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〜橘達がブルネイ泊地を出港した日〜

長門「行ってしまったか…」ｼｭﾝ

陸奥「あらあら？姉さんらしくないわね？しっかりしてよね？」

長門「あっ…ああ！そうだな！」ﾋﾞｼｯ

陸奥「ウフフ…それでこそ姉さんよ。」

陸奥「いつまでもここに居たら寒くて風邪をひいちゃう、戻りましょう。」

天龍「フワァ〜…ねみぃな…」

電「前の夜から張り込んでたせいなのです…眠い…のです…」

長門「なっ？！/////張り込みを言い出したのは私だが、皆賛成したではないか！///」

陸奥(あら？叢雲ちゃんは？)

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〜執務室〜

叢雲「提督？」

提督「なんだ？俺は今忙しいんだ。」

叢雲「橘達をなんで移動させたの？こんな時期なんてやっぱりおかしいわよね？」

提督「そ、そんなことお前には関係ないだろ！早く仕事をしろ！」

叢雲「今日は非番よ。」

提督「うるさい！うるさい！俺が出て行けと…ギャッ？！」

叢雲の拳が提督の顔に食い込む、叢雲はそのまま腕を振り抜く、まったくの予想外の攻撃に受け身もなしに本棚まで巨体が吹っ飛ぶ。

叢雲「ったく汚い顔ね…腕が少し汚れたわ…」

提督「い、痛い！痛いよォ！お前！なにすんだよ！もう許さねえぞ！ぶっ殺してやる！」

叢雲「ぶっ殺す？どうやって？」

叢雲はドアまで移動して鍵を閉める。

叢雲「アハハ！ここは密室よ？一日中ゴロゴロしてるデブにどうやったら艦娘が負けるのよ？」

提督「……」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

叢雲「あのね？頭が悪いようだから教えてあげるわ。」

提督「誰が頭が悪いだ……」

叢雲「臭い喋るな…」

叢雲は提督の口に蹴りを入れる、ボロボロと黄ばんだ歯が落ち血が口から吹き出す。

提督「んんんんんんあ゛あ゛あ゛あ゛！！！！！」

叢雲「話の続き良いかしら？」

提督は叢雲の蹴りを口に食らったままブンブンと頭を縦に振る。

叢雲「別にあなたが強いんじゃないのよ？あなたの『提督』と言う役職が強いだけなのよ？」

叢雲「ここまでわかる？」

提督が怒りを飲み込み頷く。

叢雲「反応がちょっと遅かったかしら？もう一本いっときましょう。」

叢雲は提督の口から足を引き抜く、提督の涎と血の混じった液が糸をひく、

叢雲「そ〜れ！」

叢雲は思い切り提督の腹を蹴り飛ばす。

提督「ギャッ？！ウォォ！！」

叢雲の蹴りは提督の肋骨を砕く、痛みに耐えかねた提督は勢い良く腹の内容物を吐き出す。

叢雲「うっわ…サイテーね…こんなに食うからブクブク太るのよ…」

提督「痛いよぉ…パパァ助けてェ…」

叢雲は提督の髪の毛を掴んで引っ張り顔をあげさせる。

叢雲「痛い？今痛いって言ったの？笑わせないで！あんたが私たち艦娘にしてきたことより全然マシよ！」

そのまま顔面を何度も何度も壁に打ち付ける、提督の鼻はグチャグチャに潰れる。

叢雲「…ふぅ…スッキリしたわ〜…じゃあ本題に入りましょう？橘達に何をするつもり？」

提督「…ゼェゼェ…ヒュー……ヒュー……」

叢雲は無言で顔を蹴り飛ばす。

提督「オブッ！！！」

叢雲「さっさと言え、殺すぞ。」

提督「わ、わかった！言う！言うから命だけは！命だけは！」

叢雲「誰がてめえの命乞いが聞きてえっていったよ？」

提督「ヒィッ？！た、橘と不知火は横須賀の提督が欲しいって言ったから売ったんだ！」

叢雲「ふぅん…で？」

提督「い、今さっきの船でおくった！」

叢雲「そんなこと知ってる。」

提督の足を思い切り踏み抜く、グキリと嫌な音を立てて骨が折れる。

提督「ギャッーーーーーーーーーーーーーーー！！！！」

叢雲「数日前のあの飛行機は何をしたの？」

提督「あれは、不知火と橘の艤装を先に横須賀に送ったんだ！！！」

叢雲「声がうるさいわよ。」

左手を踏み潰す、指がバキバキと音を立てて四方に曲がる。

提督「んんんんんんん！！！！！」

提督はボロボロと大粒の涙を流して耐える。

叢雲(だとするとあいつら今丸腰じゃないの？！)

叢雲「情報提供ありがとうございます、」

叢雲は提督に手を差し伸べる。

提督はこの拷問からの解放を告げられ安堵の表情を浮かべ叢雲の手を掴む。

叢雲「本当馬鹿ね…」

手の返しを使い提督の右手を無茶苦茶に捻る、メキメキという音と共に折れた骨が肉を突き破る。

提督「ガァァァァァァ！！！！！」

あまりの激痛に遂に提督は意識を手放す。

叢雲「………」

叢雲は辞表と殴り書きされた手紙を提督の口に丸めて突っ込みその場を後にする。

叢雲(待ってなさい、今行くわよ！)