「キャラクター紹介」
今まで物語に出て来た各キャラクターの詳細な説明です。
結構なssを書いているため、「前から読んでくれている方」「初めて読む方」「読み始めた方」が
いると思いますので、今まで物語に出て来た主要キャラクターの説明を記しておきます。
提督勢
提督:メインの主人公、戦果は悪く順位は常に最下位。周りから「クズ提督」やらと誹謗中傷を受けているが、
本人は全く気にする様子は無い。戦果が悪い割に艦娘達からの信頼は絶大で、
この提督が編成・出撃した場合の勝率は100%、轟沈艦娘1人も無しと、最下位とは言い難い記録を叩き出している。
提督の中ではかなり特異な存在で、挑戦心がやたら高く、艦娘の艤装を参考にして、
自分用の艤装を開発して出撃したり、艦娘たちのために便利なアイテムを作成したりと色々行っている。
当然、本営や他鎮守府の提督から対立関係にあるも、実力が功してか誰1人この提督に逆らう人間はいない。
艦娘たち曰く、「世界で一番敵に回してはいけない提督」「世界最恐」と恐れられている。
その後、理由があって提督業を引退、側で仕えていた村雨と結ばれ、2人で店を開いて切り盛りしている。
しばらく店を切り盛りしていたが、ある事件を境に再び提督として従事することになる。
数年鎮守府を離れたブランクがあるも、やはり活躍度は変わらず艦娘たちからの信頼は厚い。
実は彼には鎮守府の皆や嫁には打ち明けていない隠れた素性があるらしい。
よく周りからは「提督を怒らせると、誰にも止められない」と言われるが、ほとんど怒ることが無いため、
実際の怖さは誰にも分からない。「防空棲姫10体が一斉に襲撃しても提督を止められない」と極端な例を
発した艦娘がいたが、鎮守府の全艦娘たちは無言で首を縦に振ったと報告が上がっている。
提督の隠れた素性とは:空軍最高司令官であり、自身の下には忠実な無人艦載機が常に従事しており、
提督の命令でいつでも高高度からの爆撃が可能である。
提督が「深夜に副業」と言っているのは、「深夜に本来の職に戻る」と言う意味であり、
皆が寝静まった後に夜間奇襲を目論んでいる深海棲艦たちを迎撃する別の任務をこなしている。
彼の素性を知っているのは、鬼提督と他一部の提督たちであるが、鬼提督は彼の素性を敢えて見込み、
度々「特別任務」と称して、高難度の任務を与えている。
実はもう1つ、彼には秘密があり・・・”人間と艦娘の間に生まれた子供”である。
父親となる人間の情報は無い事から、既に故人の可能性があり、母親である艦娘は不明だが、
提督が墓参りしている姿を艦娘が見たとの情報からすると、父親と同じく死亡していると思われる。
人間と艦娘の両方の遺伝子を持つ提督であるが、実は母親である艦娘が深海棲艦化する直前に
生まれた事もあり、人間・艦娘・深海棲艦の3つの遺伝子を持つ稀な存在である。
普段は温厚であるが、仲間意識が人一倍高く仲間が傷つけられれば、それに共鳴してか、
深海棲艦特有の破壊的衝動に駆られるため、戦闘力が飛躍的に上がり、短時間で
敵軍を近接武器のみで壊滅させたと言う有り得ない実績も確認されている。
鬼提督:元提督の同期で中将、秘書艦は蒼龍。普段は鬼と言われる程怖くは無いが、
一旦怒らせるとその表情が鬼みたく変貌することから、この名が付いたとか。
昔、元提督と演習をした事があるが、結果は敗北。 後に元提督と鬼提督が真剣勝負をするも、
あっさりと負けてしまう。以降、元提督の事を恐れているらしい。
最近昇進して大将になったようで、相変わらず提督(元提督)の事を無能と言い張る。
どういう訳か、提督(元提督)に特別任務を度々要請したりしている。超高難度の特別任務であるにも関わらず、
必ず達成するため、彼の実力は誰よりも認めている。
丁提督:階級は中将、秘書艦は由良。かなり小心者で戦果すらまともに達成できなく秘書艦の由良に頼りがちだった駄目提督。
後に提督(元提督)によって精魂を叩き直され、自信を持った彼は由良にプロポーズ後ケッコン。
その後は戦果を取り続け、中将まで昇進して由良と一緒に鎮守府を支えている。
乙提督:階級は不明で、秘書艦は摩耶。真面目で温厚、摩耶とケッコンを約束していたが、提督の事を片思いしていた
別の艦娘の策略で摩耶と一時的に引き離されてしまう。姉妹艦の鳥海の相談により、艦娘から撤退した村雨の
活躍で無事に摩耶とのよりを戻して無事にケッコンする。
大佐提督:階級は大佐、正体はある鎮守府の若い憲兵で重労働の割に給料が安い事に不満を持ち、楽な執務仕事で
給料を多く貰っている提督を羨ましく思っていた。
そんな時に、深海棲艦からの襲撃を受け、たまたま鎮守府に赴いていた大将と自分の提督が死亡した事で、
大将に成りすます計画を立て成功、大将の鎮守府に戻るも実は鎮守府の資金を私欲に使い込んだ悪党であり、
それに愛想を尽かせ艦娘は全員去り、鎮守府の設備は停止した状態であった。
自分の計画が全て無駄に終わり、逃げ出そうとするも鎮守府に唯一残っていた夕雲が、
自分を養ってくれていた事を知り、彼女のために頑張ろうと初心に戻って鎮守府を建て直す決心をする。
夕雲と2人3脚で常に支え合い、解禁されたイベント海域で夕雲の姉妹艦も見つけることができ、
幸せな鎮守府生活を営んでいる。
艦娘勢(主要キャラ)
村雨:白露型駆逐艦3番艦の女の子。 元捨て艦で提督(元提督)に引き取られた。
その後は常に提督を支え、提督業を辞めた後もずっと仕える、様々な困難を経て2人は結婚。
店を開いて女将として店を切り盛りしている。
その後、提督が訳あって鎮守府に再着任した事で店を閉め、今は鎮守府食堂の給仕を担っている。
店で調理している料理を提供しているため、他鎮守府より食事は若干豪華である。
※村雨は「村雨改」であり、更なる改装は行っていない。
白露:白露型の長女、村雨と同じ元捨て艦で提督(元提督)に引き取られた。
「いっちばーん」を目指す女の子で常に努力を惜しまない。
提督(元提督)が店で働くようになってからは、毎日店に遊びに来てはお小遣いをせびる困ったちゃん。
その性格上、会話が好きでしかも相手の思惑を見通す能力があり、最近鎮守府内に設けた「白露相談所」には
多数の着任希望の艦娘や悩みがある艦娘たちが度々訪れ、「頼りになる白露ちゃん」として人気者になっている。
鎮守府では無く、白露専用の相談所を設けられたため、出撃する必要が無くなり改装も見送りとされるも、
本人は「それでも構わない」と言っている。一時期戦闘詳報を巡って妹と喧嘩を起こした事があるが、
こうなってしまっては、ただのお騒がせな困ったお姉さんである。
※白露は戦闘詳報を所持しているが、まだ更なる改装を行っていない。
時雨:白露型2番艦の女の子、西村艦隊での出撃で時雨以外の艦娘は全滅。「逃げて帰って来た」と思い込み
常に心を閉ざしてやる気のない生活を送っていた。複数の鎮守府をたらい回しにされた後に、提督(元提督)の
鎮守府に着任する、時雨の心境を読み取った提督の発言に時雨は涙し、以降は心を開いて皆のために
進んで出撃を行うようになった、更なる改装をした「時雨改二」になっている。
夕立:白露型四番艦の女の子、語尾が「ぽい~」が特徴。 村雨と同じ元捨て艦で提督(元提督)に引き取られた。
見た目は女の子だが、犬にも見えるため「女の子として見るか犬として見るか」は相手次第である。
やたら「褒めて~♪(何もしていなくても言う)」と言うため、夕立がいる場所では常に朗らかな
空間が漂う。
海風:改白露型の女の子、ブラック鎮守府で提督に毎日のように虐待されていた。鎮守府内の経済が悪化すると躊躇いも無く、
売りに出され、提督(元提督)に買われる。提督の(元提督)の鎮守府に着任した当初は精神が不安定で、いつ暴力を
振るわれるかの恐怖を持っていたが、予想に反して平凡な毎日が続き「私はもう大丈夫」と安心して、自然に打ち解けていく。
提督(元提督)を慕っており、提督業を辞めた後も、提督(元提督)と村雨の補佐役として2人を支えている。
本編では一部語られているが、彼女は提督(元提督)の2人目の奥さんである。
村雨と互いに気を遣っているのか提督と村雨の時は自ら身を引き、提督と海風の時は村雨が身を引くなどの行動を起こす。
姿や性格は違えど、2人は似た者同士である。(ある意味双子と言えるかも)
提督と一緒にいる時間の影響か、昔虐待されていた影響なのか、通常の海風と比べて感情の起伏が激しい。
”虫も殺さない優しいお姉さん”の印象であるが、この海風は”提督に害を成す者は全て排除する”と言う若干ヤンデレ気質
に似た感情を出すことも・・・それ以外は前記と同じなので安心してよい。
主力部隊として出撃することもあるが、大半は村雨と同じ食堂の給仕を行っていることが多い。
江風:改白露型の女の子で海風の妹、ブラック鎮守府で提督に毎日のように虐待されていた。脱走を図り別の鎮守府に再着任するも
待遇の悪さから再び脱走、「無許可で鎮守府を去った」ため、再着任を拒否され、「誰も信じられない」気持ちで
数日の間、路上生活をしていたが、海風が別の鎮守府に着任していた光景を見て、「姉を助けるため」に海風を
鎮守府から出す、2人で一緒に暮らすために海域突破を図るも、敵が現れ失敗、海風が重症になる。
「お前の自分勝手の行動がこの結果だ」と提督(元提督)に諭され、改心。以降は提督(元提督)の鎮守府で
活躍することとなる。「元気印」という名の通り、とにかく元気いっぱいの女の子。
秋月:防空駆逐艦の女の子、性格は礼儀正しく丁寧口調。そして鎮守府一の”質素娘”。
提督(元提督)とは、秋月が握る”おにぎり”から出会いがあり、提督(元提督)の鎮守府に着任後は
皆のためにおにぎりを提供している。 戦闘の際の防空能力はずば抜けて高いため、主力部隊に編成されている。
普段が質素のため、ステーキや高級な物を見せると気絶してしまう。
最近になって妹の照月と初月が新たに着任するも、貧乏性は姉と同じく健在で3人の姿を見て哀れに思う艦娘が
後を絶たない。(最近皆から差し入れを貰えるようになったのはこのためだろう)
普段は酒を飲む機会はほとんどないが、飲んで出来上がると何故か英語が話せるらしい。
朝潮:放棄された鎮守府に取り残された不要艦娘の1人。
睦月・時津風・朝潮と他20人以上で放棄された鎮守府で生活するも、徐々に仲間が力尽きていき、
提督(元提督)が鎮守府に赴いた時には10人しか生存者がいなかった。
その後、鎮守府を建て直し、朝潮たちに希望が持てるも、解体予定だった上官が要請した空母の艦載機によって、
鎮守府は無残に破壊、朝潮と時津風を残して全滅してしまう。
その後は提督(元提督)に引き取られ、睦月達の分まで活躍することを決意する。
優等生の名にふさわしい真面目な子であるが、よく周りからあらぬ知識を植え付けられる少し可哀そうな艦娘である。
サラトガ(白):通称白サラ、海外空母艦娘で礼儀は正しい、提督(元提督)の事を尊敬しており、
提督業を辞めた後も一時店の従業員として働いている。
その後は鎮守府に戻るも、提督(元提督)に度々相談に乗ってもらう事が多い。
自身が「2人目のサラトガ」と知って、1人目のサラと揉めた経緯もある。
酒好きで、出来上がってしまうと性格が180度ターンしてしまう。
しかも、飛行甲板で敵を殴り倒すと言う物理攻撃も付与される。
サラトガ(黒):通称黒サラ、「1人目のサラトガ」で、生まれた時から心臓を患っており、待機艦娘として扱われていた。
大型建造で誕生した白サラを臓器移植と称して、白サラを殺そうとするも、失敗。
症状が悪化した後、サラの提督から「用無し」として捨てられる。
その後は故郷へと戻り、1人で生活している。 もちろん、白サラとは和解している。
アイオワ:アメリカの戦艦艦娘、各性能が高く重宝されるも資源消費の激しさから「無駄食い」として、
鎮守府を転々とするも、すぐに追い出されてしまう。自身の存在価値を失った彼女は艤装を投げ捨て、
普通の一般女性として生活するようになるも、鎮守府が敵の襲撃で窮地に陥っている最中、各提督から
「戻って欲しい」との要請を受けるも、彼女は却下し、人間社会での生活を続けていた。
その後、提督(元提督)と会い、彼から説得されるも彼女は再び拒否、しかし、彼の本当の目的は、
着任依頼では無く、彼女を艦娘として扱われずないがしろにされた悔しさを晴らそうとするための
芝居であり、提督(元提督)に心境を読み取られた彼女は溜まっていた鬱憤を提督(元提督)にぶつける。
「後はお前が決めろ。」と言い残され、提督(元提督)は去るも、「もう一度信じて見てもいいかしら?」と
彼女は再び艦娘として生きることを決意、現在アイオワはサラトガと一緒に鎮守府に着任している。
ガングート:戦艦の女性、着任時は自分に絶対的な自信を持っているためか、態度が横暴で周りに上から目線の態度で
接していた、その結果、提督(元提督)と言い合いになり、苛立った彼女は駆逐艦たちをいじめて憂さ晴らしをする。
それが原因で提督(元提督)と真剣勝負に発展するも、半殺しにされてしまった挙句に鎮守府から追い出される。
新たな再着任が出来ないまま、再び提督(元提督)の鎮守府に着任を希望、「態度を改める」条件で、
着任を許可されるが、何故か駆逐艦寮へと入れられる。 その後、駆逐艦たちに対して不器用ながらも
上手く接している功績から「駆逐艦たちの指導係」に任命され、新着任した駆逐艦たちの指導係に従事する。
物語でも一部描かれているが、帽子を脱いで化粧をすれば相当の美人らしい。
霧島:提督(元提督)と初めて出会った女性、出会う前は放棄された鎮守府で1人孤独な生活を余儀なくされていた。
空腹で意識も朦朧とする中で、提督(元提督)に出会い、一命を取り留める。
提督(元提督)に艦隊のノウハウを教えるも、戦果が悪くぶつかる事も多々あったが、
提督(元提督)の艦娘に対する気遣いを目の当りにしてから、提督(元提督)を尊敬するようになる。
提督業を辞めた後も、一時期店の従業員として働くも、その後は別の鎮守府に異動する。
翔鶴:「2人目以降の艦娘」を保有する”重複収容所”で主任を務めていた艦娘。
提督達とは敵対しており、2人目以降を”解体”する案を何度も否定し続けて来た。
中盤で翔鶴は実は「1人目の艦娘」であることが発覚し、重複鎮守府で一番仲の良かった鳥海と揉めた経緯がある。
実は禁止されていた「建造」を無断で行った提督の元秘書艦であり、提督を止められなかった責任から、
せめてもの罪滅ぼしに重複鎮守府の主任として彼女たちを支えようとしていた。
その後は、別の鎮守府に着任し空母として本来の活躍をするも、悲しい出来事があり、鎮守府から退任、
提督(元提督)の店で従業員をやっていた。現在は個人で店を出して多忙な日々を送っている。
蒼龍:2航戦の空母艦娘、出撃中に被弾し指を欠損してしまい、弓が使えなくなり自信を無くして部屋に引き籠る日々に。
提督から”障害艦娘施設”に入れられた事で、”私は捨てられた”と思い込んでしまう。
同じ境遇の艦娘たちと最初は打ち解けるも、徐々に提督に対しての憎しみが募り、施設の艦娘たちを従えて
復讐の鬼と化してしまう。徐々にやり方がエスカレートしていく中、提督(元提督)が施設にやって来る。
他の提督達と同じ様に艦娘たちに仕向けるも、一向に怯まずそれどころか艦娘たちが彼を恐れる。
最後は黒幕である自らが話しに応じるも、提督(元提督)に諭され改心。
処罰を覚悟するも、リハビリのためか半年以上弓道場に拘留され、ひたすらリハビリに取り組む。
その後は、編成に参加し、提督(元提督)が辞めた後は、鬼提督の秘書艦として従事する。
ビスマルク:ドイツが誇る(らしい)戦艦艦娘。駆逐艦の暁が成長したらしい姿に似ている事から”でかい暁”とも言われて
いる。やたら意見を遠まわしに言うため、提督(元提督)に「はっきりと言え」等、文句を言われている。
怒り方も駆逐艦みたく怖そうで怖くないため、周りから温かい目で見られている感じである。
自分を「優雅で可憐な金髪美女」と称しているが、周りからは「自信家でうるさい金髪人」と思われている様子。
妹分であるプリンツの事を気に掛けていて、重病で鎮守府に着任できない彼女に毎月仕送りをしている。
プリンツ:ドイツの重巡艦娘、ビスマルクと一緒に寮に住んでいたが、ビスマルクの鎮守府着任許可が決まり、
ビスマルクが寮から出た瞬間に、寮の責任者からZ1、Z3と一緒にお払い箱にされる。
その後はZ1、Z3を支えるため、夜の仕事(実際は売春)をして生活をするも、無理が祟り体調を崩して
寝たきりになる。その後は徐々に1人で歩けるまでに回復するも、鎮守府に着任は出来ず、ビスマルクと
提督(元提督)からの仕送りで何とか生活をしている。
鳥海:重複収容所に着任していた2人目の鳥海。主任である翔鶴と一番交流があり、一時期彼女と揉めた経緯があるも、
その後は和解して新しい鎮守府で一緒に活躍をしていたが、ある日仲間が次々に倒れ命を落として行く。
死んだ仲間の共通点が「2人目」だった事から、最後に残った自分も死ぬと悟り、慰めようとした翔鶴を
突き放し、部屋に閉じこもる。提督(元提督)が鎮守府を訪れ、彼女に「死ぬ前に願いを叶えてやる」と
言われ、結婚生活を夢見ていた鳥海は1日だけ夫婦になってもらう事を要求する。
夢が叶い、提督から告白された直後に体に激痛が走り、死ぬ間際に「犠牲は私で最後にしてください」と願い、
命を落とす。実は2人目の艦娘は1人目が出撃で轟沈した際、すぐに投入される予備品扱いだった。
そしてもしもの時(逃亡)を考えて、建造直後に体内に遠隔式爆弾を埋め込んでいた(サラトガも埋め込まれていたが、
提督(元提督)の手によって摘出された)が、長期間の内に劣化したのか、爆弾が暴発して艦娘たちが
命を落としてしまったのだ。それを計画した実行犯の提督は提督(元提督)によって射殺される。
香取:練習巡洋艦の艦娘で、新規に着任した艦娘の指導係。礼儀作法や出撃時の戦闘・回避に至るまでのあらゆる教育を
手掛ける優秀な指導員で、艦娘達からも慕われ教え子が自信を持って出撃する姿を見るのが彼女の誇りだったが、
戦果しか求めない元帥の鎮守府に異動になってからは、指導した艦娘が元帥の無理な出撃命令で何人も轟沈していき、
抗議に出るも、指導員の資格をはく奪された挙句に鎮守府から追い出される。
その後は、各鎮守府を転々としながら駆逐・潜水艦娘たちの指導に取り組んでいたが、香取と懇意の仲の提督と
再会、提督から”ゴミ処理場”とは真逆の”ゴミ捨て場”を建て、「主任として働かないか?」と請われ、悩んだ末に
ゴミ捨て場の主任として従事する。
ゴミ捨て場にしばらく就任した後、因縁である元帥がゴミ捨て場に収容され、自身の葛藤を押さえ冷静に刑を言い渡し、
今まで沈んでいった艦娘たちの無念を晴らした。
鹿島:香取の妹で同じ練習巡洋艦。過去に提督に性的虐待を受けており心的外傷を負っていたが、
香取の勧めでゴミ捨て場に就任し、主任として従事する。元々提督に対して復讐をしたかったのか、ゴミ捨て場就任後は
収容された提督に対して、慈悲も無く容赦なく痛めつけ、処刑する。
普段と同じ満面の笑顔で振る舞い、表情を崩さずに刑を執行する姿が同じ施設で就任している艦娘たちに
恐れられている。
夕立(白露):ゴミ捨て場にいるもう1人の白露、夕立の体に白露の人格が入っている。
過去にブラック鎮守府で白露と夕立が着任するも、夕立は更なる改装で
活躍し提督や仲間に気に入られるも、改装が未確定だった白露は「妹より劣る」とレッテルを張られ、
提督と仲間たちから暴力や誹謗中傷を受けていた。妹である夕立からも見放され、何度も自殺を検討した事が
ある程。それを知った明石が試作品として”自分と相手の人格が入れ替わる錠剤”を開発して、白露に渡す。
妹である夕立に不満を抱いていたこともあり、錠剤を自分と夕立に飲ませた事で人格が入れ替わる。
結果、白露と夕立の生活が激変し、入れ替わった夕立が地獄を見ることになる。
間を置かずに入れ替わった白露は違う鎮守府に異動する、自分が皆から貶されているのは、
「更なる改装をしていない役立たず」と思われているものだと思い、いずれ改装したらそんな心配は
無くなると信じて、入れ替わった妹が無事改装して活躍してくれることを願ったが、改装前に
夕立は皆からの虐待で死亡する。皆は単に「白露を感情の捌け口にしていただけ」と悟り、
復讐に走り、結果鎮守府にいる提督を含むほとんどの人間を殺害、鎮守府内で前代未聞の
事件を起こし、その後は姿をくらます。ゴミ処理場に移送された生き残りの2人も、白露によって無残にも
殺害され、その後はゴミ捨て場の従業員となる。「復讐の狂犬」としての異名を持ち、
鹿島同様、施設内では皆から恐れられている。
その後は・・・所長が提督として再着任した事でゴミ捨て場は閉鎖となり、香取達と共に鎮守府に着任し、
新たな生活が始まるも、昔の犯罪履歴と施設での活躍の影響からか、皆が怖がり打ち解ける者はおらず、
本人も「1人の方が落ち着く」とずっと孤立していた。
そんな白露を見て提督と明石が動き、不可能と思われた白露自身を本人の体に入れ替えることに成功、
彼女が安心して生活する事を願ったが、相談所の白露から”自身の問題点”を諭された事で、
今更ながら、鎮守府の人間たちを惨殺した事に後悔し、「私はここにいては行けない」と鎮守府から去る決心をする。
その後、白露の姿を見た人間はいないが、艦娘たちの話から「艦娘虐待撲滅運動」と称して活躍する
団体たちの中に白露を見たとの情報が寄せられている。
アズレン勢
別の拠点で生活する艦船たち・・・艦娘が着任する鎮守府からかなり離れた場所の拠点で彼女たちと同じ様に出撃、生活をしている。
お互いの拠点同士で特に争う姿勢は無く、むしろ好意的な人間たちが多い。
現時点で確認された拠点は 重桜・鉄血・ロイヤル・ユニオンの4つである。
プリンツ:鉄血所属重巡、スタイルが良く普段から指を咥える仕草や口調からして、妖艶溢れる感じな女性。
時折相手をからかったり、急に真面目になったりと少し掴みづらい印象の女性だが、
仲間に対しての思いやりは強く、皆から信頼されている。
別の鎮守府で特異な戦績を出す提督(元提督)に、鉄血拠点の治安を戻して欲しいと依頼するが、
後半で単に皆のコミニュケーション不足が原因だと分かり、以降は皆との壁が無くなる。
提督(元提督)の店にも赴き、気に入った様で店の常連客にもなっている。
ライプツィヒ:鉄血所属軽巡、栄養失調でよく倒れてしまうらしい病弱な女の子(その割にスタイルがいい)。
鉄血の艦船たちは1癖2癖ある人間が多いが、彼女はその中でも珍しく礼儀正しく丁寧口調である。
趣味は料理で、いつか皆と一緒に食べる夢を抱いている。
プリンツとは仲がいい様で、よく彼女と一緒に店で見かける姿が目撃される。
ネルソン:ロイヤル所属戦艦でビッグ7の1人。性格は一言で言うならツンツン(好感度が上がればツンデレ化)。
事ある毎に提督(元提督)にぶつかるが、決して嫌っているわけでは無く彼女なりの信念がある。
曲がった事が嫌いで、不器用ながらも打ち解けようとはする。
提督(元提督)とはぶつかるが何故か嫁の村雨には頭が上がらないらしい。
プリンツ達と同じ、村雨の店の常連客。
ロドニー:ロイヤル所属戦艦でビッグ7の1人、そしてネルソンの妹。 性格はネルソンと真逆で礼儀正しく口調は丁寧。
提督(元提督)と村雨に好意的で、よく交流を図ろうとする姿が見られる。
拠点での問題や他の問題が起きれば度々提督(元提督)を訪れては相談に乗ってもらう。
ネルソン同様、村雨の店の常連客で同じ拠点の仲間(ベルファスト・レパルス)を連れてくることが多い。
レパルス:ロイヤル所属巡洋戦艦で元気いっぱいな女の子。上官に対しても友達と接している様な言動をするため、
提督(元提督)にとって、会話をしやすい女の子(よくロドニーから上官部下の関係だからと注意されるが)。
自分の事を拠点内では性能・スタイルがどの艦船たちにも見劣りすると言うコンプレックスを抱いているらしい。
姉(レナウン)からはよくせっかちと言われて気を付けているらしいが、姉は重度の鈍感であるため時折
姉の愚痴を言ったりする。ネルソンたちと同じく村雨の店の常連客で好きなメニューは苺パフェ。
ベルファスト:ロイヤル所属軽巡且つメイド長。 常に冷静で何事にも動じず拠点での仕事ぶりは徹底している。
礼儀作法も高く、特に敵味方関係なく敬語を使う所は必見である。
提督(元提督)とは、ロドニーの依頼でロイヤルに短期間給仕として赴いた際に面識があり、
彼の働きぶりに驚き感心し、後にロドニーの勧めで村雨の店に赴くようになる。
時間があれば女将から日本料理を教わり、逆に女将にロイヤルの料理を教えたりしている。
ベルさん:上記と同じベルファストであるが、彼女は他拠点での建造の際に偶然生まれてしまったベルファスト。
(本来拠点で別の艦船が誕生した直後に退役(解体)するのがルールであるが、中には敢えて生かして、
洗脳教育をさせたり、拷問を受けていたという情報が寄せられている。)
重桜拠点の建造の際に生まれ、地下でずっと拷問を受け続けるも、
隙を見て逃亡に成功するが、既に「自分に帰る場所は無い」と自覚していたのか人目を避けて、
廃墟の側で1人貧乏生活をしている時に提督と出会う。最初は提督を敵視していた物の、
次第に会話をするようになり、あるきっかけで提督の鎮守府に着任する事となる。
最初は鎮守府の人間と馴染めなかったが、怪我をした艦娘を助けた事で皆の緊張感が無くなり、
以降は自然と打ち解けるようになったため、皆のサポート役として鎮守府に従事している。
ロイヤルのベルファストと見分ける方法は、提督の鎮守府にいるベルさんには特徴ある首輪が、
外されている(提督にとって束縛を暗示するように見え、「相応しくない」と言った後、外した)。
ユニコーン:ロイヤル所属軽空母の女の子。 肌身離さずユニコーンのぬいぐるみを持っているのが特徴。
装甲空母のイラストリアスと行動を共にしており、本当の姉妹のように一緒に生活している。
見た目は子供であるが、提督(指揮官)の事を「お兄ちゃんと呼んでもいい?」と意見具申したり、
編成時の仲間に対しての援護能力はかなり高く、子供とは思えない活躍ぶりを見せる。
イラストリアス:ロイヤル所属装甲空母の女性、全身真っ白な服装且つ丁寧口調から”純白の女神”と称してもいい程。
ユニコーンと一緒に行動することが多く、ユニコーンと友達になってくれる人間を探したりと、
本当の姉の様な振る舞いを見せる。編成時の仲間への援護能力もユニコーンと同様にかなり高く、
2人一緒に出撃させれば勝利はほぼ約束される程の実力の持ち主である。
ウォースパイト:ロイヤル所属戦艦で陛下(クイーンエリザベス)の側近、提督(元提督)とは給仕として赴いた際に
面識があり、最初は「高貴な私が庶民(異性)にどう接していいか分からなかった」ため、彼を避けて
いたが、徐々に打ち解けていくようになる。
幼児体型を気にしており、後輩たち(ネルソン・ロドニーたち)にはあって自分には胸が無い事に
コンプレックスを抱いていたが、「大事なのは心だよ」と提督(元提督)から言われ、安心し
しばらくして提督(元提督)に恋愛感情を抱く。
嫁さん(村雨)がいるため、告白が出来なかったがそれでも積極的に提督(元提督)と会うようになり、
ロイヤルの中で一番提督(元提督)と交流が深い。
提督(元提督)からも「ウォスパ」と呼ばれ、仲がいい様子である。
少し経った後、過労によって倒れてしまい、一時的に提督の鎮守府で療養する事になる。
その後、回復して拠点に戻るも激変した陛下を見て驚き、やがて自分が手を貸す必要が無い位まで
陛下が自立した事で居場所が無くなる(いい事のはずなのだが)、結局提督のいる鎮守府に戻って
給仕である村雨と海風の手伝いをしている。
幼児体型なため、駆逐艦たちから”同類”と思われているのが最近の悩みである。
陛下:ロイヤル所属戦艦且つ最高位の存在。名前はエリザベスクイーンで女王のはずだが、容姿はウォースパイトと同じ
幼児体型。明らかにネルソンやベルファストより年下に見えるが、本人は「私は陛下よ! 私が一番偉いんだからね!」と
ロイヤルの艦船は誰1人逆らわない、むしろ「やれやれ」と思いつつ陛下を気を遣っていたり、
君主として認め素直に従っている者もいる。ウォースパイトとは姉妹の関係だが、姉と妹よりも”主君と騎士”と言った方が
正しい。とにかく我儘で自分の願いが叶わない物なら怒り出す・・・と言うか、ただの子供の駄々こねである。
ウォースパイトもその点について呆れて「もっと陛下として振る舞って欲しい」と願うも、陛下の我儘に付き合わされる
事に。提督(元提督)とは給仕として赴いた時に面識があり、彼の作った料理を気に入り長期間留まる事を命ずるが、
提督(元提督)はそれを却下した事で、陛下は彼を若干嫌悪している。
ウォースパイトが過労で倒れた事で、自分のお守り役がいなくなった事で腹を立てていたが、代わりにやって来た
白露の影響により、「一番役立たずなのは自分自身」と気づかされ、反省する。今まで他人任せだった彼女が自ら
行動するようになり、激変した陛下の態度を見て拠点内の皆はとても驚いている。
その他勢
深海棲艦:海底から突如現れた謎の敵勢力、艦娘たちと死闘を繰り広げている。
近年技術と勢力が向上していき、艦娘たちを苦戦させる・・・主に前衛部隊となる駆逐・軽巡・重巡。
主力となる戦艦・空母と艦娘たちと共通しており、更にはボスとなる鬼・姫と言う名の上位互換も存在している。
セイレーン:別の拠点(重桜・鉄血・ロイヤル・ユニオン)と死闘を繰り広げている謎の敵勢力。
深海棲艦と同様、前衛部隊・主力部隊が存在し、ボス級の存在も確認されている。
煉獄:謎の勢力、見た者の情報によると”上空を無数の艦載機・爆撃機が飛び交い敵の対空攻撃をいとも簡単に躱し、
高高度からの機銃・爆撃・光学兵器で対峙した勢力を壊滅させた”と言う。
攻撃後が”まるで辺り一面火の海で焼けた死体の山が出来ていた事”から地獄を連想させる”煉獄”と呼称された。
そのような部隊は鎮守府・各拠点でも覚えのない事から正体不明の勢力として恐れられている。
今の所、彼女たちに被害が出ていないが深海棲艦・セイレーンが多大な被害が出ている様で、この2つの勢力以上の
戦闘力を持っていると思われる。
(一部の指揮官からは海軍では無く空軍ではないかと考えている)
施設
鎮守府:艦娘(艦船)たちが所属する拠点。ここで出撃・遠征(委託)の作戦・編成を立てる。
ブラック鎮守府:暴力的な提督、もしくは艦娘たちが所属する鎮守府。
日常的に虐待や暴力を行い、精神を病んだり辞める艦娘(提督)が後を絶たない。
提督の場合はただの憂さ晴らしやストレス発散だが、艦娘の場合は過去に提督に
暴力を振るわれた・虐待を受け、報復のためにする事が多い。
しかし、規律に違反しているため発覚した場合、本営が何かしらの方法で壊滅させることが多い。
障害艦娘施設:出撃で重傷を負った・精神を病んだ・捨てられた艦娘たちがリハビリを兼ねて
一時的に預けられる施設。この施設に入った艦娘は出撃や遠征に行く事は無く、
一定期間の休息とリハビリを行い、その後決められた鎮守府に再着任される。
重複収容所:「2人目以降の艦娘」が収容される施設。本来重複を避けるために建造を禁止していたが、
一部の提督が規律を破って建造に手を出してしまう。その後有罪が確定し提督達は
拘留所に収容されるも、生まれてしまった艦娘たちをすぐに解体することは出来ず、
「1人目の艦娘が轟沈した時の予備品」として、重複収容所を設立、同じ様に生活させる。
年月が経ち、轟沈もほとんどなくなった事から本営は重複収容所にいる艦娘たちを排除(解体)しようと
するも、提督(元提督)に先手を打たれ、誰もいなくなった重複収容所を隠蔽のために破壊した。
ゴミ処理場:不要になった艦娘たちが入れられる施設。”重複収容所”が破壊された後に設立されたのがこの”ゴミ処理場”。
名前の通り、艦娘たちはゴミのように扱われ施設内は常に暗闇で、食料は腐った野菜や果物、
暖房・冷房器具は一切なく就寝のための布団の代わりにボロ布切れしかなく、施設内で力尽きる艦娘も多い。
低確率で提督がやって来て引き取ることもあるが、大半は死に役の特攻部隊・資材確保のための強制解体、
玩具奴隷として連れて行かれるのが9割で、実際に鎮守府に温かく迎えられるのは1割にも満たない。
ゴミ捨て場:ゴミ処理場と真逆でこちらは提督達を収容する施設。過去に悪行をした提督達を階級に関係なく刑を執行させる。
8割が処刑で残りが地下への幽閉だが、地下で労働させ、奴隷として扱われる。
施設には主任の香取・鹿島を主体として過去に提督に暴力・虐待された艦娘たちがこの施設に従事する。
刑は主に火あぶり・水責め・切断の3種類だが、艦娘たちの要望があれば別の処刑方法も存在する。
主任である香取・鹿島の他に責任者である所長がいるが、彼はどこかの提督らしい。
提督のいる鎮守府:彼が着任している鎮守府に所属する艦娘たちにはある共通点がある。
村雨(元捨て艦)、海風(虐待を受けていた)、サラトガ(不要艦)、鹿島(性的虐待を受けていた)等、
過去に”捨てられた、暴力を受けた”等、鎮守府に温かく迎え入れられなかった艦娘たちの集まりである。
提督はその艦娘たちを引き取り一緒に生活をしている。
それにより、艦娘たちも提督を慕っており、他鎮守府と比べて提督と艦娘たちとの絆は遥かに強い。
もし、提督や仲間の艦娘たちが故意に傷つけられる様な事があれば、例え相手が人間・艦娘でも
全く容赦しない・・・だろう。
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