提督「へい、ゆー」

Roma「提督、服を着てね。」

提督「え、変態仮面ダメ?」

Roma「ダメでしょ、なんで国家公務員が執務中に変態仮面?にならないといけないんですか!?」

提督「頑張ってるローマちゃんに元気注入だよ。」

Roma「それ、誰のパンツですか。」

提督「は? ローマのに決まってんじゃん。」

Roma「バカお前何やんてんの!?」

提督「川内がくれたよ。頼んだら『夜戦券くれるなら』って言ったからさ。」

Roma「夜戦券ってなんですか…てかここの鎮守府出撃しないでしょ……」

提督「そんなもん、演習に決まっとるやん。」

Roma「えぇ…」

提督「俺の身体は、艦娘と血肉で出来ている。」

Roma「艦娘ってなんですか…」

提督「艦娘成分。」

Roma「気持ち悪いよ。」

提督「パンツ飲み込んでやろうか。」

Roma「脅し方がおかしい。」

提督「てか、そこまで今日やることなくね。演習もしない日だし。」

Roma「そう言わないの。パンツを返して、さっさと着てやってください。」

提督「え、パンツ履いていいの? じゃ、失礼しまーす。」

Roma「何を言ってるんでs…ちょ!? やめてください! やめろ……やめろって言ってんだろうがクソが!」

………

瑞鶴「提督!!」ﾄﾞｱﾊﾞｧﾝ!

提督「なんだい、瑞鶴…」ｶﾍﾞﾀﾞｧﾝ

瑞鶴「あ、壁ドンやめてください。」

提督「最近艦娘ちゃんたち俺に対してキツくない?」

Roma「五航戦の妹の方ね。どうしたの?」

瑞鶴「そうよく聞いてくれました! 外で陸奥と吹雪が!」

提督「わっ、喧嘩かよ。このSSの本編みたいなやつやん。」

瑞鶴「何を言ってるか分かんない。」

提督「なんでわかんねぇんだよ。」

Roma「止めに行くんですか?」

提督「まぁ誰かが報告に来るってことは止められないってことだし、俺が行くしかないな。」

Roma「どうせまた変な格好するんでしょ。」

提督「さすロマ。わかってらっしゃる。」

Roma「変態仮面ですか?」

瑞鶴「え、なんでそういう発想になるの…」

提督「Romaちゃんったら何ていやらしい子なの……あんな格好できる訳ないじゃないの……」

Roma「お前ふざけんなよ!? さっきまでしてたじゃねぇか!」

瑞鶴「え、提督キモ。」

提督「濡れ衣。」

Roma「意味を調べろ。」

瑞鶴「OK, Google. 濡れ衣 意味。」

Google「中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましいさま。」

Roma「それ、質実剛健じゃね?」

提督「OK, Google. 濡れ衣 意味。」

Google「壊れるはずのない強固な石の橋を、一応叩いて安全性を確かめて渡ることから、用心し過ぎるほど用心深くなることをいう。 」

Roma「それ、石橋を叩いて渡るじゃん。」

瑞鶴「あかん、ここのGoogle壊れとる。」

提督「わんちゃん、電波届いてない説。」

Roma「はいはい、早く行っておいで。」

提督「何この正妻感。生きて帰ってくるわ。」

Roma「良妻って言って欲しいわ。」

瑞鶴「射るぞ。」

提督「殺意が本物。」

………

陸奥「ぶっきー、貴女少し提督の悪口言いすぎよ。」

吹雪「私は事実を言ってるだけです。」

陸奥「確かに仕事はサボる、艦娘にセクハラする、酒は飲む、クソみたいな生き方をしてるのは認めるわ。けど、ここを私たちを救ったのは彼なのよ。」

吹雪「分かってますよ。けど、それが嫌なんですよ。どうして救ったのがあんな奴なんですか。」

陸奥「いや、貴女の場合は最初から出会いがダメな気がするけど。」

吹雪「そもそも、私はレズなんです。女ばかりの鎮守府に男がいるのがものすごく嫌なんです。」

陸奥「提督は別腹でしょう!?」

吹雪「なんでそこだけ結構食いつくんですか!」

陸奥「こんなことすると、提督が来るわよ。」

吹雪「正直言ってどんな格好してくるか期待してます。場合によってはナイフで殺れますからね。」

長門「だから、私を殴って投げたのか!?」(止めに入ったら陸奥には殴られ、吹雪には投げられた)

陸奥「ネタがないから作ったのよ。」

吹雪「ネタってなんですか…」

提督「うぃーす、お前ら」

吹雪「来たな! このあばずr」

陸奥「何それ……」

提督「ボディペイント。」

陸奥「ちょっ!? 下隠せてない!」

提督「あ!? うっそ!?」

吹雪「死ね。」ﾋｭ

提督「あぶなぁ!?」

吹雪「チッ…」

提督「え、何でそんな不機嫌なのよ…」

陸奥「いや、原因は貴方自身にあると思うけど…」

長門「うわぁ……流石に引くぞ、提督…」

提督「いや、俺だって執務室でRomaとイチャイチャしたかったのに。お前らが問題擬きするから瑞鶴は来るし。」

瑞鶴「え、私?」

吹雪「私は白露型の子たちを誘って提督の愚痴パーティーを開いてたら陸奥が『貴女いい加減にしたら?』と突っかかれたのでこうなった次第です。」

提督「いや、何でもいいから早くどっちも謝ってくれよ……不知火とか来ても知らんぞ。」

陸奥「んっふふ…不知火だけに知らないって……ぷっはははは！」

不知火「ほう、遺言は言い終わったか?」

陸奥「ﾋｭｯ…」

提督「はぇなおい。」

長門「ちょっ、ちょっと不知火待って、不知火さん待ってください!」

陸奥「た、助けて長門…しに、死にだぐない!」

吹雪「いや、自業自得じゃないですか…」

川内「もちろんあんたも行くよ。」

吹雪「ゔぇ!?」

提督「はは、一件落着だね!」

若葉「オメェも行くんだよハゲ! 今回は焼き土下座1分だクソが!」

提督「ちょっ! いや、は!? 初めてなんだけど!?」

ｱ~ﾀｽｹﾃｪ~

ｼﾆﾀﾞｸﾅｲ!!

ﾅﾝﾃﾞﾜﾀｼﾓ!?

長門「………誰も居なくなった。」

…………

提督「あ〜」

Roma「聞きましたよ、ボディペイントで仲裁に入ったって。」

提督「だってぇ……お金なくてコスプレ品買えなくてさぁ〜 ボディペイントしかなかったんだよぉ〜」

Roma「はいはい。あ、でも今日の執務は全て私がやりましたよ。」

提督「……マジで? かなりの量だったろあれ。」

Roma「まぁ好きな人が体張って頑張って行ったんですから、これくらいやってこそ艦娘ですよ。」

提督「…………………熱いなぁここ。」

Roma「ふふっ。全くですよ。」

提督「鳳翔さんとこ行くか。最近、エセ大阪弁とエセ京都弁ごっちゃになってるから面白いぞ。」

Roma「日本の言葉は様々種類があるので大変です。」

提督「ま、そこもおいおいな。今日は俺の奢りだ。」

Roma「あ、私呑んでみたいのあるんですよ。」

提督「酒か?ワインか?日本酒か?何でもいいぞ。」

Roma「磨き二割三分の獺祭です!」

提督「??? まぁ何でもいいや。準備していくぞ。お前も準備してこい。」

Roma「はーい。ではでは、提督。」

提督「あいよ。」

提督「ん? 机の上に紙?」

提督「えーっと、ミマンチ? …………よく分かんね。早く行くか。」