2020-11-01 09:47:27 更新

概要

ハロウィン記念作品、提督と鈴谷の恋のお話…


前書き

皆様今日は、今回はハロウィン記念作品となります。ヒロインは鈴谷です!はい可愛いです!
毎度の如くクオリティはあれですが本当にしゃーねーなくらいの気持ちで見ていってくれると嬉しいです。


10月31日


この日付を聞いて何を思い浮かべるだろうか。答えは1つ。そう…


「ハロウィン」


である。ハロウィン、それは年に1度、皆んなで仮装し、お菓子を食べたりする、そんなイベント。

そんなハロウィンの日に、僕は一世一代の恋の勝負をするのだった…


ーーー


ーー




〜2日前


「提督〜書類片付きましたよ〜」


提督「うーむ…」


「提督ってば!」


提督「ん?あぁごめん鈴谷」


鈴谷「も〜鈴谷の事無視するなんて酷いなぁ〜」


提督「ごめんごめん、ちょっと考え事をな」


現在、僕こと提督は、執務室にて執務をしていた。しかしどうにも執務に手が付かない。何故執務に手が付かないか、理由は簡単だ。

2日後、後2日後にアレが迫ってきているからなのだ。


鈴谷「こら!また鈴谷の話聞いて無かったでしょ?」


ムスッとした顔で鈴谷が言ってくる。うん、ムスッとした顔も可愛い。


提督「ごめんごめん、最近考え事をする事が多くてな。」


  「ほら、アイス無料の間宮券、これで許してくれ。」


鈴谷「え?マジ!」


  「しょーがないね、鈴谷は優しいから許してあげる。」


間宮券を貰った途端満面の笑顔になる鈴谷。その可愛すぎる笑顔に僕はドキッしてしまった。


鈴谷「ん?提督顔赤いよ?風邪でも引いた?」


提督「いっいや…何でもない…!」


提督「それよりほら、その間宮券は今日のお昼までだ、早く使ってこい。」


鈴谷「変な提督ぅ〜」


鈴谷「でも、ありがとね」


鈴谷「じゃ!」


ビシッと敬礼をして鈴谷は去っていく。因みに先程までの反応を見ての通り僕は鈴谷の事が好きだ。


鈴谷は、僕が提督として着任してまもない頃から支えてくれた。苦しい時も明るい笑顔で励ましてくれた。


そんな鈴谷を、僕が好きになるのは時間の問題だった。しかし、僕は恋愛経験があまりも皆無で、今でその気持ちを打ち明ける事は無かった。


シンプルに振られて、関係が壊れる事が怖かったのもある。


だが…2日後、ハロウィンがある。実は鈴谷が数あるイベントの中で1番好きなイベントはハロウィンらしく、その鈴谷の1番好きな日である

ハロウィンの日に、僕は鈴谷に告白しようとしているのである。


しかし、先程言った通り僕は恋愛経験が皆無だ。正直どうして良いのか分からない。分からないままハロウィンまで残り2日まで来てしまった。


(やっぱり…ここは誰かに相談するべきだな…)


そう思った僕は、ある人物を執務室に呼ぶのだった…


ーーー


ーー






〜次の日


⁇「それで…私を呼んだと…」


提督「あぁ…是非とも姉妹としての意見を聞かせてくれ…熊野」


熊野「意見と言われましても…普通に思いを伝えればよろしいのではなくて?」


提督「それが出来れば今頃苦労はしていない…」


熊野「私も、殿方にそういう思いを伝えた経験はありませんので…」


提督「そんなぁ…何かこう…よく言ってるレディの嗜みでどうにかならないのか?」


熊野「そんな事言われましても…」


熊野「ていうか、提督は単純に振られるのが怖いだけなのではなくって?」


提督「う…それは…」


熊野「図星…ですわねぇ…」


熊野はため息を吐きながら言葉を溢す。


熊野「大体、ここの子達は皆んな思ってますわよ?」


熊野「提督はいつ鈴谷に告白するのかと。」


提督「え?マジ?好きなのバレてた?」


熊野「あんなの、気付かない方が難しいですわ。」


熊野「鈴谷だって、ずっと待ってますし…早くくっ付いて貰わないとこっちが心配ですわ(ボソ…」


提督「ん?何か言ったか?」


熊野「いいえ、何でもなくってよ。」


  (全く…本当に鈍感何ですから…とっくに両思いですのに…)


熊野「仕方ないですね。私、1つ案を思いつきましたの。」


提督「本当か!?」


熊野「はい、ハロウィン当日、鎮守府ではハロウィンパーティーがありますでしょ?」


提督「あるな、皆んな楽しみにしてる。」


熊野「そこでパーティーがお開きになる頃に、私が提督と鈴谷が2人きりになる状況を作りますの」


提督「成る程…それから?」


熊野「2人きりになった後は提督次第ですわね、頑張って下さい。」


提督「ま、マジか…」


提督「でも、頑張るしかないよな、一世一代の男の勝負出しな」


熊野「その意気ですわ。」


熊野「あと、」


熊野「お開きになるまでに、少々で良いので酔っ払って置いて下さい。」


提督「…?理由はわからんが了解した。」


そうして…次の日のハロウィンパーティーがやってくるのだった…


ーーー


ーー






〜当日


一同「ハッピーハロウィン!!」


現在、鎮守府にて盛大にハロウィンパーティーが行われている。各々仮装した姿で楽しんでいる。


鈴谷「提督ぅ、ハッピーハロウィン!!」


鈴谷が満面の笑みで抱きついてくる。近い、距離感が近い…いや嬉しいよ?嬉しいけど…恋愛経験皆無の男には耐性がないのである…


提督「あぁ鈴谷、ハッピーハロウィン。」


何とか冷静に返事をするが結構心臓がバクバクだ。


鈴谷「ねーねー提督、鈴谷の仮装どう?」


鈴谷の仮装、そんなの一言で言ってしまえばめちゃくちゃ可愛い。頭に小さい羽と背中に大きめの羽、小悪魔の仮装だろう。

鈴谷らしいし、めっちゃ可愛い


提督「あぁ、似合ってるよ、それもとっても」


鈴谷「ありがとう!じゃ、私お菓子とってくる、また後でね!」


そうして鈴谷が去っていく。抱きつかれたので未だに心臓がバクバクしている。マジで女性体質ないな僕…


そう言えば、熊野が少し酔っておけと言っていた。意図は分からないが、取り敢えず多少酔うことにしよう


そう思った僕は、お酒を注ぐのだった…


ーーー


ーー




〜数時間後


あの後パーティーはめちゃくちゃ盛り上がり、現在そろそろお開きにという感じだ。


片付けをしている者、酔い潰れている者(隼鷹)、疲れて自室に帰るもの、北上さんのお菓子を部屋に飾る者(大井)

などなど、各自過ごしていた。


僕はと言うと、熊野に言われた通り、丁度良いくらいに酔っていたつもりだった。だが…少し飲みすぎたな…夜風に当たりたくなる…


僕がそんな事を思っていると…


熊野「提督、夜風に当たりに外に出ましょう。鈴谷を付けるのはお任せください。」


熊野「鈴谷ー」


鈴谷「どうしたの〜?」


熊野「提督、酔ってしまったみたいで、夜風に当たりにいくのらしのですけれど、1人だと心配で」


熊野「ただ、私は片付けがありますので、鈴谷、付き添って貰っても良いですか?」


鈴谷「分かった、じゃ提督、行こっか」


成る程、酔っておけってそう言う事か…熊野さんまじナイス。そんな事を思いながら僕らは夜風の当たるテラスに行くのだった…


鈴谷「さーてと、ここなら夜風も当たるし、景色も良くて一石二鳥だね♪」


提督「そうだな…ありがとう、助かるよ。」


鈴谷「なーに、鈴谷が提督をお助けするのは今に始まった事じゃないよ、気にしないで」


そうだな…鈴谷には、助けられてばっかりだ…本当に良い子で、僕の初恋の人…


さぁ、告白するなら今しか無い


提督「鈴谷、伝えたい事がある。」


鈴谷「伝えたい事?」


提督「鈴谷、僕はお前が好きだ、大好きだ。いつも明るくて、可愛くて、俺を助けてくれる、そんな鈴谷が僕は大好きだ!」


提督「だから、この指輪、受け取ってください」


鈴谷「提督…」


鈴谷「トリックアートリート、指輪くれなきゃいたずらしちゃうぞ?」


提督「え…それって…」


鈴谷「鈴谷、ずっと待ってたんだよ?提督が言ってくれるの。」


提督「それは…ごめん…」


鈴谷「でも…」


鈴谷「覚えててくれたんだね…鈴谷が好きな日…」


鈴谷「提督はいつもそう…私の言った事全部覚えててくれてて…私の事凄く大切にしてくれて…好きって…言ってくれて…」


鈴谷「だから…そんな提督にお願いされたら、鈴谷はいつもこう答えるよ…」


鈴谷「はい、喜んで」


提督「鈴谷…好きだよ。」


鈴谷「うん…私も…」


 チュッ


「鈴谷…」


「提督…」


「「ハッピーハロウィン」」




後書き

如何でしたでしょうか。結構甘々なの書いちゃいました。まぁハロウィン要素少な過ぎたかなぁ…
まぁ良いとしましょ(殴
ここまで読んでくれてありがとうございました!厳しい意見、アドバイス等お待ちしております!


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