デビル(司令官)と艦娘たち No.9【地獄からのショッピング】
救出作戦から5日後
20○○年4月○日
午前8時
提督室
俺は、朝から提督室で一村や清岡、そしてロニエとティーゼの部隊の編成を考えていた。
司令官「アイツらの編成はどうしよかねぇ~。」
何より、一村と清岡部隊の38tやⅡ号戦車はもはや旧式で、本部の部隊では練習用として使われており、前線ではまず使われていない。
司令官「こっちとしては、上陸用部隊も欲しいんだけど。」
現在うちの部隊で上陸用の兵器を持っているのは、林の部隊のLVTとシャーマンDDだけだ。
司令官「できたらこの3部隊のうち1部隊は、上陸のことを考えた部隊にしたいんだけど、新米のあの2人にやらせるのは、まだ早いからな。」
実際上陸の任務を現在任せられるのは、一村と清岡だけだ。だが、2人とも連合軍の戦車は嫌っており、正直困っている。
すると、
コンコン
司令官「入れ。」
長門「失礼する。」
司令官「おはよ。長門。」
長門「こんな朝早くから、仕事か?」
司令官「あぁ。林の以外の部隊の編成を考えて、特に一村と清岡のところの戦車が旧式で更新を急がないといけない。」
長門「あの戦車そんなに古いのか?」
司令官「まぁな。あの戦車の火力だと、帝国軍の戦車には、歯が立たない。」
長門「なら、さっさと更新すればいいではないか。」
司令官「それが・・・・・・これは俺個人の考えなんだけど、この2人の部隊の内どちらかは、上陸作戦の事も兼ねた戦車を編成したいと
思っている。」
長門「なるほど。」
司令官「だけど、水陸両用戦車を持っているのは、基本連合軍が中心なんだけど、あの2人は、連合軍の兵器があんまり好きじゃなくて。」
長門「そう言うことか。」
司令官「長門、枢軸側で水陸両用戦車を持っている国はない?」
長門「う~ん。あっ!あるぞ。」
司令官「どこの国!」
長門「日本だ。日本も水陸両用戦車を持っていたはずだ。」
司令官「えっ⁉︎あったけ?・・・・・・あっ!?あれか!」
俺は、本棚から戦車図鑑を取り出した。そして
司令官「こいつだな。」
ある戦車の写真を指した。
長門「そうだ。」
司令官「長門、この後一村と清岡、そしてロニエとティーゼを呼んできてくれ。」
長門「分かった。」
こうして4人に集まってもらうことになった。
8時30分
会議室
俺は、4人に会議室に集まってもらった。
司令官「悪いな。朝早くから集まってもらって。」
一村「とっくの前に起きてましたから、大丈夫です。」
清岡「俺も同じく。」
司令官「早速だけど、君たちの部隊編成を今から決めるから。」
一村「やっと、戦車の更新ですか。」
清岡「隊長!俺の部隊にパンターを!」
司令官「ねぇよ。」
清岡「なら、マウスを!」
司令官「論外!」
清岡の注文は無茶をぶりだ。Ⅴ号戦車パンターに関しては、最近やっと導入が始まったばかりで、マウスに関しては、試作段階だ。
司令官「で、一村と清岡。どちらかの部隊には、ドイツから日本変えてもらいたい。」
清岡「嫌です。あんな紙装甲の国の戦車なんかには乗りたくありません。」
一村「俺も、今のドイツから変えるつもりはありません。」
司令官「従わなかったら、今年のボーナス無しな。」
清岡「えっ⁉︎」
一村「グッ⁉︎」
司令官「決まらないなら、ジャンケンで決めたら。」
一村「分かりました。行くぞ清岡!」
清岡「あぁ!」
一村・清岡「最初はグー、ジャンケンポン!」
一村 グー
清岡 チョキ
結果、清岡敗北
一村「やったぜ!勝った!」
清岡「あんな紙装甲の戦車に乗りたくない。」
清岡はめっちゃ凹んでいた。
清岡「隊長!日本戦車ってまさかチハじゃないですよね!」
司令官「安心しろ。主力はチヌだ。また、5両だけチトを導入する。」
清岡「マジで!いつ間にそんな戦車を!」
司令官「チハで帝国の戦車には対抗できないことくらい、新兵でも分かるわ。」
清岡「隊長!マジ天才!」
司令官「後、お前の部隊に上陸作戦も兼ねて、特一式内火艇と特二式内火艇を編成するからな。今後は、林ともに上陸の訓練をしておけ。」
清岡「・・・・・・・・・・・・。」
清岡は膠着した。そして
清岡「嫌だアアアアアア!あんなメスゴリラと一緒に訓練なんて嫌だアアアアアア!」
一村「マジで良かった。」
司令官(お前ら、どんだけ林のことが嫌いなんだよ。)
そして、
司令官「一村、お前の部隊は基本主力戦車は、Ⅳ号戦車G型な。他にも、マルダーや三凸G型も編成する。」
一村「分かりました。」
司令官「そして、2人の部隊は、主力はⅢ号戦車M型な。また、三凸とⅣ号戦車G型、あと対空戦車も何両か編成するからな。」
ロニエ「はい!」
ティーゼ「先輩方の足を引っ張らないように、訓練を頑張ります!」
司令官「頑張れよ。それじゃあ、解散!」
こうして、あっさり会議は終了した。
8時45分
臨時食堂
俺は、清岡と一村とともに食堂に向かっていた。
清岡「メスゴリラと訓練、メスゴリラと訓練、メス・・・・・・・」
なんか、清岡が何かを唱えていた。
司令官「なんか、かわいそうだな。」
一村「原因はあなたですよ。隊長。」
そして臨時食堂に入ると、
司令官「くっさ!なにこの臭い。」
食堂内は、謎の紫色のモヤがかかっており、とても臭かった。
一村「テロですか?これ?」
すると、鳳翔がこちらにやってきて
鳳翔「すいません!提督実は、金剛さんと比叡さんが料理を作っており。」
司令官「料理でこんなモヤ出ないだろ!なにを入れたアイツら!」
すると、厨房から
金剛「ヘーイ、無事に私と比叡とのスペシャルカレーが出来ましたー。あっ⁉︎テイトークよかったら食べてくだサーイ。」
金剛の皿の上に載せられた料理は、紫色で、カレーではなかった。
司令官「おぅ、清岡!味見してやれ。」
清岡「えっ⁉︎俺ですか?」
司令官「ちゃんと食べたら、前の減給の件を無しにしてやる。」
清岡「やらせていただきます!」
一村「お前、プライドのかけらもないな。」
そして、席に座り清岡の目の前に紫色の食い物が置かれる。
比叡「では、どうぞ清岡中尉。」
清岡はスプーンをとり、
清岡「いただきます。」
紫色の食い物を口に運び、口の中に入れた。
そして、
ドサッ
清岡は、口から泡を吹いて失神した。
一村「衛生兵!」
すぐに衛生兵がやってきて、清岡は運ばれて行く。
司令官「金剛!比叡!」
金剛・比叡「はい!」
司令官「お前ら当分ここでの料理禁止な。」
金剛「そんな〜。」
比叡「ヒェェェ!」
こうして、清岡にとっての地獄が終わった。
午前9時
仮住宅地
俺は、艦娘の仮住宅地の所にあるものを置いた。そしてさっさと立ち去った。
数分後
怪我が完治した、川内型姉妹があるものを見ていた。
川内「なにこれ?」
神通「目安箱って書いてありますね。」
那珂「これってなんなの?」
神通「つまり、欲しいものややりたいことなどを書いて箱に入れれば、提督が見てくれるのでは?」
川内「なるほど!さすが提督!私も何か書こう!」
那珂「那珂ちゃんも!」
神通(提督は、本当に私たちの事を思ってくれているのですね。)
その後、川内型姉妹が欲しいものを箱に入れている姿を見た艦娘たちも、次々に欲しいものを書いて入れていった。
そしてその日の夜
午後8時
ほとんどの艦娘たちが寝静まった時間
俺は、目安箱を回収しに来た。
司令官「どれどれ。」
俺は箱を少し振ると、ガサガサ聞こえたので、
司令官「入ってる、入ってる。」
俺は箱を持って帰ることにした。
すると、
?「やっぱり、提督だったんですね。」
司令官「‼︎」
後ろを見ると、神通が立っていた。
司令官(一切、気配を感じなかった。)
神通「私もお手伝いしてもよろしいでしょうか?」
司令官「いいけど、遅くなるぞ。」
神通「構いません。」
こうして、俺は神通を連れて提督室に戻った。
午後8時10分
提督室
俺は、神通ともに目安箱の中を確認することにした。
司令官「どれどれ。」
内容は、
かわいいぬいぐるみが欲しい 電
かわいい洋服が欲しい 雷
レディーに合った服が欲しい 暁
美味しいものが食べたい 響
料理ブックが欲しい 鳳翔
最新の小型保湿機 那珂
最新のノートパソコン 川内
最新のおしゃれ雑誌 足柄
各地のお酒 那智
化粧品 羽黒
テレビ 北上と大井
コタツ 球磨
多摩 枕
色々あった。
司令官「みんな、欲しいものがたくさんあるんだなぁ。次は、」
俺がまた1枚の紙を広げると
神通「そ、それは!」
提督とデートがしたい 神通
司令官「・・・・・・・・・。」
神通「・・・・・・・////。」
司令官「行くか?」
神通「えっ⁉︎」
提督「コイツらの買い物も兼ねてだけど。」
神通「いいんですか?」
提督「いいよ。そろそろ俺も買い物に行きたかったから。」
神通「それでは・・・・・お願いします。///// 後、姉さんたちも連れいってよろしいでしょか?」
司令官「いいよ。」
こうして、俺たちは買い物に出かける事にした。
次の日
午後1時
仮住宅地
俺は、具体的に欲しいものがわからない者がいたので、その艦娘を尋ねた。
まず、最初に
妙高型が住んでる仮住宅
ガラガラ
司令官「羽黒。いるかー?」
羽黒「えっ⁉︎提督!?」
司令官「悪い。聞きたいことがあったから。今いいか?」
羽黒「は、はい!」
羽黒が俺の所に近づいてきて、
司令官「この化粧品って、どんなのが欲しいの?」
羽黒「えっ!?私はなんでもいいのですが。」
司令官「化粧品って、色々なメーカーがあるからなぁ。俺もあんまり詳しくないから。」
羽黒「そうですか。すいません。」
羽黒が落ち込むので
司令官「なんなら、一緒に買いに行くか?」
羽黒「えっ⁉︎」
司令官「いや、明日買いに行くつもりだから。」
羽黒「いいんですか?」
司令官「いいよ。なんなら、他に一緒に行く艦娘もいるから。」
羽黒「じゃあ、お言葉に甘えて。」
司令官「ほんじゃ、明日よろしく。」
こうして、羽黒も一緒に行く事になった。
次は、
吹雪型が住んでる仮住宅
ガラガラ
司令官「吹雪いるかー?」
すると、
叢雲「何だ。アンタだったのね。」
叢雲が出てきた。
司令官「よっ。叢雲。吹雪いる?」
叢雲「吹雪なら、風呂に入ってるわよ。」
司令官「そうか。じゃあ後で来るから伝えておいて。」
叢雲「分かったわ。」
俺は、一旦吹雪の事を後にした。
そして次に訪れたの場所は
一航戦が住んでる仮住宅
俺が加賀のいる仮住宅に入ろうとすると、
加賀「提督何か用でしょうか?」
前から加賀がやって来た。
司令官「あぁ、ちょうど良かった。お前に聞きたいことがあって。」
加賀「何でしょうか?」
司令官「お前が目安箱に入れた内容の本についてだけど、どんな本が欲しいの?」
加賀「そうね。考えていなかったわ。」
司令官「なら、一緒に買いに行くか?」
加賀「なぜ、一緒に行く必要があるの?」
司令官「お前がどんな本が欲しいか分からないから、一緒に本屋に行って決めないかと思って。」
加賀「そう。分かったわ。なら、同行させてもらいます。」
司令官「それじゃあ、明日行く予定だから、準備しておいて。」
俺は加賀とも行く約束をしたら、俺はまた、吹雪たちの所に向かった。
再び吹雪型が住んでる仮住宅
ガラガラ
司令官「吹雪いるかー?」
吹雪「はーい。今行きます。」
吹雪が奥から
吹雪「すいません。さっき来てくれてたみたいで。」
司令官「いいよ。今は自分の事を優先していいから。」
吹雪「ありがとうございます。で、用とは?」
司令官「お前か、目安箱の内容で、新しい下着が欲しいって書いてたけど、これ俺が買いに行くのも、周りから見たらヤバいから、一緒に買い
物について来て欲しいんだけど。」
吹雪「えっ!?一緒にですか?」
司令官「頼む。一緒に来て欲しい。」
吹雪「私は、大丈夫ですよ。」
司令官「明日だけど。」
吹雪「司令官がそこまで言うなら、いいですよ。」
司令官「ありがとう。助かる。」
こうして、明日一緒に買い物に行くメンバーが決まった。まぁ、後3人にはついて来てもらうが。
午後3時
提督室
俺は、ある3人を提督室に呼んだ。
コンコン
司令官「入れ。」
ドアが開き、
一村「失礼します。」
ロニエ「失礼します!」
ティーゼ「失礼します!」
司令官「悪いな。急に呼び出して。」
一村「いつものことです。」
司令官「まぁな。早速だけど、明日の買い物にお前たちにも、同行してもらいたい。」
一村「いいですよ。どうせ、暇ですし。」
司令官「悪いな、助かるよ。後、一村。ハーフトラックを・・・・・・。」
一村「嫌です。」
司令官「えっ⁉︎」
一村「なんで、買い物に行くだけで、ハーフトラックが必要になるんですか!」
司令官「いや、大勢で行くから。」
一村「大勢で行くなら、バンで充分ですよ!」
司令官「荷物も多いから。」
一村「せめて、輸送トラックまでですよ!」
なにも言い返せない。
一村「輸送トラックは、1台出してあげます。それ以上は、何も出しません!」
司令官「はい。それでお願いします。」
一村「まったく、新米の彼女たちに変な影響を与えることは、控えてください。」
司令官「はい。かしこまりました。」
一村「そういことらしいです。2人とも、明日用意しておくように。」
ロニエ・ティーゼ「はい!」
なんで、こいつが仕切ってんの。
こうして、明日の準備は終わった。
翌日
午前9時
朝、鎮守府の入り口に買い物に行くメンバー華集まった。しかし、
司令官「お前ら、私服は?」
艦娘達は、普段の制服のままだった。
川内「あるわけないじゃん。藤原の時なんて、外出は一切ないんだから。」
司令官「マジか。それって他の艦娘も同じかな?」
川内「そうだね。私服を着た艦娘なんて見たことがないから。」
司令官「目的地に着いたら、先にコイツらの服を買うか。」
一村「そうですね。それがいいかと。」
俺たちは、向こうでやる事を決め、車に乗り込んだ。
バンに乗っているメンバー
司令官
ロニエ
川内
神通
那珂
羽黒
吹雪
加賀
輸送トラック
一村
ティーゼ
そして、出発した。
目指すのは、三井アウトレットパークだ。また、途中で、電気屋に寄って行く予定だ。
そして、バンの車内において
那珂「那珂ちゃん、ここのお店も行きた~い。」
神通「私は、服さえ買えれば、それで充分だけど。」
那珂「ええ〜。せっかくだから、他の店も見ていこう。」
川内「私は、最新のパソコンさえ、入手できたらゲームでも、買おうかな。」
めっちゃ、テンションが高かった。
司令官「女子って、普段こんなもんなの?」
ロニエ「さぁ、人それぞれでは。」
司令官「お前は、いつもティーゼと仲がいいよな。」
ロニエ「はい。同じ地区出身でして、幼いころからいつも一緒で。」
司令官「ふ〜ん。そうなのか。」
ロニエ「私、いつか立派な軍人になれるでしょか?」
司令官「それは、自分次第だ。」
ロニエ「私、実はある先輩に勧められて連邦に入ったんです。」
司令官「へぇ〜。どんな先輩なんだ。」
ロニエ「とても優しい方なのですが、戦いとなるととても強く、私ではとても追いつけないです。」
司令官「ソイツは、そんなに強いのか?」
ロニエ「はい。特に、剣での戦いが、強い方なんです。」
司令官「剣ねえ〜。俺も使ってるが。なんて名前だ?」
ロニエ「キリトって言う方です。」
司令官「キリト!」
ロニエ「知っているんですか?」
司令官「俺の後輩で、アイツが連邦に入隊した時に指導した1人だ。」
ロニエ「えっ!?では、キリト先輩から聞いた最強鬼指揮官って?」
司令官「多分俺だ。」
ロニエ「なら、2頭流を使えるんですか?」
司令官「使えるよ。」
ロニエ「まさか、提督だったなんて。」
司令官「アイツ、今何をしてるだ?」
ロニエ「今は、部隊の隊長をしてましたはずです。」
司令官「そうか。」
ロニエ「あの、では昔デビルと恐れられたのですか?」
司令官「あぁ、俺1人で、3万人近く殺したからな。」
俺は、その後、全てをロニエに話した。
一方 輸送トラックにおいて
ティーゼ「一村先輩は、昔も提督の部下だったんですよね。」
一村「そうだよ。」
ティーゼ「提督の事を、どう思っているんですか?」
一村「信頼してるよ。いつも部下の事を思ってくれている。」
ティーゼ「確か、中国戦線の時に、一緒に戦ったんですよね。」
一村「そうだね。でも隊長は、その前にー。」
ティーゼ「知っています。部下を全員失い。その後3個師団を壊滅させ、デビルと恐れられたことも。」
一村「どこでそれを知った。」
ティーゼ「岡本少佐から。」
一村「そうか。でも隊長の部下を殺したのは、連邦だ。」
ティーゼ「えっ⁉︎」
一村「隊長の部隊が橋を渡る前に爆破し、孤立させたのも全部当時の指揮官だ。」
ティーゼ「そんな!」
一村「当時の指揮官は、朱雀院椿。隊長の幼馴染だ。」
ティーゼ「え!?」
一村「隊長は、今でもあの人を恨んでるよ。多分次に会ったら、その人を殺しかねない。」
ティーゼ「・・・・・・・・。」
一村「隊長は、いづれ決着をつけると思うよ。連邦とも帝国とも。」
ティーゼ「一村先輩は、着いて行くつもりですか?」
一村「俺は、隊長に何度も助けられた。今俺がいるのも、隊長のおかげだ。」
ティーゼ「本当に信頼しているのですね。」
一村「俺だけじゃない。清岡も林も、あの時に隊長の部下だったヤツはみんな隊長を信頼してるよ。だから、最後まで隊長の部下として責務を
果たすつもりだ。」
ティーゼ「私は、その時どうすればいいでしょうか?」
一村「それは、君が決めるべきだ。」
ティーゼ「そうですよね。」う
そっからも、一村は、司令官の事を全て教えた。
午前11時
三井アウトレットパーク
司令官「着いたな。」
那珂「早速行こう!」
司令官「迷子になるから、走るな!」
一村「・・・・・・・。」
神通「那珂ちゃん走ってはダメです。」
川内「行くぞー。」
吹雪「川内さん!」
羽黒「川内ちゃん!」
加賀「今日は疲れそうですね。」
ロニエ「そうですね。」
ティーゼ「私たちも行きましょう。」
こうして俺たちの買い物が始まった。
まず、最初は、
服を買うために、
1階ののフロアを見て回る。すると、
那珂「那珂ちゃん。あのお店見てくる。」
司令官「いいぞ。好きに見てまわれ。」
那珂「りょーかい」
そっからは、色々服を見て周りった。
司令官「女子って色々めんどくさいな。」
一村「そうですね。」
俺は、毎度店によるたんびに、外で一村と待ち、荷物を持った。あまりにも、荷物が多いため
司令官「お前ら。俺らは少し車に荷物を置いてくる。」
川内「ok」
そう返事がきたため、俺と一村は駐車場に戻った。
荷物を1通り積み終わり、戻っていると
?「大杉君!?」
司令官「!」
突如、後ろから声が聞こえた。俺にとっては聞き覚えのある声だが、俺にとってはもっとも憎いヤツだ。
司令官「椿。」
一村「椿って、あの隊長の部下を!」
朱雀院 椿 18歳 階級中佐
元司令官の幼馴染たが、中国戦線において指揮官をしていた際に、橋の爆破を命令し、司令官の部隊を孤立させた。
椿「ひ、久しぶりだね。」
司令官「・・・・・・・・。」
椿が俺に近づいてくる。
司令官「今更、何のようだ。」
椿「あのね・・・最近、頑張ってるって聞いて。」
司令官「どっかの誰かさんせいで、部下を全員失ったけどな。」
椿「それは、・・・・・・・」
司令官「俺が、お前を許したとでも思っているのか?」
椿「私はね。あの時のことをずっと謝りたくて。」
俺は、その発言に腹が立った。
司令官(何が謝りたいだ!お前のせいで・・・・・・アイツらは、アイツらは。)
椿「大杉君?」
司令官「誰のせいでアイツらが死んだと思っている!」
椿「!」
司令官「お前の命令で、俺の部下は死んだ!それで、何年も俺を避けてたくせに、今謝りたい?ふざけんな!」
椿「・・・・・・・・・・!」
司令官「お前が、謝ったところでアイツらが死んだことは、変わらない!」
椿「大杉君。あれは・・・・・・」
司令官「言い訳なんざ聞きたくねえ!」
椿「お願い聞いて・・・・あれは・・・・・。」
椿は涙を流していた。
司令官「お前はいつか必ず殺す!俺の手で!」
椿「・・・・・・・。」
司令官「それまでは、二度と俺の前に姿を見せるな!」
椿「・・・・・・・・・。」
神通「提督?」
司令官「!」
横を見ると、みんながいた。
司令官「一村、行こう。ここにいても無駄だ。」
一村「はい。」
俺は、みんなを連れてここを後にした。
その後は、昼食を取った後、電気屋や他のショッピングセンターを周り、みんなが頼んでいた物を買った。
そして帰りのバンにおいて
ロニエ「隊長。あの人が?」
司令官「そうだ。朱雀院椿だ。俺の部隊を孤立させ、壊滅させた張本人だ。」
そっからは、気まずい空気が車内に漂った。
そして、無事に鎮守府に辿り着き、
司令官「一村。みんなにこれを配ってやってくれ。」
一村「え!?隊長は?」
司令官「悪い。少し休ましてくれ。」
一村「わかりました。」
俺は、その場を後にして提督室に戻りそのまま、眠りについた。
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