朝潮救出作戦
久しぶりの短編です
一応R-15タグつけてます
着想を得たので書きました
クオリティは…
アクションの書き方も勉強しないとな…
アイディアはTwitter上で色々いただきました
ありがとうございます
「一体どういうことだ!」
大本営「もう一度言おう。君の鎮守府の朝潮型駆逐艦娘一番艦朝潮が何者かに拉致された。1億円の身代金を要求しているがこちらの財政状況も予算が減らされていて厳しい。よって朝潮型駆逐艦娘は新しいのを建造しそちらに送ることとし、朝潮は…仕方ないが諦めるという結論が出された」
「しかし…」
大本営「しかしもカカシもない。これは決定事項だ。諦めろ。では」
ガチャン ツーツーツー
提督「畜生…」
「提督…それでどうなったの?」
「朝潮は諦めろだとさ」
川内「そんな…それでどうするの?」
「まさかそんな簡単に諦めるなんてできない。救出作戦を実行する」
川内「救出…作戦」
「メンバーを集める。川内も来てくれ。15分後に第二会議室に集合だ」
川内「了解!」
〜15分後 第二会議室〜
「さて…集まってもらったのは他でもない朝潮救出の為だ。とりあえず今集まってる者だけで確認を取る。
返事はしなくていい。川内、ジョン、島風、ガングート、天龍、武蔵、神通、響…よし全員いるな」
川内「え?9人だけ?」
「まさか。もっと沢山いるが今は深海棲艦の動きも多いしうちからは9人だけってことだ。他の救出部隊メンバーは後で合流する。
では作戦を説明する
本作戦の目的は駆逐艦娘朝潮の奪還である
朝潮の位置は既に特定済みだ
場所は郊外の廃ビル郡の中の一つ…地図で言えばここだな。
8階建てだ
犯人は複数
おそらく数十名ほどいるだろう
作戦行動についての詳しい内容はヘリで話す
これは非公式な作戦であるため鎮守府から持ち出せるものはかなり少ない。せいぜい拳銃と携行弾薬くらいだ。あくまで"鎮守府からは"だかな
まぁここでの話はこれくらいだ
ではこれよりヘリに移動する」
天龍「提督…一ついいか?」
「ん?なんだ?」
天龍「うちにヘリってあったか?提督がこんな辺境には予算回してもらえないから中々買えないってぼやいてた覚えがあるけど…」
「おおよく覚えてたな。その点については見てから説明したほうが早いだろう。とりあえずついてきてくれ」
ということでブリーフィングが終わり移動することになった
〜鎮守府屋上ヘリポートにて〜
武蔵「これは…」
「すごいだろ?ちょっとしたコネを使ってな。ちょうど近くで活動してたらしく助かったよ。
紹介しよう、イギリスの紳士…もといイギリス陸軍特殊部隊SASの皆さんだ」
???「ただいま紹介に預かったSASのE中隊隊長のオスカーだ。今回はよろしくたのむ」
神通「E中隊…?SASにそんな中隊があるとは初めて聞きました」
「神通は詳しいな。SASのE中隊は公式に動けない作戦を実行する中隊だから秘匿されてるんだ。だから君たちも他言しては駄目だよ。」
オスカー「まぁそういうことだ。とりあえず話はヘリでしよう。別れて乗ってくれ」
「よし、俺、川内、神通、ジョンは右手の、島風、ガングート、天龍、武蔵は左手のヘリに乗ってくれ。あーあとこの通信機を全員持っていてくれ」
そう言ってトランシーバー型の通信機を渡した後にヘリに乗り込んだ
「では詳しい作戦内容を説明する。
まずは武蔵と加賀。
二人にはE中隊の狙撃班と共に目標と道を挟んで隣のビルに降下し援護をしてもらう。
具体的には索敵と狙撃だな。
突入班が突入後、敵をできるだけ多く無力化してくれ。
次に川内、島風、ガングート、ジョン、天龍、神通、響。
君たちは突入班だ。
まずジョンと響が爆薬を設置し爆破、混乱に乗じて突入、敵を制圧し朝潮を奪還する。」
作戦はこのような感じとなった
参加人員はSASから狙撃班4名、突入班8名
うちからは狙撃班2名、突入班8名
艦娘の装備は
武蔵、加賀がL96A1狙撃銃及びS&W M29
川内、神通がMP5短機関銃及びM1911
ガングート、島風がPP-2000短機関銃にマカロフPM
ジョンがM78機関銃及びデザートイーグル
天龍がUZI短機関銃及びベレッタM92
そして俺がL85突撃銃とグロック18C
と言う感じとなった
そして…
オスカー「狙撃班が配置についた。」
「よし。響とジョンからも爆薬設置完了との報告が入った。いつでも行ける」
敵は素人のようで警備も雑だった
ヘリの音にも気づいていないらしい
オスカー「カウントダウン開始。3、2、1」
0と同時に爆薬は起爆、そして突入は開始された
「ゴーゴーゴー!」
ヘリからラペリング降下し6階に突入した
慌てふためく敵を次々と撃ち倒す
そこかしこで銃声が鳴り響いている
響「一階はクリアだよ」
「よし。…ジョンは?」
響「地下でナイフファイト中。どうする?」
「まぁジョンなら大丈夫さ。響は一階で待機してくれ」
川内「8階クリア!」
加賀「提督、朝潮を見つけたわ。7階にいる…急いだほうが良さそうね。」
「どうしてだ?まさか…」
加賀「服を脱がされてるわね。敵は見えないけど気配からして5人はいるわ」
「クソッ。全員聞いたな!各階のクリアリング後SAS隊は分散し待機、艦娘隊は7階に急行せよ!」
〜3分後〜
予想以上に敵がいたようで7階には川内と俺しかまだ到着出来ていなかった
しかし一刻を争うため速やかに突入を決めた
「畜生!ドアがロックされてる」
川内「私がピッキングしてみる」
「頼む、急いでくれ」
川内「よし…もうすぐ開くわ」
「早いな。よし突入準備」
川内「よし開いた。」
「3カウントで突入だ。3,2,1」
ドアを蹴破り突入した
そこには…陵辱されている朝潮がいた
その瞬間自分の中で何かが飛んだ
目に入ってきた男は5名。
まず一人目の股間をナイフで切り裂き頭にグロックをぶちこむ。2人目は金的に蹴りを入れてナイフで喉を割いた。3人目を川内が始末しているのを横目に4人目の心臓にナイフをつきたてる
そして朝潮に覆いかぶさってる5人目の頭を蹴り飛ばし、朝潮から離れた所をL85でトドメを刺した
「朝潮!」
朝潮「しれい…かん?」
とりあえず意識はあるようだ
「全員、聞こえるか。朝潮を確保。繰り返す朝潮を確保。これより撤退する。武蔵、他に敵は見えるか?」
武蔵「死体だけだな。」
「よし。全員屋上に集合せよ」
6分後には屋上に突入班全員が到着
SAS隊員が2名負傷したものの死者はいなかった
〜???〜
元帥「やってくれたな」
「何の話です?」
元帥「とぼけるな。廃ビル郡での爆発はこちらでも観測済みだ。無論、SASのE中隊の動きもな」
「なら話が早い。そちらで揉み消しといて下さい」
元帥「無論そのつもりだ。しかし何故艦娘を危険を犯してまで助けたんだ。代わりはやると言っていただろうに」
「なぜ…ですか。愚問ですね。艦娘は代わりの聞く通常兵器ではない。意思を持った人間です。」
元帥「人間…ねぇ」
「そっちがどう思ってるかは知りませんが自分達としても大事な仲間です。簡単には諦められません」
元帥「なるほどな…この件については不問とする。」
「それはありがたい。あと新しい朝潮型駆逐艦娘、楽しみにしてますよ」
元帥「はてなんのことやら」
「なんのことやらじゃないですよ。送ると言ったのはそっちでしょ。朝潮が戻ってきたら送らないとは聞いてません」
元帥「わかったわかった…6日後には到着する」
「了解しました。では」
ツーツーツー
明石によると朝潮の精神的的ショックはかなりのものらしい
そのせいか、最近は朝潮に一緒に寝てほしいと頼まれることが増えた。
オスカーが聞くと大層羨ましがるだろうな
そしてまた平和な日常が戻ってきた…
HAPPY END…?
お読みいただきありがとうございました
感想、評価などよろしくお願いします
元帥「しかし何故艦娘を危険を犯してまで助けたんだ。代わりはやると言っていただろうに」
「なぜ…ですか。愚問ですね。艦娘は代わりの聞く通常兵器ではない。意思を持った人間です。」
提督のセリフ、スクライドのストレイト・クーガーみたいでシビレました