俺にとって…。 (新章、第2話)
相変わらずの文章力で、スンマセン。
今回は、新たな取り組みを行おうと思っています。詳しくは、後書きで。
なんか、グッダグダです。
亮太「着いた…。元帥さんの鎮守府まで本当に遠かったなぁ…」
5月にしては、ちょっと暑い。バスとかに乗った時にジロジロ見られたけども、そんなに珍しいのかな?
まぁ、どうでもいいか。まずは入り口を探すか…。
入り口は、わりと近くにあった。説明会の時は入り口が違ったから、迷うと思ったけどもすぐに見つけれられた。
亮太「失礼します…」
鎮守府に入り、元帥さんの執務室を目指す。鎮守府はめちゃくちゃデカかったけども、すぐに執務室を見つけられた。
ーーどっかの鎮守府ーー
??「へっくし!!」
??「ど、どうしたの? 風邪ひいちゃったの?」
??「いや、誰かに方向音痴をバカにされた気がした」
??「えぇ…」
ーーーーーーーーーーー
亮太「失礼します」
部屋のドアをノックする。ドアの向こうからは、声が聞こえた。
元帥「ど~ぞ~」
ドアを開けて、執務室へと入る。部屋には、元帥さんがいた。秘書艦の人はいないみたいだった。
元帥(祐樹)「遠いとこからご苦労さん…。ってあれ? 秘書艦は?」
亮太「連れてきてないです」
元帥「あ、そう…」
元帥さんが、俺を見た時になぜか少し驚いた表情を浮かべた気がしたけども、まぁ気の所為だと思う。
元帥「それにしても、お前…。別に私服でもいいって言ったけども…」
亮太「いえ。私服で元帥の元に向かうのは失礼に当たると思いまして、制服で参りました」
元帥「あ~、固い固い!! もうちょっと、緩く行こうぜ、緩く…」
思いっきりツッコミを入れられた。真面目にしてたのに…。
元帥「まぁ、いいか。じゃ、演習場行くからついてきな」
亮太「はい」
演習場に向かって歩いて行く。行くまでの間に、ここの鎮守府にいる艦娘の人とすれ違ったりしたけれども、私服の人ばっかりだった。
元帥さんは、鎮守府内でのルールをそんなに決めてないみたいだけれども…。ホントにそれでいいのかな?
艦娘は鎮守府内で何でもしていいはずが無いし、制服を着てないとだらしないはずだ。
だから、俺は鎮守府内に厳しいルールを作って、制服を着る事を強制化しているのに。俺が間違っているのか?
元帥「お~い。着いたぞ~」
考え事をしながら歩いていたら、演習場に着いていた。俺自身が着いた事に気づいていないと思わせてしまったのか、元帥さんが声をかけてきた。
亮太「あ、すいません。ちょっと考え事をしていたので…」
元帥「考え事? なんかあったのか?」
亮太「いえ、僕個人の問題なので…」
元帥「あ、そう。じゃ、そろそろ演習始まるからその辺で見ててくれ。俺は、ちょっとやる事があるから」
亮太「はい、分かりました」
演習が始まってから、しばらくの間はメモ帳を片手にその場から動かなかった。いや、動けなかった。
俺の鎮守府とはレベルが違う。全員の動きが俺の鎮守府のレベルより遥かに上だ。
亮太「すっげぇ…」
ただ、そう声を漏らす事しか出来なかった。
ーー執務室ーー
元帥「なんだコレ…。思いっきりルールでガッチガチに固められてるじゃねぇか…。アイツ、真面目すぎるだろ…。そもそも、こんなにルールで縛る必要性あんのかよ?」
祐樹は、亮太の鎮守府の情報を見て唖然としていた。
それもそのはず、ここまでルールで縛っている鎮守府なんかこれまで見たことが無かったからだ。
元帥「いや、真面目なのはいいけれども…。アイツらも真面目だけども、ここまではやってなかったぞ…」
あの2人の鎮守府の事を頭に浮かべるが、やはり厳しさが違う。
元帥「アイツになんか言ってやった方がいいかもな、コレ…」
祐樹は、そう呟くと情報がのっているファイルを片付け、演習場に戻っていった。
ーー演習場ーー
亮太「すっげぇ…」
元帥「お~い、生きてるか~」
亮太「げ、元帥さん!! だ、大丈夫です、生きています」
元帥「驚きすぎだ。ちと落ち着け」
亮太「申し訳ありません…」
元帥「いや、別に謝らなくてもいいけども。んで、話があるんだけども」
亮太「話、ですか?」
元帥「そう。まず、気になったんだけどもさ」
亮太「はい?」
元帥「なんで、秘書艦が一緒じゃないんだ?」
亮太「えっと…。まぁ、ちょっと言いにくいんですが…」
元帥「言いにくいって?」
亮太「私の鎮守府にいる艦娘は、全員幼いって言うか、その…」
元帥「まさか、俺の前で無礼な事をして欲しくないから連れて来なかった、とか?」
亮太「まぁ、はい…」
元帥「別にいいよ、んな事…」
亮太「しかし…。元帥さんの前でそんな事をするのは失礼では…」
元帥「俺がいいって言ってんだからいいの。んで、もう1個」
亮太「はい…」
元帥「なんで、ここまでルールで縛る必要があるんだ? ここまで縛る必要性を俺は感じないけどもさ」
亮太「秩序が乱れていたら、全てに影響を及ぼすからです。一歩でも間違えたら即死だって考えられる戦場へと向かうかもしれないのに、あんなだらけているのは論外だと考えてます」
元帥「はぁ…。ほんっとに、馬鹿真面目だな…」
亮太「いや、これが普通じゃ…」
元帥「んなワケないっつーの。ったく、お前の物差しで全てを考えんなよ」
亮太「すいません…」
元帥「まぁ、これ以上はめんどいからなんも言わねぇけどもさ。もっと、頭柔らかくしろよ。あそこまでガッチガチに固めちゃ、艦娘のモチベーション低下は避けられないぜ?」
亮太「分かり、ました…」
忠告を受けてから、少したってから自分の鎮守府へと戻る準備をした。
帰る時も、ずっと元帥から受けた忠告が頭の中に引っかかったままだったが。
そのまま、バスに揺られながら帰ってきてのだが、鎮守府に戻ってきたのは夜だった。
鎮守府は、ほとんどの艦娘が眠りについていたのもあり、ほぼ真っ暗と言っていい状態だった。
亮太「真っ暗だな…。なるべく音を立てないように入るか」
音を最小限に抑えながら、鎮守府内へと入っていく。執務室に戻るまでの間は、電気を消している為、不気味なほど真っ暗だった。
しかし、執務室にはなぜか電気がついていた。
亮太「あれ…? なんで電気がついてるんだ? もしかしたら、つけっぱで出かけちゃったのかな…」
執務室内へと入る。執務室の中では、数人の艦娘が眠っていた。
亮太「なんで、皐月たちがここで寝てんだ…?」
皐月「…んぅ? あ、司令官おかえり…」
亮太「なんで、ここで寝てたんですか?」
起きてきた皐月に問いかける。皐月は眠そうにこう答えた。
皐月「昨日、怒っちゃったあとにみんな気まずい感じになっちゃってさ。その後にもしかしたら、ボクたちって司令官に嫌われてるかもしれないってことになっちゃってさ…」
亮太「はぁ…」
皐月「それで、司令官にどうなのか聞こうと思ってたんだけども、朝に行ったら誰もいなくて…」
亮太「それで、夜までみんなで待ってた、と」
皐月「うん…。けども、みんな眠くなっちゃって…。ここで寝ちゃってたみたい…」
ここまであった事をあっさりと説明し終わった後、皐月は亮太の方を見てとある事を聞いてきた。真面目な顔で。
皐月「それで、司令官。司令官って、ボクたちの事、嫌い?」
亮太「いや、嫌いなワケ…」
皐月「じゃあ、なんで暇な時とかに遊んでくれないの?」
亮太「いや、それは…」
皐月「ボクたちだって、ちゃんと艤装のメンテとかもやってるよ。司令官の言う通りに。けども、どうして!」
皐月の言葉にどんどん力が入っていく。他の姉妹が寝ているのという状態なので、そこまで大声ではないが。
亮太「えっと…。まぁ…。うん…」
亮太は追い詰められていく。遊びたくないワケじゃないけども、自分と他人に厳しすぎるもう1人の「俺」がそれを阻む。
完璧である事を求める「俺」がひたすらに邪魔だ。
皐月「どうなの…? 司令官」
亮太「まぁ…。答えは明日出すよ」
皐月「ええ!?」
亮太「いや、もう夜遅いし」
皐月「そうだけども…。っていうか、司令官ってそんな固くない感じでも話せるんだね」
亮太「あ、しまっ…」
気づいた時にはもう遅かった。なるべく、艦娘の前ではこの話し方はしないようにしていたのに…。
皐月「じゃあ、約束だからね! 明日、ちゃんと聞かせてね!」
亮太「は、はぁ…」
皐月に完全に押されたまま、会話が終わってしまった。皐月と話し終わった後、他の姉妹艦の娘を起こしてそれぞれの部屋まで戻した。
亮太「明日に答え、か…」
言葉にしようとするが、上手くいかない。どうしたらいいのかも分からない。
そんな情報のまま、翌日を迎えるのであった。
(次回に続く)
PCがぶっ壊れましたが、わりとすぐに直ってくれて助かりました。
まぁそんな事は置いといて。今回、初めて取り組むというのは、安価です。
第4話では、皐月と亮太が何処かに行って遊ぶ話を予定しています。
その際、行く場所を何処にするかをコメントに書き込んでもらいたいと考えています。
(ただし、ヤバい所は却下で)
採用するコメントは、第4話投稿前までに書き込まれたコメントを主に採用していこうと思います。
なので、よろしくです。
闘技場(無茶ぶり)
つまりゲームセンターやバッティングセンター 普通だな!
※1
ゲーセン、バッティングセンターとかに睦月型がいても違和感ないなぁ…。