〜1800 食堂〜

満潮「司令官一緒に食べよ？」

光信「慌てなくても逃げないから・・・な？」

満潮「油断したら隣には青葉とか曙とかいるし・・・」

光信「それを言われてもなぁ・・・」

満潮「むぅ・・・」ﾌﾟｸｰ

光信「拗ねるな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

満潮「じゃあ今日一緒に寝てくれるならいいよ」ﾌﾟｰ

光信「それでいいのか？」

満潮「うん」

光信「わかった。食べ終えたら部屋に来なさい」

満潮「そうする」

光信「・・・いただきます」

満潮「いただきます」

ーーーーーーーーーー

光信「食べにくくないか？」

満潮「全然平気よ？」ﾋｻﾞﾉｳｴ

光信「・・・膝の上でも？」

満潮「ええ。それに司令官の主h・・・いたっ」ｺﾁﾝ

光信「言わせないからな？」

満潮「ぶー・・・」

光信「霞といいお前といい・・・」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

満潮「いいじゃない・・・司令官との子ども欲しいって思ったって・・・」

光信「考えるなとは言わんが・・・」

満潮「じゃあいつか霞と曙入れて夜戦・・・」

光信「しない」

満潮「なんでよ！」

光信「そもそも食堂でそんな話持ち出すな！」

満潮「・・・はーい」ﾑｽ

光信「・・・はぁ」

〜2000 提督私室〜

光信「・・・」ﾄﾞｸｼｮﾁｭｳ

ｺﾝｺﾝ

光信「ん？」

ｶﾞﾁｬ

満潮「司令官」

光信「満潮、いらっしゃい」

満潮「ん・・・」ﾄﾃﾄﾃ

光信「ん？」

満潮「えいっ」ｷﾞｭｰ

光信「甘えん坊・・・」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

満潮「嬉しいくせに」

光信「嫌いじゃない」

満潮「まぁいいけど」

光信「そうか」

満潮「ねえ司令官」

光信「ん？」

満潮「私たち駆逐艦だけど、ケッコンカッコガチできるのかしら」

光信「条件満たせばできるって元帥が言ってたな」

満潮「そうなの？」

光信「あぁ。俺たち人間と艦娘の間に『ケッコンカッコカリ』なんていうシステムがあるのは全員知ってるよな」

満潮「えぇ。練度99にならないと出来ないんだけど・・・」

光信「練度上限解放、燃費向上が目的とはいえ『ケッコン』って付いてしまってる。当然意識してしまう艦娘も少なからずいるだろう。大本営の榛名とかな」

満潮「・・・」

光信「仮にこの戦争が終わり複数の艦娘とケッコンカッコカリを行っているとしてその中から誰か一人だけ選べ・・・なんて言われてできるか？俺は無理だ」

満潮「そうね・・・中には1人だけ選べる人や1人しか選んでない人もいるだろうけど・・・」

光信「そこで元帥が珍しく動いてな」

満潮「どういうこと？」

光信「俺が提督で、満潮たちが艦娘あるいは退役しても元艦娘であることが証明出来れば複数と結婚できるらしい」

満潮「あの元帥にしてはよくやったわ」

光信「ただ、それだけじゃない。お前たちと結婚するには今言った条件だけじゃ足りない」

満潮「まだあるの？」

光信「・・・ケッコンカッコカリ済であることだ」

満潮「つまりこのままじゃ司令官と艦娘としての関係が認められてもケッコンカッコカリしていなければ出来ないってこと？」

光信「それが条件らしい」

満潮「・・・めんどくさいわね」

光信「仕方ない。結婚したいなら早く練度あげないとな」

満潮「なら私たち3人を加賀さんたちと出撃させて欲しいわね」

光信「ん、わかった」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

満潮「ん・・・よいしょ」ﾋｻﾞﾉｳｴ

光信「お前たち膝の上に座るの好きだよな」

満潮「んーやっぱり落ち着くのよね・・・」

光信「曙も霞も同じこと言うからなぁ・・・撫でられても落ち着く、抱きついても落ち着くって・・・」

満潮「事実だからね・・・不知火と時雨、青葉にも聞いてみたら？あと春雨。ライバルが増えるのは嫌だけど」ﾑｽ

光信「ライバル？」

満潮「こっちの話よ」

光信「そうか」

満潮「そういえば霞と曙は？」

光信「外出。明日帰ってくるさ」

満潮「ということは司令官と二人きりなのね」

光信「そうなるな」

満潮「そっか・・・」

光信「・・・どこ触ってんだお前」

満潮「え？司令官の主砲・・・だけど・・・」ﾆｷﾞﾆｷﾞ

光信「・・・なぜ？」

満潮「そりゃあ・・・夜戦を・・・」

光信「しないっつの。憲兵に連れていかれても知らんぞ」ｺﾁﾝ

満潮「いけず・・・」ﾑｯｽｰ

光信「これで我慢しなさい」ｷﾞｭｰ

満潮「・・・まぁいいか」

光信「そこまでして子供欲しいか？」

満潮「うん」即答

光信「即答されるとは・・・」

満潮「特に霞は私よりひどいと思うわよ？あの子母性本能強いから」

光信「・・・なんかわかる気がする」

満潮「1番しっかりしてるように見えるけど結構ワガママで甘えん坊だからね・・・」

光信「・・・」

満潮「霞と2人きりの時はワガママ聞いてあげて欲しいの」

光信「元よりそのつもりだ」

満潮「ありがと・・・でも今は私と二人きりだから・・・」

光信「ん？」

満潮「ん・・・」ﾁｭ

光信「ん・・・」ｷﾞｭｰ

満潮「ふふっ」

光信「満潮も霞に負けないくらいの甘えん坊じゃないか？」

満潮「それはどうでしょうね」

光信「俺としては大和みたいにならなければそれでいいんだがな・・・」

満潮「ん？大和？何かあったの？」

光信「服は脱ぐし胸押し付けるし・・・それに乗っかって長門と陸奥も同じことしてきたからな・・・」※甘えたい戦艦3人衆をご覧下さい

満潮「・・・」ﾋﾟｷｯ

光信「・・・乗り込むなよ？」

満潮「なんでわかったのよ」

光信「顔つき」

満潮「むぅ・・・何かしら対策はしたんでしょうね」

光信「当面の間私室立ち入り禁止。執務室は任務内容や作戦を伝えるために制限はかけられんが」

満潮「あの人たち泣いてたんじゃない？」

光信「まぁな・・・」

満潮「結婚するなとは言わないけど・・・」

光信「自分たちが先・・・ってか」

満潮「それだけは譲れないわ」

光信「・・・」

満潮「そろそろ眠くなってきたわ・・・」

光信「寝るか？」

満潮「そうする」

光信「おやすみ満潮」

満潮「おやすみなさい」

〜0000〜

満潮「ん・・・」ﾊﾟﾁ

光信「zzz」

満潮「0000・・・か・・・」ﾑｸ

光信「zzz」

満潮「あなたが来てから霞も明るくなったわ。ありがとう司令官」

光信「zzz」

満潮「どこにも行かないで・・・」ｷﾞｭ

光信「・・・ん」

満潮「起こしちゃった？」

光信「満潮・・・寝れないのか？」

満潮「まぁね・・・」

光信「そっか」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

満潮「・・・聞かないの？」

光信「西村艦隊でのことだろ？」

満潮「・・・」ｺｸ

光信「・・・こっちにおいで」

満潮「・・・うん」ｷﾞｭ

光信「悪夢は消えねぇ。辛い記憶だろうが乗り越えられるまで俺はこうしてやるからな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

満潮「うん・・・」ｸﾞｽ

光信「いつか山城も最上も見つけてやる」

満潮「うぅ・・・うぁ・・・」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

光信「・・・」ｷﾞｭｰ

〜0130〜

満潮「ｸﾞｽ・・・司令官・・・ありがと」

光信「もういいのか？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

満潮「えぇ、司令官がそばにいてくれたし・・・ずっと撫でてくれてたから」

光信「そっか。寝るか？」

満潮「・・・行きたいところあるんだけど」

光信「わかった。着替えるか？」

満潮「そうね・・・ちょっとまってて？」

〜5分後〜

満潮「司令官お待たせ」←着替えた

光信「ん？おかえり」←着替えた

満潮「司令官も着替えたのね」

光信「さすがに部屋着で出る訳にはな・・・」

満潮「それもそうね。行きましょ司令官」

光信「あぁ」

〜鎮守府裏 艦娘の墓〜

光信「ここに来たかったのか？」

満潮「そうね。丑三つ時は近いけど・・・」

光信「・・・」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

満潮「・・・」合掌

光信「」合掌

・・・・・・・・・

満潮「・・・よし」

光信「もういいか？」

満潮「うん、でもまだ部屋に戻りたくないかな・・・」

光信「港にでも行くか」

満潮「うん・・・」

光信「・・・青葉、そこで何してる」

満潮「え？青葉？」

青葉「すみません・・・」

光信「川内もいるな？」

川内「なんでバレるかなぁ・・・」ｼｭﾀ

満潮「！？！？」ｷﾞｭｰ

光信「・・・何してたんだ？満潮怖がってるだろ」

青葉「いえ、これを・・・」

光信「花束・・・ということは川内も同じことか？」

川内「そんなとこかな・・・」

光信「黙っといてやる。だが手を合わせたなら速やかに部屋に戻ること。いいな」

川内・青葉「了解(分かりました)」

満潮「司令官」

光信「あぁ」

ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ

〜鎮守府 港〜

光信「・・・」ベンチに腰かけ

満潮「・・・」ﾋｻﾞﾉｳｴ

光信「落ち着いたか？」

満潮「うん・・・だいぶ落ち着いたかな・・・」

光信「・・・」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

満潮「司令官、お願いがあるんだけど」

光信「なんだ？」

満潮「今、思いっきり抱き締めて欲しいの」

光信「なんでまた」

満潮「お願い・・・」

光信「・・・」ｷﾞｭｰｯ

満潮「・・・っ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

光信「・・・いたかったか？」

満潮「ううん・・・司令官の温もりが伝わってきたらつい・・・」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

光信「お前たちを残して死ぬつもりは無い。この戦いが終わるまでお前たちを守り抜いてやるさ」

満潮「うん・・・うんっ・・・」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

光信「そろそろ部屋に戻るか」

満潮「・・・その前に司令官」

光信「ん？」

満潮「・・・んっ」ﾁｭ

光信「ん・・・満潮？」

満潮「大好き・・・司令官」ﾆｺｯ

光信「・・・ありがとな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

満潮「部屋に戻ろ？」

光信「あぁ」

〜0700 提督私室〜

光信「ん・・・朝か・・・」ﾉﾋﾞｰ

満潮「zzz」

光信「ん？」

満潮「zzz」全裸

光信「・・・脱ぐ癖あんのかこいつ」

満潮「ん・・・んぅ・・・」

光信「目覚めたか？」

満潮「うん・・・おはよ、司令官」

光信「なぁ、なんで服脱いでんだ？」

満潮「えっと・・・えいっ」

光信「んぶっ」

満潮「・・・大和が胸を押し付けたくなる理由分かるわ」ﾑﾈｵｼﾂｹ

光信「満潮？」

満潮「あっ・・・」

光信「・・・」引き剥がし

満潮「むぅ・・・」

光信「そういうのは結婚してから」

満潮「じゃあ結婚した時は覚悟しててよね？霞と曙と一緒にね」

光信「・・・マジか」

満潮「そろそろ朝餉行くわよ」着替えた

光信「・・・そうだな」

満潮「司令官」

光信「ん？」

満潮「覚悟決めてよね」ﾙﾝﾙﾝ

ｶﾞﾁｬ ﾊﾟﾀﾝ

光信「・・・ま、アイツらがそれでいいのなら応えるしかないか」