銃人と聖杯と帝国と 1話目 ポン酢「・・・」
~ルクセラ帝国城下町電車内~
ポン酢「聖杯が他の世界で生成されたのかぁ。富裕層狙いそうだなぁ。依頼来そうだし何人か空けとくか。増やせばいいけどめんどいし。」シンブンカクニン
ドアガヒラキマス タッタッタッ
???「隣、良いですか。」
ポン酢「勿論。」
???「よっこいしょっと。」
ポン酢「・・・」
???「・・・もしかして九尾の尾最高幹部のポン酢さん?」
ポン酢「そうですが。」
???「おぉ~!よかったら一緒に写真を撮ってくれませんか!?」
ポン酢「えぇ。構いませんが。」
???「えぇっと、カメラカメラ・・・」ガサゴソ
???「」スッガチャ!
ポン酢「!」
???「」ズダァン!
ポン酢「」バタッ
???「・・・」スクッ
ポン酢「・・・またか・・・今日三回目だ。」
???「!」ガチャ!
ポン酢「暗殺者が10人目で死亡が三回。こちとらクソ痛いのに全く困るわ。」
???「・・・」ズダァン!
ポン酢「何度も当たらねぇよ。」サッ
ポン酢「いや・・・にしても。」
???「・・・」
ポン酢「殺すにはなんとも勿体無いな。美人だ。」スタスタ
???「!」ズダァン!
ドガッ!
???「」バタッ
ドアガヒラキマス
ポン酢分身体「・・・」
ポン酢「ちょっと買い物でただけでこれだもんなぁ。皇帝の暴虐っぷりと元敵国の残り香にも困ったもんだ。」ヨッコイショ
~九尾の尾捕虜収容部屋~
???「」ハッ
ポン酢「ようやく起きたか。」
???「」ガチャ!
ポン酢「とりあげたのに呼び出せるとか・・・これだから銃人の収容は困るな。」
???「・・・動いたら撃ちます」
ポン酢「不意打ちでもなきゃんなもんくらうか。それに仮に倒されても魔動兵が外で待機してるし「観測」されている以上俺は殺せない。」
???「・・・ッ」
ポン酢「どこの国から来た。名前は?」
M1911「M1911。ポルダから来ました。」
ポン酢「ポルダか。ヘリメアについたばかりになぁ。復興終わったらまた行きたいところだな。あのおっちゃんとこのノコギリジャケの卵丼美味しいし。捕まえに行くのはごめんたがな」
M1911「私を生け捕りにして・・・凌辱でもするきですか。」
ポン酢「まさか。美人さんだが我々九尾の尾達は九尾大好き団体だからね。そんなことしないさ。まぁちょっと拘束させてもらうけど変なことはしないから。」
M1911「ハーメアを売った国賊の言葉なんか信じられる訳がないでしょう!」
ポン酢「と、言われましても俺ハーメア国民じゃないし。まぁでもあれよね。今の独裁体制は俺も嫌いだわ。まぁ暗殺しに来る相手間違えたね。俺じゃなくて皇帝ならまだワンチャンあったろうに。まぁここで頭冷やしてくれや。」
M1911「グヌヌ・・・」
ポン酢「なんか食う?腹減ったでしょ。」
M1911「そんなこと」グー
M1911「・・・いただきます。」
ポン酢「と言うわけで魔動兵さん持ってきて、オナシャス」
魔動兵「」タッタッタッ
M1911「・・・精巧な魔動兵ですね」
ポン酢「その技術他に使ってほしいね。魔動兵美少女化計画とか。」
M1911「・・・くだらないですね。」
ポン酢「まぁね。俺も出撃することなくて暇だからそう言う発想しかないんだわ。」
M1911「・・・ポン酢が帝国の主柱を掴んでると言う話を聞きますが・・・出撃しないんですね。」
ポン酢「俺の魂分けた部下が死ぬほど働き者でね。いやぁ有能な部下を持つのも困り者だね。九尾様とイチャラブするしかやることないもん。」
M1911「部下が有能なだけですか。」
ポン酢「んにゃ、まさか。強い部下がいるやつの上はもっと強いってゲームや小説のお約束でしょ。」
M1911「・・・自分が強いとでも言いたいんですか?」
ポン酢「よく放射能を撒かない核爆弾だの九尾の塵だのって言われるくらいには強いな。」
M1911「・・・」
ポン酢「まぁ脱獄計画しても構わんよ。殺しはしないから。」
M1911「情報を引き出す気ですか。」
ポン酢「まぁ皇帝次第じゃないかなぁ。あっちで情報を引き出すってなるなら引き渡すし。」
魔動兵「」タッタッタッ
ポン酢「どしたの?」
魔動兵「」ゴニョゴニョ
ポン酢「ふーん。そう、わかった。下がって良いよ」
魔動兵「」タッタッタッ
ポン酢「君の処遇が決まった。」
M1911「・・・」
ポン酢「おめでとう!君の身柄は我々で保護されることになった。」
M1911「嬉しくないですね。」
ポン酢「んなこといいなさんな。とりあえず君は魔動兵込みだけど我々九尾の尾建物内を自由に散策して構わない。だけどもし九尾を危険に晒すようなことがあればその時には生きたまま九尾にでもあげるか。」
M1911「・・・それは何か軽いですね。」
ポン酢「一生を九尾の一部として過ごすはめになるかコレクションにされるかだがな。」
M1911「・・・急に怖くなりましたね。」
ポン酢「ついでにキミに仕事を頼もう。」
M1911「仕事ですか?」
ポン酢「俺の秘書。」
M1911「敵に秘書させるとか頭大丈夫ですか?」
ポン酢「よく言われる。」
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