佐世保鎮守府の休み前日

〜1800 執務室〜

光信「・・・一緒に寝たい？」

大和「は、はい・・・以前は夜這いかけた形になってしまったので・・・」

光信「夜這いかけた自覚はあったんだな？」

大和「う・・・」

光信「それで？何故急に」

大和「それは・・・」

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長門「なぁ陸奥」

陸奥「何？長門」

長門「久しぶりに光信と寝たいと思わんか？」

陸奥「・・・そのセリフだけ聞くととんでもないこと言ってるように聞こえるわ」

長門「そういう意味で陸奥はとらえたんだな・・・」

陸奥「ちょっとからかっただけじゃない・・・」

長門「・・・」

陸奥「子供の時のこと思い出したの？」

長門「そんなとこだ。大和はどうだ？」

大和「え？」

長門「光信に夜這いかけて満足したのか？」

大和「夜這いって言い方しないでください！そもそもあのアドバイスしたのあなた達じゃないですか！」

陸奥「それはそうだけど・・・」

大和「仮にいいと言われても霞ちゃんたちがどう動くか・・・」

長門「ならば私と陸奥で霞もたちに話をしてみよう」

大和「・・・私が提督に直談判を・・・と」

陸奥「お願いできるかしら」

大和「・・・分かりました」

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大和「と、いうわけなんです・・・」

光信「・・・その辺は曙たち次第だ。俺は知らん」

ｺﾝｺﾝ

光信「ん？いいぞ」

ｶﾞﾁｬ

霞「司令官、今いいかしら」

光信「あぁ構わんが」

霞「ん？大和もいるのね。ちょうど良かったわ」

大和「え？」

霞「陸奥さんからお願いされたのよ。大和たちが司令官と一緒に寝たいからって」

光信「それで？お前たちの答えは？」

霞「本音は嫌だけど今日くらいはいいでしょって結論よ」

憲兵長(前提督)「すっかり甘えん坊になったんだな」

霞「まぁね。あの時助けてくれたのが司令官ですもの。どっかの誰かさんは大本営に行ってたみたいだけど」ｼﾞﾄ

前提督「・・・すまん」

光信「まぁまぁ責めてやるな。大和、霞が言った通りだ。今日1日ならいいみたいだな」

大和「ありがとうございます」ﾍﾟｺ

前提督「提督殿、終業時刻はすぎていますが・・・」

光信「ん、そろそろ夕餉の時刻だ。憲兵長、朝潮と食堂に向かうといい。大和と霞も食堂に行くこと」

3人「了解」

ｶﾞﾁｬ ﾊﾟﾀﾝ

光信「・・・行かないのか？」

霞「・・・」

光信「霞？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

霞「・・・ｸﾞｽ」ｷｭｯ

光信「・・・(参ったな)」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

〜2030 提督私室〜

光信「・・・」読書中

ｺﾝｺﾝ

光信「ん、ええぞ」

ｶﾞﾁｬ

長門「光信、すまない」

光信「何がや」

長門「私たちの我儘を聞いてもらって・・・」

光信「お礼を言うなら霞たちに言うてくれん？執務室で霞泣き出して大変だったんやぞ？」

陸奥「そういえば曙ちゃんも満潮ちゃんも泣きそうな顔してたわね」

光信「あんま望ましくないんやが、完全に依存体質になってしもうとるわ・・・」

大和「提督は命の恩人みたいな方だって鳳翔さんたちも言ってましたね」

光信「命の恩人とかやめてくれ。俺はそんな肩書き欲しくてやっとるわけやないし」

大和「でも結果的にそういう位置付けになってしまってますよね」

光信「あの3人も座学教えてる時はしっかりしてんだけどなぁ・・・業務終わったらこの部屋に来て甘え出すからな・・・」

長門「いいじゃないか。ここの前提督はクソ提督だのクズだの言われてたみたいだしな」

光信「それはどこの鎮守府も同じちゃうん？というか珍しいな。お前たちが一緒に寝たいって。童心を思い出したんか？」

陸奥「まぁそんなところね」

光信「まぁええけど。服は脱ぐなよ？」

長門「フラグか？」

光信「・・・部屋の外に放り出すぞ」ｷﾞﾛ

長門「ごめんなさい・・・怖いから睨まないで」ｳﾙｳﾙ

陸奥「ほんと光ちゃんには弱いわね」

光信「お前も人の事言えんやろ」

陸奥「な、なんのことかしら・・・」

光信「・・・曙に電話して今すぐにでもつまみ出してやるわ」

長門型「ごめんなさいごめんなさい！調子に乗りました！」ﾄﾞｹﾞｻﾞ

大和「・・・ビッグセブンの威厳がまるで無い」

光信「明日全員休みだからって羽目外すなよ」

大和「外したら・・・」

光信「廊下で寝させる」

大和「・・・気をつけます」

〜2115〜

光信「・・・」

長門「〜♪」

陸奥「〜♪」

大和「落ち着きます・・・」

光信「・・・本読めねぇ」

長門「たまにはいいじゃん！私たちにもっと構ってよ！」右腕抱き着き

陸奥「そうだよ！艦娘になって再会するまで寂しかったんだから！」左腕抱き着き

大和「提督の背中安心します・・・」背中に抱き着き

光信「・・・お前らわざと胸当ててんだろ」

長門「しーらない」

光信「お前と陸奥は昔からそうだったな・・・」

陸奥「ずっと好きだったんだよ？」

光信「ずっとていつだよ」

陸奥「ん〜保育園に通ってた時からかな？長門もその頃からだもんね〜」

長門「恥ずかしい・・・」

光信「そして大和は・・・なぜ胸を押し付ける」

大和「ここに着任して間もない頃睦月ちゃんに『偽乳』って言われてしまいまして・・・」

※番外編#1参照

光信「それとこれどう関係あるん」

大和「提督なら証明してくれるかと」

光信「なんの証明！？」

大和「それに提督になら触られてもいいかなと・・・」

光信「俺に憲兵に捕まれって言うとんか」

大和「そ、そういう訳じゃありません！」

長門「大和は奥手なんだね〜」

大和「長門さんには言われたくないです。というかキャラ変わりすぎです」

陸奥「これが長門の素よ？慣れてもらわないと」

大和「陸奥さんもたいがいだけど・・・」

陸奥「バカにされたの？私」

光信「俺は慣れてるから構わんが・・・大和はそういう反応になるな」

大和「提督は長門さんと陸奥さんの胸触ったことあるんですか？」

光信「ない。押し付けられそうになったことはあるが」

長門「いつまでたっても来ないんだもん・・・」

光信「だからって胸押し付けるバカがどこにおる」

陸奥「いいじゃん。このまま3人とも娶る？」

大和「・・・この格好暑い」

光信「・・・」ｷｺｴﾅｲﾌﾘ

長門「大和は寝る時どんな格好してるの？」

大和「すっぽんぽんです！」

陸奥「あら、長門と私と同じなのね♪」

光信「(なんつー会話してんだこいつら)」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

光信「2145・・・そろそろ寝るか」

大和「あの・・・提督・・・」

光信「胸なら触らんぞ」

大和「まだ何も言ってませんよ！？」全裸

光信「長門、陸奥、お前たち服脱いでんじゃねぇ！大和お前もだ！」

長門「いいじゃん。この格好が寝やすいんだから」全裸

陸奥「子供の時なんてお風呂一緒に入ってたじゃない」全裸

光信「・・・勝手にしろ」

大和「・・・提督」

光信「なんだ」ｸﾙ

大和「んっ・・・」ﾁｭ

光信「！？」

長門「！？」

陸奥「！？」

光信「大和・・・お前いったい・・・」

大和「初対面の時は驚きましたが・・・大好きです、提督」ﾌﾌｯ

光信「・・・」

長門「・・・光信」

光信「ん？」

長門「・・・ん」ﾁｭ

光信「ふぁ、ふぁふぁほ？」

長門「私も好きだ。子供の頃からずっと・・・」

光信「お前ってやつは・・・」

陸奥「光ちゃん・・・ん」ﾁｭ

光信「むふ？」

陸奥「私も子供の頃からずっと好きだったのよ」

光信「・・・はぁ」

大和「提督」

光信「今度はなんなんだ・・・んぶっ」

大和「ふふっ」ｷﾞｭｰ ﾑﾈｵｼﾂｹ

光信「んー！んー！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

〜5分後〜

光信「死ぬかと思った・・・」

大和「提督・・・舌使い最高でした・・・おっぱいが唾液まみれでちょっと嬉しいです」ﾊｧﾊｧ

光信「誤解を生むような言い方やめてくんね？曙たちに刺されても知らねーぞ？」

大和「・・・」ｳｯﾄﾘ

光信「・・・ダメだこら」

長門「光信、私たちも残っていることを」

陸奥「わすれないでね？」

光信「・・・」ｾﾞﾂﾎﾞｳ

〜その後長門と陸奥にも同じことをされた〜

〜2230〜

光信「・・・zzz」

長門「もう2230か・・・どうやって寝よう」

陸奥「私と長門は光ちゃんの両隣ね。大和は・・・」

長門「大和は光信の上でいいだろ」

大和「いいんですか？」

長門「私たちは子供の頃一緒に寝てたからな・・・」

大和「では・・・お言葉に甘えて・・・」

3人「おやすみなさい」

ﾊﾟﾁﾝ

〜0000〜

光信「zzz」

長門「zzz」

陸奥「zzz」

大和「・・・うーん」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

〜0700〜

光信「・・・」

長門「ふあぁ・・・おはよー光信」

陸奥「おはよ。大和は・・・まだ寝てるのね」

光信「夜中に泣いてたみたいでな」

長門「・・・おそらく大戦時の記憶だろうな」

光信「仕方ない。お前は元人間でもクロスロードの記憶あるんだろ」

長門「・・・そうだな」

陸奥「私は今すぐにでも艦娘辞めたいわ・・・」

光信「柱島での三番砲塔爆発だからなお前の場合・・・」

大和「・・・う、うぅん」

光信「起きたか大和」

大和「おはようございます、提督」

光信「0700・・・とはいえ今日は全員休暇だ自由にしてていいぞ」

長門「戦艦棲姫たちにもその話は伝えてあるんだろ？」

光信「あぁ。深海の提督にも休みだから演習は受け付けんと通達してある」

陸奥「根回しが早いことで・・・」

光信「あいつらも休み欲しかったんだろ。通信中にもかかわらず喜んでたからな・・・」

大和「平和なのが1番ですね・・・」

光信「・・・そうだな」

大和「ふふ」ｷﾞｭｰ

光信「甘えん坊め」

長門「諦めろ。光信を狙っているのは曙たちだけじゃないってことだ」

光信「・・・はぁ」