続・強くてニューゲームで転生でハーレム。4.5
気力がないので短編で。このエピソードは決戦前とも決戦後とも取れるようにしてます。そこの解釈は任せます。
*本編10以降のネタバレが含まれます。総集編の下の方からどうぞよろしくお願いいたします。
~甘いのは~
リン『健一さんおはよ!』
健一『おはよ。今日はリンのご飯が食べたいな』
リン『……えっ?』
健一『嫌なら嫌ってーー』
リン『ううん!むしろ嬉しい!じゃあ腕によりをかけて作ってあげるね!』
健一『ありがと』
彼女は小さい。端から見ると小学生、良いとこ中学生だ。でも健気に料理を作ってくれる。
俺は彼女の本当の彼氏(?)ではない。それでもここまで良くしてくれるのはどうしてなんだろうか。
健一『なぁ……1つ聞きたいことがあって』
リン『なあに?』
健一『リンってさ…俺がリンの知ってる“彼”じゃないってこと知ってる?』
リン『うん。アリスに聞いたもん』
健一『ーーじゃあ』
リン『でもリンは健一さんに食べて欲しいって作ってるし、健一さんに美味しいって言われたいもん』
健一『じゃあもし……元の世界に戻れるならどうしたい?俺のこととか忘れて、みーんな元通り』
リン『……健一さんといたい』
健一『そっか』
リン『でも…何でかは分かんない』
健一『分かんなくて良いかもな』
リン『うん!』
健一『……いや。食事前に暗くなってちゃ駄目だなぁ』
リン『うん!食べてよ!リンも食べるし』
健一『そうだなぁ。じゃあいただきます』
リン『めしあがれっ!』
~気持ち~
健一『……素直だな』
ノート『何が?』
健一『一緒にいたいなんて』
ノート『そ、そう?こんなもんだと思うわよ?』
健一『でもそういうところは他のみんなに無いところだから......何か良いと思う』
ノート『私が元々愛してたあの人…もう会えないのかしら』
健一『会おうと思えば会えるんじゃないかな』
ノート『私......あの人に会えたら何て言うべきなのかしら?』
健一『…さあ』
ノート『でももう良いわ。何かこの生活に慣れてくると......こっちの方が良いような気がするし』
健一『俺もそう思うよ。何だかんだアリスに感謝しないと』
ノート『......それよ』
健一『えっ?』
ノート『口を開いたら結局アリスのことで......結局一番はアリスなのね』
健一『一番、か......どうしてもノートの前ではかっこつけたくなっちゃうから』
ノート『……ずるい///』
健一『えっ?』
ノート『……そういうとこよ///』
健一『まあ…そうなのかな?』
ノート『せめてこの夜ぐらい2人っきりで......』
健一『まあ許してくれるよ…あれ?』
ノート『すぅ......すぅ......』
健一『......おやすみ』
寄りかかってくれるぐらいの関係になれたんだ。このぐらい......良いか。
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