???「艦娘になってる?!」その3
ヒキニートが艦これ世界に飛ばされるお話、1、2と続きものです。
応援をや評価などたくさん頂きましたので調子に乗って3作品目でございます。
本当にありがとうございます。
?「橘 利房!お前を今回の主席とする!」
橘「はっ!ありがとうございます!」
?「トシフサ!お前が主席かやっぱりお前には敵わないな!」
?「俺たちは橘について行けば問題ないな!」
橘「やめてくれよ…恥ずかしい///」
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「………」
「……!…」
「…え!……」
「……い!……」
橘(何か聞こえる?)
「お……!」
橘(…誰だ?)
「………ま…!」
橘(…俺は…?)
「おい!お前大丈夫か!」
橘「……んっ…」モゾ
橘は目を開ける、見知らぬ天井が目の前に広がる。
橘はベット上で横になっていた。
天龍「お!起きたぜ!不知火〜」
不知火「見れば分かりますよ、天
龍さん」
電「よかったのです!」
橘「………」ムクリ
橘「…俺は…
そう言いかけた瞬間橘は自分の正面に設置されていた鏡に目を向け
た。
橘(あぁ…白い肌に幼さが抜けてはいないが整った顔立ち、それにこの艶のある髪…)
橘は自分の顔を触る。
橘(いつまでも触っていられるような柔肌…)
次に髪を撫でる。
橘(少し動くたび香るフワリとした優しい匂ひ…)
橘(…夢じゃ…なかったのか…)
天龍「お前随分酷い傷だったんだぞ!」
不知火(貴女が言えたことじゃ…)
不知火「どこか痛むのですか?」
天龍「おっかしいな?ドックで完全修理したんだぜ?なあ電?」
電「なのです!」
橘「い、いえそうゆうわけじゃねぇ…ないんです。」
橘「俺ッ…」
電「?!」
橘「じゃねぇ…私に何が起こったのかよく覚えてなくて…」
橘「それより、お前ら…」
天龍「?!」
橘「……貴女達は何者です?」
天龍「あぁん?俺たちだぁ?」
天龍「俺たちは唯の遠征艦隊
だ。」
天龍「こっちのちっこいのが電」
電「よろしくお願いしますなのです!」
天龍「で、このピンクの悪魔が不知火」
不知火「は?」(戦艦並みの気迫
天龍「お〜怖ぇww」
天龍「で、俺が天龍型軽巡ネームシップの天龍だ!」
橘「…なるほど、ありがとうございます。」
天龍「お前は?」
橘「え?」
天龍「いやいや『え?』じゃなくて、お前の名前は?」
橘「俺の名前は…」
不知火「?!」
橘(またやっちまった…)
橘「…私の名前は………」
橘(いや?橘 利房って女らしくねえよなぁ…?)
橘(どうするか…そうだ!)
橘「グワッー、頭が割れるように痛い!凄くとても痛い!頭痛が痛い!(棒」
不知火・天龍・電「!?!?」
電「だ、大丈夫ですか?!」アタフタ
橘(天使かよ…)
不知火「て!天龍さんが変な質問するから!ですよ!どうするんですか?!」オロオロ
天龍「俺のせいかよ!って大丈夫か!おい!」アセアセ
橘(揃いも揃ってよほどの純粋か馬鹿だな…)
橘(…駄目だまだ笑うな…)ビクビク
天龍「うわあああ!痙攣しだした!死ぬのか!俺のせいで!すまない!うわあああ!」ジタバタ
〜笑いを堪えること10分後〜
橘「すみません…だいぶ落ち着いてきました…でも思い出そうとすると…ウッ!」アタマオサエー
電「無理しちゃ駄目なのです!」
橘「……ところでここは何処なんです?」
⁇?「ここは鎮守府です。」
不知火「大淀さん?」
大淀と呼ばれた女性が部屋に入ってくる。
大淀「貴女はこの鎮守府に近い海域で戦闘を行い、大破された所をこの第二遠征艦隊に拾われました。」
そう言って彼女は左手に持った資料をペラペラとめくり始めた。
大淀「……!あったわ。」
そう言ってその資料を皆に見せる、そこにはセーラー服と艤装がセットになって写真に写ってい
た。
橘「このセーラー服は…?!」
そう言って橘は自分の服に目を落とす、間違いない一つの狂いもなく今橘が着ている服と一緒だ。
大淀「艤装もさっき回収したのと全く同じね。
その資料の右上には
『橘型駆逐艦一番艦橘』とはっきり書いてあった。
橘「これって…」
大淀「ええ、これではっきりしたわね?『橘』ちゃん?」
橘(『ちゃん』…か…///)
天龍「橘ァ!これからよろしくな!」
不知火「橘…橘…いい名前ですね、よろしくお願いします橘さん。」
電「よろしくなのです!橘さん!」
橘「あ、あぁ…よろしく…お願い
します。」
橘(うーん…これは…割と恥ずかしい…な///」
大淀「早速で恐縮なんだけど橘ちゃん、提督のところに着任の挨拶にいってもらえるかしら?」
橘「は、はい。でもおr…私は執務室を知らないのですが…?」
大淀「そういうことなら、第二遠征艦隊の旗艦報告と一緒にいって来て。不知火ちゃんお願いできる?」
不知火「はい、わかりました。」
不知火「橘さんついて来てください。」
橘「はい、わかりました。」
そうして医務室から大淀を置い
て、ドアを閉め4人が出て行く。
大淀「新しい娘……か…」
大淀「…」
大淀「……あの子も…可哀想
に…」
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橘「随分と大きい建物なんですね〜」
橘達は執務室へと向かっている。
天龍「そりゃそうだ!人類存続の要、艦娘様の基地だからなー!」
不知火「工廠、ドック、演習場食堂…などたくさんの施設がありますからね。」
電「後で電が案内してあげるのです!」
橘「ありがとね。」
橘(それにしてはこの人数の少なさは…)
不知火「着きましたよ?」
橘「あっ、そうですか。すみません少し考え中でした…」
他の部屋のドアとは違い明らかに装飾が凝っている、そこには張り紙が貼ってある、
『入る場合にはノックを必ずしろ。返事があるまで決して入るな。上記の規約を破った場合には『おしおき』に処す』
橘(おしおき…ね…)
<コンコン
不知火「第二遠征艦隊の報告と新艦娘の着任報告に参りました。」
???「あっ?!わかった!入るな!入るなよ!まってろ!」アセアセ
相当焦っているのが音からでも把握できる。
少しして執務室からの音が止ん
だ。
???「入っていいぞ」
不知火「失礼します。」
どうやら電と天龍は部屋前で待機のようだ。
橘「し、失礼します!」
橘は部屋を見回す、全体的に木を基調とした部屋で、落ち着きのあるといった感じだ。
提督「不知火、報告」
不機嫌そうに腕を組み、男はそう言い放つ。
橘(うわっ…こいつ…)
橘(デブすぎんだろ…俺よりデブだぞ…それに汚えし臭え…)
男は白い軍服を着ているが、ボタンは、はち切れんばかりに左右に引っ張られ、男の腹回りをより誇張している。肩には大量のフケ。
顔には大粒の脂汗…
不知火「はい…遠征の結果は失敗です…申し訳ありません…」
提督「記録によると『大破2名でドック入り』とかいてあるけど?」
さらに追い打ちをかけるようその男は不知火を問い詰める。
不知火「はい…そのことですが……」
不知火は先刻の深海棲艦との戦闘を順を追って丁寧に説明する。
途中でその男は不知火の報告を遮る。
提督「あーもういいわ、お前下がれよ」
不知火「……ですがまだ報告は終わっていませんが…?」
提督「下がれっていってんだよ!」
唾を撒き散らし不知火にそう怒鳴る。
不知火「………失礼します」プルプル
不知火はそのまま勢いよく部屋から出ていく、
天龍「?!おい不知火何処行くんだよ!待てよ〜!」タッタッタッ
ドアの向こうから天龍の声が聞こえた。不知火を追いかけていったのだろう
橘「あっ!不知火待って!」
橘も後を追って退出しようとす
る。
提督「待てよ。」
橘「……なんだy……」ギロッ
橘「……なんでしょう提督?」スマイルー
提督「『なんでしょう』じゃねーよ!着任報告聞いてないんだけど?!」ツクエバンバン
橘(チッ…このデブが…すぐキレやがって…)
橘「す、すみません提督…」
橘「本日付けで当鎮守府に着任致しました。橘型駆逐艦一番艦橘です!よろしくお願いします!」
提督「橘型って…大戦末期のクソ雑魚駆逐艦じゃん…」
橘「……んだと?ぶっ殺すぞデブ…」ボソ
提督「何か言った?」
橘「いえ、素敵な提督で安心しました!」ニッコリ
提督「ふーん……」ニヤリ
橘(このデブ今の一言で口元緩んでやがるwwww馬鹿なんじゃねーのwww)
提督「……ちょっとこっち来いよ」
橘「はい?」スタスタ
男はいきなり橘の腰を触り始めた、
橘「えっ?」
男の腕はそのまま橘の髪を撫で
る、
提督「ん?なにか問題ある?」ハァハァ…
橘(いやいやいやいや……キモいキモい……息上がってるし、うわっ?!息臭え…)
橘「て、て、提督!すみません私これから、他の艦娘に着任の挨拶してきますので!」タッタッタ
橘は逃げるように執務室からでて
いった
橘「しっ失礼します!」
<バァアン!
勢いよくドアが閉まる。
提督「…」
提督「……」
提督「あいつ俺に気があるな」
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橘「ウワァ~…新手の拷問かと思っ
た…」ゲッソリ
橘がガックリと肩を落とし廊下歩く
橘「思い出しただけで背筋が凍るぜ…」ウェッ
橘「わ、忘れちまおう…」
橘「そういや急いで逃げて来たからここが何処かわかんねえな…」
橘「まいったな…まぁ…適当に歩いてみるか?」
そう言って橘は歩き始める。
橘(にしても今は深海棲艦と戦っているのではないのか?なぜこんなにのほほんとしていられるのか?)
そんなことを考えながら歩いている時だった、
<ゴツン
橘「うおっ!」
橘は曲がり角から現れた『壁』にぶつかり尻餅を着いた。
???「ん?すまん、大丈夫か?」
???「姉さんがちゃんと前を見てないからよ!大丈夫?」
橘「は、はぁ…」
???「ん?見ない顔だな?新入りか?始めてだろう陸奥?」
陸奥と呼ばれた女性がうなずく。
陸奥「そうね?見るに…駆逐艦の娘かしら?」
橘「はい、橘型駆逐艦と言います。」ペコリ
陸奥「そう、これからよろしくね橘ちゃん、そうそう、貴女がさっきぶつかった人が長門よ、私の姉でもあるわ。」
橘(……これがビックセブンと呼ばれた…)
橘(二人とも優しいけど凄く強いな、いや?強いから見ず知らずの駆逐艦にも余裕を持って接することができるのか。)
橘(やっと戦争をしてる軍人らしい威圧感をもつ艦娘が出て来たな…少し安心した。)
橘「失礼しました、それでは私はこれで…」
長門「待て!」
橘「なんでしょう?」
長門「あっ…いや、たいしたことではないのだが…」モジモジ
橘「???」
長門「…その〜…私たちが…怖くないのか?」タジタジ
橘「はい?」
長門「だから、私たちのことを『怖い』と思わないのか?」
橘「どうして怖がる必要があるんですか?(正論」
その瞬間二人の顔が一気に明るくなる。
長門「ほっ!ホントなんだな?!」
陸奥「やったわね!姉さん!」
二人は声のトーンを高くし喜びを分かち合っている。
橘「……どうしてそんな質問を?」
長門「いや、取り乱してすまない、どうも我々は駆逐艦の娘たちに怖がられてるらしくてな…」
陸奥「できれば仲良くしたいのだけれど…」
陸奥「私たち戦艦じゃない?」
橘「はい?」
陸奥「『戦艦』っているだけで畏怖されてしまうし、何と言ってもこの身長差よねぇ…」
橘は電が「ハワワ…」と言っている姿を用意に想像できた。
橘でさえ上を見上げ現在話している状態だ。
橘「なるほど、それは何と無く想像が着きました。」
橘「大変ですね、では失礼します。」
強引に会話を切り、橘が立ち去ろうとした時また後ろから声がかかる。
長門「なっ!ちょっと待ってくれ!」
橘は重い足取りで振り返る。
橘「なんでしょう?」
長門「少しだけ!少しだけ付き合ってくれ!頼む!この通り!」ペコリ
陸奥「姉さん……橘ちゃん私からもお願いするわ、少しでいいから付き合って!」ペコリ
橘(なんだ…この…恐ろしく奇妙な構図は…)
橘「わ、わかりました!やめてください!こんな着任したての駆逐艦に艦隊の主力のお二方が…わかりましたから!」
バッ!っと二人は顔を上げ二人は顔を見合わせニコリと笑う。
長門「本当にいいのか?!」
橘「はい…先輩にここまでさせて断る訳にはいきませんよ。」
と橘は苦笑いする。
橘「だからもうあんな真似しないで下さい!なんでもしますから!」
長門・陸奥「ん?」
橘(アレ?俺地雷踏んだ?)
長門・陸奥「今なんでもするっていったよね?」
橘「えっ…それは…」
橘(アカン…アカン…)
そのまま小さな駆逐艦は戦艦二隻に持ち上げられ闇に消えていった…
ここまで読んで頂き誠に感謝の極みでございます!作者の気力と皆様の応援次第で次回作も考えて行きたいとおもいます!
面白い。続きはよ。
天龍と不知火、電のキャラが二次のテンプレすぎて愛が薄いと感じる
行開けまくってから書いてその台詞を強調しているの軟弱(大淀と提督の台詞について)
「「ん?」」のところホモネタマルパクりで気持ちが悪くなります。キャラガン無視してないか
それと闇に消えていったって、そこは軍事施設なのに照明もしっかりしていない箇所のある金欠施設なのですか
内容は嫌いじゃない方ですが書き方に不快感を感じます
地の文を少しでも使用するなら台本形式はやめた方がいいと思います、それただの台本ですので
()を使って思っていることもやめた方がいいと思います、一人称なのか三人称擬きなのか不安定です(不知火のことについて)
あとがきの内容の後半は消した方がいい、応援されたら次回作考えるって、それ多分完結した作品で言う台詞ですし
内容の方応援してまーす
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