提督「鈴谷と二人っきりの一週間だって」 鈴谷「ふーん…え?」
艦娘達の旅行に仕事が終わらなくてついていけなかった提督と寝坊した鈴谷で送るある夏の一週間
どうも、最近皆は暑いって言ってるけど自分は全然暑くないです
とうとう体が壊れたかな...?
今回は鈴谷オンリーです!!前半と後半分けます!!
鈴谷改二のイラスト可愛い
~某日、トラック鎮守府~07:00
提督「畜生...俺も行きたかったな~沖縄とか」
瑞鶴「提督さんも行けばいいんじゃないの?」
提督「今年も行きたいんだけど…」
提督「書類が終わらないの!」
提督「何なの?一昨日加賀が「書類がたまってますよ」って言うから見てみたら」
書類「ピラミッドができてたで」
提督「意味わからなかったよ!たまってるの限度超えてるよ畜生が!」
提督「いやね、せっかくの旅行の前にみんなの気分を下げるのも提督としてダメだから
これを一人でやってたよ」
瑞鶴「だけど」
提督「間に合わなかった…そこでだ、瑞鶴、みんなの写真撮ってきて」つカメラ
瑞鶴「そっか…いつも提督さんが写真担当だったからね…わかったわ」
~鎮守府正門~
提督「全員そろったな、じゃあ気を付けて楽しんで来いよ~」
艦娘「行ってきまーす」
提督「…行ったか」
提督「…再開しますか」スタスタ
~執務室~
提督「弾薬の在庫が少ないな…帰ったら元気な奴らで遠征行かせるか」
提督「朝食とってなかったな…今何時だ?」
08:00
提督「間宮さんでも…ってそうだ旅行中だったな」
提督「自分で作るか」
コンコン
鈴谷改二「提督~間宮さんも鳳翔さんも閉まってるんだけど何でか知らない?」
提督「…聞き間違いだな」
鈴谷「お~い…提督もいないの?」
提督「ははは...まさかな...」ガチャ
鈴谷「あっ!提督はいた」
提督「何でお前残ってるの?」
鈴谷「え?今日なんかあったっけ?」
提督「旅行」
鈴谷「あっ...」
鈴谷「寝坊したぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
提督「日本兵はお帰りくださいお出口は右側です」
鈴谷「若干あってるけど違うから!」
提督「で、お前どうするの?」
鈴谷「…とりあえず朝食にカレー食べたい」
提督「わかったカップ焼きそばだな」
鈴谷「…もうそれでいいかな」
~数分後~
鈴谷「カップ焼きそば…美味しい!」
提督「そういえば普段は間宮さんがあるからこういうものあまり食べてなかったな」
鈴谷「…みんな今頃楽しんでるかな」
提督(寝坊したといっても旅行に行けなかったのはかわいそうだな...)
提督「鈴谷」
鈴谷「どうしたの?」
提督「書類一緒に片づけてくれるなら何か一緒にやっても良いぞ」
鈴谷「本当?やったー!」
提督「よし!速く終わらせるぞ!」
鈴谷「鈴谷、行っくよー!」
11:30
提督「終わったー!」
鈴谷「おなか減ったー」
提督「動かなくても結構減るものだな」
鈴谷「お昼私が作ろうか?」
提督「おっいいのか?」
鈴谷「任せて!」
~数十分後~
鈴谷「お待たせ~」
提督「生姜焼きか…美味しそう」
鈴谷・提督「いただきまーす」
提督「美味い!美味いぞ!」
鈴谷「そ、そう?えへへ」
提督「ふぅ…ご馳走様」
鈴谷「食べるの速っ!?」
鈴谷「モグモグ…私も食べ終わったよ」
提督「今は…12:30か」
鈴谷「どうする?何する?」
提督「今日はゲームで遊ぶか!」
鈴谷「さーんせーい!」
~プレイ中~
提督「マジかよそこから狙ってくるのは無しだって」
鈴谷「提督もその銃使うのは無しだって」
提督「何!どこから撃たれてる?!」
提督「畜生、他の敵まで来ちゃったか...」
提督「鈴谷」
鈴谷「何?」
提督「置き土産」敵三人エリート
鈴谷「畜生めぇぇぇ!」
提督「俺の勝ち~」
鈴谷「う~ん悔しい!別のゲームで勝つ!」
~別のゲーム~
提督「まってアイオワは聞いてないんですけど」
鈴谷「さっきの仕返しだよ!空母なんて怖くないもーん」
提督「アメリカ艦は対空高いのが厄介なんだよな」
鈴谷「うーん提督の船は…いた!」
提督「何?!攻撃隊帰還!どこだ…いた!面舵一杯!全速前進!やばいぞ…」
鈴谷「甘いね提督」
左舷に魚雷接近!
提督「なにぃ!?」
ドッカーン!
提督「畜生~負けた~」
鈴谷「やったー!勝った!」
提督「今何時ー?」
鈴谷「16:30だよ」
提督「よーし!晩飯は俺が作る」
鈴谷「え?提督って料理できるの?!」
提督「大丈夫、任せとけって!」
提督「鈴谷はカレー以外に好きなものはあるか?」
鈴谷「カレー以外...特にないなぁ~」
提督「鈴谷らしい答えだな」
鈴谷「そ、そうなのかな...うーん」
提督「今から作るから鈴谷は…どうするかな」
鈴谷「手伝ったほうがいい?」
提督「いや、大丈夫だ。俺の部屋の漫画か小説でも読んで待っていてくれ」
鈴谷「わかった!楽しみに待ってるね!」
提督「おう!任せておけ!」
~鈴谷視点、執務室~
鈴谷「提督って漫画や小説いっぱい持ってるんだね...」
鈴谷「でも私たちの前で読んでいるところってほとんど見ないな…いつ読んでるんだろ」
鈴谷「まあいっか…さて、どの本にするかな...…ん?なんだろうこの本、日記?」
鈴谷「…読んでもいいよね?」ペラペラ
鈴谷「私が着任する前から書いてあるね…何か面白そうなことは…」
~~月~~日
天気 晴れ 気温26℃
艦娘 元気
鈴谷「…こんな丁寧に記録するなんてなんて提督らしくないな」
私はリハビリを始めることにした
と言っても艦娘達には迷惑をかけてしまうので
見られないところでこっそりとすることにする
見られない時間帯と言ったら夜か...
明日から大変になりそうだな
鈴谷「…え?」
鈴谷「提督がみんなの見えないところでリハビリ?」
鈴谷「でも…体はどこも元気だと思うけど…」
鈴谷「どこかにリハビリの内容が書いてあるページは...これかな?」
~~月~~日
いつかはあのリハビリもばれてしまう日が来るかもしれない
だから私は正直にみんなに話すことにする
俺は本が嫌いだ
幼少期、俺は厳格だった親からは本しかもらえなかった
その本も童話などではなく物理学、天体学など
子供では到底理解ができる内容ではなかった
そのせいで今も本を読もうとすると
気持ち悪くなり、本を閉じてしまう
それでも最近は漫画なら読めるようになってきた
まだまだ完治できそうにもないが一つづつ直していこう
追記
もしもこの日記を見ている人がいたら
俺が発表するまで秘密にしておいてくれ
鈴谷「…そういうことだったんだね」
鈴谷「…どれだけ完璧な人でも弱点はあるっていうことね」
鈴谷「本当は熊野に相談したいけど、提督は秘密にしておいてほしいみたいだし」
鈴谷「提督に直接聞いてみるしかないね」
~提督視点、食堂~
提督「♪~~~」
提督「今日どの本にするかな」
提督「漫画は読めるようになったから絵本にするかな」
提督「幼稚園児の読む本だけど仕方ないか」
提督「おっ!できたなあとは皿に盛り付ければ完成だな」
提督「鈴谷呼びに行くか」
~執務室~
提督「鈴谷~ご飯できたぞ~」
鈴谷「うん、わかった~」
提督(これ父と娘のやり取りだろ)
~食堂~ 18:30
鈴谷「なにこれ!?すごく美味しそう!」
提督「ご飯は自分の好きな量だけよそってくれ」
鈴谷「りょーかい」
提督「では!」
鈴谷・提督「いただきます!!」
鈴谷「ん~~!美味しい!!」
提督「そう言ってもらえると嬉しいな」
鈴谷「ご飯お代わり!」
提督「はいはい」(これ娘とのやり取りだろ!!)
鈴谷「…あのさ」
提督「どうした?」
鈴谷「提督って本嫌いなの?」
提督「…見たのか」
鈴谷「…ごめん」
提督「いや、いいんだ」
提督「後々話す予定だったし、あの日記も誰か見るんじゃないかなと思ってたし」
鈴谷「そうなんだ...」
提督「でも、鈴谷が最初で良かったよ」
鈴谷「どうして?」
提督「お前はそれを知っても俺を馬鹿にしなかっただろ?
俺はそんな人に最初に見てもらいたかったんだ」
鈴谷「提督...」
提督「よし!空気の重くなる話は終わりだ!気晴らしに映画見るぞ!!」
鈴谷「うん!」
~鑑賞中~
提督「しまったこれホラー映画だった」
鈴谷「」
~鑑賞後~
提督「いや~すまんかった」
鈴谷「提督の馬鹿~」
提督「悪かったから…ごめんな」
鈴谷「じゃあ罰として一緒に寝て」
提督「…いいのか?」
鈴谷「うん」
提督「その前に風呂入ってくるぞ」
鈴谷「そうだね!」
提督(急にテンション上がったぞこいつ)
~入浴後~22:30
提督「ふぅ...」
鈴谷「さっぱりした~」
提督(鈴谷のパジャマ姿可愛い…)
鈴谷「提督、どうしたの?」
提督「パジャマ姿が可愛いと思ってな」
鈴谷「そ、そう?/////」
鈴谷「じゃなくて!もう寝るよ!!」
提督「はいはい」
鈴谷「おやすみ~提督」
提督「おやすみ」
~十分後~
提督(寝たかな…)
提督(寝顔まで可愛い、さすが艦これの人気キャラ)
提督(みんな楽しんでいるかな…明日瑞鶴に電話してみるか)ナデナデ
提督(…ハッ!いつの間にか鈴谷の頭撫でてた...)
提督(撫で心地良いしもう少し続けよっかな)
鈴谷(提督に頭撫でられてる/////)
鈴谷(気持ちいいしもう少し続けてもらおうかな//)
提督(あっ!結局日記と本読むの忘れてた!!)
提督(明日で良いか…)
~翌朝~
提督「ふぁ~…良く寝れたな」チラッ
鈴谷「zzz」
提督「鈴谷が起きる前に朝食を作っておくか」
~食堂~
提督「…冷蔵庫の中身が少なくなってきたな」
提督「鈴谷と買い物に行くか」
~執務室~
鈴谷「ふぁ~…おはよう提督...あれ?いない」
鈴谷「! 何やら食堂のほうで良いにおいが!」クンクン
~再び食堂~
鈴谷「おはよう提督!うわ~!美味しそう!」
提督「おはよう鈴谷、昨夜は良く寝れたか?」
鈴谷「うん!提督のおかげだよ!」
提督「それは良かった。よし!朝食食べるか!」
鈴谷・提督「いただきまーす」
(割愛)
鈴谷・提督「ごちそうさまでした」
鈴谷「やっぱり提督の作る料理はおいしいね!」
提督「そうなのか?次は他の人達にも作ってあげようかな」
鈴谷「提督、私にも提督みたいな料理作れるかな?」
提督「鈴谷の作ったものもおいしかったからいけるんじゃないか?」
鈴谷「なら今日の晩御飯一緒に作ろうよ!」
提督「ちょうどいいな!お昼に買い物に行ってそれから作り始めればいいか」
鈴谷「ここの近くにスーパーあったっけ?」
提督「確か俺の知り合いが経営しているのがあるはずだ」
鈴谷「そこ行こう!」
提督「でもその前に走りに行くぞ」
鈴谷「最近体重増えてきたからな…わかった!ちょっと待ってて」
提督(今日はヘルシーな料理にするかな)
(ランニングも割愛)
鈴谷「あ~疲れた~でも結構良い運動だった~」
提督「鈴谷も結構体力あるな」
鈴谷「提督もまだ元気そうだね」
提督「少し休憩してから買い物に行くぞ」
鈴谷「わかった~」
~スーパー~
提督「う~んここは鶏肉がいいのか魚にするべきか...」
鈴谷「私は鶏肉がいいな~」
友達「…あれ?やっぱりお前だよな?」
提督「おお!お前か!元気にしてたか?」
友達「こっちは何事もなくやってるよ。そっちは彼女さんかな?」
鈴谷「えっ/////」
提督「そうだ羨ましいか?」
鈴谷「ちょっと提督!!」
友達「ん?お前提督やってるのか?」
提督「あれ?言ってなかった?」
友達「言われてないな…そっちはうまくやっているのか?」
提督「まあな」
鈴谷「この人が提督の言ってた人?」
提督「そうだ、紹介しよう。この店の店長でもあり俺の友達でもあるやつだ」
友達「紹介されたな。僕のことは店長って呼んでね。君は?」
鈴谷「鈴谷です。お世話になるときがあればよろしくお願いします」
友達「そんな堅苦しくなくていいよ」
提督「ところでお前、この店で何かいい商品はあるか?」
友達「こっちにいくつかあるよ~」
提督「結構いい人だろ」
鈴谷「そうだね」
~鎮守府食堂~
提督「これで四日ぐらいは大丈夫かな」
鈴谷「それで今日は何作るの?」
提督「鶏肉で…どうしようかな」
鈴谷「まさかの決めてなかった!」
提督「まあ他のものから作っていけばいいから」
~料理中~
鈴谷「提督~いつも私トマトだけが上手に切れないんだけどどうすればいいの?」
提督「包丁のここを持ってこう切るんだ」
鈴谷「お~すごい!きれいに切れてる」
鈴谷(やっぱり料理のできる人ってかっこいいな)
提督「よし!完成だ!」
鈴谷「それじゃあさっそく」
提督・鈴谷「いただきます!」
(割愛)
提督・鈴谷「ごちそうさまでした」
提督「さてと、今日は本を読もうかな」
鈴谷「…大丈夫なの?」
提督「やってみないと分からない」
提督「今日は鶴の恩返しにしようかな」
ペラッ
ペラッ
提督「うぅ...」
鈴谷「本当に大丈夫?」
提督「今日はこのあたりにしておくか…」
鈴谷(本当に苦手なんだね…)
提督「…ちょっと風呂に入ってくる」
鈴谷「分かった」
ガチャ
鈴谷(本を読んでいるときの提督もその後の提督もすっごく辛そうに見えた)チラッ
鈴谷(鶴の恩返し...)
鈴谷(私がここまで助けてもらったんだから今度は私が助けないと!)
~入浴後~
提督「よし!寝るか!」
鈴谷「そうだね!今日は疲れたから早く寝よう」
提督「お休み」
鈴谷「お休み、提督」
ーこうして提督と鈴谷は結構な甘々な生活を送り、
とうとう一週間が経過したー
ー無事何事もなく帰ってきた艦娘達、
何事もなかったかのように接する提督ー
ーしかし鈴谷だけは違ったー
ー彼女は提督のトラウマを克服させるためにー
ー独りで動き出すー
完(?)
(?)にしたのは次の物語が書き終わったら書くかもしれないからです!!
おはよーです♪
提督さん、リハビリで童話は良いですが…間違ってもグリムには手を出さないよーにね!
あれは意外にヤバい(笑)
ですねww