優斗と茜。(最終章、最終回)
これで、この物語は完結となります。
いよいよ、最終回です!! 2人は、どうなるのか!?
月が、空で輝いている。
そんな中、何人かの少女があちらこちらに走り回っている。
時雨「そっちにはいた?」
夕立「いなかったっぽい…。ど、どうしよう…。このまま見つからなかったら…」
村雨「今は、そんな事考えてる場合じゃないでしょ!? 今度は、あっち探すよ!!」
春雨「こっちもいませんでした…。はい…」
五月雨「どこに行っちゃったんでしょうか…」
海風「予想がつかないってのがキツいですね…。優斗さんの行動パターンが、読めないですし…」
山風「茜お姉ちゃんは、執務室に行っちゃったし…」
江風「どうすりゃいいンだか…」
涼風「しらみつぶしに探すしかないよな…」
時雨「とりあえず、今度はあっちの方に行くよ!!」
村雨ら「了解!!」
ーー執務室ーー
祐樹「どうなってんだ、これ…」
朱里「金庫が開いてる…。しかも、引き出しも開きっぱなし…。こんな状態でほったらかしにする事なんかしないはずなのに…」
白露「優斗…」
どこ、行っちゃったの? 私は、どうすればいいの? ねぇ。教えてよ。ゆーくん…。
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鎮守府は、大騒ぎどころではなかった。なんせ、提督が記憶を失っただけでも大ダメージなのに、行方不明にもなってしまっているからだ。
しかも、提督である優斗の行動パターンは記憶があった頃は予想がつくが、今は記憶が無い状態なのでさっぱり行動パターンが分からない。
長門「どうしたものか…。鎮守府内はくまなく探したが…」
祐樹「もう、鎮守府内にはいないと考えた方がいいな」
朱里「外に探しに行かせる人数を増やしたいけれども…」
長門「今は、動かせる人員があんまりいないのが現状だな。だからと言って、動かせる人員を大量に動かすとなる、と…」
朱里「周りに住んでる人達がビックリしちゃうよね。急にたくさんの艦娘の娘が街中に出てくるわけだし」
祐樹「電話も繋がるけれども…。出ないんだよね。なぜか」
朱里「GPS機能とか使えば行けるんじゃない?」
祐樹「いや、もうやったけども無理だった」
長門「どうすればいいのか…」
白露「…」
朱里「茜…。大丈夫?」
白露「ちょっと、ね…」
朱里「…」
茜の顔がどんどん暗くなってゆく。
もう、どうすればいいのか検討もつかない。優香たちが必死で探しているが、見つかったという報告は一つもこない。
白露「…」
ねぇ。ゆーくんは何処にいるの? もしかして、本当に逃げ出しちゃったの? そんな事ないと信じたいけれども…。
今日は、私たちにとっていっちばん大切な日なんだよ?
4月5日。私と、ゆーくんの誕生日。
そんな日に、こんな最悪のプレゼントなんか欲しくないよ…。
嫌だよ。こんなお別れなんて。
絶対に嫌だ。だったら…。
白露「私、決めた」
朱里「え? きゅ、急にどうしたの?」
白露「私、まだ諦めない。絶対に見つけてみせるから!!」
朱里「で、でも…。何にも情報がないんだよ!?」
白露「それは…。分かってるよ。でも…」
祐樹「まだ、手がかりが完全に費えたワケではないからな。この金庫と、引き出しが開きっぱなしなトコが怪しいけども」
白露「中に何か入ってて、それを持ち出してどっかに行っちゃったって事かなぁ…」
朱里「その可能性が高いよね。けども、金庫とかに何が入ってたかが分かんないね…。長門は、何が入ってたか分かる?」
長門「私も、それだけは分からないな。いつの間にか、金庫が設置されていたからな」
祐樹「マジかぁ…。白露は何か思いつくものある?」
白露「さぁ…?」
朱里「大切なモノとかな…? そんな気はするけれども…」
白露「大切な、モノ…」
ゆーくんが、大切にして来たモノって…。何かあったかな…。
白露「う~ん…。色々ありそうな気がする…」
祐樹「どうすればいいんだよ~!!」
朱里「ぐぬぬ…」
時刻は、8時になろうとしている。相変わらず、夜空は綺麗だ。満点の星空が広がっている。それに反して、執務室の中はどんよりと雲が漂っている状態だ。
白露「ちょっと、窓でも開けようかな…」
茜が、窓を開けようと窓に近づいた時、ふと壁に掛かっているカレンダーに目がいった。
そのカレンダーは、4月5日のところだけ赤い文字でとある言葉が書いてあった。
「約束」と。
白露「約束…?」
約束という言葉を呟いた瞬間、とある事が脳裏に浮かんだ。
あの場所で。指切りした約束の事。
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(数年前…)
茜 「私は、この約束覚えてるよ。いっっっちばん大好きなゆーくんと結婚したいから!」
優斗「...俺も。忘れるわけないだろ!」
茜 「やっぱり、ちゃんと5年生になってても覚えてるんだ。じゃあ、つぎは結婚...だね。」
優斗(うなずく)
茜 「じゃあ、ゆびきりし直そう! 今度は、大人になったら私たちは結婚するってことで!」
優斗「うん!」
茜 「せーのっ」
茜&優斗「指切りげんまん 約束守れなかったら 針千本飲ーますっ 指切った!」
茜 「じゃあ、次は大人になってから、だね…」
優斗「そう、だね…」
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白露「…。まさか、ね…」
もしかして、あの場所にいるんじゃないか。そんな期待が胸の中でこみ上がってきていた。
朱里「…どうかした?」
白露「ちょっと、出かけてくる」
朱里「じゃ、じゃあ私も着いていくよ…」
白露「…ゴメン。私1人で行かせて」
朱里「え? で、でも1人じゃ危ないんじゃ…」
祐樹「行かせてやれよ。どーせ、優斗関連だろうし」
朱里「…。分かった。でも、何かあったら電話してよ!?」
白露「分かってるよ!! じゃ、行って来る!!」
茜は、執務室を勢い良く飛び出していった。
朱里「行っちゃったね」
祐樹「ああ。まぁ、大丈夫だろうけれども」
長門「ホントに良かったのか?」
祐樹「多分、な…」
白露「はぁ…。はぁ…。っ…」
息が上がってキツい。ここまで必死になって走ったのって、いつ以来かな…? いや、今はそんな事はどうでもいいっか。
早く…。あの場所に行かなきゃ。
更に、スピードを上げる。息がどんどん上がっていく。
白露「っ…。つ、着いたぁ…」
ようやく、着いた。約束を結んだ、いっちばん大切な場所。
あの、原っぱ。
けれども…。誰かがいそうな雰囲気は。
全くなかった。
白露「まぁ…。そうだよね…」
期待していた自分が馬鹿らしく感じてきた。そんな奇跡なんて、起きるワケないのに。
白露「…帰ろう」
そのまま、今来た道を引き返そうとした。
??「何処行くんだよ?」
いつも聞いていた、あの声が聞こえた。
後ろを振り返ると、そこには1人の男が立っていた。
自分がいっちばん知っていて、いっちばん大切で。いっちばん大好きな人。
優斗「…久しぶり、なのかな?」
白露「え…? も、もしかして…」
優斗「ん? ああ、記憶? ちゃーんと、元通りだっつーの」
白露「じゃ、じゃあ…」
優斗「思い出したよ、「茜」」
白露「ゆ、ゆーくん…。あ、あれ? ほっぺたつねっても痛くない…。これって、夢じゃない…?」
優斗「ったく…。夢じゃないって」
そう言うと、茜がつねった頬の方をそっと手のひらでさすった。
優斗が茜の頬をさすると、茜の目から涙が落ちた。
優斗「おいおい…。泣くなよ…」
白露「だって…。だってぇ…。うわぁぁ…」
優斗「まぁ、今回は俺の所為でこんなに茜を苦しめちまったからな…。ゴメンな、茜」
白露「ゆーくんは、悪く、ないよ…。ゆーくんが記憶を失う原因を作っちゃったのは、私が原因だからぁ…」
優斗「とりあえず、落ち着こうか…。はい、ハンカチ」
白露「あり、がとう…」
茜は、優斗からハンカチを受け取ると、涙を拭きとった。優斗は、茜が泣き止むまでずっと抱きしめていた。
茜が泣き止んだあと、2人はベンチに腰掛けた。
白露「それで、気になってんだけれども…。どうして、記憶が戻ったの?」
優斗「ああ、俺も原理はよく分かんねぇけれどもさ。なぜか、これ読んだら思い出したんだよ」
優斗がそう言うと、持っていた数冊のノートを見せた。そのノートには、「一言日記」と書いてあった。
白露「これって…?」
優斗「実は俺、毎日日記書いててさ。一言でもいいから、何かしら残しておこうと思って。誰かに見られたくねぇからさ、金庫にしまっておいたんだよ」
白露「そこまで頑丈に守る必要あるの…?」
優斗「見られるのは、嫌なんで」
白露「そういう所、ゆーくんらしいや」
優斗「はは…。けども、これが無かったら俺は永遠に、記憶が戻らなかったかもしれないからな…」
白露「ちなみに、パスワードって何にしてたの?」
優斗「ただ、単純に誕生日にしてたな。まぁ、カレンダーに堂々と赤丸つけてけたらバレる気がするけれども。なんで、あのパスワードにしたんだろうね」
白露「そういうトコ、テキトーだよね。ゆーくんは」
優斗「パスワード関連は、俺に任せない方がいい気がするな」
白露「確かにね。なんかやらかしそうな気がする」
優斗「もう、やらかしてるけれどもな」
白露「え?」
優斗「ほら、あの時…」
白露「ああ、確かにあの時は…」
その後、ゆーくんと2人で思い出話や、これまで2人で一緒にやってきた事とかを話した。
そのまま話していたら、いつの間にか時刻は10時を回っていた。
優斗「うわっ…。もう時間がやべぇな…」
白露「そろそろ、鎮守府に戻らないとマズいよね…。お姉ちゃんとか、祐樹とか待ってるし」
優斗「その前に、1つだけ寄りたいトコがあるんだけれども。いいか?」
白露「1個ぐらいなら…。寄り道は許すよ?」
優斗「サンキュー。じゃ、行こうぜ」
白露「うん」
優斗は、茜の手を引いて歩き出した。
まるで、小さかった時に一緒に帰っていた時のように。
満天の星空の下。海が静かに波を打っている。
優斗「いや~。やっぱり、この海っていいよな~。落ち着くし、星は綺麗に見れるし」
白露「うん、やっぱりここはいいとこだよね~」
優斗「しかも、なんやかんやで明るいから安全だし」
白露「あ、流れ星だ!!」
優斗「何っ!? どこだ!?」
白露「いや、もう消えちゃったよ…」
優斗「チックショ~…。願い事言おうと思ったんだけれども…」
白露「3回言い切れるの?」
優斗「無理やな。うん」
白露「うわ~。すっごい素直だ…」
優斗「素直なのは、いい事だぞ」
白露「まぁ、ね。けれども、3回言うことにはチャレンジぐらいはしようよ…」
優斗「いや、無理だから」
白露「どストレートに言うね」
優斗「無茶なモンは無茶だ」
白露「まぁ、ゆーくんらしくていい気がするけれどもね」
優斗「はは…」
2人で、星空の下で談笑しながら歩く。幸せな時間が俺と茜の間で続く。
白露「じゃあ、そろそろ帰ろうか」
優斗「その前に、1個だけいいか?」
白露「いいけれども、1個だけだよ?」
優斗「分かってるって…」
そっと、1つの小さな箱を取り出す。そして、茜の方に向けて軽く投げる。
優斗「よっと…」
白露「おっと…。急に投げないでよ!」
優斗「わ、ワリぃ…」
白露「な、何これ…?」
茜が、箱を開ける。中には、1つの指輪が入っていた。
白露「あれ、これって…。で、でもケッコンカッコカリはしないんじゃ…」
優斗「ケッコンカッコカリじゃないに決まってんだろ…。その指輪は…。本物のやつだよ」
白露「え、ちょ、ちょっと待って!? そ、それって…」
優斗「こ、こんな時は、な、なんかカッコイイ事言って、渡すのがいっちばんいいらしいけれども、俺にはそんな事合わないから…」
優斗「その、あの、なんだ…。えっと…。あの、その…」
優斗「お、俺と…。け、結婚してさい!!」
…何やってんだ、俺。ダサすぎるわ、こんなん。これは流石に、茜は…。
茜の顔の方を見る。茜は…。
笑顔だった。涙交じりの。
優斗「え…?」
白露「ホンット、こういう時は弱いよね。ゆーくんは」
優斗「うぐ…」
白露「けれども…。人生でいっちばん、幸せな誕生日プレゼントかも」
優斗「え…?」
白露「私は、断る事なんかできないよ。そもそも、ずっっっと待ってたんだから」
白露「だから…」
白露「私を、この世界でいっちばん幸せな奥さんにしてよねっ!!」
優斗「…当たり前だろ。俺が、お前を世界一幸せな…」
??「あ~っ!! 見つけたっぽ~い!!」
優斗&白露「!?」
声が聞こえてきた方を見ると、咲たちがそこにはいた。
時雨「まさか、そんな所にいたなんてね…」
村雨「2人でいるって事は…。何かあったの?」
白露「うん。何かどころか大アリだよ!! だって、ゆーくんの記憶が元に戻ったんだよ!!」
夕立「え!? マジっぽい!?」
優斗「マジだよ…。ワリィ、お前ら。心配かけちまって」
時雨「心配どころか、色々ありすぎてこっちは大変だったよ…」
優斗「マジでスマン…」
村雨「ところで、なんでここに来てたの? 鎮守府からいなくなった理由も聞いてないし」
優斗「あ、えっと、それは…」
白露「色々あったからねぇ~。うん」
時雨「色々? 何なの、それ」
優斗「…。まぁ、隠す事もないか。実は…」
優斗が言おうとした瞬間、茜が先に口を開いた。
白露「実は、私たち、結婚するの!!」
優斗「え、ちょっ」
時雨「…え?」
村雨「…は?」
夕立「…ぽい?」
春雨「…ふえ?」
五月雨「…へ?」
海風「…えっ?」
山風「…はえ?」
江風「…ン?」
涼風「…ゑ?」
全員が、一気に凍り付いた。
時雨「ね、ねぇ。そのケッコンてのは、カッコカリだよね?」
白露「いや? 正真正銘の…。結婚だよっ!」
時雨ら「ええええええええええええええええええええ!?!?!?!?!?」
優香たちが絶叫する。うん。まぁ、そうなるよね。普通。
海風「じゃ、じゃあ、優斗さんは、茜姉さんにプ、プロポーズするために、ここに来たんですか!?」
優斗「ま、まぁ…。うん…」
時雨「…どうやら、僕たちは来るタイミングを完全に間違ったみたいだね」
夕立「やっちまった、うん」
春雨「咲お姉ちゃん、語尾、語尾!!」
夕立「そんな事、今はどうでもいいよ。うん」
山風「あわわわわわ…」
江風「ちょ、姉貴がバグった!!」
涼風「なんてこったい…。こりゃあ…」
目の前で、いつもの滅茶苦茶な日常が広がっている。なんやかんやで、この場所が俺にとっては最適なのかもしれない。
まぁ、1年も一緒にいたら慣れるのは普通か。まぁ、今はそんな事言ってる場合じゃない。早く鎮守府に戻らねぇとな。
優斗「お~い、お前ら。そろそろ鎮守府に戻ろうぜ」
時雨「元は、優斗の所為でこんな夜まで外に出る羽目になったんだけれどもね」
優斗「すんません」
白露「ほら、早く戻ろ? ね?」
優斗「じゃあ、戻りますか」
この後、鎮守府へと戻った。
長門からは、説教を喰らった。
祐樹からは、水平チョップを喰らった。
朱里からは、グーパンチが飛んできた。
けれども、報告だけは済ます事が出来た。
そして…。
(とある日の昼。鎮守府にて)
祐樹「ったく…。せっかく、服選んでやろうかって言ったのに…」
朱里「まぁ、あの2人がこれでいいって言ってるから…」
祐樹「しかも、なんで俺が神父役なんだよ! こんなん読みたかねーぞ!!」
朱里「仕方ないでしょ、知り合いだけでやりたいって言ってんだから…」
時雨「お~い、そろそろ2人が入ってくるよ!!」
祐樹「あ~、めんどくせ!!」
大淀「それでは、新郎新婦入場です」
会場が、拍手に包まれる。その中で、衣装に身を包んだ2人が入ってくる。
優斗「…」
白露「…」
優斗&白露(恥ずかしい、これ…)
そのまま、式はどんどん進んでいく。そして、あの時間がやってきた。
祐樹「え~っと?」
祐樹「新郎新婦に問いかける。西本優斗さん 、あなたは今、白露茜さんを妻とし…。って、めんどいわ!!」
優斗「おい」
祐樹「はいはい、分かってるよ!! 2人は、いつまでも、愛を誓いあえますか!?」
優斗「誓います」
茜 「誓います」
祐樹「じゃあ、指輪の交換を行ってください…」(なんで、俺が言わなきゃなならんのじゃ)
互いの指に、指輪が通される。そして、運命の時がくる。
祐樹「じゃ、誓いのキスを」
茜の顔を見る。茜の顔は、やはり恥ずかしいのか若干赤くなっていた。
そっと、茜の顔に顔を近付けていく。
そして、2人の唇が重なり合った。
いつもではないけれども、キスはもう何回もしたことはあった。けれども、今回はそれとは全く違う。
2人を永遠に結ぶ、想いのこもったキスだった。
その後は、淡々と式が進んでいった。会場は、ずっとお祝いムードだった。
祐樹「じゃ、以上で…。この式を終わらせていただきます」
なんやかんやで、式は終わりをつげた。
式が終わってから、数時間後の夜。あの時、プロポーズしたのと同じぐらいの時間に、俺と茜は外にいた。
白露「式…。終わったね。これで、私たちは本当の…。夫婦になったんだよね」
優斗「ああ。ところでさ。ずっと気になってたんだけれどもさ…。茜は、俺を好きなった理由って何なの?」
白露「え~。今、それを聞く~?」
優斗「いや、言いたくないならいいけれどもさ」
白露「まぁ、言うよ。私が、ゆーくんを好きなった理由はね…」
白露「傍にいると、なぜかいつも笑顔でいれるから、かな」
茜が、笑顔でそう言ってきた。確かに、茜は小さな時からいっつも、俺を見ると笑っていた。
白露「じゃあ、ゆーくんはなんで、私を好きになったの?」
優斗「そうだな…」
優斗「茜の近くにいると、なぜか明るくなるんだよ。たとえ、どんなにキツい事があっても元気をもらえる、みたいな…」
白露「まぁ、ゆーくんらしい理由っちゃ理由だね」
優斗「んだとぉ…?」
白露「じゃあ、もう一個だけ質問してもいい?」
優斗「いいけど?」
白露「じゃあ…」
茜 「ゆーくんは、私を世界でいっっっちばん、幸せな娘にしてくれる?」
優斗「…ったりめえだろ。俺が…。この世界で一番幸せな、妻にするよ」
茜 「まぁ…。そう言ってくれると思ってたけれどもね!! じゃあ…。改めて、自己紹介するよ」
優斗「自己紹介?」
茜は、艦娘になってから始めて会った時のように、こう言った。
白露「私は…」
茜 「白露型一番艦『白露』であり、『ゆーくんのお嫁さん』だよっ!」
こうして俺と茜の物語は、終わる。
彼氏と彼女ではなく、「夫」と「妻」として。
皆さん、ここまで見て下さりありがとうございました。
気がつけば、最初にこのサイトにこの作品の起点となる、第1話を投稿してからもう1年が経とうとしています。
なんやかんやで、この物語を終える事が出来ました。
この物語を終える事が出来たのは、いつも見てくださる皆さんがいてくれたからです。
ここまで、拙い文章力だったりで読みづらかったりしたと思います。
しかし、それでもコメントを下さったり、オススメしていただいたり、評価をして下さりしてくれて、本当にありがとうございました。
これで、この物語は完結となります。
本当に、ここまでありがとうございました。
しかし、ここで皆さんとさようなら、とはいきません。
自分自身も、まだ書きたい物語があります。
(一応、来週ごろに優斗たちの設定資料の最新版を投稿予定です)
なので、設定資料の投稿後は就活が終わるまでは「一旦、お休み」という事で…。
就活が終わり次第、再び帰ってきたいと思っています。なので、皆さん。
暫しの間だけ待っていてください。必ず、帰ってきます。
コメントも、全て返す予定です。
なので少しだけ、さようならです。
新作は、皐月と提督の物語を予定しています。
では、皆さん。最後になります。
ここまで、本当にありがとうございました!!
作者さん。
お疲れさまでした。
次回作も楽しみにまってます。
しばらくは、羨ましいと呟くことが
なくなるのかと、ぼやきました。
※1
次回まで、しばらくお待ちください!!
※2
羨ましい話ばっかりしか書けないのは、なんでだろう…。
優斗・茜
末永くお幸せに!
私は、いちゃ…
じゃなかった、新しい物語を求めて
旅に出ます!
※5
優斗「一生、幸せだな。俺たち」
茜 「うん♡」
優香「ぐはぁ!」
由衣「うぐぅ…」
咲 「ぽい…」
春香「うう…」
愛海「痛た…」
七海「ぷへぇ…」
里奈「はぐぅ…」
愛香「ぐへぇ!」
鈴奈「ぐほっ!」
優斗「大変だ! 優香たちが砂糖吐いてぶっ倒れたぞ!?」
茜 「み、みんなどうしたの!?」
優香ら(あんた達のせいだよ!!)
危なかった!
二人のイチャイチャ見るのが、
辛いから、逃げます!って
口に出すところでした。
※7
危ない危ない…。
投稿お疲れ様でした
なんだかんだ最後まで見させてもらいました
笑いあり、涙ありで本当に面白く楽しく見させてもらいました
次の話も楽しみにしてます
※9
次回も頑張っていきます!!
ブラックの コーヒーが激甘なんですけど?!
※11
ブラックコーヒー(激甘)とはいったい…。
砂糖を沢山入れました。
※13
もはや、甘くて黒い水と化している。