2015-08-01 17:51:06 更新

概要

アニメってネタの宝庫だから助かる...w
その内、楽器を擬人化したのが出てきそう...


プロローグ



~~♪~~~♪



辺りに心地の良い音色が響く

月の明かりが良い背景となって幻想的な景色を醸し出している



「ふぅ...そろそろ時間かな」



少女は鎮守府へと歩いて行く

ある一つの楽器を持って



艦娘とは違うまた別の存在



提督「うーん...」



大和「提督、どうされました?」



提督「今日、新しく転属してくる娘がいるだろ?」



大和「そうですね、それが?」



提督「どうやら、艦娘とは違うようでな...」



大和「艦娘とは違う...?」



提督「艦娘って第二次世界大戦当時の軍艦の記憶があるだろ?」



大和「ええ、そうですね」



提督「新しく転属してくる娘はどうやら楽器をベースにした娘らしくてな」



大和「艦娘ならぬ楽娘ですか?」



提督「いや、別に楽娘とは言わんと思うが...」



大和「一体どんな娘なんでしょうか?」



提督「さぁな、俺にも分からん、楽器をベースにした娘なんて初めてだ」



大和「そもそも、艦娘以外にそんな娘が居るなんて思いませんでしたよ」



提督「だが、楽器でどうやって戦うんだ?」



大和「そんなの分かりませんよ...」



〈コンコン



提督「お、来たかな?入ってくれ」



?「失礼します」ガチャッ



提督「君が転属してきた娘か?」



?「はい、転属じゃなくて配属ですが」



提督「そ、そうか、名前を聞いて良いか?」



?「名前...?」



?「名前ですか...」チラッ



提督「ん?どうした?」



フルート「いえ、私はフルートっていいます」



大和「フルート...楽器の名前ですね」



提督「君のその持っている楽器は、もしかして楽器はフルートか?」



フルート「はい、そうですが?」



提督「何か吹ける曲はあるか?」



フルート「この楽器で吹ける様にアレンジしたものならなんでも」



提督「そうか」



提督「そうだ大和、この娘に部屋を案内してやってくれ」



大和「分かりました、案内するからついて来てね?」



フルート「分かりました」スタスタスタ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


大和「ねぇ、一つ聞いて良いかな?」



フルート「何ですか?」



大和「どうしてフルートをずっと持ってるの?邪魔じゃ無いの?」



フルート「別に、これは私の体の一部の様な物ですから」



大和「そうなんだ、あ、ここが君の部屋よ」



フルート「ありがとうございます」ペコッ



大和「何か困ったことがあったら聞いてね」



フルート「分かりました」


〈バタン


フルート「さてと...錆び付いて無いわよね...」フキフキ


〈コンコン


フルート「誰かしら?」



磯風「磯風だ、挨拶に来たんだが...」



フルート「入って良いわよ」



磯風「ああ」ガチャッ



フルート「?その手に持ってるものは?」



磯風「これか?記念の料理だ、食べてくれるか?」



フルート「まぁ、良いけど...」



磯風「これだ」スッ



フルート「...!?」



磯風「どうした?」



フルート「いや...食べ物の色をしてないんだけど...」



磯風「そんなはずはない、料理本を見てやったんだが...」



フルート「ほんとに...?」



磯風「私を疑うのか?」



フルート「いやこれはちょっと...」



磯風「まぁまぁ、食べてみてくれ」スッ



フルート「うん...」パクッ



磯風「どうだ?」


〈磯風ーーーーー!!!!!


磯風「ん?」



浜風「はぁ...はぁ...!」



磯風「どうした?浜風」



浜風「貴女、料理しましたね!?」



磯風「ああ、そうだが...」



浜風「その料理は、今何処に!?」



磯風「もう、この新しい娘に食べてもらったが?」



浜風「遅かった......!!!」



磯風「?」



フルート「......」マッサオ



磯風「ん?どうした?」



フルート「」バタッ



磯風「おい!?どうしたんだ!?」



浜風「磯風のせいですよ!とにかく、医務室へと連れていかないと!」ダキッ タッタッタッタッ



磯風「あ、おい!待て!」タッタッタッタッ


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


明石「全く...新人になんて仕打ちをするのですか...」



磯風「いや、私はただ...料理を...」



明石「貴女の料理で今まで、何人医務室へと来てるか知ってますか?」



磯風「そ、それは...」



明石「本当に。これからは自重してください!」



磯風「ああ...分かった...」



フルート「うぅ......」



明石「意識が...ほら、磯風さんは浜風さんの所へいって、たっぷりと叱られてきて下さい」



磯風「ああ...」トボトボ...



フルート「あれ...?ここは...」



明石「ここは医務室ですよ。浜風さんが運んできてくれました」



フルート「うぅ...舌が痛い...」



明石「無理もありません。あの磯風さんの料理を食べたんですから」



フルート「うぅ...どうしてあんな恐ろしい料理を...」



明石「さぁ、私達にも分かりません。ただ、磯風さんの料理を食べて、何人もの人が医務室を訪れています。これからは、食べないようにしてくださいね?」



フルート「はい...うぇぇ...」







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仁村 伊織さんから
2015-07-25 21:01:56

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マッキーPENさんから
2017-08-13 13:22:38

仁村 伊織さんから
2015-07-25 21:01:41

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