アホ提督の提督引退までの物語part2
南方から攻めてきた敵の中にリーダーと思われる敵影が!遠征組の無事を祈るアホ提督。そして新たな仲間が……
どうも。アホ提督part2です。前回たくさんの方に見ていただいてすごく嬉しいです。ではpart2どうぞ!
大淀「提督!起きてください!」
提督「何大淀さん……俺眠たいんだけど」
大淀「遠征組からの打電で南方から大軍が!」
提督「ん?もっかい言って?」
大淀「だから南方から敵がここに攻めてきてるんです!」
提督「マジかよ!状況は?敵の数もはあくできてるか!?」
大淀「敵の数は……ざっと30くらいです!その中にリーダーと思われるのが1隻!」
提督「おい……冗談だろ?」
大淀「南方……棲鬼……?」
提督「クソッ!1週間後じゃなかったのか!?」
一方遠征組は……
神通「姉さん!どうしますか!?」
川内「ちょっと待って!提督には連絡届いてるの!?」
神通「今連絡が入りました!第1艦隊がこっちに向かっているそうです!時間稼ぎは任せた。生きて帰ってこいって!」
川内「仕方ないなぁ……見せてやろうか私の本気を!」
暁「私にも任せて!」
川内「ガキンチョは下がってな」
暁「フン!そういうと思って腰に面白いもの積んでるの!」
川内「もしかしてあれ持ってきたの?」
暁「うん。シュールストレミング」
神通「絶対に開けないでください!」
川内「それはそれで面白そうだけど」
神通「面白い!?バカですか姉さんは!」
暁「余興よ神通さん!ほんとはこれ!」
神通「探照灯?」
暁「これをつけたら相手が見えて当たる確率がry」
川内「そんなの誰でも知ってるよ……」
神通「敵がきます!」
南方棲鬼「イラッシャイ……カンゲイスルワネ……」
雷「歓迎なんてされたくないわ!」
川内「歓迎かぁ……それじゃ出会った記念に魚雷をどうぞッ!!」
暁「歓迎に魚雷とかw」
神通「なんで笑ってるんですか!早く倒さないと」
暁「ここは私に任せなさい!」
川内「え?」
神通「空が明るくなって………」
暁「あなたも苦しかったのよね?」
南方棲鬼「ナッ……!!クルナ!」バコーン!!
暁「そんなもの当たらないわ……私も苦しかった……休みたいのに休ませてもらえずに……私たちの仲間も何人も解体された……あなたたちもそんな生活をしてるんでしょ?いつ切り捨てられるかわからない………」
川内「暁………」
暁「あなた達の気持ちもわかるわ……なぜ戦うのか……もしあなたが艦娘だったなら尚更……帰りたい…仲間に会いたい……」
南方棲鬼「ヤメロ……ヤメロ……!」
暁「あなたの思いは私たち艦娘と同じなの……だから私の言いたいことはわかるよね?」
神通「ねぇあれってさ」
川内「やばい。ゼロ距離射撃する気だ」
暁「さよなら」
ドカーン!!!!バコーン!!!!
川内「あーあマジでやったよあの子。いい雰囲気だったのに……」
神通「そんなことより敵が撤退していますよ!」
暁「怖かったぁ!マジで怖かったぁ!」
雷「珍しいねあんなことするの」
暁「やっぱ柄じゃないことはしない方がいいね」
川内「いいこというなぁって思ったらゼロ距離射撃とか鬼畜でしょ」
暁「ゼロ距離射撃はマジでやばい。爆風半端じゃないよ」
長門「おい!大丈夫だったか!」
川内「長門さん!全然大丈夫でしたよ。なんせ暁がゼロ距離射撃しましたから」
長門「暁が?ちょっとこっちに来い暁!」
暁「うへぇ……めんどくさ」
長門「めんどくさいとはなんだ!ゼロ距離射撃なんて危険な行為するとはとんだ阿呆だな!提督よりもアホだぞ!」
川内「でもなんで空が明るくなったの?」
暁「ほれ、向こう」
神通「わぁ……綺麗な朝日だなぁ」
川内「朝日を綺麗だなって思ったのいつぶりだろ」
長門「綺麗だな……よしっ帰るか!」
川内「そうだね!」
ーーーーーーー
提督「おい!川内達は大丈夫なのか!?」
大淀「敵は撤退しています!川内さん達は無事です!長門さんたちも到着して現在帰投中!」
提督「ホッ……よかったわ…でもなんで撤退したんだ?」
大淀「暁さんが南方棲鬼をゼロ距離射撃して倒した瞬間に撤退をしたそうです」
提督「暁が!?帰ってきたらあいつを叱らないとな」
大淀「(言うんじゃなかった…)」
ーーーーーーー
長門「帰ったぞー」
提督「長門さんおかえりなさい。暁は?」
長門「そこにいるぞ」
暁「ただいま提督!」
提督「暁……お前ゼロ距離射撃なんてしてまで倒すべき敵だったか?」
暁「まぁ……なんかむしゃくしゃしてて」
提督「もうあんな無理はするな。仲間が悲しむぞ。あと川内は?」
暁「寝たわ!明日の夜戦に備えるとか言ってたわ!」
提督「相変わらずだな……報告は今度でいいや。とりあえず皆よく帰ってきてくれた。今日はゆっくり休んでくれ。あーあと今日から秘書艦瑞鶴にするから吹雪にも体休めろって言っといて」
長門「わかった!」
暁「暇になったらまた来るー」
提督「おう」
キィィ.....パタン
提督「なぁ大淀さん」
大淀「どうしました?」
提督「なんか怪しくねぇか?」
大淀「言われてみれば」
提督「時間帯がおかしいよなぁ……まぁ予測は外れるからなんとも言いようがないけどね」
大淀「ですよねー……元帥なんか隠してそうです」
提督「あまり言わない方がいいぞ。ここにも何か仕掛けられてるかもしれん……」
大淀「そうですね……お茶でもいれますね」
提督「助かるよ大淀さん」
瑞鶴「提督さーん。長門さんから聞いたよー」
提督「おう。入っていいぞー」
瑞鶴「今日から秘書艦を務めるわ!」
提督「おう。とりあえず自由にしてくれ。デスクワークはほとんど終わってるからな」
瑞鶴「速っ!普段なにしてるの?」
提督「ゲームか昼寝か鳳翔さんの膝枕」
瑞鶴「何やってんのよ!でもどうやってデスクワーク終わらせたの?」
提督「お前らが1週間休んでる間に大淀さんに手伝ってもらって2人で終わらせた」
大淀「提督途中で寝落ちしてましたけど」ニヤニヤ
提督「それ言っちゃダメでしょ」
瑞鶴「でもこんなのんびりしてていいの?」
提督「だから大丈夫って言ってるじゃん!」
瑞鶴「じゃあ私寝るよ?」
提督「おう。でもどこで寝るつもりだ?」
瑞鶴「このソファ」
提督「ふーん……まぁいいやそこでいいならいいや」
瑞鶴「何よその言い方……おやすみ」
提督「おうおやすみ」
テイトクサーン!!!!
提督「騒がしいな」
飛龍「そんな言い方しないでよ」
提督「でなんだ。どうした?」
飛龍「いや演習終わったからさ。これ鍵」
提督「あー演習場の鍵か。そこにかけといてくれ」
飛龍「了解〜ってあれ?ソファで寝てるのって瑞鶴?」
提督「おう。可愛らしい顔してるよなぁ……てか艦娘って皆美人だよな」
大淀&飛龍「なっ//////」
提督「ん?どうした二人とも」
大淀「いやなんでもないです」
飛龍「うんなんでもない」
提督「あっそ。じゃあ俺は遠征組の遠征先決めるから」
飛龍「お疲れ様。いつもありがとう」
提督「は?俺普段お礼言われるようなことしてねぇよ」
飛龍「前の提督より全然優しいし」
提督「あっそ。早くどっか行け」
飛龍「大淀さん。提督さん機嫌悪いの?」コソコソ
大淀「いや多分嬉しいんですよ……自分を頼ってもらえてるから」コソコソ
飛龍「なるほど……それじゃ」
提督「おう。お疲れ」
キィィ....パタン
提督「そういえばさ」
大淀「なんですか?」
提督「大淀さんっていっつも俺の隣にいるよね。なんなの?俺のこと好きなの?」
大淀「別に。提督として未熟だって聞いたからわからないことがあったら教えてあげようと思って」
提督「そゆこと。ほかの艦隊は?」
大淀「第1艦隊以外は演習と出撃してます」
提督「なるほどねぇ…暇やなぁ」
チリリリリン
提督「電話か。どうせ元帥だろ。もしもし」
元帥『やぁ』
提督「こんにちは。どうしたんですか?」
元帥『南方から来てた敵。撤退させたらしいじゃないか』
提督「撤退させたのはうちの艦娘ですよ。俺じゃないです」
元帥『予測は大ハズレだったな……何を考えているんだあの深海棲艦共は……』
提督「(俺はお前が何考えてるかわかんねぇよ)」
元帥『まぁすまなかった。大規模作戦はなしだ。まぁでもまた攻めてくるだろうからその時はまた連絡するよ』
提督「はい…わかりました……失礼します」
大淀「なんて言われたんですか?」
提督「南方の敵がまた攻めてくるだろうからその時は連絡するって……」
大淀「それまでに他の子達の練度を上げておかないと」
提督「そうだな……なんか建造したくなってきた」
大淀「建造しに行きますか?」
提督「うん。行こうか」
スタスタスタスタ
提督「それにしても最初の頃から打って変わって皆笑うようになったよなぁ」
大淀「そうですね……」
提督「今じゃ俺に生意気言うやつだっているんだぜ?他の鎮守府じゃ怒られてるぞ。俺は寛大だからな。その程度じゃ怒らない」
大淀「でも提督が来てからホントに変わりましたよ。戦いに行った子達もあの人がいるから帰らなきゃって言うようになりましたから」
提督「それは嬉しい限りだなぁ……で大型建造をしようと思うんだけど」
大淀「うーん……うちには大和さんも武蔵さんもいるからなぁ……狙いは大鳳さんですね」
提督「わかってんじゃん大淀さん」
大淀「んじゃ私がレシピを」
提督「適当ポチッとな」
大淀「何やってるんですか提督!」
提督「まぁそう慌てるな。見てみろ」
大淀「あっ」
提督「高速建造材使ってっと」
カンカンボォォォ
大鳳「正規空母の大鳳です。よろしくお願いします」
提督「………」
大淀「…………」
提督「なぁ大淀さん」
大淀「はい提督」
提督「なんか思ってたんと違う」
大鳳「なっなんでそんなこと言うんですか!?」
提督「まぁいいや。今日から頑張ってくれ。大鳳は即戦力だからなぁ。練度早く上げてすぐ戦場に出れるようにしてくれ。うちのモットーは轟沈させない、艦娘に嫌な思いをさせないってスタイルでやってるから嫌なことがあったら言ってくれ」
大鳳「はあ……わかりました。今日からよろしくお願いします!」
提督「それにしても……」マジマジ
大鳳「えっ?ちょっ近い///」
提督「そのクロスボウすごいな……ちょっと俺に貸してくれ」
大鳳「あっ!」
提督「へぇ……こういうふうに出来てんだな……ちょっと撃ってくる!」
大鳳「待って!」
大淀「あーあ……」
提督「みんな見てくれー!」
赤城「何してるんですかね?」
加賀「相変わらずのアホっぷり……でもあのクロスボウって大鳳が持ってるやつですよ」
提督「発射ー!!」ドヒューン
ゴキッ
赤城「あっ」
加賀「あっ」
提督「うわぁぁぁぁぁ!肩がぁぁぁ!」
大淀「言わんこっちゃない」
提督「肩っ……大淀さん………肩……これ…」
大淀「わかりましたから早くこっちに来てください」
提督「うん……」
大鳳「(ホントにアホだった……)」
赤城「大鳳さんですね!空母代表一航戦の赤城です!よろしくお願いします!」
加賀「同じく一航戦の加賀よ。よろしくね」
大鳳「よろしくお願いします!で私はこのあとどうすれば」
赤城「とりあえず執務室に案内するので執務室に行きましょう」
大鳳「はい」
加賀「片付けは私がしておくわ」
赤城「よろしくお願いしますね加賀さん。夜……楽しみにしておきます」
加賀「ええ……」
大鳳「お二人ってそんな関係だったんですか!?///」
加賀「そんな関係って……いっいやそれはない!夜が楽しみってのは私がご飯を作るって約束をしてたから!!」
大鳳「なんだ……ホントにそういう関係かと」
赤城「それでは行きましょうか」
大鳳「はい!」
ーーーーーーー
大鳳「改めて挨拶に来ました」
提督「うん……いいよ入ってきて………」
大鳳「失礼します……肩の方は」
提督「気にするな……たかが脱臼だ……お前らの痛みとは比べ物にならん。お前らはこれ以上の痛みを毎日受けてるんだから気にするな」
大鳳「………」
提督「ん?どうした?」
大鳳「いや艦娘思いなんだなぁって思って」
提督「まぁここの鎮守府には事情があってだなぁ……」カクカクシカジカ
大鳳「そんなひどいことが……」
提督「まぁ俺はそんなひどいことはしないけどな。とりあえず大鳳には空母寮で生活してもらう。生活関係のものはほとんど揃ってるから買わなくていいぞ」
大鳳「なんでそこまで用意周到に……」
提督「いやぁ大鳳が来た時のためにだな」
大鳳「はあ……」
提督「演習とかたまに見に行くから頑張ってくれよ。期待してるからな」
大鳳「もちろんです!」
to be continued
どうだったでしょうか?南方棲鬼との熱い(?)戦い。新たな仲間に大鳳がきてとてんこ盛りの内容でしたが楽しんでいただけましたか?相変わらず提督はアホですね……。最近は冷えてきて風邪ひきそうですけど提督の皆さんは大丈夫ですかね……僕は風邪ひきましたがwくだらない雑談もこのへんにして次回予告
新たな仲間の大鳳が参戦し盛り上がってきた鎮守府にまた1つ試練が……そんな中1人の艦娘が!
ってな感じですね。加賀岬聞きながら完成させちゃいますよ。楽しみにしててください!
ここまで見てくださってありがとうございました!また次回お会いしましょう!
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