雨の日は流石にいないと思うじゃん?いるんだよなぁ、グレートな奴がよお
昔、見たラブライブSSで衝撃を受け、なんとか救いが欲しいと思い、作ったぜ。ところどころ違うところは許してくれ、グレートに書くからよお。勝手に続編作ってごめん
衝撃を受けたラブライブSS
http://amnesiataizen.blog.fc2.com/blog-entry-4486.html
1話
音ノ木坂学院
由緒ある女子校であり、全国でも人気のあるスクールアイドルグループμ'sのメンバーが在籍していることから入学希望者が上昇している学校である。
しかし、とある出来事がきっかけで歯車が狂い、μ'sは解散。リーダーである高坂穂乃果は、学校のクラスでいじめを受け、μ's解散後、不登校になってしまった。
μ'sの元メンバーは、深い事情を知ることはできず、大親友であるはずの園田海未、南ことりに関しては、いつもなら親友のためならすぐさま行動をうつすはずが、今回に関してはなにもすることはなかった。
ことりの母親は、音ノ木坂学院の理事長を務めており、事態を重く見てことりに事情を聞くも、「なんでもないのよ、なんでも」と下手くそにごまかしてしまい、わからずじまい。そんな出来事から1ヶ月、理事長は今日も頭を抱えていた。
「一体どうなってるのかしら。あんなに元気だった穂乃果ちゃんが...」
事情を知りたくても誰に聞いても全く何も情報を掴めない毎日。諦めかけていた。しかし、その時、不意に電話が鳴る。突然のことに理事長は、慌てながら電話をとった。
「はい!こちら音ノ木坂学院、理事長の南です...あ、桜井先生?!」
それは、自分の学生時代の恩師である桜井という女性からの電話だった。
「お久しぶりね、南さん。聞いたわよ?あなた今理事長やってるんですって?私と同じじゃない、さすがだわ。」
桜井は、別の学校で理事長を務めており、かつての教え子が同じ職業で同じ役職を担っていることを聞きつけ、電話をしてきた。
かつての恩師との電話は、驚きと嬉しさがあるはずだが、南理事長の声色はまた別の感情が入り混じっていた。桜井は、それをいとも簡単に察した。
「あら?なにかあったの?元気ないじゃない。」
桜井の問いかけに南理事長は、現在、自分の学園でなにが起こっているかを自分のわかる範囲で話した。桜井は、それを聞いた途端かつて、自分の生徒と話すように口を開いた。
「なるほどね、生徒の不登校...よくある話だけど、その...部活動の解散まで引き起こすなんて只事ではないわね。」
「ええ...でも、誰に聞いてもなにも話してくれなくて...どうしたものか。」
南理事長の相談事を久方ぶりに聞いた桜井は、何故か明るい口調に戻り問いかけた。
「ねえ、南さん?そちらの学園に教員の空きはまだあるかしら?」
「え?あ、はい。確か産休で抜けられた先生の枠が復帰するまでの間空いてますけど。」
南理事長は、桜井の問いに疑問を抱いていた。それを逆に問い返そうとした途端、桜井が鼓膜が破れるような声量で言葉を発した。
「なら!我が学園から1人教員を送るわ!きっとその高坂さんだけじゃなく学園全体を救ってくれるはずよ!」
「へ?」
桜井の突拍子のない提案に呆気をとられてしまい、いつのまにか音ノ木坂学院に新しい教員を1ヶ月間という条件付きで雇うことになってしまった南理事長。そして、これが音ノ木坂学院の裏の歴史に名を残すことになる。
2日後、由緒ある音ノ木坂に見慣れぬバイクが大きな音をふかしながら止まった。
「ここが音ノ木坂か...右も女子!左も女子!上も女子!下も...はいないか。くううう...テンション上がるぜえ。ここでも...グレートに行くぜ。」
金髪にピアス、そしてサングラスと教師とは到底思えない風貌の男が音ノ木坂にやってきた。その男の名は
鬼塚英吉
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