一番星の少女 1
白露と提督のラブコメみたいなやつです
初SSなので拙いところが多いです
ふと空を見上げると満点の星空があった
ふと覚えるなつかしさ...それは白露と僕の出会いを思い出させるものだった...
その日中学生くらいだった僕は田舎のおじいちゃんの主催する星空観察会に来ていた
時刻は日の入り直後の6時半ごろ
早く来すぎたかな?と思いつつもそれなら一番星でも探そうかなとしていたその時だった
???「イッチバーンじゃなかった...残念...」
背後から聞こえた声に振り向くとそこに少女がいた
髪の色は薄暗くてわかりにくかったが茶色、そして服装はセーラー服みたいなものを着ていた
しかし僕はその可愛さに驚いてしまった
暗くてもわかる可愛さ...その頃の僕に語彙力がなかったことを恨みたい
とにかく今までに見たことが無いタイプの娘だった
???「こんばんは!あなたのお名前は?」
まさか話しかけられるとも思ってなかった僕はかなりどもってしまったが何とか名乗ることができた。
そしてこちらも聞いてみたが...
???「私の名前は...ごめんね。ここでは言えないんだ」
少し残念な気持ちになったがしょうがないと割り切った
???「そういえば一番星は見つけたの?」
一番星?なぜだろうと思いながらも見つけてない旨を話すと
???「本当?じゃあ私が見つける!」
と彼女は一番星を探し始めた
そしてすぐに
???「見つけた!」
と指さしたのだが...そこには何も見えなかったので聞いてみたのだが...
???「ちゃんとあるよう...」
と少しむくれた顔をしていた(その顔もかわいかった)
しかしそのあとすぐ...
???「あっ居た!もう~心配したっぽい~」
と何人か同じような格好をした子達が集まってきた
???「まったく...僕は心配したよ」
???「そうっぽい!早く帰るっぽい!」
どうやら帰ってしまうらしい
後ろを向いて行ってしまう彼女に僕は聞いた
「また..会えるかな?」
彼女は振り向いて言った
???「わからない...でも...私はまた会いたいな」
そう言って彼女は帰っていった
振り向くと先ほど彼女が指さしたところに一番星が瞬いていた
そして月日は過ぎた...
「全く...先輩も勝手ですよ...」
先輩「すまないな」
「すまないなじゃないですよ...」
本当に大変である
あの出来事から10年ほどたち僕は鎮守府で勤務をしていた
勤務も3年目に入りようやく慣れてきたと思っていたのに...
「先輩...本当に辞めちゃうんですか?」
先輩「そうだな...自分にも守るべき人ができたから」
「いいですよね先輩は...そういえばお相手は重巡洋艦の摩耶と聞いたのですが...」
「ああ...言ってなかったな。そのとおりだ」
重巡洋艦といっても本当の艦船ではなく、艦娘と呼ばれる艦船が女性になったものである
ある日突如現れた深海棲艦に対抗するために開発されたもので自分たちは艦娘と呼んでいる
存在を知るものは鎮守府に勤務しているものや軍のトップだけというまさにトップシークレットだ
「でもいろいろ大丈夫なんですか?その...憲法やら法律やらは」
先輩「そんなの愛の力で!とはならなかったがまあ少し司令長官にはコネがあるからどうにかなったぞ。かなり渋られたが」
確かに摩耶さんは重巡の火力と対空迎撃を併せ持つ数少ない防空巡洋艦だから渋られるだろうな...
「そういえば後任には誰が入るんですか?」
先輩「後任?ああ俺の後任か。お前だよ」
「え?」
先輩「だからお前だって」
「...何でです?」
先輩「ここはお前のじいちゃんが住んでいたところなんだろ?」
「まあそうですが」
先輩「だから地理感覚や、地域の人ともつながりやすい、俺の補佐をしていたから経験もある...適任だろ?」
「ええ...」
先輩「まあ優秀な娘がたくさんいるからやりながら覚えていけばいい」
「そんなんでいいんですか?一応国防の要なんですよ?」
先輩「仕方ないだろ...人員不足なんだから...」
「それを言われると痛いです...」
先輩「まあこんな田舎だ、そうそう大規模な戦闘も起きないしゆっくりなれるといいと思うぞ。どうせ自分も近くに住むつもりだから何かあったら頼ってこい...お前にしかできないことだ」
「...わかりましたやってやりますよ!」
先輩「おお!その意気だ!」
...うまく乗せられた気もするが気にしない
玄関についた
摩耶「提督!待ってたぜ」
先輩「摩耶!待たせてすまんな」
摩耶「いいってそんなの、じゃあ行くか?」
先輩「すまんがあとちょっと待ってくれるか?」
摩耶「わかった!じゃあ向こうで待ってるぜ」
こういう何気ない会話でも相手への愛情を感じられる。こういうのが夫婦なんだなあ
先輩「最後に一つ、うちの鎮守府の娘たちはみんな良い娘たちだ...ただこれだけは忘れないでほしい...彼女たちは艦船であり、女性でもあるということを...」
「当たり前ですよ。そのくらいはちゃんと理解してます」
先輩「それならいいんだ...頼んだぞ」
そういって先輩は右手を差し出し自分はそれを握り返した
とても大きく、温かな手だった
摩耶「ていとくーそろそろいくぞー」
先輩「わかった!今行く!...頼んだぞ」
そういって先輩は鎮守府を出ていき、自分は提督となった
~執務室~
にしてもどこから手を付けるべきか...とにかくやることが多すぎる
なにはともあれ艦娘たちの確認から始めることにした
どれどれ...っていや待て多すぎるだろ...大体200近くもいるし...先輩はどうやって管理してたんだ?
その時ノックの音がした
「どうぞ~」
???「失礼しまーす!あなたが新しい提督さん?この白露がいっちばーんに確認にって...あれ?」
そういって入ってきたのはあの日の少女だった
「もしかして君は...あの日の夜の...」
白露「もしかして...○○君なの?」
とりあえずここまでが第一章です
続きはよはよ
結構ええやん(何様)
頑張る
先輩があきつ丸本人で後輩が某マーボーニキと予想
さて…それはどうでしょう
あっ↑のコメ自分です
普段は子供なのに恋愛面絡むとやたら繊細ぽいんだよな白露…
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