵を開始した
結城「見張りが三人 全員自動小銃を武装しているな」
見た限り、「AK47」に似ているな
結城「さて、いくか」カチャ
カチカチカチ←レティクル調整
結城「ふー」ジー
見張り1「~~」
パシュ
見張り1「」←ヘッドショット
見張り2,3「!?」
パシュパシュ
見張り2,3「」←ヘッドショット
結城「…クリア」
カション カチャ カチン←リロード
伊勢「…凄い」
金剛「一撃ネ…」
結城「ここいろ 安全が確保されたら、合図するから降りてこい」
伊勢「わかったよ 援護してあげる」
結城「そいつは、嬉しいね」サッ
結城「おっと、これを預かってくれないか」ドサッ
榛名「なんですかこれ?」
結城「医療リュックだ 包帯とかが入ってる」
女性に荷物を持たせるのは、酷だがこの際やむおえない
榛名「わかりました」
結城「よし」
タッタッタ
カチャカチャ←クリアリング
結城「」クイクイ
タッタッタ
伊勢「無事につけたわね」
結城「この中か?」
伊勢「」コクッ
スチャ←G17に持ち替え
伊勢「金剛ドアを開けて 開けたら、直ぐに下がって」
金剛「わかったネ」スタスタ
比叡「お姉さま気をつけて」
金剛「いくネ」ゴクッ
結城「」カチャ
金剛「せーの」
ガチャ!
中は、思った以上に静かだった
俺は、C.A.R System(閉所戦闘を前提としたスタンス)の要領でクリアリングしながら進んだ
結城「本当にいるのか?」
伊勢「ここだと思うけど…」
霧島「それにしてもなんですかこの臭い…」
比叡「変な臭いです…」
結城以外の四人(比叡の作るカレーもこんな感じだよ(ネ))
トコトコ
結城「シッ!」カベニヨリ
五人「」サッ
結城「一人か…」
トコトコ
結城「ふっ!」
見張り4「うわっ」
相手の首に腕を回し動けなくさせた
(※メタルギアの拘束と思ってください)
結城「いくつか質問するぞ」
見張り4「な、なんだ」バタバタ
結城「捕まってる艦娘はどこだ?」
見張り4「こ、この先の牢屋のなかだ」
結城「仲間はどこだ?」
見張り4「し、知らん!」
結城「ああっ」グイー
見張り4「し、哨戒に出ている 三人だ」
結城(後は…)
安価取ります(久しぶり)
※他に聞くことは?>>>15
結城「資源は何処に有る?」
見張り4「艦娘達を捕らえている所の下の階だ 鍵は、胸ポケットに…」
結城「さて、最後の質問だ 最後に言い残すことは?」
見張り4「殺れよ 録な人生歩んできてないからな」
結城「わかった」
サクッ ザシュ プシャー
見張り4「かふっ」バタン
見張りの喉元にナイフを刺し、そのまま切り裂いた 糸が切れた人形のように血を流して倒れ、二度と動くことはなかった
比叡「ひ、ひえー」
榛名「うぷっ」クチオサエ
霧島「榛名大丈夫!?」
伊勢「なにも殺さなくても…」
結城「顔を見られた しょうがないことだ」
金剛「貴方が恐ろしいネ」
結城「誉め言葉として受け取ろう」スッ←鍵を取り
鍵を回収し、そのまま前へ進んだ
-牢屋前-
結城「暗いな」カチ←銃のライトつけ
中は、暗くて汚れていて最悪な場所だった
スタスタ
?「誰ですか?」
スッ
伊勢「青葉、雲龍! 大丈夫?」
青葉「い、伊勢さん?」
伊勢「助けに来たよ!」
雲龍「助けに来てくれたの?」
金剛「私たちもいるネ!」
青葉「金剛さん達まで…」
中には、ピンクの髪を結んだ学生くらいの女と銀髪の髪を三つ編みにした女がいた
結城「南京錠が…」カチャン
青葉「貴方誰ですか?」
雲龍「誰?」
結城「通りすがりだ ちょっと離れてな」カチャ
バンバン! カチャン
二発撃った所鍵は壊れ扉が開いた
金剛「二人とも大丈夫デスカ?」
青葉「ええ、なんとか…」
雲龍「助かったわ…」
結城「再会のところ悪いけど、さっさと…」
?「ちょっと私達も助けて!」ガンガン
?「お願い!」ガシャガシャ
結城「なんだ?」
安価を取ります
※見捨てるor助ける>>>16
(助ける場合、艦娘八名と一緒にお願いします)
声のした方向にいくとまだ捕まっている艦娘がいた
結城「」カチ←ライト当て
蒼龍「うっ」メヲカクシ
飛龍「まぶしい」
一つ目の牢屋には、着物を着た女が二人いた。
一人は、青い髪をツインテールで緑の着物を着ていた
もう一人は、橙色の着物を着たショートカットの女だった
結城「…ちょっと離れてろ 助けてやるから」
バン!←南京錠壊し
ガラン
蒼龍「た、助かった」
飛龍「ありがとう…ございます」
結城「よし、次だ」
次の牢屋にも二人いた
服装は同じだが、髪型が違う
一人は、銀髪の綺麗なロングヘアーの女だった
もう一人は、黒髪のツインテールの女だった
二人とも牢屋にいたせいか、顔や服装が汚れていたが、とても美人だとわかる
結城「…綺麗だ」ボソッ
翔鶴「へっ?」
結城「う、ごほごほ ちょっと待ってろ」
口に出てしまったらしい 少し恥ずかしい
バン! ガラン
翔鶴「あ、ありがとうございます」
瑞鶴「ありがとうね」
結城「よし、次だ」
次の牢屋にも二人いた
一人は、茶色のボブヘアーに黒インナーにセーラー服を着た女だった
もう一人は、大正時代の女学生のような服を着ていたが容姿が幼い
結城「こんな幼い娘まで…」
バン! ガラン
古鷹「あ、ありがとうございます」
神風「助かりました…」
結城「次で最後か」
最後の牢屋だ
一人は、茶髪のロングヘアーに鉢巻きとリボン 服装は、アイドルを模したようなセーラー服っぽい服を着た女だった
もう一人は、緑がかった銀髪でセミロングをポニーテールにし、服装は露出度の高いセーラー服っぽい服を着ていた
結城「風邪引かねぇのか」ボソッ
夕張「問題ありません!」
聞かれてた 恥ずかしい
バン! ガラン
神通「た、助かりました」
夕張「ありがとう 感謝するわ」
結城「これで全員か?」
伊勢「他にはいなさそうだね」
どうやら、捕まっていた艦娘はこれで全員らしい
結城「…」ジー
瑞鶴「な、なによ じっと見て」
クルッ
結城「リュック貸してくれ」
榛名「あ、はい」スッ
ジリジリ ゴソゴソ
タオル×5
結城「…」
金剛「どうしたネ?」
スタスタ
霧島「タオルなんかもってどこ行くんですか?」
ガチャ スッスッ スタスタ
比叡「無視ですね」
飛龍「なんなのあの人?」
蒼龍「さぁ?」
古鷹「悪い人には見えないけど…」
神通「私もそう思います」
夕張「あの武器なんなんだろう」キラキラ
神風「夕張さん?」
ガチャ
結城「…」
手にバケツを握り、中にタオルを突っ込んである
結城「ほら」
青葉「なんですかこれ?」
結城「とりあえず、それで体拭け 女性がそんなに汚れてたらいかん」
青葉「は、はぁ…」
艦娘達「…」ジー
結城「なんだその目は? 悪いが俺は行くところ有るから出ていくよ」
ガチャ バタン
雲龍「意外と紳士ね」
翔鶴「とりあえず、お言葉に甘えましょう」
瑞鶴「そうだね♪」
-地下-
ガチャリ
結城「」スチャ
鍵を開けてなかに入ってみた
スッスッ←クリアリング
結城「これは…」
結城「”高速修復材” これか!」
高速修復材と書かれたバケツがいくつも棚に積まれていた
結城「ていうか、どうやって使うんだ?」
手に持って考えていたときだ
?「うっ、う~」
結城「!? 誰だ!」カチャ
拳銃を構えながら声のした方向にいった
結城「ん?」
艦娘「」グッタリ
安価を取ります
※艦娘は誰?>>>17
倒れていたのは、黒髪のポニーテールをし、見た目は高校生くらいの女がいた
結城「おい、大丈夫か?」ユサユサ
反応がない
結城「おい…」
グゥー
結城「あ?」
秋月「お腹…すいた」
結城「」
空腹で倒れていただけだったようだ
結城(心配して損したわ)
結城「…」
結城「…連れていくか」
とりあえず、こいつを背負い修復材を一つ持ち部屋を出た
-牢屋前-
コンコン
結城「入っても大丈夫か?」
伊勢「いいよ 今終わったところだから」
ガチャ
結城「失礼するよ」
伊勢「? その娘は?」
翔鶴「! 秋月さん!」
どうやら、俺が背負っている娘の名前は「秋月」って言うらしい
銀髪の女が駆け寄ってきた
翔鶴「秋月さん大丈夫ですか?」
秋月「う、う~ん」
秋月をおろし、壁に寄せた
リュック「」ガサゴソ
秋月「う、あれ…ここは?」
翔鶴「秋月さん大丈夫ですか!?」
秋月「あれ、翔鶴さん?」
グゥー
秋月「あっ//」
結城「ほら、これ食べろ」
クッキーを差し出したが…
秋月「?」
なにかわかっていなかった
ーーーーーー
結城「はぁ」
なんか、疲れた
持ってきた高速修復材を使って怪我をしている艦娘達に使わせた
(※一通り、名前は教えてもらいました)
伊勢達が言っていた通り、一瞬で傷が治って驚いた
夕張「ねぇねぇ!」
結城「あ?」
夕張「その銃見せて!」キラキラ
結城「こいつか?」M4持ち
夕張「」コクコク
結城「…」
艦娘が銃に興味を持つなんて意外だ
艦娘は、”艤装”って言うのを身に付けているらしいがどうなんだろう
カション ガチャン←マガジン抜いて弾抜き
結城「ほら」スッ
夕張「ありがとう!」
夕張「うわぁ」キラキラ
彼女は、新しいおもちゃを買ってもらった子供のような目で俺の愛銃を見つめていた
神風「見たことない銃ですね…」
夕張「色々カスタムされてますね」
結城「お、良いところ目をつけるじゃん」
夕張「いじったような痕がありますからね」
結城「わかってるな ハイダーはCQC(近接格闘)とQDサプレッサーに対応している」
結城「ハンドガードは、細身のM-LOKにショートフォアグリップ スコープはトリジコン製の1-6×24のショートスコープを着けてる」
結城「その他諸々だな」
結城(どうせ言ったところでわからねぇだろ)
夕張「へぇー、欲しいなぁ♪」
結城「…ダメだ」
夕張「ちぇっ」
軽く舌打ちをされて銃を返された
青葉「あの、ちょっといいですか?」
結城「…なんだ?」
安価を取ります
青葉が聞きたいことは?>>>18
(1~3つ程お願いします)
青葉「貴方は何者なんですか?」
結城「…聞きたいか?」
青葉「お願いします」
結城「先ずは、名前からだな 俺は、”結城 桂輔” 28歳だ 生まれは○○県だ」
蒼龍「けっこう近いところね」
青葉「それで、結城さんはどこから来たんですか?」
結城「…わからない」
青葉「へっ」
結城「正直なことを言おう 俺は、この世界の人間じゃない」
伊勢、金剛姉妹以外の艦娘「えっ?」
瑞鶴「貴方、何言っての?」
飛龍「言っている意味が…」
結城「まぁ、”パラレルワールド”って言うのかな? 実際、俺のいた世界には君達”艦娘”や”深海棲艦”なんて存在しない」
古鷹「じゃあ、誰が国を守っているんですか?」
結城「各国に軍はいるが日本には”自衛隊”がいる」
神通「自衛…隊?」
結城「そうだ 陸、海、空3つに別れている」
霧島「結城さんは、どこにいたんですか?」
結城「あいにく俺は、みんなとは真逆の陸だ 陸上自衛隊って言うんだけどな」
伊勢(だから銃の扱いに…)
結城「防衛大学校を出て、22才の時に自衛隊に入ったな」
翔鶴「そこではなにを…」
結城「ある部隊にいた ”陸上自衛隊 特殊作戦群”だ」
夕張「特殊…作戦群?」
結城「陸上自衛隊の特殊部隊だ そこで二等陸尉として四十名くらいの小隊の隊長として勤務したよ」
神風(凄い経歴です)
結城「だけど、有る事件に会って自衛隊を辞めたんだ それで今は、民間軍事会社の社員として紛争地を動き回ってる」
青葉「そうだったんですか…」
結城「自衛隊辞めてっからかな… こんな性格になったのは」
比叡「以前は、どうだったんですか?」
結城「正義感が強すぎるって言われたよ」ハハハ
蒼龍「でも、今でもあると思うよ」
結城「なんで?」
飛龍「無かったら、私達助けないもん!」
艦娘達「」コクッ
結城「…そうかな?」
青葉「元の世界には、帰りたいですか?」
結城「帰りたいかな」
青葉「どうしてですか?」
結城「会社の仲間達が待ってる」
青葉「そうですか…」
榛名「でも、帰ったら帰ったらで」
金剛「また、戦いに行かなきゃデス」
結城「そうだな だが、それも運命だ」
艦娘達「…」
青葉「最後です これからどうするんですか?」
結城「元の世界に帰る方法を探す それだけだ」
青葉「そうですか…」
結城「そういえば、青葉聞きたいんだが」
青葉「はい」
結城「元の世界に帰るためになんか知らないか? 情報通だと聞いてるんだが…」
青葉「…ごめんなさい なにも」
結城「……そうか」
伊勢「あの、ごめんなさい 期待してたのに」
結城「気にしてない」
伊勢「そう…」
ここまで、自分の話をしたのは久しぶりだ
結城「まぁ、とりあえずここから…」
ガチャ グイー
結城、艦娘達「!?」
カタカタカタ
結城「哨戒の奴ら帰ってきやがった」
秋月「そ、そんな…」
結城「とりあえず、お前らはこの中入れ」
彼女達を牢屋の中に入れた
カタカタカタ
足音が近づいてくるのがわかる 足音からして一人だろう
結城「…」スッ←扉の近くに隠れ
ガチャ
哨戒兵1「ん?」チラッ
艦娘達「…」
哨戒兵1「あれ? こんな…」
スッ
哨戒兵1「ふぐっ!」
哨戒兵の口をおさえ喉元にナイフをちらつかせた
(※安価を取ります)
何を聞く?>>>19
結城「仲間は何人いる?」
哨戒兵1「お、俺を含めて五人だ」
結城「五人? 三人じゃないのか?」
哨戒兵1「シフトが変わったんだ」
結城「…なるほどな」
結城「お前は、今までに何人殺めた?」
哨戒兵1「ふ、二人だ 通行人を殺した」
結城「ほぉー、通行人を…」
結城「じゃあ、”二分だな”」
哨戒兵1「な、なに言ってんだ?」
結城「お前は、二人殺した その分の罰を受けてもらう じゃないと死んでいったやつが報われないからな」
哨戒兵1「や、やめてくれ」
結城「こっちだ」ズルズル
哨戒兵1「んーんー」
口を塞いで艦娘達から遠くの牢屋にいった
榛名「な、何をやるんですか?」
金剛「榛名考えたらNOネ」
古鷹「あの人怖い…」
神風「一体どこに…」
ンアアアア!
艦娘達「」ビクッ
蒼龍「なにやってんの」ビクビク
飛龍「想像したくない…」
-数分後-
スタスタ
結城「…」←顔血まみれ
雲龍「ど、どうしたの?」
秋月「なんで血まみれに…」
結城「心配するな 俺の血じゃない」
霧島(そうゆう問題じゃない気が)
結城「お前らは、一番奥の牢屋に行け」
瑞鶴「どうしてよ」
結城「騒がしくなるからだ」
翔鶴「わかりました…」
スタスタ
夕張(あれ? さっきの人は?)キョロキョロ
神通「夕張さんどうしました?」
夕張「いや、さっき連れていかれた人どこに行ったのかなって?」
榛名「そういえば…」
結城「早くしろ」
みんなを奥の牢屋に誘導した
結城「さて、ちょっと派手に行くぞ」カチャカチャ
俺は、さっきのやつからぶんどった手榴弾三個を手に持った
結城「ちょっとリュック借りるぞ」
榛名「あ、はい」
ゴソゴソ
結城「お、あったあった」
手に取ったのは、なんで入ってたかわからない”ワイヤー”だった
霧島「それをどうするんですか?」
結城「これで、”即席地雷”を造る」
夕張「なにそれ!?面白そう!」キラキラ
結城「そんなので目を輝かせるな」
この夕張って言う艦娘 兵器に興味があるのか?
やたら、目を輝かせてみてくる
まぁ、邪魔してないから気にしないでおこう
カチャカチャカチャカチャ
結城「よし、できた!」
即席地雷「」
タッタッタ
スチャ シュー ピーン
とりあえず設置完了
さて、仕上げだ
タッタッタ
ズルズル
哨戒兵1「んー!んー!」
口を塞がれている哨戒兵を連れてきた
青葉「連れてきましたけど…」
金剛「何をするつもりネ?」
俺は、哨戒兵の口を塞がれているテープをはずした
哨戒兵1「てめぇ、ぶっ殺してやる!」
結城「そうだな、殺れるもんならな」
結城「じゃあ、今から”自分の出せる一番大きな声でここに助けを呼べ”」
艦娘達「…は?」
哨戒兵1「なにいってるんだお前? そんなことしたら…」
結城「早くやれっていってんだろ」
スタスタ
哨戒兵1「助けてくれ!! 殺されそうなんだ!!」
哨戒兵1「誰か来てくれ!! 助けてくれ!!」
結城「おうおう、よく鳴くわ」
瑞鶴「あんたなに考えてるの!?」
雲龍「不利な状況作ってるだけよ」
古鷹「あんなに騒いだら…」
ゾロゾロ
兵士達「なにやってんだ?」
艦娘達(来ちゃった)
騒いでいたお陰で、残りの兵士四人がやって来た
哨戒兵1「助けてくれ!!」
哨戒兵2「今行くぞ」
タッタッタ
結城「さぁ、ショータイムだ」ニヤ
哨戒兵2「なにやってんだそんな…」ピチ
哨戒兵3「さっさと…」ピチ
哨戒兵2、3「「ん?」」チラッ
手榴弾「」コロン
バゴーン!!
艦娘達「!?」
哨戒兵4「な、なんだ!?」
哨戒兵5「大丈夫か!?」
哨戒兵2、3「」
即席地雷に引っ掛かった二人は即死だった
結城「さぁ、行くか」スッ
バン!バン!バン!
哨戒兵4「っ! 敵だ!」
哨戒兵4、5「」カチャ
哨戒兵1「待ってくれ!俺が…」
バババババ!
相手も撃ってきた
俺は、座って動けない哨戒兵を盾にした
ズシャズシャズシャ
哨戒兵1「がはっ…まっ……て…く…」
哨戒兵1が虫の息なのを尻目に俺は、敵を撃った
バン!バン!バン!
哨戒兵4「ぐはっ…」
一人胴体に命中してそのまま倒れていった
哨戒兵5「ひ、ひぃ~~」
もう一人は、変な悲鳴をあげて逃げていった
(※安価を取ります)
相手をどうする?>>>20
(追い詰めるorほっとく)
結城「おい、待てよ!」
俺は、逃げた相手を追いかけた
哨戒兵5「ひ、ひぃ~」
だが、逃げたところからそんなに離れていないところで固まっていた
結城「…終わりだ」
拳銃を構えながら、奴に近づいた
哨戒兵5「た、頼む!見逃してくれ!」
結城「やなこった」
哨戒兵5「頼む!これをやるから」スッ
結城「あ?」
奴は、金色の拳銃を出してきた
哨戒兵5「これは、海外のある将校が持っていたやつなんだ 純金の…」
バン!
俺は、その拳銃を蹴っ飛ばした
哨戒兵5「あぁ…」
結城「そんなの知らねぇよ そんな銃を金色にしたところで何のタクティカルアドバンテージ(戦術的優位性)もないんだよ」
カチャ
哨戒兵5「た、助け…」
結城「それに、一つ良いこと教えてやる こんなもん、撃ってて当たりゃいいんだよ」
バン!
哨戒兵5「」
頭を撃ち抜いて奴は死んだ
結城「…弾を無駄にしたな」カチャン
おもむろに弾薬の確認をした
結城「M4のマガジンが残り四本と半分 グロックが五本とと半分か」
あんまり無駄遣いができないと悟った
結城「そういえば、こいつらなんでこんな武器持っているんだ?」
ふと考えてみたら、こいつらの武器は日本では扱えない銃が主だ
結城「なんでこいつらが”AK47”とか持ってるんだ?」
AK47の他にMP5Kやスコーピオン等も確認した
結城「密輸でもしたのか」
そんなに深く考えないことにした
スタスタ
霧島「静かになりましたね」
神風「あの人大丈夫ですかね?」
古鷹「どうだろう?」
結城「おう、呼んだか?」
艦娘達「!?」ビクッ
比叡「ビックリした…」
結城「確認してきたが、もう敵はいなさそうだ さっさと出よう」
秋月「あ、待ってください!」
結城「…なんだ?」
秋月「地下で見つけた”資材”と”高速修復材”を鎮守府に持っていきたいんです!」
青葉「そうですね あれがあれば、鎮守府の皆も…」
金剛「助けることが出来ますネー!」
結城「持っていくのは勝手だが どうやって持っていくんだ? 鎮守府までだいぶ距離があるぞ」
艦娘達「あ…」
結城(考えてないんかい)
結城「まぁ、とりあえず出よう」
雲龍「そうしましょう」
スタスタ
死体「」
神風「うっ」クチオサエ
神通「これは…」
結城「…」スタスタ
瑞鶴「ねぇ、ちょっと聞きたいんだけど」
結城「なんだ?」
瑞鶴「なんで捕まえた敵を椅子に座らせて、助けを呼ばせたの?」
結城「…」
蒼龍「確かに…」
飛龍「見つかってやられる可能性もあったのに」
結城「…」ピタッ
結城「”一人傷つけ苦しませろ 血を流させ助けを呼ばせろ 罠を仕掛け仲間を殺せ”
俺のいた世界でゲリラ兵や反政府組織の連中がよくやる戦法だ」
(※実際にやるかは不明です)
古鷹「ひ、ひどい…」
翔鶴「傷つかせてそれを利用するなんて…」
結城「ひどい?」クルッ
結城「じゃあ、お前らに聞こう 生きるとはなんだ?」
飛龍「え?ええと…」
結城「遅い!」
艦娘達「」ビクッ
結城「生きると言うことは、誰かを殺しその犠牲の上になることだ」
神通「でもそれは…」
結城「おかしい事言ってると思うか?」
結城「だが、人間は生きるために生き物を殺しそれを食したり自分の身を守るために人を殺したりしている そんなことをしてもなお生きなければならない」
艦娘達「……」
結城「俺も、自衛官時代にこんなこと言われてもみんなと同じような表情をするだろう だが、いくつもの紛争地帯を渡り歩いてきてそう感じたんだ」
俺は、つくづくひどい人間だ こんな女性達にこんなこと言ってるなんて男として いや、人として失格だろう
-外-
外に出てようやく、新鮮な空気を吸えた
結城「空気がうまい」
蒼龍「外なんて久しぶり」
神通「ようやく出れましたね」
牢屋にいた艦娘達も心なしか表情が明るくなった気がする
結城「ん? あれは?」
タッタッタ
車庫の中に特大型トラック(七トントラック)があった
見た感じ使えそうだった
結城「行けるかもしれない…」
俺は、車庫内を探し回った
結城「やっぱりないか…」
鍵は見つからなかった
結城「…やるしかないか」
夕張「あれ? こんなところでなにやってるんです?」
結城「トラックを見つけた 動かせるかもしれない」
夕張「本当ですか!?」
結城「…手伝ってくれるか?」
夕張「わかりました!」
ガチャガチャ ピチピチ
しばらく二人で車の配線と格闘し
ブブン!
結城「よし!」
夕張「やった!」
結城「燃料は…あるな」
特大型トラックを見たのは自衛隊以来だった
運転は一応教わったが久しぶりだ
結城「行けるかな?」
ブーン
結城「あ、いけたわ」
そのまま運転し、建物の入り口付近に停めた
伊勢「これ動かせたんだ」
結城「自衛官時代に動かし方教わったんだ」
青葉「これで、資材とか運べそうですね!」
結城(確かに、持っていけるが何を最初に持っていくべきか…)
(※安価を取ります)
何を最初に持っていく>>>21
青葉「結城さん 高速修復材を持ってきていいですか?」
伊勢「それが一番いいかもね」
結城「構わないけど、これけっこう揺れるから大変だぞ」
青葉「大丈夫です! そう簡単には零れませんから」
結城「ならいいが じゃあ、急いで持ってきてくれ」
青葉「了解です!」
秋月「高速修復材はこっちにあります 付いてきてください」
艦娘達は、高速修復材をとりに行った
-数十分後-
高速修復材がたくさん積まれた
結城「数人残す ちょっと待っててくれ」
雲龍「なんで残すの?」
結城「離れてる間に誰か来たら困るだろう」
榛名「確かにそうですね また、奪われたら大変ですし…」
結城(さぁ、どうしよう…)
(※安価を取ります)
誰を残す>>>22
(五人ほどお願いします)
(メンバーは、伊勢、金剛型、青葉、雲龍、二航戦、五航戦、秋月、古鷹、神風、神通、夕張)
伊勢「それじゃあ、私残るよ」
結城「いいのか?」
伊勢「武器持ってるの私だしね」
言われてみれば、伊勢は艤装であろう弓矢を持っていた
結城「それが正解だな」
雲龍「なら私も残るわ」
結城「大丈夫なのか?」
雲龍「大丈夫 平気よ」
神通「私も残ります」
霧島「あとは、私と榛名が残ります」
結城「わかった すまないな 女性ばかりを残すのは、気が引けるが…」
伊勢「大丈夫だよ 私達これでも”艦娘”なんだから」
雲龍「そう簡単にはやられたりしないわ」
結城(だったら、捕まるなよ)
心の奥で毒づいた
結城「なら任せる だが、お節介はさせてもらうぞ」
五人「?」
結城「ちょっと待ってろ」
タッタッタ
-数分後-
結城「お待たせ」ガチャガチャ
神通「そ、それは…」
結城「銃だ」
俺は、中にいた五人の遺体から銃と弾薬を持ってきた
(※安価を取ります)
誰に何を渡す?>>>23
(銃の内容は、AK47×1 MP5K×1 Vz61(スコーピオン)×1 M1911A1×1になります)
結城「誰が持つ?」
霧島「…じゃあ、私が持ちます」
神通「私も頑張ってみます…」
榛名「私も…」
結城「お前はいい」
榛名「え…」
結城「お前、人を殺すの嫌だろ」
榛名「…」
結城「正直に言ってみろ」
榛名「…はい」
結城「やっぱり…」
榛名「ご、ごめんなさい」
結城「謝るな」
金剛「榛名は優しいデスカラネ…」
雲龍「ごめんなさい…私も遠慮させてもらうわ」
結城「そうか」
結城「それで、二人は何を使う?」
霧島「どうしましょう?」
神通「…どれがいいんでしょう?」
(※安価を取ります)
二人が選んだ銃は?>>>24
(銃は、上記に記載されています)
霧島「これは?」
結城「そいつは”AK47”だ 弾薬は7,62mm×39mm弾を使用する強力な小銃だ 因みに俺の持っている小銃よりも威力と貫通能力が優れている」
霧島「そうなんですか?」
結城「ああ、だが反動が半端じゃないから気を付けて扱えよ」
※AK47は、”世界で最も人を殺した兵器”としてギネス記録に登録されています
耐久性も高く、泥水に数ヵ月以上放置されていても稼働した個体もあるそうです
霧島「どうやって、弾を込めるんです?」
結城「ちょっと待ってろ」
彼女から銃を借り、マガジンを取り弾抜きをした
結城「見てろ」
結城「まず、マガジンを前から引っ掻けて後ろの部分をいれたら、このチャージングハンドルを引けば初弾装填だ
リロード時は、このマガジンキャッチレバーを前に倒せばマガジンが取り出せる それで、さっきと同じようにマガジンを入れてチャージングハンドルを引けば撃てる」
霧島「意外に簡単ですね」
結城「そうか? 出来たら、このセレクターでセミオート(単発)、フルオート(連射)を切り替える」
霧島「配置は?」
結城「上が安全装置、一つ下がフルオート、二つ下がセミオートだ
わかっていると思うが、戦闘時以外は安全装置に入れておけよ
あと、戦闘時以外はトリガー(引き金)に指をかけるなよ」
霧島「わかりました」
結城「あと、スリングをつけたから肩に掛けておけ」
※分かりにくかったらごめんなさい
神通「これは?」
結城「そいつは”M1911A1”だ 通称”ガバメント”だ」
結城「もう百年以上使われている 傑作自動拳銃だ」
瑞鶴「ひゃ、百年!?」
金剛(わ、私より長いデス…)
※M1911A1は、過去に自衛隊にも採用されていました(11.4mm拳銃)
撃った人曰く、反動が凄くて狙いずらかったそうです
とてもじゃないけど、片手では撃てないそうです
結城「こいつは簡単だ マガジンを入れて、上のスライドを引けば初弾装填だ
弾切れしたときは、このスライドが後方で止まる(ホールドオープン) このボタンでマガジンを出して、新しいマガジンを入れてスライドを引けば完了だ」
※スライドストップを下げる方法もありますが、スライドを引く方が確実に装填できるため、自衛隊を始め多くの軍隊はスライドを引いて装填するそうです
神通「…なんとなくわかりました」
結城「あとこいつは、”グリップセーフティ”がついてるからしっかり握らないとトリガーが引けないから気を付けろ」
※グリップの背の部分にあるボタン状の部品。したときは、握らないと安全装置が解除されない
神通「わかりました」
結城「あとはこれを」スッ
神通「これは?」
結城「ホルスターだ ここにしまっておけ」
神通「ありがとうございます」スッ
そう言うと彼女は、拳銃をホルスターに収めた
結城「皆を頼むぞ」
伊勢「わかったよ 必ず届けてね」
正直言うとあまり行きたくなかった 流石にあんな捨て台詞言って出ていったのにまた戻ることになるとは…
結城「…わかった」
だが、他に選択肢は無さそうだった
ガチャ バタン
ブーン ブーン
そして、俺はまたあの鎮守府に向かった
数十分車で山を下ると鎮守府が見えてきた
結城「あー、行きたくねぇ…」
そう思いながら、車を動かした
結城「…そろそろかな」
キキッ ガチャ
車を止め、艦娘達がいる後部に行った
蒼龍「どうしたの?」
夕張「着いたんですか?」
結城「残念だがまだだ」
古鷹「じゃあ、なんで止めたんですか?」
結城「このまま行ったら、銃撃される可能性があるからだ」
神風「どうしてですか?」
結城「この車輛は敵のものだ いきなりこの車が鎮守府に入ったら攻撃されるに決まっている」
比叡「た、確かに…」
金剛「言われてみればそうネ…」
結城「という事で二人くらい降りて車の先行してくれ」
飛龍「どうしてそんなことを?」
翔鶴「この車は、味方だってわかってもらうためですか?」
結城「ご名答 流石だな」
瑞鶴「流石翔鶴姉!」
翔鶴「//」
結城「という事で誰がやる?」
(※安価を取ります)
誰が降りて先行する?>>>25
(二名お願いします メンバーは上記に記載されてますがいない艦娘もいるのでご注意下さい)
翔鶴「私が行きます」
瑞鶴「翔鶴姉!?」
結城「いいのか?」
翔鶴「皆さんのためですから…」
結城「…わかった」
古鷹「私も行きます!」
夕張「古鷹さんも!?」
古鷹「みんなが待ってるんだもん 行かなきゃ」
結城「二人ともありがとう」
ストンストン スタスタ
二人は、トラックから降りて車の前に向かっていった
瑞鶴「ねぇ」
結城「?」
瑞鶴「…翔鶴姉になんかあったら許さない」
結城「…」
スタスタ
妹に念を押された
ガチャ バタン
車の中に入り、拳銃の残弾を確認した
運転中に敵が来たら使わざるおえないだろう
カチャン
残弾を確認してホルスターに納めた
彼女達が前に立ったのを確認して車を動かした
夜が明けてきて彼女達の姿がはっきり見える
結城「ヤベ、眠くなってきた」
今考えたら、金剛達を助けるために起きたから寝不足だ
なんだかんだ考えていたら、鎮守府の目の前に来た
正門のところに艦娘が見えた
?「な、なに!?」
?「あれは…」
(※安価を取ります)
艦娘は誰?>>>26
(二人お願いします)
結城「あの二人は…」
吹雪「赤城さん…」
赤城「敵ですかね?」スッ
赤城が弓矢を取り出し構えようとしていた
翔鶴「待ってください!」タッタッタ
古鷹「待って!」
翔鶴と古鷹が走って二人に近づいて行った
吹雪「え、古鷹さん?」
赤城「翔鶴さんまで」
タッタッタ
赤城「お二人とも無事だったんですね!」
翔鶴「は、はい」
古鷹「大変でしたけど、なんとか」
吹雪「わ、私鳳翔さん達呼んできます!」
タッタッタ
赤城「後ろのはなんですか?」
翔鶴「あ、そうでした」
古鷹「通してください! 高速修復材が手に入ったんです!」
赤城「! 本当ですか!?」
翔鶴「他にも、捕まっていた娘達も」
赤城「わかりました 通ってください」
古鷹「ありがとうございます!」
フリフリ
二人が手を振っているのが見えた 通してくれるらしい
ブーン
正門を通り、鎮守府入った
キキッ
シュタ シュタ
鳳翔「み、皆さん…」
蒼龍「ほ、鳳翔さん!」
飛龍「た、ただいま戻りました!」
金剛「ヘーイ、みなさーんただいまネ!」
夕張「明石さん戻りました!」
大淀「皆さん、よくご無事で…」
神風「あの方に助けてもらいました」
間宮「あの方?」
結城「よう」スタスタ
鳳翔「あ、あなたは!?」
時雨「て、提督!?」
夕立「提督さん!」
大淀「な、なんであなたが…」
結城「野外プレイしようとした変態野郎共ぶち殺して拠点潰したらこうなった」
短く要約して出来事を話した
鳳翔「はぁ…」
明石(拠点潰したってこの人何者?)
結城「トラックの中に修復材がある 持ってて重傷者にかけてやれ」
大淀「高速修復材があるんですか!?」
瑞鶴「そうだった 急いで運ぼ!」
タッタッタ
鳳翔「あ、あの…」
結城「あ?」
鳳翔「ありがとう…ございます」アタマサゲ
結城「…」
大淀「これで怪我した…」
結城「お礼を言われるのは、まだ早い」
鳳翔「え?」
結城「まだ待っているやつがいるんだ そいつらを迎えにいく」
明石「まだいるんですか?」
結城「五人いる」
結城「じゃあな」
ガチャ バタン
ブーン
ガチャ
結城「ん?」
(※安価を取ります)
ついてきた艦娘は?>>>27
(二人ほどお願いします)
(鳳翔、大淀、明石、間宮以外です)
赤城、吹雪「…」
結城「どうしたお前ら」
赤城「私達も行きます」
吹雪「救ってもらった恩を返します」
結城「そいつはありがたいな」
ブーン
ブォーン
結城「…」
赤城「…」
吹雪「…」
吹雪(お、重い)
吹雪(なにか話題ないかな?)
吹雪「あ、あの」
結城「ん?」
(※安価を取ります)
吹雪がかけた話題は?>>>28
吹雪「夕立ちゃん達から”違う世界”から来たって聞きました 前の世界ってどうなんですか?」
結城「…前の世界か」
赤城「私も聞きたいです」
結城「…正直、ここと変わらないよ」
吹雪「えっ…」
結城「違うと言えば、君達”艦娘”と”深海棲艦”がいないってことだけだ」
結城「やれ、”領土問題”だ”宗教問題”だ”政府への不満”だのくだらないことで人が言い争ったり血を流している」
結城「この国だってそうだ 政府がくだらない議題で子供の喧嘩みたいに言い争いをして国民が不満を持って一日一日を過ごしている」
赤城「でも、戦争はしてないんですよね?」
結城「してはいないが…」
赤城「そうですか…」
吹雪「聞かせてくれてありがとうございます」
結城「構わないよ」
話していたせいか、いつの間にか眠気はなくなっていた
この二人に感謝かな…
結城「もうすぐ着くぞ」
ブォーン
-建物-
ブーン キキッ
結城「なんか静かだな」
悪い予感を想像する
ガチャ スタッ
吹雪「あ、ちょっと!」
赤城「待ってください!」
二人がなんかいっているが、それを振り切り建物に駆け寄った
バン!←ドア開け
結城「おい大丈夫か!?」
(※安価を取ります)
どうなっている?>>>29
(怪我をしている〈死んではいない〉or艦娘が増えてる〈二人~四人お願いします〉)
伊勢「ど、どうしたの?」
神通「び、びっくりしました…」
どうやら無事なようで安心した
だが気になることがあった
?「だ、誰だ貴様は!?」チャキ
?「誰?」
?「敵!?」スッ
?「……」ハァハァ
結城(なんか増えてね?)
明らかに増えていた
伊勢「日向落ち着いて 彼は味方だよ」
日向「…」ジー
疑いの目を向けているのは、伊勢と同じような服を着たショートカットの女だった
結城「彼女の言うとおりだ 俺は敵じゃない」
?「その証拠は?」
神通「姉さん…」
神通から姉さんと呼ばれている娘がいた
てっきり神通が長女かと思っていたが、どうやら違ったようだ
神通と似ているような服を着ていたが、白い長いマフラーが目につく”くの一”のような娘だった
結城「敵ならこんなのんびり話ししねぇだろ」
?「た、確かに…」
そう答えたのは、巫女服に近い服を着、頭に鉢巻きを巻いたサイドテールの娘だった
結城「それよりも…」
?「ハァ…ハァ…」
神通「那珂ちゃんしっかりして…」
那珂「神通…ちゃん」
結城「そいつどうした?」
そこには、神通と少々似ているが二人に比べて派手な服を着た娘が寝ていた
肩に撃たれたような痕があり、タオルが巻かれていた
川内「ここに来る前に撃たれたんだ なんとか止血はしてるけど…」
傷口をとりあえず見てみた
結城「…」
結城「…ちょっとまずいかもしれない」
神通「…え」
雲龍「どうしてなの?」
結城「弾が抜けてない 人体に残ってる」
霧島「なにかまずいんですか?」
結城「知ってるかわからんが、弾丸には”毒”があるんだ」
艦娘達「毒!?」
結城「今の弾丸は、鉛を銅で覆われていている その鉛が溶けると人体に多大な影響を与えるんだ」
(※鉛中毒といいます 最悪な場合「脳変性症」になります)
(※フルメタルジャケット弾といいます)
吹雪「どうすればいいんですか?」
結城「この傷からしてすぐにしたいが、麻酔もないから彼女に多大な負担がかかる…」
結城「鎮守府へ運んで治療するっていう手もあるが、彼女が持つかわからない…」
赤城「そ、そんな…」
長良「で、でも高速修復材を使えば…」
霧島「確かに傷は治るかもしれませんが、弾丸が抜けるとは思いません…」
長良「そっか…」
那珂「ねぇ…ねぇ」
全員「?」クルッ
(※安価を取ります)
那珂の答えは?>>>30
(ここで治療するor(頑張るから)鎮守府に連れてって)
那珂「ここで治療してもらっていい?」
川内「那珂!?」
神通「でも、那珂ちゃん…」
那珂「大丈夫だよ 那珂ちゃん痛いのなんか…へっちゃらなんだから…」
嘘だとすぐにわかった 怖がっているのがよく分かる
那珂「ねぇ、お願い…」
結城「…わかった」
川内「!?」
結城「榛名 リュックを」
榛名「はい」スッ
川内「あんた本当に!…」
神通「姉さん 信じましょう」
川内「っ!…」
横になっている彼女のもとに行き再度確認する
結城「もう一度確認する 本当にいいんだな?」
那珂「うん 神通ちゃんを助けてくれたんだから信用してる」コクッ
結城「…わかった」
結城「いいかい? 今から物凄く痛い思いをすることになる でも、わかってくれ 君を救うためだ」
那珂「うん」コクッ
結城「姉妹の二人は、手を握ってやってくれ それで、彼女に声を掛け続けてやってくれ」
川内「…わかったよ」
神通「…はい」
川内「那珂ここにいるよ」
神通「那珂ちゃん頑張ってね」
そう言うと二人は、彼女の手を握った
那珂「二人ともありがとう」ギュッ
結城「榛名と雲龍は彼女を押さえてくれ 暴れて神経を傷つけたりしたら取り返しがつかなくなる」
榛名「わかりました」
雲龍「わかったわ」
そう言うと、榛名は彼女の上半身を雲龍は足などを押さえた
結城「ええっと…」
長良「長良だよ」
結城「じゃあ、長良は傷口が塞がらないように開いていてくれ」
長良「……頑張ってみる」
結城「…すまんな」
長良も近くにきた
結城「吹雪は、俺がほしい道具をすぐに渡せるように助手をやってくれ」
吹雪「わ、わかりました」
結城「赤城と霧島と伊勢と…」
日向「日向だ」
結城「日向の四人は、外を見張っていてくれ なんかあったらどうしようもない」
赤城「わかりました」
霧島「了解です」
四人は、外が見えるところに行き監視を始めた
俺は、準備をしながらあることに気がついた
結城(俺なんでこんなことやっているんだ?)
そもそも思い返せば、異世界に来て艦娘に出会い元の世界に帰る方法を探していたのになんでこんな難しい手術をしようとしているんだ
そんなことを考えていたら、ある結論にたどり着いた
結城(まだ俺の中に自衛官だった頃の”結城 桂輔”がいるんだな)
死んだと思っていた、”陸上自衛官 結城桂輔二等陸尉”が生き返り再び活動し始めたのである
結城(捨てきれてなかったか…)
マスクと手袋をつけ彼女に向き直った
結城「本当は、麻酔を使うのが普通なんだが麻酔がない これを噛んで我慢してくれ」
俺は、彼女にタオルを渡し口に咥えさせた
結城「…いくぞ」
艦娘達「…」コクッ
結城「1,2,3でいくぞ」
長良「わかった…」
結城「1,2の…」
結城「3」グイー
合図と共に那珂の銃創を開いた
那珂「んー! んー!」
案の定、彼女からタオル越しに悲鳴が聞こえてきた
それと同時に那珂が暴れ始めた
川内「那珂頑張って」ギュー
神通「那珂ちゃん…」ギュー
榛名「那珂さん我慢して…」
雲龍「すぐに終わるから…」
那珂「んー! んー!」ジタバタ
長良「早くしないと!」
結城「わかってる…」クチャクチャ
那珂「んー!」
こんな華奢な体のどこにこんな力があるのか…
四人がかりで押さえているのにまだ揺れていた
結城(これが”艦娘”の力ってやつか…)
ンー!
霧島「いつになっても悲鳴とは嫌なものですね…」
日向「人の悲鳴なんか聞いて喜ぶ奴なんて頭がイカれた奴だけだ」
伊勢「そんな人には会いたくないね」
赤城「…」
結城(銃創からしてこの辺りだと思うが…)
那珂「んー!」ジタバタ
カチッ
結城「よし、掴んだ」
長良「本当!?」
スー クチャ
結城「よし、取れた!」
結城「トレーをくれ」
吹雪「はい」スッ
カチャン
結城「縫合する」
-数分後-
スッ チョキン
結城「よし、終わった」
四人「ハァー」ヘトヘト
結城「大丈夫か?」
那珂「うん」コクッ
結城「よく頑張ったな」ナデナデ
那珂「あっ」
結城「あ、すまない つい…」
那珂「…//」
今の行為をセクハラだと訴えられたら言い逃れ出来ないだろうな
結城「とりあえず、戻ろうか」
術後の彼女をいつまでもここにいさせるわけにもいかないと判断し、戻ることにした
長良「鎮守府に帰れるの?」
結城「帰れるぞ 彼女を頼む」
川内「わかったよ」
スタスタ
ーーーーーー
ーーーー
-鎮守府 入り口-
ー09:00ー
榛名「ようやく帰れましたね」
霧島「なんか、疲れましたね」
結城「…」
赤城「あ、あれ?」
神通「ゆ、結城さん?」
結城「Zzz…Zzz…」←ハンドルに突っ伏して寝てる
吹雪「寝てますね」
雲龍「だいぶ疲れていたのね」
結城「Zzz…Zzz…」
時雨「どうしたのみんな?」
夕立「どうしたっぽい?」
吹雪「あ、時雨ちゃんと夕立ちゃん」
時雨「あ、提督」
結城「Zzz…Zzz…」
夕立「寝ちゃってるっぽい」
時雨「仕方ないよ ここのために動き続けてくれたんだから」
赤城「そうですね 本当に感謝しかありません」
大淀「皆さん!」
伊勢「あ、大淀」
鳳翔「皆さん、ご無事で」
日向「ああ、なんとかな」
大淀「あの、彼は?」
時雨「ここにいるよ」
夕立「疲れて寝ちゃってるっぽい」
結城「Zzz…Zzz…」
大淀「本当にありがとうございます」
鳳翔「鎮守府所属の艦娘達を代表してお礼させてもらいます」
艦娘達がお礼をいっているのを知らずに俺は寝続けていた
ドカン! ドカン!
隊員「小隊長! 被害が…」
結城二尉「なんで急に!?」
ヒューーン
隊員「小隊長!」
結城二尉「なっ!?」
ーーーーーーー
ーーーーー
結城「はっ!?」
突然目を覚ました
結城「う、う~ん」
嫌な夢を見てしまった よりによって自衛官だった頃のあの事件の夢を見るなんて
結城「あー、トラックで寝ちまったのか…」
あの後、運転し着いたと同時に眠気が襲い一瞬で寝てしまったらしい
グイー
結城「ん?」
(※安価を取ります)
誰が一緒に寝ていた?>>>31
(二人お願いします)
吹雪「Zzz…Zzz…」
結城「」
色々絵面的に不味いだろ
結城(寝ている間に何があった?)
そんなことを考えている間も吹雪は気持ち良さそうに寝ていた
?「Zzz…Zzz…」
なんかもう一人いた
(※安価を取ります)
もう一人は誰?>>>32
電「Zzz…Zzz…」
結城「俺通報待ったなしか」
そこにいたのは、天使の寝顔をした幼い艦娘だった
容姿は、小学生のように見えるがセーラー服着ており、長い茶髪の髪の毛を後ろで束ねていた
結城「…」
吹雪「Zzz…」
電「Zzz…」
ずっと眺めていられるがこれ以上いるわけいもいかないからやめた
ガチャ
結城「寝て覚めたらすべて夢だったとは、いかないな…」
現実は、そんなに甘くないと実感させられた
?「電~!」
?「どこ行ったの!」
?「どこだい?」
声がした方を向くと
?「あ…」
結城「あぁ?」
?「君が新しい司令官かい?」
結城「…」
今さら否定するのが疲れてきた
というより、否定すべきなのか?
?「それより、ねぇ電を見なかった?」
結城「電?」
?「私達と同じような服着ていたと思うんだけど…」
言われてみれば、目の前の三人はトラックの中で寝ていた娘と同じセーラー服を着ていた
?「まったくどこ行っちゃったのかしら」
一人目の娘は、紺色のロングストレートの髪に帽子を被り、薄紫色の瞳をした娘だった
?「…見当がつかないな」
もう一人は、物静かそうな性格をしており銀髪の髪を腰まで伸ばしている
?「全く、なんかあったら私を頼ればいいのに…」
最後の娘は、茶髪のボブヘアーに左の髪についているヘアピンと八重歯が特徴的な娘だった
結城(寝ていた娘と似ているな)
そんなこと考えていたら
ガチャ
電「あれ? 暁ちゃん 響ちゃん 雷ちゃんどうしたのです?」
暁「あー! 電!」
雷「こんなところにいたのね!」
響「ハラショー 良かった」
結城(へぇー、暁 響 雷 電って言うんだ 覚えた)
何となくだが、覚えてしまった
吹雪「あ、起きていたんですね 司令官♪」
結城(お前もかよ…)
電「あ、司令官さん」
トテトテ
結城「なんだ?」
電「これを受け取ってほしいのです」スッ
彼女の手の平の上には、勲章に似せた飾りだった
電「六駆の四人で作ったのです」
言われてみれば、所々イビツなところがあった
結城「…」スッ
パチン
結城「どうだ? 似合うか?」
受け取った飾りをベストに付けた
響「ハラショー」
雷「似合ってるじゃない!」
結城「そうか ありがとな」ニカッ
暁「一人前のレディとして当たり前のことをしただけよ」フンス
結城「レディか…」
レディには程遠い気がするが…
結城「じゃあ、手を差し出してくれ」
暁「?」スッ
暁は、素直に手を差し出した
結城「」チュ
暁「ぴゃ!?」
響「おぉ…」
雷「あらー…」
電「はわわ…」マッカ
暁「な、ななな」マッカ
結城「そんな感じじゃ一人前のレディまでの道のりは遠いな」
暁「ななな」バタン
暁は混乱しながら、顔を赤くして気絶した
結城「あらら やり過ぎたかな?」
暁「きゅー」キゼツ
電「もう! 司令官さん!」ブンブン
結城「あー、悪かったって」
響「司令官」
結城「ん?」
響「」スッ
結城「なんだ?」
響「私にもやってくれたら嬉しいな」
結城「」
この娘どうした?
響「やってくれないのかい?」
なんか、変なスイッチが入ったようだ
結城(マジで逮捕されそうだ)
それしか頭になかった
吹雪「あ、そういえば…」
結城「?」
吹雪「鳳翔さん達が食事を用意してくれてますから案内しますね♪」
よし、逃げ道ができた
結城「そ、そうか じゃあ、お願いしようかな」
響「…」ブスー
結城「また今度な」ナデナデ
響「…ハラショー これはこれでいいな」
また女性の頭を撫でてしまった
電「司令官さん 一緒に行くのです!」
電が俺の手を引きながら、歩き始めた
結城「おぉ、まてまて」
暁を背負って歩き始めた
ワイワイ
?「あっ」
結城「おっ」
(※安価を取ります)
出会った艦娘は?>>>63
(二人お願いします できれば駆逐艦でお願いします)
陽炎「やっと会えた! あなたが新しい司令ね!」
不知火「初めまして不知火です」
同じような服を着た二人に出会った
最初に元気よく挨拶してきた娘は、赤毛のセミロングの髪を黄色いリボンでツインテールにしていた
服装は、どこかの有名な中学校の制服みたいだった
もう一人は、ピンクのセミロングの髪を水色のリボン型のゴムでポニーテールに纏めていた
物静かそうな印象だ
陽炎、不知火「…」ジー
結城「なんだ?」
陽炎「いや、いつ見ても不思議な格好だなって思って」
不知火「少し興味が出ました」
やっぱり艦娘にとっては、この服装は珍しいらしい
(※一般のPMC装備です)
電「司令官さん早く行くのです」
電が手を引っ張りながら催促してきた
結城「あ、あぁ」
俺は、また歩きだした
ワイワイ
不思議だが、彼女達を見ていると自衛官だった頃を思い出す…
-回想-
-数年前 とある被災地-
隊員1「今日で撤収ですね」
結城二尉「そうだな…」
隊員1「ここの人たち大丈夫ですかね?」
結城二尉「大丈夫だよ そのために俺達がここまでやったんだ ここの人達は、復興できると信じてるよ」
隊員1「… そうですよね! そのために自分達が来たんですもんね!」
隊員2「小隊長 準備できました」
結城二尉「よし、行こうか」
少女「あの~?」
結城二尉「?」
少女「これ受け取ってください!」
小学生位の女の子が緊張しながら、手作りのバッジを差し出した
少女の保護者「ごめんなさい この子達がどうしてもって言って…」
そう言うとゾロゾロと数人の子供達がやって来た
子供達「自衛隊のお兄ちゃん! ありがとう!」
子供達は俺達に向かって笑顔でそう言った
結城二尉「…」ニコッ
俺は、少女が差し出しているバッジを受け取り
結城二尉「」スッ
胸ポケットに着けた
結城二尉「お嬢ちゃんありがとうな 世界に一つしかない”勲章”だな」ナデナデ
少女「」パァァ
隊員3「結城二尉、子供達と写真とりませんか?」
結城二尉「いいぞ 撮ってくれ」
隊員3「はい よってよって」
隊員3「はい、チーズ!」
カシャ
-回想終了-
あの時の子供達は今何をやっているのだろう
今の俺を見たら、がっかりするだろうな
ガラガラ
雷「鳳翔さーん!」
そんなこと考えていたら、食堂らしいところに着いた
鳳翔「あら、雷ちゃん」ニコッ
電「司令官さんをつれてきたのです」
鳳翔「あら、ありがとう」
結城「よぉ」
鳳翔「お待ちしておりました」
結城「そうか」
鳳翔「どうぞ、お掛けください」
結城「失礼するよ」ガタッ
促されるままカウンターの席についた
鳳翔「どうぞ、お食べください」スッ
出されたのは、「さばの味噌煮定食」だった
とても美味しそうだ
いや、むしろこの定食を見るのはいつぶりだろう
結城「…いただきます」
鳳翔「どうぞ」
パクッ
結城「っ!?」
結城(う、旨すぎる!)
腹が減っていたせいもあり、あっという間に完食した
鳳翔「お口に合いました?」
結城「もちろん ありがとう」
鳳翔「いえいえ」
鳳翔「あと、会議室で皆さんがあなたを待っています」
結城「何でだ?」
鳳翔「お礼を言いたいそうです」
結城(お礼か…)
結城「…顔だけだしに行こう」
鳳翔「そうしてください」ニコッ
結城「…」
結城(笑顔が素敵すぎる)
危うく口からでそうだった
-会議室-
ゾロゾロ
結城「」
結城(多すぎだろ)
彼の目の前には、艦娘達がたくさんいた
本当に美少女、美女集団だった
大淀「艦娘達を救ってくださりありがとうございます 艦娘達を代表してお礼を言わせてもらいます」
メガネをかけた艦娘がお礼を言ったあと他の艦娘達も頭を下げた
結城「…まぁ、無事でよかったな」
結城「むしろ、俺が誰かわからない奴もいるだろう 聞きたいことはあるか?」
(※安価を取ります)
誰が何を聞く?>>>65
(艦娘を指定、何を聞くかお願いします できれば、捕まってなかった艦娘でお願いします)
不知火「それでは、あなたの事を教えて下さい」
結城「自己紹介ってことか?」
不知火「はい 助けてもらった艦娘の皆さんは知っていても鎮守府にいた艦娘達はあなたの名前も知りません」
艦娘達「」ウンウン
結城「それもそうだな」
言われてみれば、名を名乗らないのも変なものだ
結城「俺の名は、結城桂輔 どう呼ぶかはみんなに任せよう」
もういろんな呼び方されてるからどうでもいいと考えた結果だ
結城「日本にいた頃は、陸上自衛隊の隊員として四年間勤務してた」
不知火「自衛…隊?」
結城「自衛隊を辞めてからは、民間軍事企業に勤務している 現に、この世界に来る前は戦闘中だった」
響「戦争をしてたのかい?」
結城「否定はしないな」
電「質問してもいいですか?」
結城「なんだ?」
電「あなたのいた日本は平和でしたか?」
電の発言にみんな疑問の顔をしていた
結城「そうだな 日本はみんなが”艦”だった頃のあと約数十年間大きな戦争には巻き込まれていない」
結城「日本は戦後”平和憲法”を守っているからな」
青葉「平和…憲法?」
憲法という単語にほとんどが首をかしげていた
結城「日本国憲法第九条 ”日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。”てね」
霧島「よく覚えてますね」
結城「大事なことだからな」
瑞鶴「でも、ちょっとおかしくない?」
結城「ん?」
瑞鶴「さっき言った中に、”軍”を持たないって言ってたよね?」
瑞鶴「自衛隊は軍じゃないの?」
結城「言われると思ったよ」
案の定その質問が飛んできた
結城「確かに、自衛隊は銃を持ってるし、戦車や戦闘機や護衛艦を持っていて軍と間違われる」
結城「だから今でも、そこら中で議論が行われてる」
結城「だけど、自衛隊は防衛するための組織だ さっきの憲法には、”自衛権”は否定はしてないからギリギリセーフだ」
金剛「それっていいんデスカー?」
結城「”殴られるまでは殴り返さない” それが自衛隊だ」
結城「それを守っていたから今の今まで戦争に巻き込まれていない」
艦娘達「…」
艦娘達の中には、ほっとしている艦娘達もいたがよくわかっていない艦娘達もいた
結城「それに、自衛隊は世界からも称賛されているんだぞ」
比叡「世界から?」
雲龍「何かやったのかしら?」
結城「そうだな 自衛隊は世界から何て言われているかわかるか?」
榛名「…わかりません」
翔鶴「…まったく」
結城「”世界で唯一人を殺めた数より人命を救った軍隊”だ」
雷「人を救った軍隊?」
結城「自衛隊は、国内で起こった災害や国外で起きた災害とかにも派遣されてな 多くの人の命を救った」
結城「俺もその中の一員としてそこら中に派遣されたよ」
川内「じゃあ、あの治療法とかも」
結城「そうだ そうゆう現場とかで教わったのもある 実際立ち会ったこともあるしな」
雷「人助けをして嬉しかった?」
結城「そうだな 救助した町の人たちが姿が見えなくなるまで手を振ってお礼を言ってくれた」
結城「嬉しかったし、誇りに思えたよ」
古鷹「じゃあ、なんで辞めちゃったんですか?」
蒼龍「そんなに誇りを持っていたのになんで?」
結城「……」
結城「…二年前だ」
結城「俺は、ある国にPKOの一環として派遣されたんだ」
飛龍「PKO?」
結城「発展途上の国に行ったりして、難民救援とか道路整備をしたりして発展を助けたりする活動だ」
夕張「そんな事までやっていたんですね」
結城「それで、帰国する前日だった」
俺は、あの日の事を口にする
-二年前 中東-
隊員1「ようやく帰国できますね」
隊員2「早く帰りてぇ」
結城ニ尉「おーい、何やってんだ?」
隊員1、2「結城ニ尉!?」
世間話をしていた二人は、俺の姿を見た瞬間慌てて敬礼をした
結城ニ尉「まったく、帰国するからって気い抜くなよ」
隊員1「す、すいません」
結城ニ尉「まぁ、いいけどな…」
隊員2「ところで小隊長」
結城ニ尉「ん?」
隊員2「小隊長は、日本に帰ったら何をしますか?」
結城ニ尉「そうだな~?」
(※安価を取ります)
帰国したら何をする?>>>67
結城ニ尉「やっぱり日本食を食べるに限るだろ!」
隊員1「本当ですか、案外普通ですね」ハハハッ
結城ニ尉「ここにいたら、日本の料理食べたくなるだろ」
隊員2「それ、わかります」
結城ニ尉「だろ! 気が合うな」ハハハッ
ヒューーン ドカン!!
三人「!?」
隊員1「な、なんだ!?」
ヒューーン ドカン!! ドカン!!
テキシュウ!!
隊員2「敵襲? なんでここに!」
結城ニ尉「とりあえず、ここを離れるぞ!」
隊員1「りょ…」
ドカン!!
結城ニ尉「ぐはっ!」
近くに着弾し、爆風で吹っ飛ばされた
結城ニ尉「はぁ、はぁ…」
周りを見渡したら、火の海だった
隊員達の怒号と助けを呼ぶ声がそこら中に響いていた
結城ニ尉「あ、あいつら!?」
さっきまで一緒にいた二人を探した
結城ニ尉「お、おい!」
隊員二人は、近くで倒れていた
結城ニ尉「おい、しっかりしろ!」
隊員1は、破片が腹部に刺さっており常に息がなかった
隊員2は、爆風で吹っ飛ばされて気を失っていた
結城ニ尉「おい! しっかりしろ!」
声をかけたが、目を覚ます様子がなかった
隊員3「小隊長! 大丈夫ですか!」
結城ニ尉「おい、こいつを頼む!」
隊員3「は、はい!」
隊員3は、2を担いで走っていった
結城ニ尉「いったい何が…」
燃えて崩れていくテントなどを見て茫然としていた
-現在-
結城「そのあと、パトロールしていた米軍の部隊がゲリラを攻撃して攻撃が止んだが、死者40名 負傷者100名以上の大惨事になった」
結城「亡くなった奴の中には、混乱で野営地を出ちまってゲリラ兵の小銃や機関銃に狩られた奴もいた」
艦娘達「…」
神通「なんで攻撃されたんですか?」
結城「詳しくはわからないが、話によると米軍基地と間違えて攻撃したらしい」
神通「そんな…」
結城「すぐにその一報は、日本に送られた 日本政府はゲリラ集団を厳しく非難した」
結城「そんな状態で俺達は日本に帰国した」
結城「だが、帰ったら帰ったらで地獄だった」
時雨「どうして?」
結城「駐屯地の入り口には、連日連夜マスコミが殺到して、迷惑ってくらいコメント求めてくる」
結城「テレビをつければ、現場を見てもない専門家とかがベラベラと偉そうに持論を展開する」
結城「ネットを開けば、自衛官に対する誹謗中傷の書き込みがびっしり並んでた」
夕立「酷すぎるっぽい…」
結城「それも酷かったが、何よりも堪えたのがあった」
大淀「なんですか?」
結城「…部下の何人かが自殺した」
艦娘達「!?」
妙高「どうして…ですか?」
結城「”PTSD”だよ」
那智「なんだそれは?」
結城「”心的外傷後ストレス障害”って言うやつだ」
結城「お前らにもあるんじゃないか?」
吹雪「まず、どんな障害なんですか?」
結城「そうだな…」
結城「よくある症状は、”感情コントロール”が出来なくなることかな」
結城「ちょっとしたことで、驚いたり怒ったり泣いたり落ち着きがなくなったりして感情コントロールが出来なくなるんだ」
瑞鶴「情緒不安定ってこと?」
結城「まぁ、そんな感じだな」
結城「ちなみに、アメリカではそれが原因で殺人事件や傷害事件も起きてるくらいだからな」
吹雪「そんな…」
結城「俺は、その部下達を助けることが出来なかった」
結城「それが本当に悔しかった」
艦娘達「…」
結城「そういう問題に対処出来なかった”自衛隊”ここぞとばかりに詰め寄ってくる”マスコミ”くだらないことを言い合っている”政府”」
結城「いろんなものにうんざりしてな 自衛隊を飛び出して今は傭兵だ」
艦娘達「…」
結城「まぁ、こんなところかな? なんか聞きたいことあるか?」
(※安価を取ります)
何か質問は?>>>69
(誰が何を聞くかもお願いします)
瑞鶴「聞きにくいけどいいかな?」
瑞鶴が口を開いた
結城「なんだ?」
瑞鶴「なんで部下を止めることが出来なかったの?」
痛い質問が来てしまった
結城「…そうだな はっきり言っちまうと俺も精神的に病んでいたのがあるかな」
瑞鶴「と言うことは、提督さんもおかしくなりかけていたってこと?」
若干傷つくこと言われたが、スルーした
結城「そうだな ちょっとした物音も俺にとっては恐怖だったよ」
翔鶴「じゃあ、なんで傭兵に…」
結城「…」
結城「仲間達の敵討ちもその中にはいってるな」
榛名「人を撃つのに躊躇いはないのですか?」
結城「…」
結城「皆に聞こう 狩りの中で一番壮大な狩りはなんだと思う?」
艦娘達「…」フルフル
結城「”人狩り”だ」
暁「人…狩り?」
結城「そうだ 特に俺みたいに武装した人間を狩る楽しみを知った奴は二度と他の物に興味を示さなくなるんだ」
結城「だから、人を撃つのに躊躇しなくなった」
艦娘達「…」
結城「人間って不思議だろ こんなにも変わっちまうんだ」
神通「でも、私はあなたは優しい人だと思っています」
結城「はぁ?」
川内「そうだよ じゃなかったら、那珂を助けるはずがない」
結城「…」
伊勢「言われてみればそうかもね」
艦娘達 ウンウン
言われてみればそうかもしれない ここに来る前は、負傷した仲間を助けるだけで他のやつには一切手を差し伸べなかった
鳳翔「まだ、やり直せるかもしれませんね」
結城「…」
その言葉に少し考えてしまった
結城「まぁ、話は以上だ 俺はこれで…」
これ以上話はないと考え、切り上げて歩こうとしたら
大淀「どこにいくのですか?」
結城「いや、もう出ていこうかと…」
鳳翔「行くところあるのですか?」
結城「…」
考えてなかった
結城「そうだな 行くところなかったな」
鳳翔「個人的ですが、ここにいませんか?」
結城「…いいのか?」
大淀「皆さんもそう言いますよ」
しばらく考えたが、解決法が見当たらなかった
結城「…わかった」
結城「しばらく世話になろう」
鳳翔「はい♪」ニコッ
結城「…」
結城(可愛い)
そう思ってしまう自分は、こうなることを期待していたかもしれない
結城「だが、ただで世話になるわけにはいかない 何かしてほしいことはあるか?」
(※安価を取ります)
やってほしいことは?>>>71
(1つ~3つお願いします)
大淀「でしたら、ここの”提督”になってください!」
結城「…」
結城「…は?」
鳳翔「はい、皆さんもきっと喜びますよ」
結城「いや、そんなこと言われても…」
大淀「? なぜですか?」
結城「俺は、陸で指揮を執っていた人間だ それがいきなり海の作戦の指揮を執れって言われても…」
明石「心配しないで下さい! 皆さん海上ではみんな強いですから」
結城「はぁ…」
色々考えたがやっぱりパッと来なかった
結城「わかった だけど、”代理提督”って形でここにいさせてもらおう」
鳳翔「ありがとうございます」アタマサゲ
こうして、提督?生活が始まった
PPPP
結城「う~ん」
いつも通り起床し周りを見渡したが、寝る前と光景が変わっていなかった
結城(いつになったら、帰れるんだ? いや、帰っていいのか?)
いつの間にかそんなことも考え始めた
結城「…着替えるか」
”いつもの服装”になった
本当は、海軍の制服を着るのが当たり前らしいが…
結城「…サイズが合わねぇってなんだよ」
聞いた話では、以前の提督は細身の人間だったらしく 制服もそんなに大きくなかったらしい
コンコン
結城「どうぞ」
?「失礼します 本日秘書艦を勤めます」
今日の秘書艦が来てくれた
(※安価を取ります)
?は誰?>>>73
(出てきた艦娘でお願いします)
吹雪「失礼します!」
結城「おぉ、お前か」
元気のいい声で入ってきたのは、吹雪だった
吹雪「本日は、よろしくお願いしますね」
結城「あぁ なにやるかよくわからないが、よろしく頼む」
吹雪「はい!」
この後、大淀もやって来て一通りの説明を受けた
-数時間後-
結城「こんな感じでいいのか?」
吹雪「確認しますね」スッ
結城「…」
吹雪「えっと…」
結城「…」
吹雪「? 司令官どうしました?」
結城「いや、真面目にやっているなと思ってな」
吹雪「えっ、普通ですよ!」
結城「そうか? 俺がお前くらいの頃は、そんな真剣にやらなかったけどな」
吹雪「そうなんですか?」
結城「まあな」
そして気になることがあったので聞いてみた
結城「なぁ、吹雪」
吹雪「はい?」
結城「まだ帰ってきてない艦娘はいるのか?」
(※安価を取ります)
まだ捕まっている艦娘はいる?>>>75
(いる場合は、三人~五人程お願いします 海外艦は除きます)
吹雪「実は…まだいるんです…」
結城「…マジか」
吹雪「私の妹の叢雲ちゃん 時雨ちゃんの妹の村雨ちゃん 長良さんの妹の五十鈴さん 陽炎ちゃんの妹の黒潮ちゃんがいないです」
結城「…」
結城「…吹雪」
吹雪「は、はい!」
結城「大淀を呼んできてくれないか?」
吹雪「わかりました」タッタタ
結城「…」
カチャ
結構いると思ったが、まだ捕まっている艦娘がいるらしい
ここまで来たら、ほっとくことなんてできないだろう
-数分後-
結城「それでどこにいるか目星あるのか?」
大淀「考えられるのは、ここから一キロくらい離れた廃工場ですね」
結城「廃工場か…」
吹雪「何かあるんですか?」
結城「いや、立て籠るには絶好の場所だからな」
大淀「はぁ…」
結城「それじゃあ、俺は準備するか」
大淀「提督自らいくのですか?」
結城「あいにく、俺はここに座ってるより動いていた方がいいからな」
大淀「そう…ですか」
吹雪「一人で行くんですか?」
結城「そのつもりだ」
大淀「それはダメです!」
結城「いや、本当に…」
大淀「何かあったらダメです! 私の方で声をかけてみますのでその方々といってください!」
結城「あ、あぁ」
結城「じゃあ、ついでに頼みを聞いてくれ」
大淀「なんですか?」
結城「明石に弾薬を作るように言ってくれ」スッ
そう言うと、M4のマガジンとG17のマガジンを大淀に渡した
結城「弾は入っている それを手本に作るように言ってくれ」
大淀「わかりました」
結城「出発時間は、18:00だ」
大淀「了解です」
そう言うと彼女は走って去っていった
吹雪「…司令官」
結城「俺には、こう言うのがお似合いだ」
吹雪「…」
-17:50-
結城「お前たちがついてきてくれるのか?」
(※安価を取ります)
ついてきた艦娘は?>>>79
(五人程お願いします 海外艦は除きます)
時雨「うん 連れていって」
夕立「村雨を助けに行くっぽい!」
加賀「仲間をほっとくわけにはいかないわ」
川内「なんか、夜戦みたいで面白そうじゃん!」
伊勢「あなたを信用してるからね 手を貸すよ」
五人来てくれることになった
頼もしい限りだ
結城「本当にいいのか? 無事に帰れる保証はないぞ」
艦娘達「」コクッ
結城「…いい目だ」
結城「よしいくか」
こうして、艦娘達の救出が始まった
しばらく暗くなってきた道を歩いていた
黙々と歩いていくだろうと考えていたが
川内「やったー! 夜だー! 夜戦だー!」
結城「…」
結城(うるさい)
さっきから川内が騒いでいて気が散る
結城「なぁ、伊勢」
伊勢「ん?」
結城「あいついつもあんな感じなのか?」クイッ
ヤセンダー!
伊勢「そうだよ でも、久しぶりに騒いでるね」ハハハッ
伊勢も苦笑いしながら見ていた
加賀「…」
心なしか加賀も不機嫌そうだ
そんなこと考えていたら
結城「っ!」
結城「隠れろ!」
艦娘達「っ!?」サッ
誰かの気配がして咄嗟に道の両端に散った
右側:結城、時雨、加賀 左側:夕立、伊勢、川内
時雨「提督どうしたんだい?」
結城「誰か来る…」サッ
スコープを覗き前方を見た
(※安価を取ります)
誰が来た?>>>81
(敵or艦娘でお願いします)
(艦娘の場合は、捕まっている艦娘以外でお願いします)
(敵の場合は、尋問(何を聞くか)or殺害でお願いします)
見張り「ふぁ~あ」
敵の見張りだろうか 欠伸しながら歩いていた
結城「敵だな」
時雨「こっちに向かってるよ」
結城「哨戒中に欠伸なんて気が抜けてる証拠だ」
加賀「どうするつもり?」
結城「まずは、情報がほしい 尋問するか」
そう言うと、石を拾い
ポイ ゴトッ←見張りの後ろの方へ
見張り「?」チラッ
物音に気づき音の方向に歩いていった
見張り「なんだいっ…」
結城「動くな」スッ
見張り「!?」
見張りの後ろからナイフを首元にあて動けなくさせた
結城「いくつか質問する 素直に答えろ」
見張り「わ、わかった」
結城「捕まっている艦娘はどこにいる?」
見張り「この先の廃工場の所にいる」
結城「それは知ってる 廃工場の何処だ」
見張り「ち、地下室だ」
結城(また地下かよ)
結城「お前の仲間の場所を吐け」
見張り「仲間は、十人程だ 工場の周りと中を警戒してる」
結城「そうか」
結城(他に聞くことは?)
(※安価を取ります)
他に聞くこと&処遇>>>83
(処遇は、気絶か殺害でお願いします)
結城「お前の持っている武器や装備を置いていけ」
見張り「わ、わかった…」
そう言うと、見張りは装備を地面に置いていった
見張り「もう、なにも持ってない」フリフリ
結城「そうか」
結城「良くできました ご褒美だ」
ガン
見張り「がはっ」バタン
ストックで殴り気絶させた
川内「提督 容赦ないね」
結城「死ぬよりはましだ」
喋りながら装備をリュックに詰めた
結城「あとは…」
見張り「」
結城「伊勢 これを頼む」スッ←リュックを渡し
伊勢「任せて」ヒョイ
結城「よいしょっと」セオイ
トテトテ
結城「ここでいいか」
近くに洞窟があったので結束バンドで見張りの手足を縛り洞窟の中に置いてきた
数時間したら起きると思うが直ぐには追ってこないだろう
結城「悪い悪い」タッタタ
加賀「あの見張りはどうしたの?」
結城「手足を縛って洞窟に放置した」
時雨「うわぁ…」
夕立「ちょっと酷いっぽい」
結城「しょうがないだろ」
結城「直ぐにいこう」
そう言って、工場に向かった
-十数分後-
目的の廃工場に着いた
結城「明かりはついてるが、見辛いな」
スコープを覗きながらぼやいた
時雨「うん これじゃあ、うまく動けないね」
夕立「提督さんどうするっぽい?」
結城「う~ん」
考えていたら
川内「はいはい! 私が見てこようか?」
川内が手をあげていったが
結城「志願してくれんのは嬉しいけど、静かにしてくれ」
川内「あ、ごめん」
相変わらずうるさいが、ちょうどいいかもしれない
結城「頼めるか?」
川内「任せて」シュタッ
そう言うと、彼女は走って行ってしまった
-十数分後-
川内「たっだいまー!」
加賀「静かにしなさい」
結城「どうだった?」
川内「外の見張りは、三人くらいだね ここの反対側は誰もいなかったけど明かりが一つもなかった」
どうやら、反対側に行く必要があるようだ
時雨「でも、明かりがないなら動きにくいんじゃ…」
結城「その点は大丈夫だ」
伊勢「どうゆうこと?」
結城「さっき尋問した奴の装備にこれがあった」スッ
出したのは、”暗視ゴーグル”だ
結城(なんであいつはこれを使わなかったんだ?)
そんなことを疑問に思いながら着けようとしたら
夕立「提督さん それなに?」
結城「暗視ゴーグルだ 見たことないのか?」
伊勢「そんなの初めて見たよ」
加賀「どんなものなのかしら?」
結城「簡単に言うと夜間や暗所でも視界を確保するための装置だ 夜間行動では必要になる」
(※作者も自衛隊の職場体験の時に着けさせてもらいました)
川内「なにそれ!? 欲しい!」
夕立「着けてみたいっぽい!」
時雨「僕も…いいかな?」
加賀「面白そうな物ね」
伊勢「便利な物あるもんだね」
反応はそれぞれだった 誰でも見知らぬものがあれば気になるだろう
結城「悪いな これが終わったらな」
夕立「今着けたいっぽい!!」
時雨「まぁまぁ、夕立 提督の言うとおりだよ 村雨を助けにいかないと」
夕立「…わかったっぽい」
時雨「ごめんね 提督」
結城「いやいい よく言った」ポン
時雨「あっ…」
結城「とりあえず、行くか」スタスタ
時雨「//」サワサワ
川内「時雨? どうしたの?」
時雨「あ、今行くよ」スタスタ
ーーーーー
ーーーー
見張り「…」スタスタ
見張り「…」キョロキョロ
スッ
見張り「ふごっ」
ザシュ
見張り「」
パタン
結城「いいぞ」クイクイ
スタスタ
結城「さて、中にはいるか」
加賀「ちょっと待って」
川内「? どうしたの?」
キューー バシューン
見張り「ぐがっ」ザクッ
パタン
時雨「すごい…」
結城「…お見事」
加賀「鎧袖一触よ」
伊勢「相変わらずだね」ハハハッ
結城「先に進もう」
スタスタ
-工場内-
結城「さて、こいつの出番だ」カチャ
ピー
内部に入り、暗視ゴーグルを作動させた
結城「…こっちだ」スタスタ
川内「本当に見えてるのかな?」
伊勢「どうだろうね?」
スタスタ
結城「ん?」
ふと横を見たら、ダクトがあった
どうやら、下に続いていた
結城「時雨、夕立」クイクイ
時雨「どうしたんだい?」
夕立「なに?」
結城「このダクトを進んでくれないか? もしかしたら、地下に繋がってるかもしれない」
時雨「ここを…」
夕立「…」
明らかに二人は嫌がっていた
それもそのはず、真っ暗で狭いところなど誰でも嫌がる
結城「このライトを貸してやる これを頼りに進め」
時雨「…わかったよ」
夕立「嫌だけど、行くっぽい」
結城「ありがとう すまないな」
時雨「もし見つけたら、どうすればいい?」
結城「とりあえず、無事でいるかを確認してくれ 必ず合流するから待っていてくれ」
時雨「わかったよ 早く来てね」
結城「…善処する」
ガコン
結城「行け」
ペタペタペタ
二人は、暗いダクトに入っていった
結城(やっぱり外にも誰かいた方がいいな)
結城「加賀と川内は外で見張っていてくれ 入ってこようとするやつがいたら矢で倒してくれ」
加賀「わかったわ」
川内「提督、私は?」
結城「加賀を護衛してやってくれ それと、倒した相手を見つからないように隠してくれ」
川内「了解」
結城「伊勢は俺と来てくれ」
伊勢「わかった」
結城「良し行こう」
それぞれ向かうところに向かった
見張り「…」スタスタ
キョロキョロ
見張り「…」スタスタ
結城「行くぞ」
タッタッタ
伊勢「この下だね」
結城「そうだな」カチャ
結城「行くか…」
伊勢「うん」
カタ カタ カタ
ゆっくり慎重に進み音に注意した
-時雨達-
時雨達は、ダクトを進んでいた
夕立「時雨ー 狭いっぽい」グチグチ
時雨「我慢して」
夕立はグチグチ言いながらもついてきていた
時雨「ちょっと明るくなってきた」
先の方から光が漏れていた
ガコン
時雨「…」キョロキョロ
時雨「よし、行こう」クイクイ
夕立「うん」
タッタッタ
時雨「村雨達はどこかな?」
夕立「ちょっと複雑っぽい…」
二人は、とりあえず探すことに
時雨「っ! 隠れて!」サッ
夕立「ちょ…」グイッ
誰かの気配を感じた時雨は夕立の腕を引いて隠れた
見張り1「はぁーあ、あいつらこんなもん食ってるんだな」
見張り2「まぁ、あげてるだけいいと思えってもんだろ」ケラケラ
食事「」グチャ
時雨(なにあれ? ほとんど残飯じゃないか)
夕立「時雨」グイグイ
夕立「あの二人についていくっぽい どこかに向かってるよ」
時雨「そうだね 確実に村雨達のところな気がするよ」
夕立「」コクッ
二人は、バレないように見張りの追跡を開始した
見張り1「ほら、飯だぞ」
しばらく歩いたところで牢屋らしきところに着いた
五十鈴「ちょっと、こんなのご飯なわけないじゃない!」
叢雲「ほとんど、残飯じゃない!」
村雨「ちょっと二人とも…」
見張り2「なんだよ 文句言うのかよ」
見張り1「ほら、さっさと食え」ベチャ
五十鈴「きゃっ」
村雨「五十鈴さん!」
黒潮「ちょっと、なにすんねん!」
見張り1「飯をあげただけだ 文句を言うな」
五十鈴「くっ」
見張り2「あげてるだけ感謝しろよ」ハハハッ
スタスタ
叢雲「ムカつくわね」イライラ
村雨「五十鈴さん大丈夫?」
五十鈴「…大丈夫よこれくらい」
黒潮「ほんまについてへんわうちら」
捕まっていた四人はただ絶望していた
カンカン
四人「?」
時雨「村雨 みんな」
夕立「助けに来たっぽい」
村雨「へっ… 時雨ちゃんに夕立…?」
黒潮「なんでこんなところに?」
時雨「助けに来たんだ」
叢雲「二人で?」
夕立「ううん 提督さんもいるっぽい」
五十鈴「提督? でも、提督はあのときに…」
時雨「違う提督だよ」
夕立「強い提督さんっぽい!」
村雨「なんかわからないけど、夢じゃないのね…」
時雨「うん、だから安心して」
スタスタ
五十鈴「っ! 誰か来る 隠れて!」
五十鈴の言葉に二人は、隠れた
-結城達-
結城「なんで悪党は地下ばかりに拘るんだろうな」
伊勢「そんなの知らないよ」
愚痴を言いながらも捜索を続けた
ハハハッ
結城「誰か来る 隠れろ」
伊勢「こっち」
二人は、細い通路に入った
ハハハッ スタスタ
通りすぎるのを確認し、再び進んだ
伊勢「本当にいるのかな?」
結城「どうかな? いなかったら…」
?「ちょっと助けて!」バン!
結城「うおっ」ビクッ
伊勢「あ、あなたは…」
※安価を取ります
捕まっていた艦娘は?>>>87
(四人お願いします 一人は怪我をしています 軽巡以上でお願いします(姉妹艦だと嬉しいです) 海外艦は除きます 怪我をしている艦娘もお願いします)
伊勢「て、天龍!?」
長門「その声は、伊勢か?」
伊勢「長門!?」
龍田「天龍ちゃん 誰なの~」
陸奥「長門…どうしたの?」ムクッ
長門「陸奥動くな」
中には、四人の艦娘がいた
結城「伊勢、知り合いか?」
伊勢「うちの鎮守府にはいないけど、同じ艦娘だよ」
結城「どうするんだ?」
伊勢「いや、助けてあげてよ」
結城「だよな…」
そう言われ、鍵を壊して中に入った
(※四人とも改です)
天龍「お前は誰なんだ?」
そう言ってきたのは、左目に眼帯をつけ、いかにも高校生っぽい服装を着た気の強そうな女だった
龍田「早く答えて~」
もう一人は、紫がかった黒のセミロングヘアーにワンピースのような制服を着た女だった
笑っているがどこか何とも言えない怖さがあった
長門「伊勢なんでお前がここに?」
伊勢に向かって話しているのは、黒髪のロングヘアーに頭に見慣れない物体をつけ、露出度の高い服を着た女だった
陸奥「ちょっと長門…」
後ろで寝ていたのは、茶髪の少し癖のあるボブカットに先程の女同様の見慣れない物体を頭につけ服装も先程の女と似ていた
怪我をしているのだろうか、表情がよくない
結城「安心しろ 俺は敵じゃない」
長門「何が根拠でそう言える?」
紅い色の目で自分を睨んできた
今まで会ってきた艦娘のなかで一番威圧感があった
伊勢「待って、彼は敵じゃないよ 私が証明する」
龍田「なんでそう言えるのかしら~?」
伊勢「私たちの鎮守府の艦娘は、彼が救ってくれたの」
伊勢「怪我の治療だってしてくれたし」
伊勢が必死になって説明してくれて助かる
長門「なるほどな 事情はわかった」
結城「わかってくれて嬉しいよ」
長門「だが、本当に敵じゃないと証明してくれ」
結城「…何をすれば信じてくれる?」
(※安価を取ります)
長門の要求は?>>>91
長門「ここの廃工場にいる見張り達を全員倒してくれ」
結城「そんなことか?」
長門「そんなことって…」
結城「悪いが、本業だ」
天龍「本業?」
龍田「どういう…」
結城「まぁ、その約束も守りたいがまず俺がいる鎮守府の仲間を助けたいんだ」
長門「それなら、そっちを優先してくれ」
結城「ありがとう それとこれを」スッ
リュックからタオルを出して渡した
長門「これは?」
結城「修復材を浸したタオルだ そいつに使ってやってくれ」
陸奥に指を指しながら指示をした
長門「…ありがとう」
結城「伊勢 ここにいてくれ 時雨達を探してくる」
伊勢「わかった 気を付けてね」
結城「あぁ」スッ
そう言うと、牢屋を出て時雨達を探した
天龍「なぁ」
伊勢「なに?」
天龍「あいつなんなんだ?」
龍田「鎮守府の人にしては、制服着てなかったわね~」
二人は伊勢に質問攻めをした
伊勢「何て言ったらいいのかな?」
伊勢「言えることは、海軍の人間じゃないかな」
長門「海軍の人間じゃない?」
伊勢「うん むしろ、この世界の人間じゃない」
四人「…は?」
四人とも驚いた表情をしていた
陸奥「どういうこと?」
伊勢「あの人の服装と武器見たことある?」
天龍「そういえば…」
長門「見たことない服装だったな」
龍田「見たことない武器もあったわね」
伊勢「それに、私達と話が噛み合わないんだよ」
天龍「なんだそりゃ?」
伊勢「彼の世界には、私達艦娘もいなければ、深海棲艦もいないんだって」
陸奥「私達が存在しない世界…」
伊勢「でも、艦だった私達のことはある程度は知っていたよ」
龍田「そんなところあるのね~ 行ってみたいわ」
長門「深海棲艦も私達もいない世界か…」
四人は少しだけ羨ましく感じていたが複雑でもあった
-結城-
結城「さて、どこにいるんだ?」
時雨達を探すため一人捜索をしていた
結城「それにしても、広いところだな」
オイサッサトアルケ!
結城「? なんだ?」
進行方向から足音と怒号が聞こえた
艦娘×4「」フグフグ
見張り「さっさと歩け!」
艦娘らしき四人が目と口を塞がれ手を縛られ歩かされていた
見張りは三人いた
※安価を取ります>>>93
助けるor見過ごす
(助ける場合、艦娘四人お願いします)
結城「もしかしたら、あれが吹雪が言っていた四人か?」
そう思い、物陰に隠れた
スタスタ
結城「…上手くいくかな?」シャキン
ナイフを取り出しその時を待った
スタスタ スタスタ
艦娘と見張りの二人が通りすぎ三人目が通りすぎようとしたときに動いた
スタスタ スッ
見張り3「ん?」チラッ
結城「」スッ
見張り3「ふごっ」ザクッ
見張り3の喉にナイフを刺しそのまま引きずり物陰に戻った
見張り2「あれ? あいつどこ行った?」
見張り1「あぁん?」
見張りの二人が一人いないことに気がついたらしい
見張り2「おーい、どこ行ったー?」
一人が引き返して探しに来た
カチャ パシュ
見張り1「ぐっ」←ヘッドショット
見張り2「へ?」クルッ
タッタッタッ
見張り2「な…」
結城「ふん!」グサッ
見張り2「ふごっ」
見張りの喉にナイフを刺しそのまま壁まで押した
結城「…恨むなよ」
見張り2「ふっ…」ガクッ
サクッ
とりあえず、三人を倒し艦娘の元に行った
結城「おい、大丈夫か?」ブチッ
四人の手の縄をナイフで切り自由にさせた
?「た、助かった…」
?「潮、大丈夫?」
潮「う、うん 朧ちゃんと漣ちゃんと曙ちゃんは?」
朧「あたしは大丈夫」
漣「漣も問題ないです…」
曙「て言うか、あんた誰?」
四人とも同じセーラー服を着ていた
朧「誰なの?」
聞いてきたのは、枯草色のショートボブに右頬に絆創膏を着けた少女だった
漣「救世主様ですか!」
興奮して話してきたのは、ピンクの髪をツインテールにしていた
潮「あ、あの…助けてくれて…ありがとうございます」
怯えながら、話してきたのは色白の肌に黒髪のロングに寝癖のようなアホ毛を着けた少女だった
曙「ちょっと、私の質問に答えなさいよ!」
怒りながら、なんか言っている少女は、長い髪を右側に縛り髪留めには綺麗な花と大きな鈴をつけていた
結城「俺は、艦娘達を助けに来たんだ お前らが吹雪の言っていた”五十鈴”、”叢雲”、”村雨”、”黒潮”か?」
そう言ったところ、四人は不思議そうな顔をして
朧「あの、なに言ってるの?」
曙「全っ然別人だけど」
結城「え? じゃあ、お前らは?」
朧「あたしの名前は”朧”」
漣「漣です♪」
潮「う、潮…です」
曙「…曙よ」
漣「四人揃って、”第七駆逐隊”です!」
自信満々で紹介してくれたが
結城「…」
結城(全然違うじゃねぇか!!)
心のなかでそう叫んだ
結城(て言うかどうしよう…)
そんなこと考えていたら
曙「ねぇ、なんとか言ったらどうなの この”クソ提督!”」
結城「あっ?」ギロッ
四人「」ビクッ
出会って数分の奴にクソ扱いされて腹が立った
て言うか、なんで提督ってわかったんだ どうでもいいか
結城「あぁ、すまんな」
だが、自衛官時代も同じ様なこともあった
助けに来たのに暴言を言うやつの気が知れない
結城「じゃあ、お前らはこれで自由だ さっさと自分達の鎮守府に帰れ」
潮「あ、え… その…」
結城「悪いが、急いでるんだ じゃあな」
タッタッタッ
四人「…」
朧「ねぇ、どうする?」
漣「どうするって言われてもねぇ~」
潮「どうやって帰るの?」
曙「…」
四人はそのまま話し合った
結城「どこにいるんだ?」
四人と別れたあと、時雨達を探し回った
結城「? 誰かいるな」
何となくだが、気配がした
結城「…」スタスタ
慎重に歩いていく
スッ
結城「…」ガチャ
時雨「あ…」
夕立「ぽい?…」
結城「…お前ら」
時雨「提督…」ダキッ
夕立「提督さん…」ダキッ
不安だったのだろうか二人はそのまま抱きついてきた
結城「遅れてすまなかったな」
時雨「うん…」
夕立「提督さん 村雨達見つけたっぽい」
結城「本当か? どこにいる?」
時雨「こっちだよ」
手を引かれて向かった
時雨「ここだよ」
中を見ると本当に四人艦娘がいた
(※四人とも改二です)
結城「開けるぞ」
パシュ ガラン
五十鈴「二人とも無事だったのね」
話してきたのは、ノースリーブのセーラー服に白い布地に茶色のラインの入った服を着ており、髪は海色の髪をツインテールに纏めていた
村雨「良かった二人とも」
二人を心配していたのは、芦黄色の髪をツーサイドアップにしており、頭には黒いベレー帽を被っていた
服装は、時雨達と同じように黒い制服を着ているがノースリーブにしているため少し違った
叢雲「それで、あんたが時雨達が言って奴なの?」
気の強そうな言葉をかけてきたのは、銀髪の長い髪をし頭の横に見慣れない物体を横を浮かばせており、ワンピースのようなセーラー服を着ていた
黒潮「あんたが新しい司令はん?」
そう言ってきたのは、関西弁ような言葉をしゃべり黒髪のボブヘアーに陽炎達のような制服を着た少女だった
結城「まぁ、そうだな あんたらの姉妹が鎮守府で待ってる」
黒潮「っ!…ほんま?」
結城「本当だ さっさと出るぞ 歩けるか?」
五十鈴「大丈夫よ」
叢雲「問題ないわ」スッ
村雨「早く帰ってシャワー浴びたいわ~」
どうやら、問題ないようだ
結城「よし、それじゃあ行こう」
急いで伊勢達のいる牢屋へ向かった
-長門達の牢屋-
結城「よぉ、戻ったぞ」
伊勢「大丈夫?」
結城「大丈夫だ」
五十鈴「て、天龍さんに龍田さん!?」
時雨「長門さんまで」
長門「お前達も捕まっていたのか?」
叢雲「今助けてもらったけどね」
長門「そうか…」
長門「あ、あとお前」
結城「ん?」
長門「さっきはありがとう お陰で陸奥も少しよくなった」
陸奥「ありがとうね」
結城「そうか それなら良かった」
結城「そういえば、お前達はどうするんだ? 時雨達のいる鎮守府と違うらしいが…」
天龍達「…」
結城「まぁ、いいや そう言うのは無事に帰ってからにしよう」
天龍「わりぃな…」
結城「気にするな さっさと…」
カタカタ
結城「…」シーッ
夕立「誰か来るっぽい…」
五十鈴「多分、見張りね…」
五十鈴の言うとおり見張りの可能性が高いが確認することにした
結城(誰だ?)チラッ
(※安価を取ります)
誰が来た?>>>95
(見張りor艦娘でお願いします)
漣「ここどこ?」
朧「多分こっちにいけば…」
曙「違うわ こっちにいけばいいのよ!」
潮「もう完全に迷子だよ…」
結城「…」
結城(何やってんだあいつら?)
四人ともこっちに向かってきていた
スタスタ
結城「おい」
四人「」ビクッ
結城「落ち着け、俺だ」
潮「あ、さっきの…」
朧「なんでこんなところに?」
結城「それは…」
時雨「え、君達は?」
龍田「あら~七駆の四人じゃない~」
長門「お前達」
潮「な、長門さん」
曙「天龍さん達まで」
結城「詳しい話はあとにしよう お前らどうする? ここから出たいか?」
漣「も、もちろん!」
結城「じゃあ、一緒に来い 伊勢後ろを頼む」ガラガラ
伊勢「任せて」
結城「よし、脱出だ」
こうして、当初の予定よりかなりずれたが艦娘達を助け脱出することにした
-一階-
見張り「…」スタスタ
ヒュン
見張り「ぐはっ」ザクッ バタン
結城「よし」
陸奥「よく当たるわね」
結城「練習してれば当たるよ」クルクル
脱出しつつ、長門の約束にもあった見張りを倒すのも進行していた
長門「味方で助かるよ」
結城「少しは信用してくれたか?」
長門「まぁな」フフッ
村雨「あの提督なんなの?」ヒソヒソ
時雨「傭兵だよ」ヒソヒソ
黒潮「傭兵がなんでこんなところにおるん?」ヒソヒソ
時雨「あとで話すよ」ヒソヒソ
結城(あと少しで脱出だ)
(※安価を取ります)
この後起きたハプニングは?>>>97
(これのせいで敵に見つかります)
結城「あと少しだ 慎重にいくぞ」
艦娘達「」コクッ
スタスタ
結城「あそこが出口だ」スッ
指を指した方向に入ってきた場所があった
漣「ようやく出れますね」
曙「さっさと出たいわ」
結城「よし行こう」スタッ
スタスタ
時雨「夕立行くよ」
夕立「わかった…」ピッ
夕立「?」チラッ
ビービービー!
夕立が進もうとしたところけたたましいサイレンの音が工場内に響いた
艦娘達「!?」
結城「は?」
オイシンニュウシャダ! サイレンガナッタゾ!
夕立「な、なにっぽい?」
嫌な予感がして夕立の足元を確認した
結城「…嘘だろ」
伊勢「どうしたの?」
結城「”レーザートラップ”だ」
朧「レーザー…トラップ?」
結城「目に見えない光線が夕立に当たって作動したんだ」
長門「そんなものが…」
警備兵「おいいたぞ!」
結城「くそ」ガチャ
パシュパシュ
警備兵「うおっ」スッ
カキンカキン
結城「走れー!」
パシュパシュパシュ
タッタッタッ
-工場外-
川内「なんか騒がしくない?」
加賀「何かあったのでしょうか?」
川内「あ、あれ!」スッ
指を指した方向に伊勢達が現れた
加賀「どうやら、危ないようね」
ギリギリ パシュン!
伊勢達の死角から迫ってきた敵を加賀は射ぬいた
川内「なんか増えてない?」
加賀「それはあとです 皆さんに合流しましょう」
タッタッタッ
ー数分後ー
ドコイッタ! サガセ!
結城「えらいことになっちまったな…」
夕立「提督さん…ごめんっぽい…」
結城「気にするな あんなのどうしようもない」
伊勢「でもどうするの? このままじゃ見つかるよ」
結城「…」
結城「…伊勢」
伊勢「なに?」
結城「みんなを頼む」
伊勢「どう言うこと?」
結城「みんなを鎮守府まで連れていってくれ」
時雨「提督はどうするの?」
結城「…ここで足止めをする」
時雨「…え?」
五十鈴「ちょっと正気!?」
黒潮「無理や 何人いると思っとる?」
天龍「やるなら俺も残るぜ」
長門「なら、私も残るぞ」
結城「ダメだ 今のお前達じゃどうしようもない」
艦娘達「…」
結城「それに、俺はお前達を助けにやって来たんだ その対象になんかあったらすべてが水の泡だ」
艦娘達「…」
結城「伊勢頼んだぞ」
伊勢「…わかったよ」
伊勢「みんな行こう」
スッ
みんなが立ち上がり伊勢に付いていく
時雨「提督」
結城「…なんだ?」
時雨「…無事に帰ってきてね」
結城「…」
結城「…こういうの言うとあまりいいことないんだが、善処しよう」
時雨「約束だよ」
タッタッタッ
みんなが遠ざかっていくのが見えた
結城「さて、いくか」
M4からサプレッサーを外し、ライトとレーザーサイトを点けた
結城「あんまりやりたくないんだけどな…」
サプレッサーを外してしまうことにより発射炎と銃声が聞こえてしまい位置がばれやすくなる。
ライトとレーザーサイトを点けると位置まで特定されるが艦娘達を逃がすにはそれしかなかった
結城「ほらこっちだ!!」
バン! バン! バン!
敵兵「ぐはっ」バタン
敵兵「あそこだ!」
敵兵「撃て! 撃ち殺せ!」
バババババ!
案の定敵は俺に気がつき攻撃してきた
結城「そんなに乱射しても当たんねぇよ」
バン!バン!
敵兵×2「ぐはっ」「がはっ」バタン
結城「ほら、こっち来い」
タッタッタッ
-時雨達-
タッタッタッ
天龍「本当に追ってこねぇぞ」
陸奥「引き付けてるのね」
川内「提督大丈夫かな?」
伊勢「大丈夫だよ きっと…」
時雨「…」
夕立「…」
村雨「二人とも大丈夫?」
叢雲「まさか、戻ろうとか考えてる?」
時雨、夕立「…」
叢雲「…図星ね」
加賀「やめた方がいいわ 私たちが行ってもあの人の足を引っ張るだけよ」
時雨「で、でも…」
夕立「提督さんは夕立達のために…」
伊勢「私達のために敵を引き付けてるんだよ これで戻ったら提督の行動が水の泡だよ」
時雨、夕立「…」
長門「気持ちはわかる だが、ここは耐えてくれ」
時雨「…うん」
時雨「…」チラッ
バババババ バン バン
時雨(提督 絶対に帰ってきてね)
時雨達は、そう願いながら鎮守府へと歩みを進めた
戦闘を継続していた結城だが危機が迫っていた
結城「はぁ…はぁ…ヤバくなってきたな…」
もうすでに肩、背中、足などに被弾しており血が流れていた
状況は圧倒的に相手が有利だった
それには、理由があった
一つ目は、相手の土地勘だった
いくら、多くの森林戦をやって来たとしてもその土地のことをよく知っている連中を相手にするのは分が悪すぎる
実際、行くところ行くところに敵兵がいて銃撃を受けたり、上から撃たれたりしているため攻撃が難しくなっていた
二つ目は、銃火器の差である
結城が持っているM4は、[5.56mm弾]であり、携行性がよく多くの弾薬を持てたり制御がしやすいが威力や貫通能力が低かった
対して敵兵が使っているのはAK47,AK47S,G3等といった[7,62mm弾]を使用していた フルオートでの制御が難しいが貫通能力や射程距離に関しては[5,56mm弾]を上回っていた
(※多くのテロリストがAK47等を使うのはこれが理由らしいです)
結城「弾が少ない…」
残りのマガジンはM4が今装填されているのを含め2本、拳銃が2本だった
さらに、追い討ちをかけるかのような波状攻撃がきた
ヒューン
結城「あー、くそ!」タッタッタッ
ドカン!
結城「ぐはっ」ドカッ
爆風に吹き飛ばされ木に背中を強打した
結城「…迫撃砲か」
敵は迫撃砲まで使い始めた
止めるには、陣地を制圧しなければならないがそんな余裕などどこにもなかった
バババババ! バババババ!
容赦なく来た攻撃はLMG等による掃射だった
結城「くそったれが…」
パシュ パシュ パシュ
敵兵「がっ…」ヘッドショット
バン!バン!バン!
結城「がはっ」
敵の攻撃が腹部に当たり体制を崩した
敵兵「いたぞ!」
結城「くそ…」パシュパシュ
敵兵「ぐはっ」バタン
カシャ カチン
結城「…最後のマガジン」
敵兵「撃て!」
敵兵「あそこにいるぞ!」
バン! バン! バン! バババババ!
結城「バカバカ撃ちすぎだ」
パシュ パシュ ガチン
嫌な音がした 直ぐに銃を確かめた
結城「最悪だ」
迫撃砲で吹っ飛ばされて負担をかけすぎたせいか、マガジンが変形してしまい給弾できなくなってしまった
M4は使えなくなった
結城「ついてねぇわ」カシャン
バン バン バン
拳銃で対抗するが、圧倒的に不利だった
リロードをしているときにもっと最悪なことが起きた
敵兵隊長「俺が撃つ 前進しろ!」
敵兵の隊長が出てきたのである
結城「…嘘だろ」
隊長を武器を見て絶句した
ジャラジャラ
LMG(PKP)を二挺持ってやって来た
バババババ!バババババ!
容赦なく掃射してきた
(※作者もサバゲーでLMG二挺持ちの人と遭遇しました)
結城「冗談キツいぞ」
慌てて山道を下るが
ズサッ
結城「しま…」
バサバサ ゴロゴロ
足を引っ掻けそのまま転がり落ちた
バサバサ ゴロゴロ ガン ゴロゴロ
結城「がはっ」バゴッ
転がりながら、木に頭をぶつけたり、体を叩きつけながら転がり最後は木に背中を強打し止まった
結城「ぼへっ げほっげほっ」トケツ
口から大量の血を吐き意識が途絶えかけた
結城「はぁ……はぁ…」
意識が途絶えそうになった時
時雨『必ず帰ってきてね 約束だよ』
時雨の声が頭に響き我に帰った
敵兵「いたぞ!」
敵兵「殺せ!」
結城「まだ…まだ…」
パン パン パン…
敵兵「うわっ」
敵兵「ぐはっ」
弾を消費したがなんとか二人を倒した
結城「はぁ……はぁ……」
敵兵隊長「おーい! どこいった! 俺と遊ぼうぜ!」
バババババ! バババババ!
敵兵の隊長がLMGをぶっぱなしながら近づいてきた
回りにも敵兵がいた
結城「あいつヤクでもやってんのか…」
思わずそう呟いた
カシャン
残弾を確認した
結城「…あと一発」
拳銃に入っている弾はあと一発だけだった
(※安価を取ります)
最後は一発はどうする?>>>101
(自決or一矢報いる 答えによってはラストに繋がります)
結城「どうせ死ぬんだ… なら…一人でも多く道連れにしてやる…」
フラフラ
ゆっくりと立ち上がり、そして叫んだ
結城「おい、ゴリラ!! 俺はここだ!」カチャ
敵兵隊長「あ?」クル?
パン
音と共にG17のスライドがホールドオープンし、自分に弾切れであることを知らせた
敵兵隊長「がふっ」バタン
放たれた弾丸は敵兵隊長の額のど真ん中に当たり敵兵隊長はそのまま倒れていき二度と動くことはなかった
敵兵「貴様ー!」ガチャ
敵兵「撃ち殺せー!」ガチャ
敵兵「ぶっ殺せー!」カチャ
周りの敵兵が一斉に銃を向けてきた
結城「はぁ…はぁ…」ドタッ
足に力が入らなくなり、その場に座り込んだ
結城(ここで潮時か… まぁ、俺もたくさん人を殺めた)
結城(あいつらは、無事に鎮守府に着いたか 無事に着いてたなら満足だ)
そんなことを考えながら、最後の時に備えて目を閉じた
ヒューン ドカン!
敵兵達「うわぁぁー!」
突如轟音が鳴り響き目を開いた
結城「いったい…なにが…」
上を見上げると
結城「あれは…」
零戦「」グォォーン
彗星「」ブォォーン
一昔前の戦闘機が上空を飛び回り敵兵に攻撃を与えていた
結城「スゲー…」
バゴーーン!!
見惚れていたら、轟音がなり反射的に身を伏せた
ガサゴソ ガサゴソ
匍匐前進で岩の間のところまで進み身を隠した
ドガーン! バゴーン! バゴーン!
とてつもない爆発音がした おそらく工場が爆発したのだろう
結城「…」
なにがあったか理解しようとしたが、意識が遠退いていくのがわかり、そのまま気を失った
-鎮守府外 数十分前-
大淀「皆さん大丈夫でしょうか?」
赤城「加賀さん達がいるので大丈夫だと思いますが…」
吹雪「…司令官」
長良「あ、あれ」スッ
長良が指を指す方向に人影が見えた
時雨達「」タッタッタッ
陽炎「あ、黒潮!」
長良「五十鈴!」ダッ
陽炎達は、姉妹の元に走った
長良「五十鈴!」ダキッ
五十鈴「ちょっ、長良姉」
長良「よかった…」ウルッ
大淀「ええっと、長門さんに天龍さん達に七駆の娘まで…」
長門「ここの提督に助けてもらったんだ」
陸奥「本当に助かったわ」
天龍「けど、流石に疲れたぜ…」
龍田「もう、汗だくよ~」
漣「もう、走れないって…」
潮「はぁ…はぁ… 疲れました…」
吹雪「あれ? 司令官は?」
時雨「大淀さん! 早く提督を…」
夕立「早く助けてほしいっぽい!」
大淀「え、提督が…」
-説明中-
大淀「そんな…」
赤城「まだ、残ってるんですか?」
加賀「私たちを逃がすために…」
時雨「早く助けに…」
大淀「もう少し待ってください」
夕立「なにっぽい!?」
明石「大淀終わったよ!」
大淀「よし」
大淀「これから私が頼んだ六人の艦娘達が海に出ます」
川内「誰がいくの?」
大淀「それは…」
(※安価を取ります)
出撃する艦娘は?>>>103
(六人お願いします 新しく来た八人(長門等)は対象外です 所属している艦娘は概要欄にあります)
大淀「金剛さん、比叡さん、瑞鶴さん、不知火さん、吹雪さん、電ちゃんです」
叢雲「吹雪、あなた選ばれてるじゃない!?」
吹雪「う、うん」
時雨「なら、僕達も」
夕立「夕立達もいくっぽい!」
大淀「それが、ダメなんです」
時雨「どうしてさ!?」
大淀「資材があまりないからです 今後の事を考えたら、節約しなければなりません…」
時雨「…」
大淀「皆さんの気持ちはわかります しかし、選ばれた六人に託しましょう」
伊勢「それしかないね」
大淀「吹雪さんも行って下さい」
吹雪「わ、わかりました!」
夕立「吹雪ちゃん 頑張ってっぽい」
吹雪「ありがとう」
吹雪は、そう答えると港に向けてきた走っていった
-鎮守府 海上-
金剛「ここからなら、撃てるですネ」
比叡「司令を助けます!」
電「でも、どこにいるのです?」
不知火「艦砲射撃みたいなものです 場所を間違えたら…」
瑞鶴「大丈夫よ ちょっと待っててね」
瑞鶴は矢を放ち、それが偵察機に変わった
瑞鶴「お願いね」
妖精「」コクッ
ブォォーン
吹雪「…司令官無事でいてください」
六人とも同じ思いだった
瑞鶴「敵を見つけたわ!」
数分後、偵察機の一機が敵の陣地などを見つけた
金剛「提督は?」
瑞鶴「ごめん、木が多くてわからない」
比叡「なんとかなりませんか?」
瑞鶴「そんなこと言われても…」
瑞鶴がもう少し様子を見たら
瑞鶴「待って…銃の閃光がたくさん見えた! 多分提督さんはこの近くだわ」
吹雪「まだ、生きてますか?」
瑞鶴「わからないけど、めちゃくちゃ撃ってる」
電「は、早くしないとです…」
瑞鶴「兵士達は、私の戦闘機がどうにかするわ 金剛達は、敵の陣地をお願い!」
金剛「了解ですネ!」
比叡「座標を教えてください」
瑞鶴「ちょっと待って」
瑞鶴が偵察機を通じて座標を金剛達に教えた
電「司令官さん その場にいないですよね?」
比叡「わかりません いないことを祈りましょう」
金剛「ブッキー達は、回りを警戒しっかりしてくださいネ!」
不知火「了解です」
瑞鶴「それじゃあ、いくよ!」
ブォォーン ブォォーン バコーン! バコーン!
この攻撃で結城を取り囲んでいた兵士は壊滅、廃工場が火の海となった
瑞鶴「ちょっとやり過ぎたかな?」
吹雪「司令官…」
電「瑞鶴さん もう一回偵察機を」
瑞鶴「そうね 待って…」
ポツポツ ザーザー
金剛「雨ですネ…」
瑞鶴「これじゃあ、偵察機が…」
比叡「一旦戻りましょう ここじゃあ、どうしようもありません…」
不知火「それしかありませんね」
吹雪「…」
こうして、六人は鎮守府に戻った
-結城-
結城「う、う~ん…」
どうやら、気を失っていたようだ
結城「いっ…」
ちょっと体を動かしたら、全身に激痛が走った
それでも体を起こし辺りを見た
結城「…なんだこれ?」
あれだけ居た敵兵はいなく、木など無くなり焼け野原になっていた
結城「なにがあったんだ?」
うまく頭が回んなくなっていた
結城はあることが頭に浮かんでいた
結城「俺は、あそこに帰るべきなのか? この傷で帰ったらあいつらも困るだろう」
(※安価を取ります)
鎮守府に行くか行かないか>>>105
結城「やっぱり帰らない方が…」
時雨『約束だよ』
また時雨の声が頭に響いた 会って三日くらいなのによく現れる
結城「そうだな… せめて俺が助けたやつらの顔だけでも見に行くか…」
既に体力、気力が限界だった それでも、[鎮守府に帰る]それが頭にありそれが従うように足を進めた
-鎮守府-
ザーザー
時雨「ねぇ、大淀さん 提督を探しにいこうよ!」
夕立「心配っぽい」
大淀「ダメです この雨で探しに行くのは危険です」
時雨「大丈夫だよ! これくらいの雨なら…」
鳳翔「いけません!」
時雨、夕立「」ビクッ
鳳翔が急に大声を出した あまりの出来事に時雨と夕立だけでなく、大淀も驚いていた
鳳翔「今、二人が行ったらミイラ取りがミイラになるだけです そんなの許しません!」
シーン
鳳翔「ごめんなさい 驚かせてしまって…」
大淀「いえ、大丈夫です」
時雨、夕立「…」
鳳翔「ごめんなさい二人とも」
夕立「ううん 大丈夫っぽい」
鳳翔「…」
鳳翔「大丈夫よ二人とも あの人は、必ず帰ってくるわ」
夕立「どうしてそう言えるっぽい?」
鳳翔「前任の提督が言っていたの”男に二言はない”って」
時雨「どういう意味なの?」
鳳翔「一度言ったことは最後までやり遂げるって意味よ だから信じて待ちましょう」
時雨「…うん」
時雨と夕立は雨が降る外を見て呟いた
時雨「提督 必ず帰ってきてね」
夕立「夕立達待ってるっぽい」
-結城-
結城「はぁ…はぁ…」
もうどこを歩いているかわからない
雨のせいか、出血のせいか定かではないが体温が下がっているせいで出血が止まらなかった
結城「ぐはっ」バタン
ぬかるんだ地面に足をとられ転んだ
結城「はぁ…はぁ…」
立ち上がろうにも体が動かなかった
結城(もうダメか…)
意識が途絶えそうになった時
【どうした! もうおしまいか!】
結城「」ビクッ
頭の中にあった記憶がフラッシュバックした
【お前やるって言ったんだろ! やるって言ったんだったら、最後までやれよ! わかったか!!】
結城「レ、レンジャー…」ガバッ
無意識のその言葉が出た そして、どうしてかわからないがまた起き上がれた
結城「はぁ…はぁ…」
そしてまた歩き始めた
-鎮守府 入口-
ザーザー
時雨、夕立「…」
入口で時雨と夕立は結城を待っていた
吹雪「二人とも中に入ろうよ 風邪ひいちゃうよ」
時雨「大丈夫だよ」
夕立「提督さんが帰ってくるまで待つっぽい」
吹雪「二人とも…」
吹雪「…」
吹雪はしばらく考えた後
吹雪「…じゃあ、あたし持とうかな」
夕立「吹雪ちゃん?」
吹雪「怪我を治してくれたのあの人だし、今日秘書艦任されてるし」
時雨「そっか ありがとう」
吹雪「ううん 私の意思だから」
?「三人ともなにしてるの?」
吹雪「ほ、鳳翔さん!?」
伊勢「私達もいるよ」
そう言うと、艦娘達が集まってきた
大淀「待ちましょう みんなで」
時雨「皆…」
時雨が感動していると
古鷹「ねぇあれ!」ユビサシ
古鷹が何かに気づき指を指した
神風「あれは…」
結城「……」
土砂降りの雨の中結城が姿を見せた
時雨「提督!」ダッ
夕立「提督さん!」ダッ
二人はすぐに駆け出した 他の艦娘達も後に続いた
時雨「提督! 大丈夫かい?」
結城「…」
夕立「提督さん! よかったっぽい!」
結城「…」
鳳翔「あの…提督?」
瑞鶴「提督さん…?」
結城「…」
呼び掛けても何一つ返事がなかった
榛名「どうしので…」
結城「」バタン
艦娘達「…え?」
結城「」
時雨「提督どうし…」ピチャ
時雨「?」
時雨が自分の手を見たら血まみれだった
よく見ると、結城の周りの血溜まりができていた
夕立「て、提督…さん?」
明石「ちょっと皆どいて!」
明石が皆をどけて結城の首に手を当てた
小さい艦娘達は、震えて動けなくなっていた
明石「ヤバい、意識がない」
大淀「すぐに医務室に運んで!」
結城は、艦娘達に運ばれ医務室に連れていかれた
時雨「て、提督」ポロポロ
時雨は、その場で泣き崩れた
泣き声は、雨の音でかき消されていた
「……ょう ……ちょう」
結城「…う…う~ん」
誰かの声が聞こえ目が覚めた
どこかの建物の中のようだった
?「結城小隊長!」
結城「あ?」チラッ
結城「…なんでお前が…」
結城「…野崎(のざき)…」
俺の目の前にいたのは、俺の元部下でPTSDが原因で自殺した”野崎二等陸曹”だった
野崎「小隊長、早くいきましょう 皆待ってますよ」
そう言いながら、笑顔で手を差し出した
結城「あ…あぁ」スッ
手を掴み立ち上がった
結城「野崎 なんでお前迷彩服着てるんだ?」
野崎「なに言ってるんですか? 小隊長も着てるじゃないですか」
そう言われ、自分の服装を見た
結城「…マジか」
そこには、陸上自衛隊迷彩服二型を着た自分がいた
野崎「おーい、ゲストをつれてきたぞ!」
野崎が声をかけたその先には…
結城「…お前らまで」
目の前に見覚えのある連中がいた
結城「…酒井曹長」
酒井「ご無沙汰ですね、小隊長」
自分の小隊の中でもベテランの隊員だった”酒井陸曹長”だ
帰国後、自分の娘の結婚式ありそれを誰よりも楽しみにしていたが、あの事件の際、飛び出した部下を守るため身を挺して部下を守り殉職した
結城「…小野」
小野「お久しぶりです 結城二尉」
自分の部下だった”小野陸士長”だ
彼もPTSDに悩まされ、帰国後二週間後、自宅マンションから投身自殺した
結城「…赤沼」
赤沼「久しぶりっす 小隊長」
自分の部下だった”赤沼三等陸曹”だ
PTSDに、悩まされ駐屯地のトイレで首を吊って自殺した
結城「…瀬川」
瀬川「お久しぶりです」
自分の部下だった”瀬川三等陸曹”だ
レンジャー課程を合格した後あの事件に巻き込まれPTSDを発症し、自宅の風呂場でリストカットをして亡くなっていた
結城「…坂本」
坂本「久しぶりだな 結城」
防大の同期だった”坂本二等陸尉”だ
責任感が強い奴だったが、部下を失ったショックと連日のマスコミのしつこいインタビュー等でノイローゼになり、演習場で拳銃で頭を撃ち自殺した
結城「なんでこんなところに…」
坂本「まぁまぁ、そんな細かいこと気にすんなって ほら飲もうぜ!」
坂本は自分の肩に手を回し席に連れていった
野崎「さぁ、意外なゲストが来たってことで盛り上がっていきましょう!」
オォー!
酒井「小隊長 ほら、乾杯の音頭を」スッ
結城「え、俺が?」
小野「お願いします小隊長!」
赤沼「ビシッと頼みますよ小隊長!」
瀬川「お願いします」
結城「…わかったよ」
渋々立ち上がり、コップを持った
結城「えっと…なんで俺がここにいるか未だに状況がよくわからん だけど、お前らに会えて嬉しい これは、断言できる 沢山話したい事がある 沢山聞いてくれ」
結城「乾杯!」
五人「「「「「かんぱーい!」」」」」コツンコツン
六人は、高々とコップを上げてコップを合わせた
-鎮守府-
ガラガラ
川内「明石さん! 提督は?」
明石「…なんとも言えません」
吹雪「え?」
明石「至るところに銃創があって、それにそこら中を骨折してたり、一部は粉砕してます」
明石「早く言えば、意識不明の重体ですね」
伊勢「そ、そんな…」ヘタッ
加賀「…」
吹雪「あれ? 時雨ちゃんと夕立ちゃんは?」
大淀「それが…」
大淀が医務室の扉を開けると
鳳翔「二人とも部屋に…」
時雨「やだ!」
夕立「提督さんのそばにいるっぽい!」
意識のない結城の手を握りしめ決して離れようとしない時雨と夕立
その二人に対して部屋に戻るようにと伝えている鳳翔がいた
明石「二人とも離れようとしないんです」
大淀「私もさっきまで説得しましたけど無理でした…」
加賀「気持ちは分かるわ」
スタスタ
大淀「あ、鳳翔さん」
鳳翔「…ダメですね 全然離れようとしません」
明石「どうしますか?」
鳳翔「そっとしておきましょう それがいいかもしれません」
大淀「わかりました 皆さんも戻りましょう」
そうして、艦娘達は時雨と夕立を残して自分達の部屋に戻った
時雨「…提督」
結城「」
時雨「お願いだよ…帰ってきてよ」ポロポロ
夕立「…時雨」
時雨「お願い…僕を…一人にしないで…」ポロポロ
夕立「…」ポロポロ
二人は手を握りしめたまま泣き続けた
-結城-
小野「いやマジあの時な!…」
結城「ばか野郎 お前のせいで俺は、中隊長怒鳴られたんだぞ」←ほろ酔い
小野「あ、お疲れ様です」ゲラゲラ
結城「てめぇ、このやろう」←ヘッドロック
小野「いででで」
アハハ
どのくらい時間が経ったのだろう
話題が尽きなかった 防大での話し 部隊にいた頃の話し 家族自慢 失敗した話し等、誰かが話題を振ったらそれに皆食いつき話をした
坂本「…」グビグビ
結城「坂本結構飲むな」
坂本「飲みだったらお前には負けねぇぞ」
結城「言ったな」グビグビ←ビールジョッキ
赤沼「お、小隊長いった!」
結城「ぷはぁー どうだ」ドヤッ
ジョッキ一杯のビールをイッキ飲みし坂本を見た
坂本「負けねぇぞ」
結城「こっちの台詞だ」
そうして、坂本と飲み比べが始まった
-鎮守府 集会所-
集会所には、所属している艦娘と助けてもらった艦娘が集まっていた
明石「提督はまだ、かろうじて生きている状態です」
大淀「ですが、今日が峠です」
ザワザワ
神風「そんな…」
秋月「どうにかできないんですか!?」
明石「申し訳ありませんが、どうすることも…」
日向「くっ…」
伊勢「…」
村雨「二人とも大丈夫?」
時雨「…」ポロポロ
夕立「ううん」ポロポロ
明石「でも…」
長良「なに?」
明石が一息つくと話した
明石「一つだけ手段が残ってます」
金剛「な、なんデスカ?」
榛名「言ってください!」
明石「大淀や鳳翔さんとも話しましたが、非常に危険です 言わば、博打です」
蒼龍「どういうこと?」
飛龍「なにするつもりなの?」
長門「教えてくれ」
明石「それは…」
(※安価を取ります)
明石が提案した最終手段は?>>>109
(方法、理由まで書いてくれたら嬉しいです 人体改造はやめてください)
明石「この薬を提督に投与します」スッ
明石が取り出したのは、瓶に入った透明な液体だった
陸奥「なんなのそれ?」
明石「前任の提督がいた頃、どんな傷を治すことができる薬として作ったやつです その中で唯一成功した薬です」
妙高「なんでそんなものが?」
明石「まぁ、細かいことは気にしないで下さい」
明石(雑誌に載ってたから作ったなんて言えない…)
翔鶴「それで、提督は助かるんですか?」
明石「…はっきり言うとわかりません」
赤城「どうしてですか?」
明石「さっきも言いましたが、これは賭けです もし、効かなかったら間違いなく提督は亡くなります」
神通「それを提督に…」
青葉「正気ですか明石さん!?」
霧島「危険すぎます!」
夕張「なんか別の方法を…」
明石「でも、それしかないんです!」
明石の声に場が静まり返った
明石「私達も色々考えました けど、これしかないんです!」
明石「もし、これで提督が助からなかったら全責任は私が負います! 煮るなり焼くなり解体するなり深海棲艦の餌にするなりなんだってしてください!」
大淀「明石…」
鳳翔「…」
艦娘達はまた静まり返った
時雨「…やろうよ」
明石「え?」
時雨「やろうよ たとえ少しの確率でも提督が助かるなら僕はその確率を信じるよ」
時雨が口を開きその言葉を発した
瑞鶴「私もそう思う 賭けてみようよ その可能性に」
潮「まだ、きちんとお礼をいってません 助かるなら、やって欲しい…です」
その艦娘達の声が皮切りのように皆が同意した
明石「皆さん…ありがとうございます」
大淀「ですが皆さん 覚悟は決めてください もう後には引けませんよ」
時雨「大丈夫だよ きっと大丈夫」
明石「…わかりました」
明石も覚悟を決めた顔をした
-医務室-
医務室には、明石をはじめとし大淀、鳳翔がいた
明石「じゃあ、いきます」
大淀、鳳翔「」コクッ
明石が点滴の袋に薬をいれ、取り替えていたとき
ガラガラ
時雨「明石さん!」
夕立「夕立達も近くにいるっぽい!」
大淀「二人とも部屋に…」
鳳翔「大淀さん …居させましょう」
大淀「でも…」
時雨「お願い!」
大淀「……わかりました」
それを聞くと二人は結城の近くに行った
明石「投与開始です」
ポタポタ
明石「あとは祈るだけです…」
時雨「提督 絶対帰ってきて」ギュ
夕立「提督さん」ギュ
二人は結城の手を強く握りしめ祈った
-結城-
ゴクゴク
結城「ぷはぁー まだ飲むか?」
坂本「全然余裕だよ」
相変わらず、飲み比べをしていた
赤沼「どっちもかなり飲みますね」
瀬川「恐ろしいですね…」
酒井「いやー、若いなぁ…」
小野「俺は無理っす…」
結城「今日は、楽しい 本当に愉快だ」
坂本「そうだな」
そう話しているときだった
結城「あれ?」ゴシゴシ
気のせいか 五人が透けてきているように見えた
結城(あれ? 飲みすぎたか?)
そんなことを考えていたら
坂本「どうした?」
結城「いや、飲みすぎたかな お前らが透けて見えてきた」ハハハッ
坂本「…」
酒井「…そうか もうそんな時間か」
結城「え?」
小野「小隊長 俺達も帰らなきゃ行けねぇみたいだ」
結城「え、帰…る?」
赤沼「小隊長 あなたも帰る時間のようです」
結城「なにを…言って…」
結城「っ!?」
そう言いかけたとき、自分の体が光始めているのに気づいた
結城「な、なんだこれ!?」
瀬川「小隊長 あなたはまだ生きるべき人間です こんなところにいちゃいけません」
結城「なんで…」
坂本「結城 お前はやることがあるはずだ お前は生きろ!」
結城「坂本…」
酒井「さぁ、結城小隊長がお帰りだ 担ぐぞ!」
五人「おぉ!」
酒井曹長がそう言うと、四人が自分を取り囲み担ぎ始め外に向かって動き始めた
結城「おい、なにやってんだ! 下ろしてくれ!」
抵抗したが、五人がガッチリと押さえてるためほとんど動けなかった
坂本「結城 お前帰ったら、俺達の墓参りしろよ 一回も来てねぇだろ」
酒井「小隊長 あんたはやっぱり、自衛官が向いてるわ 必ず復帰してくれ」
小野「人殺してる小隊長なんて見たかねぇ」
赤沼「小隊長 もう自分を責めるのやめてくれ 俺達の分まで生きてくれ」
瀬川「今度は、年老いてから来てくださいね!」
結城「…お前ら」
そんなことをしていたら、急に五人が止まり
五人「「「「「せーの! おりゃー!」」」」」
放り投げられた
結城「うわぁぁぁー!」
そのまま下に落ちていった
坂本「結城 桂輔二等陸尉に 敬礼!」
五人「」サッ
それが最後に見た五人の姿だった
坂本「またな 結城…」
そう言うと、五人は姿を消した
それと共に、意識がなくなった
結城「う、う~ん」
深い眠りから覚めたような感覚だ
白い天井が視界の中に入ってきたのがわかった
結城「ん?」
両手を動かそうとしたら、何かに捕まれていた
時雨「Zzz…Zzz…」
夕立「Zzz…Zzz…」
右手に夕立 左手に時雨がいて、手を離さないようにガッチリと手を握りしめていた
結城「お前ら…」
手を動かそうとしたが、離してくれなさそうだった
結城「どうしたもんかな?」
さっきまで男達と飲んでいたためか女性の肌の感触が新鮮だった
ガラガラ
結城「ん?」
?「あっ」
(※安価を取ります)
来た艦娘は?>>>111
妙高「あっ」
結城「あ?」
時雨と夕立のご飯を持ってきたであろう妙高が自分を見て固まった
結城「なんだ? 幽霊を見たような顔をして」
妙高「え? ていと…く? 本当に生きてらっしゃるのですか?」
結城「生きてなかったら、しゃべってないと思うが」
そう言うと、彼女はベッドに近づいた
妙高「時雨ちゃん、夕立ちゃん起きて!」ユサユサ
時雨「う~ん」ゴシゴシ
夕立「なにっぽい?」ゴシゴシ
二人が明らか眠そうな感じに目覚めた
結城「…起きたか?」
時雨、夕立「へっ!?」
結城「よぉ」
時雨「て、提督…?」
夕立「提督…さん?」
二人とも驚いた顔をして固まった
結城「驚いているところ悪いが手を離してくれないか? 動か…」
ギュ!
時雨「提督、提督!」ポロポロ
夕立「提督さん!」ポロポロ
二人がものすごい勢いで抱きついてきた
妙高「皆さんに伝えてきます!」
妙高は、慌てて部屋を出ていった
結城「時雨 約束通り帰ってきたぞ」
時雨「うん」ポロポロ
その後、話を聞いた艦娘達が殺到してきたのは言うまでもない
-数日後-
鎮守府に帰ってきて数日がたった
明石が投与した薬のお陰かわからないがなんの不自由なく歩けるようにまでなった
結城「それじゃあ、これで頼む」
大淀「わかりました」
現在、普通に提督業をやっている
大淀「そういえば、空母の艦娘の皆さんが弓道場に来て欲しいって言ってましたよ」
結城「おぉ、わかった」ガタッ
-弓道場-
結城「邪魔するぞ」
加賀「あら」
瑞鶴「提督さん!」
弓道場には、空母艦娘達がひたすら矢を射っていた
結城「よく当たっているな」
赤城「日頃の鍛練のお陰です」
赤城が笑顔で言った
蒼龍「ねぇねぇ、提督もやってみない?」
飛龍「そうだよ、やってみよ♪」
二人が誘ってきた
結城「いや、俺は…」
翔鶴「大丈夫ですよ 私達が教えますから」ニコッ
結城「…少しだけだぞ」
それから、しばらく弓道をやってみた
-一時間後-
ヒューン ザクッ
結城「こんなもんか?」
蒼龍「すごーい ほぼ真ん中だ」
赤城「これは、驚きましたね」
結城「プロに誉められるなんて光栄だな」
ハハハッ
翔鶴「どうでした?」
結城「そうだな やっぱり銃とは違うな 神経が削られる」
加賀「そうかしら? 私はこっちの方がいいけれど」
結城「銃なんて、構えかたなんか気にしなくても良い 当たりゃ良いんだからな」
飛龍「そんなので良いの?」
結城「弾を無駄にするけどな」
瑞鶴「それじゃあ、ダメじゃん」
ハハハッ
そんなことを会話している時だった
空「」ピカーグラグラ
瑞鶴「今のなに!?」
突然、空が光ったと思ったら少し揺れが起きた
蒼龍「雷?」
翔鶴「でも、空は晴れてますよ」
翔鶴の言うとおり、空は晴天だった
結城「一体なにが…」
?「……くれ」
結城「っ! だれだ!」
加賀「提督?」
頭の中に直接語りかけるように声が響いた
?「岬に来てくれ」
結城「岬だと?」
なんのことかわからなかったが、いつの間にか声が聞こえなくなった
赤城「提督どうしました?」
結城「あ、いやなんでもない なぁ、聞いて良いか?」
赤城「どうしました?」
結城「岬ってどこにある?」
翔鶴「岬なら、あちらの方に…」
翔鶴が指を指した方に小高い岬があった
結城「ありがとう」
タッタッタッ
飛龍「え、提督?」
瑞鶴「提督さん! どうしたの!?」
後ろで呼ばれていたが、振り向くことなく走っていった
-岬-
しばらく走っていたら、目的の場所についた
そこには、寂しく一つだけ小さな石碑があった
結城「誰かいるのか!」
大声で言ったが、もちろん返事はなかった
結城「なんだよ一体…」
?「今目の前にいますよ」
結城「なっ!?」バッ
そう言うと、石碑の前が光始めた
結城「な、なんだ?」
そこから、一人の男性が出てきた
白い軍服に身を包み身だしなみもきちんと整えられていた 年齢は、自分とさして違わなそうに見えた
結城「くっ」スッ
咄嗟に警戒態勢に入りナイフを手にしようとした
?「待て待て、怪しいものじゃない」
結城「急に光の中から現れたやつを怪しいものじゃないという根拠はなんだ?」
?「まぁ、それはなんも言えないが… 君を傷つける気は一切ない 本当だ!」
結城「…」ジー
しばらく見続けたが様子を見ることにした
結城「あんたは何者だ?」
?「僕は、この鎮守府の前任の提督だ」
結城「あんたが…」
前提「そうだ」
驚いた よく見れば階級は”中佐”だった
結城「これは、失礼しました 中佐殿」
前提「畏まらないで下さい」
前提「一つお礼を言わせてください 僕のいた鎮守府、そして艦娘達を守ってくれてありがとう 感謝します」
そう言うと、前提は深々と頭を下げた
結城「よしてくれ 気まぐれでやったことだ」
そう言うと彼は頭をあげた
結城「率直に聞くが あんたが俺をこの世界に飛ばしたのか?」
前提「まぁ、そうなりますね」
結城「なんで俺なんかを? てか、俺は死んだのか?」
前提「いいえ、生きています」
前提「あなたは、強い精神力と内に秘めた強い正義感がありあなたを信じこの世界に連れてきました」
結城「そんなやつ俺以外にたくさんいただろ」
前提「いえ、あなたを選んで正解でした 一度は突き放しましたが、また戻り艦娘達を命を懸けて守ってくれましたからね」
結城「…そうか」
前提「あなたはこれからどうするつもりですか?」
結城「…」
結城(あいつらとの約束を守りたい自分もいれば、残ってやりたい自分もいる どうするべきか…)
結城「…」
結城「元の世界に戻れるなら、戻りたいな 亡くなった仲間との約束がある」
前提「そうですか…残念です」
結城「なにがだ?」
前提「貴方には、ここに残って提督を続けてほしかったのですが…」
結城「悪いな 俺は、陸の人間だ 海のことはわからねぇよ」ハハハッ
結城「それに、俺より優秀な人間なんて星の数ほどいるだろ あんたみたいな専門の事を学んだ奴の下で戦った方があいつらも幸せだろ」
前提「…」
前提「わかりました 貴方の決意を尊重します」
前提「でしたら、明日の11:00に鎮守府の入り口に来てください」
前提「元の世界にお返しします」
結城「ありがとう…」
前提「それでは後程…」
そう言うと、前提は消えていった
結城「…」
結城「…これで良いんだ」ポロッ
グッ
結城「拳握りすぎて涙出てきた…」
そう呟くと鎮守府に歩みを進めた
時間が経つのは早かった
現在時刻 1030
結城「ここともお別れか…」
荷づくりをしながらそう独り言を言うと空しくなった
結城「…出よう」
そう呟き、執務室を後にした
?「…」
-鎮守府 正門-
結城「今思えば懐かしいな…」
廃墟みたいだった鎮守府も少しだけ綺麗になった
大淀や明石曰く、妖精さんとやらが戻ってきて頑張って直してくれているらしい
結城(妖精には、会ってみたかったな)
そう考え、鎮守府を出ようとしたときだった
?「提督ー!」
結城「ん?」チラッ
(※安価を取ります)
呼び止めた艦娘は?>>>113
時雨「提督ー!」
夕立「提督さん!」
よりにもよって今会いたくない艦娘二人に呼び止められたしまった
時雨「何処に行くんだい?」
とりあえず、話をそらすことにしよう
結城「お前らこそなにやってるんだ? 早く…」
時雨「質問に答えて!」
ダメだった
夕立「提督さん 何処に行くっぽい?」
結城「…」
返答に困っていたら
ナニナニ ドウシタノ?
他の艦娘も集まってきた
結城(こうなることは避けたかったんだけどな…)
全く人生うまくいかないものだとおもい知らされた
結城「なぁに、ちょっと散歩だよ」
霧島「そんな荷物持ってですか?」
結城「…」
返答を考えていたら
神通「…嘘ですね」
那珂「本当の事言って!」
結城(隠すのは、無理か…)
真実を話すことにした
結城「…空が光ってるだろ 元の世界に呼ばれているんだ」
吹雪「帰っちゃう…ですか?」
結城「あぁ」
金剛「どうしてデスカ?」
結城「約束を果たしに行く」
古鷹「約束?」
結城「戦友達と約束したんだ それを果たしに行く」
神風「どんな約束なんですか?」
結城「…死んでいった奴等に挨拶しなきゃいけないんだ 元の世界じゃなきゃいけないだろう」
間宮「…そんな」
陽炎「ここはどうするのよ!?」
結城「それなら、心配ない 新しい提督がやって来るらしい」
不知火「新しい…司令?」
大淀「そんな話聞いてませんよ!」
結城「いずれわかる だから待ってろ」
結城「専門に学んだ奴だろうから信頼できるだろう」
艦娘達「…」
新しい司令官が来ると聞かされて艦娘達は静かになった いきなり司令官が変わると聞いたら皆こうなるだろう
時雨「…よ」
結城「?」
時雨「そんなの嫌だよ!」
結城「時雨?」
時雨「嫌だよ… 一緒に居てよ 僕と夕立にとっては初めての提督なんだよ… こんな別れかたないよ…」ポロポロ
夕立「提督さん! 考え直して欲しいっぽい!」ポロポロ
伊勢「二人とも…」
結城「…」
また泣かせてしまった ここに来て何回女の子を泣かせてしまったのだろう
時雨「行かないでよ!」ギュ!
夕立「お願い!」ギュ!
二人が抱きつきちょっと動けなくなった
結城「はぁ…」ナデナデ
二人の頭を撫でながら説得することにした
結城「いいか二人とも 人生は出会いもあれば別れもある あの場所で出会ったのもなんかの必然だっただろう そして、別れが今日なのも必然だろう」
時雨「だったら、僕達も一緒に行く!」
夕立「提督さんと一緒に居たいっぽい!」
結城「…それはダメだ」
時雨「どうしてさ!」
結城「いいか、俺のいる世界はお前達二人が考えている以上に良くない もし、お前達が来たらただの見世物にされる 酷くなるとお前達を使って戦争を起こそうとする奴も現れるだろう」
時雨、夕立「…」
結城「俺はそんな事絶対に許さん」
結城「それに、お前達にはあんなに心強い仲間がたくさんいるじゃねぇか だから、俺がいなくても寂しくないぞ」
時雨、夕立「…」ギュ
二人とも離すまいと余計強く抱き締めてきた
結城「…」
(※安価を取ります)
結城が二人に渡すものは?>>>115
(渡すものは、ベースボールキャップ、シュマグ、時計、グローブから選んでください 時雨と夕立一つずつです)
〈※シュマグ:イスラム圏の人々が使う布のこと。約1m四方の正方形が一般的で、防寒、日除け、汗を拭くタオルの代わりなど様々な場面で活躍します〉
結城「じゃあ、一つ約束してもらう」
時雨「約束?」
俺は、被っていた帽子を時雨に被せた
時雨「提督? これは?」
結城「俺の所属している会社の帽子だ ちょっと汚れてるが許してくれ」
結城「夕立にはこれだ」スッ
そう言うと、首に巻かれていた赤色のシュマグをとり、夕立の首に巻いた
結城「似合ってんじゃねぇか」フフッ
夕立「提督さん?」
結城「これはなシュマグって言うんだ 会社の仲間が俺にプレゼントしてくれた大事なものなんだ」
そう言うと、二人は預かったものを大事そうに持った
結城「もし俺が二人にもう一度会ったときまでこれを預かっていてくれないか?
もしもう一度会ったとき返してくれ だから、大事に持っていてくれ」
時雨「…うん」
夕立「大事にする…」
結城「それともう一つだ」スッ
もう言うと、首にかけていた二つのものを二人の首にかけた
時雨「これは?」
結城「俺のドックタグだ お前達にやる」
夕立「いいの?」
結城「ドックタグは二枚セットでな 一枚は亡くなった仲間に残し、もう一枚は仲間が持つんだ 俺にとって二人は、初めての艦娘だ 俺は二人を”バディ”と認める」
時雨「バディ?」
結城「相棒ってことだ 本当は二人一組だけどな」ハハハッ
結城「だから、離れても一緒だ いいな?」
時雨、夕立「…うん」ギュ
二人は、ドックタグを握りしめた
結城「それと…」
立ち上がり、ある艦娘を呼んだ
結城「夕張!」
夕張「えっ、あ、はい」タッタッタッ
呼ぶと、近づいてきた
結城「ほれっ」ガチャ
夕張「えっ!? ちょっとこれ…」
結城「もう俺には必要ない」
そう言うと、愛銃のM4とG17を夕張に渡した
夕張「でも…」
結城「ちょっと壊れちまってな 動かないだろう」
結城(嘘だけど)
結城「お前なら、大事にしてくれそうだ だからやる」
夕張「…」
夕張「…わかりました 大事に…します」グスッ
結城「ありがとう」
そう言うと、もう一度艦娘達を見た
泣いてる艦娘もいて少し複雑だった
結城「…」
結城「J’ai méprisé tout le monde au début. Mais maintenant tout le monde aime ça, et j’espère vraiment te revoir un jour.」
秋月「え、なんですか?」
那智「何て言ったんだ?」
飛龍「私達にわかる言葉で言って!」
少々混乱していたが、照れ臭いので言うのをやめた
結城「いつかわかるよ」
そう言うと、姿勢を正し
結城「皆の武運長久を心から祈る」ケイレイ
二年ぶりに陸自の敬礼をした
艦娘達「」サッ
一部の艦娘達が返礼してくれて嬉しくなった
結城「じゃあな また会おう」
そう艦娘達に告げ鎮守府を後にした
時雨、夕立「…」ポロポロ
村雨「時雨…」
吹雪「夕立ちゃん…」
結城「…」スタスタ
時雨「まっ…」
ブォォーン
艦娘達「んっ」
突然風が吹き艦娘達が目を防いだ
青葉「あ、あれ?」
艦娘達が目を開いたときには、結城の姿はもう無かった
赤城「行ってしまったんですね」
加賀「そう…みたいね」
赤城「加賀さん?」
加賀「なんでも…ありません」ツゥー
川内「…」
神通「那珂ちゃん大丈夫?」
那珂「うっ…うっ…」ポロポロ
雲龍「あなたに救ってもらった命大事にするわ ありがとう」
艦娘の中には、泣いてうずくまる娘や涙を堪えている娘が多かった
時雨「提督 僕達ずっと待ってるからね」ギュ
夕立「来たら、いっぱい遊ぶっぽい」ギュ
二人は、結城から貰ったものを掴みながらそう呟いた
-長崎県 佐世保市 佐世保海軍墓地-
スタスタ
ここに一人の男性が訪れた
結城「よぉ、時雨」パサッ
第二十七駆逐隊戦没者慰霊碑「」
結城は慰霊碑の前に花束を置いた
結城「会いに来たぞ と言っても、”艦”のお前だけどな 許してくれ」
そう言いながら、苦笑した
結城「あれから色々あったぞ」
結城は元の世界に帰ってきて起こったことを語った
------
-数ヶ月前-
結城はとある町外れの敷地に倒れていたところ米軍のパトロール隊に発見され保護された
米兵「なんであんなところに?」
結城「…わからない」
米兵「見たところPMCか… 武器はどうしたんだ?」
結城「失くした」
米兵「がさつだな…」
結城「はははっ」
そして、仲間達がいるところに帰された
1「K! よく帰ってきた!」
結城「よぉ!」
2「怪我はないか?」
結城「大丈夫だ」
リーダー「よく帰ってきた あと少しでKIA〈戦死〉認定だったぞ」
どうやら、MIA〈戦闘中行方不明〉と認定されていたらしい
1「それにしても、お前何処にいたんだ?」
2「それに、お前帽子とシュマグと武器はどこやったんだ」
先程通り同じ質問が来た
結城「わかんねぇ どこ行っちまったんかなぁ…」
結城(別世界にいたなんて信じてくれねぇよな)
2「マジかよ 大事な仕事道具だぞ」
結城「あぁ…」
結城「リーダー 話がある」
リーダー「どうした?」
結城「二人だけで話したい」
リーダー「…わかった」
スタスタ
結城「実は、リーダー その…」
リーダー「言うな わかってる ”辞めるんだろ”」
結城「…わかってたのか」
リーダー「なんとなく、そんな雰囲気がした」
結城「…」
リーダー「まぁいい 今までよく頑張った 俺の方からも感謝する」スッ
そう言うと、リーダーは小切手を取り出した
結城「これは…」
リーダー「今回の報酬と退職金とボーナスだ」
結城「こんなにいいのか…」
そこには、数十年働かなくても贅沢な生活ができるくらいの金額が刻まれていた
リーダー「お前には世話になった せめてもの気持ちだ」
結城「申し訳ない…」
リーダー「言うな 日本に帰るのか?」
結城「えぇ やらなきゃいけないことができたんで」
リーダー「そっか…」
リーダー「元気でな」スッ
結城「ありがとう…ございました」ギュ
二人は、固く握手をしその日は終わった
その後、仲間達に辞めることを伝えた
その数日後、二年ぶりに日本に帰国した
-某所-
結城「よぉ、坂本」
結城「約束通り、墓参りしに来たぞ」パサッ
結城「他のやつらの方にもいってたから遅れてちまった すまなかったな」
結城は墓に話しかけていた
結城「俺もう一度、陸自にいくわ いけるかわからねぇけどな…」
結城「応援してくれよ」
結城「じゃあ、またな」
スタスタ
そう告げて、墓を後にした
-現在-
結城「採用試験に行ったら、試験官が元上官でな ほぼ顔パスで通っちまった」
(※実際はあり得ません)
結城「お陰で自衛官に復帰だよ」
部下「結城二尉!」
部下「こんなところに要らしたんですか…」
結城「あぁ、まあな」
部下「帰りの時刻です 参りましょう」
結城「わかった 先いってくれ」
部下「はい!」
タッタッタッ
結城「じゃあな時雨 また来るよ」
結城は服装を再び整えた
制服には、”レンジャーき章””空挺き章”等が付けられておりどれも輝いていた
スタスタ クルッ
結城「また会おう」サッ
海軍墓地に向き直り、敬礼をした
そして、部下が待っているところまで行った
ヒュォォーン
結城が立ち去ったあと、海軍墓地に爽やかで優しい風が吹いた
-Fin-
(※ifストーリーが見たい場合はコメント下さい 短いと思いますが書きます)
(※ifストーリー:結城が提督になった場合 結城が戦死した場合等です)
〈ifストーリー:あり得たかもしれない話〉
前提「あなたはこれからどうするつもりですか?」
結城「…」
結城(あいつらとの約束を守りたい自分もいれば、残ってやりたい自分もいる どうするべきか…)
結城「…」
結城「ここに残ることはできるのか?」
前提「もちろん ですが、元の世界に戻ることはできなくなります」
結城「そうか…」
結城「でも、あいつらのことが心配だ ここに残ろう」
前提「本当ですか!?」
結城「だけど、あいつらにも聞かなきゃいけないな」
前提「どうしてですか?」
結城「…」
結城「あんた、人を撃ったことは?」
前提「いいえ、ありません」
結城「俺は、今までに何人も殺めた つまり、殺人鬼と変わりない そんな奴を受け入れるかどうかを聞かなきゃいけない」
前提「は、はぁ…」
結城「あんたに似て、皆純粋過ぎる 聞くのが恐ろしいよ」
前提「受け入れられなかったら、どうするんですか?」
結城「そうだな… 放浪の旅だろうな 運が良ければ、陸軍に拾ってもらおうかな」
前提「大丈夫ですよ きっと受け入れてくれます」
結城「そう言って貰えると嬉しいね」
前提「では、僕はこれで失礼します 貴方と艦娘達を天から見守ります」
結城「そうか… じゃあ、伝言お願いしていいか?」
前提「なんですか?」
結城「俺の仲間だった”坂本””酒井””野崎””小野””赤沼””瀬川”って奴がいるんだ そいつらに伝えてくれ」
結城「”約束守れなくなった 守らなくちゃいけない仲間達ができた”てな」
前提「…わかりました 必ず伝えます」
結城「…ありがとう」
それを伝えると、前提は光に包まれ消えていった
結城「…戻るか」
少々重い足取りで鎮守府に戻った
-鎮守府 会議室-
ザワザワ
一言かけたら皆来てくれた ありがたい限りだ
結城「今日は、来てくれてありがとう 感謝する」
吹雪「司令官 いきなりどうしたんですか?」
結城「みんなに俺の今後を決めて欲しい」
ザワザワ
電「どうゆうことなのです?」
結城「ここにいて欲しいか それとも出てって欲しいかだ」
いきなりこんなことを聞いて戸惑っている艦娘が多かった
夕張「なんでいきなり」
古鷹「どうしてそんなこと聞くんですか?」
結城「アホみたいなことを言うが、元の世界に戻るチャンスが出来たが俺はそれを蹴りこの世界で生きることにした」
結城「だけど、俺がここにいていいのかどうかをみんなに決めて欲しい」
伊勢「いいに決まってるじゃん! 皆を助けたんだよ」
赤城「何を迷ってるんですか」
蒼龍「ここにいてもいいんだよ」
残って欲しいと言う声が多く上がったが、もう一言言った
結城「本当にそう思うか?」
結城「俺は、前任の提督と明らかに違うところがある なにかわかるか?」
飛龍「指揮を執ったことあるかどうか?」
結城「違う」
那智「私たちとの距離感か?」
結城「違う」
艦娘達が考え始めたが答えを言うことにした
結城「わからないか?」
艦娘達「…」コクッ
結城「答えは、人を殺めた事が”あるかないか”だ」
艦娘達「…」
結城「お前達を見ればわかる 前任の提督は優しくて誠実なやつだっただろう」
結城(実際そうだったしな)
結城「だが、俺はどうだ? 元の世界でもこの世界でも何人もの人間を殺めた」
結城「つまり、俺の手は血で染まっているんだよ 分かりやすく言えば殺人鬼と紙一重だ」
結城「そんなやつと一つ屋根のした暮らせると思うか?」
艦娘達「…」
艦娘達は、静かになってしまった
結城「これを言った後、改めて聞く 俺に残って欲しいか それとも出てって欲しいか?」
時雨「出て行ったら、どうするんだい?」
結城「そうだな… 武器を捨てて、放浪の旅かな 運が良ければ、陸軍に雇ってもらおうかな」
そんなことを話した
結城「残って欲しい奴は、起立しろ 出てって欲しいやつはそのまま座ってろ 言っておくが自分意思で決めろ 周りに流されて決めるのは絶対にやめろ」
(※安価を取ります)
艦娘達の決断は?>>>119
(言って欲しい台詞などかあったらお願いします 誰に言って欲しいかもお願いします)
ガタッ
一人が起立した
時雨「提督」
結城「…時雨」
ガタッガタッガタッ…
時雨が立ち上がったその直後から次々と艦娘達が起立しいつの間にか全員が起立していた
結城「お前ら…」
伊勢「提督さ、人を殺めたの自分だけだと思ってる?」
加賀「私は、あの時提督達を守るために矢を使って人を倒しましたよ」
言われてみればそうだ この二人も俺達を守るために矢を使って人を倒したのである
時雨「提督」
結城「…」
時雨「僕達皆同じ考えだよ それでも残って欲しいんだ 確かに提督はたくさんの人を殺めたかも知らない だけど、命を懸けてこの鎮守府を守ってくれた それに、姉妹達を助けてくれた」
時雨「だから、お願い ここに残って!」
時雨は、そう良いながら俺を見つめた
結城「…皆同じ思いか?」
艦娘達「」コクッ
結城「…」
結城「じゃあ、一つ約束してくれ」
結城「”必ず生きて帰ってこい”」
艦娘達「…」
結城「俺はもう同僚や部下が亡くなるのは見たくない どんなに辱しめを受けても必ず生きて帰って来てくれて 約束できるか?」
艦娘達の答えを待った
金剛「そんなのわかってるデース!」
榛名「えぇ、その約束必ず守ります!」
二人がそう言うと、周りの艦娘達も同意した
結城「…」
それを聞いて、首にかけてあった会社のドッグタグを机に落とした
結城「本日をもって俺はPMC社員を辞める 残りの人生をこの世界で過ごす そして、お前達と共に戦うことをここに誓う」
結城「よろしく頼む」サッ
海軍の敬礼はわからなかったため陸自の敬礼をした
本当に久しぶりだった
艦娘達「」サッ
艦娘達も続いて返礼してくれた
結城「よろしく頼む」
そう一言静かに言った
夕立「提督さん ずっと一緒にいてくれるっぽい?」
結城「あぁ、ずっと一緒だ」
時雨「本当に? どこにもいかない?」
結城「あぁ、きっとな」
時雨、夕立「」ギュ
時雨「約束だよ」ギュ
夕立「ずっと一緒っぽい」ギュ
結城「あぁ、そうだな」ナデナデ
俺は、部下達を守ることができなかった だけど、今度はこいつらを守ってやりたいと思う
出来ることは少ないだろう だけど、その数少ない使命をやり遂げるのが自分の努めだ
天にいる部下達に告ぐ
俺は、もう少しそっちに行くのは遅くなるだろう だけど、そっちに行く時は沢山の土産話を持っていく予定だ だから、もう少しだけ待っていてくれ
-元陸上自衛隊 特殊作戦群 結城桂輔 二等陸尉
現○○鎮守府 提督 結城桂輔 より-
-Fin-
〈IFストーリー:あり得たかもしれないもう一つの話〉
(※結城が戦死するパターンです)
時雨達を逃がすため戦闘を継続した
敵はライトとサプレッサーを外して射撃していた自分を追いかけ始めた
結城「よし、こっちに来た」
木の影に隠れ、ライトとレーザーを消し、サプレッサーを付け直した
敵兵「どこ行きやがった」ガサガサ
敵兵達は、早くも自分を見失ったようだ どうやら、暗視ゴーグル等は付けていないようだ
結城「よし、こっち来い」カチャ
待ち構えていたときだった
ヒューン ポーン!
結城「っ!? なんだ!?」
暗視ゴーグルを咄嗟に外したため目がやられることは防いだ
結城「っくそ 照明弾か…」
敵が俺を見つけるために照明弾を挙げ始めたのである お陰で周囲が非常に明るくなった そのため
敵兵「おい、いたぞ!」
ババババ
結城「っくそ」
待ち伏せが失敗し、逆に集中砲火を受けるはめになった
結城「図に乗るな」パシュパシュ
敵兵「ぐはっ」バタッ
ババババ
結城「ぐっ」バシュン
銃弾が肩に命中した
結城「あー、痛って!」
肩を押さえながら、少し悶えたが
ババババ
敵は容赦なく攻撃してきた
結城(まずいな… 場所を移動しよう)
そう考え移動することを決意した
結城(どっちに行く?)
(※安価を取ります)
横に行くor下に行く>>>123
(どっちにいっても怪我をします)
結城(とにかく横に行こう)
(※右側の方に向かいます)
結城(とにかく、あいつらの注意を俺に向かせねぇと)
今、左方面(来た方面)に行ったら、敵が時雨達に気づいてしまう恐れがあった
それだけは防がなければならなかった
結城「…よし 行くぞ」
敵が銃撃を続けている中、M4を背中に回しG17を手にした
結城「3‥2‥1 行くぞ」
パンパンパン タッタッタッ
拳銃で牽制をしながら、走り抜けた
ババババ
もちろん、相手も銃撃してきた M4より大きい口径をしたAK等の銃撃音が周囲に響いた
バシュン
結城「がはっ」
走ってる最中に左足に被弾した
バシュン!
結城「ぐっ」
そのすぐあとに肩に被弾した
結城「くそったれ…」
そう愚痴を言いながらその場を離脱した
完結です。お付き合いくださりありがとうございました!
続編も考えてます!
5/3 1,000pv突破ありがとうございます。
続くかどうか不明の物語ですが、楽しんでくれたら嬉しいです。
5/10 2,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。
5/17 3,000pv突破ありがとうございます!
これからもご協力よろしくお願いします。
5/25 4,000pv突破ありがとうございます!
これからもご協力よろしくお願いします!
5/31 5,000pv突破ありがとうございます!
これからもご協力よろしくお願いします!
6/7 6,000pv突破ありがとうございます!
まだまだ頑張って書いていきます。
6/16 7,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。
6/29 8,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。
7/20 10,000pv突破ありがとうございます!
読んでくださりありがとうございます!
頑張って書いていきます。
7/27 11,000pv突破ありがとうございます!
頑張って書いていきます。
8/2 12,000pv突破ありがとうございます!
ようやくフィナーレです。
1.時雨
2.夕立
で、オナシャス!
1さん〉コメントありがとうございます!
了解しました!
(時雨、夕立)でいかせてもらいます!
私の嫁の吹雪でお願いします
3さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
吹雪でいかせてもらいます!
4.那智
5.妙高
6.羽黒
で、再生されたので
5さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
妙高、那智、羽黒でいかせてもらいます!
赤城、加賀でお願いします。まあ…弓持ちの艦娘ですからあまり銃には不得手ということで
7さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
赤城と加賀でいかせてもらいます!
9.鳳翔
10.間宮
は、いかがでしょう。
9さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
鳳翔と間宮でいかせてもらいます!
比叡改二丙、実装おめでとう!ってことで、
金剛型四姉妹
で、お願いします。
伊勢
アオバワレー青葉で
雲龍
単体複数安価で一つに全部入れるのマナー違反だよ
一人が連続で入れるのもどうかと思うけどID変わるから仕方ないね
防ぐためには名無し禁止で同じ人の連投禁止するしかないからここでの安価は難しいんだよな
11さん〉コメント&ご協力ありがとうございます。
了解しました!
金剛型四姉妹でいかせてもらいます!
15さん〉コメントありがとうございます。
そうですね、こうゆう安価制は難しいですね…
安価製は、続けるかどうか検討します…
(物語も続くかどうか不明)
ちゃんと安価ルール守って伊勢入れたのに金剛4姉妹になってしまった
どこかで出してくれると嬉しです
18さん〉コメント&ご指摘ありがとうございます。
ご安心ください。
伊勢は、この後登場しますので少々お待ちください!
資源の在処は?
↓
最後の言葉は?
20さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
資源の在処→最後の言葉でいかせてもらいます!
まあ、助ける(渋々)。
艦娘は2航戦、五航戦、古鷹、夕張、川内、神通で。
すいません、川内をやめて神風でお願い致します
23さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
助ける&艦娘八名でいかせてもらいます!
秋月でお願い致します!
25さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
秋月でいかせてもらいます!
たまたま見つけたK,Eさんの作品を初めて拝見させて頂きました。
暇つぶし感覚で読み始めたのですが、読んでいるうちにだんだんと作品の世界観に引き込まれてしまい、あっという間に読み終わってしまいました。私もssを執筆しているのですが、なかなか思うように進まず苦労しています…同じ作者として、センスの差を見せつけられました…
とても良い作品でした!続編をぜひお願いします!長文大変失礼致しました。
27さん〉コメント&応援ありがとうございます!
自分も、変なこだわりなどを持ってしまいなかなか物語が進まない時があり苦労しています…
しかし、こんな物語ですが楽しんで見てくれる方々がいらっしゃるのでとても励みになります!
これからも、自分の作品を楽しんでくれれば幸いです!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
1.個人情報や人となり。
2.元の世界に帰りたい理由。
3.これからどうしたいか。
凡庸で、すいません。
29さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
この3つで採用させてもらいます!
仲間は何人?
↓
今まで殺した人数を答えろ
↓
ではその分拷問します。
「そうしないと殺された人が報われないですからね…。大丈夫!後遺症は残らないからな!」←元ネタ(鬼滅の刃、胡蝶しのぶが鬼に話した言葉)
31さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
なかなかえげつないないですね…
採用させてもらいます!
孫子には追い詰めた敵を追ってはならぬと書いてありますが…罠も無さそうだし…殺ればいいんじゃないですか?
33〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
採用させてもらいます!
結城「では…お前らに問う。生きるとはなんだ?」
飛龍「え?ええと…」
結城「判断が遅い!」
蒼龍「ええ…」
結城「生きると言うのは…誰かを殺すと言うことだ」
神通「でもそれは…」
結城「食事をするのにも戦うにも人や生き物を殺すしかない。それでもなお、生きていかなければならないのだ」
神風「……」
結城「少なくとも俺はそうしてきた…」
ってやり取りが欲しいです!
35さん〉コメントありがとうございます!
了解しました!
少し変えるかもしれませんが、採用させてもらいます!
高速修復材ですね。艦娘を治すには必要でしょう。
37さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
高速修復材でいかせてもらいます!
雲龍、伊勢、神通、榛名、霧島でお願いします
39さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
五人採用させてもらいます!
伊勢は武器持っているから霧島と神通あたりですかね?榛名は人を殺すのを躊躇ってるし…
41さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
では、霧島と神通に持たせることにします!
榛名の描写も少し入れさせてもらいます!
霧島 カラシニコフ
神通 ガバメント
43さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
その二丁でいかせてもらいます!
翔鶴
古鷹 で、お願いします。
45さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
翔鶴、古鷹でいかせてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
吹雪と赤城でお願いします!
47さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
吹雪と赤城でいかせてもらいます!
同じく吹雪と赤城でお願いします!
49さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
「赤城と吹雪」でいかせてもらいます!
前の世界はどんなものだったのか?
51さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
採用させてもらいます!
(これについては、個人的見解もありますのでご注意を…)
川内と長良、那珂、日向が追加でお願いします!
53さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
4人採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
鉛って火縄銃の時から使われたものですね。
鉛を使うと鉄より軽いのでよく飛ぶし毒もありますしね。山中城の戦いでは鉛に青銅を混ぜたものもあったようです。井伊直政は銃弾の毒で死んでますし…
ここはその場でやった方が良いでしょう。
55さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
実は、その場でやるの方のストーリーを考えていたので、ありがたいです!
井伊直政の話しは、結構有名ですよね…
引き続き物語をお楽しみ下さい!
「鉛」の弾丸を「銅」で覆ってるんじゃないの?
フル・メタル・ジャケットっていうし
57さん〉コメント&ご指摘ありがとうございます。
申し訳ありません…
自分の調べ不足だったのですぐに訂正してもらいます。
引き続き物語をお楽しみ下さい!
吹雪でお願いします!
59さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
一人は、吹雪でいかせてもらいます!
電でお願いします‼
61さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
この後、残りの六駆も出しますので楽しみにしててください!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
陽炎と不知火で‼
63さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
陽炎と不知火でいかせてもらいます!
不知火で「自己紹介をお願いします」
シンプルですけど良いですか?
65さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
全然大丈夫です! それの方が話に入りやすいです!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
日本の料理を久しぶりに食べる!これで。
67さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
瑞鶴で「どうして部下達を止めれなかったの?もしかして提督さんもPTSD障害に成りかけてたって事?」
これでいいでしょうか…?
69さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
安価とはいえないと思いますけど…
「正式に私達の提督になって下さい!」
これで。
71さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
そちらの答えは、半分採用にさせてもらいます!
理由はこの後語られます。
引き続き物語をお楽しみ下さい!
吹雪お願いします!
73さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
吹雪でいかせてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
叢雲、村雨、五十鈴、黒潮で。
色々バラバラですが、登場した艦娘の姉妹という事にしました、お願いします
75さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
叢雲、村雨、五十鈴、黒潮でいかせてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
何か文章減ってません?
77さん〉コメント&ご指摘ありがとうございます!
再度保存したので大丈夫だと思います!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
時雨、夕立、加賀、川内、伊勢で。
79さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
敵で尋問お願いします。内容は『ここに捕まってる艦娘達の居場所とお前の仲間達の居場所を教えろ』で。
81さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
質問ではないですけど…『お前の持ってる持ち物を全て俺に渡せ』で良いですか?
処遇は殺害は流石に酷いので、気絶でお願いします!補足で『気絶させた後、運んで使われていない近くの牢屋に放り投げる』
83さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
採用させてもらいます!
牢屋の部分は変更になるかもしれませんが、ご了承下さい…
引き続き物語をお楽しみ下さい!
一度は突き放したが結果戻ってきて艦娘達を助ける主人公かっこいい~~
結末は艦娘達と主人公の仲がとっても良くなってこのまま鎮守府で暮らすのがいいなと思いました
85さん〉コメント&ご声援ありがとうございます!
お褒めの言葉ありがとうございます!
結末も考えてありますので、楽しみにしててください!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
五十鈴で!
天龍、龍田、長門、陸奥でお願いします!
>>87 の名無しです。間違えてコメントしてしまいました。
>>88の続きです。怪我してる艦娘は陸奥で。
89さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
この四人でいかせてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
『ここの廃工場にいる見張り達を全員倒してくれ』
これでお願いします。
91さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
採用させてもらいます!
『助ける』でお願いします。
縛られている艦娘は朧、曙、漣、潮の第七駆逐で!
93さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
第七駆逐の4人でお願いします!
95さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
第七駆逐隊の四人でいかせてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
貴方の小説、いつも楽しみにしています!
↓リクエストです。
夕立が見えない防犯レーザーに当たってサイレンが鳴る。
これでどうですか?
97さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
お褒めの言葉ありがとうございます!
そして、安価採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
カッコイイですね結城提督。1から読みましたが凄く面白いです。
この感じだと彼は敵を簡単に倒せそうですけど、ちょっとリクエストしても良いでしょうか?
結城提督は敵が意外と多すぎて敵わないと思い、ここで複数の敵をおびき寄せて自爆するという展開はアリかなと思います。そして艦娘達は彼が死んだと思ったら奇跡的に帰ってきて姿を表す…というのはどうですかね?
※あくまで僕の個人の意見なので一応リクエストの隅に置いといてください。
99さん〉コメントありがとうございます!
申し訳ありません、最後の方は安価せいでいかせてもらいますので採用は見送らさせてもらいます…
もしよかったら、安価の方も参加してください!
そして、お褒めの言葉ありがとうございます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
このコメントは削除されました
101さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
申し訳ありません、謝ってコメントを消してしまいました 大変申し訳ありません…
安価の「一矢報いる」は採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
金剛、比叡、瑞鶴、不知火、吹雪、電で!
103さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
鎮守府に行く!これで。
105さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
まさかの戦友との再会ですね!これは熱い!
この後の予想ですが、結城提督が戦友達に『今日は本当に楽しかった!みんなが元気そうで良かったよ。これで漸く楽に死ねるな。』と笑いながら言いますが、同期の坂本さんは『お前はまだ死ぬのは早い、お前には待っている人達がいるはずだ。戻ってやれ!』って言いそうな気がします!
※あくまでも予想です。リクエストではないので気にしないで下さい〜。
107さん〉コメントありがとうございます!
面白そうな提案ですね!
台詞など参考にさせてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
どんな怪我や病気でも治せる薬を提督に飲ませる。ただ、その薬は効かない場合もあり、最悪死んでしまう可能性がある。(ドラえもんのある話から参考にしました。薬の名前は任せます。)
あまり良い案が浮かびませんでした。すいません…。
109さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
いえいえ、なかなか良い案ですよ!
(自分も難題を出して申し訳ありません…)
引き続き物語をお楽しみ下さい!
妙高でお願いします!
111さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
妙高でいかせてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
時雨でお願いします!もし複数であれば、追加で夕立も!
113さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
採用させてもらいます!
ついにクライマックスです!
最後までお楽しみ下さい!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
時雨はキャップ、夕立はシュマグで!
115さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
ifストーリーが見たいです 結城が最後元の世界に帰るのではなく艦これの世界で提督を続けるみたいな感じがいいです! ご検討お願いします
117さん〉コメントありがとうございます!
了解しました!
この話の下の方に書いていく予定なので、楽しみにしててください!
『残って欲しい』でお願いします。
『それでも残って欲しい、貴方が人を殺めたとしても私達を助けてくれたから』こんな台詞も追加で。
119さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
採用させてもらいます!
あと、お手数ですが誰に言って欲しいか指名もしてくれたら嬉しいです…
引き続き物語をお楽しみ下さい!
>>119のものです
時雨でお願いします!
121さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
お手数おかけして申し訳ありません。
採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!
横に行く、で。
123さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!
了解しました!
採用させてもらいます!
引き続き物語をお楽しみ下さい!