ご注文は魔法少女ですか?第36話
第36話「目覚めた、水神」
前回のあらすじ
界王様「前回、遂に魔界に入ったココア達は、ダークの城に辿り着いた。だが、ダークの居る部屋に入る為には、幹部全員を倒し、鍵を集める必要があった。ココア達は、鍵を集める為それぞれ幹部の部屋に行き、戦闘を始める。そして、ココアは、マグレスとの決着が着こうとしていた」
ココア「ウォーーーー‼︎」
マグレス「ハァーーー‼︎」
ドゴーーーン‼︎
ココア「ハァ、ハァ、ハァ」
マグレス「やはり、こうなるか、分かってはいた、ココアよ」
ココア「貴方、何故こうなると分かっていたの?」
マグレス「初めて、戦って敗北して分かったのさ。この先、どうやっても貴様は俺を倒すと言う事がな。話は、以上だ。鍵を持っていけ」ヒュン、ヒュン、ヒュン
ココア「マグレス、貴方との戦いは忘れないわ」
マグレス「そうか、まぁ良い、いずれまた会える事を願っているぞ」シュ〜ン
ココア「鍵は無事手に入ったけど、みんな大丈夫かな。チノちゃんも無事でいて欲しいな」
その頃チノは・・・シュン
チノ「此処が幹部の居る部屋、嫌な空気ですね」
チノ「でも、気配を全く感じない、いないんでしょうか?」
シュン!
チノ「何か、飛んでくる!」
チノ「波盾‼︎」ガキィン‼︎
?「流石、魔法少女良い感を持っているわ」
チノ「貴女が幹部ですね」
アクロス「如何にも、私はアクロスと言うわ。お見知り置きよ」
チノ「私は、水の魔法少女、香風チノです」
アクロス「ご丁寧にありがとう、それじゃあ早速、死んでくれるかしら?」ヒュン!
チノ「速い、後ろ‼︎」
アクロス「ふん!」ガキィン‼︎
アクロス「中々、やるわね流石、私の送り込んだ部下を倒すほどの実力は嘘じゃないみたいね」
チノ「まだまだ、これからです!」
チノ「雨玉‼︎」ヒュン、ヒュン、ヒュン!
アクロス「泡盾」ポン、ポン、ポン!
アクロス「その、雨粒、刃物に引けを劣らない、鋭い奴ね」
チノ「貴女のその泡、普通の泡かと思ってましたが、中々頑丈なようですね」
アクロス「中々、楽しめそうな子ね、貴女」
チノ「私には、目的があります、楽しんでる暇は無いので」シュン!
アクロス「慌てん坊さんね、まだ時は満ちてない無い時が満ちるまで楽しんでも良いのよ?」
チノ「アクアショット‼︎」ドーーン!
アクロス「バブルガン‼︎」ピュン、ピュン、ピュン!
アクロス「言うのが遅れたけど、貴女の攻撃は、私には当たらないわ」
チノ「それは、どう言う意味ですか」
アクロス「貴女のさっき放った技、私が出した泡が全部包み込んで、くれるの。だから、私にはダメージは無い」
チノ「そんな、私の攻撃が完全に塞がれている!」
アクロス「ちなみに、私は泡を自在に操れるの、だから」ヒュン
チノ「まさか!」ドゴーーーン
アクロス「そう、貴女は自分の技で倒されるのよ」
シュ〜
アクロス「と言っても、簡単にやられるわけ無いわよね」
チノ「水柱、間一髪防がせて貰いました」
アクロス「流石ね」
チノ「それじゃあ、こちらも反撃に移らせて貰います」ヒュン!
アクロス「言ってるでしょう、貴女の攻撃は私の泡が全て防ぐの、何をやったって、意味は無いわ」
チノ「それは、やってみないと分かりませんよ」
チノ「レインスラッシュ‼︎」ヒュン、ヒュン、ヒュン!
アクロス「さっきやった雨粒を数を増やし、雨にして振らせてるだけじゃ無い、これに何の意味が」
チノ「良かった、引っかかってくれて」
アクロス「意味が分からないわね、もう良いわ、大人しく楽にしてあげる」ググ
アクロス「なっ、体の動きが鈍くなってる!これは、まさか!」
チノ「そうです、先ほど振らせていた雨には、微量にながら、水属性の希望の炎を入れておきました。水属性の特徴は中和、貴女の体の動きを鈍らせて頂きました」
チノ「中和は、異なる性質が融和されて、それぞれの性質を無くすと言う物です。今回は貴女の動きを無くすために動きの遅いと言う念を込めてやりました」
アクロス「なるほど、そういう事ね、理解したわ」
アクロス「つまり、私の速さが以上に速いと仮定し、動きが遅いと言う念、それぞれは異なる性質だから、ぶつかれば、お互いが消え、動きが消えると言う事ね」
アクロス「全く、やってくれるわね」
チノ「それじゃあ、私の番です。激流波‼︎」ズドーーン‼︎
アクロス「ウァーーーー‼︎」ドカーーーン‼︎
チノ「これで、倒したはず」
アクロス「効いたわよその攻撃」
チノ「そんな、生きてる‼︎」
アクロス「貴女との戦い、満足したわ、もう充分楽しんだ、だから終わらせてあげる」
チノ「何か、来る禍々しい何かが!」
アクロス「さぁ、来なさい恐怖を歌にし、海を支配する、魔獣、セイレーン‼︎」パァーーン‼︎
セイレーン「アハハハハ‼︎」
チノ「あれは、魔獣」
アクロス「まだ、終わらないわよ」パァーーン
チノ「まさか、更に上に!」
アクロス「そうこれが、幹部に与えられた、魔獣を力として、新たに得た、ダークアーマーよ」
アクロス「もうさっきまで、あった動きの鈍さも消えた、これで貴女にたっぷりお返ししてあげるわ」シュン
チノ「そんな、何ですかあのスピードは」
アクロス「余所見はダメよ」
チノ「そんなあの一瞬で!」
アクロス「聞きなさい、恐怖の歌声を、デスマーレミュージック‼︎」ファーーーーン
チノ「ぐぁーーー、何ですかこの歌声は!」
チノ(こ、このままじゃやられる、どうすれば)
アクロス「さぁ、止めよ!ミュージックブレイク‼︎」ドーーーン
ドカーーーン
アクロス「やった、遂に魔法少女を倒した、遂に‼︎」
パァーーン‼︎
アクロス「クゥ、何この光は!」
チノ「これは一体」
アクロス「バカな、生きてるですって、何故、確かにあの時、私の技は受けたはず、立っているどころか、生きてる訳が!」
チノ「この鎧が守ってくれたんです、間一髪」
アクロス「そう言う事、まさかこのタイミングで、聖獣が元の神に戻るなんてね、考えもしなかったわ」
チノ「元の神、という事は」
?(そのとうり、シャーク、タートル、ホエール、このバラバラになっていた三体が元の一体、つまり守護闘神に戻ったのさ)
チノ「そうですか、では貴方は、三体が元に戻って蘇った、水の守護闘神シャータエールですね」
シャータエール(そう、んま細かい話は後にしてあいつを倒すぞ!)
チノ「はい!」
アクロス「己、魔法少女今後こそ、息の根を、ウグォ‼︎」ピキィン‼︎
アクロス「な、何これは!体の彼方此方から痛みが、ウグァーーー‼︎」
チノ「な、何ですか、また進化をするんですか!」
シャータエール(いや、違う、さっき連続で、パワーアップして、その反動が来たんだろう)
チノ「つまり、反動に耐えられなかったという事ですな」
アクロス「己、こんな所で、こんな、こんな所でーーー‼︎」ドーーーン‼︎
チノ「これで、終わったんですね」
シャータエール(ああ、さっさと鍵をゲットして戻ろうぜ)
チノ「そうですね」
ヒュン、ヒュン、ヒュン
チノ「これですね、行きましょう、みんな居るはずです!」ヒュン
完
次回予告
悟空「オッス、オラ悟空」
リゼ「リゼだ」
シャロ「シャロです」
悟空「魔界戦、やっぱりすげーな、この展開だと、次回もワクワクするなぁ!」
リゼ「そうだな、それに次回はいよいよ私だ!」
シャロ「先輩が終わったらその次私の回、あっという間だ」
リゼ「まぁ、それは後にして、次回は、私の前に謎の仮面を付けた、幹部が現れる!」
次回「仮面の正体誰だ‼︎」
ぜったい見てくれよ
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