2021-11-30 22:24:36 更新

艦娘救出作戦 当日

20○○年 4月○日○曜日 午前9時


横須賀鎮守府 入り口

俺は朝から、新たに内の鎮守府に所属する部隊を一村と清岡と共に待っていた。

清岡「隊長、一体どこの部隊ですか?」

司令官「2部隊のうち、1部隊はお前がよく知る人物が指揮している部隊だ。そして、もう1つの部隊は、今月から連邦に入隊し、

   成績も優秀なため、いきなり部隊の指揮を任された新米らしい。そこで、俺の元に所属しつつ、戦術を学びたいらしい。」

一村「成績も優秀かあ〜。で、階級は何ですか?」

司令官「曹長だ。歳は16だ。」

清岡「はぁ!?」

一村「その歳で、曹長ですか!」

司令官「しかも、2人の女性だとよ。」

清岡「後輩に、負けた。俺、17で曹長になったばかりですよ。」

清岡は凹んでいた。

司令官「今は、中尉だろ。」

清岡「経歴では、負けてますよ。」

一村「こっから、頑張ればいいだろ。そうですよね、隊長。」

司令官「そうだ。一村の言う通りだ。努力次第で事は変わるだってある。」

清岡「ぐうたらしたいからと言う理由で、広報部に異動した隊長に言われても、何の慰めになりませんよ!」

この発言のせいで、一段と空気が悪くなる。

一村「清岡、お前と戦友でいられてよかったよ。」

清岡「勝手に殺すなって」

司令官「清岡!」

清岡「はい!」

司令官「お前、今月の給料、減給な。」

清岡「そんな~!」

そんなことを言っていると

キュルキュルキュルキュルキュル

戦車の履帯の動く音が聞こえてくる。

司令官「来たな。」

そして、M4A1が姿を現す。それと同時に上のハッチが開き、

?「隊長ー!」

1人の女性が姿を見せる。

清岡「ゲェ!?」

一村「うわー、あいつか。」

2人は、嫌な顔をする。

司令官「久しぶりだな、林。」


林 ゆい子 年齢17 階級 中尉

一村と清岡と同様で、俺が中国戦線に復帰した時の部下。一村と清岡とは、同じ軍養成学校で、この3人でいつもトップ争いをしていたらしい。


彼女はM4A1から降りると、俺たちの方に向かって来て、

林「お久しぶりです。隊長。」

司令官「あぁ、随分と立派になったな。」

林「隊長ほどでも、ありませよ。」

司令官「お前が来てくれたのは、ありがたい。」

林「また、よろしくお願いします。」

司令官「こちらこそ、よろしくな。」

すると、

一村「久しぶり、林。」

林「あら、誰かと思えば、やっと中尉になれた2人じゃない。」

清岡「お前こそ、変わらねえな。流石、チビ・・フゴ!」

チーン

林のキックが清岡のあそこに命中する。

一村「既視感のある光景だな。」

林「次言ったら、75ミリ砲で吹き飛ばすよ。」

清岡「もう既に、あそこが吹き飛んだわ。」

清岡は、あそこを抑えながら言う。

司令官「林、もう1部隊は?」

林「来てますよ。」

すると、

赤髪の少女と黒髪の少女がやって来る。

ロニエ「ただ今、到着しました。第17機甲師団隊長 ロニエ・アラベルです!」

ティーゼ「同じく、第17機甲師団の副隊長 ティーゼ・シュトリーネンです!」

例の新米部隊が来た。

司令官「おう、よろしく。」

ティーゼ・ロニエ「よろしくお願いします!」

そして俺は、

司令官「清岡、一村。俺はこの2人と話がしたい。お前たちは、林にここを案内してやれ。」

一村「了解です。」

清岡「えぇ~。こいつの案内をですか。」

露骨に嫌な顔をするので、

司令官「ちゃんと、案内したら、減給の件を考え直してやる。」

すると、

清岡「喜んで、承ります!」

態度が一変した。

林「清岡、アンタ何をしたの?」

林は呆れた顔で質問する。

清岡「聞くな。俺は過去を振り返らない人間なんだ。」

林「やっぱアンタ、アホだね。」

清岡「うるせえ!」

司令官「いつまで、痴話喧嘩をしている気だ。」

既に一村は、歩き出している。

司令官「はよ、行け。」

林・清岡「はい!」

そう言うと、一村の方に向かっていった。


そして俺は、

司令官「あいつら、疲れるだろ。まぁ、仲良くしてやってくれ。」

ロニエ「いえいえ、先輩はそんなことありません!」

ティーゼ「そうですよ。鎮守府の制圧時に、清岡先輩も一村先輩も大きく活躍されたと聞いております。」

司令官「そっか、よし提督室に行くから、着いてきてくれ。」

ロニエ・ティーゼ「はい!」

俺は2人を連れて、提督室に向かった。


提督室

ガチャ

俺は2人を連れて、提督室に入る。すると、

大淀「あっ!提督。おはようございます。」

司令官「おはよう。」

大淀「あのそちら方は?」

司令官「あぁ、新しくうちの鎮守府に所属することになった部隊の隊長と副隊長。」

大淀「そうでしたか。軽巡洋艦の大淀です。よろしくお願いします。」

ロニエ「こちらこそ、よろしくお願いします。」

ティーゼ「よろしくお願いします。」

どちらも、挨拶が終わったので、

司令官「大淀、悪いがお茶を持ってきてくれるか?」

大淀「わかりました。」

そう言うと、大淀は出て行く。

司令官「よし!そこに座ってくれる?」

ロニエ「はい。分かりました。」

そして、俺は2人と向かい合うように座る。すると、

大淀「お茶をお持ちしました。」

大淀はお茶を置くと、邪魔になると思ったのか、すぐに部屋を出て行った。

司令官「で、早速2人に質問なんだけど、何でうちの鎮守府に来たの?」

ロニエ「え!?それは・・・・。」

司令官「うちは、ちょっと前までとある騒動があったから、色々と大変だよ。」

ティーゼ「いえ、実は岡本少佐から、勧めてもらったんです。私たち、女だからあんまり受け入れてくる場所がなくて、そんな時に岡本少佐

    から、ここの提督はそんな事は、気にしないし、長年前線で戦ってきた人だと聞いたのでこちらに所属する事を決めました。」

司令官「アイツ余計な事を新米に吹き込むなよ。」

ロニエ「できる事なら、なんでもします!だからー」

司令官「別に、そんなに改まる必要はないよ。うちでいいなら、このまま所属しているいいよ。こっちも人手が足りないし。」

ロニエ「本当ですか!」

司令官「ああ。正直言うと、一村と清岡の部隊だけでは足りなくてね。それに俺でよければ、戦術なんかは教えるよ。」

ティーゼ「ですが、それでは提督の仕事の邪魔になるのでは?」

司令官「そこは大丈夫だ。当分は出撃もないから、それまでに基礎知識を身につければいい。俺も大半は、艦娘の指導などに回るから、その時

   に一緒に学べばいい。」

ティーゼ「本当によろしいんですか?」

司令官「いいよ。むしろ、君達のような子達が来てくれた事が、ありがたいよ。ここ最近は、連邦も腐敗してからな。」

ロニエ「では、ここに配属させてください。」

司令官「分かった。改めてよろしくは。2人とも。」

ロニエ・ティーゼ「よろしくお願いします。」

こうして、新しく新米隊長がうちの鎮守府に所属することになった。


13時

作戦会議室


現在俺は、一村、清岡、林、ロニエ、ティーゼ、長門、陸奥、大淀を集めた。

司令官「全員揃ったな。」

俺は、全員居るかを確認する。そして、

司令官「分かっていると思うが、今日の午後6時から例のオークションが行われる。その際に艦娘5名が商品として出される事がわかっている。

   俺たちは、その艦娘を救出し、今回のオークションを仕切っている木下財閥のトップ木下一丸を逮捕する事が目標だ。今回参加するの

   は、うちの鎮守府の部隊と俺の兄貴の部隊。そして警察と浅野大将が指揮する、第一憲兵隊だ。」

俺は、参加する組織を全て言うと、

司令官「そして、うちの部隊の任務は、潜入だ。俺はオークションに来た客として潜入する。他は、裏手にまわって捕らえられている艦娘を

   救出しろ。その際には、ピストルと近接武器のみの使用を許可する。だが、極力戦闘は避けろ。後、銃にサプレッサーを装着も忘れるな

   。いいな⁉︎」

全員「はい!」

司令官「作戦会議は以上だ。全員準備に取り掛かれ。4時には全員ここに集まるように。」

こうして、作戦会議は終了した。


提督室

俺は作戦会議終了後、提督室にいた。理由は、疲れたから。

司令官「ハァ~。ようやく全てが終わるな。この作戦が、終わったらアイツら何処かに連れて行ってやるか。」

俺は、外を眺めていると、駆逐艦の子達が走っているのが、見える。

司令官「これが、本来アイツがあるべき姿なのかもな。」

そう独り言を言っていると、

コンコン

司令官「入れ。」

すると、

川内「失礼するよー。」

妙高「失礼します。」

秋月「失礼します。」

例の被害者の艦娘の姉妹が入ってきた。

司令官「どうした。よりにもよってみんなで来て。」

妙高「提督にお願いあります。」

司令官「何だ?」

妙高「私たちも、作戦に同行させてください。」

司令官「急にどうした。理由を聞かせてくれ。」

妙高「私たちは、羽黒たちの無事を自分の目で確認したいんです。」

司令官「あぁ、そう言うことね。いいよ。」

妙高「本当ですか。」

司令官「あぁ、構わない。ただし、作戦には参加はさせられない。お前たちには、作戦が終わるまで後方で待っててもらう。」

妙高「分かりました。後、うちの那智と足柄も同行してもよろしいでしょうか?」

司令官「好きにしろ。」

妙高「ありがとうございます。」

そして、妙高たちは部屋を出て行った。


午後3時半

俺は、荷物を輸送トラックに積んでいた。

すると、

天龍「本当に行くんだな。」

司令官「何だ。天龍か。」

天龍「周りの奴らが何やら騒がしくてね。気になったので、来てみた。」

司令官「まぁな。これが俺の仕事だし。」

天龍「アイツらを頼んだぞ。」

司令官「分かってるよ。」

この後、俺たちは出発した。


午後5時50分

東京渋谷

俺たちは現場につき、例のオークションが行われるホテルを見ていた。

司令官「アレが例のホテルかぁ。めちゃくちゃ豪華じゃん。」

一村「これほどデカければ、裏があってもおかしくないですね。」

俺と一村は真面目に考えいるのに中、この2人は、

林「あのホテル1泊いくらするんだろう。」

などと、言っており。

清岡「女っていくらで買えるのだろう。」

もはやアウトである。

司令官「お前らなぁ。今からあそこに潜入するんだぞ。」

そう言ってると、無線で

龍斗『こっちは準備ができた。いつでもいいぞ。』

俺は無線を取り、

司令官「了解。今からこちらも動く。」

龍斗『幸運を祈る』

そう言うと、無線を切れた。

司令官「お前ら、出撃だ。妙高たちは、浅野大将の陣で待機してろ。」

妙高「分かりました。提督お気をつけて。」

そう言われると、俺はホテルに向かった。


午後6時

○○ホテルの入り口

俺は、ホテルの入り口にいた。服装は、タキシードに蝶ネクタイだ。そして、いつでも5億を引き出せるようにしてある。

入り口着くと、警備の人が

警備A「今日は、予約をとっている者以外立ち入り禁止です。」

司令官「予約をとっている大杉だ。例のオークションの所に案内してほしい。」

警備A「予約をとっていたお客様でしたか。失礼いたしました。どうぞ、こちらへ。」

警備はあっさり案内してくれた。予約に関しては、闇サイトで調べたらすぐに出てきて予約を取ることができた。

司令官(警備が悪すぎるだろ。)

そして5階のイベントステージがある所に着くと、

警備A「こちらでございます。」

司令官「あぁ、ありがとう。」

警備A「では、ごゆっくりと。」

と言ってどこかに行ってしまった。

中に入ると、

大勢の金持ちが来ていた。

司令官「すごい人だな。」

俺は席について待つことにした。


一方、一村達は

ホテルの地下に潜入していた。

一村「あそこが多分艦娘がいる所だ。」

明らかに武装している敵が2名扉の前に立っていた。また、扉もキーカードが無いと開かないシステムだった。

ロニエ「どうしますか?」

清岡「突っ込んでやるか。」

林「あんた、バカ?そんなことしたらすぐに見つかるでしょ。」

ティーゼ「では、どうしますか?」

一村「俺にいい案がある。」

一村が、みんなに作戦を伝える。

そして、

一村「そこの2人、どっちか手を貸してくれ!」

すると、

敵A「俺が行く。ここを頼む。」

敵B「わかった。」

敵が1人、一村の声がする方に向かう。

そして、敵が角を回ると、

敵A「‼︎」

敵の首が急に締まる。

一村「悪いな。こっちも仕事なんでね。」

一村は腕で敵の首を絞める。そして、

敵A「・・・・・・・・。」

敵は動かなくなった。

一村「2人とも出てきていいぞ。」

そう言うと、ロニエとティーゼが出てきた。

ロニエ「すごいですね。こんな簡単に敵を殺せるなんて。」

一村「殺してないよ。ただ気絶さしただけ。」

ティーゼ「えっ。殺してないんですか?」

一村「殺すと、バレた時に後々面倒だからね。さて、向こうもそろそろ片付いたかな?」

すると、

グサ

敵B「ウッ‼︎」

プス

ドサッ

一村「アレは、完全に殺したな。」

一村達が扉の前に行くと。

林「片付いたよ。一村。」

もう1人の、敵は胸を刺され、脳天をブチ抜かれていた。

清岡「お前、オーバーキルだろ。」

林「そうかなぁ。」

一村「それは、俺も同感。」

林「ひど!ロニエちゃんとティーゼちゃんは、そうは思わないよね。」

2人も引いていた。

清岡「お前、引かれてるぞ。」

林「言わないで。」

林は凹んでいた。

一村「入るぞ。」

一村は、敵から奪ったカードを扉にかざす。そして

ガチャ

一村「行くぞ。」

こうして一村たちは、艦娘の救出に移り出した。


そして一村が敵を倒して15分後司令官は

ギャー、ギャー

ただ席に座って待っていた。

司令官「まだ、始まらんの?」

かれこれ10分近く経つ。

すると、小型無線から、

一村『隊長!隊長!』

俺は小型無線を取ると、

司令官「どうした?」

すると、

『パーン、パーン、パーン』

無線越しに銃声が聞こえる。

司令官「何が起きている!」

一村『すいません!敵にバレました!艦娘は4名救出しましたが、1人がもうステージに連れて行かれたらしいです!』

司令官「状況は」

一村『清岡が林を庇って負傷。現在は、交戦しつつ、撤退しています。ですが、数が多く長くは持ちません!援軍をお願いします!」

司令官「わかった。すぐに兄貴に連絡をする。」

一村『お願いします!』

そう言うと、無線は切れる。そしてすぐに、無線のチャンネルを変えて

司令官「兄貴、応答を願う。」

龍斗『どうした?』

司令官「部下が敵にバレた。既に1人負傷していてる。あと、艦娘4名を救出した。」

龍斗「もう1人は?」

司令官「既に、こっちに連れてこられているらしい。こっちは、俺が救出するから、兄貴は部下の援軍として向かってほしい。」

龍斗『分かった。そっちは、お前と浅野大将達に任せるぞ。』

そう言うと、無線は切れた。

そして、こっちもついに

司会者「皆さん!お待たせしました!これより、奴隷オークションを行います!」

ついにオークションが始まった。


時を戻して15分前

一村達は、敵を倒した後、艦娘達を探していた。

一村「角には、気をつけろ。敵がいるかもしれない。」

ロニエ「分かりました。」

すると、

ティーゼ「一村先輩!こっちに艦娘らしき人が!」

すぐに、そこに向かう。そして、

一村「この子達か?」

ティーゼ「はい。」

そこには、狭い牢に入れられた4名の艦娘の姿が、あった。

一村「林、開けてくれ。」

林「了解。」

すると、銃を使うのではなく林は

林「スゥー。はああああ!」

蹴りだけで

ガーン

牢の扉が開く。

清岡「相変わらずすごい、そのバカ力。」

そんなことを言っている内に一村は牢の中に入り、

一村「大丈夫か!?お前たち艦娘だろ。」

那珂「どうして那珂ちゃん達のことを?」

一村「俺たちは、君らを助けに来た。」

照月「ここから、出られるの?」

一村「あぁ、出してやる。」

涼月「でも、帰ったらアイツらに」

一村「藤原は逮捕された。木下も同じだ。ロニエ、ティーゼ手を貸してやれ。」

ロニエ・ティーゼ「はい。」

ロニエとティーゼは艦娘を肩に掴まらせる。しかし、

敵兵C「貴様ら何をしている!」

敵は林に向かって銃を向ける。

清岡「林!避けろ!」

林「えっ!?」

清岡「チッ!」

そして清岡は林に体当たりする。そして

パーン

清岡「グッ!」

敵の弾は、清岡の肩に命中する。

林「清岡!この食らえ!」

パーン

敵兵C「グハッ!」

今度は林が放った弾が、敵の胸に命中する。そしてすぐに、

林「清岡大丈夫!?」

清岡「肩に当たっただけだ。」

すると、

一村「清岡!大丈夫か!?」

清岡「ああ、大したことねぇよ。」

しかし、

敵「こっちで銃声がしたぞ。急げ!」

大勢の敵の声が聞こえてくる。

一村「急げ!逃げるぞ!」

すぐに、清岡を立ち上がらせ、非常用扉に向かう。しかし、

那珂「待って!まだ神通ちゃんが。」

一村「え!?」

那珂「神通ちゃんが上に、連れて行かれままなの。」

すると

敵「いたぞ!撃て!」

パーン、パーン

一村「林、扉を開けろ!ロニエ、ティーゼ!応戦するぞ!その子は、俺らの隊長がどうにかしてくれる!今は、逃げるぞ!」

林「開いたわよ!」

一村「急げ!扉に向かえ!」

パーン、パーン

一村は牽制射撃を行いつつ、扉にに向かう。

この後、一村は司令官に連絡し、地下1階の駐車場を目指す。


そして今に繋がる。

司令官


ついにオークションが始まってしまった。

司会者「では、いきなりですが、目玉である商品から始めたいと思います!」

俺は、胸ポケットにあるカメラをオンにした。このカメラは浅野大将のところとつながっている。

司会者「それでは、こちらです!どうぞ!」

すると、1人の少女が現れる。

司会者「こちらの商品は、艦娘の神通であります。」

いきなり、救出対象が現れた。

司会者「では、早速1000万から始めたいと思います!では、1000万以上方はいますか?」

すると、

客「1100万」

司会者「1100万!」

客「1200万」

司会者「1200万!」

客「1250万」

司会者「1250万!」

次々と金額が加算されていく。そして、ついに1億に到達しようとしていた。他の客も限られてきた。

司令官(そろそろだな。)

そう思っていると、

客「9900万」

司会者「9900万!」

そしてついに、

司令官「1億」

司会者「1億!ついに1億が出ました!」

すると、対抗してくるように他の客も

客「1億2000万」

司令官「1億5000万」

客「1億6000万」

司令官「2億」

客「2億1000万」

俺と客との勝負が始まった。

司令官(悪いが、大事な約束があるので勝たせてもらうぜ。)

そしてついに

客「2億9000万」

司令官「なら、5億で」

周りが一気に騒めく。

司会者「5億以上方は、いませんか?」

誰1人手を上げない。

そして、

司会者「決まりました!5億で落札です!」

俺は、川内との約束を守った。

司会者「落札した方は、前にどうぞ。」

俺はステージの上に上がる。

神通は、怯えていた。

そして、

司会者「どうぞ。彼女は、あなたの物です。」

神通の首に繋がってる鎖が渡される。

司令官「どうも。」

そして、鎖を手に取り、神通の耳に顔を近づけ、

司令官「大丈夫。君の妹の安全は確保した。俺が助けてやる。」

神通「えっ⁉︎」

そして俺が神通の安全を確保したと同時に

?「突入!突入!」

一気に憲兵や警察特殊部隊が流れて混んでくる。

憲兵「動くな!」

周りはパニックなる。

警察「お前らは、全員そこを動くな!」

中には、逃げようする者もいたが、

客「グッ‼︎」

憲兵「動くなと言ったはずだ!」

すぐに取り押さえられる。

そんな中、護衛されながら、逃げる奴を見つけた。

司令官(あいつが木下一丸だな!)

俺は、追いかけようとするが、流石にまだ制圧も終わってない状態で神通を置いていくにはいかないので。

司令官「ちょっと、失礼!」

神通「えっ⁉︎ちょっと!キャア!」

俺は、神通をお姫様抱っこして、木下を追いかけた。


一方 一村達は

何とか、地下1階の駐車場にたどり着いたが、シャッターが閉められおり、その上に

バババババババババババババババババババババババババ

一村「アイツを何とかしろ!」

林「無理よ!頭を出したらミンチにされるわ!」

そう。地下1階に何とかたどり着いたが、突如行く手に周りに分厚い装甲を覆い、MG42を装備した敵に行く手を阻まれていた。

ババババババババババ

そして後ろからも、

パーン、パーン、パーン

敵が追手が来ていた。

一村「あのゴツい奴を倒すしかない。」

ロニエ「でも、どうすれば?ピストルでは、あの装甲を貫通できません!」

すると、

羽黒「あの〜。」

一村「何か?」

羽黒「これを使ってください。」

羽黒の手には、一式徹甲弾が握られていた。

一村「どうしてこれを⁉︎」

羽黒「前の出撃後、すぐに地下に連れて行かれて、装備を持ったままだったんです。もしもの時のために持っておいたんです。良かったら使っ

  てください!」

一村「ありがとう。使わせてもらうよ。」

そして一村は、敵の周りある者を確認し、そして

一村「ロニエ!あの消化器を撃て!」

ロニエ「えっ⁉︎」

一村「いいからやれ!」

ロニエは、M1911で消化器に狙いを定めて

パーン、パーン

見事に消化器に命中し、消化器は白い煙幕を炊いた。装甲をまとった敵は視界が見えなくなり、

一村「ロニエ・ティーゼ!援護しろ!」

一村は、敵に向かって走り出す。

消化器の煙幕は、数秒で消えるためその間に一村は一気に敵に接近し、そして

一村「食いやがれ!このデカブツ野郎!」

一村は敵がまとっている装甲の隙間から何かをふっ刺した。

装甲兵A「グッ!このクソガキィィィ!」

一村は後ろに大きく吹き飛ばされた。

一村「グハッ!」

一村は敵の後ろに数メートル飛ばされた。だが、すぐに起き上がり、

一村「あばよ!デカブツ野郎!」

一村は、敵を刺した所に向けてM1911ガバメントを放つ。そして

ドカーン

敵の装甲兵は、大きく爆発した。

そう一村が、敵に刺したのは、羽黒からもらった一式徹甲弾であった。

もちろん敵は、上半身がえぐれて死亡。一村はシャッター元に向かった。

清岡「装甲兵は、死亡!下がるぞ!」

林と清岡は、艦娘達を先にシャッターのところ向かわせた。その後、すぐに清岡達もシャッターの所まで後退した。林に限っては、一村が倒した装甲兵からMG42を回収した。

全員がシャッターの元に集まり、林、清岡、ロニエ、ティーゼは交戦を再度開始した。

ババババババババババ

林「これなら、ある程度時間は稼げるけど。一村早めにロックを解除してね。」

一村「無茶を言うな!俺だってこんなの初めてだぞ。」

その間にも

パーン、パーン、パーン

敵は発泡しつつ、近づいてくる。

ティーゼ「弾が⁉︎」

ロニエ「ティーゼ!私の予備のマガジンを使って!」

清岡「ヤベェぞ!こっちも弾が残り少ない!」

林「早くして!一村!」

一村「今、やってる!」

そんな時、

突如シャッターが開き、外から

龍斗「撃てー!」

バン、バン、バン

タカタカタカタカ

ババババババババババ

龍斗達の部隊が増援で駆けつけたのだ。

龍斗「敵を1人も逃すな!応戦しろ!」

次々と地下駐車場に味方がなだれ混んでくる。

一村「助かったあ。」

すると、龍斗が一村達に近づき、

龍斗「よく耐えた。後は、俺たちに任せろ。上でも既に制圧が始まっている。よくやった。」

そう言うと、龍斗も前線に向かっていく。

林「行こう。清岡も治療しないと。」

一村「そうだな。行こう。お前らもついて来い。」

一村達は艦娘4名を連れて、地上に出た。


一方、

司令官は、木下一丸を追っていた。

司令官「待ちやがれ!」

木下は、何人もの護衛を盾にして逃げていた。既に俺は、7人の護衛を倒していた。

パーン、パーン

司令官「クソ!ここもかよ!」

俺は神通を下ろすと、

P08を取り出し、

ターン、ターン

護衛「グハッ」

護衛「ギャ!」

2名を始末した。

そして、また神通をお姫様抱っこして、追いかける。

神通「あのー、あの人なら、おそらく隠し通路に逃げているのでは?」

司令官「はぁ⁉︎そんなのあるの!」

神通「はい。私達がここに連れてこられた時も隠し通路を使ってました。」

司令官「場所は、覚えてる?」

神通「はい。」

俺たちは、その隠し通路の所へ先回りした。そして案の定、木下と護衛2名がこちらに走ってきた。そして、

ターン、ターン

護衛を素早く排除し、

司令官「お前が木下一丸だな。」

一丸「貴様何者だ!?こんな事が許されると思うな、ワシは木下財閥の当主だぞ!」

司令官「知ってるよ。お前の孫から聞いたよ。」

一丸「アイツが裏切ったのか⁉︎」

司令官「知らねえよ。だが、お前が艦娘の人身売買に関わっていた事は、事実だ。よってお前を逮捕する。」

俺は、木下一丸に手錠をかけた。そしてついに全てが終わった。


その後は、一村達と合流し、浅野大将の所に向かった。

そこには、妙高達が待っていた。そして

妙高「羽黒!良かった無事で。」

羽黒「妙高姉さん。本当にまた会えた。」

皆それぞれ姉妹での再会を喜びあった。

そして

浅野大将がこちらにやってきて

浅野「良くやった。これでようやくひと段落つけるな。」

司令官「そうですね。しばらくは、艦娘達も休ませます。これから鎮守府の立て直しもありますし。」

浅野「あんなに嫌がっていたのに、なんだかんだで、楽しんでいるじゃないか?」

司令官「見てみたくなったんですよ。アイツらと一緒に生きる平和な世界を。」

浅野「そうか。当分は休みたまえ。」

司令官「そうさてもらいます。」

浅野大将と別れると、今度は

龍斗「今回はお手柄だったな。」

司令官「まあな。後、一村達の件ありがとな。」

龍斗「ふん。たまには、実家に帰って来い。姉貴や胡桃が心配してたぞ。」

司令官「分かったよ。」

こうして俺たちは、鎮守府に戻った。

鎮守府に戻ると、艦娘達全員が出迎えてくれた。

皆再会を喜びあっていた。


それから3日後

藤原達の処罰が決定した。首謀者である藤原は、国家反逆罪で死刑となり、その日に死刑が執行された。また、木下は無期懲役、木下一丸も懲役3年が言い渡された。また、関わっていた多くの人も逮捕された。こうして俺たちの戦いが一旦幕を閉じた。これからも大変なことには変わりがない。鎮守府の立て直しや部隊の再編成などやる事が山積みだ。だけど、なんだかんだでやっていこうと思っている。ここが俺の新しい居場所だから。全て戦いが終わるまでは。


続く


























   






後書き

次回ショッピング編です。連れて行く艦娘は、吹雪、川内、那珂、神通、羽黒、加賀です。お楽しみに


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