【みんなのボンゴボンゴ提督】

霧島「こらー！！運動場の開放時間はもうとっくに過ぎてるわよー！！とっとと宿舎に戻りなさーい！！」

駆逐艦ｓ「わーいきゃっきゃきゃっきゃやだーーーー！！！！！」ｵｯｿｰｲｼｽﾞﾐﾏｾﾝｼﾚｪ!!!!

霧島「ああもう……世話が焼けるったらありゃしない……　……！　あ、提督！？」

ボンゴボンゴ提督「…………」ﾉｿ……

島風「おうっ！！？や、やばい！！提督がきたよーーっ！！」

＼にげろーー！！！／ﾜﾁｬﾜﾁｬ

霧島「すみません提督……もう日が暮れるっていうのに」

ボンゴボンゴ提督「……」ﾆｯｺﾘ

時津風「ほぎゃーー！！提督のおててにおしのけられるよぉぉーーっ！」ｽﾞｻｰｯ

電「あはははははーーーっ！司令官さんのおてて、おっきいのですーっ！」ｽﾞｻｰｯ

霧島「わあ……なんと巧みな手腕……　……腕はありませんけど」

ボンゴボンゴ提督「……」ﾖｯｺｲｼｮ

雪風「わーっ、みんな司令のおててにのっかっちゃいました！！ゆらゆらしますーっ！」

霧島「あ、はい。了解しました。じゃあ……よろしくお願いしますね、提督。」

ボンゴボンゴ提督「……。」ｽｰｯ

＜おててだけ移動してるーっ

＜しれー　おやすみなさーい

霧島「寝るなら晩御飯たべてお風呂入ってからですよー」

＊

【ボンゴボンゴ提督の秘書艦】

金剛「Ｈｅｙ、提督ー。電文ネー」

ボンゴボンゴ提督「………………」ｸﾞﾇﾇ

金剛「今日も資材がカツカツネー。提督ゥ、ここはいっそ潜水艦を集めてクルージングっていうのは……」

ボンゴボンゴ提督「……！」ﾀﾞﾒ

金剛「あー、そう言うと思ったノ……けどそれじゃあどうしても限界が来るネ、ヴァルバジア提督との演習も控えてるし……」

ボンゴボンゴ提督「………………」ｽｯ

金剛「？……どうしたノ、提督？指先で慎重につまんだその紙は……　……エッ！？資材購入の領収書！？提督まさかっ……」

ボンゴボンゴ提督「……」ｹﾞｯｿﾘﾆｯｺﾘ

金剛「アナタ、"月額課金（じばらをきった）"のネッ！？ご飯減ったからそんなにげっそりしてたノー！！？Holy Shit!!!!」ぷんぷん

ボンゴボンゴ提督「……」ｿｰﾘｰ

金剛「今度みんなでおいしいもの食べにいくネー！！ヴェルバジア提督との演習にも完全勝利して、ウチの強さを知らしめるネーッ！！ワタシ！頑張るからぁ！！」ﾕﾋﾞｻｷﾀﾞｷｼﾒ

ボンゴボンゴ提督「！！！！！！」赤面してﾎﾞﾝﾎﾞﾝﾎﾞﾝﾎﾞﾝﾎﾞﾝ

金剛「あら提督元気ネー！？でもそんなにボンボン叩くと執務室（バルコニー）落っこちるわヨー？」ｷﾞｭｳｳｳ

ボンゴボンゴ提督「……………………」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

金剛（このおっきな指にはまる特注の指輪を作るのもいつの話になるのカシラ……）ﾎﾟｰ

＊

【夜のボンゴボンゴ提督】

朝霜「ばばばっきゃろーおめえトイレくらい一人で行けってーの……！！！」

暁「しししかたないじゃないっ！？まま万が一迷子になっちゃったら朝まで誰も迎えにきてくれないのよっ！？

　　そそそそれにあなたがどーしてもっていうから、レディである私がこうしてついてきてるんじゃないっ……！！」

朝霜「爆睡してるあたいをたたき起こしたしょんべんお嬢はどこのどいつだ、ええっ……！？……うぅ、それにしても夜の鎮守府、こえー…………」

……ﾎﾞｩ…………

暁「――――ひぃぃいっ！！？」

朝霜「なっ……なんだ、今の光……？？……ひっ！？こ、こっちにむかってくるっ！！？」

暁「………………」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

暁「…………？　あ……あら……？よ、よくみたら……」

ボンゴボンゴ提督「…………」ﾎﾟﾍｰ

朝霜「な、なんだよ提督じゃねえか……驚かせやがって……！」ﾊｰｯ

暁「ふ、ふんっ！？こわがってなんかないしっ！？それよりも提督もおトイレかしらっ！？ふ、ふんっ！ひとりでトイレにも行けないなんてお子様ねっ！！」

朝霜「いや、提督はたった今ひとりで来てただろ……？てかこの様子、あたいたちが起こしちゃったんじゃ……」

ボンゴボンゴ提督「…………」ｽｰｯ

暁「……え、あれっ？どうしたの提督、わたし達を手のひらに乗せて……」

ボンゴボンゴ提督「…………」ｱｯﾁ

朝霜「ああ、トイレまで連れてってくれるってさ……エスコートに感謝しろよ、お嬢さん……」ｽｲｰｯ

暁「……　あ、ありがと……　……お礼はちゃんと言えるし」ｽｲｰｯ

ボンゴボンゴ提督「……」ｶｴﾙﾄｷ　ｲｯﾃﾈ

朝霜（あたいは別にトイレ行きたいわけじゃなかったんだけどな……　まいっか……）

暁（おっきい手……　安心するわ…………）ごろり

朝霜「……寝るなよ？」

暁「……寝ないし」

＊

【困ったときのボンゴボンゴ提督】

明石「ふーんむむむっ……　っぷはー、駄目だ、重ったいなぁ、この荷物……」

北上「いやー、さすがに女の子ふたりじゃ無理があるんじゃない、こりゃ」

ｽｯ……

明石「あっ……！提督っ！？」

ボンゴボンゴ提督「……」ﾅﾆｺﾚ

北上「あー、助かるよぉ……工廠まで運ばなきゃならないんだけど、重くってさ」

ボンゴボンゴ提督「……」ｺｳｼｮｳ……　　ｽｲｰｯ

明石「本当、便利な体してますよね、提督。ありがたいなぁ」

北上「ついでに私たちも運んでくれると助かるんだけどねー……」ちらっ

ボンゴボンゴ提督「……」ﾝﾓｰ

北上「わっ！？ちょっ……　……あ、あはは、まさかほんとに運んでくれるとは思わなかったよ……」ｽｲｰｯ

明石「わー、速い速い……まるで提督運輸ですね、ふふふっ」

ボンゴボンゴ提督「………………」ｵﾓｲ

＊

島風「おっそーい！！」ﾊﾞｽｯ

長良「ぐえ痛いッ！！？」ﾍﾞｼｯ

大淀「長良さん、ヒット！外野へ移動してくださーい」

長良「うー、くやしいなぁ……」

名取「か、仇はとりますからっ……！」

時津風「これで残りは名取さんと由良さんだけ……」

島風「こっちは雪風と私と時津風の三人……！――勝ったッ……！」

大淀「……？　あ、ちょっと待ってください？　……え！？嘘！？」

ボンゴボンゴ提督「…………」参戦

雪風「えええええ！？しれぇ！？」

大淀「ここで最後のメンバーを投入っ！名取さんチームに提督が加わりますっ！」

時津風「き、きいてないよそんなのっ！？ずるいよ！？」

由良「あら、秘密兵器を承認してくださったのはそちらでしょう……？ふふっ……容赦はしませんからねっ！」

ボンゴボンゴ提督「……――」スーー……

島風「おおぅっ！？あ、そっか提督消えちゃうんだ！？」

雪風「あああああ、これじゃどこから攻撃かくるかもどこにあてればいいかもわかんないいっ……」

大淀「さーっ、二球目、投下しますよーっ！」ぽーん

時津風「くそお！！雪風、ＧＯっ！！」げしっ

雪風「あ痛っ！？なにするのさっ！？　……ほ、ほあっ！ぼボールがっ！！」ぺしっ

……ふわっ

ボンゴボンゴ提督「……！！」ネットの上に浮いたボールにグーパン突進

島風「ぬおおおおおおおおおりゃああああああああ！！！あたーーーーっくっ！！」ﾋﾟｮｰｰﾝﾍﾞｼｨｯｯｯ

時津風「あ、ちょっと！？敵の陣地に投げ飛ばしちゃっ――――」

ボンゴボンゴ提督「」　　眼球にﾒｼｯ

ボンゴボンゴ提督「……………………」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

名取「ひゃああああああっ！！？提督っ！？提督！！？大丈夫ですか提督ーーーーっっ！！？」とてとて

島風「ちょっ！！？倒れるのはっやぁぁいいっ！！？だ、だいじょうぶーーっ！！？」どたどた

大淀「あららー……　提督、ダウン……外野に移動……できませんね、これじゃ……」

ボンゴボンゴ提督「………………」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

＊

那珂ちゃん「うーーん……ボーカルにベースにキーボード……は揃ったけど」

川内「やっぱドラムがいねーと盛り上がらねーよなぁ……つってもこの鎮守府でそれだけ集まったのが奇跡みたいなもんだし……」

神通「誰か、いませんかね……？適役……」

那珂ちゃん「案外身近なとこを見落としてたり……しないかなぁ」

川内「んー、提督に相談してみよっか？」

神通「ええ、そうしてみましょう……」

ボンゴボンゴ提督「……」ｳｰﾑ

那珂ちゃん「どうにかならないかな、バンドメンバー……」

神通「やっぱり、難しいんじゃ……」

ボンゴボンゴ提督「……　！」ｷﾘｯ

川内「えっ！？提督がキメ顔になった！？もしや……」

那珂ちゃん「ええっ！？提督がやるの、ドラム！！？」

ボンゴボンゴ提督「…………」　ｽｯ

川内「でかッ！？ドラム　でかっ！？てかどっから取り出したのそれ！？」

ボンゴボンゴ提督「……」ﾄﾞﾝ　ﾄｯﾄｯﾄｯﾄ　ﾄﾞﾝ　ﾄｯﾄｯﾄｯﾄ……

神通「う、ううん……演奏はできるけど、ちょっと遅いような……」

ボンゴボンゴ提督「……♪」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ　ﾄﾄｯﾄｰ　ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ　ﾄﾄｯﾄｰ

那珂ちゃん「うわぁ！？提督くるくる回りだしたよ！？ノリノリだよ！？」

神通「いや……うん…………ええと…………　……うん………………」

川内（別の子さがそう……）

＊