2021-09-21 14:28:17 更新

概要

「新兵器実験中なのに…鎮守府に」の続編になります。

※本来これが第3話でしたが、諸事情で止めてましたが満を持して出します。
安価制になるかな…


前書き

第3弾です!(これが本物)

主人公:結城 桂輔(ゆうき けいすけ)
現:陸上自衛隊 第一空挺団 第一普通科大隊 大隊長(二等陸佐) 45歳

現在は事務職が多くなり、前線に出ることが減った
とある事情から、再び艦娘達と関わる事になる
(所属艦娘:吹雪、白雪、初雪、深雪、叢雲、第六駆、第七駆、白露、時雨、村雨、夕立、春雨、山風、陽炎、不知火、黒潮、雪風、天津風、時津風、秋月、涼月、初月、神風、睦月、如月、弥生、卯月、皐月、夕張、天龍型、川内型、長良、五十鈴、大淀、北上、大井、木曽、古鷹型、青葉型、妙高型、高雄型、長門型、扶桑型、伊勢型、金剛型、赤城、加賀、鳳翔、ニ航戦、五航戦、雲龍、瑞鳳、明石、間宮)


プロローグ


-陸上自衛隊 習志野駐屯地 大隊長室-


結城「ふぅ」


書類を終えた結城は一息ついた


あの実験から数年の月日が経った

その間に昇任試験等を受けて二等陸佐に昇進し更に上の立場になった そのため、前線に出ることは殆んど失くなり事務職が主になった


結城「…」


艦娘達の事は一日たりとも忘れたことはない

だが、もう関わることはないとそう思っていた


筈だった


夕立「提督さん! お散歩いくっぽい!」ピョンピョン


時雨「僕も提督と歩きたいかな…?」


結城「…あぁ」


なんでこうなった…

こうなったきっかけは数日前に遡る


1章 国籍不明機


結城「…よし」


いつものように仕事を終えた結城は帰り支度を済ませて部屋を出た


結城「…ん?」


ふと、首元に暑さを感じて首に手を掛けると自身が熱いのではなくあるものが熱を帯びていた


結城「なんだ?」


手に取ると、それはあの時時雨と夕立から貰ったペンダントだった

首から外し、手に取ったと共に熱がなくなった


結城「なんで急に?」


心なしか時雨の髪飾りが光っているように見えた


結城「…気のせいか」


そう思い、再び首にかけ帰りを急いだ


-航空自衛隊 百里基地-


百里基地内では、けたたましいサイレン音が鳴り響いていた

日本のJADIZ(防空識別圏)に国籍不明機が侵入したのをレーダーが探知したのである


ブォォー!


二機のF-2戦闘機がスクランブル発進した


パイロット「目標をレーダーで捕捉 これより追尾する」


二機の戦闘機は国籍不明機に同じ高度になり、飛行した

そして、国籍不明機が視界に入った


パイロット「あれはなんだ?」


パイロット二名は自分の目を疑った


(※安価を取ります)


国籍不明機は?>>>3

1,深海棲艦機

2,(艦娘)空母艦載機(機体までお願いします)


パイロット二名の視界に現れたのは、真っ黒な機体に一部から黄緑色に発光する飛行物体だった


パイロット「なんだあれ…」


パイロット2「配置につけ」


パイロット二名は機体を操作して、一機が国籍不明機の隣にもう一機は後方に下がった

(※スクランブルの際、必ず二機でいく理由は、一機は交渉役、もう一機は非常時に対応する機体に別れるため)


かなり減速して飛行物体の隣につけた


パイロット「You are approaching Japanese airspace territory〈警告 貴機は日本領空を侵犯している 我の指示に従え〉」


パイロットは国籍不明機に英語で警告を促した しかし、国籍不明機は減速することなく進み続けた


パイロット「警告 貴機は日本領空を侵犯している 我の指示に従え」


パイロットは日本語で対応したが、変わらなかった


パイロット『目標は警告を無視 領空を侵犯中』


通信士『こちら本部了解』


パイロット『目標への警告射撃を求める』


通信士『了解 目標への警告射撃を許可する』


パイロット『了解』


パイロット「安全装置解除」


パイロットは国籍不明機に標準を合わせ引き金を押した


ダダダッ!


F-2に搭載されている20mmバルカン砲が国籍不明機の近くを通りすぎていった


パイロット『目標に対して警告射撃を実行 目標は依然として停止しない』


パイロットが通信をした直後だった


グォーン!


パイロット「うおっ!?」


各機はそれぞれ左右に別れ激突はしなかった


パイロット2『こっちに向かってきた!』


国籍不明機は再び旋回し、二機の背後についた


ダダダッ


国籍不明機から、下部に付いている機銃が放たれた


パイロット『目標より攻撃を確認!』


二機共に回避行動を取りながら、通信を続け


通信士『自衛戦闘の許可を下ろす 撃墜せよ』


パイロット2『了解』


一機が動き回る国籍不明機の背後に付くことに成功した


パイロット2「安全装置解除」


パイロット2は、空対空ミサイルの安全装置を解除して発射しようとしたが


ブォン


パイロット2「なに…」


突然、国籍不明機が目の前から消えてしまった


-百里基地-


管制員「国籍不明機 房総半島沖付近にてレーダーから消滅!」


幹部「撃墜したのか?」


管制員2「ミサイルは発射していません」


幹部「直ちに付近を捜索 見つけ出せ」


管制員「了解」


だが、その後国籍不明機が発見されることなく航空自衛隊での捜索は打ち切られ、その日の未明に墜落したと考え、海上自衛隊に捜索要請がかけられた


-翌日 房総半島沖-


航空自衛隊の要請を受けて、海上自衛隊横須賀基地所属の第一護衛隊の”まや””むらさめ”が派遣された


御子柴「艦長 捜索海域に入りました」


護衛艦まやの副長の御子柴二等海佐が艦長に伝えた

防衛大学校出身 江田島幹部候補生学校を卒業し、様々な艦艇で経験を得て護衛艦まやの副長にまで上り詰めた


艦長「わかった 漂流物を発見次第直ちに報告するよう徹底してくれ」


御子柴「了解しました」


それを受け取った御子柴は艦内放送をかけた


-数時間後-


捜索開始から数時間経ったが、未だになにも発見されなかった


艦長「副長 なにか発見されたか?」


御子柴「いいえ そのような報告は…」


艦長「そうか…」


御子柴「むらさめもなにも発見していないと報告が来ています」


艦長「うむ…」


航海長「艦長 霧が出てきました 捜索が困難になります」


艦長「…一時捜索を中断 霧が晴れ次第再開する」


御子柴「了解しました」


霧が出て来たため、一時捜索を中断することにした 艦内放送をかけようと手を伸ばしたところ


『CICより報告 前方に目標多数確認!』


その報告に艦橋の人間が不思議そうな顔をした


艦長「他の国の艦艇が来たのかもしれん 確認しろ」


御子柴「了解しました」


御子柴は通信員に連絡し、前方の艦艇に連絡を取らせた

しかし


通信員『目標からのSIF応答なし』

(※SIF=敵味方識別装置)


御子柴『何故応答がない?』


通信員『わかりません 三回行っていますが、いずれも応答なしです』


その報告に愕然とした では、今前方にいるのはどこの国の艦艇なのか…


航海長「霧が晴れます」


霧がゆっくりだが晴れてきた


航海長「どこの国の艦艇だ?」


航海長は首にかけていた双眼鏡で前方を覗いた


航海長「…」


御子柴「航海長どうした?」


航海長「…なんだあれ」


航海長につられ、艦長と御子柴も双眼鏡で前方を覗いた


御子柴「嘘だろ…」


艦長「こんなことあるのか…」


そこには、確かになにかいた だが、”艦艇”ではなかった 何故なら、明らかに形が”人”だからだ


御子柴「艦長 こいつは…」


艦長「海に出て長いが、こんなこと初めてだ」


そう話している時だった


PPPP


御子柴『こちら副長』


通信員『副長 艦長と共にCICにお願いします』


御子柴『…わかった』


御子柴は艦長と共にCICに向かった


-CIC-


艦長「どうした?」


通信員「正体不明の艦艇より通信です」


そう言うと、電話を差し出してきた


艦長「…全艦放送に」


カチッ


艦長『こちら、日本国海上自衛隊 第一護衛隊 護衛艦まや 艦長だ』


?『自衛隊? 何故ここにいらっしゃるのですか?』


その声は明らかに女性の声だった


艦長『その前にお答えしていただきたい 諸君らは何者だ? ここは、日本国領海である 正当な目的がなければ速やかに退去せよ』


?『私達は…峰鎮守府所属の艦娘です 私達は貴殿方に危害を加えるつもりはありません』

(※作者のミスで鎮守府の名前一切考えていませんでした お許し下さい)


艦長『峰…鎮守府?』


聞き覚えの無い場所を聞かされCICにいる要員達は顔を見合わせた 艦内でも同じだろう

そして、何より


御子柴「艦娘ってなんだ?」


御子柴はそう呟いた


艦長『私の記憶が正しければ、そのような場所は我が国には一切存在しない これ以上、我々の行動の支障をきたすのであれば、諸君らの行動を阻止しなければならない』


?『待ってください! 私達は貴殿方と敵対するつもりはありません 一度お話をさせてください』


電話の向こうでは、慌てたような声が聞き取れた


艦長「…副長」


御子柴「はい」


艦長「数名を連れて目的の艦艇に行って貰えるか?」


御子柴「…了解しました しかし何があるかわかりません 警戒厳守でお願いします」


艦長「わかっている」


そう言うと、艦長は再び受話器を耳に当てた


艦長『了解した こちらより、人員を派遣する』


?『ありがとうございます』


そう言うと、連絡は切れた


-十数分後-


護衛艦まやから御子柴副長を含めた数名が内火挺に乗り組み目的の海域に向かった 無論、確認が拳銃や小銃を装備していた


船員「副長 話しにいくだけなのにこれだけの事しますか?」


御子柴「正体不明の何かだ 備えは必要だ」


御子柴は口ではそう言っていたが、自身も不安で押し潰されそうだった


挺長「この辺りの筈ですけど…」


レーダーで探知した辺りについたが、なにもいなかった


御子柴(やっぱり幻だったのか)


御子柴の頭には、双眼鏡で見た物があった

見間違いだった そう思ったときだ


?「お待ちしていました」


一同「っ!?」


声がした方を見ると同時に挺内にいる全員が驚愕した

何故なら、目の前にいる女性は確かに水上に立っていたからである


船員「ふ、副長…」


隊員の声に振り向くと、内火挺の周りには同じように水上に立つ女性達がぞろぞろと集まってきた

20代位の女性もいれば、明らかに学生にしか見えない女性もいた


船員達「」ガチャ


隊員達は、反射的に銃を構えた


御子柴「命令があるまで撃つな!」


御子柴はすぐに正気に戻り、部下達を制した


?「名前は?」


御子柴「…海上自衛隊 護衛艦まや副長 御子柴和博二等海佐」


御子柴は冷静に答えた


御子柴「貴女方は?」


?「私達は…」


(※安価を取ります)


艦娘達は?>>>5

(所属艦から複数お願いします 旗艦も書いてくれたら、嬉しいです 都合により、時雨と夕立はいます)


伊勢「私は、伊勢 戦艦伊勢だよ」


伊勢と名乗った女性は、ブラウン色の髪をポニーテールのようにまとめ、額には白鉢巻をしており、和服のような服装に”いせ”と書かれた前当てのついたスカートを履いてた


飛龍「私は、飛龍 航空母艦飛龍ね」


飛龍と名乗った女性は、ショートカットの髪に額に日の丸が描かれた鉢巻をしており、服装は隣の娘と同じような着物だが、橙色の着物を着ていた


摩耶「おいおい、さっきからあたしの名前を随分呼んでるじゃねえか あたしが重巡摩耶様だ」


やけに強気な口調で喋る女性は、腹部が丸見えのノースリーブの上着にスリットの入ったスカートといった目のやり場に困るくらい露出度が高い服装をしていた


村雨「あら、私は村雨よ♪」


村雨の名乗った娘は、先の三人に比べたらやや若く見え、高校生位に見えた

黒いベレー帽に芦黄色の長い髪をツーサイドアップにしており、大人っぽい雰囲気を出していた


時雨「時雨だよ こんなところで何してるの?」


時雨と名乗った娘は、心配そうな目でこっちを見ていた

黒いセミロング位の髪を三つ編みにし、髪には赤い髪飾りを着けており、濃紺色のセーラー服を着ていた


夕立「夕立っぽい♪ おじさん達ここで何してるっぽい?」


最後の娘は、独特な語尾で話しつつもこちらに興味津々のようだった

服装は時雨と似ている服を着ていたが、亜麻色のストレートヘアを背中まで長く伸ばしており先端は桜色に染まっていた


御子柴「その名前って…」


御子柴は聞き覚えのある名前に考えていたら


隊員「副長 間違いありません 全て帝国海軍所属の艦艇の名前です」


御子柴「…」


同じことを考えていた だか、それら全ては艦艇である 目の前にいるのは、見慣れない物を付けているが明らかに人間だった


御子柴「君たちは何者なんだ? 何が目的だ?」


御子柴は改めて彼女達に質問した


伊勢「目的とかないよ 私達は鎮守府に帰ろうとしただけだよ」


飛龍「霧に入って進んだら、あなた達がいただけ」


摩耶「お陰で、他の奴らとはぐれちまうしよ」


彼女達自体、何故ここにいるかもよくわかっていない状態だった


御子柴「じゃあ、君達は我々海上自衛隊及び日本に対して敵対する気はないと言うことか?」


摩耶「だから、興味もねぇしやり合う気もねぇよ!」


御子柴は内心安心した 未知の存在と戦うのは気が引けたからだ


挺長「副長 どうしますか? 引き上げますか?」


御子柴「…そうだな」


そう言うと、御子柴は反転するように指示を出した


伊勢「ちょっと待ってよ」


村雨「私達もあなた達のところにいきたいわ」


御子柴「…はい?」


時雨「僕達いつまでもこの状態じゃいられないんだ」


夕立「燃料がなくなったら、夕立達沈んじゃうっぽい」


御子柴はただ、困惑した 余計に彼女達がなんなのかわからなくなった


挺長「副長どうします?」


(※安価を取ります)


判断は?>>>7

1,保護(重要参考人として)

2,置いていく


御子柴「いくらなんでもこのまま放置しておくわけにはいかない いくら日本近海と言っても他国の眼がある」


御子柴「一時的に保護だ」


隊員「しかし、副長…」


御子柴「行方不明になった国籍不明機 それが行方不明になった海域付近で発見された彼女達 偶然にしては出来すぎてないか?」


その言葉に一同は無言になった


御子柴「俺の判断で彼女達を重要参考人として保護する 艦長にも伝えろ」


隊員「…了解」


御子柴「すまないが、ご同行願いたい」


夕立「いいっぽい?」


御子柴「我々は自衛隊だ このまま放っておく事も出来ない」


伊勢「それは助かるよ」


御子柴「ついてきてほしい」


そう言うと、内火挺は艦に向けて進み始めた その後ろ艦娘がついてきた


-十数分後-


護衛艦まやの甲板上には艦長や幹部含め十数人の自衛官達がいた 連絡を受けた後、集まったのだ


御子柴「艦長 御子柴以下8名戻りました」


艦長「ご苦労 後ろにいるのが…」


御子柴「はい…」


御子柴の後ろには、護衛艦の艦橋等を不思議そうな顔をして見ている艦娘達がいた


艦長「我がまやにようこそ 私がこの艦の艦長 宮田<みやた>だ」スッ


伊勢「貴方がこの船の艦長ね 私は伊勢 よろしくね」


そう言うと、伊勢は差し出された手を握り握手した 何者かは不明だったが、その手の感触は明らかに女性の手だった


艦長「彼女達を食堂に」


艦長は部下の女性自衛官に指示を出した


時雨「ねぇ、ちょっと待って」


案内される前に時雨が声をあげた


夕立「夕立達 会いたい人がいるっぽい」


時雨「君達も同じ自衛官なんだ ”結城”って言うんだけど…」


御子柴「結城?」


その名前に御子柴が反応した


御子柴「結城って…結城桂輔の事か?」


その名前を口にしたとき艦娘達が御子柴を見た


飛龍「まさか…知ってるの?」


御子柴「え…まぁ」


時雨「どこ!? どこにいるの!?」


夕立「教えてっぽい!」


時雨と夕立は御子柴に飛び付く勢いで駆け寄った


伊勢「ちょっと、時雨、夕立!」


村雨「ちょっと二人とも!」


摩耶「落ち着けよ!」


それを村雨と摩耶が引き留めた 突然の出来事に自衛官一同は呆気に取られた


時雨「ご、ごめん…」


引き留められて、落ち着いたのか二人は静かになった


艦長「副長 彼女達の言う結城と言うのは?」


御子柴「防衛大学校の同期です しかし、あいつは陸自にいる筈です」


御子柴「何で結城を知っているんだ?」


御子柴は時雨と夕立に聞いた


時雨「僕達の提督なんだ お願い、会いたいんだ!」


夕立「教えてっぽい!」


御子柴「…は?」


その答えに自衛官一同は更に呆気に取られた


-同時刻 陸上自衛隊 習志野駐屯地-


同じ頃、習志野駐屯地のグラウンドに異形の物体が届いた


隊員「なんだこれ…」


それは、昨日航空自衛隊が会敵した物に似ている物体だった


広報官「今朝方、山から煙が出ていると消防に通報があり確認したところ、これがあったそうです」


荒木「にしてもこれは、有人機か? それとも無人機?」


彼は数年前に結城と共に実験に参加し、艦娘達に遭遇した一人だ 階級も上がっており、三等陸佐になっていた


隊員「操縦席のようなものは確認されていません 無人機にしても、こんなもの見たことありません」


結城「…」


団長「とりあえず、これは一時的にこの駐屯地で預かり後日防衛省が回収するらしい」


結城「菊川団長 それでしたら、目につかないところに置いておきましょう」


結城はこの空挺団の団長であり、この駐屯地司令の菊川に発言した

団長の菊川は結城のことをよく知っており、防大でも結城の先輩である 階級は陸将補


団長「もちろんそのつもりだ」


そう言うと、飛行物体はクレーン等に吊られトラックに載せられ運ばれた


-伊豆諸島付近-


伊勢達が海上自衛隊の護衛艦に保護された頃、伊豆諸島の周辺で六つの影が海上を進んでいた


?「伊勢さん達はどこ?」


?「連絡が取れなくなったけど…」


(※安価を取ります)


艦娘は?>>>9

(所属の艦娘から六人です 空母艦娘がいると嬉しいです)


吹雪「私達より前にいましたけど…」


高雄「摩耶も…」


神通「霧がかかったと思ったら、皆さんと連絡できなくなりましたね…」


山風「…」


吹雪「山風ちゃん?」


山風「ここ…嫌い…」


心なしか山風は少し震えていた


高雄「扶桑さんどうしますか?」


扶桑「そうですね… 周囲を見た方がいいかもしれませんね」


蒼龍「だったら任せて」


そう言うと、蒼龍は弓を引き矢を放った そして、それが艦載機”彩雲”に変わり飛び立っていった


蒼龍「お願いね!」


妖精「」グッ


妖精は親指を立て伊勢達が進んでいた方向に向けて飛んでいった


-航空自衛隊 百里基地-


百里基地では、昨日に続きサイレン音が鳴り響いた

再び日本のJADIZ(防空識別圏)に国籍不明機が侵入したのをレーダーが探知したのである


サイレンが鳴り始めて数分でF-2戦闘機が出動していった


パイロット『こちらブルー1 目標空域に入った』


パイロット2『こちらブルー2 目標をレーダーで補足した これより追尾する』


十数分後に伊豆諸島付近の空域に達した二機の戦闘機は補足した目標を追尾し始めた


パイロット『目標を確認……』


パイロット2『なんだあれ… 夢でも見てるのか…』


パイロットからの無線を受け取った管制官が確認を取った


管制官『どうした? 何がいる?』


パイロット『…彩雲です 帝国海軍艦上偵察機彩雲が飛んでいます』


パイロットからのあり得ない無線に現場がざわついた


関谷『そんなものいるわけ無いだろ! もう一度確認しろ!』


無線機を取った関谷(せきや)三等空佐がパイロットに再度確認をいれた

実物の彩雲は現在アメリカに一機だけ保管されており、それが飛んでいる筈がなかった


パイロット『接近します』


一機が速度を落として彩雲に近づいた


-伊豆諸島付近海域-


吹雪「蒼龍さんどうですか?」


蒼龍「う~ん なにも見えないね」


神通「少し先の筈ですけど…」


蒼龍「ん?… なにあれ…」


高雄「どうしました?」


蒼龍「なんか後ろ飛んでいるんだけど…」


蒼龍の話に一同が蒼龍を見た


吹雪「もしかして、敵機ですか?」


蒼龍「いや、ちょっと待って…」


そう言うと、蒼龍は意識を集中させた


蒼龍「なんか見たこと無い航空機が横並びになったけど…」


扶桑「見たこと無い…航空機ですか?」


山風「なにそれ…」


蒼龍「なんか、全体が青色でプロペラが付いてないのに飛んでる」


吹雪「翔鶴さんとかが使ってる艦載機ですか?」


蒼龍「いや、それとは形が全然違う」


神通「じゃあ、一体…」


蒼龍「待って なにかしゃべってる」


蒼龍は耳に手を当てて声を聞いた


-上空-


彩雲に近づいたF-2は警告を発するために無線を開いた


パイロット「You are approaching Japanese airspace territory〈警告 貴機は日本領空を侵犯している 我の指示に従え〉」


パイロットは彩雲に向けて警告を発した だが、


パイロット『こちら、ブルー1 パイロットの姿が確認できない』


操縦席を見たパイロットだが、誰も乗っていないのを確認した


関谷『彩雲に似せたドローンの可能性がある ブルー2 警告射撃を許可する』


パイロット2『了解』


そう言うと、後方で待機していたもう一機のF-2が射撃体制に入った


パイロット2『安全装置解除』


カチッ


ダダダッ!!


F-2の機銃は彩雲に当たるか当たらないかぐらいの位置に発砲 当然だが、彩雲には被弾しなかった

(※零戦等に搭載されている20mm機銃は毎分約800発 F-2に搭載されている20mmバルカン砲は毎分約6000発)


パイロット2『目標は依然停止しない』


だが、動きが変わった


ダダダッ!


彩雲から攻撃が来たのである


パイロット『国籍不明機より攻撃を確認!』


すぐに攻撃を避けたパイロットから連絡が来た

彩雲はその間に逃走を謀った


パイロット2『国籍不明機は攻撃を継続しながら逃走を謀っている模様!』


管制官『了解 自衛戦闘の許可を下ろす 撃墜せよ』


パイロット『了解 これより追撃する』


そう言うと、二機は彩雲を追撃し始めた


-伊豆諸島付近海域-


蒼龍「追いかけられてるけど!?」


吹雪「と言うことは、敵ですか!?」


攻撃(警告射撃)を受けた蒼龍の彩雲は、蒼龍に戻るためF-2から逃れようとしていた だが、


蒼龍「マズイ… 追い付かれる」


高雄「蒼龍さんの彩雲が…」


その言葉に全員が驚いた

彩雲の最高速度が約700kmに対し、航空自衛隊が保有しているF-2戦闘機の最高速度はマッハ1,7である 赤ん坊と陸上選手が競争しているものである


蒼龍「このままじゃ…」


蒼龍がそう呟いた後である


山風「…無線」


吹雪「へ?」


山風「…無線繋いで…話してみたら?」


山風が提案した


高雄「でも、向こうは攻撃してきているんですよ そんな相手に…」


扶桑「でも、それしかないかもしれません 話をしてみましょう」


神通「そうですね 一か八かやってみましょう」


そう言うと、六人は耳に手を当てた


-伊豆諸島付近 上空-


上空では、彩雲もF-2の空中戦が繰り広げられていた

彩雲は、雲に隠れたり、不規則な動きをして抵抗をしたが、レーダー等を搭載されているF-2には無意味だった


パイロット「すまないな これも任務なんだ」


そう呟くと、パイロットは搭載されている”04式空対空誘導弾”の発射体制に入った

(※射程距離約35km)


パイロット『安全装置解除』


そう告げると、発射スイッチに指を置いた


(※安価を取ります)


どうなる?>>>11

1,撃墜

2,無線が繋がる


このSSへの評価

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50AEPさんから
2021-09-06 11:07:55

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50AEPさんから
2021-09-06 11:07:56

このSSへのコメント

10件コメントされています

1: 50AEP 2021-09-06 11:08:50 ID: S:aF1Ak2

IF世界ですかな?それとも何か繋がりがある?
何にせよこれから楽しみです!

2: K,E 2021-09-06 13:56:33 ID: S:wEJTJG

1さん〉コメントありがとうございます!

本来でしたら、これが第3話でしたが諸事情で公開してませんでした…

楽しんでくれたら幸いです!
引き続き物語をお楽しみ下さい!

3: ジェラルジョン 2021-09-07 08:50:00 ID: S:gWmdPU

ここは深海棲艦のブツで!

4: K,E 2021-09-08 11:48:30 ID: S:ZQDjeB

3さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

5: ジェラルジョン 2021-09-11 15:17:34 ID: S:p-INZa

伊勢(旗)
飛龍
村雨
摩耶

でどうでしょう?

6: K,E 2021-09-13 12:56:35 ID: S:8t-YDd

5さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

7: ジェラルジョン 2021-09-13 15:18:59 ID: S:A-xmK9

保護しましょ!

8: K,E 2021-09-15 11:03:18 ID: S:No2d4x

7さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!

9: 50AEP 2021-09-18 20:57:53 ID: S:mD0Ils

扶桑、蒼龍、高雄、神通、吹雪、山風で。


10: K,E 2021-09-20 12:04:01 ID: S:dI-yFL

9さん〉コメント&ご協力ありがとうございます!

ありがとうございます!

引き続き物語をお楽しみ下さい!


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