どうしろと? (新章、第3話)
文章力が低すぎる。(定期)
あ、来週まで安価募集中で~す。
安価についての説明です。
次回では、亮太と皐月たちが何処かに遊びに行く話を予定しています。
なので、場所のコメントお願いします。ただし、どう考えてもヤバい場所は却下です。
(今出ている所)
○闘技場(ゲーセンやバッティングセンター)
亮太「朝になってしまった…」
目が覚めた。最悪の目覚めだけども。
前日、皐月に嫌いか、好きかと聞かれた後に明日に返事をすると言ってしまったからだ。
まぁ、アイツらの事は嫌いじゃないんだけどもさ…。けども、好きって言ったら皐月にloveの方でとらえられそうなんだよな…。
アイツ、子供だし。(俺が言うなって話だけども)
今日も、一応休みだ。よし。
亮太「二度寝でもして忘れよう」
とりあえず、寝よう。流石に、寝てるやつを強制的に起こすような荒い真似はしないだろう…。
一度起こした上体を再び倒す。眠くはないが、目を閉じてれば寝れる…はずだ。
亮太「あ~。寝れねぇ」
当たり前だ。8時間寝たら、そりゃそ~なる。
寝たふりでもして、過ごすしかないか…。そろそろ駆逐艦寮のヤツらが起きてきてもおかしくない時間になってきやがったし…。
必死で寝ようとする。そしたら、なぜか知らないけども眠くなってきた。俺の身体は何なんだ。
亮太「zzz」
そのまま、二度寝を始めるのであった。
(30分後)
皐月「しれ~か~ん、いる~?」
亮太「zzz…」
皐月「あれ? 寝てる…。いつもなら起きてるのになぁ…」
もしかして、昨日元帥さんの所に行ったから疲れてたのかなぁ? ボクたちを起こした時も、結構遅い時間だったからなぁ…。
皐月「あ、そうだ! 司令官のベッドに…」
皐月が、亮太が寝ている横に寝転んだ。ちなみに、2人が入っても、ベッドにはまだ余裕があった。
皐月「司令官の寝顔…。可愛いね…」
ボソッと皐月が呟く。亮太は、そんな事は気にせず寝ているが。
皐月がそのまま続ける。
皐月「…。司令官は気づいてないかもしれないけどもね…。この鎮守府には司令官を好きな人ってわりといるんだよ…」
皐月「ボクたち、睦月型も…。例外じゃ、ないけどもね…」
皐月「最初に会った時は、ボクたちのあんまり歳も違わないのに色々命令とかしてきて、嫌だなって思った時だってあるんだよ。けどもね…」
ーーとある日の鎮守府ーー
皐月「疲れたぁ…」
文月「ホントだよ~」
睦月「もうヘトヘトなのね…」
卯月「こんなに訓練したのは初めてかもしれないぴょん…」
如月「前の司令官は、ここまでしなかったものね…」
望月「腕が、脚が、身体が、色々、ヤバい…」
菊月「望月はサボりすぎだ」
訓練を終え、睦月型が談笑している所に亮太が近づいてきた。
亮太の顔が見えた瞬間、全員が会話を止め艤装のチェックを行っていたふりを始める。こんなところを見られたら、亮太は文句を言って来るだろうと思ったからだ。
しかし、その予想は亮太の口から発せられた一言で崩れた。
亮太「みんな、よく頑張ってくれた。…別に、訓練終わった後はそんなにキチッとしなくてもいいですよ?」
睦月型「え?」
亮太「疲れてる時にわざわざ気を張り閉めたら余計疲れるでしょう? あと、訓練後は自由時間にすると言ったはずですが…」
睦月型「は、はぁ…」
そんな中、睦月型の1人が亮太の元に近寄ってこう言った。
文月「しれ~か~ん。文月、頑張ったから褒めて?」
亮太「ほ、褒めろとは…。ま、まぁ、頑張ったみたいですし、今回は特別とします」
そう言うと、亮太は文月の頭をそっと撫でた。
亮太「よく頑張りましたね、文月」
文月「はわわぁ~…。しれ~かんに、頭ナデナデしてもらっちゃったぁ~」
亮太「す、すいません!! 嫌でしたか?」
文月「いや~、別に~。でも、私だけじゃだめだよぉ~」
亮太「? どういう事ですか?」
文月「みんなに、してあげなきゃダメだよ?」
亮太「え?」
亮太が文月以外の睦月型を見ると、全員が羨ましそうに見ていた。
亮太「まぁ、みんな頑張ってたので…」
やれやれと言いたそうな表情で、他の睦月型の頭を撫でていく。
睦月型の娘の反応はそれぞれ違っていたが、みんな嬉しがっていたのは事実だった。
全員の頭を撫で終わった後、亮太は執務室に戻っていった。残った睦月型は、全員その場で照れたり、恥ずかしがったりしていた。
そして、この一件があった時から睦月型はみんな更に頑張るようになった。
もう一回、頭を撫でてもらいたいという思いを胸に抱いて。
ーーーーーーーーーー
皐月「あの事があってから、ボクたちはもっと頑張るようになったんだ。今は、司令官が寝てるからこんな事言えるんだけどもね…。ボクね…」
皐月「司令官の事がね…」
亮太「zzz…」
皐月「す…」
皐月が「その言葉」を口に出そうとした時に、ドアが開いた。
ドアが開いた後には、姉艦である睦月たちが部屋に入ってきた。入ってきた瞬間、ヤバいという信号が脳から一気に発せられた。
だって、ボクは今、司令官と一緒のベッドに入っている状況だから…。
皐月「ど、どうしよう…。そ、そうだ! 毛布の中に…」
皐月が毛布に中に隠れきったと同時に、睦月たちが亮太の寝室に入ってきた。
睦月「提督~! 起きるのね!!」
亮太「zzz」
如月「あらら…。どうやら、相当お疲れのようね…」
睦月「今日こそは遊べると思ったのに~」
弥生「あれ…?」
卯月「弥生、どうしたぴょん?」
弥生「先に、司令官のところに行ったはずのに皐月がいない…」
皐月(ギクッ)
睦月「そういや、そうにゃしい」
如月「寝てたから、戻っちゃったのかしら?」
卯月「でも、一回もすれ違ってないぴょん」
皐月(なんでそういうところは賢いんだよ!?)
弥生「どっか行っちゃったのかな…」
皐月(うん、どっか行ってるってことにして! ボクはここにいるけどいないよ!)
睦月「まぁ、皐月ちゃんは後で探すとして…」
皐月(ひどいなぁ…)
睦月「今は、提督を起こすにゃしい」
皐月(嘘でしょ!?)
睦月「さて、起きるのね!」
睦月が毛布を思いっきり剥ぎ取る。毛布の中にいた、皐月が全員の目にさらされる。
皐月「あ…」
睦月「あれ? なんで皐月ちゃんがここに?」
如月「皐月ちゃん…。まさか行動に移すなんて…」
弥生「まさか、司令官と一緒に寝てたなんて…」
卯月「羨まし過ぎるぴょん…」
皐月「い、いや、これはその…」
慌てふためきながら、皐月が反応する。そんな中、亮太が目を覚ました。
亮太「ん…? なんか騒がしいな…」
睦月ら「あ…」
亮太「え? なんでここに…。ってか、なんで皐月が俺の横にいるんだ!?」
皐月「えっと、まぁ、その、何というか…」
亮太「えっと…。どうしろと?」
睦月「それはこっちが言いたいです」
如月「睦月ちゃん、語尾、語尾!!」
弥生「語尾がなくなるなんて…」
卯月「ヤバすぎるぴょん…」
睦月「それで、なんで皐月ちゃんが提督にのベッドにいるの?」
皐月「そ、それは…」
睦月「それは?」
皐月「まぁ、色々あって…」
睦月「色々って言われても分かんないよ?」
如月「まさか、司令官が皐月ちゃんを…」
亮太「そんな事はしてない!!」
卯月「まぁ、ヘタレそうな司令官がそんな事するはずないぴょん」
亮太「ヘタレって…」
皐月「し、司令官は悪くないよ!! ボクが勝手に一緒に寝ちゃってただけだから!!」
睦月「ホントぉ~?」
皐月「ホントだってばぁ!!」
如月「ま、まぁ、ここまで言ってるんだからもういいんじゃない?」
睦月「まぁ、許すにゃしい」
亮太「許すって何なんだよ…」
睦月「勝手に提督と一緒に寝てた事だよ!!」
亮太「え?」
睦月「提督と一緒に寝るなんて、羨まし過ぎて泣きそうにゃしい…」
亮太(え? そんなに俺って人気なの?)
皐月「でも、この部屋に来たのは、司令官と一緒に寝るためじゃないんだけどもね」
睦月「え? そうなの?」
如月「もしかして、司令官に何か用事があったの?」
弥生「でも、司令官に出す資料とかは無いはずだけども…」
卯月「もしかして、司令官にイタズラする気だったぴょん!?」
皐月「そ、そんなワケないよ!? 昨日の事だよ!!」
亮太「あ~。昨日の事かぁ…」
亮太(忘れてて欲しかったな…。それは…)
睦月「昨日の事って何かあったっけ?」
皐月「そういや、昨日の夜はみんな寝てたっけ…」
如月「確か、昨日の夜は司令官を待っててたけどみんな眠くなっちゃって眠っちゃったわね…」
皐月「実は、みんなが起きる前に司令官に聞いたんだ。ボクたちの事嫌いなのかって…。そしたら、明日答えるって言ったんだ」
亮太「ああ…。そうだったな…」
皐月「それで、どうなの!?」
皐月がそう言うとの同時に、睦月たちも俺の方を見てきた。もう、逃げ場は無い。
答えを出さなければならない。けども、本当にこの言葉でいいのか? 睦月たちに誤解を生まないか?
どうでもいいことが頭の中でグルグルと回る。
でも、言わなきゃどうにもならない。そして、その言葉は亮太の口から放たれた。
亮太「俺は…。別に嫌ってないぞ?」
皐月「え? そ、それってホント!?」
亮太「まぁ、うん」
皐月「よ、良かったぁ…」
睦月「それにしても、提督って堅苦しい言い方しなくても普通に話せるのね…」
亮太「昨日、皐月と話した時にめんどくさくなったからな。あ、作者がめんどくなったとかじゃないぞ」
皐月「作者って誰?」
亮太「知らん。なんか言えって言われた気がした」
皐月「司令官って…。ちょっと変なトコあるよね…」
睦月「それは…」
如月「否定はできないわね…」
弥生「うん…」
卯月「やっぱり、司令官は変な人ぴょん?」
亮太「ひどくないか、それ!?」
その後も、執務室の中で話していた。
そのまま、話しているうちに堅苦しくしていたのがめんどくさくなってきた。
もしかして、俺は堅苦しくしたせいで全員がこんな感じに笑える環境を奪ってしまっていたのか?
亮太「ははっ…。なんか、馬鹿らしいわ」
皐月「司令官?」
亮太「めんどい事は撤廃するか。そんな事をわざわざ作ってた俺が馬鹿みてーだ」
皐月「?」
亮太「もしかしたら、俺は常に提督とはこうあるべきって決めつけてたのかもな。でも、もういいや」
亮太「ルールはもう全廃してやるか。もう自由にしていいぞ、お前らも。俺も自由になるわ」
皐月「え、ええ!? 急すぎるよ、ぞれ!?」
亮太「まぁ、仕事はちゃんとやるけどな」
睦月「仕事はしてもらわないと困るにゃしい」
如月「でも、堅苦しいのはこれで終わりって考えただけで気が楽になるわね…」
亮太「じゃ、明日どっか行くか。どーせ、やる事ねぇーし。お前らも暇だろ?」
睦月「まぁ、確かに…」
亮太「じゃあ、明日どっか行くから準備しておけよ~」
睦月型「だから、急すぎるって~!!!!!」
(次回に続いてしまう)
どうも、ダイエットを始めた作者です。三段腹を治したいです。
でも、その前に内定が…。(涙)まぁ、就活も頑張りつつダイエットしていこうと思います。
今回の話では、亮太が吹っ切れました。決して、作者がめんどくさくなったという訳ではありません。
では、次回をお楽しみに~。
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