???「艦娘になってる?!」その4
1、2、3、の続きです。
次回から戦闘らしきものを書いていけると思います。
オリキャラ、キャラ崩壊など問題多数です。
艦これSS原案4
橘「お願いします…離して下さい…」
長門「いーや、駄目だ。」
一人の少女が身長が倍近くあるだろう大女二人がかりで運ばれている。
橘「私はこれから何処へ…?」
陸奥「ウフフ…それは、ヒ・ミ・ツよ!もう少しの辛抱だから、ね?」ニヤニヤ
橘(俺はどうなってしまうんだ…)
廊下を持ち上げられて運ばれている途中何人かの艦娘にその姿を見られる。
先程まで楽しくおしゃべりをしていた彼女らは一気に戦慄する。
橘(うわっ…ムッチャ見られてる…恥ずかしっ!////)
橘「な、長門さん、陸奥さん!自分で行きますから!おろして下さいよぉ〜…」ジタバタ
長門「下ろしたら逃げるだろう?」
長門は再確認するような口ぶりで言う。
陸奥「そんなに暴れるとクマさんのパンツ見られるわよ?」
橘「ッッッ!/////もう見たんじゃないですか!!!」
そう言ってスカートを抑える。
陸奥「あら可愛いわね、」
長門「やっと静かになったな。」
長門「立ち止まっていても仕方なかろう?飛ばすぞ!」
陸奥「そうね!」
橘を抱えたビックセブン×2は足早にその場を後にした。
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叢雲「食事も済んだし、へやに戻ろうかしら?」
そう言って部屋に戻ろうとした時、偶然彼女は他の艦娘に会った。
そこでお喋りに花を咲かせた
内容はたわいのないものだった、提督がキモイだとか、欲しい服があると言った風な感じだ。
<なっ!ちょっと待ってくれ!
彼女らの会話は誰かを呼び止める声で途切れる。
驚いた叢雲は様子をそっと見に行く。
長門「少しだけ!少しだけ付き合ってくれ!頼む!この通り!」ペコリ
陸奥「姉さん……橘ちゃん私からもお願いするわ、少しでいいから付き合って!」ペコリ
叢雲「?!?!?!?!」ビクッ
彼女は上げそうになった悲鳴を押し殺す。
叢雲(なんで長門さんと陸奥さんが頭を下げているの?!)
叢雲は恐る恐る覗き見る。
叢雲(…?見たことない奴ね…?大きさからして…駆逐艦かしら?)
叢雲(?!えっ…いきなり長門さんと陸奥さんがあいつを持ち上げて……まずい!こっちに来る!)
急いで先程の駆逐艦達の集まりにもどる。
戦艦二人と駆逐艦一人はこちらを見ながら少し会話をしたのち立ち去った。
叢雲「……」
『艦隊の主力である二人が見知らぬ駆逐艦を持ち上げていった』と言う事実は駆逐艦の娘達を呆然とさせるには十分な出来事だった。
叢雲「…なによ…なんなのよ!アレは!誰なのよあいつは!気に入らないわ!ちょっと見てくるわ!」タッタッタ
何人のも駆逐艦の娘が呼び止めようとするが全く聞かずいってしまった。
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長門「よしっ!着いたぞ」
橘「そいつはよかったです、じゃあ下ろしてくださいますね?」グッタリ
長門「勿論だ。」
頭の上あたりまでの高さまで持ち上げられていた橘はゆっくり慎重に下ろされる。
陸奥「よいしょっと」スト
橘「あぁ…疲れたなぁ…」
橘「ところで、ここは?」
長門「ここはなトレーニングルームだな。」
清潔感あふれる白い色の壁が四方を囲み所々に器具が点在している。
陸奥「姉さんったら前から筋トレ相手が欲しいっていってたのよ。」
橘(もう嫌な予感しかしねえな…)
長門「うむ!駆逐艦と一緒にするのは始めてだからな!」ワクワク
橘(やっぱりそうきたかぁ…)
橘(仕方ない…覚悟を決めるか…)
橘「じゃあまずは何しますか?」
陸奥「あら?橘ちゃん以外と乗り気ね?」
橘「私だって、やる時はやります。」
長門「おお!頼もしいな!」キラキラ
長門「で、なにをするかだったな?そうだな…」
長門「まずは腹筋でもするか。」
橘「はい!」
長門「いい返事だ!」
長門「それじゃはじめるぞ。」
長門「いーち、にーい、さーん、………」
〜十分後〜
長門「ひゃーく。」
長門「凄いな橘…100もできるなんて駆逐艦にしては優秀だぞ。」
橘「あっ、ありがとうございます」
橘(おかしい…まったく辛くない…)
長門「じゃあ200までやってみるか!」
橘「はい。」
〜十分後〜
長門「ど、どうだだいぶ腹筋に負担がくるだろう?」フゥ〜…
長門は軽く息が上がり始めた。
橘「そうですね、じゃあ300行きましょうか。」
長門「も、もちろんだ!」
〜十分後〜
長門「……」
長門「…だ…大丈夫なの…か?」ゼエゼエ
橘「いえ、だいぶ疲れたましたね」ハァ〜…
橘(でも、まだイケるな。自衛隊時代先輩にしごかれたのが効いたな。)
橘(それにこの身体…今わかったがとてつもなく軽い。)
陸奥「橘ちゃん?」
橘「なんですか陸奥さん?」
陸奥(長門は滝のような汗をかいているのに、この娘…ほとんど汗かいてないじゃない…)
陸奥「それ以上やると筋肉痛になっちゃうわよ?」
橘「…まだいける気もしますが…」
長門「?!バケモノかお前は!」(通常業務に支障が出てからじゃ遅いぞ?)
陸奥「…姉さん…逆…」
橘「ま、まぁ…そこまで言うなら、」
陸奥「いい娘ね。」
橘「陸奥さんも何か一緒にやりませんか?」
陸奥「あら?いいのかしら?」
橘「そのためにここまで来たのでは?」ニコ
陸奥(……いいカン…ね…)
陸奥「そうね〜…訓練でもしましょうか?」
橘「わかりました!」
長門「…あとから…行く…」ゼエゼエ
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演習場
橘「広いですね〜」
陸奥「普段はここで他の鎮守府の艦娘と演習するからね〜」
二人はトレーニングルームを抜け海に来ていた。
風も無く、日差しも柔らかな絶好の訓練日和と言ったところだ。
陸奥「射撃訓練場は鎮守府正面の海にあるからね。」
陸奥「艤装はもらって来た?」
橘「艤装…?これのことですか?」
そう言って背中の缶を指す。
陸奥「ええそうよ、それは機関部、ちなみに腰についてるのが魚雷発射機で足に履いてるのが主機よ。」
橘「はあ…なるほど…」
陸奥(理解できてない感じね…」
陸奥「まぁ、やって見ましょう。」
陸奥が缶を動かし全身を前へ進める。
橘(それにしても恐ろしくデカイ主砲だ…)
橘も陸奥についていくよう、缶を始動させる。
体が前に動き始める。
陸奥「それにしても橘ちゃんって以外と遅いのね?」
橘「そうなんですか?」
陸奥「そうね〜…駆逐艦だと普通
35ノットぐらいでるわよ?」
橘「えっと今の速度は?」
陸奥「私が今、全力だから…27ノットぐらい…」
橘「それってマズくないですか?」
陸奥「マズイわね…」
陸奥「もしかして私に合わせて?」
橘「…残念ながら…」
陸奥(駆逐艦でこの速度はまずいわね…)
陸奥「まぁあんまり気にしないで
ね?ね?」
橘「はぁ…」ガクリ
陸奥「あっ、つ、着いたわよ!」
陸奥「ここが射撃訓練場よ」
木でできた簡素なカウンターのようなものが置いてある。
陸奥「動く的があるからそれを撃つのよ、まぁ見てて。」
そう言うと陸奥はカウンターにむかいボタンを押した。
カウンター越しの遠くに、ニュ!っと白いと赤の配色をした的が現れる。
陸奥「よし、始めるわよ!」
ガコンと音を上げ陸奥の41センチ砲が的に標準を定める。
<バァァン!!
海の静寂を切り裂くような主砲の弾は次々現れる的を空間ごと切り取って行く。
橘(ッ…うるさい…でも凄い威力だ…あんなの食らったら跡形も無くなるな…)
あっという間に的は全て無くなる。
陸奥「あら?終わったみたいね?じゃあ次橘ちゃんどうぞ」
橘「はい頑張ります!」
橘はボタンを押す前に二、三発弾を撃つ。
橘「だいたいあの辺か…」ボソボソ
陸奥「橘ちゃん?」
橘「あっ、問題ないです、」
陸奥「じゃあ、始めるわね」
陸奥はボタンを押す。
先程と同じ的が同じようなスピードで同じような軌道で動く。
橘「橘、撃ちます。」
橘は12.7センチ単装砲を構える。
<ドン!ドン!
軽い音を上げ弾が飛んでいく、一つは上へもう一つは距離足らず手前で落ちる。
陸奥「夾叉!?やるわね!」
橘「次は当てます」
<ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
いくつかの的に当たったが大半が大きな水柱を作った。
橘「次こそ!」
<ビィィ〜
橘がもう一度撃とう構えたとき、間の抜けたブザーが鳴り響く。
陸奥「終わりよー」
橘「うーん…意外と終わるは速いですねー…」
陸奥「そうね、いかに性格に速く撃つかよね。」
陸奥「もう一度やってみる?」
橘「是非!」
橘(このままでは終われんよ!)
〜繰り返すこと10数回〜
橘(コツを掴めば…当たるな…)
橘(動いてる的の少し先を狙って…)
<ドン!
橘「よし!ドンピシャ!」グッ
陸奥「凄い成長ね…」
橘「お世話でも嬉しいです!ありがとうございます!」
陸奥(いや…本当に上手いのよね…正確に的を捉えるってことではもう負けてるかも…)
そんなことを考えながらふと空を仰ぐ。
陸奥「もうこんな時間…」
橘「本当だ、じゃあそろそろ失礼しますね。」
陸奥「駆逐艦は門限が早いからね、門限破ると提督に『おしおき』とか言ってセクハラされるわよ?」
橘「マズイ!それじゃ長門さんによろしくお伝えください!」チャッチャッチャッ
橘は急いで走っていった。
陸奥「あれっ?35ノットは軽く出てる…?!」
陸奥「走った方が速いって…」
陸奥「本当に面白い娘ね。」ウフフ
陸奥「『橘ちゃん』かぁ…」
長門「おっ陸奥じゃないか?橘は?」
陸奥「今さっき急いで駆逐艦寮に戻ったわよ?」
長門「そうか…それにしてもあいつは変わった奴だな。」
陸奥「あらあら?姉さんもそう思うの〜?」
長門「なんだ?陸奥、お前もか?」
夕暮れの海に二人の戦艦の笑い声がこだまする。
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不知火「まったく!何処に行ってたんですか!」イライラ
橘「ごめんなさい…」
天龍「まぁまぁ、で橘、お前なにしてたんだ?」
橘「長門さんと陸奥さんとカクカクシカジカ…」
天龍「おいおい…俺もまともに話したことねえぞ…凄えなお前…」
電「怖くなかったのですか?」
橘「普通にいい人だったよ〜」
今日の出来事を話しながら寮へと向かう、
途中でいきなり角から少女が飛び出てくる。
叢雲「ちょっとアンタ!」
青い髪をしたその少女は橘を睨みつけながらそう言うと距離を詰める。
橘「へ?私で?」
そう言って橘は自分を指さす。
叢雲「そうよ!アンタ意外に誰がいるっていうのよ!馬鹿なの?」
橘(馬鹿って…お前さん…)
橘「わたしに何か?」
叢雲「とぼけるんじゃ無いわよ!今日のアレは何?」
橘「アレ?」
叢雲「なんでアンタなんかが長門さんと陸奥さんの二人と一緒にいたのよ?!」
橘「えっ…いや別に特に深い意味は…」
言い終わるまえに叢雲が口を挟む。
叢雲「なんでこんな鈍そう奴を…あの人たちは…」
叢雲「もう!本当に気に食わないわ!こうなったら戦争よ!戦争!」
橘「戦争…ですか?」
叢雲「そうよ!覚悟しなさいね!」
そう吐き捨てると彼女はドスドスとさも怒って帰っていった。
橘・不知火・電・天龍「……」
電「嵐のような人なのです…」
不知火「でも戦争って…」
天龍「大袈裟すぎるだろww、橘気にしないでいいぞ〜ww」
橘「まぁ…そうですね…」
天龍「じゃあ俺の寮は軽巡だから、じゃあな〜」
手を軽く振って別れる。
不知火「私たちもここで別れましょうか。」
電「第六駆逐のみんなの部屋にいくのです!今日はお疲れ様でした!」
橘「私って何処使えばいいんだろう…」
不知火「一番端の部屋が空いていたわよ?行ってみたら?」
橘「あっ、そうなの?いってみるね。」
橘「それじゃ、お疲れ様」
〜部屋〜
橘「あまり広くは無いけど一人では少し寂しい感じだな。」
橘「まあベットもあるし…寝るか。」ドサッ
ベッドに寝転がる。
橘(ベットが凄く広い…)
橘(一体どうなっちまったんだろうな…)
橘(まぁ…女の子の半裸見放題とか最高だし、戻る理由もねえかwww)
橘「…」
橘「寝よ…」ウトウト
<コンコン
橘「……」
<橘さん?
橘「ハッ?!ごめん寝てた!どちら様で?」
<しっ…不知火…です…
橘「不知火さん?鍵空いてるから入って、どうぞ。」
不知火「お邪魔しますっ。」
不知火は制服からピンクのネグリジェに着替え手には枕を持っていた。
橘「どどどど、どうしたんですか?!不知火さん?!」
不知火「…ごめんなさい急に…でも不知火は今駆逐寮で余っちゃって…一人で部屋で寝るのも…///」モジモジ
橘「で、ここで?」
不知火「お願いできればなんて…///」
橘「で、でもここベット一つしかないし…?」チラ
ダブルベット<どうもダブルベットです。
不知火「…///」チラリ
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橘(…どうしてこうなった…)
橘はベットに寝ている、となりにいる不知火とベットと布団を共有しながら。
不知火「不知火はこういうの初めてでとても緊張します…///」
橘(この娘凄く近い!吐息が首にかかるぅぅぅ!)
橘(あぁ〜…凄いいい匂い……)
橘「ワタシモハジメテダヨ。」カクカク
不知火「?震えてる?寒いの?」ギュッ
橘(オッホwww女の子に人生初抱きつかれたwwwもう死んでもいいやwwww)
橘(あぁ…もう…どうにでもなれ…)ガクッ
不知火「?あら?橘さんもう寝たの?釣れないですね」
不知火「不知火も寝ますか///」ギュッ
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翌朝
橘(結局よく寝れんかった…)
不知火「じゃあ、食堂行きましょうか」
橘「はい〜…」ネム
そのまま不知火に連れられ食堂までいく。
不知火「今日は何を食べましょう?」
橘「よくわかんないから不知火が決めてくれると助かるだよね。」
両開きの扉を開けて中に入る、その瞬間、楽しい食事の雰囲気が静まりかえり、艦種関係なく全ての視線が二人に向けられる。
橘「…なにかまずいことした?」ヒソヒソ
不知火「不知火にもわかりません…」ヒソヒソ
天龍「おい!二人とも!」タッタッタッ
天龍が手に紙切れを持って走ってくる。
天龍「こいつを見ろ!」
不知火と橘はその紙を覗きこむ。
紙には、『鎮守府内大規模演習
開催決定!』と大きく書かれている。
不知火「これが?」
橘「ッ?!」ガタッ
天龍「気がついたか…」
橘「はい…ここ…ですね?」
そう言って橘はその紙の端を指さす、そこには『第二遠征艦隊 対 第四艦隊の大規模遠征を行う』
と書かれている。
不知火「第四艦隊って…」
天龍「あぁ…叢雲のいるとこだな…」
天龍「まっさか、本当にヤり合う気だとは…」
橘「どうするんです…?」
不知火「……」
天龍「……」
橘(まずいなぁ…)
橘「そ、そう言えば電ちゃんは?」
天龍「コレ見たせいで気絶してる。」
橘(まずいなぁ…)
ここまで読んでいただきありがとうございます、次回から戦闘入れるかもです。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです、誤字脱字文の捻れや感想の報告あるとありがたいです。寒いんで投稿速度多分落ちます。
長陸奥に連れられて筋トレするシーンは見所でした
叢雲はゼロ魔のルイズ辺りをモデルに喋らせているのですか?ツンキチ臭しますね
最後の行間をだーっとスクロールする手間で不快さを感じます
最後橘がまずいなぁと考えた訳や話の内容の方楽しみにしてます